JP3479804B2 - 歩行支援システム - Google Patents

歩行支援システム

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JP3479804B2
JP3479804B2 JP2000026407A JP2000026407A JP3479804B2 JP 3479804 B2 JP3479804 B2 JP 3479804B2 JP 2000026407 A JP2000026407 A JP 2000026407A JP 2000026407 A JP2000026407 A JP 2000026407A JP 3479804 B2 JP3479804 B2 JP 3479804B2
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政義 中山
孝好 松村
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池野通建株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、視覚障害者,高齢
者,その地域に不案内な者等その他歩行に支援を必要と
する利用者の歩行を支援するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】視覚障害者,高齢者をはじめ、その地域
に不案内な者にとって歩行のための情報を得ることは非
常に困難な場合が多い。とりわけ、視覚障害者が単独で
歩行中に、歩行に必要な情報を得ることは特に難しい。
一方、盲導鈴や、各種の音声案内装置の普及にともなっ
て、近傍に利用者がいないにもかかわらず、警報が鳴り
っぱなしの装置や、なかには、誰が通過しても音声案内
装置が自動的起動して音声による案内の放送が行なわれ
てしまうような装置がある。
【0003】この様な装置は、視覚障害者に対して特定
場所(危険個所、案内場所)を教示すべき本来の機能が
期待されるよりもむしろ、騒音の発生源となっているケ
ースがある。そこで、この様な問題を解決するため、利
用者に発信機能を備えた携帯具を所持させ、携帯具から
発する発信信号に応答して特定個所に設置された音声案
内装置からその場所や、状況に応じた情報を出力する方
式が主流となってきている。
【0004】この様な方式によれば、携帯具と、音声案
内装置との組合わせを用い、携帯具を所持する者に対し
てだけ、歩行情報を提供するシステムを構築できる。
【0005】視覚障害者の歩行に必要な情報を提供する
システムには、例えば、赤外線通信を利用する方式のも
のや、無線信号を利用する方式のものが知られている。
赤外線通信を利用する方式は、設備側の赤外線発信器
と、利用者が所持する受信端末としての携帯具とから構
成され、赤外線発信器から発せられる赤外線の受信可能
領域と、携帯具の受信端末の向き(角度、方向)とが一
致したとき、赤外線発信器から送信される情報を携帯具
の受信端末に受信して音声案内を行なう方式である。
【0006】この方式は、目標物から発せられる音声案
内を携帯具の受信端末で受信しつつ、方向,情報内容を
確認しながら目標に近づき、到達できるという効果が得
られる。
【0007】無線信号を利用する方式には、種々の方式
があるが、代表的な方式は、到達距離が5〜10mであ
る微弱電波を常時発信する無線信号の送信機能を有する
携帯具と、その微弱電波を受信する受信装置を備えた設
備側の音声案内装置とから構成され、携帯具を所持する
利用者が音声案内装置の前にさしかかったときに、設備
側の受信装置が携帯具から発信される微弱電波を受信し
たときに音声案内装置は、歩行情報を音声にて出力する
方式である。この方式によるときには、音声案内装置
は、携帯具の所持者が微弱電波受信範囲内にいるとき
は、利用者の意志に関係なく情報が提供される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
何れの方式によるときにも、音声案内をうけることがで
きる場所が必ずしも特定できるわけではなく、また、危
険地域に入る前に、事前情報としての情報提供ができる
わけではなかった。このため、利用者(視覚障害者)に
とって、歩行に不安が生し、不慮の事故の多発原因にも
なっていた。
【0009】もっとも、利用者(視覚障害者)にとっ
て、不慣れな道と、熟知した道とでは、利用者にとって
必要な情報にはかなりの違いがある。視覚障害者にとっ
ては、特定の場所に設置された音声案内装置から提供さ
れる情報がすべてではなく、歩行中に聞こえてくる音,
匂い,雰囲気(ランドマークという)が場所と時間の重
要な情報源である。
【0010】例えば、小学校の近くでは、聞こえてくる
音だけで授業中と、昼休みの時間を明確に区別すること
ができ、また、その道に熟知してくれば、体育の時間
帯、音楽の時間帯といったような比較的細かく区切った
時間帯までを把握することも可能である。ところが、こ
のようなランドマークは、平日と休日とではまるで違
う。平日では歩行情報は不要であるが、休日にはこれが
必要となる、といった事情の変更もありうる。
【0011】何れにしても通り道の事情に習熟してくれ
ば、音声案内装置から提供される情報の内のいくつかは
不要となり、不要な情報をあえて求めないことは、それ
が利用者の自立歩行の支援にもなるのであるが、従来の
方式では、音声案内装置を利用者の自立歩行支援装置と
して考慮されているわけではなかった。
【0012】すなわち、赤外線通信を利用する方式であ
っても、無線信号を利用する方式であっても、何れの方
式も、本人の意思とは無関係に自動的に情報の提供が行
われるのであるが、もし、携帯具の所持者が情報を不要
と判断したときには、情報の提供を要求しなければよい
ことであるから、情報の提供の要求は、利用者の選択に
任されるという点で自立への支援システムとして捕らえ
ることができないわけではない。
【0013】しかし、情報の提供の要求をしないこと
は、携帯具の電源を切ってしまうということであり、携
帯具の通信機能の電源を切ってしまうのは危険である。
携帯具の電源が切られてしまうと、通信機能が停止し、
緊急事態の発生時に、設備側から携帯具に対して自動的
に危険信号や情報を提供することができない。つまり、
従来の方式は、自立歩行のための支援装置として、支援
のステップを考えたものではなかったのである。
【0014】本発明の目的は、利用者において、情報取
得を任意に選択し、必要のときに必要な情報の提供を可
能とした歩行支援システムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による歩行支援システムにおいては、通行路
の要所に設定された1または2以上のアクセスポイント
をたどりつつ利用者が出発点から到達点までの道筋に沿
って歩行するに際し、各アクセスポイントから利用者に
対して歩行情報を提供する歩行支援システムであって、
各アクセスポイントには音声案内装置が設置され、利用
者は、通信機能を有する携帯具を所持し、音声案内装置
は、歩行情報発信機能と、情報提供エリア指示機能とを
有し、歩行情報発信機能は、利用者が所持する携帯具か
ら常時或いは任意に発せられる情報要求信号に応答して
情報提供エリア内でアクセスポイント毎に定められた情
報提供エリアに固有の歩行に必要な歩行情報を音声にて
発信するものであり、情報提供エリア指示機能は、常
時、情報提供エリア指示信号を発してアクセスポイント
毎に定められた情報提供が可能なエリアを指示する機能
であり、携帯具は、通信機能として、情報要求機能と、
情報エリア探索機能とを有し、情報要求機能は、アクセ
スポイント毎に定められた情報提供エリア内に固有の歩
行情報の提供を要求する機能であり、情報要求信号を常
時または任意に発信して情報提供エリア内でアクセスポ
イントの音声案内装置の歩行情報発信機能を動作させ、
情報提供エリア探索機能は、情報提供エリア指示信号を
受信して各アクセスポイントの情報提供エリアを検知す
る機能であり、携帯具の情報要求機能は、アクセスポイ
ントの情報提供エリアを検知したのち、利用者が情報要
求信号を発信するか否かを任意に選択し、情報要求信号
が発信された場合にのみ、当該アクセスポイントの音声
案内装置に歩行情報の提供を要求する機能を含むもので
ある
【0016】
【0017】また、音声案内装置と、携帯具との組合わ
せを用いる歩行支援システムであって、音声案内装置
は、予め設定されたアクセスポイントに設置され、歩行
情報発信機能と、情報提供エリア指示機能とを有し、歩
行情報発信機能は、利用者が所持する携帯具から常時或
いは任意に発せられる情報要求信号に応答してアクセス
ポイント毎に定められた情報提供エリアに固有の歩行に
必要な情報を音声にて発信する機能であり、情報提供エ
リア指示機能は、常時、情報提供エリア指示信号を発し
てアクセスポイント毎に定められた情報提供が可能な情
報提供エリアを指示する機能であり、携帯具は、情報要
求機能と、情報エリア探索機能とを有し、情報要求機能
は、自動モードと半自動モードと手動モードとの発信切
替え機能を有し、自動モードは、情報提供の要求信号を
常時発信するモードであり、半自動モードは、情報エリ
ア探索機能を用いて特定のアクセスポイントの情報提供
エリア内に入ったときに音声案内装置が発する情報提供
エリア指示信号を受信し、手動操作によって情報要求信
号を出力するモードであり、手動モードは、任意に操作
して情報要求指令を出力するモードであり、情報提供エ
リア探索機能は、情報提供エリア指示信号を受信して各
アクセスポイントの情報提供エリアを検知する機能であ
る。
【0018】また、自動モードと、半手動モードと、手
動モードとは、要所に設定された1または2以上のアク
セスポイントをたどる利用者の自由な意志によって、選
択的に切替えられるものである。
【0019】
【0020】また、携帯具の情報エリア探索機能は、検
出したアクセスポイントの情報提供エリア指示信号を機
械信号または電気信号に変換して利用者に伝達する機能
を含むものである。
【0021】また、音声案内装置は、不特定多数の者が
利用する公共の設備として各アクセスポイントに設置さ
れるほか、オプションとして特定の利用者の利便のため
に付加されたアクセスポイントに設置されるものであ
る。
【0022】また、オプションとして付加されたアクセ
スポイントの音声案内装置から提供される歩行情報は、
公共性を有する情報であり、これによってオプションと
して付加されたアクセスポイントは、公共の施設に組み
入れられるものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図によ
って説明する。図1、図2において、本発明の歩行支援
システムは、通行路の要所に設定された1または2以上
のアクセスポイントを順次たどりつつ利用者が出発点か
ら到達点までの道筋にそって歩行するに際し、各アクセ
スポイントから利用者に対して歩行に必要な情報を提供
するシステムである。
【0024】各アクセスポイントPには音声案内装置1
が設置され、利用者Mは、通信機能を有する携帯具2を
所持している。図2において、音声案内装置1は、歩行
情報発信機能3と、情報提供エリア指示機能4とを有し
ている。歩行情報発信機能3は、利用者が所持する携帯
具2から常時或いは任意に発せられる情報要求信号Tに
応答してアクセスポイントを含む一定の範囲に定められ
た情報提供エリアZに固有の歩行に必要な歩行情報Rを
音声にて発信する機能である。本発明において、歩行情
報とは、視覚障害者その他歩行に誘導、案内を必要とす
る者に対して提供すべきアクセスポイントの地名、特定
の施設や道の方向、そのアクセスポイントに固有の地
形、注意を喚起する警告その他歩行の誘導に必要な情報
をいうものとする。
【0025】音声案内装置1は、アクセスポイントPに
設置されるが、必ずしも音声案内装置1がアクセスポイ
ントPである必要はない。音声案内装置1は、アクセス
ポイントPに設置されるという意味は、アクセスポイン
ト毎に設置されるという意味である。情報提供エリアZ
は、アクセスポイントPを含む一定の範囲に形成される
ゾーンであるが、音声案内装置1が設置された設置位置
をアクセスポイントPとしたときには、音声案内装置1
を中心とした一定の範囲に情報提供エリアZが形成され
る。音声案内装置1は、アクセスポイントPを含む一定
の範囲に形成される情報提供エリアZ内に放送する放送
設備であると考えてもよい。この場合に放送設備の一部
は情報提供エリア外に設置されることがあっても、音声
案内装置1が情報提供エリアZの外にあるという状況は
通常の場合考えにくい。
【0026】情報提供エリア指示機能4は、常時、一定
強度の情報提供エリア指示信号Sを発信し、アクセスポ
イント毎に定められた情報提供エリアZの範囲を指示す
る機能である。一方、携帯具2は、通信機能として、情
報要求機能5と、情報エリア探索機能6とを有するもの
である。
【0027】情報要求機能5は、アクセスポイント毎に
定められた情報提供エリアZ内に固有の歩行情報Rの提
供を要求する機能であり、この機能によって、情報要求
信号Tを常時または任意に発信し、情報提供エリアZ内
でアクセスポイントPの音声案内装置1の歩行情報発信
機能3を動作させる。
【0028】情報提供エリア探索機能6は、音声案内装
置1の情報提供エリア指示機能4から常時発せられてい
る情報提供エリア指示信号Sの信号の強度から情報提供
エリアZ内であるか、どうかを判断することによって、
アクセスポイントの情報提供エリアZを検知する機能で
ある。携帯具2の情報要求機能5と、情報エリア探索機
能6とは、それぞれ選択的に動作させるものであるが、
情報エリア探索機能6を動作させたときには、情報提供
エリアZ内で検知された情報提供エリア指示信号Sから
判断して、次に情報要求機能5を動作させるかどうかを
選択する。
【0029】その理由は、情報エリア探索機能6は、情
報要求機能のひとつでもあり、検知された情報提供エリ
ア指示信号Sから、利用者が受信地点の状況を把握する
ことができれば、あえて情報を要求するまでもないから
である。
【0030】図3において、携帯具2の機能の一つであ
る情報要求機能5は、自動モードAMと半自動モードS
Mと手動モードHMとによって実行される。
【0031】自動モードAMは、情報提供の要求信号T
を常時発信するモードであり、半自動モードSMは、情
報エリア探索機能6を用いて特定のアクセスポイントP
の情報提供エリアZ内に入ったときに音声案内装置1が
発する情報提供エリア指示信号Sを受信したときに、手
動操作によって情報要求信号Tを出力するモードであ
る。
【0032】情報提供エリア探索機能6は、各アクセス
ポイントの情報提供エリアを探索する機能であり、情報
提供エリア指示信号Sを受信したときに利用者は、自己
の意思に基づき、情報要求機能5を動作させることがで
きる。手動モードHMは、利用者が任意に操作して情報
要求信号Tを出力するモードである。
【0033】図3において、携帯具2は、情報要求機能
5及び情報エリア探索機能6を実行するメモリと、切換
スイッチ7の状態と、押ボタン14の状態を判断するメ
モリが組み込まれたCPU8と、情報伝達部9と、発信
部10、受信部11、分配器12並びにアンテナ13を
備えている。CPU8に対する指示は、切換スイッチ7
または押ボタンスイッチ14で行われ、各モードの切換
は、切換スイッチ7で行われる。
【0034】本発明において、情報伝達部9は、情報エ
リア探索機能の一部として検知した情報提供エリア指示
信号Sを機械信号又は電気信号に変換し、携帯具2に備
えたたとえばスピーカ、振動子或いはランプ等(いずれ
も図示略)を動作させ、ブザー音、音声放送、携帯具2
の振動、あるいはランプ点灯、点滅によって、検知した
情報提供エリア指示信号Sの受信を利用者Mに伝達す
る。
【0035】図3(a)は、自動モードAMである。自
動モードAMでは、切換スイッチ7は、自動側に投入さ
れ、押ボタン14を投入するまでもなく、CPU8から
発せられた情報要求信号が、発信部10,分配器12を
経てアンテナ13から一定周波数の電波として出力さ
れ、この電波を図1に示すアクセスポイントPの音声案
内装置1が受信したときに、そのアクセスポイントPの
情報提供エリアZに固有の歩行情報Rが音声で放送され
る。
【0036】図3(b)は、半自動モードSMである。
半自動モードSMでは、切換スイッチ7は、手動側に切
替えられる。切換スイッチ7が手動側に投入されると、
情報提供エリア探索機能6が働き、受信部11が動作状
態となり、音声案内装置1が発信している情報提供エリ
ア指示信号Sの受信を待機する。利用者Mが図1に示す
アクセスポイントPの情報提供エリアZ内に入ったとき
に、音声案内装置1が発する情報提供エリア指示信号S
がアンテナ13を通して受信部11に受信され、情報伝
達部9が動作し、情報提供エリア指示信号Sの受信を利
用者Mに伝達する。
【0037】ここで利用者Mが押ボタン14を投入する
と、自動モードと全く同様にCPU8の情報要求信号T
がアンテナ13から出力され、この電波をアクセスポイ
ントの音声案内装置1が受信してこの情報提供エリアに
固有の歩行情報Rが音声で放送される。
【0038】図3(c)は、手動モードHMである。手
動モードHMでは、切換スイッチ7を「OFF」に保
ち、押ボタン14の操作によって、情報要求機能5を任
意に実行する。すなわち、情報提供エリアZの範囲外で
押ボタン14を操作しても何らの応答が得られないが、
アクセスポイントPの情報提供エリアZ内で、押ボタン
14を押し込むと、CPU8から発せられた情報要求信
号Tが、アンテナ13から出力され、この電波を図1に
示すアクセスポイントPの音声案内装置1が受信し、こ
の情報提供エリアZに固有の歩行情報Rが音声で放送さ
れる。
【0039】したがって、携帯具2の情報要求機能5
は、手動モードHMでは利用者Mの自らの意志によって
実行され、自動モードAMでは、利用者Mの意志に関わ
らず情報要求機能5は自動的に実行されるが、半自動モ
ードSMでは情報提供エリア探索機能6を実行後、アク
セスポイントの音声案内装置1が発した情報提供エリア
指示信号Sを受信したのち、情報要求機能5は利用者に
より任意に実行され、必要であれば、情報要求信号Tを
発信して当該アクセスポイントPの音声案内装置1に歩
行情報Rの提供を要求する。
【0040】図4は、設備側の音声案内装置1と、携帯
具2を所持してアクセスポイントに向けて歩いている利
用者Mとの関係で上記の動作を説明する図である。すな
わち、自動モードAMに設定したときには、図4(a)
に示すように携帯具2から常時情報要求信号Tが発信さ
れ、携帯具2を所持した利用者Mが歩行中に特定のアク
セスポイントPに近づいたときに、音声案内装置1から
は自動的に歩行情報Rの提供を受けることができる。
【0041】半自動モードSMに設定したときには、図
4(b)のように、利用者Mの位置がアクセスポイント
Pの情報提供エリアZの範囲外であれば、何らの応答が
得られないが、特定のアクセスポイントPの情報提供エ
リアZ内に入ったときに音声案内装置1が発する情報提
供エリア指示信号Sが携帯具2の通信機能に受信され、
利用者Mは、情報伝達部9の発するブザー音等によっ
て、自分がアクセスポイントPの情報提供エリアZの範
囲内に入ったことを知ることができる。アクセスポイン
トPの情報提供エリアZを検知した利用者Mは、情報要
求信号Tを出力すると、音声案内装置1からは情報要求
に応答してそのアクセスポイントの歩行情報Rが音声で
出力される。もっとも、情報要求信号Tを出力しなけれ
ば、音声案内装置1からの情報の提供は得られない。
【0042】手動モードHMに設定されたときには、図
4(c)のように、利用者は、任意に情報要求信号Tを
出力する。情報提供エリアZを利用者が認識できなくて
も、情報要求信号Tを出力した位置が特定のアクセスポ
イントPの情報提供エリアZ内であれば、音声案内装置
1から、情報要求に応答してそのアクセスポイントの歩
行情報Rが音声で出力される。
【0043】もっとも、情報要求信号Tの発信位置が特
定のアクセスポイントの情報提供エリア外であれば、何
らの応答も得られないが、手動モードHMでは、情報要
求信号を出すかどうかは、もっぱら利用者の判断によっ
て決める。ランドマークからの情報が得られれば、あえ
て、音声案内装置から提供される情報は不用である。こ
のように利用者は、携帯具の情報要求指令発信機能を自
らの意志で選択しながら出発点のアクセスポイントから
到達点のアクセスポイントまでの道筋にそってアクセス
ポイントをたどりつつ歩行するが、道筋の事情について
の習熟度が上がるにしたがって、例えば、自動モードか
ら、半手動モードに、さらに手動モード順次切替えて情
報の提供を受けつつも、提供される歩行情報の数をへら
してゆくことができる。さらに、本発明においては、自
動モード、半手動モード、手動モードの何れかのモード
が利用者によって選択され、携帯具の通信機能の電源が
切られることがないので、緊急事態が発生したようなと
きや、危険を知らせるときには、設備側から自動的に情
報を提供し、携帯具2の情報提供部9を通じてその情報
を利用者Mに伝達することができる。
【0044】図5は、一例として駅から自宅までの間に
設定された7個所のアクセスポイントをたどりながら視
覚障害者(利用者)が駅から自宅までをたどるケースで
ある。各アクセスポイントの設置場所と、音声案内装置
から発せられる歩行情報は例えば以下の通りとする。
【0045】(1)第1のアクセスポイント(P1) 第1のアクセスポイントP1は、駅前を含む一定範囲に
情報提供エリアZ1が設定され、歩行情報R1として
「駅入り口はこちらです」という音声情報が提供され
る。駅を降りて自宅に向かう利用者Mは、改札口を出て
まず、ロータリーに沿って左周りで正面の大通り(国
道)に向かう。
【0046】(2)第2のアクセスポイント(P2) 第2のアクセスポイントP2は、駅前通りと、駅前通り
に直交する国道との交差点の北東側のコーナー部分を含
む一定範囲に情報提供エリアが設定され、歩行情報R2
として「駅北東側横断歩道です」という音声情報が提供
される。利用者Mは、駅前通りを進行中に上記情報が得
られ、この情報を聞き、横断歩道を渡らずに左折してそ
のまま国道を東方向に直進する。交差点には、各コーナ
ーにアクセスポイントが設定されるが、この例では、他
の3コーナーについてのアクセスポイントの表示は省略
してある。
【0047】(3)第3のアクセスポイント(P3) 第3のアクセスポイントP3は、国道の途中にある郵便
局前を含む一定範囲に情報提供エリアZ3が設定され、
歩行情報R3として「郵便局入口はこちらです」という
音声情報が提供される。利用者Mは、その情報を聴いて
そのまま国道を直進する。
【0048】(4)第4のアクセスポイント(P4) 第4のアクセスポイントP4は、国道と、この通りに直
交する通り(南一条通り)との交差点の南一条通り北西
側横断歩道を含む一定範囲に情報提供エリアZ4が設定
され、歩行情報R4として「南一条通り北西側横断歩道
です」という音声情報が提供される。利用者Mは、その
情報を聴いてそのまま横断歩道を直進する。
【0049】(5)第5のアクセスポイント(P5) 第5のアクセスポイントP5は、国道と、この通りに直
交する通り(南一条通り)との交差点の南一条通り北東
側横断歩道を含む区役所前の一定範囲に情報提供エリア
が設定され、歩行情報R5として「南一条通り区役所側
横断歩道です」という音声情報が提供される。利用者M
は、その情報を聴いて右折し、横断歩道を渡る。
【0050】(6)第6のアクセスポイント(P6) 第6のアクセスポイントP6は、国道と、この通りに直
交する通り(南一条通り)との交差点の南一条通り東南
側横断歩道を含む図書館前の一定範囲に情報提供エリア
Z6が設定され、歩行情報R6として「南一条通り図書
館側横断歩道です」という音声情報が提供される。利用
者Mは、その情報を聴いて南一条通りを南下する。
【0051】(7)第7のアクセスポイント(P7) 第7のアクセスポイントP7は、到着点であり、南一条
通りの東側にあるこの利用者Mの自宅前に設定され、歩
行情報R7として例えば「自宅です」という音声情報が
提供される。以上の各アクセスポイントについて、利用
者が所持する携帯具の情報要求機能が自動モードに設定
されていれば、利用者が各アクセスポイントの情報提供
エリア内で位置情報が音声によって提供され、利用者
は、提供される位置情報にしたがって、駅から自宅に向
けて道を選びながら自宅にたどりつくことができる。
【0052】また、時間帯にもよるが、第2のアクセス
ポイントP2は、国道前なので車の往来が激しく、これ
をランドマークとして聞き分けることができれば、あえ
て自動モードに設定する必要はなく、半自動モードさら
には手動モードでもよく、習熟度がたかまると、半自動
モードで、「駅北東側横断歩道です」という音声情報を
うけるまでもなく、情報提供エリア指示信号を音声案内
装置から受けるだけでよく、さらに習熟度が高まったと
きには、手動モードに設定し、周囲の状況から判断して
情報要求信号の発信のタイミングを設定することによっ
て歩行情報の提供を受けることができ、さらに習熟度が
高まれば歩行情報の提供を受けるまでもなく、横断歩道
の手前で左折して国道沿いに進行することができる。
【0053】第3のアクセスポイントP3は、国道の北
側の郵便局前であるが、南側には学校がある。学校から
聞こえてくる児童の声やその他学校に固有の音をランド
マークとして聞き分けることができれば、第3のアクセ
スポイントP3の情報提供エリアから提供される音声情
報の提供を必ずしも受ける必要はない。
【0054】しかし、休日、夜間のようにランドマーク
としての情報が得られないときには、必要により自動モ
ード、半自動モード或いは手動モードに設定して情報の
提供を受ければ良い。第4〜第6のアクセスポイントP
4〜P6については、第4のアクセスポイントP4が決
まれば、第5,第6のアクセスポイントP5.P6は自
ずから定まるポイントであるから、第4のアクセスポイ
ントP4からの歩行情報の提供がえられれば、第5,第
6のアクセスポイントP5.P6から歩行情報として位
置情報が得られなくてもさほどの不自由がないかもしれ
ない。
【0055】しかし、横断歩道という危険場所であるた
めに第4〜第6のアクセスポイントP5.P6から提供
する歩行情報は単なる位置情報ではなく、注意を促す情
報、警報を含み、その場所や時間帯に固有の情報が提供
されるのであれば、これは無視されるべきではない。第
7のアクセスポイントP7は、この実施形態においては
利用者Mの自宅前である。アクセスポイントは、市街を
通行する不特定多数の利用者に情報を提供するために設
定されるのであるが、この実施形態のようにオプション
として特定の利用者の利便のために既存のアクセスポイ
ントに付加することもできる。
【0056】また、オプションとして付加されたアクセ
スポイントから提供する歩行情報の内容として、「○○
家前です」というような特定人のための情報ではなく、
公共性を有する情報、この実施形態では、第7のアクセ
スポイントP7から提供する情報を例えば「××公園前
です」という情報を用いれば、その情報を不特定多数の
者に共通に利用することができる。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明によるときには、利
用者の自立歩行のための支援装置として支援のステップ
を備えたシステムを提供することができ、あるいは逆
に、システムとして道の要所に設定された各アクセスポ
イントにて常に必要な情報の提供ができるように準備を
整えているにも関わらず、情報を提供するかどうかは、
道路を歩行する利用者、特に視覚障害の判断に委ねて利
用者の歩行を支援することができる。
【0058】すなわち、利用者は、その道筋の習熟の程
度に応じ、或いは自己の判断によって各アクセスポイン
トで自動的に情報の提供を受ける自動モードと、アクセ
スポイントの情報提供エリア内で情報提供エリア指示信
号を受信して情報提供を要求するか、どうかを選択する
半自動モードと、さらには任意に操作して情報の提供を
要求する手動モードとを自らの意志で使い分けて自分が
必要とするときに必要な情報を受けることができる効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムの動作要領を示す図である。
【図2】本発明のシステムの構成を示す図である。
【図3】(a)〜(c)は、それぞれ自動モード、半自
動モード及び手動モードの切換要領を示す図である。
【図4】(a)〜(c)は、それぞれ自動モード、半自
動モード及び手動モードでの音声案内装置の動作を示す
図である。
【図5】本発明のシステムの適用例を示す図である。
【符号の説明】
1 音声案内装置 2 携帯具 3 歩行情報発信機能 4 情報提供エリア指示機能 5 情報要求機能 6 情報提供エリア探索機能 7 切換スイッチ 8 CPU 9 情報伝達部 10 発信部 11 受信部 12 分配器 13 アンテナ 14 押ボタン M 利用者 P アクセスポイント Z 情報提供エリア T 情報要求信号 R 歩行情報 S 情報提供エリア指示信号
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08G 1/00 - 1/16 A61F 9/08 305 H04B 7/26

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通行路の要所に設定された1または2以
    上のアクセスポイントをたどりつつ利用者が出発点から
    到達点までの道筋に沿って歩行するに際し、各アクセス
    ポイントから利用者に対して歩行情報を提供する歩行支
    援システムであって、 各アクセスポイントには音声案内装置が設置され、利用
    者は、通信機能を有する携帯具を所持し、 音声案内装置は、歩行情報発信機能と、情報提供エリア
    指示機能とを有し、 歩行情報発信機能は、利用者が所持する携帯具から常時
    或いは任意に発せられる情報要求信号に応答してアクセ
    スポイント毎に定められた情報提供エリアに固有の歩行
    に必要な歩行情報を音声にて発信するものであり、 情報提供エリア指示機能は、常時、情報提供エリア指示
    信号を発してアクセスポイント毎に定められた情報提供
    が可能な情報提供エリアを指示する機能であり、 携帯具は、通信機能として、情報要求機能と、情報エリ
    ア探索機能とを有し、 情報要求機能は、アクセスポイント毎に定められた情報
    提供エリア内に固有の歩行情報の提供を要求する機能で
    あり、情報要求信号を常時または任意に発信して情報提
    供エリア内でアクセスポイントの音声案内装置の歩行情
    報発信機能を動作させ、 情報提供エリア探索機能は、情報提供エリア指示信号を
    受信して各アクセスポイントの情報提供エリアを検知す
    る機能であり、 携帯具の情報要求機能は、アクセスポイントの情報提供
    エリアを検知したのち、利用者が情報要求信号を発信す
    るか否かを任意に選択し、情報要求信号が発信された場
    合にのみ、当該アクセスポイントの音声案内装置に歩行
    情報の提供を要求する機能を含むものであることを特徴
    とする歩行支援システム。
  2. 【請求項2】 音声案内装置と、携帯具との組合わせを
    用いる歩行支援システムであって、 音声案内装置は、予め設定されたアクセスポイントに設
    置され、歩行情報発信機能と、情報提供エリア指示機能
    とを有し、 歩行情報発信機能は、利用者が所持する携帯具から常時
    或いは任意に発せられる情報要求信号に情報提供エリア
    内で応答してアクセスポイント毎に定められた情報提供
    エリアに固有の歩行に必要な情報を音声にて発信する機
    能であり、 情報提供エリア指示機能は、常時、情報提供エリア指示
    信号を発してアクセスポイント毎に定められた情報提供
    が可能なエリアを指示する機能であり、 携帯具は、情報要求機能と、情報エリア探索機能とを有
    し、 情報要求機能は、自動モードと半自動モードと手動モー
    ドとの発信切替え機能を有し、 自動モードは、情報提供の要求信号を常時発信するモー
    ドであり、 半自動モードは、情報エリア探索機能を用いて特定のア
    クセスポイントの情報提供エリア内に入ったときに音声
    案内装置が発する情報提供エリア指示信号を受信し、手
    動操作によって情報要求信号を出力するモードであり、 手動モードは、任意に操作して情報要求指令を出力する
    モードであり、 情報提供エリア探索機能は、各アクセスポイントの情報
    提供エリアを探索する機能であり、情報提供エリア内で
    音声案内装置が発する情報提供エリア指示信号を受信す
    るものであることを特徴とする歩行支援システム。
  3. 【請求項3】 自動モードと、半手動モードと、手動モ
    ードとは、要所に設定された1または2以上のアクセス
    ポイントを順次たどりながら歩行する利用者の自由な意
    志によって、選択的に切替えられるものであることを特
    徴とする請求項2に記載の歩行支援システム。
  4. 【請求項4】 携帯具の情報エリア探索機能は、検出し
    たアクセスポイントの情報提供エリア指示信号を機械信
    号または電気信号に変換して利用者に伝達する機能を含
    むものであることを特徴とする請求項1または2に記載
    の歩行支援システム。
  5. 【請求項5】 音声案内装置は、不特定多数の者が利用
    する公共の設備として各アクセスポイントに設置される
    ほか、オプションとして特定の利用者の利便のために付
    加されたアクセスポイントに設置されるものであること
    を特徴とする請求項1または2に記載の歩行支援システ
    ム。
  6. 【請求項6】 オプションとして付加されたアクセスポ
    イントの音声案内装置から提供される歩行情報は、公共
    性を有する情報であり、これによってオプションとして
    付加されたアクセスポイントは、公共の施設に組み入れ
    られるものであることを特徴とする請求項5に記載の歩
    行支援システム。
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