JPH0865698A - 映像表示装置 - Google Patents

映像表示装置

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JPH0865698A
JPH0865698A JP6197063A JP19706394A JPH0865698A JP H0865698 A JPH0865698 A JP H0865698A JP 6197063 A JP6197063 A JP 6197063A JP 19706394 A JP19706394 A JP 19706394A JP H0865698 A JPH0865698 A JP H0865698A
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Toshiya Adachi
俊哉 足立
Isao Nishino
功 西野
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディジタル処理された映像用の3色の原色信
号を表示面に映出する映像表示装置において、白ピーク
部分の映像を美しく表示する。 【構成】 3原色信号のディジタル映像信号データにつ
いて、減算器17, 18で算出した各信号間のレベル差が、
所定のスレッシュホールドレベル(THレベル)以下で
あり、且つ、3原色信号のうちの少なくとも1つが所定
のスレッシュホールドレベル(THレベル)以上である
場合に、選択回路21, 22で切り換えた振幅制御データを
乗算器23, 24に出力し、この振幅制御データを赤原色信
号データ, 青原色信号データに乗算し、3原色信号の振
幅レベル比を変更して、表示映像の白ピーク部分の色温
度を変える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号をディジタル
処理して表示面に映出する映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の映像表示装置における白
ピーク制御回路の一例を示す回路図である。図におい
て、1,2,3はそれぞれ赤原色信号(R),緑原色信
号(G),青原色信号(B)を低インピーダンスで出力
するためのバッファ回路である。各バッファ回路1,
2,3内の各トランジスタのエミッタは、それぞれ抵抗
4,5,6を介して白ピーク増幅回路8内のトランジス
タのベースに接続されている。また、この白ピーク増幅
回路8内のトランジスタのベースは抵抗7を介して接地
されている。これらの抵抗4,5,6,7は、バッファ
回路1,2,3から出力されたR,G,Bの各原色信号
を加算する際の加算比を設定するための抵抗である。
【0003】白ピーク増幅回路8内のトランジスタのコ
レクタは白ピーク検波回路9内のトランジスタ901 のベ
ースと接続されている。白ピーク増幅回路8は、抵抗4
〜7で加算された信号を反転増幅し、白ピーク検波回路
9は、白ピーク増幅回路8の出力から所定レベル以下の
電圧を取り出す。トランジスタ901 のエミッタはガンマ
ドライブ回路10内のトランジスタ1001のベースと接続さ
れている。ガンマドライブ回路10は、白ピーク検波回路
9で検出された電圧を次段の補正回路11, 12,13に伝達
する。
【0004】トランジスタ1001のエミッタは、Rガンマ
補正回路11, Gガンマ補正回路12,Bガンマ補正回路13
内のトランジスタ1101, 1201, 1301の各エミッタに接続
されている。また、各トランジスタ1101, 1201, 1301の
各エミッタは、抵抗1102, 1202, 1302をそれぞれ介して
接地されている。更に、バッファ回路1内のトランジス
タのエミッタとRガンマ補正回路11内のトランジスタ11
01のコレクタとが接続され、バッファ回路2内のトラン
ジスタのエミッタとGガンマ補正回路12内のトランジス
タ1201のコレクタとが接続され、バッファ回路3内のト
ランジスタのエミッタとBガンマ補正回路13内のトラン
ジスタ1301のコレクタとが接続されている。各バッファ
回路1,2,3内のトランジスタの各エミッタは、それ
ぞれ抵抗4,5,6を介して、各トランジスタ1101, 12
01, 1301のベースと接続されている。Rガンマ補正回路
11は、ガンマドライブ回路10の出力を受けてR原色信号
を補正し、Gガンマ補正回路12は、ガンマドライブ回路
10の出力を受けてG原色信号を補正し、Bガンマ補正回
路13は、ガンマドライブ回路10の出力を受けてB原色信
号を補正する。
【0005】次に、動作について説明する。各バッファ
回路1,2,3から出力されたR,G,Bの各映像信号
は抵抗4,5,6,7で定まる比率で足し合わされ、白
ピーク増幅回路8で反転増幅された後に、白ピーク検波
回路9において、トランジスタ901 のベース電圧がエミ
ッタで設定された電圧−VBE(トランジスタのベース−
エミッタ間電圧)以下になるとトランジスタ901 がオン
し、トランジスタ901のエミッタ電圧はベース電圧+V
BEに設定される。
【0006】トランジスタ901 のオンに伴ってそのエミ
ッタ電圧が低下すると、ガンマドライブ回路10のトラン
ジスタ1001のベース電圧も低下する。これによりトラン
ジスタ1001のエミッタ電圧も低下し、更にRガンマ補正
回路11,Gガンマ補正回路12,Bガンマ補正回路13の各
トランジスタ1101, 1201, 1301のエミッタ電圧が低下
し、ベース電圧との差がVBEを超える電圧差になるとト
ランジスタ1101, 1201,1301がそれぞれオン状態にな
り、これによりR,G,Bの各原色信号の振幅が抑えら
れることになる。
【0007】ここで、抵抗1102, 1202, 1302の値が等し
い場合には、R,G,Bの各映像信号が均等に圧縮され
るので、白色の色温度は変化しないが、抵抗1102, 120
2, 1302の値の比を適当に変えることにより、白色の色
温度を任意に変更することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の映像表示装置に
おける白ピーク制御回路は以上のように構成されている
ので、3原色の映像信号のレベル和が所定レベル以上に
なると、必ずしも白ピークでなくても、圧縮制御が働い
て色相の変化が生じるという問題点がある。
【0009】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたものであり、白ピーク信号のみに制御が働
き、他の色表示に影響を及ぼさない映像表示装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願の第1発明に係る映
像表示装置は、3色の原色信号のディジタル映像信号デ
ータにおけるレベル差が所定値以下であり、しかも、3
色のデータの少なくとも1つが所定のスレッシュホール
ドレベル以上である場合に、3色のディジタル映像信号
データの振幅比を変えるように構成したものである。
【0011】本願の第2発明に係る映像表示装置は、3
色の原色信号のディジタル映像信号データにおけるレベ
ル差が所定値以下であり、しかも、3色のデータの少な
くとも1つが所定のスレッシュホールドレベル以上であ
る場合に、3色のディジタル映像信号データをそれぞれ
圧縮するように構成したものである。
【0012】本願の第3発明に係る映像表示装置は、輝
度信号と2つの色差信号とのディジタル映像信号データ
について、2つの色差信号がそれぞれある所定値以下で
あり、しかも、輝度信号が所定のスレッシュホールドレ
ベル以上である場合に、輝度信号と2つの色差信号とか
ら生成した3色のディジタル映像信号データの振幅比を
変えるように構成したものである。
【0013】本願の第4発明に係る映像表示装置は、輝
度信号と2つの色差信号とのディジタル映像信号データ
について、2つの色差信号がそれぞれある所定値以下で
あり、しかも、輝度信号が所定のスレッシュホールドレ
ベル以上である場合に、輝度信号と2つの色差信号とか
ら生成した3色のディジタル映像信号データまたは輝度
信号のディジタル映像信号データを圧縮するように構成
したものである。
【0014】
【作用】第1発明の映像表示装置にあっては、3原色信
号のディジタル映像信号データについて、3信号間のレ
ベル差を検出し、このレベル差が所定値以下であり、且
つ、3原色信号のうちの少なくとも1つが所定のスレッ
シュホールドレベル以上である場合に、3原色信号のデ
ィジタル映像信号データの振幅レベル比を変える。よっ
て、表示された映像の白ピーク部分の色温度を変えるこ
とができる。
【0015】第2発明の映像表示装置にあっては、3原
色信号のディジタル映像信号データについて、3信号間
のレベル差を検出し、このレベル差が所定値以下であ
り、且つ、3原色信号のうちの少なくとも1つが所定の
スレッシュホールドレベル以上である場合に、3原色信
号のディジタル映像信号データをそれぞれ圧縮する。よ
って、表示された映像の白ピーク部分のレベルを抑える
ことができ、フォーカス性能を改善できる。
【0016】第3発明の映像表示装置にあっては、輝度
信号のディジタル映像信号データのレベルが所定のスレ
ッシュホールドレベル以上であり、且つ、R−Y及びB
−Yの2つの色差信号のディジタル映像信号データのレ
ベルがそれぞれ所定値以下である場合に、輝度信号と色
差信号とから生成した3色の原色信号のディジタル映像
信号データの振幅レベル比を変える。よって、表示され
た映像の白ピーク部分の色温度を変えることができる。
【0017】第4発明の映像表示装置にあっては、輝度
信号のディジタル映像信号データのレベルが所定のスレ
ッシュホールドレベル以上であり、且つ、R−Y及びB
−Yの2つの色差信号のディジタル映像信号データのレ
ベルがそれぞれ所定値以下である場合に、輝度信号のデ
ィジタル映像信号データ、または、輝度信号と色差信号
とから生成した3色の原色信号のディジタル映像信号デ
ータを圧縮する。よって、表示された映像の白ピーク部
分のフォーカス性能を改善できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて具体的に説明する。
【0019】実施例1 図1は、本発明の実施例1による映像表示装置の構成を
示すブロック図である。図において、14はR(赤)原色
信号データとG(緑)原色信号データとの差分を求める
減算器、15はG(緑)原色信号データとB(青)原色信
号データとの差分を求める減算器であり、各減算器14,
15は減算結果を比較器16, 17へそれぞれ出力する。比較
器16は、減算器14の出力と所定のスレッシュホールドレ
ベル(以下、THレベルという)とを比較して比較結果
をAND回路19に出力する。また、比較器17は、減算器
15の出力と所定のTHレベルとを比較して比較結果をA
ND回路19に出力する。AND回路19は、両比較器16,
17の出力の論理積をとってその結果をAND回路20に出
力する。一方、比較器18は、G(緑)原色信号データと
所定のTHレベルとを比較して比較結果をAND回路20
に出力する。
【0020】AND回路20は、比較器18とAND回路19
との出力の論理積をとってその結果を選択回路21, 22に
出力する。各選択回路21, 22は、AND回路20からの出
力に応じて、通常時の制御データと白ピーク信号時の制
御データとの何れかを選択し、選択した制御データを乗
算器23, 24へそれぞれ出力する。乗算器23は、R原色信
号データに選択回路21からの制御データを乗算して出力
する。また、乗算器24は、B原色信号データに選択回路
22からの制御データを乗算して出力する。
【0021】次に、動作について説明する。R(赤),
G(緑),B(青)の3原色の映像信号データが減算器
14,15に入力され、RとG,GとBの各原色信号のレベ
ル差が検出される。検出された各差分データは、比較器
16, 17に出力され、ここで予め設定されている所定のT
Hレベルと比較される。そして、差分データがTHレベ
ル以下である場合には、各比較器16, 17からHighレベル
の信号がAND回路19にそれぞれ出力される。一方、比
較器18では、G(緑)原色信号の映像信号データと所定
のTHレベルとが比較され、G原色信号データがTHレ
ベル以上である場合には、比較器18からHighレベルの信
号がAND回路20に出力される。
【0022】各比較器16, 17からの出力信号はAND回
路19にて論理積がとられ、AND回路19の出力信号と比
較器18からの出力信号とはAND回路20にて論理積がと
られ、AND回路20の出力信号が選択回路21, 22におけ
る選択切り換え信号となる。各選択回路21, 22には、そ
れぞれ通常の振幅レベル制御データと白ピーク時の振幅
振幅レベル制御データとが入力されており、AND回路
20からの選択切り換え信号に応じて、両制御データを切
り換えて、乗算器23, 24へ出力する。各乗算器23, 24で
は、R原色信号データ,B原色信号データに入力された
制御データを乗算することによって振幅レベルを調節
し、これにより3色の原色信号の振幅レベル比を変更す
る。
【0023】以上のようにして、表示された映像の白ピ
ーク部分とそれ以外の部分とにおいて表示映像の色温度
を変えることができる。
【0024】なお、上述した例では、3原色信号の振幅
レベルを所定のTHレベルと比較する際に、G原色信号
データのみを取り出したが、これはG原色信号及び他の
2原色信号の差分データとの比較を行うTHレベルが比
較的小さい値である場合に有効である。このTHレベル
が大きい値である場合には、図2に示す構成の方が精度
は向上する。
【0025】図2において、図1と同一部分には同一符
号を付している。25はR(赤)原色信号データと所定の
THレベルとを比較する比較器、26はB(青)原色信号
データと所定のTHレベルとを比較する比較器であり、
各比較器25,26は比較結果をOR回路27へ出力する。ま
た、比較器18もその比較結果をOR回路27へ出力する。
ここで、各比較器25,18,26はR,G,Bの原色信号の
それぞれの振幅レベルと所定のTHレベルとを比較し
て、原色信号の振幅レベルがTHレベル以上である場合
に、Highレベルの信号をOR回路27へ出力する。OR回
路27は、3個の比較器25,18,26の何れかの出力がHigh
レベルのときに、Highレベルの信号をAND回路20へ出
力する。なお、他の部分の構成, 動作については図1に
示す例と同様である。
【0026】実施例2 図3は、本発明の実施例2による映像表示装置の構成を
示すブロック図である。図3において、図1と同一部分
には同一符号を付している。28は比較器16, 17の出力の
論理積をとるAND回路であり、29はG(緑)原色信号
データと所定のTHレベルとの差分を算出する減算器で
ある。減算器29は、求めた差分データをインバータ30へ
出力する。インバータ30は、減算器29の出力データを反
転させて乗算器31へ出力する。乗算器31は、インバータ
30の出力データに所定の振幅制御データ(以下、第1の
振幅制御データという)を乗算して選択回路32へ出力す
る。選択回路32は、AND回路28の出力に応じて、乗算
器31への入力データである第1の振幅制御データと乗算
器31の出力データ(以下、第2の振幅制御データとい
う)とを切り換えて、乗算器33, 34, 35へ出力する。乗
算器33は、R(赤)原色信号データに選択回路32の出力
データを乗算してその乗算データを出力する。また、乗
算器34は、G(緑)原色信号データに選択回路32の出力
データを乗算してその乗算データを出力する。更に、乗
算器35は、B(青)原色信号データに選択回路32の出力
データを乗算してその乗算データを出力する。
【0027】次に、動作について説明する。実施例1と
同様に、R(赤),G(緑),B(青)の3原色の映像
信号データが減算器14,15に入力され、RとG,GとB
の各原色信号のレベル差が検出される。検出された各差
分データは、比較器16, 17に出力され、ここで予め設定
されている所定のTHレベルと比較される。そして、差
分データがTHレベル以下である場合には、各比較器1
6, 17からHighレベルの信号がAND回路28にそれぞれ
出力される。各比較器16, 17からの出力はAND回路28
にて論理積がとられ、AND回路28の出力信号が選択回
路32における選択切り換え信号となる。
【0028】一方、減算器29では、G(緑)原色信号の
映像信号データと所定のTHレベルとの差分が算出さ
れ、インバータ30で1の補数がとられた後、乗算器31で
第1の振幅制御データと乗算され、その乗算結果が第2
の振幅制御データとして選択回路32に入力される。選択
回路32では、AND回路28の出力に応じて、第1の振幅
制御データと第2の振幅制御データとを切り換えて乗算
器33, 34, 35に送り、R,G,Bの各原色信号の映像信
号データが圧縮される。
【0029】以上のようにして、白ピーク部分の振幅レ
ベルを下げて、フォーカス性能を向上することができ
る。
【0030】実施例3 図4は、本発明の実施例3による映像表示装置の構成を
示すブロック図である。図4において、36は輝度(Y)
信号データと所定のTHレベルとを比較する比較器、37
は色差(R−Y)信号データと所定のTHレベルとを比
較する比較器、38は色差(B−Y)信号データと所定の
THレベルとを比較する比較器であり、各比較器36,3
7,38は比較結果をAND回路39へ出力する。AND回
路39は、各比較器36,37,38の出力の論理積をとってそ
の結果を選択回路41, 42に出力する。また、40はY信号
データ,R−Y信号データ及びB−Y信号データから、
R,G,Bの各原色信号データを生成するマトリックス
回路である。各選択回路41,42は、AND回路39からの
出力データに応じて、通常時の制御データと白ピーク信
号時の制御データとの何れかを選択し、選択した制御デ
ータを乗算器43, 44へそれぞれ出力する。乗算器43は、
R原色信号データに選択回路41からの制御データを乗算
して出力する。また、乗算器44は、B原色信号データに
選択回路42からの制御データを乗算して出力する。
【0031】次に、動作について説明する。比較器36で
は、Y信号データの振幅レベルと所定のTHレベルとが
比較され、Y信号データの振幅レベルがTHレベルより
も大きい場合には、Highレベルの信号がAND回路39に
出力される。また、比較器37,38では、2つのR−Y信
号データ,B−Y信号データの振幅レベルと所定のTH
レベルとが比較され、色差信号データの振幅レベルがT
Hレベルよりも小さい場合には、Highレベルの信号がA
ND回路39にそれぞれ出力される。そして、AND回路
39への3個の入力がすべてHighレベルである場合に、A
ND回路39からHighレベルの信号が選択回路41, 42へ出
力される。
【0032】一方、Y信号データ,R−Y信号データ及
びB−Y信号データはマトリックス回路40に入力され
て、R(赤),G(緑),B(青)の3色の原色信号デ
ータに変換され、R,Bの原色信号データは乗算器43,
44にそれぞれ送られる。乗算器43, 44には選択回路41,
42から振幅制御データが入力されており、AND回路39
の出力信号を用いて選択回路41, 42にて2つの振幅制御
データを切り換えることにより、3色の原色信号の振幅
レベル比を変えることができる。
【0033】以上のようにして、輝度信号の振幅レベル
が大きく、色差信号の振幅レベルが小さい場合、つま
り、表示された映像の白ピーク部分における色濃度を変
えることができる。
【0034】実施例4 図5は、本発明の実施例4による映像表示装置の構成を
示すブロック図である。図5において、図4と同一部分
には同一符号を付している。45は比較器37,38の出力の
論理積をとるAND回路であり、AND回路45は、その
論理積の結果を選択回路47へ出力する。また、46は輝度
(Y)信号データと所定のTHレベルとの差分を算出す
る減算器であり、減算器46は、算出した差分データを選
択回路47へ出力する。選択回路47は、AND回路45の出
力に応じて、減算器46の出力データと”ゼロ”データと
を切り換えてインバータ48へ出力する。インバータ48
は、選択回路47の出力データを反転させて乗算器49へ出
力する。乗算器49は、Y信号データにインバータ48の出
力データを乗算して乗算結果を出力する。
【0035】次に、動作について説明する。減算器46に
おいて、Y信号データと所定のTHレベルとの差分が算
出される。ここで、Y信号データの振幅レベルがTHレ
ベル以上である場合には差分データがそのまま有効とな
るが、Y信号データの振幅レベルがTHレベルより小さ
い場合には差分データがゼロとなる。比較器37,38で
は、2つの色差(R−Y,B−Y)信号データの振幅レ
ベルと所定のTHレベルとがそれぞれ比較され、色差信
号の振幅レベルがTHレベルよりも大きい場合には、Hi
ghレべルの信号がAND回路45にそれぞれ出力される。
両比較器37,38の出力信号が何れもHighレべルである場
合に、AND回路45からHighレべルの信号が選択回路47
の制御端子に出力される。
【0036】選択回路47には2つの入力端子があり、そ
の1つには減算器46からの出力データが入力され、もう
1つにはレベル”ゼロ”のデータが入力されている。A
ND回路45から送られてくる制御データがHighレべルで
ある場合には、減算器46からの出力データが選択されて
インバータ48に出力される。選択回路47の出力データは
インバータ48で1の補数がとられた後、乗算器49に送ら
れて、Y信号データが圧縮される。
【0037】以上のようにして、輝度信号の振幅レベル
が大きく、色差信号の振幅レベルが小さい場合、つま
り、表示された映像の白ピーク部分における映像の明る
さを抑えてフォーカス性能を改善することができる。
【0038】実施例5 図6は、本発明の実施例5による映像表示装置の構成を
示すブロック図である。図6において、図4,図5と同
一部分には同一符号を付している。50はインバータ48の
出力データに所定の振幅制御データを乗算する乗算器で
あり、乗算器50はその乗算結果を乗算器51, 52, 53にそ
れぞれ出力する。乗算器51は、マトリックス回路40から
のR原色信号データに乗算器50の出力データを乗算して
出力する。また、乗算器52は、マトリックス回路40から
のG原色信号データに乗算器50の出力データを乗算して
出力する。更に、乗算器53は、マトリックス回路40から
のB原色信号データに乗算器50の出力データを乗算して
出力する。
【0039】次に、動作について説明する。インバータ
48までの動作は、上述した実施例4と同様であるので説
明を省略する。インバータ48の出力は乗算器50にて所定
の振幅制御データと乗算され、その乗算結果が乗算器5
1, 52, 53に送られる。輝度信号と2つの色差信号とか
らマトリックス回路40にて変換された3色の各原色信号
のデータに、乗算器51, 52, 53において、この乗算結果
が乗算されて、3色の原色信号の振幅データが圧縮され
る。この結果、実施例4と同様に、表示映像の白ピーク
部分における映像の明るさを抑えてフォーカス性能を改
善することができる。
【0040】
【発明の効果】以上のように、第1発明では、3原色信
号のディジタル映像信号データについて、3原色信号間
のレベル差を検出し、このレベル差がそれぞれ所定のT
Hレベル以下であり、且つ、3原色信号のうちの少なく
とも1つが所定のTHレベル以上である場合に、3原色
信号のディジタル映像信号データの振幅レベル比を変え
るように構成したので、表示映像の白ピーク部分のみの
色温度を変えることができ、他の表示色に悪影響を与え
ることなく、白文字等を美しく見せることができる。
【0041】第2発明では、3原色信号のディジタル映
像信号データについて、3信号間のレベル差を検出し、
このレベル差が所定のTHレベル以下であり、且つ、3
原色信号のうちの少なくとも1つが所定のTHレベル以
上である場合に、3原色信号のディジタル映像信号デー
タをそれぞれ圧縮するように構成したので、表示映像の
白ピーク部分の輝度を抑えて、高輝度部分で起こりやす
いフォーカス性能の劣化を改善することが可能である。
【0042】第3発明では、輝度信号と2つの色差信号
とについて、輝度信号のディジタル映像信号データの振
幅レベルが所定のTHレベル以上であり、且つ、2つの
色差信号のディジタル映像信号データの振幅レベルがそ
れぞれ所定のTHレベル以下である場合に、輝度信号と
色差信号とから生成した3色の原色信号のディジタル映
像信号データの振幅レベル比を変えるように構成したの
で、表示映像の白ピーク部分のみの色温度を変えること
ができ、他の表示色に悪影響を与えることなく、白文字
等を美しく見せることができる。
【0043】第4発明では、輝度信号と2つの色差信号
とについて、輝度信号のディジタル映像信号データの振
幅レベルが所定のTHレベル以上であり、且つ、2つの
色差信号のディジタル映像信号データの振幅レベルがそ
れぞれ所定のTHレベル以下である場合に、輝度信号の
ディジタル映像信号データ、または、輝度信号と色差信
号とから生成した3色の原色信号のディジタル映像信号
データを圧縮するように構成したので、表示映像の白ピ
ーク部分の輝度を抑えて、高輝度部分で起こりやすいフ
ォーカス性能の劣化を改善することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1による映像表示装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施例1による映像表示装置の変形
例の構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の実施例2による映像表示装置の構成
を示すブロック図である。
【図4】 本発明の実施例3による映像表示装置の構成
を示すブロック図である。
【図5】 本発明の実施例4による映像表示装置の構成
を示すブロック図である。
【図6】 本発明の実施例5による映像表示装置の構成
を示すブロック図である。
【図7】 従来の映像表示装置における白ピーク制御回
路の回路構成図である。
【符号の説明】
14,15 減算器、16,17,18 比較器、19,20 AND
回路、21,22 選択回路、23,24 乗算器、25, 26 比
較器、27 OR回路、28 AND回路、29 減算器、30
インバータ、31 乗算器、32 選択回路、33, 34,35
乗算器、37,38 比較器、39 AND回路、40 マト
リックス回路、41,42 選択回路、43,44 乗算器、45
AND回路、46 減算器、47 選択回路、48 インバ
ータ、49 乗算器、50 インバータ、51, 52,53 乗算
器。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3色の原色信号を表示面に映出する映像
    表示装置において、3原色信号のディジタル映像信号デ
    ータについて、3原色信号のレベル差を求める手段と、
    求めたレベル差が所定値以下であり、且つ、3原色信号
    のうちの少なくとも1つが所定のスレッシュホールドレ
    ベル以上である場合に、3原色信号のディジタル映像信
    号データの振幅レベル比を変える手段とを備えることを
    特徴とする映像表示装置。
  2. 【請求項2】 3色の原色信号を表示面に映出する映像
    表示装置において、3原色信号のディジタル映像信号デ
    ータについて、3原色信号のレベル差を求める手段と、
    求めたレベル差が所定値以下であり、且つ、3原色信号
    のうちの少なくとも1つが所定のスレッシュホールドレ
    ベル以上である場合に、3原色信号のディジタル映像信
    号データを圧縮する手段とを備えることを特徴とする映
    像表示装置。
  3. 【請求項3】 輝度信号と2つの色差信号とから3色の
    原色信号を生成し、生成した3色の原色信号を表示面に
    映出する映像表示装置において、前記輝度信号のディジ
    タル映像信号データの振幅レベルを検出する第1のレベ
    ル検出手段と、前記2つの色差信号のディジタル映像信
    号データの振幅レベルをそれぞれ検出する第2,第3の
    レベル検出手段と、前記第1のレベル検出手段の出力が
    所定のスレッシュホールドレベル以上であり、且つ、前
    記第2,第3のレベル検出手段の出力がそれぞれ所定値
    以下である場合に、3原色信号のディジタル映像信号デ
    ータの振幅レベル比を変える手段とを備えることを特徴
    とする映像表示装置。
  4. 【請求項4】 輝度信号と2つの色差信号とから3色の
    原色信号を生成し、生成した3色の原色信号を表示面に
    映出する映像表示装置において、前記輝度信号のディジ
    タル映像信号データの振幅レベルを検出する第1のレベ
    ル検出手段と、前記2つの色差信号のディジタル映像信
    号データの振幅レベルをそれぞれ検出する第2,第3の
    レベル検出手段と、前記第1のレベル検出手段の出力が
    所定のスレッシュホールドレベル以上であり、且つ、前
    記第2,第3のレベル検出手段の出力がそれぞれ所定値
    以下である場合に、前記輝度信号または3原色信号のデ
    ィジタル映像信号データを圧縮する手段とを備えること
    を特徴とする映像表示装置。
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JP2010038954A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Sony Corp 画像処理回路および画像表示装置

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