JP3703601B2 - 誘導システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、歩行者を誘導するシステムおよびそのシステムで使用される携帯用の端末装置と誘導装置であって、特に誘導を必要とする旨の意思表示を行った場合に限って誘導が行われるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の誘導装置は、盲導鈴や自家発信式案内装置の様に、視覚障害者に対する誘導を必要とする箇所に設置して、一方的に情報を表示するものが一般的であった。また、視覚障害者が小型の送信機を携帯し、音声誘導装置の動作時期を規制できる様にしたものも提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、情報を一方的に放出するものにあっては、利用者が不在の場合にあっても報知がされるために、街の騒音公害を引き起こしている。一方、送信機をスイッチ操作して報知時期を制御するものにあっては、スイッチの操作時期それ自体が判らず、利便性に劣る問題があった。
【0004】
本発明者は、かかる問題に鑑みて研究を行った結果、接近報知と誘導報知とを分離して提供することにより、上記した問題が一挙に解消できることを知見した。
【0005】
本発明はかかる知見に基づいてなされたものであって、音声案内が可能なエリアに入ったことを歩行者に報知し、音声案内を欲するか否かを、その情報の受け手に選択させることにより、誘導報知による騒音公害を軽減する一方、誘導案内の提供エリアを的確に把握させるとともに、簡単な操作で必要な情報が容易に得られる誘導システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる誘導システムは、図1にその構成を概略的に示すごとく、視覚障害者の様な歩行者が携帯する端末装置14と、その端末装置14と信号S1・S2の受け渡しをしながら所定の誘導動作を行なう誘導装置11とから構成される。
【0007】
上記端末装置14は、操作者が携帯可能な大きさのケース内に、予め誘導を必要とする箇所に配設されたされた誘導装置11に接近したことを判定すると所定の表示動作をする表示手段10と、スイッチ20の操作と連動して、上記した誘導装置11に対して所定の誘導動作を要求する信号S2を送出可能とする信号送出手段13とを一体に備えたものである。
【0008】
一方、誘導装置11は、何等かの誘導を必要とする場所に設置され、例えばエリアを特定する信号S1を送出することにより、歩行者が携帯する端末装置14が接近するとその端末装置14に所定の表示動作をさせる第1の誘導手段15と、端末装置14側から所定の信号S2が出力されたことを判定すると所定の誘導動作を行なう第2の誘導手段16とを備えている。
【0009】
上記した端末装置14の表示手段10が行なう表示内容をブザー音とし、上記した誘導装置11の第2の誘導手段16が行なう誘導動作は音声による状況説明とする一方、上記端末装置14の携帯者の移動を検知する手段17を更に備え、その検知手段17が検知した移動状態に対応した状況説明を第3の誘導手段18で行なう様に構成することができる。
【0010】
【発明の効果】
本発明は上記の如く、音声案内が可能なエリアに入ったことを歩行者に報知し、音声案内を欲するか否かをその情報の受け手に選択させることにより、誘導報知による騒音公害を軽減する一方、誘導案内の提供エリアを的確に把握させるとともに、簡単な操作で必要な情報が容易に得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下本発明にかかる誘導システムを、視覚障害者に対する行き先案内に利用した一例に基づいて説明するが、誘導すべき対象者および誘導内容は特に限定されるものではなく、適宜変更して実施できることは勿論である。
【0012】
本発明の誘導システムは、図2および図3にその全体的な構成を概略的に例示する如く、誘導システムの利用者が個別に携帯する端末装置14と、誘導をすべき箇所に1組づつ設置した誘導装置11とから構成され、両者が互いに連繋して動作することを特徴とする。
【0013】
端末装置14は、常時に携帯しても邪魔にならない大きさで、カード型や円盤状など任意形状に形成した本体ケース19上に、操作スイッチ20と表示部21とアンテナ22とをその一部を露出させて備える一方、内部に誘導装置11との間で信号の受け渡しを行なう電子回路23を収納している。
【0014】
本実施例における本体ケース19は、例えばポケットに入る大きさのカード型に形成されるとともに、首からかける吊り紐24を備えることによって、必要に応じて胸ポケットに入れ、あるいは首から吊すペンダントタイプに構成可能としている。
【0015】
また操作スイッチ20をプッシュスイッチとし、そのスイッチノブ25を本体ケース19の上面から臨出させることにより、本体ケース19を吊り紐24を介して首に掛けたり胸ポケットに入れた状態で、片手でスイッチ20のオン操作ができる様にしている。
【0016】
なお操作スイッチ20はプッシュスイッチに限定されるものではなく、スライドスイッチや感圧スイッチの様な具体的なスイッチに加え、操作者の音声を判断してスイッチオンさせるものなど、スイッチの形態は任意に設定できる。
【0017】
本体ケース19に内蔵する電子回路23は、誘導装置11から送出されるエリア信号S1を受けると、表示部21を起動して所定の表示動作を行わせる受信部26と、操作スイッチ20のオン操作と連動して誘導装置11に向けて応答信号S2を送る送信部27と、受信部26および送信部27と誘導装置11との間で信号を受け渡す送受信アンテナ22とを備えている。なおアンテナ部分は、内蔵式あるいは外部に導線を伸ばす形式のものであってもよいし、吊り紐24の一部または全部と兼用することもできる。
【0018】
一方誘導装置11は、図4および図5に例示する如く、地下鉄入口Aやバス停Bの様な誘導案内を必要とする場所に1組ずつ配設されるものであって、上記した端末装置14が接近するとその接近状態を端末装置14側に知らせる第1誘導部30と、端末装置14からの指示でその付近の概略的な状況説明をする第2誘導部31と、端末装置14の携帯者の動きを検知して、移動すべき方向を具体的に指示する第3誘導部32とを備える。
【0019】
第1誘導部30は、第4図において一点鎖線で示す如く、案内すべき場所に半径が20〜30m程度の接近検知エリア33を設定し、ダイポールアンテナの様な無指向性の送信アンテナ34を、図5に例示する様にその中心に備えるとともに、例えば200MHz帯の搬送波を、前記接近検知エリア33を特定するIDコード35で変調したエリア信号S1を、信号送出部36によって連続的あるいは間欠的に出力するものである。
【0020】
一方、端末装置14の受信部26は、予め設定した電界強度を超える信号を受信したことを確認すると表示部21を始動し、接近検知エリア33に入ったことを携帯者に知らせる。表示部21としては、バス停の様な騒音の激しい場所にあっても知覚可能であるが、静かな場所にあっても騒音とならない様な手段から選択される。
【0021】
例えば、表示部21で行われる表示としては、本体ケース19に備えた小型スピーカ37による「ピッピッ」という様な間欠的に発生する電子音が好ましいが、所定のメロディ、音声合成による表示、バイブレータの様な振動、あるいはフラッシュライトの様な光を利用することが可能で、スイッチ操作によりその1または複数の機能を選択できる様に構成することができる。
【0022】
更に、端末装置14が誘導装置11の設定した接近検知エリア33内に入ると、端末装置14側の設定電界強度を超える様にエリア信号S1の送信出力および受信感度を設定することにより、略同一構成の複数組の誘導装置11を接近して配置した場合にあっても、各接近検知エリア33が重複せずに区別して表示できる様にしている。
【0023】
なお、小型スピーカ37による電子音の発音間隔あるいは音色等の接近表示情報を電界強度の大小に対応させて変化させれば、接近検知エリア33の中心に対して接近しているのか離間しているのかの判断が可能となる。また誘導装置11毎あるいは誘導装置11の誘導内容の種類に対応させてエリア信号S1のIDコード35を相違させ、端末装置14側でIDコード35の違いに対応させて接近表示情報を相違させれば、誘導範囲あるいは誘導内容の違いも事前に判断できる。
【0024】
次に第2誘導部31は、誘導装置11が設定した接近検知エリア33内の概略的な状況を説明するものであって、更にその説明が垂れ流し的に行われるのではなく、端末装置14側から指示があったことを判断したのちにのみ行われることを特徴とする。
【0025】
すなわち、端末装置14のスイッチ操作と連動して送信部27からは、上記したエリア信号S1とは異なる例えば300MHz帯の周波数の搬送波を、更に端末装置14を特定するIDコード38で変調した応答信号S2が誘導装置11に向けて出力される。
【0026】
一方、図2に示す第2誘導部31は、端末装置14から送られる応答信号S2を受信する受信アンテナ39と、応答信号S2を検出すると制御信号S3を発生する信号検出部40と、信号検出部40から制御信号S3が入力されると始動して、1回分の案内動作を行なう案内報知部41とから構成される。
【0027】
案内報知部41は更に、音声合成回路42と増幅器43と第1のスピーカ44とから構成され、制御信号S3が入力されると音声合成回路42は、例えば「バス停はこちらです」という様な、そのエリア33の状況を概略的に示す音声信号S4を出力させ、この音声信号S4は増幅器43で電力増幅されたのち、所定場所に設置した第1のスピーカ44で接近してくる歩行者54にその場所の概況を知らせる報知を行なう。なお第1のスピーカ44は、接近検知エリア33内において一様に報知内容が届く様に、図5に示す如く、バス停の屋根部分の様な比較的高い位置に1または複数設置される。
【0028】
この報知は、報知が開始される前か報知中に、端末装置14の操作スイッチ20のオン操作を継続したり複数回操作しても1回のみ行われて終了するが、報知の停止後に再度スイッチ操作すると、同一内容の報知がもう一度行われる様に構成することにより、聞き逃しを防止しながら、不要に説明が繰り返されるのを阻止できる様にしている。
【0029】
なお、操作スイッチ20のオン回数を記憶しておいて、その回数だけ報知を繰り返すことも可能であるし、逆に報知中にスイッチ操作をすると、現在の報知が中止される様にしてもよい。また報知内容も、特に限定されるものではないことは勿論である。
【0030】
更に、誘導装置11側の第1のスピーカ44を鳴らして誘導動作を行なうのに代えて、音声信号S4を無線状態で出力する一方、端末装置14側にその音声信号S4の検出回路を別途備えることにより、端末装置14側の表示部21または類似の手段から報知内容を出力することも可能である。
【0031】
また上記した端末装置14と誘導装置11間の信号S1・S2の受け渡しは、超短波帯の電波を利用して行なう例を示したがこれに限らず、超音波や光線など、信号の伝達媒体は適宜変更して実施できる。
【0032】
上記した第2誘導部31は、端末装置14の携帯者54が接近検知エリア33内に入ったのに対応してそのエリアの概略的な状況を説明するのに対し、以下で示す第3誘導部32では、端末装置14の携帯者54の移動を検知し、その移行方向および現在位置に対応した具体的な案内をすることを特徴とする。
【0033】
ここで第3誘導部32は、図4〜6に例示する如く、例えば歩道46上に配設された線状あるいは点状のコンクリートブロック47に沿って路面内に1または複数配設される誘導コイル48と、上記した端末装置14の携帯者54が更に備える感知体49によって誘導コイル48のインダクタンスが変化するのを検出すると所定の信号を発生する検知部50と、その検知部50からの検知信号で感知体49の移動方向を判定する判定部51と、判定部51の判定内容に対応した音声表示を行なう発音部52とから構成される。
【0034】
感知体49は、アモルファス合金の様な高透磁率の材料であって、例えば端末装置14の携帯者54の靴53内に中敷と兼用して配設されている。更に具体的には、合成樹脂製の中敷の一部または全部に対し、アモルファス合金の薄膜を細かく切り刻んだものを貼り付けて構成される。
【0035】
しかしながら、感知体49の構成は上記実施例に限定されるものではなく、誘導コイル48の位置あるいは感度に対応して適宜変更して実施できる。例えば、上記した端末装置14の本体ケース19の一部または全体を高透磁率の材料で構成することにより、感知体49を別途保持する必要がなくなる。
【0036】
検知部50は、誘導コイル48を路面に埋設するとともに、そのコイル48を励磁して交流磁界を発生させておき、高透磁率の材料で形成された感知体49が誘導コイル48の上を通過するとインダクタンスが変化することを利用した、従来と略同様の構成のものである。
【0037】
更に本発明にあっては、上記した接近検知エリア33毎に第3誘導部32を備えるとともに、各第3誘導部32の誘導コイル48の個数および配置を各接近検知エリア33の案内位置に対応させて設定することにより、的確な誘導報知が行なえる様にしている。
【0038】
例えば、図4に示す第1番目の接近検知エリア33aにあっては、地下鉄入口Aに向かう通路と歩道とがT字型に交わる構成であるので、交点位置の誘導コイル48aを中心として、その周囲に3つの誘導コイル48b〜48dをT字状に配設している。
【0039】
したがって、図4の左側から第1番目の接近検知エリア33aに近づいてきた歩行者54が、第1番目の誘導コイル48bの真上に達したことを検知部50が検出したのち、更に第2番目の誘導コイル48aに達したことを検知部50が検出すると、判定部51では歩行者54が歩道46を左から移動して現在は地下鉄入口Aへの分岐部分に達したことを判定する。
【0040】
ここで、分岐部分に接近して第2のスピーカ55aを配設するとともに、その位置を歩行者54の耳の高さに設定することにより、そのスピーカ55aによる音声の届く範囲をその近傍に限定する。この様な状態で発音部52を作動させ、路面上に配設した第2のスピーカ55aを介して「地下鉄入口は右側で、バス停は前方です」という様な具体的な方向案内をするのである。
【0041】
また図4および図5に示す第2番目の接近検知エリア33bでは、行き先が異なる3つのバス停に対応して、誘導コイル48および第2のスピーカ55を1つずつ備えている。そして判定部51では、例えば左端の誘導コイル48eのみが検知されると歩道46の左側からやってきたことを判定し、右側の誘導コイル48f・48gが検知されたのちに左端の誘導コイル48eが検知されると、右側から歩行者54がやってきたと判断し、その移動方向および現在位置に対応した「〜方面のバス停は左側で、〜方面のバス停は前方です」という様な具体的な誘導報知を行なうのである。
【0042】
なお、上記した第3誘導部32の構成は、誘導コイル48と感知体49を利用して行なうものに限らず、端末装置14側から信号を送出するのを検出するなど、その検知手段の構成は適宜変更できる。
【0043】
また上記した実施例では、第3誘導部32の表示動作は自動的に行われる様に構成したがこれに限らず、上記した第2誘導部31における誘導表示を操作スイッチ20によって選択した場合に限って行う様にすることも可能であるし、第2誘導部31における動作と同様に、第3誘導部32における音声による表示に先だってチャイム等で表示位置を示す一方、歩行者54が端末装置14を操作して応答した場合に限って音声による案内させることができる。
【0044】
更に、上記した実施例では何れも、1組の誘導装置11中における第1〜第3誘導部30・31・32を個別に回路構成および動作させる例を示したが、マイクロプロセッサを中央制御手段として備え、1組の誘導装置11を全体としてプログラムにより制御することもできる。更にまた、複数組の誘導装置11を1台のコンピュータ装置に接続し、歩行者54の各接近検知エリア33間の移動をもシステム全体として把握し、必要な制御をすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体的な構成を概略的に示す説明図である。
【図2】端末装置と誘導装置の具体的な構成を例示するブロック図である。
【図3】端末装置と誘導装置の外観形状の一例を示す斜視図である。
【図4】誘導システムの位置関係を示す平面図である。
【図5】誘導システムの位置関係を示す斜視図である。
【図6】第3誘導部の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 表示手段
11 誘導装置
13 信号送出手段
14 端末装置
15 第1の誘導手段
16 第2の誘導手段
17 検知手段
18 第3の誘導手段
19 本体ケース
20 操作スイッチ
21 表示部
22 送受信アンテナ
23 電子回路
24 吊り紐
25 スイッチノブ
26 受信部
27 送信部
30 第1誘導部部
31 第2誘導部
32 第3誘導部
33 接近検知エリア
34 送信アンテナ
35 IDコード
36 信号送出部
37 小型スピーカ
38 IDコード
39 受信アンテナ
40 信号検出部
41 案内報知部
42 音声合成回路
43 増幅器
44 第1のスピーカ
46 歩道
47 コンクリートブロック
48 誘導コイル
49 感知体
50 検知部
51 判定部
52 発音部
53 靴
54 歩行者
55 第2のスピーカ

Claims (2)

  1. 端末装置(14)と、該端末装置(14)の携帯者に対して所定の誘導動作を行なう誘導装置(11)とを備えた誘導システムにおいて、
    前記誘導装置(11)は前記携帯者に対する誘導動作を必要とする場所に設置され、
    前記端末装置(14)が所定範囲内に入ると、該端末装置(14)に対して信号S1を送り、該端末装置(14)上で第1の表示動作をさせる第1の誘導手段(15)と、
    該第1の誘導手段(15)による前記第1の表示に対応して、前記端末装置(14)側から所定の信号S2が出力されたことを判定すると、第2の表示を行なう第2の誘導手段(16)と、
    前記端末装置(14)の携帯者が接近すると、該携帯者の移動状態を検知可能とするとともに、その検知した移動状態に対応した第3の表示を行なう第3の誘導手段(18)とを備える一方、
    前記端末装置(14)は、携帯可能な大きさのケース内に、
    前記第1の誘導手段(15)から出力される前記信号S1が入力されたことを判定すると、前記第1の表示動作をする表示手段(10)と、
    スイッチ操作と連動して、第2の誘導手段(16)に対して前記信号S2を送出可能とする信号送出手段(13)とを一体に備え、
    更に前記第1の表示は、前記端末装置(14)が前記第2の誘導手段(16)による第2の表示を可能とする所定の接近検知エリア内に位置したことを示す表示であり、
    前記第2の表示は、前記第1の誘導手段(15)による前記第1の表示が行なわれる接近検知エリア内の概略的な状況を示す表示であり、
    前記第3の表示は、前記第3の誘導手段(18)が検知した、前記携帯者の前記接近検知エリア内での移動方向に対応した具体的な状況説明であることを特徴とする誘導システム
  2. 前記第1の表示は、前記端末装置(14)からその携帯者に向けた表示であり、
    前記第2の表示は、前記第2の誘導手段(31)からその周辺に向けた音声表示であって、前記端末装置(14)のスイッチ操作時に対応して表示可能とし、
    前記第3の表示は、前記第3の誘導手段(18)によりその移動方向が検知された前記携帯者に向けた音声表示である請求項1記載の誘導システム
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