JP2926445B2 - 保温容器 - Google Patents

保温容器

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JP2926445B2
JP2926445B2 JP13087991A JP13087991A JP2926445B2 JP 2926445 B2 JP2926445 B2 JP 2926445B2 JP 13087991 A JP13087991 A JP 13087991A JP 13087991 A JP13087991 A JP 13087991A JP 2926445 B2 JP2926445 B2 JP 2926445B2
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temperature
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利明 鈴木
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Hitachi Home Tech Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子ジャー、ジャー炊
飯器等の保温容器において、温度を一定に保つ自動温度
調節器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より保温容器には自動温度調節器が
設けられており、定められた制御温度以上になると通電
を停止し、制御温度未満になると通電を再開して温度を
一定に保つようになっている。従来はサーマルリードス
イッチが多用されていたが、近年ではマイコンの普及に
よりマイコンで上記自動温度調節器の動作を行わせてい
るのが一般的な技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、制御
温度以上になると通電を停止するが、保温用ヒーターを
ON−OFFで制御しているため、一定温度で制御して
もON−OFFの脈動である程度の温度幅で温度が変動
してしまう問題があった。このため温度が上がりすぎに
よる御飯の乾燥や、下がりすぎによる腐敗、内釜への結
露による御飯のべたつき等が生じる問題があった。
【0004】本発明はこの様な問題を解決するのが課題
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】脈動の温度幅はON状態
を継続したときに制御温度近傍の温度で飽和してしまう
位、保温用ヒーターの電力を低く設定すれば最少にする
ことができる。しかるに、保温する御飯の容量・室温・
電圧・器体差等の条件によって、その電力は大きく事な
る。そこで飽和寸前の電力を、これらの条件変動に連動
して設定出来れば、脈動の温度幅を常に最少にすること
が可能である。
【0006】一方温度脈動は、通電中に温度センサーの
温度が上昇するのはもちろんであるが、制御温度以上で
通電を停止した後も、しばらく温度が上昇する。これは
保温用ヒーターと温度センサーの温度上昇に時間的な遅
れがあるためである。通電停止後の温度上昇は保温用ヒ
ーターの電力が高いときほど大きく、飽和寸前まで電力
を低下させた場合は、通電停止後の温度上昇もほとんど
無くなる。本発明は以上の事に着目し、通電を停止して
から温度センサーの検知する温度の上昇する度合に応じ
て、次に通電を再開する際の保温用ヒーターに対する電
力を定める自動温度調節器を保温容器に設けたものであ
る。
【0007】
【作用】保温用ヒーターに通電を停止してから温度セン
サーの検知する温度の度合に応じて、次に再開する際の
保温用ヒータに対する電力を定める自動温度調節器を設
けたことにより、保温する御飯の容量、室温、電圧、器
体差等の条件にかかわらず飽和寸前まで保温用ヒーター
の電力が低下するので、常にON−OFFによる温度脈
動を非常に小さくすることができ、温度の上がりすぎに
よる御飯の乾燥や、下がりすぎによる腐敗・べたつき等
を生じることがなく、長時間保温しても御飯がおいしさ
を保つことが可能となる。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明の一実施例による保温容器(ジ
ャー炊飯器)の断面図、図2は同保温容器の制御ブロッ
ク図、図3は同保温容器の電力制御図、図4は同保温容
器の温度特性図、図5は従来の保温容器の温度特性図で
ある。
【0009】図において、1は本体、2は内釜、3はフ
タ、4は炊飯ヒーター、5は保温用ヒーター、6は温度
センサー、7は自動温度調節器、8は判断部で、例えば
マイクロコンピュータからなるものである。9は電力制
御部である。その構成は本体1には着脱自在に内釜2が
収納され、本体1及び内釜2の上部開口を塞ぐフタ3が
開閉自在に取り付けられる。本体1底部には内釜2を加
熱する炊飯ヒーター4が設けられ、本体1側面にも内釜
2を加熱する保温用ヒーター5が設けられている。保温
用ヒーター5の近傍には保温温度を検知するための温度
センサー6が取り付けられ本体1内部には自動温度調節
器7が設けられている。
【0010】自動温度調節器7の構成は温度検出部(前
記温度センサー6)と、判断部8と電力制御部9からな
り、保温用ヒーター5は判断部8の判断により電力制御
部9によって通電が制御される。
【0011】以下その動作を説明する。使用者が内釜2
に洗米した米と適量の水を入れ、操作部(図示せず)を
操作すると制御部(図示せず)の制御により、炊飯ヒー
ター4に通され、内釜2が加熱される。[炊飯]が終了
し、[蒸らし]も終わると制御部(図示せず)の指令に
より本発明の構成が起動し[保温]に移る。[保温]で
は自動温度調節器7の基本動作により、制御温度(本実
施例では72℃とする)と温度センサー6の検知する温
度との比較で制御される。炊飯終了直後は御飯が熱く、
温度センサー6の検知する温度が制御温度以上なので、
判断部8の判断により電力制御部9はOFFのままとな
り保温用ヒーター5は発熱しない。御飯の温度がしだい
に下がってくると温度センサー6の検知する温度も下が
り、やがて制御温度未満になると、判断部8の判断によ
り電力制御部9が動作し、保温用ヒーター5に通電され
る。このとき投入される電力の通電率は100%であ
る。保温用ヒーター5の設定電力が50Wとすると50
Wで発熱する。通電率とは電力制御部9によって通電さ
れる比率である。トライアックを用いた位相制御が一般
的であるが、本実施例では図3に示すごとく電源周波数
に一定周期中に何周期トライアックをONするか判断部
8の判断によって電力制御する。図3では電源周波数5
周期を一単位とし、電圧ゼロボルト検出パルス10回
中、何回トライアックをトリガ(ON)するかで電力制
御しており、通電率60%の例を示している。保温用ヒ
ーター5への100%通電により本体1が加熱される
と、温度センサー6の検知する温度が上昇し、やがて制
御温度以上になる。判断部8の判断により電力制御部9
が動作し、通電が停止される。
【0012】通電を停止した後も、しばらくは温度セン
サー6の検知する温度が上昇する。判断部8は通電停止
中の温度センサー6の検知する温度の上昇の度合を監視
し、温度の上昇する度合に応じて次にONする時の通電
率を定める。本実施例では制御温度(72℃)より2℃
高くなると10%、4℃高くなるとさらに10%、6℃
高くなるとさらに10%通電率を下げるように設定して
置く。例えば、通電停止後5℃まで温度が上昇したとす
ると、2℃高くなった時点で10%、4℃高くなった時
点でさらに10%減算され通電率は80%と定まる。
【0013】通電停止後5℃まで上昇した温度センサー
6の検知する温度は、次第に下降して行き、制御温度未
満になると判断部8により通電が再開される。このとき
通電停止中に判断部8が判断した通電率80%で通電さ
れる。通電が再開されると再び温度センサー6の検知す
る温度が上昇するが、通電率が低くなっているため、先
程よりゆっくりと温度上昇する。温度センサー6の検知
する温度が制御温度以上になれば、又、通電が停止し先
程と同様に通電停止中の温度上昇の度合を監視する。温
度上昇がゆっくりであったので、通電停止後の温度上昇
も先程より低くなる。例えば3℃上昇したとすると次の
通電時の通電率は70%と定まる。以降、同様に図4に
示す様に繰り返し動作の結果、通電停止後の温度上昇が
判断部8の温度上昇判断に下限温度2℃以下になるまで
通電率が低下する。以上の動作により温度センサー6の
検知する温度脈動は非常に小さく最適な電力になり、温
度の上がりすぎによる御飯の乾燥や、下がりすぎによる
腐敗・べたつき等を生じることがないようにできる。
【0014】又、本実施例では、フタ3を開けて御飯を
よそうなど急に温度が下がった場合に備え、制御温度よ
り低いあらかじめ設定した温度未満になると通電率を上
昇させる機能も判断部8に持たせてある。例えば、制御
温度72℃に対し、5℃低い67℃まで下がると通電率
を100%にするようにしてある。本実施例では制御温
度以上では保温用ヒーター5の通電を停止するようにし
たが、微量の通電率で通電する構成であっても良い。
【0015】又、保温用ヒーター5を炊飯等別の用途に
も使用する構成で、高い電力のヒーターが必要の場合
は、本実施例では開始時の通電率を100%としたが、
低い通電率(例えば60%)を保温中の上限の通電率と
しても良い。
【0016】又、本実施例では本体1側に保温用ヒータ
ー5と温度センサー6を設けたが、フタに保温用ヒータ
ー(図示せず)と温度センサー(図示せず)を設け、保
温時のフタ3の温度制御に用いても良い。同様に効果が
得られる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、保温時、通電を停止し
てから上昇する温度の度合によって、次に通電を再開す
る際の電力を定めるようにしたので、温度センサー温度
脈動は最少となるため、温度の上がりすぎによる御飯の
乾燥や、下がりすぎによる腐敗、べたつき等を最少にす
ることが出来る。
【0018】従って常においしく御飯を保温する保温容
器を提供できる大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す保温容器の概略断面
図。
【図2】本発明の一実施例を示す保温容器の制御ブロッ
ク図。
【図3】本発明の一実施例を示す保温容器の電力制御
図。
【図4】本発明の一実施例を示す保温容器の温度特性
図。
【図5】従来の例を示す保温容器の温度特性図。
【符号の説明】
1 本体 2 内釜 3 フタ 5 保温用ヒーター 6 温度センサー 7 自動温度調節器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体(1)と、本体(1)内部に収納された内
    釜(2)と、本体(1)及び内釜(2)の上部開口を覆うフタ(3)
    と、本体(1)あるいはフタ(3)に設けた保温用ヒーター
    (5)と、保温温度を検知する温度センサー(6)を有し前記
    保温用ヒーター(5)を通電制御する自動温度調節器(7)と
    を備えた保温容器において、前記自動温度調節器(7)は
    温度センサー(6)が検知した温度が所定の制御温度以上
    になると保温用ヒーター(5)への通電を停止してから前
    記温度センサー(6)の検知する温度の上昇する度合に応
    じて、次に通電を再開する際の電力を定めることを特徴
    とする保温容器。
JP13087991A 1991-06-03 1991-06-03 保温容器 Expired - Lifetime JP2926445B2 (ja)

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JPH04354909A JPH04354909A (ja) 1992-12-09
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