JPH08256344A - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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Publication number
JPH08256344A
JPH08256344A JP7084477A JP8447795A JPH08256344A JP H08256344 A JPH08256344 A JP H08256344A JP 7084477 A JP7084477 A JP 7084477A JP 8447795 A JP8447795 A JP 8447795A JP H08256344 A JPH08256344 A JP H08256344A
Authority
JP
Japan
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signal
color
control
level
circuit
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Application number
JP7084477A
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English (en)
Inventor
Eiju Fukuda
英寿 福田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08256344A publication Critical patent/JPH08256344A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 色相の変化を伴わず且つ入力信号の圧縮の度
合が色相に影響されないでダイナミックレンジを拡大で
きるようにした映像信号処理装置を提供する。 【構成】 入力色信号R,G,Bをガンマ処理するガン
マ処理回路4と、ガンマ処理回路4の出力端に遅延回路
14を介して接続されたゲインコントロールアンプ11,1
2,13と、同じくガンマ処理回路4の出力端に接続さ
れ、各入力信号のうち最もレベルの大きい信号を出力す
るOR回路9と、OR回路9の出力を入力し前記各ゲイ
ンコントロールアンプ11,12,13のゲインコントロール
端子に制御信号を出力する制御信号発生回路10と、ゲイ
ンコントロールアンプ11,12,13の出力端に接続された
ホワイトクリップ回路6と、ホワイトクリップ回路6の
出力端に接続されたマトリクス回路7と、マトリクス回
路7の出力端に接続した変調回路8とで映像信号処理装
置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、色相変化を伴わない
で入力色信号を圧縮しダイナミックレンジを拡大できる
ようにした映像信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラービデオカメラの映像信号処
理操作におけるダイナミックレンジ拡大のための方式と
して、図10に示すような構成の映像信号処理装置が知ら
れている。この従来例は輝度信号と色差信号を別々に生
成する方式の映像信号処理装置である。図10において、
1〜3は輝度信号Yの処理回路であり、それぞれガンマ
処理回路、ニー処理回路及びホワイトクリップ回路であ
る。4〜8は色信号R,G,Bに対する処理回路であ
り、4はガンマ処理回路、5はニー処理回路、6はホワ
イトクリップ回路、7はマトリックス回路、8は変調回
路である。
【0003】次に、このような構成の映像信号処理装置
の動作について説明する。輝度信号Yの信号処理系にお
いては、まずガンマ処理回路1において、ガンマ処理を
行い緩やかな出力曲線に処理した後、ニー処理回路2に
おいてダイナミックレンジを拡大するためのニー処理が
加えられ、次いでホワイトクリップ回路3で所定信号レ
ベルでの制限が加えられる。一方、色信号R,G,Bの
信号処理系では、色信号R,G,Bに対して同様にガン
マ処理回路4において、ガンマ処理が行われ、次いでニ
ー処理回路5においてニー処理が加えられ、次にホワイ
トクリップ回路6で所定信号レベルでの制限が加えられ
る。そして、これらの処理を経た色信号からマトリック
ス回路7において色差信号R−Y,B−Yが生成され、
色差信号R−Y,B−Yは変調回路8により直交二相変
調され、搬送色信号Cが生成されるようになっている。
【0004】上記映像信号処理装置における色信号のニ
ー処理回路5においては、図11に示すように各色信号に
対して画一的にニー・ポイントとなるレベルが設定され
ており、その結果、多くの場合がそうであるように、色
信号R,G,Bにレベル差がある場合には、各色信号毎
にニー処理がかかり始める時点(すなわち、当該色に対
してニー処理が始まるときの入射光量)が異なるため、
入射光量や入射光の色によって色信号間の比、すなわち
同色信号により表される色相が変化してしまい、忠実な
色再現を妨げていた。
【0005】この問題点を解決するため、従来、図12に
示すように、輝度信号Yを入力とする制御信号発生回路
10と、色信号に対するガンマ処理回路4の各色信号の出
力側にそれぞれ接続したゲインコントロールアンプ11,
12,13とを設け、輝度信号Yのレベルによって色信号
R,G,Bのゲインを制御し、それにより色信号間の比
を一定に保つようにした映像信号処理装置が提案されて
いる。
【0006】この映像信号処理装置においては、色信号
R,G,Bは輝度信号Yにより制御されるゲインコント
ロールアンプ11,12,13において、あるレベル以上の光
量になった時だけ圧縮されるので、色信号間の比、すな
わち色相が変化しないため忠実な色再現が可能となる。
【0007】しかしながら、この映像信号処理回路に
は、色相によって色信号が圧縮される度合が異なるとい
う欠点がある。この現象を図13の(A),(B)を用い
て説明する。カメラシステムによって多少異なる場合も
あるが、NTSC方式を例にとると、基本的に輝度信号
Yは、次式(1)で表される。 Y=0.3 R+0.59G+0.11B ・・・・・(1) 図13の(A),(B)には、色信号R,G,Bと共に輝
度信号Yのレベルも示しているが、図13の(A)におい
ては、色信号R,G,Bがいずれも入力されていて、輝
度信号Yのレベルが閾値Yth以上になった時に、色信号
R,G,Bの比が変化せずに圧縮される態様を示してい
る。図13の(B)においては、色信号はRのみ入力され
ていて、G=B=0の場合の態様を示しており、この場
合は、入力色信号Rのレベルは図13の(A)に示したレ
ベルと同じであるが、輝度信号Yのレベルは、G=B=
0であるため、0.3 Rと小さくなり、閾値Ythに達しな
いので、入力色信号Rは圧縮されないことになる。この
ように、色相(色信号R,G,Bの比)によって、入力
信号が圧縮される度合が異なってしまい、場合によって
は圧縮されないという問題点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
図10に示した従来の映像信号処理装置においては、色信
号R,G,Bに対して同じレベルにニー・ポイントを設
定しているので、色信号R,G,Bにレベル差がある場
合には、ニー処理がかかり始める光量が異なる。そのた
めニー処理を行った後では、色信号間の比、すなわち色
相が変化してしまい、色再現性が劣化するという問題点
があった。
【0009】また図12に示した従来例においては、輝度
信号Yのレベルによって色信号R,G,Bのゲインを制
御することにより色信号間の比を一定に保つようにして
いるが、色相によって入力信号が圧縮される度合が異な
ってしまい、場合によっては圧縮されないという状態が
生じる。圧縮されない場合には、後段のホワイトクリッ
プ回路で信号レベルを制限する必要があり、ダイナミッ
クレンジは拡大されないという問題点がある。また、上
記各問題点とは異なるが、一般に単板式のカラーカメラ
においては、受光素子が飽和してしまうような高輝度部
で偽色が発生するという問題点がある。
【0010】本発明は、従来の映像信号処理装置におけ
る上記問題点を解消するためになされたもので、請求項
1記載の発明は、複数系統の色系信号(原色信号又は色
差信号等)間の比を一定に保ち、光量に依存した色再現
性の劣化をなくすと共に、複数系統の色系信号が圧縮さ
れる度合が色相に影響されないようにした映像信号処理
装置を提供することを目的とし、また請求項2記載の発
明は、色信号間の比を一定に保ち、光量に依存した色再
現性の劣化をなくすと共に、入力信号が圧縮される度合
が色相に影響されないようにした映像信号処理装置を提
供することを目的とする。
【0011】また請求項3記載の発明は、ホワイトクリ
ップ回路を削除しても適正な値に信号レベルを制限する
ことができる安価な映像信号処理装置を提供することを
目的とし、また請求項4記載の発明は、単板式カメラの
高輝度時に発生する偽色を目立ちにくくできるようにし
た映像信号処理装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】上記問題点を解
決するため、請求項1記載の発明は、撮像手段により生
成される複数系統の色系信号のうち比較的レベルが高い
色系信号のレベル状態を検出するための検出手段と、該
検出手段による検出情報に応じて前記複数系統の色系信
号のゲインを一率に制御するための制御情報を生成する
制御情報生成手段と、該制御情報生成手段により出力さ
れる制御情報に応じて前記複数系統の色系信号に対して
ゲインの制御を行うゲインコントロール手段とで映像信
号処理装置を構成するものである。
【0013】このように構成した映像信号処理装置にお
いては、制御情報生成手段からの制御情報により制御さ
れる、複数系統の色系信号に対するゲインコントロール
手段によって、各色系信号のゲインが同時に相互の比率
を維持したままで制御されるため、複数系統の色系信号
の比を変えることなくレベルを制御することができ、色
再現性が損なわれない。また複数系統の色系信号のレベ
ルが高い色系信号に基づいて制御情報を生成しているの
で、複数系統の色系信号がゲインコントロール手段で圧
縮される度合は色相に影響され難い。
【0014】また請求項2記載の発明は、撮像手段によ
り生成される第1,第2,第3の入力色信号のうち最も
レベルの高い色信号を検出する検出手段と、該検出手段
により検出された最大レベルの色信号に応じた制御信号
を発生する制御信号発生手段と、該制御信号発生手段か
らの制御信号を入力して各入力色信号のゲインを一率に
制御する色信号ゲインコントロール手段とで映像信号処
理装置を構成するものである。
【0015】このように構成した映像信号処理装置にお
いては、制御信号発生手段からの制御信号により制御さ
れる、第1〜第3の3つの入力色信号の各ゲインコント
ロール手段によって、各色信号のゲインが同時に3者相
互の比率を維持したまま制御されるため、第1〜第3の
3つの入力色信号の比を変えることなくレベルを制御す
ることができ、色再現性が損なわれない。また第1〜第
3の3つの入力色信号のうち最もレベルが大きい信号に
基づいて制御信号を発生させているので、入力色信号が
ゲインコントロール手段で圧縮される度合は色相に影響
され難い。
【0016】また請求項3記載の発明は、請求項1記載
の発明における制御信号発生手段を、各入力色信号の最
大出力レベルを制限する特性をもつ制御信号を出力する
ように構成するものである。このように構成された制御
信号発生手段から発生する制御信号により、最大出力レ
ベルを適正な値に制限することができ、後段のホワイト
クリップ回路を省略することが可能となる。
【0017】また請求項4記載の発明は、請求項1記載
の発明における制御信号発生手段を、各入力色信号の最
大出力レベルを制限すると共に、高輝度時に各入力色信
号レベルを前記制限された最大出力レベルより小さくす
る特性をもつ制御信号を出力するように構成するもので
ある。このように構成された制御信号発生手段から発生
する制御信号により、偽色が発生するような高輝度時
に、入力色信号レベルを制限された最大出力レベルより
も小さくなるように圧縮して色を薄くすることができ、
高輝度時に偽色があっても目立たなくすることが可能と
なる。
【0018】
【実施例】次に実施例について説明する。図1は本発明
に係る映像信号処理装置の第1実施例を示すブロック構
成図で、図10又は図12に示した従来例と同一又は対応す
る部材には同一符号を付して、その説明は省略する。本
発明においては、図10に示した従来例のニー処理回路5
の代わりに、ガンマ処理回路4とホワイトクリップ回路
6の間に遅延回路14とゲインコントロールアンプ11,1
2,13を配設し、更にガンマ処理回路4の各色信号出力
を入力とし、最もレベルの大きい入力色信号を出力する
OR回路9と、該OR回路9の出力信号を入力し、該O
R回路9の出力信号に応じた制御信号を出力する制御信
号発生回路10とを設け、該制御信号発生回路10の出力端
を前記ゲインコントロールアンプ11,12,13のゲインコ
ントロール端子に接続し、制御信号によりゲインコント
ロールアンプ11,12,13のゲインを同時に同じ値に制御
するように構成されている。なお、遅延回路14はOR回
路9と制御信号発生回路10の遅延時間に起因する、ゲイ
ンコントロールアンプ11,12,13に入力される色信号と
制御信号のタイミングのずれを防ぐ目的で用いられてい
るものなので、このタイミングのずれを無視しても問題
がない場合には、遅延回路14を省略することができる。
【0019】このように構成された映像信号処理装置に
おいては、ガンマ処理回路4でガンマ処理された入力色
信号R,G,BはOR回路9に入力され、そのうち最も
レベルの大きい色信号が出力される。そして制御信号発
生回路10において、OR回路9から出力された最もレベ
ルの大きい色信号に応じた制御信号が出力され、入力色
信号R,G,Bのいずれかが所定のレベル以上になった
ときに、各ゲインコントロールアンプ11,12,13におい
て、3つの色信号R,G,Bのゲインが同時に同じ値に
制御される。これにより、3つの色信号R,G,Bの比
が変化しないので、色再現性を損なわずに圧縮処理して
ダイナミックレンジを拡大することができる。またゲイ
ンコントロールアンプ11,12,13のゲインを制御する制
御信号は、入力色信号R,G,Bに基づいて発生させて
いるので、入力信号が圧縮される度合は色相に影響され
ない。
【0020】次に、図1に示した実施例における、入力
色信号R,G,Bの中で最もレベルの大きい信号を出力
させるOR回路9の構成例を図2に示す。このOR回路
は、コレクタをそれぞれ一方の電源に接続し、ベースを
それぞれ入力抵抗R11,R12,R13を介して各入力色信
号R,G,Bの入力端子に接続し、エミッタは共通に接
続し抵抗R14を介して他方の電源に接続した入力トラン
ジスタQ11,Q12,Q13と、エミッタを出力抵抗R15
介して一方の電源に接続すると共に出力端子OUT に接続
し、ベースを抵抗R16を介して前記入力トランジスタQ
11,Q12,Q13のエミッタ共通接続点に接続し、コレク
タを他方の電源に接続した出力トランジスタQ14とで構
成されている。
【0021】次に、図3の(A)に、制御信号発生回路
10からゲインコントロールアンプ11,12,13へ供給され
る制御信号の特性例を示す。この制御信号は、制御信号
発生回路10へのOR回路9の出力信号のレベル(出力電
圧)が所定の閾値Vthに達するまでは、ゲインコントロ
ールアンプ11,12,13のゲインを1とし、OR回路9の
出力信号レベルがVthを越えると徐々にゲインを低くす
るような特性をもっている。
【0022】このような特性をもつ制御信号は、図3の
(B)に示すような構成の制御信号発生回路により実現
することができる。この制御信号発生回路の構成例は、
一方の電源に一端を接続した定電流源21と、エミッタを
抵抗R21を介して定電流源21の他端に接続し、ベースを
入力端子VINに接続し、コレクタを他方の電源に接続し
た第1のトランジスタQ21と、エミッタを抵抗R22を介
して定電流源21の他端に接続し、ベースを第1の基準電
圧源22に接続した第2のトランジスタQ22と、第2のト
ランジスタQ22のコレクタを反転入力端子に接続し、非
反転入力端子に第2の基準電圧源23を接続し、出力端子
G と反転入力端子間に帰還抵抗R23を接続した演算増
幅器24とで構成されている。
【0023】このように構成した制御信号発生回路は、
図3の(C)に示すような入出力特性をもっているが、
実線で示される部分だけ用いることにより、図3の
(A)に示す特性をもつ制御信号とすることができる。
図3の(C)に示す入出力特性は、定電流源21の定電流
値I0 ,第1及び第2の基準電圧源22,23の基準電圧値
ref1,Vref2,抵抗R21,R22,R23の抵抗値を適当
な値に設定することにより、所望の特性を得ることがで
きる。
【0024】図4は、図1に示した第1実施例における
ゲインコントロールアンプ(色信号圧縮部)11,12,13
の入出力特性を示す図である。入力色信号R,G,Bの
レベルが閾値Vth以下であれば、ゲインコントロールア
ンプのゲインは1に設定され、入力色信号R,G,Bは
そのまま出力される。入力色信号R,G,Bの色相に関
係なく、入力色信号R,G,BのいずれかのレベルがV
th以上になると、制御信号によりゲインコントロールア
ンプのゲインは1以下の値になり、圧縮された出力信号
が得られる。この場合、色信号間の比が変化しないの
で、忠実な色再現が可能となる。
【0025】次に第2実施例について説明する。図5
は、本発明の第2実施例を示すブロック構成図であり、
図1に示した第1実施例と同一又は対応する部材には同
一符号を付して示し、その説明は省略する。この実施例
の基本的な構成は第1実施例と同一であるが、色信号処
理系においてホワイトクリップ回路6を省略している点
が相違しており、そして、制御信号発生回路10からの制
御信号の特性を適当に設定することにより、ゲインコン
トロールアンプ11,12,13の入出力特性を、図6に示す
ような特性とするものである。すなわち、入力色信号
R,G,Bの最大レベル時に出力信号のレベルを適切な
値に制限すると同時に、その傾きを零にして、実質的に
ホワイトクリップ回路と同様な機能を達成するようにし
ている。
【0026】制御信号発生回路からの制御信号の特性
が、図3の(A)に示すように直線的に小さくなる場
合、その傾きを−aとすると、ゲインコントロールアン
プで圧縮された色信号Vout は、次式(2)で表され、
2次曲線を描く。なお(2)式においてVinは、ゲイン
コントロールアンプの入力色信号である。 Vout =−aVin 2 +Vin(aVth+1) ・・・・・(2) したがって、入力色信号Vinの最大レベルVinMAX が予
めわかっていれば、Vin=VinMAX の時にVout の傾き
が零になるように制御信号発生回路からの制御信号の特
性を設定することができる。具体的には、傾き−aを、
次式(3)のように設定すればよい。 −a=−(2VinMAX −Vth-1 ・・・・・(3)
【0027】図5に示した第2実施例における制御信号
発生回路10の回路構成は、図3の(B)に示した構成と
全く同じにして、回路定数を適当な値に設定すればよ
い。この実施例においては、従来、信号レベルを制限す
るために必要であったホワイトクリップ回路を削除して
も信号レベルを制限することができるため、安価な映像
信号処理装置を実現することができる。
【0028】次に第3実施例について説明する。第3実
施例の回路構成は、図5に示した第2実施例と全く同じ
であるが、ゲインコントロールアンプ11,12,13の制御
信号の特性を変え、ゲインコントロールアンプ11,12,
13の入出力特性を、図7に示すような特性とするもので
ある。この実施例では入力色信号R,G,Bが最大レベ
ルに達する前の適当なレベルV0 で出力信号が最大とな
り、入力色信号がV0以上になると、出力信号が徐々に
小さくなるように制御信号を設定している。この場合
も、制御信号発生回路としては図3の(B)に示した回
路構成例を用いることができ、回路定数を適当な値に設
定すればよい。
【0029】入力色信号R,G,BのレベルがVthより
も大きくなると色信号は圧縮される。そして入力色信号
のレベルがV0 よりも大きくなると圧縮の度合が大きく
なるため、出力信号は小さくなり彩度が小さくなる。こ
のような特性をもたせることによって、単板カラーカメ
ラの高輝度時に発生する偽色が目立たなくなる。
【0030】次に、本発明の第4実施例を図8に基づい
て説明する。図8においても、図1又は図5に示した第
1又は第2実施例と同一又は対応する部材には同一符号
を付して示している。この実施例は、ゲインコントロー
ルアンプ11,12をマトリクス回路7の後段に配置し、色
差信号R−Y,B−Yに対してゲインを制御するように
構成したものである。この実施例における制御信号発生
回路10の回路構成は、図3の(B)に示したものと全く
同じ構成でよく、その回路定数を適当に設定して、所定
の特性の制御信号を出力させることにより、第1〜第3
実施例と同様の効果を得ることができる。また使用する
ゲインコントロールアンプの数が3個から2個に減り、
回路規模を縮小することができる。
【0031】次に、本発明の第5実施例を図9に基づい
て説明する。図9においても図1又は図5に示した第1
又は第2実施例と同一又は対応する部材には同一符号を
付して示している。この実施例は、ゲインコントロール
アンプ11を変調回路8の後段に配置し、変調信号Cに対
してゲインを制御するように構成したものである。この
実施例においても第1〜第3実施例と同様の効果を得る
ことができ、使用するゲインコントロールアンプの数が
1個で済むので、更に回路規模を縮小することができ
る。
【0032】なお、上記各実施例においては、アナログ
信号を処理する態様で説明を行ったが、デジタル信号に
変換してデジタル信号で同様の信号処理を行ってもよ
く、また原色信号だけではなく色差信号の場合に適用し
ても、同様の効果が得られる。また、上記各実施例にお
いては、外部に設けた撮像手段より入力される映像信号
を処理するようにしたものを示したが、映像信号処理装
置内に撮像手段を内蔵させ、その映像信号を処理するよ
うに構成してもよく、本発明は両方の態様を含むもので
ある。
【0033】
【発明の効果】以上実施例に基づいて説明したように、
請求項1記載の発明によれば、複数系統の色系信号の比
を変えることなくレベルを制御することができるので、
色再現性を損なわずに圧縮処理を行いダイナミックレン
ジを拡大することができ、複数系統の色系信号に基づい
て制御情報を発生させているので、複数系統の色系信号
が圧縮される度合を色相に影響されないようにすること
ができる。また請求項2記載の発明によれば、入力色信
号の比を変えることなくレベルを制御するこができるの
で、色再現性を損なわずに圧縮処理を行いダイナミック
レンジを拡大することができ、また入力色信号から制御
信号を発生させているので、入力信号が圧縮される度合
を色相に影響されないようにすることができる。また請
求項3記載の発明によれば、制御信号発生手段からの制
御信号の特性を入力色信号の最大出力レベルを制限する
ことができるように設定しているので、後段のホワイト
クリップ回路を省略することができ、安価な映像信号処
理回路を実現することができる。また請求項4記載の発
明によれば、制御信号の特性を、入力色信号の制限され
た最大出力レベルの出力時の入力色信号レベルより高い
レベルの入力色信号に対しては、制限された最大出力レ
ベルより低いレベルで出力するように設定しているの
で、高レベル入力時に色を薄くし、高輝度時に発生する
偽色を目立たなくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映像信号処理装置の第1実施例を
示すブロック構成図である。
【図2】図1に示した第1実施例におけるOR回路の構
成例を示す図である。
【図3】第1実施例におけるゲインコントロールアンプ
を制御する制御信号の特性及び制御信号発生回路の構成
例並びにその入出力特性を示す図である。
【図4】第1実施例におけるゲインコントロールアンプ
の入出力特性を示す図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す回路構成図である。
【図6】第2実施例におけるゲインコントロールアンプ
の入出力特性を示す図である。
【図7】第3実施例におけるゲインコントロールアンプ
の入出力特性を示す図である。
【図8】第4実施例を示すブロック構成図である。
【図9】第5実施例を示すブロック構成図である。
【図10】従来の映像信号処理装置の構成例を示すブロッ
ク構成図である。
【図11】図10に示した従来例におけるニー処理回路の入
出力特性を示す図である。
【図12】従来の映像信号処理装置の他の構成例を示すブ
ロック構成図である。
【図13】図12に示した従来例におけるゲインコントロー
ルアンプの入出力特性を示す図である。
【符号の説明】
1 ガンマ処理回路 2 ニー処理回路 3 ホワイトクリップ回路 4 ガンマ処理回路 5 ニー処理回路 6 ホワイトクリップ回路 7 マトリクス回路 8 変調回路 9 OR回路 10 制御信号発生回路 11,12,13 ゲインコントロールアンプ 14 遅延回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像手段により生成される複数系統の色
    系信号のうち比較的レベルが高い色系信号のレベル状態
    を検出するための検出手段と、該検出手段による検出情
    報に応じて前記複数系統の色系信号のゲインを一率に制
    御するための制御情報を生成する制御情報生成手段と、
    該制御情報生成手段により出力される制御情報に応じて
    前記複数系統の色系信号に対してゲインの制御を行うゲ
    インコントロール手段とを備えていることを特徴とする
    映像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 撮像手段により生成される第1,第2,
    第3の入力色信号のうち最もレベルの高い色信号を検出
    する検出手段と、該検出手段により検出された最大レベ
    ルの色信号に応じた制御信号を発生する制御信号発生手
    段と、該制御信号発生手段からの制御信号を入力して各
    入力色信号のゲインを一率に制御する色信号ゲインコン
    トロール手段とを備えていることを特徴とする映像信号
    処理装置。
  3. 【請求項3】 前記制御信号発生手段は、各入力色信号
    の最大出力レベルを制限する特性をもつ制御信号を出力
    するように構成されていることを特徴とする請求項1記
    載の映像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 前記制御信号発生手段は、各入力色信号
    の最大出力レベルを制限すると共に、高輝度時に各入力
    色信号レベルを前記制限された最大出力レベルより小さ
    くする特性をもつ制御信号を出力するように構成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の映像信号処理装
    置。
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