JPH10264692A - 横跳ね収納式スライドシート - Google Patents

横跳ね収納式スライドシート

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JPH10264692A
JPH10264692A JP7401397A JP7401397A JPH10264692A JP H10264692 A JPH10264692 A JP H10264692A JP 7401397 A JP7401397 A JP 7401397A JP 7401397 A JP7401397 A JP 7401397A JP H10264692 A JPH10264692 A JP H10264692A
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JP
Japan
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slide
rail
slide rail
lock mechanism
seat
Prior art date
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Pending
Application number
JP7401397A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiko Yamauchi
慶彦 山内
Tamotsu Sawada
保 沢田
Yuji Torikai
祐二 鳥飼
Yasuo Hirama
康雄 平間
Ikuo Koga
郁夫 古閑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Shatai Co Ltd
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
Nissan Shatai Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートクッションの左右両側部をそれぞれス
ライドレールにより前後動自在に支持すると共に、両ス
ライドレールのロック機構を同時に解除でき、且つ他端
部をスライドレールから離脱させた際に該スライドレー
ルの位置をそのままロックすることができる横跳ね収納
式スライドシートを提供する。 【解決手段】 シートクッションの一端部に第1スライ
ドレールの第1ロック機構を解除するための操作部15
を設けると共に、該操作部15と第2スライドレール7
の第2ロック機構42を操作力伝達手段32により連結
して該第2ロック機構42を第1ロック機構と同時に解
除可能とし、且他端部の第2スライドレール7からの離
脱時には操作力伝達手段32も第2ロック機構42から
離脱して、該第2ロック機構が解除不能となるものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は横跳ね収納式スライ
ドシートに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のリヤシート(セカンドシート又
はサードシート)には、リヤシート後方の荷室を拡大す
るために、シートバックを後側に倒して水平状態とし、
リヤシート全体をシートクッションの車体外側端部を中
心にして立てるように回転させる横跳ね収納式構造のも
のがある(類似技術として、実開昭61−12837号
公報参照)。
【0003】この種のリヤシートは、一般に回転軸とな
る車体外側の一端部だけがスライドレールにより前後動
自在に支持されており、他端部に設けられている脚部は
フロア上に載っているだけである。この脚部はリアシー
トを横跳ね収納した時に、荷室側へ突出しないようにシ
ートクッションの下面側へ折りたためるようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、シートクッションの一端部
だけがスライドレールにより前後動自在に支持されてお
り、他端部の脚部はフロア上に載せられているだけなの
で、リヤシートを前後動させる場合には他端部の脚部を
若干持ち上げた状態にしなければならず操作が面倒であ
る。
【0005】そこで、シートクッションの他端部もスラ
イドレールにより支持して前後動自在にすることも考え
られるが、乗員が着座状態のままでシートを前後動させ
るには、左右のスライドレールを同時にロック解除でき
る構造になっていなければならず、またシートを横跳ね
収納状態にすべく、シートクッションの他端部をスライ
ドレールから離脱させた場合に、そのスライドレールの
可動レールは離脱した位置にそのままロックされていな
ればならない。そうでないと、シートクッションを戻し
た場合に、シートクッションの他端部がスライドレール
に対して再係合しなくなる。
【0006】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、シートクッションの左右両側
部をそれぞれスライドレールにより前後動自在に支持す
ると共に、両スライドレールのロック機構を同時に解除
でき、且つ他端部をスライドレールから離脱させた際に
該スライドレールの位置をそのままロックすることがで
きる横跳ね収納式スライドシートを提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
シートクッションにおける左右何れか一端部は、第1ス
ライドレールにより前後動自在で且つ該第1スライドレ
ールに対して回転自在に軸支されており、何れか他端部
は、第2スライドレールにより前後動自在で且つ第2ス
ライドレールに対して係脱自在に取付けられてなる横跳
ね収納式スライドシートであって、前記シートクッショ
ンの一端部に、第1スライドレールの第1ロック機構を
解除するための操作部を設けると共に、該操作部と第2
スライドレールの第2ロック機構を操作力伝達手段によ
り連結して該第2ロック機構を第1ロック機構と同時に
解除可能とし、且つ他端部の第2スライドレールからの
離脱時には前記操作力伝達手段も第2ロック機構から離
脱して、該第2ロック機構が解除不能となることを特徴
とする。
【0008】請求項1記載の発明によれば、シートクッ
ションの左右両側部がそれぞれ第1スライドレール及び
第2スライドレールにより前後動自在に支持されてお
り、且つ一端部に設けられた操作部の操作により左右の
第1ロック機構及び第2ロック機構を同時に解除するこ
とができるため、乗員は着座したままで容易にシートを
前後動させることができる。
【0009】また、シートを横跳ね収納状態にすべく、
シートクッションの他端部を第2スライドレールから離
脱させた場合には、操作力伝達手段も第2ロック機構か
ら離脱することになるため、第2ロック機構は解除不能
となり、第2スライドレールはその位置でのロック状態
が維持される。従って、荷物等が第2スライドレールに
当たっても移動しないため、荷室として利用し易く、ま
たシートクッションを横跳ね収納状態から元の状態に戻
した場合に、シートクッションの他端部が第2スライド
レールに対して正確に再係合する。
【0010】請求項2記載の発明は、第1スライドレー
ルの方が第2スライドレールよりも高い位置にあり、シ
ートクッションの他端部が、シートクッションの下面に
折りたたみ自在に軸支された脚部である。
【0011】請求項2記載の発明によれば、シートクッ
ションの下面に折りたたみ自在な脚部を設けたことによ
り、第1スライドレールと第2スライドレールの上下高
さが異なっていても、シートクッションを確実に前後動
自在に支持することができる。シートクッションの横跳
ね収納状態では、脚部を折りたためば拡大された荷室側
に突出しない。
【0012】請求項3記載の発明は、第2スライドレー
ルの第2可動レールに第2ロック機構のプッシュロッド
が水平に配されており、シートクッションの他端部に操
作力伝達手段の端末に位置する第2揺動レバーが設けら
れ、該第2揺動レバーは上端の支点を中心にして下端部
が前後に揺動可能で、該第2揺動レバーの下端部にてプ
ッシュロッドの先端を押して第2ロック機構を解除でき
るようになっており、且つシートクッションの横跳ね収
納状態において前記第2揺動レバーがプッシュロッドか
ら離脱する。
【0013】請求項3記載の発明によれば、シートクッ
ションの横跳ね収納状態において、第2揺動レバーの下
端部が第2ロック機構のプッシュロッドから離脱するた
め、第2ロック機構は解除不能となる。
【0014】請求項4記載の発明は、第1スライドレー
ルの第1可動レールにレールブラケットを固定し、該レ
ールブラケットにシートクッションに固定されたシート
ブラケットを回転自在に取付け、レールブラケット側に
操作部と一体的に回動する回転レバーを設けると共に、
シートブラケット側に操作力伝達手段の第2ピンを設
け、該第2ピンがシートクッションの着座状態において
回転レバーと係合し、シートクッションの横跳ね収納状
態において回転レバーから離脱する。
【0015】請求項4記載の発明によれば、着座状態で
は操作部の操作力を確実に第2ピンから操作力伝達手段
側へ伝達できるものでありながら、横跳ね収納状態では
第2ピンは回動レバーから離脱して無関係となる。従っ
て、シートクッションの持ち上げを自由に行うことがで
きる。
【0016】請求項5記載の発明は、操作部には、第1
ロック機構の第1ピンを移動させるカム部と、操作力伝
達手段の第2ピンを移動させる回転レバーとが同軸回動
するように設けられており、回転レバーによる第2ピン
の移動ストロークの方が、カム部による第1ピンの移動
ストロークよりも大きく設定されている。
【0017】請求項5記載の発明によれば、操作部によ
り直接的に解除する第1ロック機構の方は第1ピンの移
動ストロークを小さくしたため小さな力で効率的な解除
操作が行えるようになっている。操作力伝達手段を介し
て間接的に解除する第2ロック機構の方は、第2ピンの
移動ストロークを大きくしたため、操作力伝達手段によ
るストロークのロスがあっても確実な解除操作が行え
る。
【0018】請求項6記載の発明は、操作力伝達手段
が、両端部を固定したアウタチューブ内に配索されてい
るワイヤを含んでいる。
【0019】請求項6記載の発明によれば、操作力伝達
手段が両端部を固定したアウタチューブ内に配索された
ワイヤを含んでいるため、操作力伝達手段の経路や曲が
り具合にかかわらず、一端部側に設けられた操作部から
の操作力を確実に他端部側へ伝達することができる。
【0020】請求項7記載の発明は、シートクッション
の他端部に設けられたストライカに係合するキャッチを
第2スライドレールの第2可動レールに設け、該キャッ
チの下端部にストライカとの非係合時に第2固定レール
の底面に係合する凸部を形成したものである。
【0021】請求項7記載の発明によれば、キャッチの
下端部にストライカとの非係合時に第2固定レールの底
面に係合する凸部が形成されているため、このキャッチ
によっても、横跳ね収納状態での第2スライドレールの
ロック状態が維持される。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施形態を図1〜
図9に基づいて説明する。尚、以下の説明において、左
右の「一端部」は車体の車幅方向外側で、「他端部」は
車体の車幅方向内側に対応している。
【0023】符号1は、ワンボックス車のリヤシート
(左側シート)で、シートクッション2とシートバック
3とから成る。
【0024】該シートバック3は、後側に大きくリクラ
イニング可能で、最大に倒した場合には、シートクッシ
ョン2と同様に略水平状態となる。シートバック3の右
側面部には前倒しして利用するアームレスト4も設けら
れている。
【0025】前記リヤシート1の下方のフロア5は、外
側が高くなっており、そのフロア5の高い部分に第1ス
ライドレール6が設けられており、低い部分に第2スラ
イドレール7が設けられている。
【0026】第1スライドレール6及び第2スライドレ
ール7は、それぞれフロア5側の第1固定レール8及び
第2固定レール9と、リヤシート1側の第1可動レール
10及び第2可動レール11とから成っている。
【0027】第1固定レール8及び第2固定レール9は
それぞれ上部に長手方向に沿った開口を有する断面チャ
ンネル形状をしている。
【0028】第1可動レール10は、断面L形で、第2
可動レール11は断面T形で、それぞれローラ12(図
4、図7参照)により第1固定レール8及び第2固定レ
ール9に対して前後動自在になっている。
【0029】第1可動レール10の上面には、レールブ
ラケット13が固定されている。このレールブラケット
13には、部分的に断面U形になっており(図7参
照)、その部分に連結軸14が挿通されている。その連
結軸14の外側には「操作部」としての操作レバー15
が固定され、内側端には回転レバー16が固定されてい
て、両者は同じ動きをする。操作レバー15にはカム部
17を後側へ引っ張るスプリングS1 が設けられてお
り、該操作レバー15のガタ付きを防止している。
【0030】そして、操作レバー15の上部には、手で
後方に回転させるためのグリップ部18が設けられてお
り、前記カム部17には第1カム面17aと第2カム面
17bとが形成されている。第1カム面17aは連結軸
14を中心とした円弧に対して斜めになり、第2カム面
17bは円弧と合致している。
【0031】第1可動レール10には、中央部が軸支さ
れてその両端部が上下に揺動自在な第1アクションレバ
ー19が設けられている。この第1アクションレバー1
9の前端には、前記操作レバー15のカム部17に当接
する第1ピン20が設けられており、後端は第1インタ
ーロック21に軸支されている。
【0032】第1インターロック21は、第1固定レー
ル8の底面に切欠形成された複数の溝8a(図6参照)
と任意の位置で係合し、第1可動レール10の第1固定
レール8に対する前後動をロックする。この第1インタ
ーロック21と第1アクションレバー19により「第1
ロック機構」が構成される。第1インターロック21に
は常時下向きの付勢力が加えられており、第1固定レー
ル8に対するロック状態が維持されている。
【0033】グリップ部18を後方に引いて、操作レバ
ー15を回転させると、第1カム面17aが第1ピン2
0を下方へ押し下げることにより、第1アクションレバ
ー19の後端が第1インターロック21ごと持ち上が
り、第1固定レール8に対するロック状態が解除され
る。
【0034】第1ピン20は、第1カム面17aにて押
された僅かなストロークd1 分だけ下がり(図5参
照)、第2カム面17bではそれ以上さがらず、第1ピ
ン20の上昇を防止している。
【0035】このように第1カム面17aによる僅かな
ストロークd1 分だけの押し下げであっても、操作レバ
ー15が「第1ロック機構」である第1アクションレバ
ー19の第1ピン20に直接係合しているため、第1イ
ンターロック21の確実な解除動作が行える。
【0036】操作レバー15が設けられているレールブ
ラケット13の前後端には、シートブラケット22が回
転軸Xで軸支されている。このシートブラケット22
は、シートクッション2のフレーム23に固定されてい
るもので、シートクッション2に対して一体化されてい
る。シートブラケット22の外側の縦壁には、湾曲状の
長孔24が形成されている。この長孔24に対応する部
分には、下端が軸支された第1揺動レバー25が設けら
れており、該第1揺動レバー25の上端には前記長孔2
4内に位置する第2ピン26が設けられている。第1揺
動レバー25はその回転軸に設けられたバネ27により
常時後側へ付勢されている。
【0037】第1揺動レバー25の第2ピン26の後側
には、前記回転レバー16の下端部が位置している。第
1揺動レバー25の第2ピン26は、操作レバー15を
回転させた場合に、該回転レバー16により長孔24に
相応したストロークd2 分だけ前側へ押される(図7参
照)。
【0038】一方、シートクッション2の車幅方向内側
のフレーム23には、上端を中心に全体をシートクッシ
ョン2の下面側へ折りたたみ自在な脚部28が軸支され
ている。この脚部28は、第1スライドレール6と第2
スライドレール7との上下高さの差を補うためのもので
ある。脚部28のフレーム23に対する回動支点には図
示せぬスプリングが設けられており、シートクッション
2の下面から引き出して回転させた状態及び下面に折り
たたんだ状態をそれぞれ一定の付勢力で保持できるよう
になっている。この脚部28は引き出された状態で、そ
の下端部が第2スライドレール7の第2可動レール11
に対して係脱自在に取付けられる。
【0039】この脚部28の前寄り位置には、中央部の
支点29aを中心に回転自在なT形レバー29が設けら
れている。また、このT形レバー29の下端は第2揺動
レバー30の下端部付近に軸支されている。
【0040】この第2揺動レバー30は、上下サイズH
が大きく、その上端の支点30aを中心に下端部31が
揺動する。第2揺動レバー30の上端とT形レバー29
の前端との間には両者を引っ張るスプリングS2 が設け
られており、該スプリングS2 により両者のガタつきを
防止している。
【0041】T形レバー29の後端と、前記車体外側に
位置する第1揺動レバー25の上端とは、ワイヤ32に
より連結されている。このワイヤ32は両端部が固定さ
れたアウタチューブ33にて覆われており、その経路や
曲がり具合にかかわらず、一方側におけるアウタチュー
ブ33に対する相対移動量が他方側に伝達される。但
し、ワイヤ32とアウタチューブ33の内径との関係か
ら多少の誤差は生じる。
【0042】この実施形態の「操作力伝達手段」は、前
記ワイヤ32、T形レバー29、第2揺動レバー30、
第1揺動レバー25、回転レバー16などにより形成さ
れる。 従って、グリップ部18を後側へ引いて操作レ
バー15を回転させると、回転レバー16が一体的に回
転し、その下端部で第1揺動レバー25の第1ピン20
を長孔24内において前側へ押すため、第1揺動レバー
25が前側へ揺動すると共に、ワイヤ32を所定のスト
ロークd2 分だけ引っ張り、脚部28側におけるT形レ
バー29を回転させる。
【0043】T形レバー29が回転すると、第2揺動レ
バー30の下端部31も上側の支点30aを中心に後側
へ揺動する。第2揺動レバー30の支点30aから下端
部31までの上下サイズHが大きいため、該第2揺動レ
バー30の下端部31は水平移動に近い近い大きな円弧
で後側へ回転する。
【0044】脚部28の後寄り位置にはU字形のストラ
イカ34が溶接されている。脚部28はこのストライカ
34を利用して第2スライドレール7に対して係脱自在
に取付けられる。
【0045】すなわち、第2可動レール11のストライ
カ34に対応する部分には、図示せぬ開口が形成されお
り、その開口からストライカ34は第2可動レール11
の内部まで挿入される。
【0046】第2可動レール11の前記ストライカ34
に対応する部分には、支点35aを中心に回転自在なキ
ャッチ35が設けられている。このキャッチ35の上部
は係合凹部を有したフック形状になっており、該係合凹
部にストライカ34が係合される。
【0047】キャッチ35は、常時ストライカ34から
離脱する方向に(前側へ回転するように)付勢されてお
り、キャッチ35の窪み35bに係合するカム36によ
り、キャッチ35の離脱方向への回転が防止されてい
る。
【0048】また、カム36の回転軸には、前端が同軸
で軸支された補助プレート37が設けられている。この
補助プレート37の後端はキャッチ35の下端部におけ
る支点35aよりも後側位置に軸支されおり、ストライ
カ34により下方へ押されることにより、キャッチ35
を係合方向へ強制的に回転させる。
【0049】キャッチ35の下端前方には、凸部38が
形成されており、キャッチ35が離脱方向へ回転した際
に、第2固定レール9の底面に形成された図示せぬ溝に
係合し、第2可動レール11の第2固定レール9に対す
る前後動をロックできる。
【0050】キャッチ35の離脱方向への回転を防止す
るカム36には、リリースロッド39が連結されてお
り、該リリースロッド39の前端部はリリース部40と
して、第2可動レール11の前方へ突出している。
【0051】このリリースロッド39は、カム36をキ
ャッチ35に係合させる方向へ向けて(後側へ向けて)
付勢されている。そして、リリース部40を前側へ引っ
張って、リリースロッド39を前方へ移動させることに
より、カム36がキャッチ35の窪み35bから外れ、
キャッチ35が付勢力により離脱方向へ回転し、ストラ
イカ34との係合が解除されるようになっている。
【0052】第2可動レール11の縦面におけるキャッ
チ35の若干前寄り位置には、下端部が軸支されて、そ
の前端が上下に揺動し且つ上端が前後に揺動する第2ア
クションレバー41が設けられている。この第2アクシ
ョンレバー41の前端には、第2インターロック42が
軸支されている。この第2インターロック42は、第2
固定レール9の底面に切欠形成された図示せぬ複数の溝
と任意の位置で係合し、第2可動レール11の第2固定
レール9に対する前後動をロックする。
【0053】また、第2アクションレバー41の上端に
は、前側へ水平に延びるプッシュロッド43の後端が軸
支されている。このプッシュロッド43の前端付近に
は、図示せぬ開口が形成されており、該開口から前記脚
部28における第2揺動レバー30の下端部31が挿入
される。このプッシュロッド43、第2インターロック
42、第2アクションレバー41により「第2ロック機
構」が構成される。第2インターロック42には、常時
下向きの付勢力が加えられており、第2可動レール11
の第2固定レール9に対するロック状態が維持されてい
る。
【0054】そして、第2揺動レバー30の下端部31
がプッシュロッド43の前端を後方へ押すと、第2アク
ションレバー41が回転して、第2インターロック42
を持ち上げるため、第2可動レール11は第2固定レー
ル9に対して前後動可能となる。
【0055】シートクッション2の下面の内側寄り位置
には、着脱自在なベルトフック46が設けられている
(図1参照)。このベルトフック46は、シートクッシ
ョン2の横跳ね収納状態を保持すべく、シートクッショ
ン2から外して車体のアシストグリップ47に引っ掛け
ることができる。
【0056】次に、この実施形態の横跳ね収納式スライ
ドシートの各状態における作用を図7〜図9に基づいて
説明する。
【0057】通常の着座状態(図7参照):通常の着座
状態では、第1スライドレール6側では、第1インター
ロック21が第1固定レール8に係合しており、第2ス
ライドレール7側では第2インターロック42が第2固
定レール9に係合しているため、リヤシート1の前後動
はロックされている。また、脚部28のストライカ34
もキャッチ35に係合されているため、シートクッショ
ン2が横跳ねすることもない。第2揺動レバー30の下
端部31はプッシュロッド43の前端部分に上から挿入
された状態となっている。
【0058】操作レバー15の操作状態(図8参照):
グリップ部18を手で後方に引き、操作レバー15を回
転させると、カム部17と、回転レバー16が同時に回
転する。カム部17は第1アクションレバー19の第1
ピン20を小さなストロークd1 分だけ押し下げる。第
1ピン20が下げられると、第1インターロック21が
上がり、第1スライドレール6のロック解除がなされ
る。
【0059】また、回転レバー16は第1揺動レバー2
5の第2ピン26を大きなストロークd2 で押す。する
と、ワイヤ32が引っ張られ、T形レバー29及び第2
揺動レバー30が回転し、第2揺動レバー30の下端部
31の略水平な動きにより、プッシュロッド43が押さ
れる。プッシュロッド43が押されると、第2アクショ
ンレバー41が回転して、第2インターロック42が持
ち上がり、第2スライドレール7のロック解除が行われ
る。このように、操作レバー15の回転により、第1ス
ライドレール6と第2スライドレール7の両方を同時に
ロック解除することができるため、乗員は着座状態のま
まリヤシート1を前後に動かすことができる。
【0060】第2スライドレール7からの離脱状態(図
9参照):次ぎに、脚部28を第2スライドレール7か
ら離脱させて、リヤシート1を横跳ね収納にする場合
は、第2スライドレール7の前方にあるリリース部40
を引っ張って、リリースロッド39を前方へ移動させ
る。すると、カム36がキャッチ35の窪み35bから
外れ、キャッチ35は自身の付勢力により回転し、スト
ライカ34との係合が外れる。また、キャッチ35の凸
部38が第2固定レール9の図示せぬ溝内に係合し、第
2スライドレール7をロックする。
【0061】キャッチ35とストライカ34との係合が
外れるため、リヤシート1全体をシートブラケット22
とレールブラケット13との回転軸Xを中心に持ち上げ
て横跳ね収納状態にすることができる。リヤシート1の
持ち上げは、シートバック3を後側へ倒して水平にした
後に行われる。
【0062】脚部28が第2スライドレール7から離脱
すると、プッシュロッド43を押すことができないた
め、第2スライドレール7のロック状態は維持される。
前述のように、キャッチ35の凸部38による係合もあ
るため、第2スライドレール7のロック状態は確実に維
持される。従って、横跳ね収納状態にした後に、荷室と
して利用されるフロア5上に荷物を入れて、その荷物が
第2スライドレール7に当たっても第2スライドレール
7の状態は変わらない。第1スライドレール6側におい
ても、第1インターロック21が自身の付勢力により第
1固定レール8に係合しているため、第1スライドレー
ル6のロック状態は維持される。従って、横跳ね収納状
態のリヤシート1が前後に動くことはない。
【0063】更に、横跳ね収納状態では、シートブラケ
ット22側の第2ピン26が、レールブラケット13側
の回転レバー16から離脱して無関係となるため(図4
参照)、シートクッション2の持ち上げを自由に行うこ
とができる。持ち上げられて横跳ね収納状態になったリ
ヤシート1は、ベルトフック46を車体側壁のアシスト
グリップ47に引っかけることにより、その横跳ね収納
状態が保たれる。脚部28がシートクッション2の下面
側に折りたたまれるため、拡大された荷室側に突出しな
い。
【0064】以上のように、第1スライドレール6も第
2スライドレール7も、シートクッション2を横跳ね状
態にしたままの位置でロックされるため、シートクッシ
ョン2を戻す場合に、脚部28と第2スライドレール7
とは正確に再係合する。脚部28のストライカ34が第
2スライドレール7のキャッチ35と正確に位置が合
い、ストライカ34が補助プレート37を押すことによ
り、キャッチ35が付勢力に抗して立ち上がり、ストラ
イカ34と再係合する。キャッチ35が立ち上がると、
それに付随してカム36も自身の付勢力で窪み35b内
に係合し、キャッチ35の係合状態を維持する。
【0065】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、シートク
ッションの左右両側部がそれぞれ第1スライドレール及
び第2スライドレールにより前後動自在に支持されてお
り、且つ一端部に設けられた操作部の操作により左右の
第1ロック機構及び第2ロック機構を同時に解除するこ
とができるため、乗員は着座したままで容易にシートを
前後動させることができる。
【0066】また、シートを横跳ね収納状態にすべく、
シートクッションの他端部を第2スライドレールから離
脱させた場合には、操作力伝達手段も第2ロック機構か
ら離脱することになるため、第2ロック機構は解除不能
となり、第2スライドレールはその位置でのロック状態
が維持される。従って、荷物等が第2スライドレールに
当たっても移動しないため、荷室として利用し易く、ま
たシートクッションを横跳ね収納状態から元の状態に戻
した場合に、シートクッションの他端部が第2スライド
レールに対して正確に再係合する。
【0067】請求項2記載の発明によれば、シートクッ
ションの下面に折りたたみ自在な脚部を設けたことによ
り、第1スライドレールと第2スライドレールの上下高
さが異なっていても、シートクッションを確実に前後動
自在に支持することができる。シートクッションの横跳
ね収納状態では、脚部を折りたためば拡大された荷室側
に突出しない。
【0068】請求項3記載の発明によれば、シートクッ
ションの横跳ね収納状態において、第2揺動レバーの下
端部が第2ロック機構のプッシュロッドから離脱するた
め、第2ロック機構は解除不能となる。
【0069】請求項4記載の発明によれば、着座状態で
は操作部の操作力を確実に第2ピンから操作力伝達手段
側へ伝達できるものでありながら、横跳ね収納状態では
第2ピンは回動レバーから離脱して無関係となる。従っ
て、シートクッションの持ち上げを自由に行うことがで
きる。
【0070】請求項5記載の発明によれば、操作部によ
り直接的に解除する第1ロック機構の方は第1ピンの移
動ストロークを小さくしたため小さな力で効率的な解除
操作が行えるようになっている。操作力伝達手段を介し
て間接的に解除する第2ロック機構の方は、第2ピンの
移動ストロークを大きくしたため、操作力伝達手段によ
るストロークのロスがあっても確実な解除操作が行え
る。
【0071】請求項6記載の発明によれば、操作力伝達
手段が両端部を固定したアウタチューブ内に配索された
ワイヤを含んでいるため、操作力伝達手段の経路や曲が
り具合にかかわらず、一端部側に設けられた操作部から
の操作力を確実に他端部側へ伝達することができる。
【0072】請求項7記載の発明によれば、キャッチの
下端部にストライカとの非係合時に第2固定レールの底
面に係合する凸部が形成されているため、このキャッチ
によっても、横跳ね収納状態での第2スライドレールの
ロック状態が維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】リヤシートを示す正面図。
【図2】リヤシートを示す平面図。
【図3】リヤシートを示す側面図。
【図4】図2中矢示SA−SA線に沿う断面図。
【図5】図4中矢示DA方向から見た第1ロック機構の
側面図。
【図6】図4中矢示DB方向から見た第1ロック機構の
側面図。
【図7】第2スライドレール、脚部、シートブラケッ
ト、レールブラケットの関連構造を示す通常の着座状態
の側面図。
【図8】操作レバーの操作状態を示す図7相当の側面
図。
【図9】操作レバーの第2操作力伝達手段からの離脱状
態を示す図7相当の側面図。
【符号の説明】
1 リヤシート 2 シートクッション 6 第1スライドレール 7 第2スライドレール 10 第1可動レール 11 第2可動レール 13 レールブラケット 15 操作レバー(操作部) 16 回転レバー 17 カム部 19 第1アクションレバー(第1ロック機構) 20 第1ピン 21 第1インターロック(第1ロック機構) 22 シートブラケット 26 第2ピン 28 脚部 30 第2揺動レバー 31 下端部 32 ワイヤ(操作力伝達手段) 33 アウタチューブ 34 ストライカ 35 キャッチ 38 凸部 41 第2アクションレバー(第2ロック機構) 42 第2インターロック(第2ロック機構) 43 プッシュロッド(第2ロック機構) d1 、d2 移動ストローク H 上下サイズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鳥飼 祐二 神奈川県平塚市天沼10番1号 日産車体株 式会社内 (72)発明者 平間 康雄 神奈川県平塚市天沼10番1号 日産車体株 式会社内 (72)発明者 古閑 郁夫 神奈川県平塚市天沼10番1号 日産車体株 式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションにおける左右何れか一
    端部は、第1スライドレールにより前後動自在で且つ該
    第1スライドレールに対して回転自在に軸支されてお
    り、 何れか他端部は、第2スライドレールにより前後動自在
    で且つ第2スライドレールに対して係脱自在に取付けら
    れてなる横跳ね収納式スライドシートであって、 前記シートクッションの一端部に、第1スライドレール
    の第1ロック機構を解除するための操作部を設けると共
    に、該操作部と第2スライドレールの第2ロック機構を
    操作力伝達手段により連結して該第2ロック機構を第1
    ロック機構と同時に解除可能とし、且つ他端部の第2ス
    ライドレールからの離脱時には前記操作力伝達手段も第
    2ロック機構から離脱して、該第2ロック機構が解除不
    能となることを特徴とする横跳ね収納式スライドシー
    ト。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の横跳ね収納式スライドシ
    ートであって、 第1スライドレールの方が第2スライドレールよりも高
    い位置にあり、シートクッションの他端部が、シートク
    ッションの下面に折りたたみ自在に軸支された脚部であ
    ることを特徴とする横跳ね収納式スライドシート。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の横跳ね収納
    式スライドシートであって、 第2スライドレールの第2可動レールに第2ロック機構
    のプッシュロッドが水平に配されており、シートクッシ
    ョンの他端部に操作力伝達手段の端末に位置する第2揺
    動レバーが設けられ、該第2揺動レバーは上端の支点を
    中心にして下端部が前後に揺動可能で、該第2揺動レバ
    ーの下端部にてプッシュロッドの先端を押して第2ロッ
    ク機構を解除できるようになっており、且つシートクッ
    ションの横跳ね収納状態において前記第2揺動レバーが
    プッシュロッドから離脱することを特徴とする横跳ね収
    納式スライドシート。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3記載の横跳ね収納
    式スライドシートであって、 第1スライドレールの第1可動レールにレールブラケッ
    トを固定し、該レールブラケットにシートクッションに
    固定されたシートブラケットを回転自在に取付け、レー
    ルブラケット側に操作部と一体的に回動する回転レバー
    を設けると共に、シートブラケット側に操作力伝達手段
    の第2ピンを設け、該第2ピンがシートクッションの着
    座状態において回転レバーと係合し、シートクッション
    の横跳ね収納状態において回転レバーから離脱すること
    を特徴とする横跳ね収納式スライドシート。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の横
    跳ね収納式スライドシートであって、 操作部には、第1ロック機構の第1ピンを移動させるカ
    ム部と、操作力伝達手段の第2ピンを移動させる回転レ
    バーとが同軸回動するように設けられており、回転レバ
    ーによる第2ピンの移動ストロークの方が、カム部によ
    る第1ピンの移動ストロークよりも大きく設定されてい
    ることを特徴とする横跳ね収納式スライドシート。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の横
    跳ね収納式スライドシートであって、 操作力伝達手段が、両端部を固定したアウタチューブ内
    に配索されているワイヤを含んでいることを特徴とする
    横跳ね収納式スライドシート。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の横
    跳ね収納式スライドシートであって、 シートクッションの他端部に設けられたストライカに係
    合するキャッチを第2スライドレールの第2可動レール
    に設け、該キャッチの下端部にストライカとの非係合時
    に第2固定レールの底面に係合する凸部を形成したこと
    を特徴とする横跳ね収納式スライドシート。
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