JP3711809B2 - 容器保持体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は容器保持体に係り、特に、自動車等の車両の車室内に搭載される容器保持体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車等の車両の車室内に搭載される容器保持体が知られており、その一例が実開平6−79639号に示されるている。
【0003】
図9に示される如く、この容器保持体では、円柱状容器100が遊挿可能な挿通孔102を備えた板状のホルダ基体104と、このホルダ基体104における挿通孔102の下方に配設されて、円柱状容器100の底部が載置されている支持部材106とを備えており、円柱状容器100が小径の場合には、円柱状容器100を支持部材106に載置した後、調整プレート108を挿通孔102内に一定量だけ突出させて円柱状容器100を保持するようになっている。また、円柱状容器100が定形外の場合には、容器100を支持部材106に載置した後、調整プレート108を挿通孔102内に一定量だけ突出させ、更に、回動アーム110を回動して、調整アーム110Aを容器100と略当接する任意量だけ挿通孔102内に突出させ、容器100を保持するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この容器保持体では、図9に二点鎖線で示される様に、開口部側が拡径した、カップ形状の容器120を保持した場合には、容器120の開口部側の径が大きいと、容器120の上部が、隣に載置された容器100または容器保持体を取り付けたインストルメントパネルの取付壁部等の隣接する部材と干渉する。この結果、使用性能(使い勝手)が良くない。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、隣接載置された容器同士または隣接する部材と容器との干渉を防止し、使用性能を向上できる容器保持体を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明の容器保持体は、複数の容器の各側面を支持する複数の容器側面支持部と、
前記複数の容器の各底部を支持する水平部を有する複数の容器底部支持部と、
前記容器底部支持部に形成され前記水平部より高い位置にあり、前記水平部によって支持された前記複数の容器の底部を、前記複数の容器の上部が互いに離間する方向に傾いた状態にする傾斜部と、
を備えることを特徴とする。
【0007】
従って、容器保持体に載置された複数の容器は、各側面を容器側面支持部によって、各底部を複数の容器底部支持部によって支持されると共に、容器底部支持部に形成され容器底部支持部の水平部より高い位置にある傾斜部によって、複数の容器の上部が互いに離間する方向に傾いた状態にされる。この結果、開口部側が拡径したカップ形状の容器を載置した場合にも、容器同士が互いに干渉するのを防止することができるため、使用性能を向上できる。
【0012】
請求項2記載の本発明の容器保持体は、容器の側面を支持する容器側面支持部と、
前記容器の底部を支持する水平部を有する容器底部支持部と、
前記容器底部支持部に形成され前記水平部より高い位置にあり、前記水平部によって支持された前記容器の底部を、容器が隣接する部材に干渉するのを防止する方向に傾いた状態にする傾斜部と、
を備えることを特徴とする。
【0013】
従って、容器保持体に載置された容器は、側面を容器側面支持部によって、底部を容器底部支持部によって支持されると共に、容器底部支持部に形成され容器底部支持部の水平部より高い位置にある傾斜部によって、容器が隣接する部材に干渉するのを防止する方向に傾いた状態にされる。この結果、開口部側が拡径したカップ形状の容器を載置した場合にも、容器が隣接する部材に干渉するのを防止することができるため、使用性能を向上できる。
請求項3記載の本発明の容器保持体は、複数の容器の各側面を支持する複数の容器側面支持部と、
前記複数の容器の各底部を支持する水平部を有する複数の容器底部支持部と、
前記容器底部支持部に形成され前記水平部より高い位置にあり、前記水平部によって支持された前記複数の容器の底部を、前記複数の容器の上部が互いに離間する方向に傾いた状態で且つ隣接する部材に干渉するのを防止する方向に傾いた状態にする傾斜部と、
を備えることを特徴とする。
従って、容器保持体に載置された複数の容器は、各側面を容器側面支持部によって、各底部を複数の容器底部支持部によって支持されると共に、容器底部支持部に形成され容器底部支持部の水平部より高い位置にある傾斜部によって、複数の容器の上部が互いに離間する方向に傾いた状態で、且つ容器が隣接する部材に干渉するのを防止する方向に傾いた状態にされる。この結果、開口部側が拡径したカップ形状の容器を載置した場合にも、容器同士が互いに干渉するのを防止することができると共に、容器が隣接する部材に干渉するのを防止することができるため、使用性能を向上できる。
【0014】
請求項4記載の本発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の容器保持体において、前記容器支持部の開口の大きさを調整する開口調節手段を有しており、前記開口の大きさが所定の大きさ以上となった時のみ前記傾斜部によって前記容器の底部が支持されることを特徴とする。
【0015】
従って、請求項1〜3の何れか1項に記載の内容に加えて、開口調節手段によって、複数の容器支持部の開口の大きさを調整し、この開口が所定の大きさ以上となった時のみ傾斜部によって容器の底部が支持される。この結果、開口が所定の大きさより小さい状態で載置可能な容器の場合には、開口調節手段によって容器支持部の開口の大きさを調整することによって、傾斜部による影響をうけること無く容器を保持できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の容器保持体の一実施形態を図1〜図8に従って説明する。
【0021】
なお、図中矢印FRは車体前方方向を、矢印UPは車体上方方向を示す。
【0022】
図1に示される如く、本実施形態の容器保持体10は、装着面としてのフロントコンソールボックス12の上面に装着されている。容器保持体10のトレイ14は、容器16が挿入される開口18が上方に形成された容器底部支持部としての底部20を有するボックス状とされている。トレイ14の後部には、トレイ14を車体側に固定するための左右一対の取付部22が形成されており、トレイ14の前部には、トレイ14を車体側に固定するための左右一対の取付部24が形成されている。
【0023】
トレイ14における底部20の後部には、小径容器16の底部に対応した形状の左右の載置部20A、20Bが形成されており、これらの載置部20A、20Bは水平部となっている。一方、底部20の前部には、左右の載置部20C、20Dが形成されており、これらの載置部20C、20Dは、載置部20A、20Bより高い位置にある傾斜部となっている。
【0024】
図3に示される如く、トレイ14における前側の載置部20C、20Dは、車幅方向外側が車幅方向中央に比べて下方となるように傾斜している。このため、開口部側が拡径した大径カップ等の容器28を載置した場合には、載置部20C、20Dに載置された各容器28が、それぞれ車幅方向外方へ若干傾斜した状態で支持され、各容器28同士の干渉を防止するようになっている。
【0025】
図2に示される如く、トレイ14における前側の載置部20C、20Dは、車体後方側が車体前方側に比べて下方となるように傾斜しており、大径カップ等の容器28における底部28Aの前部を支持するようになっている。この結果、大径カップ等の容器28は、底部28Aの後部を載置部20A、20Bにより支持され、底部28Aの前部を載置部20C、20Dにより支持され、車体後方へ若干傾斜した状態で支持されるようになっている。従って、容器保持体10に載置される容器28に隣接する部材としての例えば、容器保持体取付壁、灰皿29等に容器28の上部28Bが干渉するのを防止できる。
【0026】
なお、後述する開口調節手段としての調整プレート30、32によって、開口18の大きさが所定の大きさ以上となった時のみ、載置部20A、20Bによって容器28の底部28Aの後部が支持されるようになっている。
【0027】
図4に示される如く、トレイ14の上部には、左右一対の調整プレート30、32が前後方向にスライド可能に配設されており、挿入する容器の形状に合せて左右の各開口18の大きさを調整できるようになっている。各調整プレート30、32の後端縁部は、容器側面支持部としてのそれぞれプレート側容器支持部30A、32Aとなっており、これらのプレート側容器支持部30A、32Aの平面視形状は、それぞれ調整プレート30、32の移動方向に沿った中心線L1、L2に対して非対称の放物線状とされている。
【0028】
一方、プレート側容器支持部30A、32Aと対向するトレイ14の各壁部は、容器側面支持部としてのトレイ側容器支持部14A、14Bとなっており、これらのトレイ側容器支持部14A、14Bの平面視形状は、それぞれ調整プレート30、32の移動方向に沿った中心線L1、L2に対して非対称の放物線状とされている。
【0029】
従って、例えば、プレート側容器支持部30Aと対向するトレイ側容器支持部14Aとによって、牛乳パック等の平断面矩形状の容器34の外周部を3点以上の接点(本実施形態では点P1、P2、P3の3点)で支持することができると共に、プレート側容器支持部32Aと対向するトレイ側容器支持部14Bとによって、缶等の円筒容器36の外周部を3点以上の接点(本実施形態では点P4、P5、P6の3点)で支持することができるようになっている。
【0030】
図5に示される如く、トレイ14における車幅方向外側の左右の内側壁部14C、14Dの上部には、車体前後方向に沿ってガイド溝40が形成されており、これらのガイド溝40には、調整プレート30、32の車幅方向外側縁部に形成されたガイド凸部30B、32Bが、スライド可能に挿入されている。また、トレイ14における車幅方向内側の左右の内側壁部14E、14Fの上部には、車体前後方向に沿ってガイド溝42が形成されており、これらのガイド溝42には、調整プレート30、32の車幅方向内側縁部に形成されたガイド凸部30C、32Cが、スライド可能に挿入されている。
【0031】
図6に示される如く、ガイド溝40の上面には、調整プレート保持手段の一部を構成する鋸歯状のノッチ44が形成されており、このノッチ44には、調整プレート32のガイド凸部32Bに固定された板ばね、樹脂板等の弾性体からなる調整プレート保持手段の一部を構成するストッパ46の凸部46Aが係合している。なお、ノッチ44における鋸歯形状は、隣接する傾斜面40A、40Bの角度が異なり、調整プレート32が開口を縮小する方向となる車体後方(図6の矢印A方向)に移動する場合には移動荷重を小さくし、調整プレート32が開口を拡大する方向となる車体前方(図6の矢印B方向)に移動する場合には、移動荷重を大きくする形状とされている。なお、調整プレート30においても同様な構成になっている。
【0032】
図7に示される如く、調整プレート30のプレート側容器支持部30Aは、下方が車体前方へ傾斜した傾斜面となっており、例えば、図7に示す様に、底部近傍48Aの径に比べて保持部48Bの径が小さい容器48を載置した場合でも、容器48を上方(図7の矢印C方向)へ引き抜く時、容器48の外周面とプレート側容器支持部30Aとが摺動することによって、調整プレート30が、ストッパ46の抵抗力に抗して車体前方(図7の矢印D方向)へ移動し、二点鎖線で示す位置に移動するようになっている。この結果、容器48を上方(図7の矢印C方向)へ引き抜く際の、ひっかかりを防止できるようになっている。なお、調整プレート32においても同様な構成になっている。
【0033】
図4に示される如く、調整プレート30の後端部の車幅方向内側上面には、操作部50が形成されている。この操作部50の形状は、調整プレート30を車体後方(図4の矢印A方向)へ移動する際の、操作部50から調整プレート30への入力(図4の符号F1)と、ストッパ46から調整プレート32への入力(図4の符号F2)と、の合力(図4の符号F3)の方向が調整プレート32における開口18を縮小する際の移動方向、即ち車体後方(図4の矢印A方向)に略一致する形状とされている。具体的には、操作部50における車体前方側となる操作面50Aの平面視形状が、車幅方向斜め外側へ向いた円弧面または傾斜面となっており、この操作面50Aを押圧することによって操作部50から調整プレート30への入力(図4の符号F1)が、斜め後方へ作用するようになっている。また、操作面50Aに対してストッパ46の係合位置が斜め前方に設定されており、ストッパ46から調整プレート32への入力(図4の符号F2)が、斜め前方へ作用するようになっている。なお、調整プレート32の後端部の車幅方向内側上面にも同様な操作部52が形成されている。
【0034】
図8に示される如く、本実施形態の容器保持体10の調整プレート30、32には、車体前後方向に沿ってスリット54、56が穿設されており、これらのスリット54、56に携帯電話60、ナビゲーション装置のリモコン等を挿入することで、これらを支持できるようになっている。また、本実施形態の容器保持体10は、調整プレート30、32を開放した状態で、小物入れとしても使用可能となっている。
【0035】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0036】
本実施形態の容器保持体10では、図1に二点鎖線で示すように容器16をトレイ14の上方に形成された開口18に挿入すると共に、例えば、調整プレート32を車体後方(図1の矢印A方向)へ移動し、図1に二点鎖線で示すように開口18の大きさを挿入する容器16の形状に合わせる。
【0037】
この際、図3に示される如く、容器保持体10に載置された各容器28は、傾斜部となっている左右の載置部20C、20Dによって底部28Aが支持されてるいため、上部28Bが互いに離間する方向に傾いた状態で保持される。この結果、開口部側が拡径したカップ形状の容器28を載置した場合にも、容器同士が互いに干渉するのを防止することができるため、使用性能を向上できる。
【0038】
また、本実施形態の容器保持体10では図2に示される如く、トレイ14における前側の載置部20C、20Dが、車体後方側が車体前方側に比べて下方となるように傾斜しており、大径カップ等の容器28における底部28Aの前部を支持するようになっている。この結果、大径カップ等の容器28は、車体後方へ若干傾斜した状態で支持されるため、容器保持体10に載置される容器28に隣接する部材としての例えば、容器保持体取付壁、灰皿29等に容器28の上部28Bが干渉するのを防止できるので、この点においても使用性能を向上できる。
【0040】
更に、本実施形態の容器保持体10では、図2に示される如く、調整プレート30、32を調整し、開口18の大きさが所定の大きさ以上となった時のみ、傾斜部となっている左右の載置部20C、20Dによって容器28の底部28Aが支持される。この結果、図7に示される如く、開口18が所定の大きさより小さい状態で、載置可能な容器48の場合には、容器48の底部48Aが水平部とされた載置部20A、20Bによって支持されるため、傾斜部による影響をうけること無く容器48を保持できる。
【0041】
また、本実施形態の容器保持体10では、図6に示される如く、トレイ14のガイド溝40に形成された鋸歯状のノッチ44に、調整プレート32のストッパ46が係合しているため、調整プレート32が開口を縮小する方向となる車体後方(図6の矢印A方向)に移動する場合には移動荷重が小さく、調整プレート32が開口を拡大する方向となる車体前方(図6の矢印B方向)に移動する場合には、移動荷重が大きくなる。この結果、調整プレート32の操作性が良いと共に、ノッチ44とストッパ46とによって、調整プレート32を容器の形状等によって異なる複数の調整位置に保持することができる。
【0042】
従って、形状等の異なる複数の容器に対して、車両走行中に調整プレート32が開口を拡大する方向となる車体前方(図6の矢印B方向)に移動するのを防止できると共に、容器16を取り外した場合にも、調整プレート32が移動しないなめ、開口18の大きさが変化することが無く、容器16を開口に再度挿入する際にも容易に挿入でき、使用性能を向上することができる。また、ノッチ44とストッパ46とによって、調整プレート32をそれぞれの調整位置に保持する構成のため、部品点数が少なく、部品点数の増加を招くこともない。
【0043】
また、本実施形態の容器保持体10では、図4に示される如く、各調整プレート30、32におけるプレート側容器支持部30A、32Aの平面視形状が、それぞれ調整プレート30、32の移動方向に沿った中心線L1、L2に対して非対称の放物線状とされており、トレイ14におけるトレイ側容器支持部14A、14Bの平面視形状が、それぞれ調整プレート30、32の移動方向に沿った中心線L1、L2に対して非対称の放物線状とされている。この結果、例えば、プレート側容器支持部30Aとトレイ側容器支持部14Aとによって、牛乳パック等の角柱容器34の外周部を3点以上の接点(本実施形態では点P1、P2、P3の3点)で支持することができると共に、プレート側容器支持部32Aとトレイ側容器支持部14Bとによって、缶等の円筒容器36の外周部を3点以上の接点(本実施形態では点P4、P5、P6の3点)で支持することができる。このため、支持される部位の平断面形状が異なる容器34、36を確実に保持することができる。また、トレイ側容器支持部14A、14Bの平面視形状とプレート側容器支持部30A、32Aの平面視形状を、調整プレート30、32の移動方向に沿った中心線L1、L2に対して非対称形状とすることで、簡単な構成によって各容器34、36の外周部を3点以上の接点で支持することが可能となる。
【0044】
また、本実施形態の容器保持体10では、図4に示される如く、調整プレート30における操作部50の形状が、調整プレート30を車体後方(図4の矢印A方向)へ移動する際の、操作部50から調整プレート30への入力(図4の符号F1)と、ストッパ46から調整プレート32への入力(図4の符号F2)と、の合力(図4の符号F3)の方向が調整プレート32における開口を縮小する際の移動方向、即ち車体後方(図4の矢印A方向)に略一致する形状とされている。この結果、調整プレート30を開口18を縮小する方向に移動する際に、操作部50から調整プレート30への入力(図4の符号F1)と、ストッパ46から調整プレート30への入力(図4の符号F2)と、の合力(図4の符号F3)の方向が調整プレート30の移動方向(図4の矢印A方向)に略一致する。このため、調整プレート30を開口18を縮小する方向に移動する場合には、移動荷重が更に小さくなり、使用性能が更に向上する。なお、調整プレート32においても同様である。
【0045】
また、本実施形態の容器保持体10では、図7に示される如く、調整プレート30のプレート側容器支持部30Aは、下方が車体前方へ傾斜した傾斜面となっている。この結果、例えば、図7に示す様に、底部近傍48Aの径に比べて保持部48Bの径が小さい容器48を載置した場合でも、容器48を上方(図7の矢印C方向)へ引き抜く時、容器48の外周面とプレート側容器支持部30Aとが摺動することによって、調整プレート30が、ストッパ46の抵抗力に抗して車体前方(図7の矢印D方向)へ移動し、二点鎖線で示す位置に移動する。このため、容器48を上方(図7の矢印C方向)へ引き抜く際の、ひっかかりを防止でき、この点においても使用性能が向上する。なお、調整プレート32においても同様である。
【0046】
また、本実施形態の容器保持体10では、図8に示される如く、調整プレート30、32に、車体前後方向に沿ってスリット54、56が穿設されているため、これらのスリット54、56に携帯電話60、ナビゲーション装置のリモコン等を挿入することができる。更に、本実施形態の容器保持体10は、調整プレート30、32を開放した状態で、小物入れとしても使用できる。
【0047】
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、本実施形態では、調整プレート30、32によって、開口18の大きさが所定の大きさ以上となった時のみ、載置部20C、20Dによって容器28における底部28Aの前部が支持される構成としたが、本発明の容器保持体は、開口調節手段としての調整プレート30、32を持たない容器保持体にも適用可能である。また、本実施形態では、開口調節手段としての調整プレート30、32を使用したが、引出し式のトレイを有する容器保持体の場合には、調整プレート30、32に代えて、車体側の部材、例えば、フロントコンソールボックス12の一部を開口調節手段とした構成としても良い。また、本実施形態では、2つの容器を載置可能な容器保持体10について説明したが、本発明の容器保持体は1つの容器を載置可能な容器保持体にも適用可能であると共に3つ以上の容器を載置可能な容器保持体にも適用可能である。また、本発明の容器保持体は、コンソールボックス以外のインストルメントパネル及びドアトリム等にも装着可能である。
【0048】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明容器保持体は、複数の容器の各側面を支持する複数の容器側面支持部と、複数の容器の各底部を支持する水平部を有する複数の容器底部支持部と、容器底部支持部に形成され水平部より高い位置にあり、水平部によって支持された複数の容器の底部を、複数の容器の上部が互いに離間する方向に傾いた状態にする傾斜部と、を備えたため、容器同士が互いに干渉するのを防止することができ、使用性能を向上できるという優れた効果を有する。
【0051】
請求項2記載の本発明の容器保持体は、容器の側面を支持する容器側面支持部と、容器の底部を支持する水平部を有する容器底部支持部と、容器底部支持部に形成され水平部より高い位置にあり、水平部によって支持された容器の底部を、容器が隣接する部材に干渉するのを防止する方向に傾いた状態にする傾斜部と、を備えたため、容器が隣接する部材に干渉するのを防止することができ、使用性能を向上できるという優れた効果を有する。
請求項3記載の本発明の容器保持体は、複数の容器の各側面を支持する複数の容器側面支持部と、複数の容器の各底部を支持する水平部を有する複数の容器底部支持部と、容器底部支持部に形成され水平部より高い位置にあり、水平部によって支持された複数の容器の底部を、複数の容器の上部が互いに離間する方向に傾いた状態で且つ隣接する部材に干渉するのを防止する方向に傾いた状態にする傾斜部と、を備えたため、容器同士が互いに干渉するのと容器が隣接する部材に干渉するのとを防止することができ、使用性能を向上できるという優れた効果を有する。
【0052】
請求項4記載の本発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の容器保持体において、容器支持部の開口の大きさを調整する開口調節手段を有しており、開口の大きさが所定の大きさ以上となった時のみ傾斜部によって容器の底部が支持されるため、請求項1〜3の何れか1項に記載の効果に加えて、開口が所定の大きさより小さい状態で載置可能な容器の場合には、傾斜部による影響をうけること無く容器を保持できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る容器保持体を示す車両斜め後方から見た斜視図である。
【図2】 図1の2−2線に沿った断面図である。
【図3】 図1の3−3線に沿った断面図である。
【図4】 本発明の一実施形態に係る容器保持体を示す平面図である。
【図5】 図4の5−5線に沿った断面図である。
【図6】 図5の6−6線に沿った断面図である。
【図7】 本発明の一実施形態に係る容器保持体に他の容器を載置した状態を示す図2に対応する断面図である。
【図8】 本発明の一実施形態に係る容器保持体に携帯電話を載置した状態を示す車両斜め後方から見た斜視図である。
【図9】 従来の実施形態に係る容器保持体を示す車両斜め後方から見た斜視図である。
【符号の説明】
10 容器保持体
14 トレイ
14A トレイ側容器支持部(容器側面支持部)
14B トレイ側容器支持部(容器側面支持部)
16 容器
18 開口
20 トレイの底部(容器底部支持部)
20A 載置部(水平部)
20B 載置部(水平部)
20C 載置部(傾斜部
20D 載置部(傾斜部
28 容器
29 灰皿(隣接する部材)
30 調整プレート(開口調節手段)
30A プレート側容器支持部(容器側面支持部)
32 調整プレート(開口調節手段)
32A プレート側容器支持部(容器側面支持部)
34 容器
36 容器
48 容器

Claims (4)

  1. 複数の容器の各側面を支持する複数の容器側面支持部と、
    前記複数の容器の各底部を支持する水平部を有する複数の容器底部支持部と、
    前記容器底部支持部に形成され前記水平部より高い位置にあり、前記水平部によって支持された前記複数の容器の底部を、前記複数の容器の上部が互いに離間する方向に傾いた状態にする傾斜部と、
    を備えることを特徴とする容器保持体。
  2. 容器の側面を支持する容器側面支持部と、
    前記容器の底部を支持する水平部を有する容器底部支持部と、
    前記容器底部支持部に形成され前記水平部より高い位置にあり、前記水平部によって支持された前記容器の底部を、容器が隣接する部材に干渉するのを防止する方向に傾いた状態にする傾斜部と、
    を備えることを特徴とする容器保持体。
  3. 複数の容器の各側面を支持する複数の容器側面支持部と、
    前記複数の容器の各底部を支持する水平部を有する複数の容器底部支持部と、
    前記容器底部支持部に形成され前記水平部より高い位置にあり、前記水平部によって支持された前記複数の容器の底部を、前記複数の容器の上部が互いに離間する方向に傾いた状態で且つ隣接する部材に干渉するのを防止する方向に傾いた状態にする傾斜部と、
    を備えることを特徴とする容器保持体。
  4. 前記容器支持部の開口の大きさを調整する開口調節手段を有しており、前記開口の大きさが所定の大きさ以上となった時のみ前記傾斜部によって前記容器の底部が支持されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の容器保持体。
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