JP3710209B2 - 画像処理装置及びその処理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、読み取った原稿画像を記憶し、符号化する画像処理装置及びその処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スキャナ等により読み取った原稿画像を一時メモリに記憶し、符号化した後、他の処理装置に出力(転送)するという手法が、ファクシミリ等で利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来例においては、原稿画像のデータ量に応じて符号化されたデータ量が大きくなるため、符号化データを他の処理装置に出力(転送)する前に一時的に記憶するメモリのメモリ容量は大きければ大きいほど設計及びデータ処理は容易になる。しかしながら、大量の原稿画像を一時に処理することは通常希であり、そのために大容量のメモリを備えることはコスト的に不利となる。
【0004】
そこで本発明は、読み取った原稿画像を記憶し、符号化する際、その符号化されたデータのメモリへの記憶処理を効率良く行い、メモリのオーバーフローを防止する画像処理装置及びその処理方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述の目的を達成するため、本発明は以下の構成を特徴とする。
【0006】
即ち、画像を読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取られた画像データを2値化して記憶する第1の記憶手段と、
前記2値化された画像データを複数の階層により階層符号化する階層符号化手段と、
前記階層符号化手段により階層符号化がなされる際に生成される画像データを記憶する第2の記憶手段と、
前記階層符号化手段により生成される符号データを逐次記憶する第3の記憶手段と、を備える画像処理装置であって、
前記階層符号化手段によりn階層目の符号データを生成する前に、前記階層符号化手段により生成された(n−1)階層目の符号データのデータ量に基づいて、該生成するn階層目の符号データのデータ量を算出する符号データ量算出手段と、
前記第3の記憶手段の空き容量と、前記符号データ量算出手段により算出されたデータ量とを比較する比較手段と、
前記比較手段による比較の結果、前記空き容量が前記算出されたデータ量よりも小さい場合に、前記第3の記憶手段に既に記憶されている符号データを外部記憶装置へ転送する転送手段と
前記転送手段が前記第3の記憶手段に既に記憶されている符号データを外部記憶装置へ転送するまでの間、符号データの生成を中断し、転送が完了した後に、前記階層符号化手段により符号データの生成を再開することを特徴とする。
【0007】
また、前記第1の記憶手段は、前記2値化された画像データを、前記画像のページ単位で記憶していき、前記階層符号化手段による符号データの生成が中断された場合には、次ページの画像データの記憶も中断することを特徴とする
【0008】
上記の構成により、第3の記憶手段のオーバーフローを防止する。
【0009】
または、前述の目的達成のため、本発明の画像処理方法は、
画像を読み取る読取工程と、
前記読取工程により読み取られた画像データを2値化して記憶する第1の記憶工程と、
前記2値化された画像データを複数の階層により階層符号化する階層符号化工程と、
前記階層符号化工程により階層符号化がなされる際に生成される画像データを記憶する第2の記憶工程と、
前記階層符号化工程により生成される符号データを逐次記憶する第3の記憶工程と、を備える画像処理方法であって、
前記階層符号化工程によりn階層目の符号データを生成する前に、前記階層符号化工程により生成された(n−1)階層目の符号データのデータ量に基づいて、該生成するn階層目の符号データのデータ量を算出する符号データ量算出工程と、
前記第3の記憶工程の空き容量と、前記符号データ量算出工程により算出されたデータ量とを比較する比較工程と、
前記比較工程による比較の結果、前記空き容量が前記算出されたデータ量よりも小さい場合に、前記第3の記憶工程に既に記憶されている符号データを外部記憶装置へ転送する転送工程と
前記転送工程が前記第3の記憶工程に既に記憶されている符号データを外部記憶装置へ転送するまでの間、符号データの生成を中断し、転送が完了した後に、前記階層符号化工程により符号データの生成を再開することを特徴とする。
【0010】
これにより、メモリのオーバーフローを防止する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。はじめに本発明の概略を述べれば、2値化画像データを階層符号化処理する際、符号化により生成される画像データに基づいて符号化データ量を予測し、その符号化データを記憶するメモリの空き領域に格納できるかを判断する。格納しきれ場合は符号化を一時中断してメモリ内の記憶領域を確保した後、中断した階層から符号化を再開する。
【0012】
図1は、本発明の一実施形態としての画像処理装置のブロック構成図である。
【0013】
図中、画像処理装置50は、リーダ部1、プリンタ部2、そして画像入出力制御部3を備えている。
【0014】
リーダ部1は、原稿の画像を読み取り、原稿画像に応じた画像データを画像入出力制御部3及び/またはプリンタ部2へ出力する。プリンタ部2は、リーダ部1及び画像入出力制御部3からの画像データに応じた画像を記録紙上に形成・記録する。そして画像入出力制御部3は、リーダ部1に接続されており、ファクシミリ部4、ファイル部4、コンピュータインターフェース部7、フォーマッタ部8、イメージメモリ部9、コア部10を備えている。
【0015】
ファクシミリ部4は、電話回線を介してデータの送受信が可能であり、受信した圧縮画像データを伸長し、コア部10へ転送する。またファクシミリ部4は、コア部10から転送された画像データを圧縮し、電話回線を介して送信する。更にファクシミリ部4には、ハードディスク12が接続されており、受信した圧縮画像データを一時的に保存することができる。
【0016】
ファイル部5には、光磁気ディスクドライブユニット6が接続されており、ファイル部5はコア部10から転送された画像データを圧縮し、その画像データを検索するためのキーワードとともに光磁気ディスクドライブユニット6にセットされた光磁気ディスク(不図示)に記憶させる。また、ファイル部5は、コア部10を介して転送されたキーワードに基づいて光磁気ディスクに記憶されている圧縮画像データを検索し、検索された圧縮画像データを読み出して伸長し、その伸長された画像データをコア部10へ転送する。
【0017】
コンピュータインターフェース部7は、パーソナルコンピュータ又はワークステーション(PC/WS)11とコア部10との間のインターフェースである。
【0018】
フォーマッタ部8は、PC/WS11から転送された画像を表わすコードデータをプリンタ部2で記憶できる画像データに展開するものであり、イメージメモリ部9はPC/WS11から転送されたデータを一時的に記憶するものである。コア部10については後述するが、コア部10はリーダ部1、ファクシミリ部4、ファイル部5、コンピュータインターフェース7、フォーマッタ部8、イメージメモリ部9のそれぞれの間のデータの流れを制御するものである。
【0019】
図2は、本発明の一実施形態としての画像処理装置におけるリーダ部1及びプリンタ部2の断面図である。
【0020】
図中、リーダ部1の原稿給送装置101は、原稿300を最終頁から順に1枚ずつプラテンガラス102上へ給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス102上の原稿を排出するものである。原稿がプラテンガラス102上に搬送されると、ランプ103を点灯し、そしてスキャナユニット104の移動を開始させて、原稿を露光走査する。この時の原稿からの反射光は、ミラー105,106,107、及びレンズ108によってCCDイメージセンサ(以下CCDという)109へ導かれる。このように、走査された原稿の画像はCCD109によって読み取られる。CCD109から出力される画像データは、所定の処理が施された後、プリンタ部2及び画像入出力制御部3のコア部10へ転送される。
【0021】
プリンタ部2のレーザドライバ210はレーザ発光部201を駆動するものであり、リーダ部1から出力された画像データに応じたレーザ光をレーザ発光部201に発光させる。このレーザ光は、感光ドラム202に照射され、感光ドラム202にはレーザ光に応じた潜像が形成される。この感光ドラム202の潜像の部分には、現像器203によって現像剤が付着される。そして、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、カセット204及びカセット205のいずれかから記録紙を給紙して転写部206へ搬送し、感光ドラム202に付着された現像剤を記録紙に転写する。現像剤の乗った記録紙は定着部207に搬送され、定着部207の熱と圧力により現像剤は記像紙に定者される。定着部207を通過した記録紙は、排出ローラ208によって排出され、ソータ220は排出された記録紙をそれぞれのピンに収納して記録紙の仕分けを行う。尚、ソータ220は、仕分けが設定されていない場合は最上ビンに記録紙を収納する。また、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ208のところまで記録紙を搬送した後、排出ローラ208の回転方向を逆転させ、フラッパ209を動作させることによって再給紙搬送路へ導く。多重記録が設定されている場合は、記録紙を排出ローラ208まで搬送しないようにフラッパ209を動作させることによって再給紙搬送路へ導く。再給紙搬送路へ導かれた記録紙は上述したタイミングで転写部206へ給紙される。
【0022】
次に、リーダ部1及びコア部10の内部の構成を図3、図4をそれぞれ参照して説明する。
【0023】
図3は、本発明の一実施形態としての画像処理装置におけるリーダ部のブロック構成図である。
【0024】
図中、CCD109から出力された画像データは、アナログ/デジタル変換・シェーディング補正(以下、A/D・SH)部110でアナログ/デジタル変換が行われるとともに、シェーディング補正が行われる。次に、A/D・SH部110によって処理された画像データは、画像処理部111を介してプリンタ部2へ転送されるとともに、インターフェース部113を介して画像入出力制御部3のコア部10へ転送される。CPU114は、操作部115にて設定された設定内容に応じて画像処理部111及びインターフェース113を制御する。例えば、トリミング処理を行い、複写を行うモードをオペレータが操作部115にて設定した場合、A/D・SH部110によって処理された画像データは、画像処理部111でトリミング処理された後、プリンタ部2へ転送される。また、操作部115でファクシミリにより送信するモードが設定されている場合、A/D・SH部110によって処理された画像データは、設定されたモードに応じた制御コマンドと共にインターフェース113からコア部10へ転送される。このような動作制御を行うCPU114の制御プログラムは、メモリ116に記憶されており、CPU114はメモリ116を参照しながら動作を制御する。また、メモリ116は、CPU114の作業領域としても使われる。
【0025】
図4は、本発明の一実施形態としての画像処理装置におけるコア部のブロック構成図である。
【0026】
図中、リーダ部1から出力された画像データ(A/D・SH部110によって処理された画像データ)及び制御コマンドは、コア部10のインタフェース部122に入力され、画像データはデータ処理部121へ転送されるとともに、制御コマンドはCPU123ヘ転送される。データ処理部121は、画像の回転処理や変倍処理等の画像処理を行うものである。リーダ部1からデータ処理部121へ転送された画像データは、リーダ部1から転送された制御コマンドに応じて、インターフェース120を介してファクシミリ部4、ファイル部5、コンピュータインターフェース部7へ転送される。
【0027】
また、コンピュータインターフェース部7を介してPC/WS11からコア部10のインタフェース120に入力された画像を表わすコードデータは、データ処理部121に転送された後、フォーマッタ部8へ転送されて画像データに展開される。また、この画像データは、データ処理部121に転送された後、ファクシミリ部4やプリンタ部2へ転送される。
【0028】
また、電話回線51によりファクシミリ部4からコア部10に入力された画像データは、インタフェース120を介してデータ処理部121へ転送された後、プリンタ部2やファイル部5、コンピュータインターフェース部7ヘ転送される。CPU123は、メモリ124に記憶されている制御プログラム、及びリーダ部1から転送された前述の制御コマンドに従ってこのような制御を行う。また、メモリ124は、CPU123の作業領域としても使われる。このように、コア部10を中心に、原稿画像の読み取り、画像のプリント、画像の送受信、画像の保存、外部のコンピュータからのデータの入出力等の機能を複合させた処理を行うことが可能である。
【0029】
次に、リーダ部1における複数枚の原稿の圧縮入力、およびメモリのオーバーフロー防止の動作について図5から図8を参照して説明する。
【0030】
図5は、本発明の一実施形態としての画像処理装置におけるイメージメモリ部のブロック構成図である。
【0031】
図中、500はイメージメモリ部9とコア部10とを接続するコネクタ、501はイメージメモリ部9で処理される画像データ等が記憶されるメモリ、502はタイミング生成回路504から得られるタイミング信号に応じてメモリ501のデータ入出力を制御するメモリコントローラ、503はコア部10から入力される画像データを圧縮/伸長する圧縮/伸長回路、504はメモリコントローラ502を動作させるタイミング信号を生成するタイミング生成回路、506はイメージメモリ部9の動作を制御するCPU、505はコア部10のCPU123とイメージメモリ部9のCPU506との間でコマンドを送受信するためのデュアルポートメモリ、そして507は外部記憶装置508との画像データの入出力インタフェースであるSCSIコントローラである。尚、本実施形態では、例えば外部記憶装置508に光磁気ディスク(MOD)を使用する。
【0032】
図6は、本発明の一実施形態としての画像処理装置におけるイメージメモリ部のメモリの構成を示す図である。
【0033】
図中、606は図5におけるメモリ501であり、コア部10から得られる画像データや、後述の処理により得られる画像データ及び符号データを記憶するメモリである。メモリ606の内部は、コア部10からの2値化画像データを記憶する高解像度画像領域607A、後述の処理により得られる画像データを記憶する低解像度領域607B、そして符号データを記憶する符号領域608を有する。尚、高解像度画像領域607Aに格納される2値化画像データの解像度は、リーダ部1による原稿の読み取り解像度である。
【0034】
図8は、本発明の一実施形態としてのリーダ部における操作部のパネル配置図であり、簡単に説明すれば801はオペレータが画像処理装置50の各種機能の選択を行うシートキースイッチ及びその設定状態等を視覚的に確認するディスプレイ、802はテンキースイッチ、そして803は処理を開始させるスタートキーである。
【0035】
図7は、本発明の一実施形態としての画像処理装置における原稿の圧縮入力及びメモリのオーバーフロー制御を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、複数の原稿を原稿給送装置101に載せ、リーダ部1に設けられた操作パネル(図8)のイメージキー805を押下した後、スタートキー803を押下することにより開始される。
【0036】
図中、オペレータによるスタートキー803の押下により、後述の処理のループ回数を管理するカウント値をn=1に初期化し(ステップS1000)、リーダ部1が原稿のスキャンを開始する(ステップS1001)。リーダ部1にて読み取られた画像データは、コア部10で2値化され、コネクタ500を介してメモリ606(501)に送られ、タイミング生成回路504から得られるタイミング信号に応じての高解像度画像領域607Aに記憶される。
【0037】
CPU506は、高解像度画像領域607Aの2値化画像データに、JBIG(Joint Bi-level Imege Group)方式による階層符号化を開始する(ステップS1002)。階層符号化がなされる際に生成される低解像度の画像データは、メモリ606の低解像度領域607Bに上書きされていくものとする。また、各階層毎の符号データ(差分データ)は、メモリ606の符号領域608に逐次記憶されていく。
【0038】
例えばn=1の場合、第1階層目の符号化が終了すると、CPU516は第2階層目の符号化に先立って、第1階層目の符号化により得られた符号データサイズに基づいて第2階層目の符号化を行った際の符号データサイズを算出する(ステップS1003)。n階層符号データサイズMnと、(n−1)階層符号データサイズM(n-1)との関係式は、
Mn≒M(n-1)/4
で表わせる。
【0039】
次にCPU506は、符号領域608のメモリ残量Rを検出し(ステップS1004)、メモリ残量Rと第2階層符号データサイズM2とを比較する(ステップS1005)。例えばn=1の場合、
M2≧R
ならば、高解像度画像領域607Aへの入力を一時中断する(ステップS1008)。一方、
M2<R
ならば、ステップS1006において所定の階層まで符号化が終了したかどうかをチェックし、終了していなければステップS1009にてnに1加算し、ステップS1002に戻って処理を継続する。
【0040】
以上、ステップS1002からステップS1006までを所定の階層まで繰り返して行い、最後はシーケンシャル符号化を行う。ここで、シーケンシャル符号化とは、画像を読み込みながら逐次付号を生成していくことをいう。
【0041】
一枚目の原稿の符号化が終了すると、ステップS1007において二枚目の原稿があるか否かをチェックし、もし有ればステップS1001に戻り同様の処理を行う。そしてステップS1001からステップS1007までをページ毎に繰り返し、ステップS1007において次の原稿がなしと判断されたとき、原稿給送装置101に載せられたすべての原稿が画像処理装置50へ符号化されて入力されたことになる。
【0042】
ステップS1008にて処理が一時中断された場合は、それまでの処理により符号領域608に格納された現在処理中の原稿ページの符号データを、外部記憶装置508に転送・格納する。これにより符号領域608に十分な空き領域が確保できるので、高解像度画像領域607A及び低解像度画像領域607Bに記憶されている現在処理中の原稿ページにおける残りの2値化画像データに対して、所望の階層までの復号化を再開する。これを繰り返し、原稿給送装置101上の全ての原稿の符号化を完了する。
【0043】
<第1の実施形態の変形例>
前述の実施形態では、ステップS1005においてn+1階層目の符号量M(n+1)とメモリ残量Rとを比較することによって処理(圧縮/入力)を継続するか、中断するかを判断していたが、これに関しては総符号量Tとメモリ残量Rとの比較にしても可能である。そこで、第1階層目の符号化が終わった時点で総符号量Tを、
Figure 0003710209
により算出し(但し、4∧nは4のn乗を表す)、符号領域608のメモリ残量Rと比較する。
【0044】
T≧R
ならば入力を一時中断する。また、
T<R
ならば、所定の階層まで符号化が終了しているかどうかをチェックし、終了していなければ処理を継続し所定の階層まで符号化し、最後はシーケンシャル符号化を行う。一方、処理が一時中断された場合は、符号領域608のデータを外部装置508に転送・記憶し、符号領域608に十分な空き領域を確保した後、高解像度画像領域607A及び低解像度画像領域607Bに記憶されている現在処理中の原稿ページにおける残りの2値化画像データに対して、所望の階層までの復号化を再開する。これを繰り返し、原稿給送装置101上の全ての原稿の符号化を完了する。
【0045】
尚、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても、本実施形態のように一つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置等)に適用してもよい。
【0046】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0047】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0048】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM等を用いることができる。
【0049】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0050】
更に、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0051】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードを格納することになるが、簡単に説明すると、図9のメモリマップ例に示す各モジュールを記憶媒体に格納することになる。
【0052】
図9は、本発明の実施形態としての画像処理装置のメモリマップ例を示す図である。即ち、「高解像度画像領域への記憶工程モジュール」、「階層符号化工程モジュール」、「低解像度画像領域への記憶工程モジュール」、「符号領域への記憶工程モジュール」、「符号領域の空き容量検出工程モジュール」、「符号データ量算出工程モジュール」、そして「空き容量と符号データ量との比較工程モジュール」の各モジュールのプログラムコードを記憶媒体に格納すればよい。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、読み取った原稿画像を記憶し、符号化する際、その符号化されたデータのメモリへの記憶処理を効率良く行い、メモリのオーバーフローを防止する画像処理装置及びその処理方法の提供が実現する。これにより、原稿の再読み取りを未然に防止し、迅速且つ確実な符号化が可能となる。
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての画像処理装置のブロック構成図である。
【図2】本発明の一実施形態としての画像処理装置におけるリーダ部1及びプリンタ部2の断面図である。
【図3】本発明の一実施形態としての画像処理装置におけるリーダ部のブロック構成図である。
【図4】本発明の一実施形態としての画像処理装置におけるコア部のブロック構成図である。
【図5】本発明の一実施形態としての画像処理装置におけるイメージメモリ部のブロック構成図である。
【図6】本発明の一実施形態としての画像処理装置におけるイメージメモリ部のメモリの構成を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態としての画像処理装置における原稿の圧縮入力及びメモリのオーバーフロー制御を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施形態としてのリーダ部における操作部のパネル配置図である。
【図9】本発明の実施形態としての画像処理装置のメモリマップ例を示す図である。
【符号の説明】
1 リーダ部
2 プリンタ部
3 画像入出力制御部
4 ファクシミリ部
5 ファイル部
7 コンピュータインターフェース部
8 フォーマッタ部
9 イメージメモリ部
10 コア部
50 画像処理装置
101 原稿給送装置
102 プラテンガラス
103 ランプ
104 スキャナユニット
105,106,107 ミラー
108 レンズ
109 CCDイメージセンサ
110 アナログ/デジタル変換・シェーディング補正部
111 画像処理部
113,120,122 インターフェース部
114,123,506 CPU
115 操作部
116,124,501 メモリ
121 データ処理部
201 レーザ発光部
202 感光ドラム
203 現像器
204,205 カセット
206 転写部
207 定着部
208 排出ローラ
220 ソータ
209 フラッパ
210 レーザドライバ
220 ソータ
300 原稿
500 コネクタ、
502 メモリコントローラ
503 圧縮/伸長回路
504 タイミング生成回路
505 デュアルポートメモリ
507 SCSIコントローラ
508 外部記憶装置
607A 高解像度画像領域
607B 低解像度領域
608 符号領域
801 シートキースイッチ及びディスプレイ
802 テンキースイッチ
803 スタートキー

Claims (5)

  1. 画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段により読み取られた画像データを2値化して記憶する第1の記憶手段と、
    前記2値化された画像データを複数の階層により階層符号化する階層符号化手段と、
    前記階層符号化手段により階層符号化がなされる際に生成される画像データを記憶する第2の記憶手段と、
    前記階層符号化手段により生成される符号データを逐次記憶する第3の記憶手段と、を備える画像処理装置であって、
    前記階層符号化手段によりn階層目の符号データを生成する前に、前記階層符号化手段により生成された(n−1)階層目の符号データのデータ量に基づいて、該生成するn階層目の符号データのデータ量を算出する符号データ量算出手段と、
    前記第3の記憶手段の空き容量と、前記符号データ量算出手段により算出されたデータ量とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果、前記空き容量が前記算出されたデータ量よりも小さい場合に、前記第3の記憶手段に既に記憶されている符号データを外部記憶装置へ転送する転送手段と
    前記転送手段が前記第3の記憶手段に既に記憶されている符号データを外部記憶装置へ転送するまでの間、符号データの生成を中断し、転送が完了した後に、前記階層符号化手段により符号データの生成を再開することを特徴とする画像処理装置。
  2. 画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段により読み取られた画像データを2値化して記憶する第1の記憶手段と、
    前記2値化された画像データを複数の階層により階層符号化する階層符号化手段と、
    前記階層符号化手段により階層符号化がなされる際に生成される画像データを記憶する第2の記憶手段と、
    前記階層符号化手段により生成される符号データを逐次記憶する第3の記憶手段と、を備える画像処理装置であって、
    前記階層符号化手段により第1階層目の符号データを生成した際に、該生成された第1階層目の符号データのデータ量に基づいて、所定階層目まで符号化した場合の符号データの総データ量を算出する総データ量算出手段と、
    前記第3の記憶手段の空き容量と、前記符号データ量算出手段により算出された総データ量とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果、前記空き容量が前記算出されたデータ量よりも小さい場合に、前記第3の記憶手段に既に記憶されている符号データを外部記憶装置へ転送する転送手段と
    前記転送手段が前記第3の記憶手段に既に記憶されている符号データを外部記憶装置へ転送するまでの間、符号データの生成を中断し、転送が完了した後に、前記階層符号化手段により符号データの生成を再開することを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記第1の記憶手段は、前記2値化された画像データを、前記画像のページ単位で記憶していき、前記階層符号化手段による符号データの生成が中断された場合には、次ページの画像データの記憶も中断することを特徴とする請求項またはに記載の画像処理装置。
  4. 画像を読み取る読取工程と、
    前記読取工程により読み取られた画像データを2値化して記憶する第1の記憶工程と、
    前記2値化された画像データを複数の階層により階層符号化する階層符号化工程と、
    前記階層符号化工程により階層符号化がなされる際に生成される画像データを記憶する第2の記憶工程と、
    前記階層符号化工程により生成される符号データを逐次記憶する第3の記憶工程と、を備える画像処理方法であって、
    前記階層符号化工程によりn階層目の符号データを生成する前に、前記階層符号化工程により生成された(n−1)階層目の符号データのデータ量に基づいて、該生成するn階 層目の符号データのデータ量を算出する符号データ量算出工程と、
    前記第3の記憶工程の空き容量と、前記符号データ量算出工程により算出されたデータ量とを比較する比較工程と、
    前記比較工程による比較の結果、前記空き容量が前記算出されたデータ量よりも小さい場合に、前記第3の記憶工程に既に記憶されている符号データを外部記憶装置へ転送する転送工程と
    前記転送工程が前記第3の記憶工程に既に記憶されている符号データを外部記憶装置へ転送するまでの間、符号データの生成を中断し、転送が完了した後に、前記階層符号化工程により符号データの生成を再開することを特徴とする画像処理方法。
  5. 画像を読み取る読取工程と、
    前記読取工程により読み取られた画像データを2値化して記憶する第1の記憶工程と、
    前記2値化された画像データを複数の階層により階層符号化する階層符号化工程と、
    前記階層符号化工程により階層符号化がなされる際に生成される画像データを記憶する第2の記憶工程と、
    前記階層符号化工程により生成される符号データを逐次記憶する第3の記憶工程と、を備える画像処理方法であって、
    前記階層符号化工程により第1階層目の符号データを生成した際に、該生成された第1階層目の符号データのデータ量に基づいて、所定階層目まで符号化した場合の符号データの総データ量を算出する総データ量算出工程と、
    前記第3の記憶工程の空き容量と、前記符号データ量算出工程により算出された総データ量とを比較する比較工程と、
    前記比較工程による比較の結果、前記空き容量が前記算出されたデータ量よりも小さい場合に、前記第3の記憶工程に既に記憶されている符号データを外部記憶装置へ転送する転送工程と
    前記転送工程が前記第3の記憶工程に既に記憶されている符号データを外部記憶装置へ転送するまでの間、符号データの生成を中断し、転送が完了した後に、前記階層符号化工程により符号データの生成を再開することを特徴とする画像処理方法。
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