JP3705514B2 - 車両用リヤシート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リヤシートを最も前側へ移動させた状態で折り畳みシートクッションの前方床面に設けた凹部内へ簡単かつ確実に収納することができる車両用リヤシートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近では、オートキャンプ等の自動車用途の多様化に伴いリヤシートを折り畳んで荷室の拡大を図った車両用リヤシートが種々開発されており、例えば特開平5−208633号公報にあるように、シートトラック上を前後動自在なシートクッションとシートバックからなり、該シートバックをシートクッション上部に前倒しした状態でシートクッションの前方床面に設けた凹部内へ移動して収納できるようにしたものも提案されている。
【0003】
ところが、従来のものにおいてはシートクッション下部にあるシートトラックを含めてリヤシートを前方床面の凹部内へ移動するには、一旦シートトラックのアッパーレールとロアレールとが完全に重なり合う標準位置(通常はリヤシートを最も後方側へ移動させた位置)まで戻すとともにシートバックをシートクッション上部に前倒しし、次いでリヤシート全体を再び最前方側へ移動させて収納するという手順が必要であり、一連のシート収納動作が極めて不自然で、かつ煩雑であるという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記のような従来の問題点を解決して、リヤシートを最も前側へ移動した状態で折り畳みシートクッションの前方床面に設けた凹部内へ収納することができ、一連のシート収納動作がごく自然で簡単であり、かつ荷室内にシートトラックが残ることもなく平坦で広々とした荷室フロアを確保することができる車両用リヤシートを提供することを目的として完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本発明の車両用リヤシートは、シートトラック上を前後動自在なシートクッションとシートバックからなり、該シートバックをシートクッション上部に前倒しした状態でシートクッションの前方床面に設けた凹部内へ移動して収納できるようにした車両用リヤシートであって、前記凹部の後端に回転レッグを設けるとともに該回転レッグの先端部に回転制御レバーの操作により回動自在となるセクタギヤを取り付け、このセクタギヤを二段ピニオンを介してシートクッション下部のラックに噛合させたものとして、前記回転制御レバーによりセクタギヤを回転レッグに固定した状態でシートクッションを移動することにより、回転レッグの前方側への回動に伴いシートクッションをシートトラックの後方側へ送って両者を重ね合わせた状態で凹部内に収納するようにしたことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を示す。
図1において、1はシートクッション、2はシートバック、3は前記シートクッション1を前後動自在に摺動するためのシートトラックであり、シートバック2をシートクッション1の上部に前倒しして重ね合わせた状態でシートクッション1の前方床面に設けた凹部4内へ移動して収納させるものである点は従来のこの種の車両用リヤシートと基本的に同じである。
【0007】
前記凹部4の後端には回転レッグ5が設けられ、また該回転レッグ5の先端部には回転制御レバー9の操作により回動自在となるセクタギヤ8が取り付けられている。そして、このセクタギヤ8は二段ピニオン6を介してシートクッション下部のラック7に噛合させられており、前記回転制御レバー9によりセクタギヤ8を回転レッグ5に固定した状態としてシートクッション1を移動することにより、回転レッグ5の前方側への回動に伴いシートクッション1をシートトラック3の後方側へ送って両者を重ね合わせた状態で凹部4内に収納するよう構成されている。なお、図中において5aは、前記回転レッグ5と平行に設けられた補助レッグである。
【0008】
図2〜図3に示されるように、シートトラック3の上部には前記ラック7を有するラックベース10が取り付けられ、更にギヤベース11を介して前記二段ピニオン6が取り付けられている。そして、二段ピニオン6の小径側である一方のピニオンが前記セクタギヤ8に噛合され、大径側である他方のピニオンがラック7に噛合されてセクタギヤ8と二段ピニオン6とラック7とが常時噛み合った状態を保持している。
【0009】
更に、回転レッグ5には前記セクタギヤ8を回動自在な状態と固定した状態とに選択して切替えるための回転制御レバー9が設けられている。この回転制御レバー9は、図2の実線で示される位置にある時はセクタギヤ8を回動自在な状態とし、2点鎖線で示される位置にある時はセクタギヤ8を回転レッグ5に固定した状態とするものであり、レバーの切替え操作は図4に示されるレバーロック爪9bの解除により行うことができる。
【0010】
また、前記セクタギヤ8には終端に係止部8bを有するカム溝8aが形成され該カム溝8a内に回転制御レバー9の先端に設けたカム9aが係合されて、回転制御レバー9の操作によりカム9aと係止部8bとの係合を解除状態としてセクタギヤ8を回動自在とした場合(図2の実線で示される位置)に、回転レッグ5の先端においてセクタギヤ8のみがカム9aに案内されて回動するよう構成されている。
【0011】
また、図5〜図7に示されるように、シートトラック3にはアジャスタ機構13および該アジャスタ機構13に連動するリヤロック機構14が設けられている。このアジャスタ機構13はロック爪13bをシートトラック3に設けた溝3a内に係合自在とされており、ケーブル15を介してリヤロック機構14に連結されている。また、このリヤロック機構14はチャック14aによりストライカー16を把持することによってロック状態を保持するよう構成されており、前記ロック爪13bとチャック14aとはケーブル15を介してリヤロックレバー14bに連結され、該リヤロックレバー14bを後方側へ引っ張ることによってロック状態を解除するよう構成されている。
なお、13aはシートをスライド移動するためのアジャストレバーであり、該アジャストレバー13aの操作によってシートおよびアジャスタ機構13が単独で前後にスライドできるよう構成されている。
【0012】
このように構成されたものにおいては、シートバック2を起こした通常の使用状態のときはシートクッション1がシートトラック3上を任意の位置へ前後動するものであり、この場合は回転制御レバー9が図2の実線で示される位置にあってセクタギヤ8が単独で回動自在な状態にあり、二段ピニオン6の回転に伴って回転レッグ5は回転することなくセクタギヤ8のみが空転するとともに、カム溝8aがカム9aに案内されて所定の距離だけ回転し、この結果、リヤシートを任意の位置へ調節固定できることとなる。
次に、シートを収納する場合には、図8に示されるように、リヤシートを最も前側へ移動させた状態でシートバック2を折り畳むと同時に、レバーロック爪9bを解除してセクタギヤ8を回転レッグ5に固定した状態(2点鎖線で示した位置)とし、更にリヤロックレバー14bを作動してアジャスタ機構13およびリヤロック機構14を解除状態としたうえ、前方側へシート全体を移動させる。すると、回転レッグ5の回転角に対応してセクタギヤ5bに噛合している二段ピニオン6がラック7を後方側へ送りだすこととなり、シートクッション1とシートトラック3のズレが自動的に縮まることとなる。そして、リヤシートを床面に設けた凹部4内へ収納した際には、シートクッション1とシートトラック3とは完全に重ね合わされた状態となって、きっちりと収納されることとなる。
【0013】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明はリヤシートを最も前側へ移動した状態で折り畳みシートクッションの前方床面に設けた凹部内へ収納することができ、一連のシート収納動作がごく自然で簡単であり、かつ荷室内にシートトラックが残ることもなく平坦で広々とした荷室フロアを確保することができるものである。 よって本発明は従来の問題点を一掃した車両用リヤシートとして、産業の発展に寄与するところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す正面図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す要部の拡大正面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】レバーロック爪を示す斜視図である。
【図5】アジャスタ機構を示す斜視図である。
【図6】リヤロック機構のロック状態を示す概略図である。
【図7】リヤロック機構のロック解除状態を示す概略図である。
【図8】リヤシートの収納動作を示す概略図である。
【符号の説明】
1 シートクッション
2 シートバック
3 シートトラック
4 凹部
5 回転レッグ
6 二段ピニオン
7 ラック
8 セクタギヤ
8a カム溝
9 回転制御レバー
9a カム
13 アジャスタ機構
14 リヤロック機構

Claims (4)

  1. シートトラック(3) 上を前後動自在なシートクッション(1) とシートバック(2) からなり、該シートバック(2) をシートクッション上部に前倒しした状態でシートクッション(1) の前方床面に設けた凹部(4) 内へ移動して収納できるようにした車両用リヤシートであって、前記凹部(4) の後端に回転レッグ(5) を設けるとともに該回転レッグ(5) の先端部に回転制御レバー(9) の操作により回動自在となるセクタギヤ(8) を取り付け、このセクタギヤ(8) を二段ピニオン(6) を介してシートクッション下部のラック(7) に噛合させたものとして、前記回転制御レバー(9) によりセクタギヤ(8) を回転レッグ(5) に固定した状態でシートクッション(1) を移動することにより、回転レッグ(5) の前方側への回動に伴いシートクッション(1) をシートトラック(3) の後方側へ送って両者を重ね合わせた状態で凹部(4) 内に収納するようにしたことを特徴とする車両用リヤシート。
  2. 二段ピニオン(6) の一方のピニオンがセクタギヤ(8) に噛合され、他方のピニオンがラック(7) に噛合されてセクタギヤ(8) と二段ピニオン(6) とラック(7) とが常時噛み合った状態を保持している請求項1に記載の車両用リヤシート。
  3. セクタギヤ(8) にカム溝(8a)が形成され該カム溝(8a)内に回転制御レバー(9) の先端に設けたカム(9a)が係合されて、回転制御レバー(9) の操作によりセクタギヤ(8) を回動自在とした場合に回転レッグ(5) の先端においてセクタギヤ(8) のみがカム(9a)に案内されて回動するよう構成されている請求項1または2に記載の車両用リヤシート。
  4. シートトラック(3) にはアジャスタ機構(13)とそれに連動するリヤロック機構(14)が設けられている請求項1または2または3に記載の車両用リヤシート。
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