JP3708276B2 - 生ごみ処理機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に飲食店,旅館等の調理室、厨房室等で使用される加熱乾燥処理方式の生ごみ処理機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の生ごみ処理機は、図9に示すように、生ごみを収納するタンク1と、タンク1下部を加熱する下ヒーター2と、タンク1下部の温度を検出する下部温度検出手段3と、下部温度検出手段3によって検出された温度を設定値に保つ下ヒーター制御手段4と、タンク1内上部に位置する上ヒーター5と、生ごみを撹拌する撹拌手段6と、撹拌手段6によってタンク1内下部よりタンク1内中部に持ち上げられた生ごみに上ヒーター5で発生した熱を伝えるファン7と、タンク1上部の温度を検出する上部温度検出手段8と、上部温度検出手段8の温度より乾燥終了条件を判定する終了条件判定手段9を有していた。
【0003】
上記構成において、その動作を説明する。まず生ごみをタンク1に収納し、下ヒーター2,上ヒーター5をONするとタンク1が温められ生ごみも温まる。下ヒーター2,上ヒーター5で発生した熱が生ごみに均一に伝わるように、攪拌手段6を回転して生ごみをかき混ぜ、ファン7を回転させる。下ヒーター2は、下部温度検出手段3で検出された温度がt1℃を保つように下ヒーター制御手段4によりON/OFF制御される。生ごみは時間の経過により温度が上がり、図10においてaの間は、生ごみから水分は気化していない(乾燥の第1段階)。この乾燥の第1段階は時間T1の間続く。この後、生ごみの温度が水の沸点である100℃に達すると、生ごみから水分が気化し始める(図10のbの間)。生ごみに残っている水分が少なくなると(図10のcの間)、温度は設定値t1℃より15℃以上高くなる(乾燥の第2段階)。
【0004】
乾燥の第2段階になると、下部温度検出手段を用いることなく、上部温度検出手段8により行う。この段階になると、上部温度検出手段8で検出した温度が上昇し、t2℃に到達したら終了条件判定手段9で生ごみの乾燥が終了したと判断していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように従来の生ごみ処理機では、乾燥の第1段階で生ごみの温度が上昇しにくく、乾燥時間が長くかかっていた。また、乾燥の第2段階でタンク1下部の温度のオーバーシュートにより、生ごみの焦げがタンク1内壁にこびり付き、タンク1の耐久性を低下させるという現象が発生していた。更に、温度検出手段が2つ(上部温度検出手段8,下部温度検出手段3)あり、コスト高やメンテナスに手間がかかるという問題もある。
【0006】
本発明は、乾燥の第1段階の時間短縮,乾燥の第2段階に於いてもタンク1の温度を安定させ、タンク1の内壁への乾燥した生ごみの焦げ付きを抑え,温度検出手段についてのコスト低減,メンテナンスの簡易化を図ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明は、タンク下部の温度のリップルを検出し、リップルの大きさより水分の気化状態を判定し、気化前(乾燥の第1段階)と判定されたらファンを停止させる。この作用により、乾燥の第1段階でタンク内の空気を外部に排出しないので生ごみの温度の上昇が早くなり、生ごみから水分の気化が始まるまでの時間が短縮されるという効果を得る。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、生ごみを収納するタンクと、タンク下部を加熱する下ヒーターと、タンク下部の温度を検出する下部温度検出手段と、下部温度検出手段によって検出された温度を予め定めた設定値に保つ下ヒーター制御手段と、タンク内上部に位置する上ヒーターと、生ごみを撹拌する撹拌手段と、タンク下部の温度の変化を検出するリップル検出手段と、リップル検出手段で検出したリップルの大きさから水分の気化状態を判定する気化判定手段と、生ごみに上ヒーターで発生した熱を伝えるファンと、前記気化判定手段の出力に応じてファンの駆動を制御するファン制御手段を備え、気化前(乾燥の第1段階)と判定された場合はファンを停止することにより生ごみの温度の上昇が早くなり、乾燥運転時間を短縮することができる。
【0009】
本発明の請求項2記載の発明は、生ごみを収納するタンクと、タンク下部を加熱する下ヒーターと、タンク下部の温度を検出する下部温度検出手段と、下部温度検出手段によって検出された温度を予め定めた設定値に保つ下ヒーター制御手段と、タンク内上部に位置する上ヒーターと、生ごみを撹拌する撹拌手段と、タンク下部の温度の変化を検出するリップル検出手段と、リップル検出手段で検出したリップルの大きさから水分の気化状態を判定する気化判定手段と、生ごみに上ヒーターで発生した熱を伝えるファンと、前記気化判定手段の出力に応じてファンの駆動を制御するファン制御手段と、タンク下部の温度が第一所定温度になるように下ヒーターを下ヒーター制御手段で制御し、下部温度検出手段によって検出された温度と前記第一所定温度より低い第二所定温度とを比較する比較手段と、この比較結果に応じて下ヒーターを第一所定温度より高い第三所定温度に設定値を変更する設定値変更手段を有しており、タンク下部の温度が第一所定温度より低い第二所定温度より低下したら、タンク下部の温度を第一所定温度より高い第三所定温度となるように制御することにより、タンク下部の温度の低下が発生した場合でも生ごみの温度の上昇が早くなり、乾燥運転時間を短縮することができる。
【0010】
本発明の請求項3記載の発明は、生ごみを収納するタンクと、タンク下部を加熱する下ヒーターと、タンク下部の温度を検出する下部温度検出手段と、下部温度検出手段によって検出された温度を予め定めた設定値に保つ下ヒーター制御手段と、タンク内上部に位置する上ヒーターと、生ごみを撹拌する撹拌手段と、生ごみに上ヒーターで発生した熱を伝えるファンと、タンク下部の温度が設定値より高い第3の設定値を上回ったこと(乾燥の第2段階)を判定するオーバーシュート判定手段と、オーバーシュート判定手段でオーバーシュートを判定後に下ヒーターをOFFする第2の下ヒーター制御手段を備え、オーバーシュートを判定後に下ヒーターをOFFすることにより、タンクに与える熱量を減少させ、乾燥の第2段階に発生するタンク下部の温度のオーバーシュートを緩和し、タンクの内壁への乾燥した生ごみの焦げ付きを防ぐことができる。
【0011】
本発明の請求項4記載の発明は、生ごみを収納するタンクと、タンク下部を加熱する下ヒーターと、タンク下部の温度を検出する下部温度検出手段と、下部温度検出手段によって検出された温度を設定値に保つ下ヒーター制御手段と、タンク内上部に位置する上ヒーターと、生ごみを撹拌する撹拌手段と、生ごみに上ヒーターで発生した熱を伝えるファンと、タンク下部の温度が設定値より高い第3の設定値を上回ったことを判定するオーバーシュート判定手段を設け、オーバーシュート判定手段でオーバーシュートを判定後に、下ヒーターのON/OFFを数回繰り返し、その後、下ヒーターがOFFの状態でタンク下部の温度が下降から上昇に転ずる現象が発生したら、生ごみが乾燥したと判断する構成としており、従来例で必要であった終了条件を得るための上部温度検出手段が不要となるのでコストを低減させることができる。
【0012】
【実施例】
(実施例1)
以下、本発明の第1の実施例を図1,図2を用いて説明する。
【0013】
1は生ごみを収納するタンク、2はタンク1下部を加熱する下ヒーター、3はタンク1下部の温度を検出する下部温度検出手段、4は下部温度検出手段3によって検出された温度を予め定めた設定値に保つ下ヒーター制御手段、5はタンク1内上部に位置する上ヒーター、6は生ごみを撹拌する撹拌手段、10はタンク1下部の温度のリップルを検出するリップル検出手段、11はリップル検出手段10で判定したリップルの大きさから水分の気化の状態を判定する気化判定手段、7は生ごみに上ヒーター5で発生した熱を伝えるファン、12は気化判定手段11により気化前と判定された場合はファン7を停止するファン制御手段である。また、タンク1下部の温度の設定値をt1℃とする。
【0014】
上記構成における作用,効果は以下のとおりである。
【0015】
まず、常温において生ごみをタンク1内に投入後、電源(図示せず)をONする。すると、下ヒーター2,上ヒーター5がONし、タンク1が温められ生ごみも温められる。下ヒーター2,上ヒーター5で発生した熱が生ごみに均一に伝わるように、攪拌手段6を回転して生ごみをかき混ぜる。下ヒーター2は、下部温度検出手段3で検出された温度がt1℃(例えば110℃)を保つように下ヒーター制御手段4によりON/OFF制御される。
【0016】
図2に示すように、下部温度検出手段3で検出された温度はリップル検出手段10に伝えられる。生ごみは時間の経過により温度が上がるが、図2のaの間、タンク1内の生ごみの温度は100℃以下であり、タンク1下部の温度のリップルはu1℃であるので(乾燥の第1段階)、気化判定手段11で水分の気化前の状態であると判定し、ファン制御手段12をOFFしてファン7を停止する。この乾燥の第1段階は時間T2の間続く。
【0017】
この後、タンク1内の生ごみの温度が水の沸点である100℃に達すると、生ごみから水分が気化し始める。タンク1下部の温度のリップルはu2℃(図2のbの間)となり、気化判定手段11で水分の気化が始まったと判定し、ファン制御手段12をONしてファン7を回転させ、生ごみからの水分の気化を促進する。このように乾燥の第1段階ではファン7を停止させることで、タンク1内の熱エネルギーをタンク1の外へ排出されるのを防ぎ、乾燥の第1段階の時間をT1(従来の技術)からT2に短縮できる効果がある。
【0018】
(実施例2)
以下、本発明の第2の実施例を図3,図4を用いて説明する。なお上記第1の実施例と同一構成である部分については同一符号を付して、その説明を省略する。
【0019】
下部温度検出手段3によって検出された温度と設定値より低い値に定めた比較値とを比較する比較手段13と、この比較結果に応じて設定値より高い第2の設定値に変更する設定値変更手段14である。
【0020】
また、タンク1下部の温度の設定値を第一所定温度t1℃、第二所定温度t3℃、第三所定温度t4℃とする。
【0021】
上記構成における作用,効果は以下のとおりである。
【0022】
まず、常温において生ごみをタンク1内に投入後、電源(図示せず)をONする。すると、下ヒーター2,上ヒーター5がONし、タンク1が温められ生ごみも温められる。下ヒーター2,上ヒーター5で発生した熱が生ごみに均一に伝わるように、攪拌手段6を回転して生ごみをかき混ぜる。下ヒーター2は、下部温度検出手段3で検出された温度が第一所定温度t1℃(例えば110℃)を保つように下ヒーター制御手段4によりON/OFF制御される。
【0023】
図4に示すように、下部温度検出手段3で検出された温度はリップル検出手段10に伝えられる。生ごみは時間の経過により温度が上がるが、図4のaの間、タンク1内の生ごみの温度は100℃以下であり、タンク1下部の温度のリップルはu1℃であるので(乾燥の第1段階)、気化判定手段11で水分の気化前の状態であると判定し、ファン制御手段12をOFFしてファン7を停止する。この乾燥の第1段階は時間T3の間続く。
【0024】
この後、タンク1内の生ごみの温度が水の沸点である100℃に達すると、生ごみから水分が気化し始める。タンク1下部の温度のリップルはu2℃(図4のbの間)となり、気化判定手段11で水分の気化が始まったと判定し、ファン制御手段12をONしてファン7を回転させ、生ごみからの水分の気化を促進する。また比較手段13により下部温度検出手段3によって検出された温度と第二所定温度t3℃とを比較し、外囲温度の低下に伴い温度が第二所定温度t3℃より低下したら、制御温度の設定値をt1℃から第三所定温度t4℃に変更する(図4のd)。このように乾燥の第1段階でファン7を停止させ、タンク下部の温度を第一所定温度より高い第三所定温度に制御することで、加熱される熱エネルギーが大きくなるので、乾燥の第1段階の時間をT1(従来の技術)からT3に短縮できる効果がある。
【0025】
(実施例3)
以下、本発明の第3の実施例を図5,図6を用いて説明する。なお上記第1の実施例と同一構成である部分については同一符号を付して、その説明を省略する。
【0026】
本発明の第3の構成について説明する。図において、15は温度が設定値より高い第3の設定値を上回ったこと(乾燥の第2段階)を判定するオーバーシュート判定手段、16はオーバーシュート判定手段15でオーバーシュートを判定後に下ヒーターをOFFする第2の下ヒーター制御手段である。
【0027】
また、タンク1下部の温度の設定値をt1℃、第3の設定値をt5℃とする。
【0028】
上記構成、設定において作用,効果は以下のとおりである。
【0029】
まず、常温において生ごみをタンク1内に投入後、電源(図示せず)をONする。すると、下ヒーター2,上ヒーター5、ファン7がONし、タンク1が温められ生ごみも温められる。下ヒーター2,上ヒーター5で発生した熱が生ごみに均一に伝わるように、攪拌手段6を回転して生ごみをかき混ぜる。下ヒーター2は、下部温度検出手段3で検出された温度がt1℃(例えば110℃)を保つように下ヒーター制御手段4によりON/OFF制御される。生ごみは時間の経過により温度が上がり、図6のaの間タンク1内の生ごみの温度は100℃以下であり、タンク1下部の温度のリップルはu1℃である(乾燥の第1段階)。
【0030】
この後、タンク1内の生ごみの温度が水の沸点である100℃に達すると、生ごみから水分が気化し始める。このとき(図6のbの間)のタンク1下部の温度のリップルはu2℃である。生ごみに残っている水分が少なくなると(図6のcの間)、タンク1下部の温度のリップルはu3℃以上となる(乾燥の第2段階)。リップルがu3℃以上になると、タンク1下部の温度がt5℃(第3の設定値)以上になり、オーバーシュート判定手段15でオーバーシュートを判定し、第2の下ヒーター制御手段16に信号を送る。第2の下ヒーター制御手段16は信号を受け取ると、下ヒーター制御手段4に下ヒーター2をOFFする信号を送り、下ヒーター制御手段4は下ヒーター2をOFFする。これによりタンク1下部の温度のリップルはu2℃となる。
【0031】
このように乾燥の第2段階では下ヒーター2をOFFすることで、タンク1下部の温度のリップルはu3℃以上からu2℃に緩和され、タンク1に加熱される熱量が減少するので乾燥した生ごみのタンク1への焦げ付きを防止できる効果がある。
【0032】
(実施例4)
以下、本発明の第4の実施例を図7,図8を用いて説明する。なお上記第3の実施例と同一構成である部分については同一符号を付して、その説明を省略する。
【0033】
本発明の第4の構成について説明する。図において、17はオーバーシュート判定手段15でオーバーシュートを判定後に、タンク1下部の温度が下降から上昇に転じ、かつ設定値より高いとき生ごみの乾燥が終了したと判定する第2の終了条件判定手段である。
【0034】
また、タンク1下部の温度の設定値をt1℃、第3の設定値をt5℃とする。
【0035】
上記構成、設定において作用,効果は以下のとおりである。
【0036】
まず、常温において生ごみをタンク1内に投入後、電源(図示せず)をONする。すると、下ヒーター2,上ヒーター5、ファン7をONし、タンク1が温められ生ごみも温められる。下ヒーター2,上ヒーター5で発生した熱が生ごみに均一に伝わるように、攪拌手段6を回転して生ごみをかき混ぜる。下ヒーター2は、下部温度検出手段3で検出された温度がt1℃(110℃)を保つように下ヒーター制御手段4によりON/OFF制御される。生ごみは時間の経過により温度が上がり、図8のaの間、タンク1内の生ごみの温度は100℃以下であり、タンク1下部の温度のリップルはu1℃である(乾燥の第1段階)。
【0037】
この後、タンク1内の生ごみの温度が水の沸点である100℃に達すると、生ごみから水分が気化し始める。このとき(図8のbの間)のタンク1下部の温度のリップルはu2℃である。生ごみに残っている水分が少なくなると(図8のcの間)、タンク1下部の温度のリップルはu3℃以上となる(乾燥の第2段階)。リップルがu3℃以上になると、タンク1下部の温度がt5℃(第3の設定値)以上になり、オーバーシュート判定手段15でオーバーシュートを判定する。
【0038】
オーバーシュートを判定後に下ヒーター2のON/OFFを数回繰り返すと、下ヒーター2がOFFの状態でタンク1下部の温度が下降から上昇に転ずる現象(図8のf)が発生する。この現象が発生したら第2の終了条件判定手段17で生ごみが乾燥したと判断する。これにより、従来の技術に含まれていた、上部温度検出手段8と終了条件判定手段9が不要になり、上部温度検出手段8の分のコスト低減ができる効果がある。
【0039】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載の発明によれば、生ごみから水分が気化するまでの時間が短くなり、乾燥時間を短縮できるという効果がある。
【0040】
本発明の請求項2記載の発明によれば、乾燥の初期に外囲温度の低下が発生しても生ごみから水分が気化するまでの時間が短くでき、乾燥時間を短縮できるという効果がある。
【0041】
本発明の請求項3記載の発明によれば、タンク内の生ごみの水分が少なくなってきても、タンク内壁への生ごみの焦げ付きをなくして乾燥を行うことができ、タンク内壁の耐久性を向上できるという効果がある。
【0042】
本発明の請求項4記載の発明によれば、上部温度検出手段が不要になるので、コスト低減,メンテナンスの簡易化ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示す生ごみ処理機の構成図
【図2】 本発明の第1の実施例を示す生ごみ処理機の下ヒーター温度特性図
【図3】 本発明の第2の実施例を示す生ごみ処理機の構成図
【図4】 本発明の第2の実施例を示す生ごみ処理機の下ヒーター温度特性図
【図5】 本発明の第3の実施例を示す生ごみ処理機の構成図
【図6】 本発明の第3の実施例を示す生ごみ処理機の下ヒーター温度特性図
【図7】 本発明の第4の実施例を示す生ごみ処理機の構成図
【図8】 本発明の第4の実施例を示す生ごみ処理機の下ヒーター温度特性図
【図9】 従来例を示す生ごみ処理機の構成図
【図10】 従来例を示す生ごみ処理機の下ヒーター温度特性図
【符号の説明】
1 タンク
2 下ヒーター
3 下部温度検出手段
4 下ヒーター制御手段
5 上ヒーター
6 攪拌手段
7 ファン
8 上部温度検出手段
9 終了条件判定手段
10 リップル検出手段
11 気化判定手段
12 ファン制御手段
13 比較手段
14 設定値変更手段
15 オーバーシュート判定手段
16 第2の下ヒーター制御手段
17 第2の終了条件判定手段

Claims (4)

  1. 生ごみを収納するタンクと、タンク下部を加熱する下ヒーターと、タンク下部の温度を検出する下部温度検出手段と、下部温度検出手段によって検出された温度を予め定めた設定値に保つ下ヒーター制御手段と、タンク内上部に位置する上ヒーターと、生ごみを撹拌する撹拌手段と、タンク下部の温度の変化を検出するリップル検出手段と、リップル検出手段で検出したリップルの大きさから水分の気化状態を判定する気化判定手段と、生ごみに上ヒーターで発生した熱を伝えるファンを設け、前記気化判定手段の出力に応じてファンの駆動を制御するファン制御手段を備え、水分の気化前と判定されたらファンを停止させる生ごみ処理機。
  2. タンク下部の温度が第一所定温度になるように下ヒーターを下ヒーター制御手段で制御し、下部温度検出手段によって検出された温度と前記第一所定温度より低い第二所定温度とを比較する比較手段を設け、この比較結果に応じて下ヒーターを第一所定温度より高い第三所定温度に設定値を変更する設定値変更手段を有した請求項1記載の生ごみ処理機。
  3. 生ごみを収納するタンクと、タンク下部を加熱する下ヒーターと、タンク下部の温度を検出する下部温度検出手段と、下部温度検出手段によって検出された温度を予め定めた設定値に保つ下ヒーター制御手段と、タンク内上部に位置する上ヒーターと、生ごみを撹拌する撹拌手段と、生ごみに上ヒーターで発生した熱を伝えるファンと、タンク下部の温度が設定値より高い第3の設定値を上回ったこと(乾燥の第2段階)を判定するオーバーシュート判定手段と、オーバーシュート判定手段でオーバーシュートを判定後に下ヒーターをOFFする第2のヒーター制御手段を備えた生ごみ処理機。
  4. 生ごみを収納するタンクと、タンク下部を加熱する下ヒーターと、タンク下部の温度を検出する下部温度検出手段と、下部温度検出手段によって検出された温度を設定値に保つ下ヒーター制御手段と、タンク内上部に位置する上ヒーターと、生ごみを撹拌する撹拌手段と、生ごみに上ヒーターで発生した熱を伝えるファンと、タンク下部の温度が設定値より高い第3の設定値を上回ったことを判定するオーバーシュート判定手段と、オーバーシュート判定手段でオーバーシュートを判定後に、下ヒーターのON/OFFを数回繰り返し、その後、下ヒーターがOFFの状態でタンク下部の温度が下降から上昇に転ずる現象が発生したら、生ごみが乾燥したと判断する生ごみ処理機。
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