JP3709795B2 - コンピュータシステムと、コンピュータシステム内のモジュール間の通信方法 - Google Patents

コンピュータシステムと、コンピュータシステム内のモジュール間の通信方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータシステムに関し、特に、内部に備えるモジュール間においてパケット転送によりデータを送受するコンピュータシステムとそのモジュール間の通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図18は、内部に備える複数のモジュール間においてパケット転送によりデータを送受する従来のコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。
【0003】
図18の従来のコンピュータシステムにおいては、図19のブロック図に示されるCPUモジュール20aと、図20のブロック図に示される入出力モジュール30a(IOモジュール)とを1対1で接続し、かつCPUモジュール20a同士をモジュールインターコネクト40により接続する構成のコンピュータシステムが示されている。
【0004】
図19を参照すると、CPUモジュール20aは、CPU及びメインメモリ、それらの間のデータの送受を制御するCPUモジュールコントローラ21aを備えている。また図20を参照すると、入出力モジュール30aは、末端の入出力アダプタとのブリッジ機能を制御する入出力モジュールコントローラ31aを備えている。
【0005】
またこのような従来のコンピュータシステムの、特に高可用性を要する場合においては、各CPUモジュール20aをシステム運用中においても挿抜が可能な交換機能(ホットスワップ機能)を備えるものがある。この機能は、一部のCPUモジュール20aに故障が発生した場合において、システム自体のダウンを回避し、故障CPUモジュール20aの交換を可能とするのである。
【0006】
しかし、上記の障害対応の機能を適用した従来のコンピュータシステムでは、故障したCPUモジュール20aのホットスワップを行う際に、故障したCPUモジュール20aを取り外すためには、その配下の運用接続可能な故障のない入出力モジュール30aをも取り外すことが必要となるという問題点があった。
【0007】
この問題点に対応するための従来の技術としては、図21の例に示される、スイッチングモジュール10を介して入出力モジュール30aとCPUモジュール20aとを接続する構成のコンピュータシステムがある。このような構成を採用することにより、入出力モジュール30aとCPUモジュール20aの接続に柔軟性を持たせることを実現している。例えば、故障したCPUモジュール20aをシステムから切り離した場合に、スイッチングモジュール10を介することで、その切り離したCPUモジュール20aの配下の入出力モジュール30aに対し、他のCPUモジュール20aからのアクセスが可能となる。
【0008】
更に同様にして、図22の例に示されるように、各CPUモジュール20aと入出力モジュール30aとをネットワーク50を介して接続することにより、大規模なコンピュータシステムを実現することもできる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように従来のコンピュータシステムでは、一部のCPUモジュール20aに障害が発生した場合においても、システム全体の機能に障害が及ぶことが多く、高可用性(High Availability)の実現が困難であった。
【0010】
この問題は、図21、図22の従来のコンピュータシステムにおいても、スイッチングモジュール10やネットワーク50上において、パケットロストあるいはデータエラーが発生した場合には、同様にシステム全体の機能に障害が及ぶことが多かった。例えば、システムとして重要なCPU−入出力間のトランザクションにおいては、1パケットのエラーが元でシステム全体の継続運用ができなくなり、システムダウンとなる場合もあった。
【0011】
ここでの、スイッチングモジュール10やネットワーク50では、接続距離が長くなるに従い故障発生率が増加することになり、システム規模が大きい場合にはこれらを原因とする故障の発生も多くなる。このため、高可用性を実現するためには、モジュール間の経路に故障が発生した場合においても、システム全体を継続運用するための機能を新たに実現することが必要である。
【0012】
本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解決し、モジュール間の通信経路の多重化を実現し、極めて高い可用性を実現するコンピュータシステムとそのモジュール間の通信方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明は、複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュール間で相互にパケット転送するコンピュータシステムにおいて、前記複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュール間を多重化した複数の経路によって接続し、前記複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュール間に、多重化した複数の前記経路のスイッチングを行う複数のスイッチングモジュールを並列に備え、前記複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュールは、パケットを前記経路数分複製して前記経路に出力し、かつ複数の前記経路から入力した複数の前記複製パケットのうち、最先に受信したパケットを選択することを特徴とする。
【0014】
上記本発明のコンピュータシステムでは、モジュール間の通信経路を多重化することにより、極めて高い可用性を実現することができ、CPUと入出力との経路上の故障が引き起こすパケット損傷が原因となるシステムダウンを解消する。
【0015】
請求項2の本発明によれば、前記複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュールは、送信するパケットを複数の前記経路数分複製して送信先に出力する出力制御部と、複数の前記経路から受信した前記複製パケットを識別して、最先に受信したパケットのみを選択する入力制御部を備えることを特徴とする。
【0016】
請求項3の本発明によれば、前記出力制御部は、送信するパケットに対して、当該パケットを一意に識別する識別情報を付加する手段と、識別情報を付加した前記パケットを複数の経路分複製して出力する手段を備え、前記入力制御部は、受信したパケットの前記識別情報を識別し、同一の識別情報が付加された前記パケットのうち、最先のものを受信して他のパケットを破棄する選択手段を備えることを特徴とする。
【0017】
請求項4の本発明によれば、前記複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュールは、複数の前記経路に対応して受信したパケットのエラーを検出する手段と、前記パケットの消失を検出する手段を備えることを特徴とする。
【0018】
請求項5の本発明によれば、前記複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュール間を通信ネットワークを介して接続することを特徴とする。
【0019】
請求項6の本発明によれば、コンピュータシステム内の複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュール間でデータを相互にパケット転送する通信方法において、多重化した複数の経路によって互いに接続した前記複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュールが、送信するパケットを前記経路数分複製して、複数の前記経路に出力し、前記複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュール間に並列に備えられた、多重化した複数の前記経路のスイッチングを行う複数のスイッチングモジュールが、発信された前記パケットを送信先の前記複数のCPUモジュール又は複数の入出力モジュールに対して送信し、前記複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュールが、複数の前記経路から入力した複数の前記複製パケットのうち、最先に受信したパケットを選択することを特徴とする。
【0020】
請求項7の本発明によれば、前記複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュールでは、複数の前記経路から受信した前記複製パケットを識別して、最先に受信したパケットのみを選択することを特徴とする。
【0021】
請求項8の本発明によれば、前記複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュールでは、送信するパケットに対して、当該パケットを一意に識別する識別情報を付加し、前記識別情報を付加した前記パケットを複数の経路分複製して出力し、受信したパケットの前記識別情報を識別し、同一の識別情報が付加された前記パケットのうち、最先のものを受信して他のパケットを破棄することを特徴とする。
【0022】
請求項9の本発明によれば、前記複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュールでは、複数の前記経路に対応して受信したパケットのエラーと、前記パケットの消失を検出することを特徴とする。
【0023】
請求項10の本発明によれば、データを相互にパケット転送する複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュールを備えるコンピュータのモジュールにおいて、前記複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュール間を多重化した複数の経路と、多重化した複数の前記経路のスイッチングを行う複数並列に設けられたスイッチングモジュールとを介して接続し、前記複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュールが、パケットを前記経路数分複製して前記経路に出力し、かつ複数の前記経路から入力した複数の前記複製パケットのうち、最先に受信したパケットを選択することを特徴とする。
【0024】
請求項11の本発明によれば、前記複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュールに、送信するパケットを複数の前記経路数分複製して送信先に出力する出力制御部と、複数の前記経路から受信した前記複製パケットを識別して、最先に受信したパケットのみを選択する入力制御部を備えることを特徴とする。
【0025】
請求項12の本発明によれば、前記出力制御部は、送信するパケットに対して、当該パケットを一意に識別する識別情報を付加する手段と、識別情報を付加した前記パケットを複数の経路分複製して出力する手段を備え、前記入力制御部は、受信したパケットの前記識別情報を識別し、同一の識別情報が付加された前記パケットのうち、最先のものを受信して他のパケットを破棄する選択手段を備えることを特徴とする。
【0026】
請求項13の本発明によれば、複数の前記経路に対応して受信したパケットのエラーを検出する手段と、前記パケットの消失を検出する手段を備えることを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0033】
図1は、本発明の第1の実施の形態によるコンピュータシステムの構成を示すブロック図であり、複数のCPUモジュール20がスイッチングモジュール10を介して、複数の入出力モジュール30(IOモジュール)と接続している。また、CPUモジュール20間は、モジュールインターコネクト40により接続している。上記CPUモジュール20、入出力モジュール30及びスイッチングモジュール10は、例えばそれぞれ個別の筐体で構成される。
【0034】
本実施の形態においては、コンピュータシステム内の、このCPUモジュール20と入出力モジュール30との間のデータのパケット転送を、複数の経路(通信経路)に多重化することにより、高可用性を実現することを特徴とする。またここでは、これらの多重化した経路によりパケットを送受するモジュールを(つまり、CPUモジュール20と入出力モジュール30を)、高可用性モジュールと呼ぶこととする。なお、本発明ではCPUモジュール20と入出力モジュールの入出力ポートを多重化する必要があるけれども、近年のデバイス技術の向上によって部品点数を増やすことなく入出力ポートの多重化が可能にしている。
【0035】
以下の説明においては特に、2つのスイッチングモジュール10を備えて、CPUモジュール20と入出力モジュール30との間を2つの通信経路に多重化する例により、本実施の形態の通信を説明する。しかし、通信経路を多重化する本数(スイッチングモジュール10の数)は、いくつ備えるものとした場合においても同様にして以下の通信を実現することができ、また、CPUモジュール20や入出力モジュール30の数についても同様に、いくつ備えるものとしてもよい。
【0036】
図2は、本実施の形態のCPUモジュール20の構成を示すブロック図であり、図3は、本実施の形態の入出力モジュール30の構成を示すブロック図である。
【0037】
本実施の形態のCPUモジュール20は、内部にいくつかのCPUとメインメモリ、それらへのデータの授受を制御するモジュールコントローラ21を備えている。モジュールコントローラ21には、第1と第2の2本の入出力ポートが備えられ、それぞれに第1と第2のスイッチングモジュール10に接続される。
【0038】
本実施の形態の入出力モジュール30は、末端の入出力アダプタとのブリッジ機能を持つ入出力モジュールコントローラ31を備えている。この入出力モジュールコントローラ31に関しても同様に、第1と第2の2個の入出力ポートを備えて、それぞれに第1と第2のスイッチングモジュール10に接続される。
【0039】
図1に示されるように、各CPUモジュール20と各入出力モジュール30は、それぞれの入出力ポート部22、32の入出力ポート毎にスイッチングモジュール10を介して接続されている。例えば、各CPUモジュール20の第1入出力ポート26aは、第1スイッチングモジュール10を介して各入出力モジュール30の第1入出力ポート36aに接続されており、各CPUモジュール20の第2入出力ポート26bは、第2スイッチングモジュール10を介して各入出力モジュール30の第2入出力ポート36bに接続されている。
【0040】
スイッチングモジュール10は、各CPUモジュール20と各入出力モジュール30との間で送受信されるパケットの、スイッチングを行うモジュールである。ここでパケットとは、CPUモジュール20と入出力モジュール30との間で送受するデータを、転送先の情報を付加してまとめられた一つのデータの単位である。パケットにより送受するデータの内容には、例えばデータの読み出し要求、データの書き込み要求、データの読み出し要求に対する応答データ等がある。
【0041】
スイッチングモジュール10を通すことにより、任意のCPUモジュール20から任意の入出力モジュール30へのパケット転送が可能となる。また、同様に任意の入出力モジュール30から任意のCPUモジュール20へのパケットの転送が可能となる。
【0042】
ここで、図1の例においては、各CPUモジュール20と各入出力モジュール30とがそれぞれ1対1に対応しており、CPUモジュール20から入出力モジュール30へのパケット転送は、全て必ずモジュールインターコネクト40を通り、ターゲットとなる入出力モジュール30に対応するCPUモジュール20を経由して転送する方式である。例えば、図1では、#0のCPUモジュール20は、#0の入出力モジュール30に対応しており、もし#3CPUモジュール20から#0入出力モジュール30にパケットを発光する場合には、一旦モジュールインターコネクト40を通り#0CPUモジュール20に転送され、この#0CPUモジュール20を経由して#0入出力モジュール30に送られる。
【0043】
また同様に、入出力モジュール30からCPUモジュール20へのパケット転送も、送信元の入出力モジュール30に対応するCPUモジュール20を経由し、モジュールインターコネクト40を通り、目的のCPUモジュール20へと転送される。例えば、図1で、#1入出力モジュール30から#2CPUモジュール20へのパケット転送を行う場合、一旦#1CPUモジュール20へのパケット送信がスイッチングモジュール10を介して行われ、その後、#1CPUモジュール20からモジュールインターコネクト40を介して、#2CPUモジュール20へパケットが送られる。
【0044】
このように、スイッチングモジュール10を経由するパスでは、送信元と受信先は1対1に対応している。このような手法は、ソフトウェアのオーダリングモデルにおけるストロングオーダリングをシステム全体として保障するために、マルチプロセッサシステムにおいては一般的に用いられている入出力アクセス手順である。
【0045】
図10に、上記スイッチングモジュール10の構成例を示す。図10において、スイッチングモジュール10は、CPUモジュール20又は入出力モジュール30から送られるパケットを入力するFIFOバッファからなる入力部11、入力したパケットを所定のCPUモジュール20又は入出力モジュール30に出力するセレクタ12及びセレクタ12の切替えを制御するアービトレーション回路13から構成されている。
【0046】
図4は、本実施の形態の各CPUモジュール20が備える入出力ポート部22の構成を示すブロック図であり、入力方向及び出力方向の2方向のパスを備えている。また、各入出力モジュール30の側の入出力ポート部32の構成についても上記入出力ポート部22と同様の構成である。
【0047】
2つの第1及び第2入出力ポート26a、26b(36a、36b)から入力される入力パケットは、それぞれ入力制御部24へ入力され、入力制御部24を経てCPUモジュールコントローラ21(又同様に、入出力モジュールコントローラ31)の内部回路へと入力される。
【0048】
また、当該コントローラ内部回路からの出力パケットは、出力制御部23を経て、第1、第2の入出力ポート26a、26b(36a、36b)それぞれへ出力される。
【0049】
図5は、本実施の形態の出力制御部23の構成を示すブロック図であり、その構成はCPUモジュール20と入出力モジュール30の双方において同様である。
【0050】
出力制御部23は、CPUモジュールコントローラ21の内部回路(あるいは、入出力モジュールコントローラ31の内部回路)から送られるパケットに当該パケットを一意に識別するためのシーケンシャルな番号を付加するID付加回路23−1と、ID付加回路23−1から出力されたID付きパケットを複製して、第1、第2入出力ポート26a、26b(36a、36b)に送信するマルチキャスト回路23−3を備えている。
【0051】
ID付加回路23−1で付加される番号であるIDカウンタの値は、0→1→2→3→…→nと、パケットを送るごとにインクリメントされ、ある定められた値“n”の次には再度“0”に戻るようにカウントする。
【0052】
図6は、本実施の形態によるコンピュータシステム内のモジュール間において送受するパケットの構成の一例を示す図である。図6の例では、図5のポート部から出力されるパケットを、CPUモジュールコントローラ21の内部回路(あるいは、入出力モジュールコントローラ31の内部回路)から送られるパケットに更にパケットIDを付加して構成している。このパケットIDには、前述のIDカウンタの値が記録され、受信側のモジュールにおいて当該パケットを識別するために用いられる。
【0053】
図7は、本実施の形態の入力制御部24の構成を示すブロック図であり、その構成はCPUモジュール20と入出力モジュール30の双方において同様である。
【0054】
各ポートにおいて受信したパケットは、それぞれのポートのパケット消失検出回路24−1に入力される。更に、それぞれのパケット消失検出回路24−1の出力は、全て先着パケット選択回路24−2に入力される。この先着パケット選択回路24−2から出力されるパケットが、最終的にCPUモジュールコントローラ21(又は、入出力モジュールコントローラ31)の内部回路に入力される。
【0055】
図8は、本実施の形態のパケット消失検出回路24−1の構成を示すブロック図である。入力制御部24の各パケット消失検出回路24−1は、図8に示される、0→1→2→3→…→n→0とインクリメント動作をするIDチェックカウンタ24−1aとパケットID比較回路24−1bを備え、各送信元がポート出力時に送信パケットに付加したパケットIDとの値の比較を行っている。
【0056】
パケットが経路の途上において消失した場合には、受信したパケットIDとIDチェックカウンタとの値に不一致が発生することとなり、これによりパケット消失検出回路24−1は、パケットの消失を検出することができる。またこのため、送信元が最初に送るパケットIDとIDチェックカウンタ24−1aの初期値とは、同じ値とする。なお、上記パケット消失検出回路24−1は、スイッチングモジュール10側に設けることも可能である。
【0057】
図9は、本実施の形態の先着パケット選択回路24−2の構成を示すブロック図である。入力制御部24の先着パケット選択回路24−2は、図9に示すように、パケットID比較回路24−2aにおいてそれぞれの第1、第2入出力ポート36a、36bより入力されたパケットに付加されるているパケットID(IDカウンタ)の値を検出してその大小を比較し、その結果に基づき、マルチプレクサ24−2bにおいて2つの経路の内でパケットの流れが先行している経路がどちらかを判断し、先行している経路側のポートからのパケットを取り込む。
【0058】
つまり、送信元の出力制御部23のマルチキャスト回路23−3により複製されて複数の経路に同時に発信されたパケットは、それぞれの経路を通ることになるが、各経路内を流れるパケットの進み具合が異なるため、最終的に受信先の入力制御部に到達するまでには時間差が生じることになる。先着パケット選択回路24−2は、その時間差を検出して最も先行して着信するポートを判定し、各ポートから来る同一パケットに対して最初に届いたパケットを選択し、時系列として後に届いたパケットを廃棄する。
【0059】
次に、本実施の形態のコンピュータシステムの各モジュール間の通信の処理を、図面を参照して詳細に説明する。
【0060】
上述のように、各CPUモジュール20と各入出力モジュール30は、図11に示すような全く異なる2つの経路により接続されており、発信側のモジュールのマルチキャスト回路23−3を用いて、図12に示すように2つのポートに対して同一のパケットを送信する。
【0061】
それぞれの経路を流れるパケットは、それぞれの経路内の混雑度の違いや、経路の途中で訂正可能エラーが発生した場合のエラー訂正動作によるレイテンシ悪化等の影響から、進み具合に違いが発生し、同一パケットでも受信側のモジュールに到達するタイミングには時間差が生じる。
【0062】
例えば、図13の各パケットの送信の様子を示す図の例においては、第1経路側の#3パケットの方が、第2経路側の#3パケットよりも先行して受信側のモジュールに着信している。
【0063】
受信側のモジュールでは、エラー検出回路25を用いて、それぞれのポートからのパケットの受信時に、受信したパケットのエラーをポート毎に検出する。
【0064】
そして、受信側のモジュールでは、パケット消失検出回路24−1を用いてパケットの消失の有無の検出を行い、更に、先着パケット選択回路24−2を用いて、それぞれの経路から送られてくるパケットの内の最初に到着したパケットを実際に受け取る制御を行う。
【0065】
その後に、先着パケットとは別の経路より後から受信した同一パケットについては、一旦受信してネットワーク診断のためのパケットエラー検出が、エラー検出回路25及びパケット消失検出回路24−1を用いて行うが、その後は先着パケット選択回路24−2により廃棄される。
【0066】
図13の例においては、第1経路の#3パケットが採用され、第2経路の#3パケットが廃棄される。
【0067】
このように、通信経路を多重化(又、2重化)して備え、同一パケットをそれぞれ別の経路を用いて送信し、受信側で先着パケットを採用し、後から到着するパケットを破棄することにより、たとえどちらかの経路上の故障によりある経路上のパケットにエラーが発生しても、別の経路のパケットを採用することで、システムとしてはパケットを失うことなく、システム全体の運用を継続することが可能となる。
【0068】
また例えば、ある先着パケットの受信において、パケット消失もしくは、訂正不可能ビットエラーを検出した場合は、そのパケットを廃棄し、エラーを検出した側の経路上でのそれ以上のパケット送信をビジー信号等により、図1のスイッチングモジュールなど前段回路にて停止させておき、反対側のネットワークから来る、同じパケットIDを持つ、複製パケットの到着を待ち、当該パケット到着後にそのパケットを取り込むと同時に、エラーを検出した経路のビジー信号を解除し再び2重経路運用を開始する等の、予め設定したエラー処理を実行させる等の実施例も可能である。
【0069】
検出されたエラーはログデータとして記録しておき、その後、同一ネットワークからのパケットで、エラー発生が多発する場合は、当該経路のシステムからの切り離しを行い、図14に示すように、現在正常に作動する経路のみによるシステム運用状態に移る。
【0070】
また、後から受信されたパケットのエラー検出においてエラーが検出された場合では、既に同一パケットが先に届いており受信側のモジュールにより取得済みであるので、このエラーの検出されたパケットは通常時と同様に破棄される。また、その経路からのパケットでエラーが検出されたことを記録する。その後、同一ネットワークからのパケットで、エラーが多発する場合は、前述と同様に、その経路の切り離しを行う。
【0071】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0072】
上記実施の形態では、出力制御部23においてパケットにIDを付加し、マルチキャスト回路23−3によって出力されたID付きパケットを複製して、第1、第2入出力ポート26a、26b(36a、36b)に送信する構成を示したが、この第2の実施の形態では、出力制御部23にマルチキャスト回路23−3のみを備え、CPUモジュール20又は入出力モジュール30からのパケットにIDを付加することなく、そのまま複製して第1、第2入出力ポート26a、26b(36a、36b)に送信する構成である。また、それに対応して、入力制御部24のパケット消失検出回路24−1及び先着パケット選択回路24−2のパケットID比較回路24−2aを備えない構成となる。
【0073】
この第2の実施の形態では、パケットIDをチェックしないので、先着パケット選択回路が第1、第2入出力ポート26a、26b(36a、36b)を経由して送られた2つのパケットのヘッダ情報を参照することにより、先着のパケットを選択し他方を廃棄する。その他の点については、上記第1の実施の形態と同様であるので詳細を省略する。
【0074】
また、本発明の第3の実施の形態について図15を参照して説明する。
【0075】
この第3の実施の形態では、CPUモジュール20と入出力モジュール30を互いに対応するものどうしを、スイッチングモジュール10を介することなく、第1及び第2入力ポート間で直接接続した構成としている。この第3の実施の形態のCPUモジュール20及び入出力モジュール30の各構成要素については、図1に示す第1の実施の形態と同様である。また、その動作についても、スイッチングモジュール10を介在させないだけであり、第1の実施の形態と同様に動作し、同様の効果が得られるものである。
【0076】
本発明のさらに他の実施の形態について図16と図17を参照して説明する。
【0077】
本発明は、図16に示すように、多数のCPUモジュール20がネットワーク50を介して多数の入出力モジュール30に接続されるような大規模システムに適用することも、同様に可能である。
【0078】
また、図17に示すような、複数のCPUモジュール20と複数の入出力モジュール30が2重のネットワークに接続されたシステムにおいて、いくつかのCPUモジュール20及びいくつかの入出力モジュール30が、一つのグループの配下に属し、それぞれのグループが、それぞれ一つのコンピュータを形成し、システム全体として見た場合に、ネットワークを介したクラスタシステムを形成しているような構成の場合に対して、本発明の手段を用いることにより単一ネットワーク故障によるシステムダウンを防ぐことが可能となる。
【0079】
図17の構成においては、第1コンピュータ内の各CPUモジュール20は、自コンピュータの側の入出力モジュール30に対して、入出力アクセスを行うことになるが、各CPUモジュール20が対応する入出力モジュール30に対して、同一のパケットを双方のポートに送り、入出力モジュール30の入力ポート部において、CPUモジュール20がそれぞれの出力ポートに対して送信したパケットの内で、先に到着しかつエラーが検出されなかったパケットを採用し、後から到着するパケットに関しては、エラーチェックを行い、ネットワークに障害が発生していないことを確認した後にこれを廃棄する動作をする。
【0080】
このようにネットワークを介した大規模クラスタシステムにおいても、本発明を適応することにより、ネットワークの単一故障が原因のシステムダウンを防ぐことを可能としている。以上のようにCPU−入出力間の経路長が長くなるに従い、経路上の故障率も大きくなるため、システムが大規模になる程本発明は有用となる。
【0081】
以上好ましい実施の形態及び実施例をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態及び実施例に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
【0082】
例えば、上記実施の形態では、CPUモジュール20と入出力モジュール30とがパケット転送により相互にデータのやりとりを行なうシステムについて説明したが、一方のモジュールから他方のモジュールに対して片方向のみの転送を行なう構成のシステムにも、本発明を適用することができる。その場合、パケットを出力する側のモジュールに出力制御部を設け、パケットを受信する側のモジュールに入力制御部を設ける。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のコンピュータシステムによれば、以下のような効果が達成される。
【0084】
本発明のコンピュータシステムでは、モジュール間の通信経路を多重化することにより、極めて高い可用性を実現することができ、CPUと入出力との経路上の故障が引き起こすパケット損傷が原因となるシステムダウン等を解消することができる。更に、各モジュールは、各通信経路から受信したパケットが新規のパケットであるか否を識別しその最新のパケットを取得するため、通信速度を犠牲にすることなく高可用性を実現できる。
【0085】
また、本発明のコンピュータシステムでは、パケットの再送等のソフトウェアのレベルの制御を必要としないために、オペレーションシステムや運用ソフトウェア等に特別の新たな機能を備える必要なく、高可用性を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態によるコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態のCPUモジュールの構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態の入出力モジュールの構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態の入出力ポート部の構成を示すブロック図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態の出力制御部の構成を示すブロック図である。
【図6】 本発明の第1の実施の形態によるコンピュータシステム内のモジュール間において送受するパケットの構成の一例を示す図である。
【図7】 本発明の第1の実施の形態の入力制御部の構成を示すブロック図である。
【図8】 本発明の第1の実施の形態のパケット消失検出回路の構成を示すブロック図である。
【図9】 本発明の第1の実施の形態の先着パケット選択回路の構成を示すブロック図である。
【図10】 本発明の第1の実施の形態のスイッチングモジュールの構成例を示すブロック図である。
【図11】 本発明の第1の実施の形態によるコンピュータシステムのモジュール間のパケット転送を説明するための図である。
【図12】 本発明の第1の実施の形態によるコンピュータシステムのモジュール間のパケット転送を説明するための図である。
【図13】 本発明の第1の実施の形態によるコンピュータシステムのモジュール間のパケット転送を説明するための図である。
【図14】 本発明の第1の実施の形態によるコンピュータシステムのモジュール間のパケット転送を説明するための図である。
【図15】 本発明の第3の実施の形態によるコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。
【図16】 本発明のその他の実施の形態によるコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。
【図17】 本発明のさらに他の実施の形態によるコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。
【図18】 従来のコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。
【図19】 従来のCPUモジュールの構成を示すブロック図である。
【図20】 従来の入出力モジュールの構成を示すブロック図である。
【図21】 スイッチングモジュールを介して入出力モジュールとCPUモジュールとを接続する、従来のコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。
【図22】 通信ネットワークを介して入出力モジュールとCPUモジュールとを接続する、従来のコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 スイッチングモジュール
20、20a CPUモジュール
21、21a CPUモジュールコントローラ
22 入出力ポート部
23 出力制御部
23−1 ID付加回路
23−2 IDカウンタ
23−3 マルチキャスト回路
24 入力制御部
25 エラー検出回路
24−1 パケット消失検出回路
24−2 先着パケット選択回路
30、30a 入出力モジュール
31、31a 入出力モジュールコントローラ
40 モジュールインターコネクト
50 ネットワーク

Claims (13)

  1. 複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュール間で相互にパケット転送するコンピュータシステムにおいて、
    前記複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュール間を多重化した複数の経路によって接続し、
    前記複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュール間に、多重化した複数の前記経路のスイッチングを行う複数のスイッチングモジュールを並列に備え、
    前記複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュールは、パケットを前記経路数分複製して前記経路に出力し、かつ複数の前記経路から入力した複数の前記複製パケットのうち、最先に受信したパケットを選択することを特徴とするコンピュータシステム。
  2. 前記複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュールは、
    送信するパケットを複数の前記経路数分複製して送信先に出力する出力制御部と、
    複数の前記経路から受信した前記複製パケットを識別して、最先に受信したパケットのみを選択する入力制御部を備えることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータシステム。
  3. 前記出力制御部は、
    送信するパケットに対して、当該パケットを一意に識別する識別情報を付加する手段と、識別情報を付加した前記パケットを複数の経路分複製して出力する手段を備え、
    前記入力制御部は、
    受信したパケットの前記識別情報を識別し、同一の識別情報が付加された前記パケットのうち、最先のものを受信して他のパケットを破棄する選択手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコンピュータシステム。
  4. 前記複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュールは、
    複数の前記経路に対応して受信したパケットのエラーを検出する手段と、前記パケットの消失を検出する手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一つに記載のコンピュータシステム。
  5. 前記複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュール間を通信ネットワークを介して接続することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一つに記載のコンピュータシステム。
  6. コンピュータシステム内の複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュール間でデータを相互にパケット転送する通信方法において、
    多重化した複数の経路によって互いに接続した前記複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュールが、送信するパケットを前記経路数分複製して、複数の前記経路に出力し、
    前記複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュール間に並列に備えられた、多重化した複数の前記経路のスイッチングを行う複数のスイッチングモジュールが、発信された前記パケットを送信先の前記複数のCPUモジュール又は複数の入出力モジュールに対して送信し、
    前記複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュールが、複数の前記経路から入力した複数の前記複製パケットのうち、最先に受信したパケットを選択することを特徴とするモジュール間の通信方法。
  7. 前記複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュールでは、
    複数の前記経路から受信した前記複製パケットを識別して、最先に受信したパケットのみを選択することを特徴とする請求項6に記載のモジュール間の通信方法。
  8. 前記複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュールでは、
    送信するパケットに対して、当該パケットを一意に識別する識別情報を付加し、
    前記識別情報を付加した前記パケットを複数の経路分複製して出力し、
    受信したパケットの前記識別情報を識別し、同一の識別情報が付加された前記パケットのうち、最先のものを受信して他のパケットを破棄することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のモジュール間の通信方法。
  9. 前記複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュールでは、
    複数の前記経路に対応して受信したパケットのエラーと、前記パケットの消失を検出することを特徴とする請求項6から請求項8の何れか一つに記載のモジュール間の通信方法。
  10. データを相互にパケット転送する複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュールを備えるコンピュータのモジュールにおいて、
    前記複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュール間を多重化した複数の経路と、多重化した複数の前記経路のスイッチングを行う複数並列に設けられたスイッチングモジュールとを介して接続し、
    前記複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュールが、パケットを前記経路数分複製して前記経路に出力し、かつ複数の前記経路から入力した複数の前記複製パケットのうち、最先に受信したパケットを選択することを特徴とするコンピュータシステムのモジュール。
  11. 前記複数のCPUモジュールと複数の入出力モジュールに、
    送信するパケットを複数の前記経路数分複製して送信先に出力する出力制御部と、
    複数の前記経路から受信した前記複製パケットを識別して、最先に受信したパケットのみを選択する入力制御部を備えることを特徴とする請求項10に記載のコンピュータシステムのモジュール。
  12. 前記出力制御部は、
    送信するパケットに対して、当該パケットを一意に識別する識別情報を付加する手段と、識別情報を付加した前記パケットを複数の経路分複製して出力する手段を備え、
    前記入力制御部は、
    受信したパケットの前記識別情報を識別し、同一の識別情報が付加された前記パケットのうち、最先のものを受信して他のパケットを破棄する選択手段を備えることを特徴とする請求項10又は請求項11に記載のコンピュータシステムのモジュール。
  13. 複数の前記経路に対応して受信したパケットのエラーを検出する手段と、前記パケットの消失を検出する手段を備えることを特徴とする請求項10から請求項12の何れか一つに記載のコンピュータシステムのモジュール。
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