JP3704232B2 - タイヤ取付け装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤ供給装置から供給されるタイヤを自動車ボデーのホイールべースへ取付けるために、自動車ボデーに沿って前輪及び後輪位置に前後方向へ走行するタイヤ取付け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
タイヤをホイールべースに取付ける場合、エアシリンダで昇降する走行台車をフットスイッチで高さ調整して、一方の手でタイヤのセンタをハブボルトに位置合せし、他方の手でナットを仮締めしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、タイヤを前後及び車幅方向へ位置調整するのに重筋作業となり、作業姿勢も悪く、位置合せも難しかった。また、台車に1個タイヤを載置させるためにタイヤの搬入作業の能率も良くなかった。
【0004】
本発明は、このような点に鑑みて、前輪及び後輪用の2個のタイヤを搭載でき、しかも重筋作業を回避して容易に手作業でホイールハブナットをホイールベースに仮締め可能にする冒頭に述べた類のタイヤ取付け装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、この目的を達成するために、請求項1により、タイヤ供給装置から供給されるタイヤを自動車ボデーのホイールべースへ取付けるために、自動車ボデーに沿って前輪及び後輪位置に前後方向へ走行するタイヤ取付け装置において、自動車ボデーに沿ってレール上を走行する走行基台に、この走行基台に立設されたガイドフレームに沿って昇降用シリンダで昇降駆動される昇降基部を設けると共に、この昇降基部に車幅方向に設けられたレール上に、手動操作により車幅方向に移動する横移動台を載置し、この横移動台に前後方向に設けられたレール上に、手動操作により前後方向に移動し、かつタイヤを互いに離間する間に支持する一対のローラが前後方向へ配列された縦移動台を載置し、基準位置に在る縦移動台の前後方向の端部に隣接するように、先端部の壁面とでL字形に形成されたタイヤ載置台の基端部を走行基台に立設された支持フレームに枢着すると共に、タイヤ載置台を斜め下方の格納位置及びローラ上へタイヤを転動により搬入させる斜め上方の搬出位置間を回動させるアクチュエータをタイヤ載置台に付属させ、昇降用シリンダにその昇降位置を微調整するための手動操作式のスイッチを付属させたことを特徴とする。
【0006】
タイヤをホイールべースに位置合せするように、タイヤは前後及び車幅方向へ横移動台及び縦移動台の手動操作で微調整され、スイッチ操作で高さが微調整される。搭載された2個目のタイヤは縦移動台が基準位置に在る状態で上方へ回動したタイヤ載置台からその転動により縦移動台に搬入される。
【0007】
請求項3により、横移動台及び縦移動台は上下に入れ替え可能である。請求項2又は4により、横移動台及び縦移動台の基準位置への位置付けを簡単な構成で行うのに、一方の方向はシリンダを利用し、他方の方向はカムを利用する。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1及び図2を基に本発明の実施の形態の一例によるタイヤ取付け装置を説明する。自動車ボデーに沿ってレール1に沿って走行する走行基台10は、四隅に車輪11を備えると共に、モータ12で駆動される駆動輪13が設けられている。
【0009】
この走行基台には、これに立設されたガイドフレーム15に沿って昇降用エアシリンダ18で昇降駆動される昇降基部16が設けられている。この昇降基部に車幅方向に設けられたレール17上に、手動操作により車幅方向に移動する横移動台20がその裏面に設けられたスライド部材21で載置されている。この横移動台に前後方向に設けられたレール22上に、手動操作により前後方向に移動し、かつタイヤ用ローラ31、32が前後方向へ配列された縦移動台30が載置されている。内側一対のローラ31はタイヤ5をその間の凹部に支持するように所定距離だけ互いに離間しており、その外側一対のローラ32はタイヤ搬送用である。
【0010】
基準位置に在る縦移動台30の後部に隣接するように、走行基台10に立設された支持フレーム42の先端部に、壁面43とでL字形に形成され、かつ両側部にガイドローラ48を備えたタイヤ載置台40の基端部が枢着されている。このタイヤ載置台の裏側及び走行基台10間には、このタイヤ載置台を、両側のガイドローラ48でタイヤ5を車幅方向に位置決めした状態で斜め下方の格納位置からローラ31上へ転動させるように、斜め上方の搬出位置に回動させるアクチュエータとしてのエアシリンダ45及びそのシリンダロッド46が枢着されている。
【0011】
縦移動台30の自動車ボデー寄りの裏面には、図2に示すように、前後方向に三角形状のカム37に係合する三角凹状の従動面35が突設されている。カム37は走行基台10に立設された支持フレーム38の先端部に設けられ、縦移動台30が基準位置へ下降すると、従動面35がカム37に横移動台20の切欠20aを通して自動的に係合・滑動して前後方向の基準位置に設定される。一方、図3に示すように、昇降基部16には自動車ボデーへ向けてエアシリンダ27が載置されており、そのシリンダロッド28の先端に設けられた係合部28aが横移動台20の裏面に形成された係合突起29に係合して後退時に車幅方向の基準位置へ連動させる。シリンダロッド28の前進位置では、横移動台20は手動操作で車幅方向へ操作可能となる。
【0012】
モータ12のモータ駆動回路12a及び昇降用エアシリンダ18のシリンダ駆動回路18aにはシーケンス制御回路19が付属し、またシリンダ駆動回路18aには上方位置で昇降基部16を手動操作するスイッチ51が付属し、モータ駆動回路12aには走行を手動操作するスイッチ52が付属している。
【0013】
シーケンス制御回路19は、タイヤの搬入が完了した時点でスイッチ52でモータ12が前進駆動されると後輪位置へ停止させると共に、エアシリンダ18を基準位置から僅かに上昇駆動させて縦移動台30をカム37から離脱させ、エアシリンダ27を前進駆動させて横移動台20から手動操作可能に離脱させる。後輪の取付け後、スイッチ52でモータ12が前進駆動されると前輪位置へ停止させる。その走行途中に、縦移動台30を基準位置へ位置付けするようにエアシリンダ18、27を原位置に作動させ、タイヤ5をタイヤ載置台40から搬入するためにエアシリンダ45を前進作動させる。さらに、エアシリンダ18を基準位置から上昇駆動させ、エアシリンダ27を前進駆動させる。前輪の取付け後スイッチ52の手動操作でタイヤ搬入位置に復帰するようにモータ12を駆動させると共に、エアシリンダ18、27、45を原位置に作動させる。
【0014】
このように構成されたタイヤ取付け装置の動作は次の通りである。タイヤ供給装置により、2個のタイヤ5がタイヤ載置台40及び縦移動台30にレール1に沿って後方から押出されて図示の状態に後輪及び前輪用に転動・搬入される。次いで、作業者がスイッチ52を操作して走行基台10を基準位置から後輪に前後位置がおおよそ揃って対面する後輪位置へ前方に移動させる。その途中で、その走行操作信号に応答するシーケンス制御により、昇降基部16を僅かに上昇させて縦移動台30をカム37から離脱させることにより手動操作可能にすると共に、シリンダロッド28を前進運駆動させて係合突起29を基準位置に拘束している係合部28aを離脱させて、横移動台20を手動操作可能にする。この状態で、作業者は、横移動台20及び縦移動台30を手動操作し、またスイッチ51の高さ操作でタイヤ5をホイールベースセンタに対応する位置に微調整し、ハブボルトの位置合せを行い、一方の手でタイヤを保持し、他方の手でナットを仮締めする。続いて、スイッチ52を操作して走行基台10を前輪位置へさらに前進走行させると、途中でシーケンス制御によりエアシリンダ18、27が原位置に作動してカム37及従動面35の係合動作により縦移動台30及び横移動台20が基準位置へ位置付けされると共に、さらにエアシリンダ45の作動によりタイヤ載置台40が縦移動台30に揃ってタイヤ5が搬入される。続いて、再度同様に縦移動台30及び横移動台20が手動操作可能になった状態で前輪を取付ける。
【0015】
尚、前述の実施の形態に代えて、横移動台と縦移動台を上下に入れ替えることが可能であり、この場合横移動台にローラを取付け、下側の縦移動台をエアシリンダで自動的に基準位置へ位置付けさせる。また、横移動台は、可動式の縦移動台に敢えてアクチュエータを設けることなく縦移動台の切欠を通して横移動台をカムで横方向の基準位置へ位置付けさせる。これらの基準位置への移動は前述したシリンダ及びカムを設けることなく、手動操作のみで位置付けさせることも考えられる。タイヤ供給装置が前方から搬入する場合、タイヤ載置台は、上側の移動台の後方側端部に枢着することも考えられる。
【0016】
【発明の効果】
請求項1又は3の発明によれば、タイヤの三次元方向の容易な手動操作による位置調整で重筋作業及び難作業を回避した取付けが可能となる。走行台車に2個のタイヤが搭載されるために、作業能率上も極めて有利となる。
【0017】
請求項2又は4の発明によれば、タイヤが搬入される縦移動又は横移動台の基準位置への復帰が、簡単な構成で容易に行われ、またタイヤの搬入及び仮締め作業も一層能率良く行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるタイヤ取付け装置の斜視図である。
【図2】同タイヤ取付け装置の縦移動台の部分断面図である。
【図3】同タイヤ取付け装置の横移動台の裏面の部分断面図である。
【符号の説明】
5 タイヤ
10 走行基台
16 昇降基部
18 昇降用エアシリンダ
20 横移動台
30 縦移動台
31 ローラ
40 タイヤ載置台
Claims (4)
- タイヤ供給装置から供給されるタイヤを自動車ボデーのホイールべースへ取付けるために、自動車ボデーに沿って前輪及び後輪位置に前後方向へ走行するタイヤ取付け装置において、
自動車ボデーに沿ってレール上を走行する走行基台に、この走行基台に立設されたガイドフレームに沿って昇降用シリンダで昇降駆動される昇降基部を設けると共に、この昇降基部に車幅方向に設けられたレール上に、手動操作により車幅方向に移動する横移動台を載置し、この横移動台に前後方向に設けられたレール上に、手動操作により前後方向に移動し、かつタイヤを互いに離間する間に支持する一対のローラが前後方向へ配列された縦移動台を載置し、
基準位置に在る前記縦移動台の前後方向の端部に隣接するように、先端部の壁面とでL字形に形成されたタイヤ載置台の基端部を前記走行基台に立設された支持フレームに枢着すると共に、前記タイヤ載置台を斜め下方の格納位置及び前記ローラ上へタイヤを転動により搬入させる斜め上方の搬出位置間を回動させるアクチュエータをタイヤ載置台に付属させ、
前記昇降用シリンダにその昇降位置を微調整するための手動操作式のスイッチを付属させたことを特徴とするタイヤ取付け装置。 - 走行基台に前後方向へ三角状のカムを形成すると共に、縦移動台が前後方向の基準位置に位置付けされるように、下降時にカムに係合して従動する三角凹状の従動面を縦移動台の底面に形成し、
後退時に横移動台の裏面にシリンダロッドが係合して車幅方向の基準位置に前記横移動台を位置付けし、かつ自動車ボデーへ向かう前進状態で前記横移動台から離脱するエアシリンダを昇降基部に設けたことを特徴とする請求項1のタイヤ取付け装置。 - タイヤ供給装置から供給されるタイヤを自動車ボデーのホイールべースへ取付けるために、自動車ボデーに沿って前輪及び後輪位置に前後方向へ走行するタイヤ取付け装置において、
自動車ボデーに沿ってレール上を走行する走行基台に、この走行基台に立設されたガイドフレームに沿って昇降用シリンダで昇降駆動される昇降基部を設けると共に、この昇降基部に前後方向に設けられたレール上に、手動操作により前後方向に移動する縦移動台を載置し、この縦移動台に車幅方向に設けられたレール上に、手動操作により車幅方向に移動し、かつタイヤを互いに離間する間に支持する一対のローラが前後方向へ配列された横移動台を載置し、
基準位置に在る前記横移動台の前後方向の端部に隣接するように、先端部の壁面とでL字形に形成されたタイヤ載置台の基端部を前記走行基台に立設された支持フレームに枢着すると共に、前記タイヤ載置台を斜め下方の格納位置及び前記ローラ上へタイヤを転動により搬入させる斜め上方の搬出位置間を回動させるアクチュエータをタイヤ載置台に付属させ、
前記昇降用シリンダにその昇降位置を微調整するための手動操作式のスイッチを付属させたことを特徴とするタイヤ取付け装置。 - 走行基台に車幅方向へ上昇して下降する三角状のカムを形成すると共に、横移動台が車幅方向の基準位置に位置付けされるように、下降時にカムに係合して従動する三角凹状の従動面を横移動台の底面に形成し、
後退時に縦移動台の裏面にシリンダロッドが係合して前後方向の基準位置に前記縦移動台を位置付けし、かつ前進状態で前記縦移動台から離脱するエアシリンダを昇降基部に設けたことを特徴とする請求項3のタイヤ取付け装置。
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