JP4785799B2 - 画像処理装置、画像処理方法及び撮影装置 - Google Patents

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    • H04N23/76Circuitry for compensating brightness variation in the scene by influencing the image signals

Description

本発明は画像処理装置、画像処理方法及び撮影装置に係り、特にダイナミックレンジ圧縮を行う技術に関する。
特許文献1には、R、G、B信号から輝度信号を作成する輝度信号変換手段と、この輝度信号を任意形状の所望の階調特性にガンマ変換した結果の前記輝度信号に対する比を演算する補正係数演算手段と、この補正係数演算手段の出力と前記R、G、B各々の入力信号を乗ずる乗算手段とを備えた階調補正装置が開示されている。
特許2748678号公報
従来、画像信号に対して階調変換を行ってダイナミックレンジ圧縮を行う場合、低輝度部の傾きを大きくし、高輝度部の傾きを寝かせるようにしている。このため、ダイナミックレンジ圧縮された画像信号では、高輝度部の各色間の差と、レベル変動が小さくなるので、彩度及びコントラストの低下を招き、いわゆる白飛び及び黒つぶれが生じやすくなるという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、ダイナミックレンジ圧縮を行う際に彩度及びコントラストの情報を保持して、白飛び及び黒つぶれを抑制した良好な画像を得ることができる画像処理装置、画像処理方法及び撮影装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願発明1に係る画像処理装置は、画素ごとの色信号を取得する画像信号取得手段と、各色信号のうち信号レベルが高い色信号の割合が大きくなるように、該色信号の重み付け加算を行って、各画素のレベル情報を算出するレベル情報算出手段と、前記レベル情報に基づいて各画素の色信号に掛けるゲイン量を算出するゲイン量算出手段と、各画素の色信号に前記ゲイン量を掛ける乗算手段とを備えることを特徴とする。
本願発明1によれば、各画素のレベル情報に基づいて算出されたゲイン量を各色信号に掛けることにより、各色信号の信号レベルの比を保持したまま、各画素の信号のレベル(明るさ)をコントロールすることができる。これにより、階調変換処理(ガンマ変換)を行った場合に問題になる彩度の低下を防ぐことができる。
本願発明2に係る画像処理装置は、画素ごとの色信号を取得する画像信号取得手段と、前記色信号から各画素のレベル情報を算出するレベル情報算出手段と、処理対象の画素の周辺領域の画素のレベル情報を用いて、前記処理対象の画素のレベル情報のフィルタリングを行うフィルタリング手段と、前記レベル情報をフィルタリングして得られた基準値に基づいて、前記処理対象の画素の色信号に掛けるゲイン量を算出するゲイン量算出手段と、各画素の色信号に前記ゲイン量を掛ける乗算手段とを備えることを特徴とする。
本願発明2によれば、ゲイン量を算出する際に周辺画素のレベル情報を考慮することにより、画素間のレベル情報のバラツキの情報を保持し、画像のコントラストを残したままで画像のレベル変調が可能になる。
本願発明3に係る画像処理装置は、処理対象の画素及びその周辺領域の画素から、前記処理対象の画素と、前記処理対象の画素とのレベル情報の差分絶対値が閾値未満の画素とを領域分離する領域判別手段と、前記領域分離された画素のレベル情報を用いて、前記処理対象の画素のレベル情報のフィルタリングを行うフィルタリング手段と、前記レベル情報をフィルタリングして得られた基準値に基づいて、前記処理対象の画素の色信号に掛けるゲイン量を算出するゲイン量算出手段と、各画素の色信号に前記ゲイン量を掛ける乗算手段とを備えることを特徴とする。
本願発明3によれば、処理対象の画素とレベル情報が近い周辺画素のフィルタリングにより得られた基準値に基づいてゲイン量を算出することにより、レベル情報の高低の境界部分であっても違和感が少ないダイナミックレンジ圧縮を行うことができる。
本願発明4に係る画像処理装置は、画素ごとの色信号を取得する画像信号取得手段と、前記色信号から各画素のレベル情報を算出するレベル情報算出手段と、前記色信号に対して、所定のゲイン量を掛けてダイナミックレンジ圧縮処理を行い、所定の階調変換曲線に従って階調変換処理を施した場合の入出力の関係を示す、歪みのない最終階調変換曲線を用いて、前記レベル情報算出手段から入力されたレベル情報を入力として出力を算出する最終階調変換手段と、前記最終階調変換手段によって算出された出力と、前記階調変換処理時における所定の階調変換曲線からゲイン量を逆算するゲイン量算出手段と、各画素の色信号に前記ゲイン量を掛ける乗算手段とを備えることを特徴とする。
本願発明4によれば、ゲイン量と通常の階調変換曲線から得られる最終階調曲線の歪みを無くすことができるので、より自然な画像出力を得ることができる。
本願発明5は、本願発明2から4の画像処理装置において、前記レベル情報算出手段は、前記色信号から各画素の輝度情報を算出し、前記輝度情報に基づいて各画素のレベル情報を算出することを特徴とする。
本願発明5によれば、各画素の輝度値に基づいてゲイン量を算出することにより、人間の視覚特性に近い間隔でレベル変調(輝度調整)を行うことができる。
本願発明6は、本願発明2から4の画像処理装置において、前記レベル情報算出手段は、各色信号のうち信号レベルが高い色信号の割合が大きくなるように、該色信号の重み付け加算を行って、各画素のレベル情報を算出することを特徴とする。
本願発明6によれば、各色信号のうちレベルが高い色信号の割合が大きくなるように重み付け加算(混合)を行うことで、撮影時における光源の色成分のうち、レンズ等で透過又は反射により減衰した分を補うことができ、撮影時の光源に近い明るさを利用したレベル変調が可能になる。
本願発明7は、本願発明1から6の画像処理装置において、前記乗算手段によってゲイン量が乗算されて出力された後の各画素の色信号に対して階調変換処理を施す階調変換手段を更に備えることを特徴とする。
本願発明7によれば、画像信号が真数の状態で、色信号にゲイン量を乗算してダイナミックレンジ圧縮を行い、その後に階調変換処理で対数の状態にすることで、人間の視覚特性に近い画像を得ることができる。
本願発明8に係る撮影装置は、本願発明1から8の画像処理装置を備えることを特徴とする。
本願発明8によれば、上記のダイナミックレンジ圧縮処理によりダイナミックレンジ圧縮をリアルタイムで行った画像を撮影することができる。
本願発明9に係る画像処理方法は、画素ごとの色信号を取得する画像信号取得工程と、前記色信号から各画素のレベル情報を算出するレベル情報算出工程と、各色信号のうち信号レベルが高い色信号の割合が大きくなるように、該色信号の重み付け加算を行って、各画素のレベル情報を算出するゲイン量算出工程と、各画素の色信号に前記ゲイン量を掛ける乗算工程とを備えることを特徴とする。
本願発明10に係る画像処理方法は、画素ごとの色信号を取得する画像信号取得工程と、前記色信号から各画素のレベル情報を算出するレベル情報算出工程と、処理対象の画素の周辺領域の画素のレベル情報を用いて、前記処理対象の画素のレベル情報のフィルタリングを行うフィルタリング工程と、前記レベル情報をフィルタリングして得られた基準値に基づいて、前記処理対象の画素の色信号に掛けるゲイン量を算出するゲイン量算出工程と、各画素の色信号に前記ゲイン量を掛ける乗算工程とを備えることを特徴とする。
本願発明11に係る画像処理方法は、処理対象の画素及びその周辺領域の画素から、前記処理対象の画素と、前記処理対象の画素とのレベル情報の差分絶対値が閾値未満の画素とを領域分離する領域判別工程と、前記領域分離された画素のレベル情報を用いて、前記処理対象の画素のレベル情報のフィルタリングを行うフィルタリング工程と、前記レベル情報をフィルタリングして得られた基準値に基づいて、前記処理対象の画素の色信号に掛けるゲイン量を算出するゲイン量算出工程と、各画素の色信号に前記ゲイン量を掛ける乗算工程とを備えることを特徴とする。
本願発明12に係る画像処理方法は、画素ごとの色信号を取得する画像信号取得工程と、前記色信号から各画素のレベル情報を算出するレベル情報算出工程と、前記色信号に対して、所定のゲイン量を掛けてダイナミックレンジ圧縮処理を行い、所定の階調変換曲線に従って階調変換処理を施した場合の入出力の関係を示す、歪みのない最終階調変換曲線を用いて、前記レベル情報算出工程から入力されたレベル情報を入力として出力を算出する最終階調変換工程と、前記最終階調変換工程において算出された出力と、前記階調変換処理時における所定の階調変換曲線からゲイン量を逆算するゲイン量算出工程と、各画素の色信号に前記ゲイン量を掛ける乗算工程とを備えることを特徴とする。
本願発明13は、本願発明10から12のレベル情報算出工程において、前記色信号から各画素の輝度情報を算出し、前記輝度情報に基づいて各画素のレベル情報を算出することを特徴とする。
本願発明14は、本願発明10から12のレベル情報算出工程において、各色信号のうち信号レベルが高い色信号の割合が大きくなるように、該色信号の重み付け加算を行って、各画素のレベル情報を算出することを特徴とする。
本願発明15は、本願発明9から14の画像処理方法において、前記乗算工程でゲイン量が乗算されて出力された後の各画素の色信号に対して階調変換処理を施す階調変換工程を更に備えることを特徴とする。
本発明によれば、各画素のレベル情報に基づいて算出されたゲイン量を各色信号に掛けることにより、各色信号の信号レベルの比を保持したまま、各画素の信号のレベル(明るさ)をコントロールすることができる。これにより、階調変換処理(ガンマ変換)を行った場合に問題になる彩度及びコントラストの低下を防ぐことができる。
以下、添付図面に従って本発明に係る画像処理装置、画像処理方法及び撮影装置の好ましい実施の形態について説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置の主要構成を示すブロック図であり、図2は、本実施形態に係るダイナミックレンジ圧縮処理を説明するための図である。
図1に示すように、本実施形態に係る画像処理装置10は、画像データ(例えば、RAWデータ)に対してダイナミックレンジ圧縮処理を施すための装置であり、レベル情報算出回路12、ゲイン量算出回路14及び乗算回路16(16R、16G、16B)を備えている。
レベル情報算出回路12は、画像ファイル(例えば、RAWデータ)又は撮像部から入力された画素ごとのR、G、Bの画像信号から各画素のレベル情報を算出する。ここで、レベル情報は、例えば、各画素の輝度値を示す輝度情報である。なお、レベル情報の具体例については、第2の実施形態以降で詳述する。
ゲイン量算出回路14は、レベル情報算出回路12によって算出された各画素のレベル情報に基づいて、ゲインテーブルG(Y)を参照して各画素のR、G、B信号に掛けるゲイン量(例えば、1.5)を算出する。乗算回路16(16R、16G、16B)は、R、G、B信号にゲイン量を掛ける。
ここで、ゲインテーブルG(Y)は、レベル情報とゲイン量の関係を示すテーブルであり、画像処理装置10のメモリ(不図示)に記憶されている。ゲイン量は、例えば、図2(b)に示すように、レベル情報(輝度値)が最大の場合に最小(=1.0)になり、輝度値が小さくなるにつれて大きくなるように設定される。本実施形態では、各画素のレベル情報に基づいて算出されたゲイン量をR、G、B信号に掛けることにより、図2(a)に示すように、R、G、Bの各色の信号レベルの比を保持したまま、各画素の信号のレベル(明るさ)をコントロールすることができる。上記のように、ダイナミックレンジ圧縮を行うことにより、階調変換処理(ガンマ変換)を行った場合に問題になる彩度の低下を防ぐことができる。
図3は、本実施形態に係るダイナミックレンジ圧縮処理の流れを示すフローチャートである。まず、R、G、Bの色信号が入力されると、レベル情報算出回路12によって、各画素のレベル情報が算出される(ステップS10)。次に、ゲイン量算出回路14によって、各画素のレベル情報から、各画素の色信号に掛けるゲイン量が算出され(ステップS12)、各色信号にゲイン量が乗算される(ステップS14)。
本実施形態によれば、各画素のレベル情報に基づいて算出されたゲイン量を各色信号に掛けることにより、各色信号の信号レベルの比を保持したまま、各画素の信号のレベル(明るさ)をコントロールすることができる。これにより、階調変換処理(ガンマ変換)を行った場合に問題になる彩度の低下を防ぐことができる。
なお、本実施形態では、R、G、B信号からレベル量を算出してダイナミックレンジ圧縮を施すようにしたが、例えば、輝度/色差信号(Y/C信号、Y、Cb、Cr)やLab等の信号にダイナミックレンジ圧縮を施すようにすることも可能である。
次に、本実施形態に係る階調変換処理について説明する。図4は、本実施形態に係る画像処理装置に階調変換回路を接続した例を示すブロック図であり、図5は、階調変換処理の流れを示すフローチャートである。
図4に示す例では、乗算回路16の後段(出力側)に階調変換回路18が設けられている。各画素の色信号は、乗算回路16においてゲイン量が乗算された後に(ステップS14)、階調変換回路18によって階調変換(ガンマ変換)される(ステップS16)。
上記のように、本実施形態では、ダイナミックレンジ圧縮処理を行った後に階調変換処理を行うようにする。即ち、画像信号が真数の状態でダイナミックレンジ圧縮を行い、その後に階調変換処理で対数の状態にすることで、人間の視覚特性に近い画像を得ることができる。
[第1の実施形態に係る画像処理装置を撮影装置に適用した例]
次に、本実施形態に係る画像処理装置を撮影装置に適用した例について説明する。図6は、本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置を備えた撮影装置の主要構成を示すブロック図である。図6に示すように、本実施形態に係る撮影装置100は、レンズ102、撮像部104、信号処理装置106、マイクロコンピュータ108、操作部110、記録装置112及び表示部114を備えている。
マイクロコンピュータ(マイコン)108は、バス116を介して、撮影装置100の各回路と接続されており、撮影装置100の各部の動作を統括制御する制御部である。マイコン108は、撮影装置100の制御プログラムが格納されたROM、プログラム実行に必要なワークエリア及び画像を処理するための画像処理領域を提供するRAM、ユーザ設定情報等を記憶するEEPROM、タイマ等を備えている。マイコン108は、操作部110からの信号を受け付けて、撮影装置100の各回路を制御し、例えば、レンズ駆動制御、撮影動作制御、自動露出制御(AE)/自動合焦制御(AF)、画像処理制御、画像データの記録/再生制御、表示装置114の表示制御等を行う。
操作部110は、ユーザが各種の操作入力を行うための手段であり、電源スイッチ、レリーズスイッチ、動作モード切り替えスイッチ及び各種設定ボタンを含んでいる。電源スイッチは、撮影装置100の電源のオン・オフを切り替えるための操作手段である。レリーズスイッチは、撮影開始の指示を入力するための操作手段であり、半押し時にオンするS1スイッチと、全押し時にオンするS2スイッチとを有する2段ストローク式のスイッチで構成されている。動作モード切り替えスイッチは、画像を撮影するための撮影モードと、撮影した画像を再生するための再生モードとを切り替えるための操作手段である。
表示装置114は、画像を表示するための装置(例えば、液晶ディスプレイ)である。表示装置114は、撮影モード時に画角確認用の電子ファインダとして使用されるとともに、撮影した画像のプレビュー画に使用される。また、表示装置114は、再生モード時に撮影装置100に装填された記録装置112から読み出した再生画像等を表示する。
記録装置112は、撮影した画像データを記録するための装置である。記録装置112としては、例えば、xDピクチャカード(登録商標)、スマートメディア(登録商標)に代表される半導体メモリカード、可搬型小型ハードディスク、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等、種々の媒体を用いることができる。
撮像部104は、被写体を撮像するためのブロックであり、レンズ102から入射する被写体光を受光する撮像素子(例えば、3板式のカラーCCD固体撮像素子)を含んでいる。撮像素子から読み出された画素ごとの画像信号(R、G、B信号)は、撮像部14においてサンプリングホールド(相関2重サンプリング処理)されて増幅された後、A/D変換されて、画像処理装置10に入力される。
画像処理装置10は、撮像部104から入力されたR、G、B信号に対して、図2及び図3に示したダイナミックレンジ圧縮処理を施す。ダイナミックレンジ圧縮処理が施されたR、G、B信号は、信号処理装置106に入力される。
信号処理装置106は、ホワイトバランス調整回路、階調変換処理回路(ガンマ変換回路)、輪郭補正回路、輝度・色差信号生成回路等を含む画像処理手段である。信号処理装置106は、画像処理装置10から入力されたR、G、B信号に対して、ホワイトバランス調整処理、階調変換処理(ガンマ変換)、輪郭補正処理等の所定の処理、輝度/色差信号(Y/C信号)に変換る。
動作モードが撮影モードに設定されると、画像のライブ画(スルー画)表示が行われる。撮影画像をライブ画表示する場合、信号処理装置106においてY/C信号に変換された画像信号は、バス116を介して表示装置114に送られる。表示装置114は、入力された画像データを表示用の所定方式のビデオ信号(例えば、NTSC方式のカラー複合画像信号)に変換して表示する。
撮影モード時において、レリーズスイッチが半押しされると(S1オン)、AE/AF処理が行われる。次に、レリーズボタンが全押しされると(S2オン)、記録用の撮影動作がスタートする。S2オンに応動して撮像部14によって取得された画像信号(R、G、B信号)は、画像処理装置10に入力されて、ダイナミックレンジ圧縮処理が施された後、信号処理装置16に入力されて、ホワイトバランス調整処理、階調変換処理(ガンマ変換)、輪郭補正処理等の所定の処理が施されて、輝度/色差信号(Y/C信号)に変換された後、所定のフォーマットに従って圧縮されて記録装置112に記録される。例えば、静止画についてはJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式、動画についてはAVI(Audio Video Interleaving)形式の画像ファイルとして記録される。
動作モードが再生モードに設定されると、記録装置112に記録されている最終の画像ファイル(最後に記録された画像ファイル)の圧縮データが読み出される。最後の記録に係る画像ファイルが静止画ファイルの場合、この読み出された画像圧縮データは、マイコン108によって非圧縮のY/C信号に伸張され、表示用の信号に変換された後、表示装置114に出力される。これにより、当該画像ファイルの画像内容が表示装置114の画面上に表示される。
本実施形態に係る撮影装置によれば、上記のダイナミックレンジ圧縮処理によりダイナミックレンジ圧縮をリアルタイムで行った画像を撮影することができる。
なお、本実施形態に係る撮影装置10では、3板式のカラーCCD固体撮像素子を用いているが、例えば、単板式のCCDを用いて、同時化処理(単板CCDのカラーフィルタ配列に伴う色信号の空間的なズレを補間して色信号を同時式に変換する処理)を行った後に、画像処理装置10に入力するようにしてもよい。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態では、レベル情報として各画素の輝度値を用いてゲイン量を算出し、ダイナミックレンジ圧縮を行う。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置の主要構成を示すブロック図である。図7に示すように、本実施形態に係る画像処理装置20は、輝度情報算出回路22、ゲイン量算出回路24及び乗算回路26(26R、26G、26B)を備えている。
輝度情報算出回路22は、画像ファイル(例えば、RAWデータ)又は撮像部から入力された画素ごとのR、G、Bの画像信号から各画素の輝度値(輝度情報)を算出する。
ゲイン量算出回路24は、輝度情報算出回路22によって算出された各画素の輝度情報に基づいて、ゲインテーブルを参照して各画素のR、G、B信号に掛けるゲイン量(例えば、1.5)を算出する。乗算回路26(26R、26G、26B)は、R、G、B信号にゲイン量を掛ける。
ここで、ゲインテーブルは、レベル情報とゲイン量の関係を示すテーブルであり、画像処理装置20のメモリ(不図示)に記憶されている。ゲイン量は、例えば、輝度値が最大の場合に最小(=1.0)になり、輝度値が小さくなるにつれて大きくなるように設定される。本実施形態では、各画素のレベル情報に基づいて算出されたゲイン量をR、G、B信号に掛けることにより、R、G、Bの各色の信号レベルの比を保持したまま、各画素の信号のレベル(明るさ)をコントロールすることができる。上記のように、ダイナミックレンジ圧縮を行うことにより、階調変換処理(ガンマ変換)を行った場合に問題になる彩度の低下を防ぐことができる。
図8は、本実施形態に係るダイナミックレンジ圧縮処理の流れを示すフローチャートである。まず、R、G、Bの色信号が入力されると、輝度情報算出回路22によって、各画素の輝度値が算出される(ステップS20)。次に、ゲイン量算出回路24によって、上記各画素の輝度値から、各画素の色信号に掛けるゲイン量が算出され(ステップS22)、各色信号にゲイン量が乗算される(ステップS24)。
本実施形態によれば、各画素の輝度値に基づいて算出されたゲイン量を各色信号に掛けることにより、各色信号の信号レベルの比を保持したまま、各画素の信号のレベル(明るさ)をコントロールすることができる。これにより、階調変換処理(ガンマ変換)を行った場合に問題になる彩度の低下を防ぐことができる。更に、本実施形態では、各画素の輝度値に基づいてゲイン量を算出することにより、人間の視覚特性に近い感覚でレベル変調(輝度調整)を行うことができる。
なお、本実施形態に係る画像処理装置20は、上記第1の実施形態と同様、後段(出力側)に階調変換回路を設けることができ、また、撮影装置に搭載可能である。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態では、レベル情報として各色信号の重み付け加算値を用いてゲイン量を算出し、ダイナミックレンジ圧縮を行う。
図9は、本発明の第3の実施形態に係る画像処理装置の主要構成を示すブロック図である。図9に示すように、本実施形態に係る画像処理装置30は、混合回路32、ゲイン量算出回路34及び乗算回路36(36R、36G、36B)を備えている。
混合回路32は、画像ファイル(例えば、RAWデータ)又は撮像部から入力された画素ごとのR、G、Bの画像信号を重み付けして加算(混合)する。各色信号を重み付加算する際には、レベル(信号レベル)が高い色の重みを大きくする。例えば、R>G>Bの時には、R、G、B信号の混合比をR:G:B=3:2:1として混合する。
ゲイン量算出回路34は、混合回路32によって算出された各画素の色信号の重み付け加算値に基づいて、ゲインテーブルを参照して各画素のR、G、B信号に掛けるゲイン量を算出する。乗算回路36(36R、36G、36B)は、R、G、B信号にゲイン量を掛ける。
ここで、ゲインテーブルは、色信号の重み付け加算値とゲイン量の関係を示すテーブルであり、画像処理装置30のメモリ(不図示)に記憶されている。ゲイン量は、例えば、重み付け加算値が小さくなるにつれて大きくなるように設定される。本実施形態では、各画素のレベル情報に基づいて算出されたゲイン量をR、G、B信号に掛けることにより、R、G、Bの各色の信号レベルの比を保持したまま、各画素の信号のレベル(明るさ)をコントロールすることができる。上記のように、ダイナミックレンジ圧縮を行うことにより、階調変換処理(ガンマ変換)を行った場合に問題になる彩度の低下を防ぐことができる。
図10は、本実施形態に係るダイナミックレンジ圧縮処理の流れを示すフローチャートである。まず、R、G、Bの色信号が入力されると、混合回路32によって、各画素の色信号の重み付け加算値が算出される(ステップS30)。次に、ゲイン量算出回路34によって、上記各画素の輝度値から、各画素の色信号に掛けるゲイン量が算出され(ステップS32)、各色信号にゲイン量が乗算される(ステップS34)。
本実施形態によれば、各画素の色信号の重み付け加算値に応じて算出されたゲイン量を各色信号に掛けることにより、各色信号の信号レベルの比を保持したまま、各画素の信号のレベル(明るさ)をコントロールすることができる。これにより、階調変換処理(ガンマ変換)を行った場合に問題になる彩度の低下を防ぐことができる。更に、本実施形態では、R、G、B信号のうちレベルが高い色信号の割合が大きくなるように重み付け加算を行うようにしたので、撮影時における光源の色成分のうち、レンズ等で透過又は反射により減衰した分を補うことができ、撮影時の光源に近い明るさを利用したレベル変調が可能になる。
なお、本実施形態に係る画像処理装置30は、上記第1の実施形態と同様、後段(出力側)に階調変換回路を設けることができ、また、撮影装置に搭載可能である。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図11は、本発明の第4の実施形態に係る画像処理装置の主要構成を示すブロック図であり、図12は、本実施形態に係るダイナミックレンジ圧縮処理を説明するための図である。
図11に示すように、本実施形態に係る画像処理装置40は、レベル情報算出回路42、フィルタ回路44、ゲイン量算出回路46及び乗算回路48(48R、48G、48B)を備えている。
レベル情報算出回路42は、画像ファイル(例えば、RAWデータ)又は撮像部から入力された画素ごとのR、G、Bの画像信号からレベル情報(例えば、輝度値)を算出する。画像処理装置40は、注目画素(レベル=Y1)に掛けるゲイン量を算出する場合に、図12(c)に示すように、注目画素の周辺領域A40(例えば、注目画素を中心とする3画素×3画素の領域。例えば、画像処理装置40のカーネルサイズ分の領域)に含まれる画素のレベル情報を保持する。
フィルタ回路44は、領域A40内の画素のレベル情報にフィルタ(例えば、平滑化フィルタ)を掛けて基準値Y1’を算出する。
ゲイン量算出回路46は、基準値Y1’に基づいて、ゲインテーブルG(Y)を参照して各画素のR、G、B信号に掛けるゲイン量(例えば、1.5)を算出する。乗算回路48(48R、48G、48B)は、R、G、B信号にゲイン量を掛ける。ここで、ゲインテーブルG(Y)は、基準値とゲイン量の関係を示すテーブルであり、画像処理装置40のメモリ(不図示)に記憶されている。ゲイン量は、例えば、図12(b)に示すように、基準値が最大の場合に最小(=1.0)になり、基準値が小さくなるにつれて大きくなるように設定される。
図13は、基準値Y1’の算出処理を説明するためのグラフである。図13において、横軸は各画素のレベル情報であり、縦軸は画素数である。以下、注目画素Y1の周辺画素をY2、Y3、…、周辺画素のレベルのバラツキを示す分布関数をL40、周辺画素のレベルのバラツキの中央値をYmedとする。
図13(b)に示すように注目画素及び周辺画素のレベル情報が分布している場合、各画素のレベル情報に基づいて算出したゲイン量を掛けると、各画素Y1、Y2、Y3、…に掛かるゲイン量が異なるので、注目画素と当該注目画素に空間的に近い周辺画素とのレベルの相対的な関係が変化する。図12(b)に示すように、低レベル(輝度)側の画素ほどゲイン量が大きい場合、図13(c)のL40”に示すように、低レベル側の画素のレベルが大きくなるので、画像中の画素のレベルのバラツキが小さくなり、画素レベルのバラツキの情報が失われてしまう。
本実施形態では、周辺画素Y2、Y3、…のレベルに基づいてフィルタリングを行うことにより、注目画素Y1のレベルを分布関数L10の中央値Ymedに近づけた値(基準値Y1’)を算出する。そして、上記基準値Y1’に基づいてゲイン量G(Y1’)を算出する。即ち、本実施形態によれば、周辺画素のバラツキの中央値Ymedに近い基準値に基づいてゲイン量を算出するようにしたので、図13(a)のL40’に示すように、ダイナミックレンジ圧縮後にも画像中の画素のレベルのバラツキの情報が保持される。なお、本実施形態では、中央値Ymedに基づいてゲイン量を算出するようにしてもよい。
図14は、本実施形態に係るダイナミックレンジ圧縮処理の流れを示すフローチャートである。まず、R、G、Bの色信号が入力されると、レベル情報算出回路42によって、各画素のレベル情報が算出される(ステップS40)。次に、各画素とその周辺画素のフィルタリングを行って基準値Y1’を算出する(ステップS42)。そして、ゲイン量算出回路46によって、上記基準値Y1’から注目画素Y1の各色信号に掛けるゲイン量が算出され(ステップS44)、各色信号にゲイン量が乗算される(ステップS46)。
本実施形態によれば、ゲイン量を算出する際に周辺画素のレベル情報を考慮することにより、画素間のレベル情報のバラツキの情報を保持し、画像のコントラストを残したままで画像のレベル変調が可能になる。
なお、本実施形態に係る画像処理装置40は、上記第1の実施形態と同様、後段(出力側)に階調変換回路を設けることができ、また、撮影装置に搭載可能である。
[第5の実施形態]
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。図15は、本発明の第5の実施形態に係る画像処理装置の主要構成を示すブロック図であり、図16は、本実施形態に係るダイナミックレンジ圧縮処理を説明するための図である。
図15に示すように、本実施形態に係る画像処理装置50は、レベル情報算出回路52、領域分離回路54、フィルタ回路56、ゲイン量算出回路58及び乗算回路60(60R、60G、60B)を備えている。
レベル情報算出回路52は、画像ファイル(例えば、RAWデータ)又は撮像部から入力された画素ごとのR、G、Bの画像信号からレベル情報(例えば、輝度値)を算出する。画像処理装置50は、注目画素(レベル=Y1)に掛けるゲイン量を算出する場合に、図16(c)に示すように、注目画素の周辺領域A0(例えば、注目画素を中心とする3画素×3画素の領域。例えば、画像処理装置40のカーネルサイズ分の領域)に含まれる画素のレベル情報を保持する。
領域分離回路54は、領域A50において、注目画素Y1及び注目画素Y1とレベル情報が近似する画素を含む領域を判別(領域判別)する。具体的には、領域分離回路54は、領域A50内の画素のうち、注目画素Y1、及び注目画素Y1とのレベル情報の差分絶対値が閾値未満(例えば、レベル量が8ビット、即ち、0から255の場合には、閾値≒30)になる画素を領域分離する。これにより、図16(c)に示すように、注目画素Y1にレベル情報が近い画素を含む領域A52が領域分離される。
フィルタ回路56は、領域A52内の画素のレベル情報にフィルタ(例えば、平滑化フィルタ)を掛けて基準値Y1’を算出する。
ゲイン量算出回路58は、基準値Y1’に基づいて、ゲインテーブルG(Y)を参照して各画素のR、G、B信号に掛けるゲイン量(例えば、1.5)を算出する。乗算回路60(60R、60G、60B)は、R、G、B信号にゲイン量を掛ける。ここで、ゲインテーブルG(Y)は、基準値とゲイン量の関係を示すテーブルであり、画像処理装置50のメモリ(不図示)に記憶されている。ゲイン量は、例えば、図16(b)に示すように、基準値が最大の場合に最小(=1.0)になり、基準値が小さくなるにつれて大きくなるように設定される。
図17は、基準値Y1’の算出処理を説明するための図である。図17(a1)及び図17(b1)において、横軸は各画素のレベル情報であり、縦軸は画素数である。
図17(a1)に示す例では、注目画素Y1の周辺の領域A50は、レベル情報が低い低レベル領域A2(例えば、低輝度部)とレベル情報が高い高レベル領域A4(例えば、高輝度部)に明確に分かれている。この場合、図17(a2)に示すように、領域A50内の画素のレベル情報のヒストグラムにおいて、それぞれ低レベル領域A52と高レベル領域A54に対応する2つの山L52、L54ができてしまう。従って、領域A50にフィルタを掛けて得られる基準値Y”は、2つの山L52とL54の間の値になり、周辺画素のレベル情報から離れた不適切な値になってしまう。
本実施形態では、図17(b1)に示すように、注目画素Y1とレベル情報が近い領域A52を分離する。そして、図17(b2)に示すように、注目画素Y1のレベルを自身が属する分布関数L52の中央値に近づけた好ましい基準値Y1’を得るようにしている。
図18は、本実施形態に係るダイナミックレンジ圧縮処理の流れを示すフローチャートである。まず、R、G、Bの色信号が入力されると、レベル情報算出回路52によって、各画素のレベル情報が算出される(ステップS50)。次に、注目画素Y1の周辺画素のうち、注目画素Y1とのレベル差が閾値以上の画素をフィルタの適用範囲から除外し(ステップS52)、注目画素Y1及び注目画素Y1とレベル情報が近い周辺画素のフィルタリングを行って基準値Y1’を算出する(ステップS54)。そして、ゲイン量算出回路58によって、上記基準値Y1’から注目画素Y1の各色信号に掛けるゲイン量が算出され(ステップS56)、各色信号にゲイン量が乗算される(ステップS58)。
本実施形態によれば、注目画素Y1とレベル情報が近い周辺画素のフィルタリングにより得られた基準値Y1’に基づいてゲイン量を算出することにより、レベル情報の高低の境界部分であっても違和感が少ないダイナミックレンジ圧縮を行うことができる。
なお、本実施形態に係る画像処理装置50は、上記第1の実施形態と同様、後段(出力側)に階調変換回路を設けることができ、また、撮影装置に搭載可能である。
[第6の実施形態]
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。図19は、ゲイン量、階調変換曲線及び最終変換曲線を説明するための図である。上記第1から第5の実施形態では、レベル情報にゲイン量Gを掛けてダイナミックレンジ圧縮を行った後に、通常の階調変換曲線(ガンマ曲線。以下、通常階調という)γoを用いて階調変換処理を施すようにしている。以下の説明では、ゲイン量Gと通常の階調変換曲線γoの積を最終階調変換曲線(以下、最終階調という)γfという。図19(a)に示すように、ゲイン量Gを下げると、下げたゲイン量G’と通常階調γoから得られる最終階調γf’が歪んでしまい、階調変換後の画像の階調が不自然になってしまう。本実施形態では、歪みのない最終階調γfを予め設定しておき、この最終階調γfからゲイン量Gを逆算して求めることにより、最終階調γfの歪みを無くし、自然な画像を生成可能にしている。
図20は、本発明の第6の実施形態に係る画像処理装置の主要構成を示すブロック図である。図20に示すように、本実施形態に係る画像処理装置70は、レベル情報算出回路72、最終階調変換回路74、ゲイン量算出回路76及び乗算回路78(78R、78G、78B)を備えている。
レベル情報算出回路72は、画像ファイル(例えば、RAWデータ)又は撮像部から入力された画素ごとのR、G、Bの画像信号からレベル情報(例えば、輝度値)を算出する。
最終階調変換回路74は、最終階調γfを保持しており、この最終階調γfを用いて、レベル情報算出回路72から入力されたレベル情報Aに最終階調γfを掛ける。最終階調変換回路74は、撮影シーンに応じた最終階調γfを複数保持しており、撮影シーン(例えば、撮影時の設定内容等)に応じて適当な最終階調γfを選択し、レベル情報Aに最終階調γfを掛ける。
ゲイン量逆算回路76は、レベル情報Aに最終階調γfを掛けて得られた出力Cと、通常階調γo及び最終階調γfからゲイン量Gを算出する。
図2は、ゲイン量の逆算処理を説明するための図である。ゲイン量Gを逆算する場合、まず、図2に示すように、レベル情報算出回路72から入力されたレベル情報Aに最終階調γfを掛けて出力Cを算出する。次に、階調変換回路80において通常階調γoを掛けた場合に出力がCとなるような入力Bを逆算する。これにより、ゲイン量G=B/Aが算出される。
乗算回路78(78R、78G、78B)は、R、G、B信号にゲイン量G(=B/A)を掛ける。
図2は、本実施形態に係るダイナミックレンジ圧縮処理の流れを示すフローチャートである。まず、R、G、Bの色信号が入力されると、レベル情報算出回路72によりレベル情報Aが算出され(ステップS70)、レベル情報Aに対して撮影シーンに応じた最終階調γfが掛けられる(ステップS72)。次に、レベル情報Aに最終階調γfを掛けて得られた出力Cから通常階調の入力Bを逆算してゲイン量G(=B/A)が算出され(ステップS74)、各色信号にゲイン量Gが乗算される(ステップS76)。
本実施形態によれば、ゲイン量と通常の階調変換曲線から得られる最終階調の歪みを無くすことができるので、より自然な画像出力を得ることができる。
なお、本実施形態に係る画像処理装置70は、上記第1の実施形態と同様に、撮影装置に搭載可能である。
また、上記の各実施形態に係る画像処理装置は、撮影装置のほか、例えば、入力された画像ファイル(例えば、RAWデータ)に対して、ダイナミックレンジ圧縮処理を施す画像処理装置(例えば、パーソナルコンピュータ(PC)やビデオ再生装置)、又は上記のような画像処理装置に用いられる画像処理プログラムとしても実現可能である。
第1の実施形態に係る画像処理装置の主要構成を示すブロック図 第1の実施形態に係るダイナミックレンジ圧縮処理を説明するための図 第1の実施形態に係るダイナミックレンジ圧縮処理の流れを示すフローチャート 第1の実施形態に係る画像処理装置に階調変換回路を接続した例を示すブロック図 階調変換処理の流れを示すフローチャート 第1の実施形態に係る画像処理装置を備えた撮影装置の主要構成を示すブロック図 第2の実施形態に係る画像処理装置の主要構成を示すブロック図 第2の実施形態に係るダイナミックレンジ圧縮処理の流れを示すフローチャート 第3の実施形態に係る画像処理装置の主要構成を示すブロック図 第3の実施形態に係るダイナミックレンジ圧縮処理の流れを示すフローチャート 第4の実施形態に係る画像処理装置の主要構成を示すブロック図 第4の実施形態に係るダイナミックレンジ圧縮処理を説明するための図 第4の実施形態に係る基準値Y1’の算出処理を説明するためのグラフ 第4の実施形態に係るダイナミックレンジ圧縮処理の流れを示すフローチャート 第5の実施形態に係る画像処理装置の主要構成を示すブロック図 第5の実施形態に係るダイナミックレンジ圧縮処理を説明するための図 第5の実施形態に係る基準値Y1’の算出処理を説明するための図 第5の実施形態に係るダイナミックレンジ圧縮処理の流れを示すフローチャート ゲイン量、階調変換曲線及び最終変換曲線を説明するための図 第6の実施形態に係る画像処理装置の主要構成を示すブロック図 第6の実施形態に係るダイナミックレンジ圧縮処理の流れを示すフローチャート ゲイン量の逆算処理を説明するための図
符号の説明
10…画像処理装置、12…レベル情報算出回路、14…ゲイン量算出回路、16…乗算回路、18…階調変換回路

Claims (15)

  1. 画素ごとの色信号を取得する画像信号取得手段と、
    各色信号のうち信号レベルが高い色信号の割合が大きくなるように、該色信号の重み付け加算を行って、各画素のレベル情報を算出するレベル情報算出手段と、
    前記レベル情報に基づいて各画素の色信号に掛けるゲイン量を算出するゲイン量算出手段と、
    各画素の色信号に前記ゲイン量を掛ける乗算手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 画素ごとの色信号を取得する画像信号取得手段と、
    前記色信号から各画素のレベル情報を算出するレベル情報算出手段と、
    処理対象の画素の周辺領域の画素のレベル情報を用いて、前記処理対象の画素のレベル情報のフィルタリングを行うフィルタリング手段と、
    前記レベル情報をフィルタリングして得られた基準値に基づいて、前記処理対象の画素の色信号に掛けるゲイン量を算出するゲイン量算出手段と、
    各画素の色信号に前記ゲイン量を掛ける乗算手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  3. 処理対象の画素及びその周辺領域の画素から、前記処理対象の画素と、前記処理対象の画素とのレベル情報の差分絶対値が閾値未満の画素とを領域分離する領域判別手段と、
    前記領域分離された画素のレベル情報を用いて、前記処理対象の画素のレベル情報のフィルタリングを行うフィルタリング手段と、
    前記レベル情報をフィルタリングして得られた基準値に基づいて、前記処理対象の画素の色信号に掛けるゲイン量を算出するゲイン量算出手段と、
    各画素の色信号に前記ゲイン量を掛ける乗算手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  4. 画素ごとの色信号を取得する画像信号取得手段と、
    前記色信号から各画素のレベル情報を算出するレベル情報算出手段と、
    前記色信号に対して、所定のゲイン量を掛けてダイナミックレンジ圧縮処理を行い、所定の階調変換曲線に従って階調変換処理を施した場合の入出力の関係を示す、歪みのない最終階調変換曲線を用いて、前記レベル情報算出手段から入力されたレベル情報を入力として出力を算出する最終階調変換手段と、
    前記最終階調変換手段によって算出された出力と、前記階調変換処理時における所定の階調変換曲線からゲイン量を逆算するゲイン量算出手段と、
    各画素の色信号に前記ゲイン量を掛ける乗算手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  5. 前記レベル情報算出手段は、前記色信号から各画素の輝度情報を算出し、前記輝度情報に基づいて各画素のレベル情報を算出することを特徴とする請求項2から4のいずれか1項記載の画像処理装置。
  6. 前記レベル情報算出手段は、各色信号のうち信号レベルが高い色信号の割合が大きくなるように、該色信号の重み付け加算を行って、各画素のレベル情報を算出することを特徴とする請求項2から4のいずれか1項記載の画像処理装置。
  7. 前記乗算手段によってゲイン量が乗算されて出力された後の各画素の色信号に対して階調変換処理を施す階調変換手段を更に備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の画像処理装置。
  8. 請求項1から8のいずれか1項記載の画像処理装置を備えることを特徴とする撮影装置。
  9. 画素ごとの色信号を取得する画像信号取得工程と、
    前記色信号から各画素のレベル情報を算出するレベル情報算出工程と、
    各色信号のうち信号レベルが高い色信号の割合が大きくなるように、該色信号の重み付け加算を行って、各画素のレベル情報を算出するゲイン量算出工程と、
    各画素の色信号に前記ゲイン量を掛ける乗算工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  10. 画素ごとの色信号を取得する画像信号取得工程と、
    前記色信号から各画素のレベル情報を算出するレベル情報算出工程と、
    処理対象の画素の周辺領域の画素のレベル情報を用いて、前記処理対象の画素のレベル情報のフィルタリングを行うフィルタリング工程と、
    前記レベル情報をフィルタリングして得られた基準値に基づいて、前記処理対象の画素の色信号に掛けるゲイン量を算出するゲイン量算出工程と、
    各画素の色信号に前記ゲイン量を掛ける乗算工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  11. 処理対象の画素及びその周辺領域の画素から、前記処理対象の画素と、前記処理対象の画素とのレベル情報の差分絶対値が閾値未満の画素とを領域分離する領域判別工程と、
    前記領域分離された画素のレベル情報を用いて、前記処理対象の画素のレベル情報のフィルタリングを行うフィルタリング工程と、
    前記レベル情報をフィルタリングして得られた基準値に基づいて、前記処理対象の画素の色信号に掛けるゲイン量を算出するゲイン量算出工程と、
    各画素の色信号に前記ゲイン量を掛ける乗算工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  12. 画素ごとの色信号を取得する画像信号取得工程と、
    前記色信号から各画素のレベル情報を算出するレベル情報算出工程と、
    前記色信号に対して、所定のゲイン量を掛けてダイナミックレンジ圧縮処理を行い、所定の階調変換曲線に従って階調変換処理を施した場合の入出力の関係を示す、歪みのない最終階調変換曲線を用いて、前記レベル情報算出工程から入力されたレベル情報を入力として出力を算出する最終階調変換工程と、
    前記最終階調変換工程において算出された出力と、前記階調変換処理時における所定の階調変換曲線からゲイン量を逆算するゲイン量算出工程と、
    各画素の色信号に前記ゲイン量を掛ける乗算工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  13. 前記レベル情報算出工程では、前記色信号から各画素の輝度情報を算出し、前記輝度情報に基づいて各画素のレベル情報を算出することを特徴とする請求項10から12のいずれか1項記載の画像処理方法。
  14. 前記レベル情報算出工程では、各色信号のうち信号レベルが高い色信号の割合が大きくなるように、該色信号の重み付け加算を行って、各画素のレベル情報を算出することを特徴とする請求項10から12のいずれか1項記載の画像処理方法。
  15. 前記乗算工程においてゲイン量が乗算されて出力された後の各画素の色信号に対して階調変換処理を施す階調変換工程を更に備えることを特徴とする請求項9から14のいずれか1項記載の画像処理方法。
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