JP3704650B2 - 映像信号記録再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数のカメラからの映像信号を記録再生する映像信号記録再生装置に関し、複数の画像から所望の画像を生成する映像信号記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図14に、従来知られている複数のカメラからの映像信号を1フレーム毎に切り替えて出力するフレームスイッチャーと記録用のVTRとを備えた監視用記録再生システムを示す。複数のカメラCM1〜CMn(nは1より大きな整数)で生成された映像信号のそれぞれは、フレームスイッチャー2の選択スイッチによって選択的に録画信号出力回路3に入力される。録画信号出力器3では、入力された映像信号に対して、奇数フィールド、偶数フィールド及びサブキャリアの連続性保持や変調などの信号処理を施して録画信号を生成して、該録画信号を磁気テープ4に記録する。
【0003】
再生信号処理器5は、磁気テープ4に記録された録画信号を再生し、この再生された録画信号に復調等の信号処理を施して映像信号を再生する。そして、再生信号処理器5は、再生された映像信号をメモリ6および修正器7のそれぞれに入力する。メモリ6は、入力された1フレーム分の映像信号を一時保存する。修正器7は、再生信号処理器5から直接入力された現再生信号に誤りがあれば、メモリ6に一時保存されている1フレーム前の再生信号を利用して、現再生信号の誤りを修整して修正再生信号を生成する。そして、修正器7は修正再生信号を、映像信号出力器8に入力する。映像信号出力器8では、入力された修正再生信号をモニタ9等の表示装置に応じた映像信号に変換した後に、該表示装置に入力する。モニタ9に、入力された映像信号より画像を再生表示する。
【0004】
更に、図15に、従来の映像信号記録再生装置の一例として、特開平5−83632号公報に開示されている複数のカメラCM1〜CMnからの映像信号を1フレーム毎に切り替えて出力するフレームスイッチャーと記録用のVTRとを備えた監視用記録再生システムを示す。複数のカメラCM1〜CMn(nは1より大きな整数)でそれぞれ生成された映像信号は、フレームスイッチャー2の選択スイッチによって選択的に録画信号出力器3に入力される。録画信号出力器3では、入力された映像信号に対して、奇数フィールド、偶数フィールド及びサブキャリアの連続性保持や変調などの信号処理を施して、ビデオテープレコーダ59で記録できる録画信号を生成する。
【0005】
録画信号出力器3からの録画信号は、重畳回路54に入力されて、カメラ番号を表すカメラ識別信号が垂直ブランキング期間に重畳される。カメラ識別信号が重畳された録画信号は、ビデオテープレコーダ59で記録される。ビデオテープレコーダ59から再生された信号は、重畳されているカメラ番号識別信号が再生信号処理器55によって検出される。この検出されたカメラ番号識別信号に基づき、任意の所望のカメラの映像期間のみの映像信号が識別選択されて、1フレーム分の映像信号がメモリ56に一時保存される。このとき、他のカメラの映像信号期間の映像信号はメモリ56に記録されず、同一のカメラの映像信号だけが順次メモリ56に記録されながら読み出されて、映像信号出力器57から出力される同一カメラの映像信号がモニタ58に映しだされる。これにより任意のカメラの映像のみを選択再生することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述の監視用記録再生システムでは、カメラが1台であれば、再生信号処理器5によって磁気テープ4から再生復調された再生信号を、修整手段7により1フレーム前の再生信号情報と置き換えても、それらのフレーム間画像の相関が高いので問題なく修整できる。しかしながら、カメラが複数台ある場合には、各カメラからの映像信号が磁気テープ4に記録されているので、再生信号処理器5によって磁気テープ4から再生される再生信号は対応するカメラ毎に異なる相関の非常に低い映像情報を有している。それ故に、誤りの有る再生信号を修正するのに、上述のように1フレーム前の再生信号情報を利用すれば、当該映像が相関性の無い異なるカメラの映像情報で置き変えられてしまい、修正された画質が元の画像より悪くなるという問題がある。
従って、本発明は複数のカメラによる映像信号が記録された場合にも、誤りのある再生画像信号の画像を良好に修整できる映像信号記録再生装置を提供することを目的としている。
【0007】
さらに、上述の映像信号記録再生装置では、ビデオテープレコーダ59のビデオテープの送り速度が通常の1倍速での再生であればビデオテープレコーダ59から再生され識別器55に入力された映像信号に重畳されているカメラ番号識別信号を検出できる。そのため、複数のカメラによって記録された映像の中から所望のカメラで記録された映像を選択して見ることができる。しかしながら、カメラ番号識別信号は垂直ブランキング期間に重畳されているために、磁気テープ速度を高速にして早送りまたは早戻し再生という高速再生する場合では、そのカメラ番号識別信号の正確な検出が困難である。その結果、所望のカメラ番号からの映像だけの高速再生は非常に困難であり、実質的には不可能である。
【0008】
また、カメラ台数が1台であっても1倍速以上の高速再生ではテープを所望の速度でしか制御していないため、そのカメラの記録映像を均等に再生することも非常に困難であり、実質的には不可能である。
従って、本発明は複数のカメラによる映像信号が記録された場合にも所望のカメラによる記録映像のみを1倍速以上での高速再生ができ、カメラの記録映像を均等に高速再生でき、更に再生画像信号に誤りがある場合にも画像を良好に修整できる映像信号記録再生装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
第1の発明は、所定数の異なる映像信号源から入力される映像信号を記録し、記録された映像信号を再生する映像信号記録再生装置であって、
映像信号を所定の順番で順次選択して、第1の映像信号を出力する第1の選択部と、
第1の選択部から出力された第1の映像信号に、その対応する映像信号源を示す識別信号を付加して第2の映像信号を生成する識別信号付加部と、
第2の映像信号を磁気テープに記録する記録信号処理部と、
磁気テープに記録された第2の映像信号を再生して第3の映像信号を生成する記録信号再生部と、
第3の映像信号を復調して第4の映像信号を生成する再生信号処理部と、
第4の映像信号から識別信号を検出する識別信号検出部と、
第4の映像信号を検出された識別信号に対応付けて記憶するメモリと、
第4の映像信号に誤りがあった場合に、識別信号に基づいて、メモリに記憶された信号から誤りが修整された第5の映像信号を生成する修整部と
第1の映像信号の1トラック内を複数の記録単位ブロックに細分化して複数の記録単位とする第6の映像信号を生成するディジタル信号処理部とを備え、
識別信号付加部は、第6の映像信号を記録単位毎にその対応する映像信号源を示す識別信号を付加して、第2の映像信号を生成することを特徴とする。
【0010】
上記のように、第1の発明においては、映像信号源の識別情報に対応して、メモリに映像信号を記憶し、映像信号現の識別情報に対応して、再生映像信号の修正を行うので、異なる複数の映像信号源の映像を修正できる。
【0011】
【0012】
の発明は、第の発明において、ディジタル信号処理部は、第6の映像信号の記録単位のそれぞれに同期信号領域と同期信号付帯情報領域を付与することを特徴とする。
【0013】
の発明は、第の発明において、ディジタル信号処理部は、第6の映像信号の記録単位のそれぞれに更に、映像付加情報領域を付与することを特徴とする。
【0014】
の発明は、第の発明において、識別信号付加部は、
同期信号領域に第1の識別信号を付加する第1の識別信号付加部と、
映像付加情報領域に第2の識別信号を付加する第2の識別信号付加部とを含み、識別信号検出部は、
第4の映像信号から第1の識別信号を検出する第1の識別信号検出部と、
第4の映像信号から第2の識別信号を検出する第2の識別信号検出部と、
第1或いは第2の識別信号を選択する第2の選択部とを含み、
メモリは、第1および第2の識別信号のうち第2の選択部で選択された識別信号に対応付けて第4の映像信号を記憶し、
第4の映像信号に誤りがある場合には、
修整部は、第2の選択部で選択された識別信号に基づいて、第1の選択部で選択された映像信号に含まれる誤りを修整し、
更に高速再生時は第1の識別信号を出力し、通常再生時は第2の識別信号を出力するように切替部を切り替えることを特徴とする。
【0015】
の発明は、第の発明において、修整部は、記録単位毎に、第4の映像信号に訂正不可能な誤りを検出した場合には、誤り訂正不可フラグを生成し、
メモリは、誤り訂正不可フラグに基づいて、第4の映像信号の訂正不可能な誤りを有する記録単位を記憶しないことを特徴とする。
【0016】
の発明は、所定数の異なる映像信号源から入力される映像信号を記録し、記録された映像信号を再生する映像信号記録再生装置であって、
映像信号を所定の順番で順次選択して、第1の映像信号を出力する第1の選択部と、
第1の選択部に出力された第1の映像信号に、その対応する映像信号源を示す識別信号を付加して第2の映像信号を生成する識別信号付加部と、
第2の映像信号を磁気テープに記録する記録信号処理部と、
磁気テープに記録された第2の映像信号を再生して第3の映像信号を生成する記録信号再生部と、
第3の映像信号を復調して第4の映像信号を生成する再生信号処理部と、
第4の映像信号を識別信号を検出する識別信号検出部と、
第4の映像信号を検出された識別信号に対応付けて記憶するメモリと、
所望の速度に磁気テープの走行速度を制御するテープ制御部と
第1の映像信号の1トラック内を複数の記録単位ブロックに細分化して複数の記録単位を有する第5の映像信号を生成すると共に、該記録単位のそれぞれに対して同期信号領域と同期信号付帯情報領域とを付与するディジタル信号処理部とを備え、
メモリは、高速再生時には、所望の映像信号源に対応する第4の映像信号を識別信号に基づいて記憶し、識別信号付加部は、同期信号付帯情報領域に映像信号源を示す識別信号を付加することを特徴とする。
【0017】
【0018】
【0019】
の発明は、第の発明において、映像信号源を示す識別信号が記録されているフレームでの走査位置を検出して走査位置信号を生成する走査位置検出部を備えると共に、
テープ制御部は走査位置信号に基づいて、走査毎のフレーム位相が異なるように磁気テープの走行を制御することを特徴とする。
【0020】
【0021】
【0022】
の発明は、第の発明において、走査位置検出部は、
コントロールトラックにコントロール信号を記録し、記録されたコントロール信号を再生するコントロール信号検出部と、
キャプスタンモータの回転周波数を検出してキャプスタンFG信号を生成するキャプスタン信号検出部と、
キャプスタンFG信号に基づき計数してパルス計数信号を生成すると共に、再生されたコントロール信号でリセットされる計数部と、
パルス計数信号を再生ヘッドの切替えタイミングでサンプリングするサンプリング部とを含む。
【0023】
【0024】
の発明は、第の発明において、走査位置検出部は、
磁気テープのトラックに記録されているパイロット信号を検波することによりトラッキングエラー信号を生成するトラッキングエラー検出部と、
トラッキングエラー信号を所定のタイミングでサンプリングするサンプリング部とを含むと共に、
サンプリング部によりサンプリングしたトラッキングエラー信号に基づいて、フレーム位置情報を検出することを特徴とする。
【0025】
【0026】
10の発明は、第の発明において、検出された識別信号に基づいて、所望の映像信号源に対応するフレームを検索するフレーム検索部を更に備え、
フレーム検索部により検索したフレームを1倍速以下の第1の速度でスロー再生し、第1の速度より速い第2の速度でフレーム検索することを繰り返すことにより所望のカメラ番号の映像信号をノイズレスに高速再生することを特徴とする。
【0027】
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明をより詳細に説述するために、添付の図面に従ってこれを説明する。
(第1の実施の形態)
以下に、図1〜図6を参照して、本発明の第1の実施例にかかる映像信号記録再生装置について説明する。図1に示すように、第1実施例にかかる映像信号記録再生装置IRP1は、複数のテレビカメラCM1〜CMn(nは1より大きい整数)、フレームスイッチャー2、映像信号出力器8、モニタ9、ディジタル信号処理器103、第1識別信号付加器10a、第2識別信号付加器10b、記録信号処理器11、記録ヘッド切替スイッチ12、再生ヘッド切替スイッチ13、再生信号処理器14、第1再生用磁気ヘッド15a、第2再生用磁気ヘッド15b、第1記録用磁気ヘッド16a、第2記録用磁気ヘッド16b、テープ制御器17、キャプスタンモータ18、シリンダFG検出器19、回転位相検出器20、切替信号発生器21、シリンダ22、カメラ番号検出器23、メモリ24、誤り訂正不可フラグ生成器25、フレーム検索器26、フレーム位相検出器30a、及びこれらの構成要素の動作を制御するシステム制御器50を含む。
【0029】
図2を参照して、カメラ番号検出器23の構造について説明する。カメラ番号検出器23は、第1識別信号検出器231、第2識別信号検出器232、および切替スイッチ233を有する。第1識別信号検出器231および第2識別信号検出器232は共に再生信号処理器14に接続されて、入力される復調再生信号をデコードして識別信号Sidを再生する。尚、識別信号Sidについては後に説明する。切替スイッチ233は、システム制御器50からの指示に基づいて、第1識別信号検出器231および第2識別信号検出器232のいずれか一方を選択して、その出力をメモリ24及びフレーム検索器26に供給する。
【0030】
図3を参照して、フレーム位相検出器30aの構造について説明する。フレーム位相検出器30aは、コントロール信号検出器31、計数器32、キャプスタンFG信号検出器33、サンプラ34、およびコントロールヘッド40を有する。コントロールヘッド40は、磁気テープ4の近傍に設けられて、1フレーム周期のコントロール信号Scを磁気テープ4に記録再生する。コントロール信号検出器31はコントロールヘッド40に接続されて、コントロール信号Scの入力を得る。そして、コントロール信号検出器31は、入力されたコントロール信号Scに基づいて、1フレーム周期のコントロールパルス信号Scpを生成する。キャプスタンFG信号検出器33は、キャプスタンモータ18の回転状態を磁気的(Sm)に検出して、パルス波形を有するキャプスタンFG信号Sfcを生成する。計数器32は、コントロール信号検出器31およびキャプスタンFG信号検出器33に接続されて、コントロール信号ScpおよびキャプスタンFG信号Sfcの入力を得る。
【0031】
そして、計数器32は、キャプスタンFG信号Sfcのパルスを計数してパルス計数信号Spcを生成する。なお、計数器32は、コントロール信号Scpによって、キャプスタンFG信号Sfcのパルス計数をリセットする。サンプラ34は、ラインL1によって切替信号発生器21に接続されて後述する再生ヘッド切り替え信号Ssrの入力を得ると共に、計数器32に接続されてパルス計数信号Spcの入力を得る。サンプラ34は、再生ヘッド切り替え信号Ssrに基づいてパルス計数信号Spcをサンプリングして走査位置信号Sps1を生成する。この走査位置信号Sps1は、再生ヘッドがフレームのどの位置を走査しているかを示す信号である。
【0032】
図4に再生ヘッド切り替え信号Ssrとパルス計数信号Spcの関係を示す。同図において、パルス計数信号Spcの値そのものが、再生用磁気ヘッド15a(15b)の磁気テープ4の走査位置を示している。そこで、矢印で示しているように、再生ヘッド切り替え信号Ssrの各立ち上がりエッジに対応するパルス計数信号Spcの値を計測して走査位置信号Sps1を求める。尚、本例ではヘッド切り替え信号Ssrの立ち上がりエッジでパルス計数信号Spcをサンプリングしているが、それ以外のタイミング、例えば立ち下がりエッジでサンプリングしても良い。
【0033】
以下に、図5および図6を参照して、磁気テープ4に記録される映像信号の記録パターンについて説明する。図5に示すように、この磁気テープ4の走行方向に沿う下部にはコントロールトラック301があり、このコントロールトラック301にはフレーム周期用の情報が付加される。磁気テープ4の磁気ヘッドの走行方向に沿って情報が記録される複数のトラック302が形成されている。トラック302はそれぞれ、トラッキング情報領域305、ビデオ領域303、オーディオ領域304、およびサブコード領域306に分かれる。
【0034】
次に、図6に示すようにビデオ領域303は映像信号領域3041と映像付加情報領域3042に分けられている。これら映像信号領域3041と映像付加情報領域3042を含めて、ビデオ領域303は、複数の記録単位ブロック401で構成されている。図6に模式的に示されているように、一般に、映像信号領域3041を構成する記録単位ブロック401の数は映像付加情報領域3042を構成する記録単位ブロック401の数より非常に多い。この記録単位ブロック401は、更に同期信号領域3043、同期信号付帯情報領域3044、およびデータ領域3045で構成される。同期信号領域3043には記録位置を認識するための同期信号データが記録され、同期信号付帯情報領域3044にはフレーム内でのトラック番号、トラック内でのブロック番号等の情報が記録され、データ領域3045には映像データが記録される。
【0035】
図1に戻って、複数のテレビカメラCM1〜CMnはそれぞれ対象物を撮影して映像信号Sv1〜Svnを生成する。フレームスイッチャー2は、テレビカメラCM1〜CMnに接続されると共に、選択スイッチによってテレビカメラCM1〜CMnの内一つのテレビカメラCMN(Nは1以上n以下の整数)を順次選択して、選択されたテレビカメラCMNで生成された映像信号SvNを出力する。なお、フレームスイッチャー2は通常、テレビカメラCMNのNが一つずつ大きくなるように、所定の時間毎に、テレビカメラCM1からCMnまで順番に選択する事によって、映像信号Sv1〜Svnを順番に切り替えて出力する。なお、ディジタル信号処理器103はフレームスイッチャー2に接続されて、入力されてくる映像信号SvNをA/D変換すると共に、記録単位ブロック401毎に細分化し、その記録単位毎に同期信号領域3043および同期信号付帯情報領域3044を付与してデジタル映像信号SdNを生成する。
【0036】
第1識別信号付加器10aはディジタル信号処理器103に接続されて、デジタル映像信号SdNのビデオ領域303の同期信号付帯情報領域3044にテレビカメラCMNの識別信号を示す識別信号Sidを付加して第1録画信号Sr1を生成する。第2識別信号付加器10bは、第1識別信号付加器10aに接続されて、第1録画信号Sr1の記録単位ブロック401の各映像付加情報領域3042に前記識別信号Sidを付与して第2録画信号Sr2を生成する。このようにして、識別信号付加器10a及び10bは、フレームスイッチャー2によって選択された映像信号SvNがいずれのカメラCMNからの映像かを識別するためにカメラ番号識別信号Nを映像信号に付加する識別信号付加手段を構成している。
【0037】
記録信号処理器11は、第2識別信号付加器10bに接続されて、第2録画信号Sr2に磁気テープ4に記録するための変調等の処理を施して録画信号Srを生成する。
記録ヘッド切替スイッチ12は、記録信号処理器11に接続される一つの入力ポートと、シリンダ22に略180度対向して取り付けられた記録用磁気ヘッド16aおよび16bに接続される二つの出力ポートと、一つの入力ポートと、同入力ポートを前記二つの出力ポートの一つと選択的に接続する選択スイッチを有している。選択スイッチは、切替信号発生器21に接続されて、シリンダ22に同期した記録ヘッド選択信号Sswの入力を受けて、記録信号処理器11からの録画信号Srを二つの記録用磁気ヘッド16aおよび16bの内一つを選択して供給する。
【0038】
再生ヘッド切替スイッチ13は、記録ヘッド切替スイッチ12と類似の構造を有しているが、出力ポートは一つであり、入力ポートは二つである。そして、その二つの入力ポートはシリンダ22に略180度対向して取り付けられた再生用磁気ヘッド15aおよび16bに接続され、一つの出力ポートは再生信号処理器14に接続されている。さらに、再生ヘッド切替スイッチ13は、ヘッド選択信号Ssrに基づいて選択スイッチを駆動して、二つの再生用磁気ヘッド15aおよび15bからの再生信号Sr’を選択的に再生信号処理器14に出力する。
【0039】
シリンダFG検出器19は、シリンダ22の近傍に取り付けられて、同シリンダ22の回転状態を磁気的に検出して回転検出信号を生成する。回転位相検出器20は、FG検出器19に接続されて、同シリンダFG検出器19から入力される回転検出信号を基にシリンダ22の回転位相を検出して、回転位相検出信号を生成する。切替信号発生器21は、回転位相検出器20に接続されて、回転位相検出器20から入力される回転位相検出信号に基づいて、記録ヘッド切り替え信号Sswを生成して記録ヘッド切替スイッチ12に出力する。切替信号発生器21は、さらに再生ヘッド切り替え信号Ssrを生成して再生ヘッド切替スイッチ13を出力すると共に、ラインL1を経由してフレーム位相検出器30aに出力する。
【0040】
再生信号処理器14は、再生ヘッド切替スイッチ13に接続されて、再生用磁気ヘッド15aまたは15bからの再生信号を復調して復調再生信号Sr2’を生成する。カメラ番号検出器23は、再生信号処理器14に接続されて、復調再生信号Sr2’の入力を得る。カメラ番号検出器23の第1識別信号検出器231は、再生データのビデオ領域303を構成する各記録単位ブロック401の同期信号付帯情報領域3044をデコードして得る識別信号Sidに基づいて、再生信号のフレームのカメラ番号Nを検出する。同時に、第2識別信号検出器232も、ビデオ領域303の映像付加情報領域3042をデコードして得た識別信号Sidに基づいて、再生信号のフレームのカメラ番号Nを検出する。切り替えスイッチ233は、システム制御器50の指示に基づいて、高速再生時には第1識別信号検出器231を選択し、通常再生時には第2識別信号検出器232を選択する。
【0041】
誤り訂正不可フラグ生成器25は、再生信号処理器14に接続されて、復調再生信号Sr2’に誤りがあるか否かを判断すると共に、誤りが有り且つその誤りが訂正不可能である場合には訂正不可であることを示す誤り訂正不可フラグ信号SFを生成する。
【0042】
メモリ24は、再生信号処理器14、カメラ番号検出器23、誤り訂正不可フラグ生成器25に接続されて、それぞれ復調再生信号Sr2’、識別信号Sid、および誤り訂正不可フラグ信号SFの入力を得る。メモリ24は、誤り訂正不可フラグ信号SFの入力がない場合にのみ、識別信号Sidに基づき検出したカメラ番号Nに基づき、所望のカメラ番号の再生信号Sr2’(N)をフィールド或いはフレーム単位でカメラ番号Nに応じた場所に記憶する。更に、メモリ24は、識別信号Sidに基づき、対応するカメラ番号Nの再生信号Sr2’(N)を読み出す。
【0043】
フレーム検索器26は、カメラ番号検出器23に接続されて、識別信号Sidに基づき対応するカメラ番号Nの1フレーム分の再生信号Sr2’(N)を検索する。そして、フレーム検索器26は、対応するカメラ番号Nの再生信号Sr2’(N)のフレームを1倍速以下の第1の速度でスロー再生し、第1の速度より速い第2の速度で所望のカメラ番号Nのフレームを検索して、これを繰り返すことにより、対応するカメラ番号Nの映像信号のみをノイズレスに高速再生する。
【0044】
テープ制御器17は、フレームでの位相が一定とならないように、磁気テープ4を所望の速度に走行させるように制御する。
以下に、上述の映像信号記録再生装置IRP1において、複数のカメラCM1〜CMnのそれぞれからの監視映像を磁気テープ4に記録する方法を説明した後に、監視場所の状況を確認するため所望のカメラ番号Nの監視映像SvNを再生する方法について説明する。
【0045】
複数のテレビカメラCM1〜CMnからの映像信号SvN(N=1〜n)は、フレームスイッチャー2によって1フレーム毎に順次切り替えられてディジタル信号処理器103に供給される。ディジタル信号処理器103では、入力された映像信号SvNにディジタル処理を施してデジタル映像信号SdNを生成する。識別信号付加器10aおよび10bは、ディジタル信号処理器103により作成された各記録用データのそれぞれがいずれのカメラCMNからの映像信号SvNであるかを識別するためにカメラ番号識別信号Sidを付加する。
【0046】
この識別信号Sidは、ビデオ領域303を構成する各記録単位ブロック401の同期信号付帯情報領域3044と、ビデオ領域303の映像付加情報領域3042を構成する各記録単位ブロック401に繰り返して或いは、それら記録単位ブロック401の全体に分散して付加される。同期信号付帯情報領域3044はビデオ領域303に複数あるので、1トラックに複数個のカメラ番号識別信号Sidが記録される。一方、映像付加情報領域3042はすべての記録単位ブロック401に有るのでは無く1トラックのうち所定の場所にのみ存在するので、映像領域3042に関して識別信号Sidが記録される場所は1トラックの特定の場所に限られる。つまり、同期信号付帯情報領域3044に付加される識別信号Sidの最大数数はビデオ領域303を構成する記録単位ブロック401の数であり、映像付加情報領域3042に付加される識別信号Sidの最大数は映像付加情報領域3042を構成する記録単位ブロック401の数となる。
【0047】
記録信号処理器11は、識別信号付加器10aおよび10bによりカメラ番号識別信号Sidが付加された記録用データを磁気テープ4に記録させるための変調等の処理を行う。記録ヘッド切替スイッチ12は記録ヘッド切り替え信号Sswに応じて、録画信号Sr(N)を記録用磁気ヘッド16aおよび16bに選択的に供給する。第1記録用磁気ヘッド16a及び第2記録用磁気ヘッド16bは、それぞれ供給された録画信号Sr(N)を磁気テープ4に記録する。
【0048】
このようにして、磁気テープ4に記録された録画信号Sr(N)は、テープ制御器17によりキャプスタンモータ18を駆動して、磁気テープ4を所望のテープ速度で走行させることにより、第1再生用磁気ヘッド15aおよび第2再生用磁気ヘッド15bにより磁気テープ4から再生信号Sr’として再生される。
【0049】
つまり、テープ制御器17は、所望のカメラ番号Nのフレームでは第1の速度で、それ以外のフレームでは第2の速度で磁気テープ4を送る。キャプスタンモータ18はピンチローラ(図示せず)との間に磁気テープ4を挟んで磁気テープを走行させる。ここで、コントロール信号検出器31は、コントロールヘッド40により再生されたコントロール信号Scを検出して、1フレーム周期のコントロール信号Scpを計数器32に出力する。計数器32は、このコントロールパルス信号Scpでリセットされて、キャプスタンFG信号検出器33から入力されるキャプスタンFG信号Sfcを計数して、コントロールパルス信号Scpをサンプラ34に出力する。
【0050】
サンプラ34は、切替信号発生器21から入力される再生ヘッド切り替え信号Ssrに基づいて、コントロールパルス信号Scpをサンプリングして走査位置信号Sps1を生成する。この走査位置信号Sps1の値により、再生用磁気ヘッド15aおよび15bが磁気テープ4に記録されている1フレームの録画信号Srのどの位置を走査しているかが分かる。そこで、この走査位置が一定にならないようにテープ制御器17によってキャプスタンモータ18を制御する。
【0051】
その結果、図4に示すように、再生ヘッド切り替え信号Ssrに基づいてサンプリングするパルス計数信号Spcの値がずれていき、フレームにおける走査位置がずれて、走査記録単位ブロックがずれる。このように、カメラ番号が記録されているフレームでのフレーム位相情報(パルス計数信号Spcの値)に基づいて所望の監視カメラからの監視映像が記録されている磁気テープにおけるフレームを走査する位置を走査毎にずらすことによって、他のカメラの監視映像が混じらず、更に所望の監視カメラからの監視映像が1画面上で普遍なく更新される監視映像を確認できる。更に、所望のカメラ番号の記録映像を早送り再生または早戻し再生で確認できる。
【0052】
この再生信号は再生ヘッド切替スイッチ13でヘッド切替信号に応じて切り替えられて、再生信号処理器14に供給される。再生信号処理器14は再生信号に復調処理を施して復調再生信号を得る。カメラ番号検出器23は復調再生信号Sr2’に付加されているカメラ番号Nを検出して識別信号Sidを再生する。つまり、カメラ番号検出器23は、復調再生データの同期信号付帯情報領域3044或いは映像付加情報領域3042をデコードし、再生されたフレームのカメラ番号Nを検出する。
【0053】
メモリ24は、カメラ番号検出器23から出力される識別信号Sidに基づいて検出されたカメラ番号Nに基づいて、システム制御器50により指示されるユーザが映像の再生を所望するカメラ番号Nに応じた場所に、当該カメラ番号Nの復調再生信号Sr2’を記憶する。つまり、メモリ24は検出されたカメラ番号Nにより、ユーザの所望のカメラ番号に応じた記録単位ブロックデータ3045を記録単位ブロック401の同期信号付帯情報領域3044に記録されているフレーム内でのトラック番号、トラック内でのブロック番号に応じた場所に記憶する。
【0054】
また、メモリ24は、映像付加情報領域3042でカメラ番号Nを検出した場合は、映像付加情報領域3042を含むトラックの記録単位ブロック401の同期信号付帯情報領域3044に記録されているフレーム内でのトラック番号、トラック内でのブロック番号に応じた場所にデータを記憶する。次に所望のカメラ番号とは別の復調再生信号がメモリ24に入力されると、メモリ24は当該復調再生信号を先に所望のカメラ番号Nの復調再生信号Sr2’を記憶したのと別の箇所に記憶する。すなわち、メモリ24は復調再生データSr2’をフレーム単位毎に繰り返し記憶することにより、メモリ24内に記憶されている復調再生データSr2’を更新する。
【0055】
しかし、誤り訂正不可フラグ生成器25から誤り訂正不可フラグSFがメモリ24に入力されれば、その復調再生信号Sr2’のメモリ2への書き込みを行わない。つまり、所望のカメラ番号の再生信号に誤りがあれば、メモリ24は再生信号処理器14から入力される現在の復調再生信号Sr2’を自身に保存しない。そして、メモリ24は、自身に保存されている1フレーム前の所望カメラ番号の復調再生信号Sr2’情報を使って、現在の復調再生信号Sr2’の誤りを修整した後に映像信号出力器8に出力する。
【0056】
このメモリ24による復調再生信号Sr2’は、ビデオ領域303を構成する各記録単位ブロック401の同期周期付帯情報領域3044に記録されているカメラ番号Nに基づいて、記録単位ブロック401の同期信号領域3043の単位で行うことができる。つまり、誤りのある現在の復調再生信号Sr2’の画像をすべて、1フレーム前の画像に置き換えるのではなく、必要な部分のみを1フレーム前の画像の対応する部分で置き換えて修整できる。尚、処理の迅速化等の理由により、誤りのある現在の復調再生信号Sr2’の画像をすべて、1フレーム前の画像に置き換えても良いことは言うまでもない。このように、修整された信号は映像信号出力手段8を通して、モニタ9に映し出される。
【0057】
また、修整時に、メモリ24に記憶されている所望のカメラ番号の再生信号の情報は使わずに、同じ時間の映像信号だけで補間することもできる。
このように、監視カメラ番号を映像信号に記録しておけば、複数の監視カメラからの監視映像を記録した磁気テープを再生して所望のカメラからの監視映像だけを確認したい場合に、映像信号からカメラ番号を検出して、カメラ番号に対応した映像信号だけをカメラ番号に応じてメモリに記憶し、誤りがあった場合に、当該映像信号をメモリからの同じカメラ番号の情報に置き換えることにより、データ圧縮されていて誤り箇所の周辺からの補間がやりにくい場合でも、同じカメラ番号の映像だけで比較的相関が高い修整が可能となる。
【0058】
このように、誤りがあった場合でも他のカメラの監視映像が混ざらず所望のカメラからの監視映像だけが確認できる。カメラ番号がそれぞれ割り振られている複数のカメラのそれぞれからの映像信号にカメラ番号を付加して磁気テープに記録し、磁気テープに記録されているカメラ番号に基づいて所望のカメラ番号の記録映像をメモリに記憶して、誤りがあった場合にその記憶した映像に置換することができる。通常再生に際しては所望のカメラ番号が記録されている映像信号のみで修整することにより誤りがあった場合でも所望のカメラ番号のみの再生が可能となる。
【0059】
更に詳述すれば、映像信号の記録単位ブロック或いは映像付加情報領域からカメラ番号を検出して、カメラ番号に対応した映像信号だけをカメラ番号に応じてメモリに記憶し、誤りがあった場合に、メモリからの同じカメラ番号の情報に置き換えることにより、データが圧縮されていて誤り箇所の周辺からの補間がやりにくい場合でも、同じカメラ番号の映像だけで比較的相関が高い修整が可能となり、誤りがあった場合でも他のカメラの監視映像が混ざらず所望のカメラからの監視映像だけが確認できる。
【0060】
このように、カメラ番号がそれぞれ割り振られている複数のカメラそれぞれからの映像信号の記録単位ブロック毎にカメラ番号を付加して磁気テープに記録し、磁気テープに記録されている記録単位ブロック毎のカメラ番号を基に所望のカメラ番号の記録映像をメモリ手段に記憶して、誤りがあった場合にその記憶した映像に置換することができるので、高速再生時でも再生できる記録単位ブロック毎に所望のカメラ番号が記録されている映像信号のみで修整でき、誤りがあった場合でも所望のカメラ番号のみの再生が可能となる。また、映像付加情報領域に記録されているカメラ番号を検出して、所望のカメラ番号が記録されている映像信号のみで修整することにより誤りがあった場合でも所望のカメラ番号のみの通常再生が可能となる。
【0061】
記録単位ブロック毎にカメラ番号を付加する場合は、高速再生時のカメラ番号検出は可能であるが同期信号付帯情報領域にはカメラ番号を付加する領域を多くとれないので、カメラ台数が多いシステムでは全て再生できない。一方、映像付加情報領域にカメラ番号を付加する場合は、高速再生時のカメラ番号検出は不可であるが、映像付加情報領域は同期信号付帯情報領域に比べてカメラ番号用の領域を多くとれるので、カメラ台数が多いシステムでも通常再生できる。
【0062】
また、第1の識別信号を付加する記録単位毎の領域に制限があるため識別できるカメラの台数Nに制限が生じるが、高速再生時にも、記録単位毎にカメラ番号Nを検出できる。また、通常再生時には、1トラックの所定領域である映像付加情報領域に付加されている第2の識別信号を検出することにより、識別信号の格納領域の制限が緩和されカメラ台数の制限も緩和される。したがって、高速再生時は記録単位毎にカメラ番号が検出できるため、カメラの台数には制限があるが、その高速再生する映像に誤りがある場合には、その誤りのある映像を同一カメラによって撮像された1フレーム前の映像の一部或いは全部で置換できる。また、通常再生時には1トラックの所定領域である映像付加情報領域からカメラ番号Nが検出できるため、カメラ台数が多いシステムにおいても、誤りがある映像は同一カメラによる1フレーム前の映像の一部或いはその全部で置換することができる。
【0063】
上述のように、誤り訂正不可フラグ生成器25を設けることにより、複数の監視カメラからの監視映像を記録した磁気テープから所望のカメラで撮像された監視映像だけを確認したい場合に、映像信号からカメラ番号を検出して、カメラ番号に対応した映像信号だけをカメラ番号に応じてメモリに記憶し、誤り訂正ができない場合に、メモリへの書き込みを行わないことにより、圧縮などを行って誤り箇所の周辺からの補間が困難な場合でも、1フレーム前の同じカメラ番号の映像だけで修整が可能となり、他のカメラの監視映像が混ざらず所望のカメラからの監視映像だけが確認できることにある。このように、磁気テープに記録されているカメラ番号を基に所望のカメラ番号の記録映像をメモリ手段に記憶して、誤り訂正ができない場合にはメモリの更新を行わない。その結果、1フレーム前の同じカメラ番号の映像信号のみで修整することにより所望のカメラ番号のみの再生できる。
【0064】
(第2の実施の形態)
以下に、図7、図8、図9を参照して、本発明の第2実施例にかかる映像信号記録再生装置について説明する。図7に示すように、本例における映像信号記録再生装置IRP2は、図1に示した映像信号記録再生装置IRP1のフレーム位相検出器30aがフレーム位相検出器30bに交換されると共に、同フレーム位相検出器30bはラインL2によって再生ヘッド切替スイッチ13の出力ポートに接続されている構造を有する。故に、映像信号記録再生装置IRP2に固有な構造および動作についてのみ以下に説明する。
【0065】
図8を参照して、フレーム位相検出器30bの構造について説明する。フレーム位相検出器30bは、サンプラ34、トラッキングエラー出力器35、A/D変換器36、およびエラー信号周期計数器37を有する。トラッキングエラー出力器35はラインL1によって切替信号発生器21に接続されて再生ヘッド切り替え信号Ssrの入力を得ると共に、ラインL2によって再生ヘッド切替スイッチ13の出力に接続されて再生用磁気ヘッド15a或いは15bで磁気テープ4から再生された再生信号Sr’の入力を得る。トラッキングエラー出力器35は、再生信号からATFのトラッキングエラーを検出してトラッキングエラー信号Steを生成する。
【0066】
A/D変換器36は、トラッキングエラー出力器35に接続されて、トラッキングエラー信号Steの入力を得る。そして、トラッキングエラー出力器35は、トラッキングエラー信号SteをA/D変換してサンプラ34とエラー信号周期計数器37に出力する。
【0067】
エラー信号周期計数器37は、デジタル化されたトラッキングエラー信号Steの周期を検出して、トラッキングエラー周期検出信号Stpを生成する。
サンプラ34は、ラインL1によって切替信号発生器21に接続されて再生ヘッド切り替え信号Ssrの入力を得ると共に、A/D変換器36およびエラー信号周期計数器37にも接続されて、それぞれ、デジタル化されたトラッキングエラー信号Steおよびトラッキングエラー周期検出信号Stpの入力を得る。そして、サンプラ34は、再生ヘッド切り替え信号Ssrに基づいて、トラッキングエラー信号Steおよびトラッキングエラー周期検出信号Stpをサンプリングして、走査位置信号Sps2を生成すると共に同走査位置信号Sps2をテープ制御器17に出力する。
【0068】
図9を参照して、フレーム位相検出器30bにおけるサンプリング動作について説明する。同図において、磁気テープ4にはトラッキング制御用パイロット信号f2、f0、f1及びf0が繰り返し記録されている。これらのパイロット信号を再生して得られる出力から、パイロット信号f1及びf2の出力を互いに減算し合い、f1−f2及びf2−f1の二つの出力を演算してATFエラー信号を得る。このATFエラー信号f1−f2及びf2−f1のそれぞれに山及び谷に対応する交互に山と谷から形成される波形を有するトラッキングエラー信号Steが求められる。このトラッキングエラー信号Steの山部と谷部に対応して、順次0から9迄の値を有するステップ波形のトラッキングエラー周期検出信号Stpを生成する。再生ヘッド切り替え信号Ssrをトラッキングエラー周期検出信号Stpとトラッキングエラー信号Steをサンプリングして走査位置信号Sps2が得られる。
【0069】
複数のテレビカメラCM1〜CMnで撮影された映像信号Sv1〜Svnは、第1実施例におけるのと同様に処理されて磁気テープ4に記録される。そして、磁気テープ4に記録された映像信号Srは、再生用磁気ヘッド15aおよび15bによって読みとられて、上述の処理を経てモニタ9に映し出される。ここで、フレーム位相検出器30bのトラッキングエラー出力器35は、再生用磁気ヘッド15aおよび15bより再生された再生信号からATFエラー信号を検出し、トラッキングエラー信号SteをA/D変換器36に出力する。
【0070】
A/D変換器36は、トラッキングエラー信号Steをデジタル化してサンプラ34及びエラー信号周期計数器37に出力する。エラー信号周期計数器37はトラッキングエラー信号Steの周期を計測してトラッキングエラー周期検出信号Stpをサンプラ34に出力する。サンプラ34は、再生ヘッド切り替え信号Ssrに基づいて、トラッキングエラー信号Ste及びトラッキングエラー周期検出信号Stpをサンプリングして走査位置信号Sps2を生成する。
【0071】
この走査位置信号Sps2の値により、再生用磁気ヘッド15aおよび15bがフレームのどの位置を走査しているかが分かる。そこで、この走査位置が一定にならないように、テープ制御器17がキャプスタンモータ18を制御する。その結果、再生ヘッド切り替え信号Ssrに基づいてトラッキングエラー周期検出信号Stpとトラッキングエラー信号Steの値が変化し、フレームにおける走査位置がずれて、走査記録単位ブロックがずれる。それ以降の動作は、上述の第1実施例の場合と同様である。
【0072】
(第3の実施の形態)
以下に、図10、図11、及び図12を参照して、本発明の第3実施例にかかる映像信号記録再生装置について説明する。図10に示すように、第3実施例にかかる映像信号記録再生装置IRP3は、図1に示した映像信号記録再生装置IRP1に、コントロールヘッド41及びカメラ番号変調器42を新たに設けた構造を有している。更に、再生信号処理器14の出力の代わりに、コントロールヘッド41の出力Sc(N)及びフレーム位相検出器30aの出力Sps1がカメラ番号検出器23の入力に接続されている点が映像信号記録再生装置IRP1と異なる。
【0073】
カメラ番号変調器42は、フレームスイッチャー2に接続されて、フレームスイッチャー2によって選択されたカメラ番号Nを磁気テープ4のコントロールトラック301に記録するために、同コントロールトラック301に記録されるコントロール信号Scを変調する。コントロールヘッド41は、カメラ番号変調器42に接続されて、変調されたコントロール信号Scの入力を得ると共に、同コントロール信号Scを磁気テープ4のコントロールトラック301に記録再生する。
【0074】
図11に、カメラ番号変調器42によって変調されたコントロール信号Scの波形を示す。同図において、Sc(0)、Sc(1)、Sc(2)、およびSc(3)は、それぞれ、カメラ番号Nが0、1、2、および3の場合のコントロール信号Sc(N)の波形の一例を示している。このように、コントロール信号Sc(N)のデューティ比を変化させることによって、カメラ番号Nを変調している。Sc(0)は、5周期ともデューティ比は5:5である。Sc(1)は1〜4周期のデューティ比が5:5で、5周期目のデューティ比は6:4である。Sc(2)は、1〜3周期のディーディ比は5:5で、4周期目のデューティ比が6:4で、5周期目のデューティ比は5:5である。Sc(3)は、1〜3周期のディーティ比が5:5で、4および5周期目のデューティ比は6:4である。
【0075】
このように構成された映像信号記録再生装置IRP3に固有の動作について重点的に説明する。複数のカメラCM1〜CMnからの映像信号がフレームスイッチャー2によって順次切り替えられてディジタル信号処理器103に入力されると同時に、フレームスイッチャー2によって選択されたテレビカメラCMNのカメラ番号Nがカメラ番号変調器42に入力される。カメラ番号変調器42に入力されたカメラ番号Nは、図11に示したデューティ比を有する変調コントロール信号Sc(N)として、コントロールヘッド41によって磁気テープ4のコントロールトラック301に記載される。なお、映像信号を磁気テープ4に記録再生する方法は、基本的に既に述べた第1及び第2実施例で説明した方法と同じである。
【0076】
再生時には、コントロールヘッド41により再生された変調コントロール信号Sc(N)は、カメラ番号検出器23によって復調されて、カメラ番号Nが検出される。この検出されたカメラ番号Nに基づいて、第1及び第2実施例の場合と同様にメモリ24では再生信号処理器14からの再生データSr2’に含まれる記録単位ブロックのうち、前記検出した所望のカメラ番号に応じた記録単位ブロックデータを記録単位ブロックの同期信号付帯情報領域3044に記録されているフレーム内でのトラック番号、トラック内でのブロック番号に応じた場所に保存される。メモリ24で保存されたフレーム再生データは映像信号出力器8をして、モニタ9に映し出される。
【0077】
図12を参照して、早送り再生や早戻し再生などのサーチ再生時の動作について説明する。同図において、磁気テープ4を縦に区切って複数の区画は記録トラックを表し、そしてその区画の中に示された数字はコントロールトラック301に書き込まれたカメラ番号Nを表し、トラックを左下から斜めに横切る矢印は再生ヘッド15a或いは15bの走査軌跡を表している。本例では、N=1、2、および3の3台のカメラCM1、CM2、およびCM3からの映像が記録されている磁気テープ4から、テレビカメラCM1の映像Sv1を再生する場合が示されている。サーチ時に、上述のように変調されたコントロール信号Scから、カメラ番号Nとフレーム位相を検出し、磁気テープ4の送り速度、カメラ番号N、およびフレーム位相から所望のカメラ番号N=1のデータを推測する。
【0078】
磁気テープ4の送り速度が標準送り速度の10倍+α倍の時、カメラ番号N=1でフレーム位相がAの場合、時刻tsからt2の時の再生データをカメラ番号1として処理して、フレーム位相がBの場合、時刻t1からteの時の再生データをカメラ番号1として処理する。このようにして、所望のカメラ番号Nのデータをサーチ再生できる。
【0079】
本実施例においては、カメラ番号検出器23から常にカメラ番号Nを検出して、カメラ番号Nに対応するデータだけをメモリ24に保存するため、他のカメラの監視映像を混ざらずに所望のカメラからの監視映像だけが確認できる。また、カメラ番号を変調して磁気テープのコントロールトラックに記録して、カメラ番号を基に所望のカメラ番号の記録映像を記録単位ブロック毎にメモりに記憶できる。それ故に、早送り再生や早戻し再生に際しては、所望のカメラ番号が記録されている映像信号のみをメモリ24から読み出すことにより所望のカメラ番号のみの映像を高速再生できる。また、前記メモリから所望のカメラ番号の記録映像のみを早送り再生または早戻し再生で確認できる。この結果、特定のカメラの映像確認が簡単に行えて、所望の映像の検索が短時間で行える。
【0080】
(第4の実施の形態)
図13を参照して、本発明の第4実施例にかかる映像信号記録再生装置について説明する。第4実施例にかかる映像信号記録再生装置IRP4は、図2に示した映像信号記録再生装置IRP2に、図10に示した映像信号記録再生装置IRP3のコントロールヘッド41及びカメラ番号変調器42を新たに設けた構造を有している。その構成及び動作については、既に述べた映像信号記録再生装置IRP2および映像信号記録再生装置IRP3の共通部のものと同様であるので説明を省く。
【0081】
本発明が詳細に説明され図示されたが、それは単なる図解および一例として用いたものであり、限定であると解されるべきでないことは明らかであり、この発明の精神および範囲は添付された請求の範囲の文言によってのみ限定される。
上述のように、この発明は、複数のカメラからの映像信号を記録再生する映像信号記録再生装置、特に複数の場所を定点観測する監視システムに用いられる映像信号記録再生装置に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1の好ましい映像信号記録再生装置を示すブロック図である。
【図2】図1に示されたカメラ番号検出器の構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示されたフレーム位相検出器の構成を示すブロック図である。
【図4】図1に示されたサンプラの動作の説明図である。
【図5】本発明に係る磁気テープ上に記録される映像信号の記録パターンの説明図である。
【図6】図5に示されたビデオ領域の構造を示す模式図である。
【図7】本発明にかかる第2の好ましい映像信号記録再生装置を示すブロック図である。
【図8】図7に示されたフレーム位相検出器を示すブロック図である。
【図9】図8に示されたフレーム位相検出器の動作の説明図である。
【図10】本発明にかかる第3の好ましい映像信号記録再生装置を示すブロック図である。
【図11】図10に示されたカメラ番号変調器の変調方法の説明図である。
【図12】図10に示されたカメラ番号検出器のメモリ制御動作の説明図である。
【図13】本発明にかかる第4の好ましい映像信号記録再生装置を示すブロック図である。
【図14】従来の映像信号記録再生装置を示すブロック図である。
【図15】図14に示されたのとは異なる従来の映像信号記録再生装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
IRP1、IRP2、IRP3、IRP4 映像信号記録再生装置
CM1〜CMn テレビカメラ
2 フレームスイッチャー2
3 録画信号出力器
4 磁気テープ
5 再生信号処理器
6 メモリ
7 修正器
8 映像信号出力器
9 モニタ
10a 第1識別信号付加器
10b 第2識別信号付加器
11 記録信号処理器
12 記録ヘッド切替スイッチ
13 再生ヘッド切替スイッチ
14 再生信号処理器
15a 第1再生用磁気ヘッド
15b 第2再生用磁気ヘッド
16a 第1記録用磁気ヘッド
16b 第2記録用磁気ヘッド
17 テープ制御器
18 キャプスタンモータ18
20 回転位相検出器
21 切替信号発生器
22 シリンダ
23 カメラ番号検出器
231 第1識別信号検出器
232 第2識別信号検出器
233 切替スイッチ
24 メモリ
25 誤り訂正不可フラグ生成器
26 フレーム検索器
30a、30b フレーム位相検出器
31 コントロール信号検出器
32 計数器
33 キャプスタンFG信号検出器
34 サンプラ
35 トラッキングエラー出力器
36 A/D変換器
37 エラー信号周期計数器
41 コントロールヘッド
42 カメラ番号変調記録器
50 システム制御器
54 重畳器
55 識別器
56 メモリ
57 映像信号検出器
58 モニタ
59 VTR
103 ディジタル信号処理器
301 コントロールトラック
302 トラック
303 ビデオ領域
304 オーディオ領域
305 トラッキング情報領域
306 サブコード領域
3041 映像信号領域
3042 映像付加情報領域
3043 同期信号領域
3044 同期信号付帯情報領域
3045 データ領域
401 記録単位ブロック

Claims (10)

  1. 所定数の異なる映像信号源から入力される映像信号を記録し、該記録された映像信号を再生する映像信号記録再生装置であって、
    前記映像信号を所定の順番で順次選択して、第1の映像信号を出力する第1の選択手段と、
    前記第1の選択手段から出力された前記第1の映像信号に、その対応する映像信号源を示す識別信号を付加して第2の映像信号を生成する識別信号付加手段と、
    前記第2の映像信号を磁気テープに記録する記録信号処理手段と、
    前記磁気テープに記録された前記第2の映像信号を再生して第3の映像信号を生成する記録信号再生手段と、
    前記第3の映像信号を復調して第4の映像信号を生成する再生信号処理手段と、
    前記第4の映像信号から前記識別信号を検出する識別信号検出手段と、
    前記第4の映像信号を前記検出された識別信号に対応付けて記憶するメモリ手段と、
    前記第4の映像信号に誤りがあった場合に、前記識別信号に基づいて、前記メモリ手段に記憶された信号から誤りが修整された第5の映像信号を生成する修整手段と
    前記第1の映像信号の1トラック内を複数の記録単位ブロックに細分化して複数の記録単位とする第6の映像信号を生成するディジタル信号処理手段とを備え、
    前記識別信号付加手段は、前記第6の映像信号を前記記録単位毎にその対応する映像信号源を示す識別信号を付加して、前記第2の映像信号を生成することを特徴とする映像信号記録再生装置。
  2. 前記ディジタル信号処理手段は、前記第6の映像信号の前記記録単位のそれぞれに同期信号領域と同期信号付帯情報領域を付与することを特徴とする請求の範囲第項記載の映像信号記録再生装置。
  3. 前記ディジタル信号処理手段は、前記第6の映像信号の前記記録単位のそれぞれに更に、映像付加情報領域を付与することを特徴とする請求の範囲第項記載の映像信号記録再生装置。
  4. 前記識別信号付加手段は、
    前記同期信号領域に第1の識別信号を付加する第1の識別信号付加手段と、
    前記映像付加情報領域に第2の識別信号を付加する第2の識別信号付加手段とを含み、
    前記識別信号検出手段は、
    前記第4の映像信号から前記第1の識別信号を検出する第1の識別信号検出手段と、
    前記第4の映像信号から前記第2の識別信号を検出する第2の識別信号検出手段と、
    前記第1或いは第2の識別信号を選択する第2の選択手段とを含み、
    前記メモリ手段は、前記第1および第2の識別信号のうち前記第2の選択手段で選択された識別信号に対応付けて前記第4の映像信号を記憶し、
    前記第4の映像信号に誤りがある場合には、
    前記修整手段は、前記第2の選択手段で選択された識別信号に基づいて、前記第1の選択手段で選択された映像信号に対応する前記第4の映像信号に含まれる誤りを修整し、
    更に高速再生時は前記第1の識別信号を出力し、通常再生時は第2の識別信号を出力するように前記切替手段を切り替えることを特徴とする請求の範囲第項記載の映像信号記録再生装置。
  5. 前記修整手段は、前記記録単位毎に、前記第4の映像信号に訂正不可能な誤りを検出した場合は、誤り訂正不可フラグを生成し、
    前記メモリ手段は、前記誤り訂正不可フラグに基づいて、前記第4の映像信号の訂正不可能な誤りを有する記録単位を記憶しないことを特徴とする請求の範囲第項記載の映像信号記録再生装置。
  6. 所定数の異なる映像信号源から入力される映像信号を記録し、該記録された映像信号を再生する映像信号記録再生装置であって、
    前記映像信号を所定の順番で順次選択して、第1の映像信号を出力する第1の選択手段と、
    前記第1の選択手段から出力された前記第1の映像信号に、その対応する映像信号源を示す識別信号を付加して第2の映像信号を生成する識別信号付加手段と、
    前記第2の映像信号を磁気テープに記録する記録信号処理手段と、
    前記磁気テープに記録された前記第2の映像信号を再生して第3の映像信号を生成する記録信号再生手段と、
    前記第3の映像信号を復調して第4の映像信号を生成する再生信号処理手段と、
    前記第4の映像信号から前記識別信号を検出する識別信号検出手段と、
    前記第4の映像信号を前記検出された識別信号に対応付けて記憶するメモリ手段と、
    所望の速度に前記磁気テープの走行速度を制御するテープ制御手段と
    前記第1の映像信号の1トラック内を複数の記録単位ブロックに細分化して複数の記録単位を有する第5の映像信号を生成すると共に、該記録単位のそれぞれに対して同期信号領域と同期信号付帯情報領域とを付与するディジタル信号処理手段とを備え、
    前記メモリ手段は、高速再生時には、所望の映像信号源に対応する前記第4の映像信号を前記識別信号に基づいて記憶し、前記識別信号付加手段は、前記同期信号付帯情報領域に前記映像信号源を示す識別信号を付加することを特徴とする映像信号記録再生装置。
  7. 前記映像信号源を示す識別信号が記録されているフレームでの走査位置を検出して走査位置信号を生成する走査位置検出手段を更に備えると共に、
    前記テープ制御手段は前記走査位置信号に基づいて、走査毎のフレーム位相が異なるように前記磁気テープの走行を制御することを特徴とする請求の範囲第項記載の映像信号記録再生装置。
  8. 前記走査位置検出手段は、
    前記磁気テープのコントロールトラックにコントロール信号を記録し、該記録されたコントロール信号を再生するコントロール信号検出手段と、
    キャプスタンモータの回転周波数を検出してキャプスタンFG信号を生成するキャプスタン信号検出手段と、
    前記キャプスタンFG信号に基づき計数してパルス計数信号を生成すると共に、前記再生されたコントロール信号でリセットされる計数手段と、
    前記パルス計数信号を再生ヘッドの切替えタイミングでサンプリングするサンプリング手段とを含む請求の範囲項記載の映像信号記録再生装置。
  9. 前記走査位置検出手段は、
    前記磁気テープのトラックに記録されているパイロット信号を検波することによりトラッキングエラー信号を生成するトラッキングエラー検出手段と、
    前記トラッキングエラー信号を所定のタイミングでサンプリングするサンプリング手段とを含むと共に、
    前記サンプリング手段によりサンプリングした前記トラッキングエラー信号に基づいて、フレーム位置情報を検出することを特徴とする請求の範囲第項記載の映像信号記録再生装置。
  10. 前記検出された識別信号に基づいて、所望の映像信号源に対応するフレームを検索するフレーム検索手段を更に備え、
    前記フレーム検索手段により検索したフレームを1倍速以下の第1の速度でスロー再生し、該第1の速度より速い第2の速度でフレーム検索することを繰り返すことにより所望のカメラ番号の映像信号をノイズレスに高速再生することを特徴とする請求の範囲第項記載の映像信号記録再生装置。
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