JP2002071798A - 物体探知システム - Google Patents

物体探知システム

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JP2002071798A
JP2002071798A JP2000265814A JP2000265814A JP2002071798A JP 2002071798 A JP2002071798 A JP 2002071798A JP 2000265814 A JP2000265814 A JP 2000265814A JP 2000265814 A JP2000265814 A JP 2000265814A JP 2002071798 A JP2002071798 A JP 2002071798A
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JP2000265814A
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Koichi Tanokura
孝一 田野倉
Nobuki Saegusa
信樹 三枝
Hirohide Ito
博英 伊藤
Hiroaki Tanaka
宏明 田中
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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    • GPHYSICS
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    • G06K19/00Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings
    • G06K19/06Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被探知物体と探知装置との間の制御信号の搬
送に、MF帯を使用した信号伝送を行うことにより、広
範囲に散在する被探知物体を容易に探知することのでき
る物体探知システムを提供する。 【解決手段】 地上の物体探知装置である地上側装置1
と地中に埋設された被探知物体である地中側装置2は、
双方が信号の送受信を行うよう構成されている。地上側
装置1が物体探知のための指示データS1を送信する
と、地中側装置2は所定の電界レベルを検出したとき応
答データS2を返信する。地上側装置1と地中側装置2
との間の信号搬送波はMF帯を採用している。また、信
号搬送波に割当てられているMF帯の周波数は一波のみ
であるが、1台の地上側装置1に対して、複数台の地中
側装置2を探知処理できるように、地上側装置1は、電
界レべルとデータ内容の整合を行い、複数の地中側装置
の弁別処理を行っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体の存在場所を
探知するための物体探知システムに関し、特に、MF帯
を利用して埋設物などを探知するための物体探知システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、埋設物などを探知する物体探知機
としては、例えば、金属探知機や感圧探知機などが知ら
れている。金属探知機は、サーチコイルを埋設物などの
磁性体に近付けたり遠ざけたりすることによって、サー
チコイルに流れる電流の変化量を検知し、埋設物の存在
を探知するものである。また、感圧探知機は、埋設物を
踏むことによって、埋設物のマイクロスイッチや感圧セ
ンサなどが作動して、音や光や煙などによってその存在
を知らせるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような金属探知機は、サーチコイルが埋設物などにかな
り近付かなければ、サーチコイルに流れる電流の変化量
を検知することができない。すなわち、被探知物体が限
られた狭い場所にある場合は、容易にこれを探知するこ
とができるが、被探知物体が広い範囲に散在している場
合は探知することは難しい。また、感圧探知機は、埋設
物を踏まなければ探知することができないので、やは
り、広い範囲に散在している物体を探知することは難し
い。すなわち、通常の場合、埋設されたり隠されている
物体は、広大な範囲において任意に散在しているため、
その存在場所を探知するためには、かなりの時間を費や
すことがある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、被探知物体と探知装置との
間の制御信号の搬送に、例えばMF帯を使用した信号伝
送を行うことにより、広範囲に散在する被探知物体を容
易に探知することのできる物体探知システムを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明における物体探知システムは、不特定の場
所に存在する物体を、電波信号に基づいて探知する物体
探知システムにおいて、 物体を探知する探知装置及び
その物体は、それぞれ、電波信号を送受信する送受信手
段を備え、探知装置の送受信手段が、物体を探知するた
めの電波信号を送信したとき、物体の送受信手段は、受
信した電波信号の電界レベルが所定値以上のとき、探知
装置へ応答情報を示す電波信号を送信し、探知装置は、
受信した電波信号の電界レベルと応答情報の内容を判断
し、物体の存在を探知することを特徴とする。
【0006】すなわち、本発明の物体探知システムは、
探知装置と被探知物体が、共に、送受信手段を備えて、
電波信号の送受信を行うように構成されている。そし
て、被探知物体が、受信した電波信号の電界レベルが規
定値より大きいときのみ探知装置へ電波信号を応答す
る。探知装置は、受信した電波信号の電界レベルが規定
値以上のとき、電波信号の応答情報を判断して被探知物
体の存在を検知する。このように、探知装置と被探知物
体との間で規定のデータ通信を行うことができるので、
金属探知機などと異なり、かなり広範囲にわたって存在
する被探知物体の探知を行うことができる。しかも、か
なりの短時間で被探知物体を探知し、且つその被探知物
体を個別に特定することができる。
【0007】また、本発明における物体探知システム
は、前記発明において、探知装置は、送信する電波信号
の強弱及び指向性を調整する指向性調整手段を備え、こ
の指向性調整手段により、電波信号の強弱及び指向性を
変更して被探知物体に電波信号を送信し、その物体の存
在場所を絞り込むことを特徴とする。
【0008】すなわち、本発明の物体探知システムによ
れば、指向性調整手段の調整あるいは切換えにより、最
初は送信出力の強い電波信号によって、広範囲に存在す
る被探知物体の探知を行い、徐々にあるいは段階的に電
波信号の送信出力を弱くして、被探知物体を絞り込んで
行くことができる。このように、送信する電波信号の強
度を段階的あるいは連続的に変更しながら、被探知物体
の絞り込みを行うことができるので、極めて使い勝手の
よい物体探知システムを構築することができる。尚、指
向性調整手段は、指向性の方向を任意に調整することが
出来るので、電波放射領域を、被探知物体のある方向へ
随時に移動させることができる。
【0009】また、本発明における物体探知システム
は、前記発明において、探知装置は、物体を探知したこ
とを表示する表示手段を備え、この探知装置が、被探知
物体の存在を電界レベルの大きさによって判断したと
き、表示手段は、探知された物体の個数によって表示状
態を変更することを特徴とする。
【0010】すなわち、本発明の物体探知システムによ
れば、広範囲にわたって被探知物体を探知する際、複数
の物体を探知した時にはその旨を示す表示を行い、絞り
込んでいって1個の物体を探知した時にはその旨を示す
表示を行うというように、被探知物体の検出個数によっ
てブザーなどの鳴動音を変えて行けば、かなり探知操作
のしやすい物体探知システムを実現することができる。
例えば、複数の埋設物を探知する場合、探知装置の電波
送信出力の強さを切換えて、放射電波の強弱を調整しな
がら埋設物の場所の絞り込みを行えば、容易に個別の埋
設物の探知を行うことができる。
【0011】また、本発明における物体探知システム
は、前記発明において、被探知物体には、各々を特定す
るためのID番号が付加され、探知装置は、被探知物体
を特定するためのID表示手段を備え、このID表示手
段が、探知された物体のID番号を表示することによ
り、探知された複数の物体を個別に特定することを特徴
とする。
【0012】すなわち、本発明の物体探知システムによ
れば、多くの被探知物体が存在していても、探知した物
体のID番号に基づいて被探知物体を絞り込むことがで
きるので、容易に目的とする物体を探知することができ
る。
【0013】また、本発明における物体探知システム
は、探知装置と物体との間で送受信される電波信号は、
電波法施行規則に定めるMF帯の周波数であることを特
徴とする。
【0014】すなわち、本発明の物体探知システムによ
れば、探知装置と物体との間で送受信される電波信号
は、電波法の定める申請許可の要らない微弱な低出力の
搬送波であるので、他の通信装置などに電波障害を与え
る虞はない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明にお
ける物体探知システムの実施の形態を詳細に説明する
が、以下の説明では地中に埋設された埋設物の探知シス
テムについて述べることにする。図1は、本発明の物体
探知システムの基本シーケンスを示す構成図である。同
図において、本発明の物体探知システムは、地上の物体
探知装置(以下、地上側装置という)1と地中に埋設さ
れた被探知物体(以下、地中側装置という)2とによっ
て構成され、双方が信号の送受信を行うようになってい
る。すなわち、地上側装置1が物体を探知するための指
示データS1を送信すると、地中側装置2が応答情報を
示す応答データS2を返信するように構成されている。
【0016】さらに、この物体探知システムでは、地中
での伝送ロスを低減するために、地上側装置1と地中側
装置2との間の信号搬送波(すなわち、指示データS1
と応答データS2)に、電波法施行規則に定められるM
F帯を採用している。尚、この信号搬送波は、電波法の
定める申請許可の要らない微弱な低出力の搬送波であ
る。また、この物体探知システムは、信号搬送波に割当
てられているMF帯の周波数は一波のみであるが、操作
部を有する物体探知装置である一式の地上側装置1に対
して、地中に埋設されている被探知物体、すなわち地中
側装置2を複数台探知することができる。尚、図1は、
1台の地上側装置1に対して1台の地中側装置2のみが
示されている。
【0017】さらに、この物体探知システムが、複数の
地中側装置の物体探知処理を実行するために、地上側装
置1は、電界レべルとデータ内容の整合を行っている。
すなわち、地上側装置1が複数の地中側装置からの信号
を同時に受信したとき、各々の地中側装置を特定するた
めに、地上側装置1は、複数の地中側装置からの信号を
受信した場合に信号弁別処理を行うことができるように
なっている。
【0018】図2は、本発明における物体探知システム
の詳細なブロック図である。すなわち、図2は、図1に
おける地上側装置1と地中側装置2の内部構成を詳細に
示したものである。図2において、1台の地上側装置1
1は、複数台の地中側装置31a…31nと通信接続で
きるように構成されている。
【0019】そして、地上側装置11は、この装置全体
を制御する制御部12と、制御部12の信号インターフ
ェースとなるI/O部13と、送信系統と受信系統の切
換えを行うMODE部14と、各地中側装置31a…3
1nへ指示データS1を送信するための制御を行う送信
部15と、各地中側装置31a…31nから応答データ
S2を受信するための制御を行う受信部16と、指示デ
ータS1を送信したり応答データS2を受信したりする
ためのデータ受け渡しを行う送受信部17と、データを
送受信するための各種操作を行う操作部18と、電波の
指向性の方向や電波の届く範囲の強弱を調整する指向性
調整部19と、複数台の地中側装置31a…31nの
内、どの地中側装置からのID情報を受信したかを表示
するID表示部20と、何れか又は複数の地中側装置か
ら応答データS2を受信したとき、受信内容に応じてそ
れぞれ異なる音声を発するブザー21と、アンテナ22
とによって構成されている。尚、この実施の形態で説明
する地上側装置11は携帯用の装置であるが、必ずしも
携帯用に限ることはなく、固定されていてもよく、ある
いは車載用の装置であっても構わない。
【0020】また、地中側装置31aは、この装置全体
を制御する制御部32と、制御部12の信号インターフ
ェースとなるI/O部33と、送信系統と受信系統の切
換えを行うMODE部34と、地上側装置11へ応答デ
ータS2を送信するための制御を行う送信部35と、地
上側装置11から指示データS1を受信するための制御
を行う受信部36と、応答データS2を送信したり指示
データS1を受信したりするためのデータ受け渡しを行
う送受信部37と、磁性体である車両などが近付いたと
きにコイル電流を変動させて、車両などの通過を検知す
る磁気反応部38と、地中側装置31aの上を通過する
車両などの荷重により車両などの通過を検知する圧力セ
ンサなどの感圧反応部39と、アンテナ40とによって
構成されている。
【0021】尚、磁気反応部38と感圧反応部39は、
本発明とは直接的には関係しないので、その詳細な説明
は省略するが、これらの磁気反応部38と感圧反応部3
9は、地中側装置31aが車両などの移動体を検知する
ための移動体の通過検知システムとして用いることが出
来る。また、他の地中側装置…31nについても、地中
側装置31aと全く同じ構成であるので、その説明は省
略する。
【0022】次に、図2における物体探知システムが、
物体すなわち地中側装置31a…31nを探知する動作
について説明する。先ず、探知者は、地上側装置11を
携帯して移動しながら、不特定の地中側装置31a…3
1nの探知を行う。このとき、地上側装置11の操作部
18の操作によって、MODE部14を送信側モードに
切換える。これによって、地上側装置11の送信部15
より送受信部17を経由して、アンテナ22より不特定
の地中側装置31a…31nに対して指示データS1が
送信される。すると、不特定の地中側装置31a…31
nは、それぞれのアンテナ40a…40nを通して指示
データS1を受信し、受信電波の強度、すなわち受信電
界レべル(RSSI)によって、受信電波が予め決めら
れた規定値以上のレベルであるか否かの判断を行う。
【0023】今、地中側装置31aにおいて、規定値以
上の受信電界レべル(RSSI)が認識された場合は、
地中側装置31aは、MODE部34によって受信モー
ドに切換っているので、受信部36が送られてきた指示
データS1の内容を判断する。そして、指示データS1
の内容に誤りが無ければ、MODE部34は送信モード
に切換えを行い、送信部35より送受信部37を経由し
て、アンテナ40aより地上側装置11に応答データS
2を送出する。尚、受信電界レべル(RSSI)が規定
値以下の場合は、応答データS2は送信されない。
【0024】そして、地上側装置11は、アンテナ22
が受信した応答データS2を送受信部17に入力する。
さらに、MODE部14によって受信モードに切り換え
られ、応答データS2は受信部16に入力される。そし
て、受信部16は、受信電界レベル(RSSI)に基づ
いて、受信した応答データS2の受信電波のレベルが規
定値以上であるか否かを判断する。ここで、受信電波が
規定値レべル以上の場合は、地上側装置11は、送られ
てきた応答データS2の内容を判断して、視覚や聴覚な
どで体感できるように地上側装置11上で表示し、地中
に埋設された地中側装置31aが近くにあることを通知
する。例えば、ブザー21の鳴動によって地中側装置3
1aが近くにあることを知らせる。尚、受信電波が規定
値レべル以下の場合は、何の応答も行わない。また、地
中側装置31a…31nのそれぞれには、予めID番号
が決められているので、ID表示部20には探知された
地中側装置31aに対応するID番号が表示され、どの
地中側装置を探知したかが解るようになっている。
【0025】次に、地上側装置11が、アンテナ22の
指向性や電波の届く範囲を調整し、地中側装置を絞り込
みながら探知して行く動作について説明する。地上側装
置11は、指向性調整部19のボリューム調整または切
換えスイッチにより、先ず、強い電波を出力して広範囲
な探知を行い、次第に電波を弱めて狭い範囲の絞り込み
を行う。図3は、地上側装置のアンテナから放射される
電波放射領域の模式図である。同図に示すように、先
ず、(a)のように強い電波出力で広範囲な地中側装置
の探知を行う。このとき、電波の指向性は必ずしも地中
側装置の方向に一致していないので、アンテナ22の方
向を360度回転させて全域に電波が届くようにして地
中側装置の方向を特定する。そして、ある方向に地中側
装置が探知されたら、その方向に地上側装置11を近付
けながら、指向性調整部19によって図3の(b)のよ
うに弱い電波出力に切換えて地中側装置に接近する。こ
れによって地中側装置を絞り込んで探知することができ
る。
【0026】すなわち、図3に示すように、地上側装置
の電波出力を強/弱に切換えることにより、「強」の電
波出力を利用することで広い範囲にわたって地中側装置
の探知を実施する。そして、電波放射領域の範囲内に複
数の地中側装置を感知したら、「弱」の電波出力に切換
えることで、探知範囲の紋込みを行い、1個の地中側装
置を探知することができる。このようにして、地中側装
置を、例えば1m程度の範囲内に絞り込むことができ
る。
【0027】次に、複数の地中側装置を同時に探知した
場合の動作について説明する。図4は、個数の異なる地
中側装置を探知する状態を示す模式図であり、また、図
5は、地中側装置の探知個数が異なる場合の探知動作を
比較した図表である。すなわち、図4において、近接し
た場所に地中側装置3aと地中側装置3bが存在し、地
中側装置3aの電界エリア4aと地中側装置3bの電界
エリア4bとが、図に示すように一部で重なっている。
一方、地上側装置は、地中側装置3aの電界エリア4a
又は地中側装置3bの電界エリア4bに存在する地上側
装置と、電界エリア4aと電界エリア4bの重なるエ
リアに存在する地上側装置と、何れのエリアからも外
れた場所に存在する地上側装置との3通りがある。
【0028】図5の図表に基づいて説明すると、先ず、
地上側装置の近くに一つの地中側装置が存在する場合、
すなわち、電界エリア4a又は電界エリア4bの何れか
に地上側装置が存在する場合は、電界レベルは「規定
内」にあり、地上側装置の地中側装置3a又は地中側
装置3bから受ける応答データの認識状態は「認識」で
ある。このときは、地上側装置の表示は、ブザー音と
して「連続音」を鳴動する。このとき、前述したよう
に、地上側装置のID表示部には、地上側装置のID
番号が表示されるので探知した地上側装置を特定する
ことができる。
【0029】次に、地上側装置の近くに二つの地中側装
置が存在する場合、すなわち、電界エリア4aと電界エ
リア4bの重なるエリアに地上側装置が存在する場合
は、電界レベルは「規定内」にあるが、地上側装置が
地中側装置3a及び地中側装置3bから受ける応答デー
タの認識状態は、データの重なりにより「不認識」とな
る。このときは、地上側装置の表示は、ブザー音とし
て「長間隔の断続音」を鳴動する。
【0030】すなわち、地上側装置が複数の地中側装
置から応答データを受信した時は、受信電界レべルは規
定値以上の値が入力されているが、送信されてきた応答
データの信号が重なるので、そのデータ内容が正確であ
るか否かの判断を行うことができない。しかしながら、
電界レべルが規定値以上ということから、複数の地中側
装置から電波を受信していると認識できるので、表示
(すなわちブザー音)に変化を持たせることで、複数の
地中側装置の応答データを受信して探知を行うことがで
きるようにする。さらに、地上側装置のID表示部に
は地中側装置3a及び地中側装置3bのID番号が表示
されるので、探知した複数の地中側装置をそれぞれ特定
することができる。
【0031】次に、地上側装置の近くには何れの地中側
装置も存在していない場合、すなわち、電界エリア4a
及び電界エリア4bの外に地上側装置が存在する場合
は、電界レベルは「規定外」であり、何れの地中側装置
3a,3bからの応答データの認識状態も「不認識」で
ある。そして、このときは、地上側装置の表示は、ブ
ザー音として「短間隔の断続音」を鳴動し、地上側装置
の近傍には何れの地中側装置も存在していないことを
知らせる。
【0032】以上述べた実施の形態は本発明を説明する
ための一例であり、本発明は、上記の実施の形態に限定
されるものではなく、発明の要旨の範囲で種々の変形が
可能である。例えば、上記の実施の形態は2個の地中側
装置の応答データを受信した場合について述べたが、こ
れに限ることはなく、3個以上の地中側装置のエリアが
重なる場合も、前述と同様の動作によって複数の地中側
装置の存在を探知することができる。また、前述の実施
の形態では、搬送波としてMF帯を使用する場合につい
て述べたが、電波妨害を起こす虞がなく、且つ電波法に
違反しない搬送波であればMF帯に限ることはない。さ
らに、上記の実施の形態では2個の地中側装置を探知し
て判別する場合について述べたが、これに限ることはな
く、各々の地中側装置に個別のID番号を決めておけ
ば、N個の地中側装置を探知してこれらをそれぞれ特定
することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の物体探知
システムによれば、目印のない埋設物でも、探知装置と
埋設物との間で規定のデータ通信を行うことができるの
で、かなりの短時間で埋設物を探知し、しかもその埋設
物を特定することができる。また、複数の埋設物の探知
においても、地上側装置における無線機の電波送信出力
の強さを切換えたり変更したりして、放射電波の強弱を
調整することにより、埋設物の場所の絞り込みを行っ
て、個別の埋設物毎に探知を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の物体探知システムの基本シーケンスを
示す構成図である。
【図2】本発明における物体探知システムの詳細なブロ
ック図である。
【図3】地上側装置のアンテナから放射される電波放射
領域の模式図である。
【図4】個数の異なる地中側装置を探知する状態を示す
模式図である。
【図5】地中側装置の探知個数が異なる場合の探知動作
を比較した図表である。
【符号の説明】
1、11 地上側装置 2、31a…31n 地中側装置 12、32 制御部 13、33 I/O部 14、44 MODE部 15、35 送信部 16、36 受信部 17、37 送受信部 18 操作部 19 指向性調整部 20 ID表示部 21 ブザー 22、40a、…40n アンテナ 38 磁気反応部 39 感圧反応部 、、 地上側装置 3a、3b 地中側装置 4a、4b 電界エリア S1 指示データ S2 応答データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 博英 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 (72)発明者 田中 宏明 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 Fターム(参考) 5J070 AB01 AB30 AE11 AF03 AF10 AH14 AK13 BC06 BC07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不特定の場所に存在する物体を、電波信
    号に基づいて探知する物体探知システムにおいて、 前記物体を探知する探知装置及び該物体は、それぞれ、
    電波信号を送受信する送受信手段を備え、 前記探知装置の送受信手段が、前記物体を探知するため
    の電波信号を送信したとき、 前記物体の送受信手段は、受信した電波信号の電界レベ
    ルが所定値以上のとき、前記探知装置へ応答情報を示す
    電波信号を送信し、 前記探知装置は、受信した電波信号の電界レベルと応答
    情報の内容を判断し、前記物体の存在を探知することを
    特徴とする物体探知システム。
  2. 【請求項2】 前記探知装置は、送信する電波信号の強
    弱及び指向性を調整する指向性調整手段を備え、 前記指向性調整手段により、電波信号の強弱及び指向性
    を変更して前記物体に電波信号を送信し、該物体の存在
    場所を絞り込むことを特徴とする請求項1に記載の物体
    探知システム。
  3. 【請求項3】 前記探知装置は、前記物体を探知したこ
    とを表示する表示手段を備え、 前記探知装置が、前記物体の存在を電界レベルの大きさ
    によって判断したとき、 前記表示手段は、探知された物体の個数によって表示状
    態を変更することを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の物体探知システム。
  4. 【請求項4】 前記物体には、各々を特定するためのI
    D番号が付加され、 前記探知装置は、前記物体を特定するためのID表示手
    段を備え、 前記ID表示手段が、探知された物体のID番号を表示
    することにより、探知された複数の物体を個別に特定す
    ることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載
    の物体探知システム。
  5. 【請求項5】 前記探知装置と前記物体との間で送受信
    される電波信号は、電波法施行規則に定めるMF帯の周
    波数であることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れ
    かに記載の物体探知システム。
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