JP3709566B2 - 映像信号処理装置、カラービデオカメラ及び映像信号の処理方法 - Google Patents
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Description
本発明は、映像信号の高輝度部分をレベル圧縮する映像信号処理装置とそれを搭載するカラービデオカメラ及び映像信号の処理方法に関するものである。
背景技術
NTSC(National Television System Committee)やPAL(Phase Alternation by Line)などの標準テレビジョン方式の映像信号規格では、輝度信号の信号レベルの黒レベルと最大白レベルが決まっており、最大白レベルより明るい部分を表示することができない。そのため、ビデオカメラでは、高輝度部分を映像信号内に収めるために輝度圧縮している。すなわち、上記映像信号規格における白レベルを100%とすると、上記最大白レベルは105〜110%となっているので、例えば撮影素子から得られた95〜200%の輝度信号レベルの撮像信号を95%から110%の輝度信号レベル内に収まるようにレベル圧縮することが行われている。
白黒の映像信号を扱うビデオカメラの内部構成の一例を図1に示す。
この図1に示したビデオカメラ9は、被写体からの撮像光が撮像レンズ1を介して入射されるCCDイメージセンサ2を備える。上記CCDイメージセンサ2は、上記撮像光により結像される被写体像を撮像して電気信号に変換する。このCCD2で得られる電気信号すなわち撮像信号は、輪郭強調回路3にて水平及び垂直方向の輪郭強調が行われ、さらに、輝度圧縮回路4にて輝度圧縮される。
そして、上記輝度圧縮回路4の出力信号は、ガンマ補正回路5にてガンマ補正と呼ばれる非線形補正が施され、さらにホワイトクリップ回路6にて映像信号規格よりも輝度信号レベルが高い信号が出ないようにするためのホワイトクリップが施された後、増幅器7にて増幅され、当該ビデオカメラ9の出力映像信号とされる。
ここで、上記輝度圧縮回路4における圧縮前の輝度信号Yの信号レベルをy、圧縮後の輝度信号Y’の信号レベルをy’とし、上記信号レベルyが信号レベルKp以上となる信号Yを圧縮率Ksで圧縮するとした場合、上記輝度圧縮回路4での輝度圧縮は以下の式で示される。
y≦Kpの時 y'=y
y>Kpの時 y'=Ks(y−Kp)+Kp
例えば、上記映像信号規格における100%の白レベルを1とした場合において、200%(=2)までの輝度信号レベルを持った上記圧縮前の輝度信号Yを110%(=1.1)の輝度信号レベルに抑え、上記Kpの信号レベルを95%(=0.95)にしたとすると、
Ks=(1.1−0.95)/(2−0.95)
となり、
y≦0.95の時 y'=y
y>0.95の時 y'={(1.1−0.95)/(2−0.95)}×(y−0.95)+0.95
として示される。このような輝度圧縮はグラフに表すと図2のように表すことができる。なお、映像信号規格における白レベルを100%とした場合において、この図2の横軸は、入力信号すなわち圧縮前の輝度信号Yの信号レベルを百分率%にて表し、縦軸は出力信号すなわち圧縮後の輝度信号Y’の信号レベルを百分率%にて表している。
以下、上述したような輝度圧縮の方式を第1の方式と呼ぶことにする。
上記図1には白黒の信号を扱うビデオカメラ9の構成を例に挙げたが、カラー映像信号を扱うカラービデオカメラの内部構成としては、例えば図3に示すような構成が知られている。
この図3に示したカラービデオカメラ10の構成と図1に示したビデオカメラ9の構成との相違点は、被写体像を結像する撮像光を3原色である赤,緑,青の各色成分に分けるための色分解プリズム12が撮像レンズ11の後に置かれ、それぞれの色成分に分離された各被写体像を撮像するためのCCDイメージセンサ13R,13G,13Bと、上記CCDイメージセンサ13R,13G,13Bによる各色成分の撮像信号として得られる赤色信号R,緑色信号G及び青色信号Bについて、ホワイトバランスを取るための増幅器14R,14G,14Bと、輪郭強調や輝度圧縮などを3チャンネルで行う輪郭強調回路15R,15G,15B、輝度圧縮回路16R,16G,16B、ガンマ補正回路17R,17G,17B及びホワイトクリップ回路18R,18G,18Bが用意されている点と、3原色信号R,G,BからNTSCやPAL等のカラー映像信号に変換するためのエンコーダ19とが付加されている点である。
すなわち、この図3に示すカラービデオカメラ10では、撮像レンズ11を介して入射された被写体等からの撮像光は、色分解プリズム12によって赤と緑と青の3原色の光に分解される。各色成分の光は、それぞれ対応して配置されたCCDイメージセンサ13R,13G,13Bに入射され、これらCCDイメージセンサ13R,13G,13Bによってそれぞれ各色成分の光に対応する撮像信号すなわち3原色信号R,G,Bに変換される。
これらCCDイメージセンサ13R,13G,13Bからの3原色信号R,G,Bは、それぞれ対応した増幅器14R,14G,14Bにて信号レベルが調整されることでホワイトバランスが取られ、さらに、それぞれ対応する輪郭強調回路15R,15G,15Bに送られ、それぞれ輪郭強調が行われる。これら輪郭強調回路15R,15G,15Bからの各出力信号は、それぞれ対応する輝度圧縮回路16R,16G,16Bに送られ、各々輝度圧縮される。
そして、上記輝度圧縮回路16R,16G,16Bの各出力信号は、それぞれ対応するガンマ補正回路17R,17G,17Bにてガンマ補正され、さらに対応するホワイトクリップ回路18R,18G,18Bにてホワイトクリップされ、エンコーダ19に送られる。このエンコーダ19は、上記3原色信号R,G,BからNTSCやPAL等の標準テレビジョン方式に準拠したカラー映像信号を生成して増幅器20に送る。当該増幅器20にて増幅されたカラー映像信号が当該カラービデオカメラ10の出力映像信号とされる。
この図3に示したカラービデオカメラ10における輝度圧縮は、3原色信号R,G,Bをそれぞれ独立に上述した第1の方式により行われている。以下、このように3原色信号R,G,Bをそれぞれ独立に上記第1の方式により輝度圧縮する方式を第2の方式と呼ぶことにする。
しかし、この第2の方式では、例えば色のついた被写体を撮影したときの高輝度部分では色相や彩度が変わってしまうという問題が発生し易い。
そこで、本件出願人には、3原色信号R,G,Bをそれぞれ独立した輝度圧縮回路にて圧縮するのではなく、上記3原色信号R,G,Bから輝度信号Yを生成し、それを元に輝度圧縮を行うようにしたカラー映像信号のレベル圧縮方法を特願平8−91575号として先に提案にしている。
この特願平8−91575号に係るカラー映像信号のレベル圧縮方法法では、例えば図4に示すような構成の輝度圧縮回路150を用いて3原色信号R,G,Bの輝度圧縮を行う。
この図4に示す輝度圧縮回路50において、入力端子51R,51G,51Bに入力される3原色信号R,G,Bは、それぞれ対応して設けられた掛け算器56R,56G,56Bに送られると共に、Yマトリクス回路52に送られる。
上記Yマトリクス回路52は、供給された3原色信号R,G,Bから輝度信号Yを生成する。このYマトリクス回路52にて生成された輝度信号Yは、高輝度圧縮回路54に送られる。
上記高輝度圧縮回路54では、端子53から供給される前記KpとKsを示す係数を用いて、上記輝度信号Yに対して前記第1の方式により高輝度部分の圧縮を行う。
次に、上記高輝度圧縮回路54の出力信号である輝度信号Y’は、割り算器55に送られる。この割り算器55では、上記高輝度圧縮回路54からの輝度信号Y’を上記Yマトリクス回路52からの圧縮前の輝度信号Yで割り算することにより係数kを求める。
上記割り算器55にて求めた係数kは、上記3原色信号R,G,Bが供給されている掛け算器56R,56G,56Bに送られる。これら掛け算器56R,56G,56Bでは、それぞれ供給されている3原色信号R,G,Bに上記係数kを掛け、彩度と色相を保つ輝度圧縮を行う。
次に、上記掛け算器56R,56G,56Bの出力信号として得られる3原色信号R’,G’,B’は、それぞれ対応して設けられた彩度圧縮回路60R,60G,60Bに送られると共に、最大値検出器57に送られる。
この最大値検出器57では、上記掛け算器56R,56G,56Bの出力信号として得られる3原色信号R’,G’,B’のうち一番大きな値をnamY’として検出する。
この最大値namY’は係数演算器59に送られる。この係数演算器59には、前記高輝度圧縮回路54からの輝度信号Y’と端子81からのホワイトクリップレベルを示す設定係数Wc-γが供給されている。この係数演算器59では、これらを用いて、
k’=(Wc-γ−Y’)/(namY’−Y’)’
なる演算により係数k’を求める。
上記係数演算器59にて求められた係数k’は、上記彩度圧縮器60R,60G,60Bに送られる。上記彩度圧縮回路60R,60G,60Bには、上記掛け算器56R,56G,56Bの出力信号として得られる3原色信号R’,G’,B’が供給されているとともに、前記高輝度圧縮回路54からの輝度信号Y’も供給されている。上記彩度圧縮回路60R,60G,60Bは、これらの信号を用いて輝度と色相を一定とした状態で彩度圧縮を行う。
そして、上記彩度圧縮回路60R,60G,60Bの出力信号として得られる3原色信号R”,G”,B”は、この輝度圧縮回路150の出力信号としてそれぞれ対応する端子61R,61G,61Bから出力される。
このような輝度圧縮を行う輝度圧縮回路50を備えるカラービデオカメラでは、例えばある色の被写体を写しながらレンズの絞りを開けていったとき、図5に示すように、最大値検出器57により検出される最大値namY’が上記係数演算器59に与えられた設定係数Wc-γにより示されるホワイトクリップレベル以上となるまでは上記掛け算器56R,56G,56Bの出力信号として得られる3原色信号R’,G’,B’には変化がなく、最大値namY’が上記ホワイトクリップレベル以上になると輝度と色相を保ったまま色度が落ちていき、輝度信号Y’がホワイトクリップレベルに達したとき彩度が0になる。図5には、この輝度圧縮回路50に入った信号の一例を示してある。この場合の最大値namY’は、緑色信号Gと等しい。なお、図5の横軸はビデオカメラの撮像レンズに通常備えられているレンズ絞りの開口量を、縦軸には出力信号レベルを示している。
ここで、このように3原色信号R,G,Bから生成された輝度信号Yを元に輝度圧縮を行う方式を以下第3の方式と呼ぶことにする。
発明の開示
ところで、上述した第3の方式では、最大値namY’がホワイトクリップレベルに達するまで、彩度が全く圧縮されないので、原色の大きな彩度がそのまま再現されてしまい、目につきやすくなってしまう。したがって、この第3の方式では、高輝度部分の色がつきすぎて見えてしまうことがある。特に原色系の被写体を写したときに顕著である。
上述したように第2の方式のみならず、第3の方式であっても、好みに応じて高輝度部の彩度のみを変化させることはできない。
そこで、本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、好みに応じて高輝度部の彩度のみを変化させ、より自然な輝度圧縮を可能にした映像信号処理装置とそれを搭載するカラービデオカメラを提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、好みに応じて高輝度部の彩度のみを変化させ、より自然な輝度圧縮を可能にした映像信号の処理方法を提供することにある。
本発明では、3原色信号で表されるカラー映像信号に対して、色相及び輝度を保持した状態で、上記3原色信号の最も高い信号レベルを有する信号レベルが第1の信号レベルとなるように上記カラー映像信号の彩度のみを圧縮し、さらに、輝度及び色相を保持した状態で、彩度のみを圧縮することにより上述した課題を解決する。
すなわち、本発明に係る映像信号処理装置は、3原色信号で表されるカラー映像信号の色相及び輝度を保持した状態で、上記3原色信号の最も高い信号レベルを有する信号レベルが第1の信号レベルとなるように上記カラー映像信号の彩度のみを圧縮する第1の彩度圧縮手段と、少なくとも上記第1の彩度圧縮手段によって彩度圧縮されたるカラー映像信号に対して、輝度及び色相を保持した状態で、彩度のみを圧縮する第2の彩度圧縮手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係るカラービデオカメラは、撮像光に応じた3原色信号を生成する撮像手段と、上記撮像手段により生成された3原色信号で表されるカラー映像信号の色相及び輝度を保持した状態で、上記3原色信号の最も高い信号レベルを有する信号レベルが第1の信号レベルとなるように上記カラー映像信号の彩度のみを圧縮する第1の彩度圧縮手段と、少なくとも上記第1の彩度圧縮手段によって彩度圧縮されたるカラー映像信号に対して、輝度及び色相を保持した状態で、彩度のみを圧縮する第2の彩度圧縮手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る映像信号処理装置及びカラービデオカメラでは、上記第1の彩度圧縮手段の前に輝度圧縮手段を設け、この輝度圧縮手段により、入力3原色信号で表されるカラー映像信号の色相及び彩度を保持した状態で、上記入力3原色信号に対して同一の圧縮率で信号レベルを圧縮してから、上記第1及び第2の彩度圧縮手段によりカラー映像信号の彩度のみを圧縮するようにしても良い。
本発明に係る映像信号処理装置及びカラービデオカメラにおいて、上記第1及び第2の彩度圧縮手段は、例えば、上記輝度圧縮手段から出力されたカラー映像信号の輝度信号レベルに基づいて、それぞれ彩度圧縮を行う。また、上記第2の彩度圧縮手段により彩度圧縮する範囲は、制御手段により可変設定される。
本発明に係る映像信号の処理方法は、3原色信号で表されるカラー映像信号の色相及び輝度を保持した状態で、上記3原色信号の最も高い信号レベルを有する信号レベルが第1の信号レベルとなるように上記カラー映像信号の彩度のみを圧縮する第1の彩度圧縮ステップと、少なくとも上記ステップで彩度圧縮されたるカラー映像信号に対して、輝度及び色相を保持した状態で、彩度のみを圧縮する第2の彩度圧縮ステップを有することを特徴とする。
本発明に係る映像信号の処理方法では、上記第1の彩度圧縮ステップの前に、輝度圧縮ステップを設け、この輝度圧縮ステップにより、入力3原色信号で表されるカラー映像信号の色相及び彩度を保持した状態で、上記入力3原色信号に対して同一の圧縮率で信号レベルを圧縮してから、上記第1及び第2の彩度圧縮ステップを実行するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
図1は、従来の白黒のビデオカメラの概略構成を示すブロック回路図である。
図2は、上記従来のビデオカメラに設けられた輝度圧縮回路での輝度圧縮の様子を説明するための図である。
図3は、従来のカラービデオカメラの概略構成を示すブロック回路図である。
図4は、本発明と関連する輝度圧縮回路の概略構成を示すブロック回路図である。
図5は、図4に示した輝度圧縮回路での輝度圧縮の様子を説明するための図である。
図6は、本発明を適用したカラービデオカメラの概略構成を示すブロック回路図である。
図7は、図6に示したカラービデオカメラに設けた輝度圧縮回路の概略構成を示すブロック回路図である。
図8は、図7に示した輝度圧縮回路によって高輝度部分の彩度を落とすことが可能になった様子を説明するための図である。
図9は、輝度圧縮回路の他の構成例を示すブロック回路図である。
図10は、係数cが外部からコントロールされる輝度圧縮回路を備えるカラービデオカメラの概略構成を示すブロック回路図である。
図11は、3原色信号R,G,Bの信号レベルと色の関係の説明に用いる図である。
図12は、輝度ニーと第1及び第2の彩度ニーの3段ステップのニー圧縮を行った場合の3原色信号R,G,Bの信号レベルと色の関係の説明に用いる図である。
図13は、ハイライト部分でも色をつけるようにした場合の3原色信号R,G,Bの信号レベルと色の関係の説明に用いる図である。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明は、図6に示すような構成のカラービデオカメラに適用される。
この図6に示すカラービデオカメラ100は、撮像レンズ111を介して入射される撮像光を赤,緑,青の3原色の各色成分に分離するための色分解プリズム112を備え、この色分解プリズム112によりそれぞれの色成分に分離された被写体像をCCDイメージセンサ113R,113G,113Bにより撮像する。
このカラービデオカメラ100は、CCDイメージセンサ113R,113G,113Bによる各色成分の撮像信号としてして得られる3原色信号R,G,Bがそれぞれ増幅器114R,114G,114Bを介して輪郭強調回路115R,115G,115Bに供給され、輪郭強調回路115R,115G,115Bの各出力信号が輝度圧縮回路116を介してガンマ補正回路117R,117G,117Bに供給され、ガンマ補正回路117R,117G,117Bの各出力信号がホワイトクリップ回路118R,118G,118Bを介してエンコーダ119に供給され、このエンコーダ119の出力信号が増幅器110にて増幅されて当該カラービデオカメラ100の出力映像信号として出力されるようになっている。
すなわち、このカラービデオカメラ100では、撮像レンズ111を介して入射された被写体等からの撮像光は、色分解プリズム112によって赤と緑と青の3原色の光に分解される。そして、各色成分の光は、それぞれ対応して配置されたCCDイメージセンサ113R,113G,113Bに入射され、これらCCDイメージセンサ113R,113G,113Bによってそれぞれ各色成分の光に対応する撮像信号すなわち3原色信号R,G,Bに変換される。
これらCCDイメージセンサ113R,113G,113Bからの撮像信号として得られる3原色信号R,G,Bは、それぞれ対応した増幅器114R,114G,114Bにてホワイトバランスが取られ、さらに、それぞれ対応する輪郭強調回路115R,115G,115Bにて輪郭強調が行われる。これら輪郭強調回路115R,115G,115Bからの各出力信号は、輝度圧縮回路116に送られる。
上記輝度圧縮回路116にて輝度圧縮された3原色信号R,G,Bは、それぞれ対応するガンマ補正回路117R,117G,117Bにてガンマ補正され、さらに対応するホワイトクリップ回路118R,118G,118Bにてホワイトクリップされ、さらに、エンコーダ119に送られる。このエンコーダ119では、上記3原色信号R,G,BからNTSCやPAL等の標準テレビジョン方式に準拠したカラー映像信号を生成して増幅器120に送る。当該増幅器120にて増幅されたカラー映像信号が当該カラービデオカメラ100の出力映像信号とされる。
このカラービデオカメラ100における輝度圧縮回路116の具体的な構成例を図7に示す。
図7に示す輝度圧縮回路116において、入力端子151R,151G,151Bには、上記輪郭強調回路115R,115G,115Bからの各出力信号として得られる3原色信号R,G,Bが入力される。これら3原色信号R,G,Bは、それぞれ対応して設けられた掛け算器156R,156G,156Bに送られると共に、Yマトリクス回路152に送られる。
上記Yマトリクス回路152では、供給された3原色信号R,G,Bから、
Y=rR+gG+bB
の演算により輝度信号Yを生成する。ただし、r+g+b=1であり、NTSC方式やPAL方式などの標準テレビジョン方式の場合、r=0.3,g=0.59,b=0.11である。
このYマトリクス回路152にて生成された輝度信号Yは、高輝度圧縮回路154に送られる。この高輝度圧縮回路154は、上記輝度信号Yに対して前記第1の方式により高輝度部分の圧縮を行う。すなわち、高輝度圧縮前の輝度信号Yの信号レベルをy、圧縮後の輝度信号Y’の信号レベルをy’とし、上記信号レベルyが信号レベルKp以上となる輝度信号Yを圧縮率Ksでレベル圧縮するとした場合、上記高輝度圧縮回路154は、端子1535から供給されるKpとKsを示す係数を用いて、y≦Kpの時には
y'=y
とし、y>Kpの時には
y'=Ks(y−Kp)+Kp
とする。
次に、上記高輝度圧縮回路154の出力信号である輝度信号Y’は、割り算器155に送られる。割り算器155は、上記Yマトリクス回路152からの圧縮前の輝度信号Yと上記高輝度圧縮回路154からの圧縮後の輝度信号Y’とを用いて、
k=Y’/Y
の割り算を行うことにより、第1の係数kを求める。
上記割り算器155にて求めた第1の係数kは、上記3原色信号R,G,Bが供給されている掛け算器156R,156G,156Bに送られる。掛け算器156R,156G,156Bは、それぞれ供給されている3原色信号R,G,Bと上記第1の係数kを用いて、
R’=kR
G’=kG
B’=kB
なる掛け算を行うことにより、彩度と色相を保つ輝度圧縮を行う。
上記R’,G’,B’は、上記3原色信号R,G,Bに上記第1の係数kを掛けることによる彩度と色相を保つ輝度圧縮がなされた後の3原色信号を示す。
ここで、上記3原色信号R,G,Bと上記彩度と色相を保つ輝度圧縮後の3原色信号R’,G’,B’とでは、それぞれの信号レベルの比に変化がないので、色相及び彩度は保存されており、輝度にのみ圧縮がかかる事になる。なお、上記彩度と色相を保つ輝度圧縮についてのより詳細な説明は後述する。
ただし、この輝度圧縮回路116では、後段に設けられるホワイトクリップ回路118R,118G,118Bでのホワイトクリップによって色相が変わることのない状態で輝度と色相を保つ色度圧縮を行う。
上記輝度と色相を保つ色度圧縮を行うため、上記掛け算器156R,156G,156Bから出力信号である3原色信号R’,G’,B’は、それぞれ対応して設けられた第1の彩度圧縮回路160R,160G,160Bに送られると共に、NAM(Non Additive Mixer)回路からなる最大値検出器157に送られる。
当該最大値検出器157では、3原色信号R’,G’,B’のうち一番大きな値をnamY’として検出する。
この最大値namY’は第2の係数演算器159に送られる。第2の係数演算器159には、前記高輝度圧縮回路154からの輝度信号Y’と端子158からのホワイトクリップレベルを示す設定係数Wc-γ(ガンマ補正するとホワイトクリップレベルになる値)も供給されている。この第2の係数演算器159は、これらを用いて、
k’=(Wc-γ)/(namY’−Y’)
ただし、namY’≦Wc-γの時 k’=1
Y’≧Wc-γの時 k’=0
0≦k’≦1
なる演算により、第2の係数k’を求める。
上記第2の係数演算器159にて求められた第2の係数k’は、上記3原色信号R’,G’,B’が供給されている第1の彩度圧縮回路160R,160G,160Bに送られる。これら第1の彩度圧縮回路160R,160G,160Bには、前記高輝度圧縮回路154からの輝度信号Y’も供給されている。上記第1の彩度圧縮回路160R,160G,160Bは、これらを用いて、
R”=Y’+k’(R’−Y’)
G”=Y’+k’(G’−Y’)
B”=Y’+k’(B’−Y’)
にて、上記輝度と色相を保つ色度圧縮を行う。
ここで、上記R”,G”,B”は、上記輝度と色相を保つ色度圧縮後の3原色信号を示す。
上述したように、上記輝度と色相を保つ色度圧縮では、上記最大値namY’が設定係数Wc-γ(ガンマ補正するとホワイトクリップレベルになる値)を超えないような彩度圧縮を行う。ただし、前記高輝度圧縮後の輝度信号Y’が上記設定係数Wc-γの値以上のときの彩度はゼロとなる。なお、ここまでの処理は前記第3の方式と同じである。輝度と色相を保つ色度圧縮についてのより詳細な説明は後述する。
この実施の形態における輝度圧縮回路116は、上記輝度と色相を保つ色度圧縮後の3原色信号R”,G”,B”に対して、さらに上記第3の方式で輝度圧縮されている部分の彩度をも圧縮する。なお、図8に示すように、輝度圧縮の開始点と彩度圧縮の開始点とが必ずしも一致する必要はない。
このようなことを行うために、上記第1の彩度圧縮回路160R,160G,160Bからの出力信号である3原色信号R”,G”,B”は、それぞれ対応する第2の彩度圧縮回路163R,163G,163Bに送られる。
また、第3の係数演算器162には、上記最大値検出器157からの上記最大値namY’と、上記高輝度圧縮回路154からの輝度信号Y’及び前記値Kpと、端子161からの所定の設定係数c(前記設定係数Wc-γの値を超えるある点を示す値)とが供給されるようになっている。第3の係数演算器162は、これらを用いて、
k”=(c−namY’)/(c−Kp)
0≦k”≦1
c≧Wc-γ
なる演算により、第3の係数k”を求める。
ただし、k”はnamY’の一次式であり、namY’=Kpの時はk”=1、namY’=cの時はk”=0である。
上記第3の係数演算器162にて求められた第3の係数k”は、上記3原色信号R”,G”,B”が供給されている第2の彩度圧縮回路163R,163G,163Bに送られる。これら第2の彩度圧縮回路163R,163G,163Bには、前記高輝度圧縮回路154からの輝度信号Y’も供給されている。上記第2の彩度圧縮回路163R,163G,163Bは、これらを用いて、
R*=Y’+k”(R”−Y’)
G*=Y’+k”(G”−Y’)
B*=Y’+k”(B”−Y’)
にて、輝度と色相を保つ彩度圧縮を行う。
上記R*,G*,B*は、上記輝度と色相を保つ彩度圧縮後の3原色信号を示し、これら信号R*,G*,B*が端子164R,164G,164Bから出力され、前記図6のガンマ補正回路117R.117G,117Bに送られることになる。
上述したように、輝度と色相を保つ彩度圧縮では、上記最大値namY’が前記係数Kpの値の時に第3の係数k”=1とし、最大値namY’が前記設定係数Wc-γの値を超えるある点cを超えるときに第3の係数k”=0となるような、輝度と色相を保つ彩度圧縮を行う。ただしKpとcの間のk”は、ここでは一例としてnamY’の一次式とする。
このような処理を加えることで、この輝度圧縮回路116によれば、図8のグラフにあるように高輝度部分の彩度を落とすことが可能になる。なお、図8の横軸は撮像レンズ141に通常備えられているレンズ絞りの値を示し、また、縦軸は出力信号レベルを示している。
また、前記第2の係数k’は、次式のように、
k’={c/(c−Kp)}−{1/(c−Kp)}×namY’
と変形して示すことができ、この式における{c/(c−Kp)}の項と{1/(c−Kp)}の項は、単なる係数であるのでこれを予め回路に設定しておくようにしても良い。こうすることにより、輝度圧縮回路116において、上記割り算器155での割り算を行う必要がなくなり、回路の簡素化が可能になる。
また、最大値namY’の代わりに、前記輝度信号Y’を用いても近い効果が得られる。
ここで、ホワイトクリップで色相及び輝度が変わらないように、ホワイトクリップのかかる領域で彩度のみを圧縮する回路を省略して簡易型としも成立し得る。
他の実施の形態として、簡易型の輝度圧縮回路の構成例を図9に示す。なお、この図9に示す輝度圧縮回路116’のおいて、図7に示した輝度圧縮回路116と同じように動作する構成要素には、図7と同一の指示符号を付してそれらの説明は省略する。
この図9に示す輝度圧縮回路116’において、掛け算器156R,156G,156Bからの各色成分の信号は、前記3原色信号R”,G”,B”として、それぞれ対応して設けられた前述同様の第2の彩度圧縮回路163R,163G,163Bに送られると共に、最大値検出器157に送られる。
この最大値検出器157にて求められた前記最大値namY’は、第3の係数演算器162に送られる。第3の係数演算器162には、図7に示した輝度圧縮回路116の場合と同様に、上記最大値namY’と、上記高輝度圧縮回路154からの輝度信号Y’及び前記係数Kpと、端子161からの所定の設定係数c(前記設定係数Wc-γを超えるある点を示す値)とが供給される。第3の係数演算器162には、これらを用いて前述同様に第3の係数k”を求める。
上記第3の係数演算器162にて求められた第3の係数k”は、上記3原色信号R”,G”,B”が供給されている第2の彩度圧縮回路163R,163G,163Bに送られる。これら第2の彩度圧縮回路163R,163G,163Bは、高輝度圧縮回路154からの輝度信号Y’と第3の係数k”とを用いて、前述同様に輝度と色相を保つ彩度圧縮を行い、3原色信号R*,G*,B*を求める。
これら3原色信号R*,G*,B*が端子164R,164G,164Bから出力され、前記図6のガンマ補正回路117R.117G,117Bに送られることになる。
このように、この図9に示した輝度圧縮回路116’においては、ホワイトクリップでの色相保存効果はなくなるが、簡易型の構成を実現できる。
さらに、前記係数cは、Wc-γ≦c≦∞の範囲で変化させることができ、上記彩度圧縮の効果をコントロールすることが可能である。例えばc=∞のとき、本発明における彩度圧縮の効果は最小となり、前記第3の方式のみの場合と等価になる。逆に、c=Wc-γならば、彩度圧縮の効果は最大となる。すなわち、係数cの設定値をコントロールすれば、彩度圧縮の効果は、自由に可変できる。このように彩度圧縮の効果を可変することは、撮影時の画質調整に役立つ。
このように、上記係数cをコントロールする構成としては、図10に示すようなカラービデオカメラ200の構成が考えられる。なお、この図10に示すカラービデオカメラ200は、係数cを外部よりコントロールするようにした例である。また、図10に示すカラービデオカメラ200において、前記図6に示したカラービデオカメラ100と同じように動作する構成要素には同一の指示符号を付してそれらの説明は省略する。図10に示すカラービデオカメラ200における輝度圧縮回路116は、前記図7あるいは図9に示した構成を有するものであり、前記端子161に係数cが供給されるものである。
この図10において、リモートコントローラ130は、ビデオカメラ200を操作するカメラマンあるいはビデオカメラ200をこのビデオカメラから離れたところから操作するオペレータによって、上記係数cのコントロールを指示するためのものである。このリモートコントローラ130からの入力データは、マイクロコンピュータ131に入力される。このマイクロコンピュータ131は上記リモートコントローラ130からの入力データに基づいて、上記係数cを発生し、上記輝度圧縮回路116に送出する。
以下に、前記各実施の形態にて説明した輝度、色相、彩度の軸での圧縮の原理について述べる。
前述した輝度、色相、彩度の軸での圧縮において、以下のような演算によって、
1.色相、彩度に影響を与えずに輝度だけ変換する処理、すなわち前述した彩度と色相を保つ輝度圧縮
2.輝度、色相に影響を与えずに彩度だけ変換する処理、すなわち前述した輝度と色相を保つ彩度圧縮
が可能である。
前記色相、彩度に影響を与えずに輝度だけ変換する処理(彩度と色相を保つ輝度圧縮)の場合、
なる式(1)で示すように係数kWをR,G,Bの3つの信号で共通にして掛け算する。
なお、以下の説明では前述の実施の形態と区別して一般化して説明しており、前記実施の形態との関係については必要に応じて説明するものとする。式(1)と前述の図7の実施の形態を対応させた場合、式中係数kWは前記係数kに相当し、式中R,G,Bは前記端子151R,151G,151Bからの3原色信号R,G,Bに相当し、また、式(1)において、R’,G’,B’は前記掛け算器156R,156G,156Bから出力さる3原色信号R’,G’,B’に相当する。
次に、輝度、色相に影響を与えずに彩度だけ変換する処理(輝度と色相を保つ彩度圧縮処理)の場合、
なる式(2)で示すような線形演算を行う。
なお、式(2)と前述の図7の実施の形態を対応させた場合、式(2)において、係数kCは前記係数k’に相当し、また、R,G,Bは前記掛け算器156R,156G,156Bから出力さる3原色信号R’,G’,B’に相当し、R’,G’,B’は彩度圧縮回路160R,160G,160Bから出力される3原色信号R”,G”,B”に相当する。
ここで、前記実施の形態における輝度信号YやY’と区別し一般化して説明するために、輝度をWとして表すとすると、上記式(2)は次のようにも書ける。
R’=W+kC(R−W) (3)
G’=W+kC(G−W) (4)
B’=W+kC(B−W) (5)
W=0.30R+0.59G+0.11B (6)
なお、前記図7の実施の形態と対応させた場合、上記輝度Wは前記高輝度圧縮回路154にて高輝度圧縮された輝度信号Y’に相当する。
次に上述の各演算の証明を行う。
撮影により得られたR,G,Bの刺激値(R,G,B)に対して輝度Wは、
W=0.30R+0.59G+0.11B (7)
となり、色信号Cx,Cyは、
Cx=(R−W)/W (8)
Cy=(B−W)/W (9)
となる。これら(W,Cx,Cy)のうち、Wは白黒テレビジョン信号とコンバチブルな輝度成分となり、Cx,Cyは輝度とは独立に色の情報だけを持つ。Cx=Cy=0のときは色のないグレーの画素である。また、ベクトル(Cx、Cy)の角度は色相を表し、ベクトル(Cx、Cy)の大きさは彩度を表す。
さて、式(1)による変換で輝度をモディファイしたときの変化を調べる。式(7)、式(8)及び式(9)に式(1)を代入すると、
W’=kW(0.30R+0.59G+0.11B)
=kWW (10)
Cx’=(R’−W’)/W’
=kW(R−W)/kWW
=(R−W)/W
=Cx (11)
Cy’=(B’−W’)/W’
=kW(B−W)/kWW
=B−W/W
=Cy (12)
なる式(10)、式(11)及び式(12)となる。
したがって、輝度だけがkW倍にモディファイされ、色には全く影響がないことがわかる。
次に、式による変換での変化を調べる。式(7)、式(8)及び(9)式に式(3)、式(4)及び(5)式を代入すると、
W’=0.30{W+kC(R-W)}+0.59{W+kC(G-W)}
+0.11{W+kC(B-W)}
=W (13)
Cx’=(R’-W’)/W’
={W+kC(R-W)-W}/W
=kC(R-W)/W
=kCCy (14)
Cx’=(B’-W’)/W′
={W+kC(B-W)-W}/W
=kC(B-W)/W
=kCCy (15)
なる式(13)、式(14)及び式(15)となる。
したがって、輝度には変化がなく、(Cx,Cy)の大きさ、すなわち彩度だけがkC倍にモディファイされることがわかる。
次に、3原色信号R,G,Bの信号レベルと色の関係について図11を参照して説明する。ただし、ガンマ補正等の非線形処理を加える前の信号に基づいたものである。
図11において、(a)は無色の被写体を撮像したときの信号レベルの例を示している。無色のとき、R:G:B=1:1:1になる。このとき、R,G,B各チャンネルの信号レベルと輝度Wは等しく、前記式(6)からR=G=B=Wとなる。
色のある被写体を撮像したときの信号レベルでは、R,G,Bが輝度Wのまわりに広がって分布するようになる。例えば肌色では、図11の(b)に示すようになる。式(6)が係数の総和が1の正係数によるR,G,Bの1次結合になっていることからわかるとおり、R,G,Bのうち少なくとも一つのチャンネルは輝度Wより大きく、また少なくとも一つのチャンネルは輝度Wより小さくなるように分布する。
また、色相を保ちつつ彩度を半分に小さく(色を薄く)すると、図11の(c)に示すようなR,G,Bの分布になる。このまま徐々に色を薄くしていくと、各チャンネルの信号レベルは輝度Wに収斂していく。
一方、図11の(b)の状態からレンズ絞りをさらに開けると、図11の(d)に示すような分布になる。この場合、輝度は増えているが、色相や彩度には変化がない。この図11の(d)のとき、Rのチャンネルの信号レベルは、ニーポイントはもとよりクリップレベルも越えており、このままではテレビジョン信号規格を満たさないなめ、何らかのレベル圧縮が必要となる。
なお、従来のカメラ系では、チャンネル毎にニー圧縮をかけることでこの制約を満たしてきた。この様子を、図11の(e)に示す。こうすると、確かに信号レベルはテレビジョン信号規格に合致するようになる。しかし、R,G,Bのバランスを見ると、図11の(d)に対して明らかに変化してしまっていることがわかる。この変化は色相に及んでおり、画で見ると肌色が黄色っぽくなって、人間の顔を撮影した場合に健康を害したように見えてしまう。
このようなことから、前述した第3の方式において、以下の2段階で、このオーバーしたチャンネルの信号レベルを信号規格に収める処理を行う。
すなわち、輝度信号レベルに対する圧縮、すなわち輝度信号レベルに対するニー圧縮(以下、輝度ニーと呼ぶ)を行い、その上で、まだオーバーしているチャンネルについてはより高い信号レベルのチャンネルが規格内に収まるまで彩度を絞る、すなわち彩度に対するニー圧縮(以下、第1の彩度ニーと呼ぶ)を行い、さらに、高輝度部分の彩度を落とすニー圧縮(第2の彩度ニーと呼ぶ)を行う。この様子を図12に示す。
それぞれ、より具体的には以下のようにして行う。
先ず、上記輝度ニーでは、図12の(d)に示す入力信号に対して、前記式(1)に基づいて、図12の(f)に示すように、輝度信号レベルに対してニー圧縮を行う。前記係数(利得)kWは、ニーカーブを定めると、入力輝度信号レベルから一意に定まる。
また、傾きが0のニー圧縮がクリップであると考えれば、同様にして、輝度に対してホワイトクリップの操作もできることが自明である。
上記第1の彩度ニーでは、上記輝度ニーで変換された輝度W1に(前記図7の輝度信号Y’に相当する)基づいて、前記式(2)の演算により、(図12の(g))では、最も大きいチャンネルの信号レベルをクリップレベルまで下げるように彩度圧縮を行う。この式(2)に現れる彩度の係数(利得)kCは、各チャンネルの信号レベルの制限値CM(前記図7の設定係数値Wc-γに相当する)と、最も大きいチャンネルの信号レベルMAX(R1,G1,B1)(前記図7のnamY’に相当する)から、
kC=(CM−W1)/(MAX(R1,G1,B1)−W1) (16)
で計算される。
さらに、上記第2の彩度ニー(図12の(h))では、上記第1の彩度ニーで変換された各チャンネルの信号レベルについて、輝度W1に(前記図7の輝度信号Y”に相当する)基づいて、図12の(h)に示すように、輝度と色相を保つ状態で高輝度部分をさらに圧縮する
これら、輝度ニーと第1及び第2の彩度ニーにより、図12の(h)に示す通り、色相を変化させることなく各チャンネルの信号レベルをオーバーさせずに高輝度部分を圧縮するという命題を満たすことができる。
次に、映像のハイライト部においても、クロマ信号レベルを強制的に上げることで色をつけることができる。このようにクロマ信号レベルを強制的に上げると、テレビジョン受像機内で復調されたR,G,B信号は規定のダイナミックレンジを越えてしまい、厳密なテレビジョン信号規格からは逸脱した方式である。ただし、高輝度部に色が付くという魅力と、実運用上問題が起きることがほとんどないということから、使用することにする。
ここでは、式(16)の制限値CMを110%以上に設定することで、輝度Wは110%以内に抑えた上で、3原色信号R,G,Bの各信号レベルのオーバーを制限値CMを上限に許すようにすることができる。これによっても、色相は保たれ、彩度は与えられたレンズの中でできるだけ原画に忠実になるように自動的に調整される。このような処理を行った場合の様子を、図13に示している。この図13から、輝度の制限はそのままに信号レベルの制限を制限値CMまで緩和することで、大幅に高輝度域での色付きが獲得できていることがわかる。
以上の説明で明らかなように、本発明においては、色相及び彩度を保存したまま高輝度部分の輝度のみを圧縮し、さらに高輝度部分の輝度及び色相を保存したまま彩度のみを圧縮することにより、好み応じて高輝度部の彩度のみを変化させ、より自然な輝度圧縮が可能となった。
Claims (10)
- 3原色信号で表されるカラー映像信号の色相及び輝度を保持した状態で、上記3原色信号の最も高い信号レベルを有する信号レベルが第1の信号レベルとなるように上記カラー映像信号の彩度のみを圧縮する第1の彩度圧縮手段と、
少なくとも上記第1の彩度圧縮手段によって彩度圧縮されたカラー映像信号に対して、輝度及び色相を保持した状態で、彩度のみを圧縮する第2の彩度圧縮手段とを備えることを特徴とする映像信号処理装置。 - 入力3原色信号で表されるカラー映像信号の色相及び輝度を保持した状態で、上記入力3原色信号に対して同一の圧縮率で信号レベルを圧縮し、上記第1の彩度圧縮手段に供給する輝度圧縮手段をさらに備えることを特徴とする請求の範囲第1項記載の映像信号処理装置。
- 上記第1及び第2の彩度圧縮手段は、上記輝度圧縮手段から出力されたカラー映像信号の輝度信号レベルに基づいて、それぞれ彩度圧縮を行うことを特徴とする請求の範囲第2項記載の映像信号処理装置。
- 上記第2の彩度圧縮手段のより彩度圧縮する範囲を可変設定する制御手段をさらに備えることを特徴とする請求の範囲第2項記載の映像信号処理装置。
- 撮像光に応じた3原色信号を生成する撮像手段と、
上記撮像手段により生成された3原色信号で表されるカラー映像信号の色相及び輝度を保持した状態で、上記3原色信号の最も高い信号レベルを有する信号レベルが第1の信号レベルとなるように上記カラー映像信号の彩度のみを圧縮する第1の彩度圧縮手段と、
少なくとも上記第1の彩度圧縮手段によって彩度圧縮されたカラー映像信号に対して、輝度及び色相を保持した状態で、彩度のみを圧縮する第2の彩度圧縮手段とを備えることを特徴とするカラービデオカメラ。 - 上記撮像手段により生成された3原色信号で表されるカラー映像信号の色相及び輝度を保持した状態で、上記3原色信号に対して同一の圧縮率で信号レベルを圧縮し、上記第1の彩度圧縮手段に供給する輝度圧縮手段をさらに備えることを特徴とする請求の範囲第5項記載のカラービデオカメラ。
- 上記第1及び第2の彩度圧縮手段は、上記輝度圧縮手段から出力されたカラー映像信号の輝度信号レベルに基づいて、それぞれ彩度圧縮を行うことを特徴とする請求の範囲第6項記載のカラービデオカメラ。
- 上記第2の彩度圧縮手段のより彩度圧縮する範囲を可変設定する制御手段をさらに備えることを特徴とする請求の範囲第6項記載のカラービデオカメラ。
- 3原色信号で表されるカラー映像信号の色相及び輝度を保持した状態で、上記3原色信号の最も高い信号レベルを有する信号レベルが第1の信号レベルとなるように上記カラー映像信号の彩度のみを圧縮する第1の彩度圧縮ステップと、
少なくとも上記第1の彩度圧縮ステップで彩度圧縮されたカラー映像信号に対して、輝度及び色相を保持した状態で、彩度のみを圧縮する第2の彩度圧縮ステップとからなることを特徴とする映像信号の処理方法。 - 入力3原色信号で表されるカラー映像信号の色相及び輝度を保持した状態で、上記入力3原色信号に対して同一の圧縮率で信号レベルを圧縮する輝度圧縮ステップを、上記第1の彩度圧縮ステップの前にさらに有することを特徴とする請求の範囲第9項記載の映像信号の処理方法。
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