JP3710181B2 - 水性カビ取り剤用組成物および2剤型カビ取り剤 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、特定3種の過ジカルボン酸を含有する水性カビ取り剤用組成物および2剤型カビ取り剤に関し、更に詳細には、過グルタル酸、過コハク酸、及び過アジピン酸の三種の過ジカルボン酸を含有する水性カビ取り剤用組成物およびそれを含む2剤型カビ取り剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば浴室の天井、タイル目地、プラスチックの壁、および台所の三角コーナー等に発生するカビによる黒ズミ汚れは、クレンザーや界面活性剤だけでは除去することができない。これらのカビによる汚れは、一般的には次亜塩素酸塩を用いて除去されている。
【0003】
次亜塩素酸塩は、カビ取り性能には優れているものの、人体の目や皮膚等に障害を与える危険性が大きく、またこれを酸性の洗浄剤と併用(誤使用)した時には、有毒な塩素ガスを発生する等の問題点が指摘されている。
一方、危険性の少ない、過酸化水素等の酸素系の漂白剤をカビ取り剤として、用いようとする試みもあるが、カビ取り性能が不十分であり、満足できるものは未だ得られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、人体に対する危険性が少なく、かつ優れたカビ取り効果を有する、水性カビ取り剤用組成物およびそれを用いる2剤型カビ取り剤を提供しようとするものである。本発明者等は、特定3種の過ジカルボン酸を併用すると、次亜塩素酸塩に匹敵するカビ取り効果が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の水性カビ取り剤用組成物は過グルタル酸、過コハク酸および過アジピン酸、上記過ジカルボン酸のそれぞれに対応するグルタル酸、コハク酸およびアジピン酸、並びに過酸化水素が、互に平衡して含有されていることを特徴とするものである。
【0006】
本発明の水性カビ取り剤用組成物において、前記過ジカルボン酸の合計濃度が、モノ過ジカルボン酸に換算して0.05〜1.0モル/kgであり、前記ジカルボン酸の合計濃度が、0.2〜2.2モル/kgであり、前記過酸化水素の濃度が1.0〜12.0モル/kgであることが好ましい。
【0007】
本発明の水性カビ取り剤用組成物において、前記過コハク酸およびコハク酸の合計濃度が0.1〜0.7モル/kgであり、前記過アジピン酸およびアジピン酸の合計濃度が0.02〜0.2モル/kgであり、かつ前記過コハク酸、コハク酸、過アジピン酸およびアジピン酸の合計含有量の、前記過グルタル酸およびグルタル酸の合計含有量に対するモル比が0.1:1〜2.0:1であることが好ましい。
【0008】
本発明の水性カビ取り剤用組成物において、前記過ジカルボン酸および過酸化水素用安定剤が、0.01〜3.0重量%の濃度で含有されていることが好ましい。
【0009】
前記本発明の2剤型カビ取り剤は、前記本発明の水性カビ取り剤用組成物を含有する成分とアルカリ性物質を含有する成分とからなるものである。
【0010】
前記本発明の2剤型カビ取り剤において、前記アルカリ性物質は、アルカリ金属の水酸化物、炭酸塩、ケイ酸塩、メタケイ酸塩、リン酸塩、トリポリリン酸塩、およびピロリン酸塩から選ばれることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明で使用されるジカルボン酸混合物は、基本的にはグルタル酸、コハク酸、およびアジピン酸のそれぞれを、所望の比率で混合し、一般には、この混合物を所望濃度で水に溶解させてジカルボン酸混合物水溶液を調製する。しかし、これら3種のジカルボン酸が定比、又は不定比で混合含有されたジカルボン酸混合物の入手が可能な場合には、この混合物を原料としてジカルボン酸混合物水溶液を調製することが有利である。
【0012】
この場合、ジカルボン酸混合物を一旦、水に加温溶解させた後に冷却して、低溶解性の不要ジカルボン酸を晶析させて分離除去したり、イオン交換樹脂或いはキレート樹脂等により、ジカルボン酸混合物に含まれている重金属類を除去した後、所望する濃度のジカルボン酸混合物水溶液を調製することが好ましい。
【0013】
本発明の水性カビ取り剤用組成物は、例えば安定化剤の共存下に、上記の方法で得られたジカルボン酸混合物水溶液と過酸化水素とを反応させることによって得ることができる。この反応生成物系には、生成した3種の過ジカルボン酸と、それに対応する3種のジカルボン酸と、過酸化水素とが、互に平衡して含有されている。この反応に際しては、ジカルボン酸混合物及び過酸化水素のための安定化剤として、アミノトリ(メチレンホスホン酸)、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)等の有機ホスホン酸、或いは、ピコリン酸、ジピコリン酸、キノリン酸等のピリジンカルボン酸、を用いることが好ましく、安定剤の濃度は、反応混合物全重量に対して、0.01〜3.0重量%であることが好ましく、より好ましくは、0.05〜1.0重量%である。
【0014】
尚、本発明の水性カビ取り剤用組成物を調整するに際し、ジカルボン酸混合物水溶液と過酸化水素を比較的高濃度で反応させ、その反応生成物系が平衡組成になる前に、重金属を除去した水、および/又はジカルボン酸類を添加して所望の濃度範囲になるように調整すると、ジカルボン酸混合物水溶液と過酸化水素との反応時間を短縮することができる。
【0015】
前述のように過ジカルボン酸含有水溶液中において、そこに含有されている過ジカルボン酸混合物、それらに対応するジカルボン酸混合物、および過酸化水素、並びに水の各成分濃度に応じて最終的にはその平衡組成において安定化する。
【0016】
ジカルボン酸混合物の合計濃度が高い程、より高い濃度の過ジカルボン酸混合物が得られるが、ジカルボン酸混合物の濃度が過度に高くなると、冷時に結晶を析出する等の問題を生ずる。また、ジカルボン酸混合物の合計濃度が、低すぎる場合には過ジカルボン酸混合物の濃度も過度に低下する。そのために、ジカルボン酸混合物の合計濃度は、0.2〜2.2モル/kg−組成物、好ましくは、0.6〜2.0モル/kg−組成物の範囲になるように調整することが好ましい。
過酸化水素濃度についても、その濃度が高い程、より高い濃度の過ジカルボン酸混合物が得られる。
【0017】
過酸化水素、および過ジカルボン酸混合物の濃度を高める程、得られる組成物の潜在的危険性が増大し、その利用が制約されるという問題を生ずる。このため、過酸化水素の濃度は、1.0〜12モル/kgであることが好ましく、より好ましくは、1.2〜8モル/kgである。本発明の水性カビ取り剤用組成物が一般家庭用に利用される場合には、その濃度を毒劇物法に定められている規制値以下にすることが必要であって、1.2〜1.8モル/kg範囲にすることが好ましい。また過ジカルボン酸混合物の合計濃度はモノ過ジカルボン酸に換算して、0.05〜1.0モル/kgであることが好ましく、より好ましくは、0.07〜0.8モル/kg、更に好ましくは、0.07〜0.3モル/kgである。
【0018】
本発明の水性カビ取り剤用組成物中に含まれるグルタル酸、コハク酸、或いはアジピン酸の濃度は、この組成物からそれらの結晶析出等を抑制し、経時安定性を高めるために重要であり、冷時に於けるそれらの結晶の析出を避けるために、水性カビ取り剤用組成物中のコハク酸および過コハク酸の合計濃度が、0.1〜0.7モル/kgであることが好ましく、より好ましくは0.2〜0.6モル/kgであり、アジピン酸および過アジピン酸の合計濃度が、0.02〜0.2モル/kgであることが好ましく、より好ましくは0.05〜0.15モル/kgであり、かつ、コハク酸、過コハク酸、アジピン酸および過アジピン酸の合計含有量の、グルタル酸および過グルタル酸の合計含有量に対するモル比は、0.1:1〜2.0:1であることが好ましく、より好ましくは0.3:1〜1.0:1である。
【0019】
本発明の2剤型カビ取り剤の水性カビ取り剤用組成物含有成分およびアルカリ性物質含有成分の各々には、望む場合に於いて本発明の目的を妨げない範囲の量の界面活性剤、溶剤、可溶化剤、キレート剤、色素、及び香料等を添加、含有させることができる。
【0020】
界面活性剤には、本発明のカビ取り剤をカビの汚れに浸透させる作用があるため、これを添加することが好ましい。界面活性剤としては、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシアルキル硫酸エステル塩、α−スルホ脂肪酸アルコールエステル塩、スルホコハク酸モノエステル塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩等のアニオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ソルビタン脂肪酸エステル、アルキルグリコシド、アルキルグルコシド脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、脂肪酸グリセリド、オキシエチレンオキシプロピレンブロックポリマー等の非イオン界面活性剤、長鎖モノ−、又はジアルキル四級アンモニウム塩、アミンオキシド等のカチオン界面活性剤、カルボキシベタイン、スルホベタイン、アミノ酸系界面活性剤等の両性界面活性剤、ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキシエチレン)シロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン)シロキサン共重合体等のシリコーン系界面活性剤等を挙げることができる。
【0021】
本発明の水性カビ取り剤用組成物に添加することができる溶剤としては、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール、エチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、プロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル等のグリコールエーテル型溶剤等を挙げることができる。
【0022】
また可溶化剤としては、p−トルエンスルホン酸、m−キシレン−4−スルホン酸等のハイドロトロープ剤を挙げることができる。
さらにキレート剤としては、クエン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸等のヒドロキシカルボン酸等を挙げることができる。
【0023】
本発明の水性カビ取り剤用組成物を使用するに際しては、この組成物にアルカリ性物質を添加して、組成物のpHを7以上、好ましくは、9〜12に調整する。本発明の2剤型カビ取り剤は、前記本発明の水性カビ取り剤用組成物を含む成分と、アルカリ性物質を含有する成分とからなるものである。これら水性カビ取り剤用組成物含有成分と、アルカリ性物質含有成分とは分離収納されていて、使用する際に、これら2成分を適宜の方法、例えば、噴射混合などの方法により混合する。
【0024】
アルカリ性物質としては、有機アルカリ物質、及び無機アルカリ物質を使用することができるが、好ましくは無機アルカリ性物質が用いられる。無機アルカリ性物質としては、アルカリ金属の水酸化物、炭酸塩、ケイ酸塩、メタケイ酸塩、リン酸塩、トリポリリン酸塩およびピロリン酸塩など、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、メタケイ酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、およびリン酸カリウムなどを挙げることができる。
【0025】
アルカリ性物質は、粉末状のまゝ、又は水溶液として用いることができる。アルカリ性物質含有成分の使用量は、その種類、状態に応じて、水性カビ取り剤用組成物含有成分と混合したとき、この混合物のpH値を7以上、好ましくは9〜12に調整するのに十分な量である。
【0026】
【実施例】
下記に、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0027】
実施例1〜4、及び比較例1〜5
本発明組成物A、本発明組成物B、及び過グルタル酸組成物を下記方法により調製した。
組成物A(本発明)
コハク酸、グルタル酸、アジピン酸が、それぞれ25重量%、64重量%、11重量%の割合で含有されるジカルボン酸混合物1重量部に、水1重量部を加え、50℃に加温、撹拌して、ジカルボン酸混合物の水溶液を調製した。得られたジカルボン酸混合物水溶液を室温で強酸性陽イオン交換樹脂(オルガノ製アンバーライトIR−124)を充填したカラムにSV比5で通液し、ジカルボン酸混合物水溶液中の重金属を除去した。
このようにして得られたジカルボン酸混合物水溶液100重量部に対して、60%過酸化水素23重量部、97%硫酸0.6重量部、安定化剤として、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸の60重量%水溶液0.4重量部、及びジピコリン酸0.1重量部を加えて混合し、50℃で2時間反応させた。
この反応液100重量部に対し、水70重量部を加えて希釈の後、室温で1週間放置して、過ジカルボン酸混合物の合計濃度0.19モル/kg−組成物、ジカルボン酸混合物の合計濃度1.65モル/kg−組成物、過酸化水素の濃度1.75モル/kg−組成物の水性組成物を調製した。
【0028】
組成物B(本発明)
コハク酸、グルタル酸、アジピン酸が、それぞれ25重量%、64重量%、11重量%の割合で含有されるジカルボン酸混合物1重量部に、水0.85重量部を加え、50℃に加温、撹拌して、ジカルボン酸混合物水溶液を調製し、これを5〜10℃で一昼夜放置し、析出したコハク酸、およびアジピン酸濾過を除去した。得られたジカルボン酸混合物水溶液を室温で強酸性陽イオン交換樹脂を充填したカラムに通液し、ジカルボン酸混合物水溶液中の重金属を除去した。このジカルボン酸混合物水溶液は、グルタル酸2.9モル/kg、コハク酸0.66モル/kg、及びアジピン酸0.18モル/kgを含んでいた。
このようにして得られたジカルボン酸混合物水溶液100重量部に対して、60%過酸化水素33重量部、安定化剤として、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸の60重量%水溶液0.4重量部を加えて混合し、50℃で24時間反応させた。
この反応液100重量部に対し、水を25重量部を加えて希釈の後、室温で1週間放置して、過ジカルボン酸混合物合計濃度0.51モル/kg−組成物、ジカルボン酸混合物合計濃度1.70モル/kg−組成物、および過酸化水素濃度2.74モル/kg−組成物の水性組成物を調製した。
【0029】
過グルタル酸組成物C(比較例)
グルタル酸1重量部に、水0.95重量部を加え、50℃に加温、撹拌して、グルタル酸を溶解させた。得られたグルタル酸水溶液を用いたこと以外は、本発明組成物Aの調整条件と同じ条件下で反応を行い、過グルタル酸含有水性組成物Cを得た。
この水性組成物Cは、過グルタル酸濃度0.19モル/kg−組成物、グルタル酸濃度1.65モル/kg−組成物および、過酸化水素濃度1.75モル/kg−組成物を有するものであった。
【0030】
黒カビ(Cladosporium herbarum)を接種した後、25℃で7日間培養した綿布をカビ汚染布とし、この汚染布を15×15mmに切断したものを供試汚染布とした。
表1又は表2に示される組成を有し、表1又は表2に記載のアルカリ性物質により、表示のpH値に調整された供試液2ml中に、上記供試汚染布を60分間浸漬処理し、その後、水洗、乾燥した後、汚染布の反射率を反射率計(平沼 SPR−3)を用いて測定し、次式により、カビ除去率を求めた。
カビ除去率(%)=(RW−RS)/(RO−RS)×100
RO:カビ汚染前の原綿布の反射率
RS:カビ汚染布の反射率
RW:処理後の汚染布の反射率
【0031】
表1には、本発明のカビ取り剤と、次亜塩素酸塩或いは過酸化水素との比較を示し、また、表2には、本発明のカビ取り剤と過グルタル酸組成物(単一過酸組成物)との比較を示した。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
実施例5
前記組成物B 50gに、炭酸ナトリウム15g、メタケイ酸ナトリウム15g、リポランPB−200(α−オレフィンスルホン酸ナトリウム(ライオン(株))製)1g、及びイオン交換水50gを混合して、pH10に調整して供試液を調製した。別に素焼き板に黒カビ(Cladosporium herbarum)を接種し、25℃で1週間培養してカビ汚染板を調製した。前記供試液1mlを、前記カビ汚染板に塗布し、30分間放置した後、水洗し、目視で観察したところ、汚染板上のカビは完全に除去されていた。
【0035】
【発明の効果】
本発明の水性カビ取り剤用組成物は、次亜塩素酸塩と比較し、刺激臭がなく、また塩素ガスの発生するおそれが少ないため、身体に対する危険性がなく、且つ次亜塩素酸塩に匹敵するカビ取り効果を有するものである。
Claims (6)
- 過グルタル酸、過コハク酸および過アジピン酸、上記過ジカルボン酸のそれぞれに対応するグルタル酸、コハク酸およびアジピン酸、並びに過酸化水素が、互に平衡して含有されている水性カビ取り剤用組成物。
- 前記過ジカルボン酸の合計濃度が、モノ過ジカルボン酸に換算して0.05〜1.0モル/kgであり、前記ジカルボン酸の合計濃度が、0.2〜2.2モル/kgであり、前記過酸化水素の濃度が1.0〜12.0モル/kgである、請求項1に記載の水性カビ取り剤用組成物。
- 前記過コハク酸およびコハク酸の合計濃度が0.1〜0.7モル/kgであり、前記過アジピン酸およびアジピン酸の合計濃度が0.02〜0.2モル/kgであり、かつ前記過コハク酸、コハク酸、過アジピン酸およびアジピン酸の合計含有量の、前記過グルタル酸およびグルタル酸の合計含有量に対するモル比が0.1:1〜2.0:1である、請求項1に記載の水性カビ取り剤用組成物。
- 前記過ジカルボン酸および過酸化水素用安定剤が、0.01〜3.0重量%の濃度で含有されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の水性カビ取り剤用組成物。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の水性カビ取り剤用組成物を含有する成分と、アルカリ性物質を含有する成分とからなる2剤型カビ取り剤。
- 前記アルカリ性物質が、アルカリ金属の水酸化物、炭酸塩、ケイ酸塩、メタケイ酸塩、リン酸塩、トリポリリン酸塩およびピロリン酸塩から選ばれる、請求項5に記載の2剤型カビ取り剤。
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