JP3711267B2 - トラス - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、下弦材、斜材、縦材を三角形状に組み立てて形成したトラスに関する発明であり、詳しくは、トラスの構成部材である下弦材、斜材、縦材にそれぞれ断面コ字状のチャンネル材を用いたトラスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から屋根トラス1は、図5に示すように、水平に配置した下弦材2の長手方向の中央に縦材4を立設すると共に、下弦材2の長手方向の両端と縦材4の上端との間にそれぞれ斜材3を架設するようにして、下弦材2、斜材3、縦材4をトラス構造に組み合わせると共に、各部材を溶接によって接合することで形成されている。なお、この屋根トラス1ではその構成物の下弦材2、斜材3、縦材4にそれぞれウェブaと1対のフランジbとからなるコ字状のチャンネル鋼材を用いている。
【0003】
このように、断面コ字状のチャンネル材を用いて形成したトラスにあって、下弦材2と縦材4との接続は、図8に示すように、上方に向けて開口した下弦材2の溝内に縦材4の下端部分を挿入すると共に、重なり合う縦材4のフランジbと下弦材2のフランジbとを溶接することで行っている。また、縦材4と斜材3との接続は、図6に示すように、一方の斜材3の上端部分を縦材4の溝開口から溝内に挿入すると共に、重なり合う一方の斜材3と縦材4のフランジb同士を溶接することで行っており、そして、縦材4のウェブaの裏面に接続用チャンネル材10を取り付け、この接続用チャンネル材10の溝内に他方の斜材3の上端部分を挿入すると共に、重なり合う他方の斜材3と接続用チャンネル材10とのフランジb同士を溶接することで行っている。なお、斜材3はその溝が下方に開口されるように配置されている。また、斜材3と下弦材2との接続は、図7に示すように、下弦材2の溝内に斜材3を挿入すると共に、重なり合う斜材3と下弦材2とのフランジb同士を溶接することで行っている。なお、図中Aは下弦材2及び斜材3の剛心である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、縦材4と1対の斜材3との接続にあっては、各斜材3がそれぞれ縦材4のウェブaの表側及び裏側から近接することから、両方の斜材3のうち一方の斜材3は縦材4のウェブaが邪魔してしまって縦材4の溝内に挿入できない。したがって、上記一方の斜材3は縦材4のウェブaの裏面に取り付けた接続用チャンネル材10に接続しなければならなかった。つまり、縦材4に1対の斜材3を接続させるにあっては、接続用チャンネル材10を用意して、この接続用チャンネル材10を縦材4のウェブaの裏面に取り付けねばならないので、部材点数が増えてトラス形成における施工性の悪化を招くといった問題があった。
【0005】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、断面コ字状のチャンネル材を用いてトラスを形成するにあたり、施工性の向上を図り得るトラスを提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係るトラスは、下弦材2、斜材3、縦材4をウェブaと1対のフランジbからなる断面コ字状のチャンネル材で構成し、この下弦材2の長手方向の中央に縦材4を立設すると共に、下弦材2の長手方向の両端と縦材4の上端との間にそれぞれ斜材3を架設したトラスにおいて、一方の斜材3の上端部分を縦材4の溝開口から溝内に挿入して一方の斜材3と縦材4とを接続すると共に、他方の斜材3の上端部分を縦材4のウェブaに設けた開口孔7に通して縦材4の溝内に挿入して他方の斜材3と縦材4とを接続したことを特徴とする。これによると、断面コ字状の縦材4のウェブaの裏側から斜材3を接続するには、ウェブaに設けた開口孔7に斜材3を通すことでこの斜材3の上端部分を縦材4の溝内に位置できて斜材3と縦材4とを接続できるのであり、つまり従来技術にある接続用チャンネル材10を用いずに斜材3と縦材4との接続が行え、したがって部材点数を増加させず、施工性よくトラスを形成することができる。
【0007】
また、下弦材2と斜材3との溝の開口方向を合わせて下弦材2の溝内に斜材3の下端部分を挿入し、ウェブaの近傍部分で重なり合うフランジb同士を接合したことも好ましい。これによると、断面コ字状の下弦材2や斜材3はウェブaの近傍に剛心A(中立軸)が位置するのであるが、下弦材2と斜材3との溝の開口方向を合わせて下弦材2の溝内に斜材3の下端部分を挿入することで、下弦材2と斜材3との各剛心Aを近接させることができ、そして、ウェブaの近傍部分で重なり合うフランジb同士を接合したことで、下弦材2と斜材3との各剛心Aの近傍位置で下弦材2と斜材3とを接続でき、下弦材2と斜材3とが強固に固定でき、トラスの強度を充分に確保することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0009】
図1乃至図4に本発明の実施の形態の例を示す。
【0010】
図3に示すトラスは屋根トラス1であり、これは、水平に配置した下弦材2の長手方向の中央に縦材4を立設すると共に、下弦材2の長手方向の両端と縦材4の上端との間にそれぞれ斜材3を架設するようにして、下弦材2、斜材3、縦材4をトラス構造に組み合わせると共に、各部材を溶接によって接合することで形成されている。ここで、本例では、下弦材2、斜材3、縦材4として、ウェブaと1対のフランジbからなる断面コ字状のチャンネル鋼材をそれぞれ用いている。このトラスを構成した下弦材2や斜材3は溝が上方に開口するように設置されており、また、縦材4は下弦材2の長手方向に向けて溝が開口するように設置されている。したがって、下弦材2と縦材4との接続は、図4に示すように、下弦材2の溝内に縦材4の下端部分を略垂直に挿入すると共に、重なり合う縦材4のフランジbと下弦材2のフランジbとをスポット溶接(図中X)することで行われている。
【0011】
また、斜材3と下弦材2との接続は、図2に示すように、下弦材2の溝内に斜材3の下端部分を斜めに挿入すると共に、重なり合う斜材3と下弦材2とのフランジb同士をスポット溶接(図中X)することで行われている。ここで、斜材3と下弦材2とを接続させる上記スポット溶接は、ウェブa近傍部分に位置したフランジb同士にて行われる。これは、断面コ字状のチャンネル鋼材で構成された下弦材2や斜材3にあってはウェブaの近傍位置に剛心(中立軸)Aが位置するのであるが、上述したように下弦材2と斜材3との溝の開口方向を合わせて下弦材2の溝内に斜材3の下端部分を挿入することで、下弦材2と斜材3との各剛心Aを近接させることができるのである。そして、ウェブa近傍部分に位置する重なり合う下弦材2と斜材3とのフランジb同士を接続することで、下弦材2と斜材3との各剛心Aの近傍位置で下弦材2と斜材3とを接続できる、つまりフランジb間に架設したウェブaが下弦材2と斜材3との間にかかる応力を支えるようにして下弦材2と斜材3とを接続できる。したがって、下弦材2と斜材3との接続を強固に行うことができてトラスの充分な強度の確保が図られるのである。
【0012】
また、縦材4と斜材3との接続は、図1に示すように、縦材4の上端で1対の斜材3が接続される。上述したように縦材4は下弦材2の長手方向に溝が開口されて設置されるので、1対の斜材3は縦材4のウェブaの表側及び裏側から縦材4に近接する。ここで、縦材4の溝が開口する方向(縦材4のウェブaの表側)に位置する斜材3を表側斜材5と称し、縦材4の溝が開口しない方向(縦材4のウェブaの裏側)に位置する斜材3を裏側斜材6と称すると、表側斜材5はその上端部分をそのまま縦材4の溝開口から溝内に挿入できて、重なり合う表側斜材5と縦材4とのフランジb同士をスポット溶接(図中X)することで、表側斜材5と縦材4との接続が為されている。一方、裏側斜材6はそのままでは縦材4の溝内に挿入できないので、本例では縦材4のウェブaの上端部分に裏側斜材6が挿入される開口孔7を設けており、そして、この開口孔7に裏側斜材6を通すことで、裏側斜材6の上端部分を縦材4の溝内に位置させ、重なり合う裏側斜材6と縦材4とのフランジb同士をスポット溶接(図中X)することで、裏側斜材6と縦材4との接続が為されている。このように、断面コ字状のチャンネル材である縦材4のウェブaの裏側から斜材3を縦材4に接続するにあっても、ウェブaに設けた開口孔7に斜材3を通すことでこの斜材3を縦材4の溝内に位置できて斜材3と縦材4とを接続することができるのであり、つまり従来技術にある接続用チャンネル材10を用いずに斜材3と縦材4との接続が行えることから、トラス形成において部材点数を増加させずに施工性の向上が図られるのである。
【0013】
なお、本例では、縦材4の溝内に位置する1対の斜材3(表側斜材5,裏側斜材6)はその上端面で突き合わせられている。これによると、1対の斜材3として同長さ形状のチャンネル鋼材を用いることができて部材の共通化が図られ、これによってもトラス形成の施工性の向上や製造コストの低減を図ることができるのである。
【0014】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、下弦材、斜材、縦材をウェブと1対のフランジからなる断面コ字状のチャンネル材で構成し、この下弦材の長手方向の中央に縦材を立設すると共に、下弦材の長手方向の両端と縦材の上端との間にそれぞれ斜材を架設したトラスにおいて、一方の斜材の上端部分を縦材の溝開口から溝内に挿入して一方の斜材と縦材とを接続すると共に、他方の斜材の上端部分を縦材のウェブに設けた開口孔に通して縦材の溝内に挿入して他方の斜材と縦材とを接続したので、断面コ字状の縦材のウェブの裏側から斜材を接続するには、ウェブに設けた開口孔に斜材を通すことでこの斜材の上端部分を縦材の溝内に位置できて斜材と縦材とを接続できるのであり、つまり従来技術にある接続用チャンネル材を用いずに斜材と縦材との接続が行え、したがって部材点数を増加させず施工性よくトラスを形成することができるのである。
【0015】
また、請求項2記載の発明にあっては、請求項1の効果に加えて、下弦材と斜材との溝の開口方向を合わせて下弦材の溝内に斜材の下端部分を挿入し、ウェブの近傍部分で重なり合うフランジ同士を接合したので、断面コ字状の下弦材や斜材はウェブの近傍に剛心(中立軸)が位置するのであるが、下弦材と斜材との溝の開口方向を合わせて下弦材の溝内に斜材の下端部分を挿入することで、下弦材と斜材との各剛心を近接させることができ、そして、ウェブの近傍部分で重なり合うフランジ同士を接合したことで、下弦材と斜材との各剛心の近傍位置で下弦材と斜材とを接続できることから、下弦材と斜材とが強固に固定でき、したがってトラスの強度を充分に確保することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すものであり、図3(a)のB部分の拡大図である。
【図2】図3(a)のC部分の拡大図である。
【図3】屋根トラスを示すものであり、(a)は正面図であり、(b)は上面図である。
【図4】図3(a)のD部分の拡大図である。
【図5】従来技術の屋根トラスを示すものであり、(a)は正面図であり、(b)は上面図である。
【図6】図5(a)のE部分の拡大図である。
【図7】図5(a)のF部分の拡大図である。
【図8】図5(a)のG部分の拡大図である。
【符号の説明】
1 屋根トラス
2 下弦材
3 斜材
4 縦材
5 表側斜材
6 裏側斜材
7 開口孔
A 剛心
a ウェブ
b フランジ

Claims (2)

  1. 下弦材、斜材、縦材をウェブと1対のフランジからなる断面コ字状のチャンネル材で構成し、この下弦材の長手方向の中央に縦材を立設すると共に、下弦材の長手方向の両端と縦材の上端との間にそれぞれ斜材を架設したトラスにおいて、一方の斜材の上端部分を縦材の溝開口から溝内に挿入して一方の斜材と縦材とを接続すると共に、他方の斜材の上端部分を縦材のウェブに設けた開口孔に通して縦材の溝内に挿入して他方の斜材と縦材とを接続したことを特徴とするトラス。
  2. 下弦材と斜材との溝の開口方向を合わせて下弦材の溝内に斜材の下端部分を挿入し、ウェブの近傍部分で重なり合うフランジ同士を接合したことを特徴とする請求項1に記載のトラス。
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