JPH08279888A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08279888A
JPH08279888A JP7106856A JP10685695A JPH08279888A JP H08279888 A JPH08279888 A JP H08279888A JP 7106856 A JP7106856 A JP 7106856A JP 10685695 A JP10685695 A JP 10685695A JP H08279888 A JPH08279888 A JP H08279888A
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data
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JP7106856A
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English (en)
Inventor
Hidehiko Kinoshita
秀彦 木下
Yukimasa Izeki
之雅 井関
Tetsuya Morita
哲哉 森田
Satoru Sugano
覚 菅野
Hiroaki Takeda
浩明 武田
Yasuyuki Aiko
靖之 愛甲
Masahiro Kurahashi
昌裕 倉橋
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コピー、FAX、プリンターなどの複合機能
を備えた複合画像形成装置において、原稿を流し読み
し、この原稿のビデオデータを一度ビットマップメモリ
に格納した後、このメモリからビデオデータを読みだし
FAX送信を行う。このとき、ビットマップメモリの容
量に対しビデオデータ量が少ない場合には、メモリの残
りのデータにいわゆるごみが発生して、送信画像にノイ
ズが発生していたので、改善する。 【構成】 リーダー部1101で読み取られる原稿のサ
イズを比較手段1110で比較し、ビットマップメモリ
の容量よりもビデオデータ量が少ない場合には、ビット
マップメモリの残りのデータが余白となるようにデータ
変換回路1112がビデオデータを変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リーダー部とフリンタ
ー部とを備え、例えばデジタル画像入力制御装置と外部
装置とを接続してコピー、FAX、フリンター等の複合
機能を動作させることが可能な画像形成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような画像形成装置におい
て、読み取った原稿をFAX通信する場合においては、
原稿のビデオデータを回転してビットマップメモリに格
納し、それを読み出してFAX送信を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、所定の容量を
持ったビットマップメモリに対して、原稿のビデオデー
タの量が少ない場合には残りのメモリのデータにごみが
発生して、送信画像にノイズが発生するという問題点が
生じた。
【0004】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、ビデオデータを格納するためのメモリ
の容量に対してビデオデータ量が少ない場合であっても
最適な画像をビデオデータとして記憶でき送信を行うこ
とができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、コピー、FAX、プリンター
等の複合機能を備え、読み取った原稿のビデオデータを
格納するためのメモリを備えた画像形成装置において、
FAXにおける流し読み時に前記原稿のビデオデータを
回転させて前記メモリに格納する際に、前記ビデオデー
ター量と前記メモリの所定の容量とを比較する比較手段
を有し、前記比較手段に基づいて前記ビデオデータ量が
前記メモリの所定の容量よりも少ないと判断された場合
に、残りのメモリのデータが余白となるようにビデオデ
ータを変換するマスク処理を行うビデオデータ変換手段
を有することを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、更に、請求項1におけ
る画像形成装置において、読み取る原稿のサイズを検知
する原稿サイズ検知手段によってビデオデータ量を検知
し、FAXにおける流し読み原稿のビデオデータを回転
させ、さらに前記ビデオデータ変換手段により原稿が存
在しない残り、即ち空白部のメモリのデータが余白とな
るようにビデオデータを変換して、リアルタイムでビッ
トマップメモリに格納することを特徴とする。
【0007】
【作用】請求項1の発明では、比較手段がビデオデータ
量とメモリの所定の容量を比較し、ビデオデータが少な
い場合には、ビデオデータ変換手段がマスク処理を行
い、残りのメモリのデータが余白となるようにビデオデ
ータを変換する。
【0008】請求項2の発明では、原稿のビデオデータ
量は、原稿のサイズを検知する原稿サイズ検出手段によ
って検知される。残りのメモリのデータとして、原稿が
存在しない残りである空白部のメモリのデータが、余白
となるようにマスク処理が行われる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の実施例の画像形成装置の構成
を示すブロック図である。リーダ部1は原稿の画像を読
み取り、原稿画像に応じた画像データをプリンタ部2及
び画像入出力制御部3へ出力する。フリンタ部2は、リ
ーダ部1及び画像入出力制御部3からの画像データに応
じた画像を記録紙上に記録する。画像入出力制御部3
は、リーダ部1に接続されており、ファクシミリ部4、
ファイル部5、コンピュータインターフェイス部7、フ
ォーマッタ部8、イメージメモリ部9、コア部10など
からなる。
【0010】ファクシミリ部4は、電話回線を介して受
信した圧縮画像データを伸長して、伸長された画像デー
タをコア部10へ転送し、又、コア部10から転送され
た画像データを圧縮して、圧縮された圧縮画像データを
電話回線を介して送信する。ファクシミリ部4にはハー
ドディスク12が接続されており、受信した圧縮画像デ
ータを一時的に保存することができる。
【0011】ファイル部5には光磁気ディスクドライブ
ユニット6が接続されており、ファイル部5はコア部1
0から転送された画像データを圧縮し、その画像データ
を検索するためのキーワードとともに光磁気ディスクド
ライブユニット6にセットされた光磁気ディスクに記憶
させる。又、ファイル部5はコア部10を介して転送さ
れたキーワードに基づいて光磁気ディスクに記憶されて
いる圧縮画像データを検索し、検索された圧縮画像デー
タを読み出して伸長し、伸長された画像データをコア部
10へ転送する。
【0012】コンピュータインターフェイス部7は、パ
ーソナルコンピュータ又はワークステーション(PC/
WS)11とコア部10の間のインターフェイスであ
る。フォーマッタ部8はPC/WS11から転送された
画像を表すコードデータをプリンタ部2て記録できる画
像データに展開するものであり、イメージメモリ部9は
PC/WS11から転送されたデータを一時的に記憶す
るものである。
【0013】コア部10については後述するが、コア部
10はリーダ部1、ファクシミリ部4、ファイル部5、
コンピュータインターフェイス部7、フォーマッタ部
8、イメージメモリ部9のそれぞれの間のデータの流れ
を制御するものである。
【0014】図2はリーダー部1及びプリンタ部2の断
面図である。リーダー部1における原稿給送装置101
は流し読みを行うことが可能である。ここで、流し読み
の動作を説明する。
【0015】図示しないスタートキーがONされるとス
キャナーユニット104を所定の位置に移動させ、ラン
プ103を点燈すると同時に、原稿給送装置101に載
置された原稿を搬送し、スキャナーユニットは所定の位
置で止めたまま、原稿を原稿排紙トレイの方向へ搬送さ
せながら原稿を露光走査し、原稿の読み取り動作終了
後、原稿を原稿排紙トレイに排出する。
【0016】この時の原稿からの反射光は、ミラー10
5、106、107、及びレンズ108によってCCD
イメージセンサ(以下CCDという)109へ導かれ
る。このように、走査された原稿の画像はCCD109
によって読み取られる。CCD109から出力される画
像データは、所定の処理が施された後、前記プリンタ部
2及び画像入出力制御部3のコア部10へ転送される。
【0017】また、原稿給送装置101には図示しない
原稿サイズ検知手段を有しており、これにより原稿急給
送装置101上に積載された原稿のサイズを検出するこ
とが可能である。
【0018】プリンタ部2のレーザドライバ221はレ
ーザ発光部201を駆動するものであり、リーダ部1か
ら出力された画像データに応じたレーザ光をレーザ発光
部201に発光させる。このレーザ光は感光ドラム20
2に照射され、感光ドラム202にはレーザ光に応じた
潜像が形成される。この感光ドラム202の潜像の部分
には現像器203によって現像剤が付着される。
【0019】そして、レーザ光の照射開始と同期したタ
イミングで、カセット204及びカセット205のいず
れかから記録紙を給紙して転写部206へ搬送し、感光
ドラム202に付着された現像剤を記録紙に転写する。
現像剤の乗った記録紙は定着部207に搬送され、定着
部207の熱と圧力により現像剤は記録紙に定着され
る。定着部207を通過した記録紙は排出ローラ208
によって排出され、ソータ220は排出された記録紙を
それぞれのビンに収納して記録紙の仕分けを行う。
【0020】なお、ソータ220は仕分けが設定されて
いない場合は最上ビンに記録紙を収納する。
【0021】また、両面記録が設定されている場合は、
排出ローラ208のところまで記録紙を搬送した後、排
出ローラ208の回転方向を逆転させ、フラッパ209
によって再給紙搬送路へ導く。多重記録が設定されてい
る場合は、記録しを排出ローニ208まで搬送しないよ
うにフラッパ209によって再給紙搬送路へ導く。再給
紙搬送路へ導かれた記録紙は上述したタイミングで転写
部206へ給紙される。
【0022】図3はリーダ部1のブロック図である。C
CD109から出力された画像データはA/D・SH部
110でアナログ/デジタル変換が行われるとともに、
シェーディング補正が行われる。A/D・SH部110
によって処理された画像データは画像処理部111を介
してプリンタ部2へ転送されるとともに、インターフェ
イス部113を介して画像入出力制御部3のコア部10
へ転送される。CPU114は操作部115で設定され
た設定内容に応じて画像処理部111及びインターフェ
イス113を制御する。例えば、操作部115でトリミ
ング処理を行って複写を行う複写モードが設定されてい
る場合は、画像処理部111でトリミグ処理を行わせて
プリンタ部2へ転送させる。また、操作部115でファ
クシミリ送信モードが設定されいる場合は、インターフ
ェイス113から画像データと設定されたモードに応じ
た制御コマンドをコア部10へ転送させる。このような
CPU114の制御プログラムはメモリ116に記憶さ
れており、CPU114はメモリ116を参照しながら
制御を行う。また、メモリ116はCPU114の作業
領域としても使われる。
【0023】図4はコア部10のブロック図である。リ
ーダ部1からの画像データはデータ処理部121へ転送
されるとともに、リーダ部1からの制御コマンドはCP
U123へ転送される。データ処理部121は画像の回
転処理や変倍処理などの画像処理を行うものであり、リ
ーダ部1からデータ処理部121へ転送された画像デー
タは、リーダ部1から転送された制御コマンドに応じ
て、インターフェイス120を介してファクシミリ部
4、ファイル部5、コンピュータインターフェイス部7
へ転送される。
【0024】また、コンピュータインターフェイス7を
介して入力された画像を表すコードデータは、データ処
理部121に転送された後フォーマッタ部8へ転送され
て画像データに展開され、この画像データはデータ処理
部121に転送された後、ファクシミリ部4やプリンタ
部2へ転送される。ファクシミリ部4からの画像データ
は、データ処理部121へ転送された後、プリンタ部2
やファイル部5、コンピュータインターフェイス部7へ
転送される。また、ファイル部5からの画像データは、
データ処理部121へ転送された後、プリンタ部2やフ
ァクシミリ部4、コンピュータインターフェイス部7へ
転送される。
【0025】CPU123はメモリ124に記憶されて
いる制御プログラム、及びリーダ部1から転送された制
御コマンドに従ってこのような制御を行う。また、メモ
リ124はCPU123の作業領域としても使われる。
【0026】このように、コア部10を中心に、原稿画
像の読み取り、画像のプリント、画像の送受信、画像の
保存、コンピュータからのデータの入出力などの機能を
複合させた処理を行うことが可能である。
【0027】図5に本実施例における回転制御およびデ
ータ変換についてのブロック図を示す。なお、この図
は、前記図4のデータ処理部121付近を説明するブロ
ック図である。
【0028】1101はリーダ部で、流し読みされた原
稿を画像データに変換する。1102はリーダ部からの
ビデオデータ、1103はコア部10内の回転制御部、
1104は回転制御部1103からの回転処理を行った
後のビデオデータである。1105はセレクタであり、
回転制御部1103とデータ変換回路1112からのビ
デオデータを切り替える。1106はビットマップメモ
リ1107に格納されるビデオデータであり、ビットマ
ップメモリ1107に格納されたビデオデータはファク
シミリ部1109に出力され、FAX送信される。
【0029】また、1110は比較手段であり、流し読
み時における原稿サイズの情報に基づいて、所定の容量
を持ったビットマップメモリと原稿のビデオデータの容
量を比較し、その結果をCPU1111に出力する。
【0030】主走査方向の領域判定回路1114と副走
査領域判定回路1115は、各々入力される基準信号1
117、1118と変換された画像データの位置を表す
画素クロック1116、1119とさらにCPU111
1からの情報に基づき、各方向の領域の判定を行い、さ
らに各方向の結果に基づいて領域判定回路1113にて
最終的な領域判定を行い、その結果をセレクタ1105
に出力する。CPU1111は比較手段1110からの
比較結果に基づいて、回転制御部1103に回転の角度
等の情報を出力し、その情報に基づいて回転制御部11
03は回転処理を行う。
【0031】また、CPU1111は主走査及び副走査
領域判定回路1114、1115にも比較手段1110
からの情報に基づいて主走査判定回路1114及び副走
査領域判定回路1115の領域判定情報を出力し、さら
にデータ変換回路1112にも比較手段1110からの
情報を出力し、データ変換回路1112は前記情報に基
づいてビットマップメモリの空白部分が余白となるよう
に白データを出力する。
【0032】図6に本実施例におけるビットマップメモ
リと各方向領域信号についての関係を示す。
【0033】本実施例において、ビットマップメモリは
Aサイズであり、例えば流し読みのFAX送信時に原稿
サイズがA5Rであった場合には、比較手段1110に
より、所定のビットマップメモリよりを原稿の画像デー
タのデータ量が少ないと判定される。
【0034】また、図6の斜線部分がビットマップメモ
リの空白部分とされる。そして、前記比較手段1110
の結果に基づいて、主走査領域信号及び副走査領域信号
が図7のように生成され、主走査及び副走査領域信号が
Hの時には原稿からのビデオデータが、Lのときにはデ
ータ変換回路から白データがビットマップメモリに格納
される。これにより、図7の(a)、(b)のようにビ
ットマップメモリの破線部(図中4本の破線を延長して
区切られる部分、以下同じ)内は原稿のビデオデータ
が、斜線部分は白データが格納されることとなる。
【0035】図8はビットマッブメモリに画像を回転さ
せて格納する方法について示したものである。本実施例
におけるビットマップ展開例では、A4サイズの例で、
縦297mmの画素数4622、横210mmに対する
画素数3296のビットマップとなる。
【0036】まず、回転しないで格納する場合には、図
5に示した回転制御部1103が図8の(a)に示すよ
うに、「0、0」→「0、4622」→「1、0」→
「1、4622」の方向に順に格納する。
【0037】一方、180度回転して格納する場合は、
図5に示した回転制御部1103が図8の(b)に示す
ように、同図(a)とは逆に、「3296、4622」
→「3296、0」→「3295、4622」→「32
95、0」の方向に順に格納する。
【0038】一方、−90度回転して格納する場合に
は、図5に示した回転制御部1103が図8の(c)に
示すように、格納する方向を縦横入れ換え、「0、46
22」→「3296、4622」→「0,4621」→
「3296、4621」の方向に順に格納する。
【0039】一方、90度回転して格納する場合には、
図5に示した回転制御部1103が図8の(d)に示す
ように、格納する方向を縦横入れ換え、「3296、
0」→「0、0」→「3296、1」→「0、1」の方
向に順に格納する。
【0040】次に、本実施例におけるビットマップメモ
リへのビデオデータの格納に関して、図9のフローチャ
ートを示して説明する。先ず、原稿の流し読みを行いな
がら(ステップ(1))、原稿給送装置101内にある
原稿検知手段により、原稿サイズが判定され(ステップ
(2))、その結果に基づいて回転を行うか否かの判定
を行い(ステップ(3))、ステップ(4)に移行す
る。ステップ(4)において、回転角度が90度であれ
ば、回転制御部1103においてビデオデータを90度
回転させ(ステップ(5))、ステップ(6)に移行す
る。
【0041】回転が必要ない場合にはそのままステップ
(6)に移行する。またステップ(4)において、回転
角度が90度以外であればステップ(9)に移行し、ス
テップ(9)においては、回転角度が−90度であれ
ば、回転制御部1103においてビデオデータを−90
度回転させ(ステップ(10))、ステップ(6)に移
行する。また、回転角度が180度であれば、上記と同
様にビデオデータを180度回転させて(ステップ(1
1))、ステップ(6)に移行する。
【0042】ステップ(6)において、前記原稿検知手
段の結果に基づいて、前記比較手段によりビットマップ
メモリの所定の容量と流し読み原稿データのデータ量の
比較が行われ、空白部分の判定が行われる。空白部分が
あれば、前記領域判定回路1113からの領域に基づい
て、ビットマップメモリの空白部を白データに変換しな
がら(ステップ(7))、原稿のビデオデータをビット
マップメモリに格納する(ステップ(8))。
【0043】また、ステップ(6)において、空白部分
がない場合には、そのまま原稿のビデオデータをビット
マップメモリに格納する(ステップ(8)。
【0044】以上説明したような処理を行うことによ
り、図7に示すようなA5サイズのFAX原稿を90度
回転させ、さらに空白部分が余白となるようにリアルタ
イムでビットマップメモリにヒデオデータ及び白データ
を領域信号に基づいて格納し、これによりマスク処理を
行うことか可能となる。
【0045】[第2の実施例]図10に第2の実施例に
おける原稿とビットマップメモリの関係について示す。
図10に示すように、読み取り原稿(図中矢印後方)を
図中矢印前方のようにビットマップメモリに格納したい
場合には、図中の斜線部分にはマスク処理を行う。しか
し、縦線部分は既に画像データのない領域であるから、
このような場合において、y方向の画像データの転送が
終了した時点で、これ以降の画像データについてはマス
ク処理を行わずに、データ転送を終了させた方がCPU
の負荷低減等の面からも効率がよい。
【0046】よって、このような処理について以下に説
明を行う。
【0047】図11に第2実施例における回転制御およ
びデータ変換についてのブロック図を示す。2101は
リーダ部で、流し読みされた原稿を画像データに変換す
る。2102はリーダ部からのビデオデータ、2103
はコア部10内の回転制御部、2104は回転制御部2
103からの回転処理を行った後のビデオデータであ
る。2105はセレクタであり、回転制御部2103と
データ変換回路2112からのビデオデータを切り替え
る。2106はビットマップメモリ2107に格納され
るビデオデータであり、ビットマップメモリ2107に
格納されたビデオデータはファクシミリ部2109に出
力され、FAX送信される。また、2110は比較手段
であり、流し読み時における原稿サイズの情報に基づい
て、所定の容量を持ったビットマップメモリと原稿のビ
デオデータの容量を比較し、その結果をCPU1111
に出力する。主走査方向の領域判定回路2114と副走
査領域判定回路2115は、各々入力される基準信号2
117、2118と変換された画像データの位置を表す
画素クロック2116、2119とさらにCPU211
1からの情報に基づき、各方向の領域の判定を行い、ま
た副走査領域判定回路2115は副走査マスク信号を領
域判定回路2113に出力する。そして、各方向の結果
に基づいて領域判定回路2104にて最終的な領域判定
を行い、その結果をセレクタ2105に出力する。CP
U2111は比較手段2110からの比較結果に基づい
て、回転制御部2103に回転の角度等を情報を出力
し、その情報に基づいて回転制御部2103は回転処理
を行う。また、CPU2111は主走査及び副走査領域
判定回路2114、2115にも比較手段2110から
の情報に基づいて主走査判定回路2114及び副走査領
域判定回路2115の領域判定情報を出力し、さらにデ
ータ変換回路2112にも比較手段2110からの情報
を出力し、データ変換回路2112は前記情報に基づい
てビットマップメモリの空白部分が余白となるように白
データを出力する。
【0048】さて、図10において、ビットマップメモ
リはA4サイズであり、例えば流し読みのFAX送信時
に、比較手段1110により原稿サイズが判断され、さ
らにCPU2111からの設定によりマスク領域を決定
し、その決定情報にしたがって主走査領域信号、副走査
領域信号及び副走査マスク信号が生成され、主走査及び
副走査領域信号がHの時には原稿からのビデオデータ
が、主走査領域信号がLのとき及び副走査マスク信号が
Hのときにはデータ変換回路から白データがビットマッ
プメモリに格納され、これにより、図10のようにビッ
トマップメモリの破線部内は原稿のビデオデータが、斜
線部分は白データが格納されることとなる。
【0049】次に、この第二実施例におけるビットマッ
プメモリへのビデオデータの格納に関して図12のフロ
ーチャートを示して説明する。先ず、原稿の流し読みを
行いながら(ステップ(1))、原稿給送装置101内
にある原稿検知手段により、原稿サイズが判定され(ス
テップ(2))、その結果に基づいて回転を行うか否か
の判定を行い(ステップ(3))、ステップ(4)に移
行する。ステップ(4)において、回転角度が90度で
あれば、回転制御部1103においてビデオデータを9
0度回転させ(ステップ(5))、ステップ(6)に移
行する。
【0050】回転が必要ない場合にはそのままステップ
(6)に移行する。またステップ(4)において、回転
角度が90度以外てあればステップ(15)に移行し、
ステップ(15)においては、回転角度が−90度であ
れば、回転制御部1103においてビデオデータを−9
0度回転させ(ステップ(16))、ステップ(6)に
移行する。また、回転角度が180度であれば、上記と
同様にビデオデータを180度回転させて(ステップ
(17))、ステップ(6)に移行する。
【0051】ステップ(6)においては、先ずx方向の
マスク処理が必要であるかの判断がなされる。x方向へ
のマスク処理が必要であれば、所望の部分をマスク処理
できるようにCPUは主走査領域判定回路に所望の値を
セットして(ステップ(7))、それに基づいて主走査
領域信号が生成される(ステップ(8))。またx方向
を必要としない場合には前記原稿検知手段の結果に基づ
き、主走査領域信号が生成される(ステップ(8))。
次に、y方向のマスク処理が必要であるかの判断がなさ
れ(ステップ(9))、y方向のマスク処理が必要であ
れば、所望の部分をマスクできるようにCPUは副走査
領域判定回路に所望の値をセットして(ステップ(1
0))、それに基づいて副走査領域信号及び副走査マス
ク信号が生成される(ステップ(11))。また、y方
向にマスクを必要としない場合には、前記原稿検知手段
の結果に基づいて、副走査領域信号が生成される(ステ
ップ(11))。そして、原稿画像データは、各々の領
域信号及びマスク信号に基づいて、マスク処理が必要な
斜線部分(図10)についてはマスク処理を行いながら
ビットマップメモリにデータ転送を行う(ステップ(1
2))。そして、データ転送を行いながら、y方向の画
像データの転送状況をモニターし(ステップ(1
3))、y方向の画像データが転送終了した時点で、そ
れ以降のビットマップメモリの空白部分をマスク処理す
ることなく、データ転送を終了する(ステップ(1
4))。
【0052】以上のような処理を行うことにより、所望
のマスク処理が必要な領域にはマスク処理を行い、y方
向に対して画像データの転送終了時点で、それ以降に関
してはマスク処理を行わないために、CPUの負荷軽
減、効率処理を行うことが可能となる。
【0053】なお、以上の実施例においてはビデオデー
タの量を検知する手段として、読み取る原稿のサイズを
検知する原稿サイズ検知手段を用いたが、他の実施例に
おいては必ずしもそのような原稿サイズ検知手段を用い
る必要がなく、種々の手段を用いることが可能である。
例えば、原稿のサイズは大きくても、その原稿に記載さ
れた画像範囲が狭い場合には、画像の存在しない残りの
部分を予め検出してビデオデータ量を検知する手段であ
っても良い。
【0054】
【発明の効果】請求項1または2の発明によれば、ビデ
オデータ量がメモリの容量より少ない場合には、残りの
メモリのデータが余白となるようにビデオデータを変換
するマスク処理を行うことで、最適な画像を与えるビデ
オデータをメモリに格納することかでき、ひいてはノイ
ズのない最適な画像を送信できる。
【0055】また請求項2の発明によれば、原稿のサイ
スを検知する原稿サイズ検出手段によりビデオデータ量
を、容易に検知することができる。そして原稿が存在し
ない残りのメモリのデータ、即ち空白部のメモリのデー
タを容易に余白とし、最適な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の本実施例の画像形成装置のブロック図
である。
【図2】リーダ部及びプリンタ部の断面図である。
【図3】リーダ部のブロック図である。
【図4】コア部のブロック図である。
【図5】第1の本実施例における回転制御及びデータ変
換に関してのブロック図である。
【図6】第1の本実施例におけるビットマップメモリと
各方向に領域信号についての関係を示した図である。
【図7】第1の本実施例における回転処理及びマスク処
理後のビットマップメモリの状態を示した図である。
【図8】第1の本実施例における回転処理を行った画像
データのビットマップ展開を示した図であり、 (a)は回転のない状態を示す図 (b)は180度回転した状態を示す図 (d)は−90度回転した状態を示す図 (e)は90度回転した状態を示す図である。
【図9】第1の本実施例におけるビットマップメモリへ
のビデオデータ格納に関するフローチャート図である。
【図10】第2の実施例における原稿とビットマップメ
モリの関係を示す図である。
【図11】第2の実施例における回転制御及びデータ変
換に関するブロック図である。
【図12】第2の実施例におけるビットマップメモリへ
のビデオデータの格納に関するフローチャート図であ
る。
【符号の説明】
1 リーダ部 2 プリンタ部 3 画像入出力制御部 4 ファクシミリ部 5 ファイル部 7 コンピュータインターフェイス部 8 フォーマッタ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅野 覚 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 武田 浩明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 愛甲 靖之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 倉橋 昌裕 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コピー、FAX、プリンター等の複合機
    能を備え、読み取った原稿のビデオデータを格納するた
    めのメモリを備えた画像形成装置において、FAXにお
    ける流し読み時に前記原稿のビデオデータを回転させて
    前記メモリに格納する際に、前記ビデオデーター量と前
    記メモリの所定の容量とを比較する比較手段を有し、前
    記比較手段に基づいて前記ビデオデータ量が前記メモリ
    の所定の容量よりも少ないと判断された場合に、残りの
    メモリのデータが余白となるようにビデオデータを変換
    するマスク処理を行うビデオデータ変換手段を有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1における画像形成装置におい
    て、読み取る原稿のサイズを検知する原稿サイズ検知手
    段によってビデオデータ量を検知し、FAXにおける流
    し読み原稿のビデオデータを回転させ、さらに前記ビデ
    オデータ変換手段により原稿が存在しない残り、即ち空
    白部のメモリのデータが余白となるようにビデオデータ
    を変換して、リアルタイムでビットマップメモリに格納
    することを特徴とする画像形成装置。
JP7106856A 1995-04-06 1995-04-06 画像形成装置 Pending JPH08279888A (ja)

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JP7106856A JPH08279888A (ja) 1995-04-06 1995-04-06 画像形成装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6933977B2 (en) * 2001-05-25 2005-08-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Image pickup apparatus having auto-centering function

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