JP3703135B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は図柄変動や演出表示の為の回転部材を備えた遊技機に関し、特に回転部材の原点設定(初期設定)を、電源投入した後に行うようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ機等の弾球遊技機においては、遊技盤に普通入賞口や図柄始動手段、アタッカーと呼ばれる可変入賞手段(開閉式入賞手段)だけでなく、変動図柄表示手段として複数(例えば、3つ)の回転リールからなる回転表示装置を設け、これら回転リールを回転させて図柄変動するように構成したものが実用化されている。また、スロットマシンと呼ばれる回胴式遊技機においても同様に、複数(例えば、3つ)の回転リールからなる回転表示装置が設けられている。
【0003】
これら回転表示装置の各回転リールの外周部には、例えば、「チェリー」、「スター」、「オレンジ」・・等の複数種類の遊技図柄が印され、回転リールの内側に設けた発光手段からの光を照射することで、3列×3行の遊技図柄を矩形状の図柄表示窓を介して遊技者が見えるようにしてある。そして、複数の回転リールが回転後に停止したときに、横方向の入賞ラインと斜め方向の入賞ラインの何れかに、「777」等の特別遊技図柄が揃った場合に大当たりが発生する。この場合、パチンコ機では可変入賞手段が複数ラウンドに亙って開放される利益状態が発生する一方、スロットマシンにおいては、ビッグボーナスやレギュラーボーナスが発生するようになり、遊技者に利益状態が付与される。
【0004】
更に、スロットマシン等では、入賞とは全く関係のない演出用のリールが、回転表示装置の直ぐ上側に設けられているものもある。この場合、その演出用のリールにより、スタートレバーが操作されたときの乱数抽選により決定された入賞態様を停止ボタンの操作の前に遊技者に報知して、遊技者の停止操作を補助したり、或いは、ストップボタンの操作後に入賞態様を遊技者に報知して実際に入賞が得られたか否かを遊技者が確認できるようになっている。
【0005】
ところで、これら回転表示装置の各回転リールや演出用リールを駆動するリール駆動モータは、一般的には、位置制御が容易なステッピングモータからなり、主制御部から供給される駆動パルスに基づいて回転駆動される。ここで、ステッピングモータはオープンループ制御されるため、営業開始に際して、パチンコ機やスロットマシンに電源が投入された場合、各パチンコ機や各スロットマシンにおいては、各回転リールの原点設定処理が一斉に実行される。
【0006】
この回転リールの原点設定処理(所謂、初期設定処理)は、回転リールの原点位置を制御上の制御原点位置に対応させるための対応付け処理であり、この原点設定処理が行われることで、パチンコ機においては「7」等の大当たり図柄で停止し、スロットマシンにおいても「7」等の大当たり図柄で停止する。この場合、従業員は、「777」等の所定の図柄態様の表示により、各パチンコ機や各スロットマシンの原点設定が確実に行われているのを確認するようにしている。
【0007】
それ故、営業開始直後で、回転リールの原点設定処理が実行されたパチンコ機やスロットマシンでは、原点位置に対応する遊技図柄「7」等が揃った大当たり図柄態様「777」等で停止している場合が多い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように、ホールに設置された複数台のパチンコ機やスロットマシンにおいては、営業開始に際しての電源投入に伴って、各回転リールの原点設定処理が一斉に実行されて、「777」等の図柄態様が表示されたり、演出用の図柄についても特定の演出図柄が表示されているため、遊技の興趣に欠ける面がある。即ち、遊技者が遊技を始める前に既に「777」等が表示されているよりも、遊技開始後に「777」等を表示する方が、遊技者の興趣をそそると考えられる。
【0009】
また、パチンコホールに設置した複数台の全てのパチンコ機やスロットマシンについて、ホール側のメインスイッチのON操作で複数台の遊技機に略同時に電源を供給したり、複数の従業員が一斉に電源スイッチをONにするため、原点設定処理がほぼ一時的に集中して実行され、複数のリール駆動モータの各々に駆動電力が供給されるため、一度に大電力を必要とすること、等の問題がある。
本発明の目的は、電源投入後における遊技者の外的操作によって原点設定処理をして「777」等を表示することで遊技の興趣をそそるようにできること、原点設定処理で消費する電力を小電力化できるようにすること、等である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の遊技機は、遊技状態に応じて遊技者に有利となる利益状態を発生させる利益状態発生手段と、複数種の遊技図柄を変動表示させる可変表示手段と、可変表示手段とは別個に設けられ演出用の複数の識別情報が印された回転部材と、この回転部材を回転させるモータ手段と、このモータ手段を駆動制御する駆動制御手段とを備え遊技球を用いて遊技を行う遊技機において、遊技球を発射させる為のハンドル手段と、ハンドル手段の握り部に設けられ遊技者がハンドル手段を握ったことを検知するタッチセンサとを備え、駆動制御手段は、電源投入後において遊技者がハンドル手段を握ったときにタッチセンサから出力される最初の信号により、回転部材が所定の識別情報を識別情報表示窓に表示する原点位置に停止するように、モータ手段を駆動制御するものである。
【0011】
回転部材を回転させるモータ手段を回転駆動するに際しては、回転部材の回転位置、つまり所定の識別情報を識別情報表示窓に表示する原点位置に停止させる原点設定処理が必要であるが、この原点設定処理を、営業開始に際して遊技機に電源が投入された時点では行わず、電源が投入された後に、遊技者がハンドル手段を握ったときにタッチセンサから出力される最初の信号により行う。それ故、その日の最初の遊技者が遊技を開始しようとする時点においては、識別情報表示窓には、回転部材に印された複数の識別情報のうちの前日における最終停止図柄が表示された状態であり、遊技機毎に異なる図柄態様が表示されており、遊技開始後に「777」等を表示することで遊技者の興趣をそそることができる。
【0012】
請求項2の遊技機は、請求項1の遊技機において、遊技盤の盤面の入賞口に入賞した遊技球を検知する球検知手段を備え、遊技者によりハンドル手段を操作して、遊技領域に打ち込まれた遊技球が、入賞口に最初に入賞し、これを球検知手段が検知することで、駆動制御手段がモータ手段を駆動制御するように構成するものである。
【0013】
請求項3の遊技機は、遊技状態に応じて遊技者に有利となる利益状態を発生させる利益状態発生手段と、一列状に並べた複数の識別情報表示窓に対応するように配設され、且つ複数の識別情報が印された複数の回転部材と、これらの回転部材を夫々回転させるモータ手段と、これらモータ手段を駆動制御する駆動制御手段とを備え、これら回転部材の回転停止により複数の識別情報表示窓に表示される複数の識別情報が特定態様となった場合に、利益状態発生手段が利益状態を発生させる遊技機であってメダルを用いて遊技を行う遊技機において、駆動制御手段は、電源投入後において遊技者がメダルをメダル投入部に最初に投入したときに、回転部材が所定の識別情報を識別情報表示窓に表示する原点位置に停止するように、モータ手段を駆動制御するものである。
原点設定処理を、営業開始に際して遊技機に電源が投入された時点では行わず、電源が投入された後に、遊技者がメダルをメダル投入部に最初に投入したときに行うので、請求項1の遊技機とほぼ同様の作用が得られる。
請求項4の遊技機は、請求項1又は3の遊技機において、モータ手段がステッピングモータで構成され、このステッピングモータを駆動するステップ数を計数することで回転部材が原点位置に停止したか否か判定する原点位置判定手段と、この原点位置判定手段が回転部材が原点位置に停止していないと判定した場合に異常である旨を報知する報知手段とを備えるように構成するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面に基いて説明する。
本実施形態は、パチンコホールの島構造体に設置される所謂カード式弾球遊技機と呼ばれる第1種パチンコ機に本発明を適用した場合の一例であり、パチンコホールに設けられた島構造体には、その長さ方向に複数のカード式球貸し機1と複数のパチンコ機2とが交互に配設され、カード式球貸し機1はパチンコ機2に電気的に接続されている。
【0015】
図1〜図2、図5〜図6に示すように、カード式弾球遊技機であるパチンコ機2は、矩形枠状の外枠3と、この外枠3に開閉自在に枢着された前枠4とを有し、カード式球貸し機1をサンドイッチ状に挟持する状態で、外枠3が島構造体(図示略)に着脱自在に装着されている。前枠4には、遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、遊技盤5の前側に対応させて、窓部6aを有するガラス扉6と発射用の遊技球を貯留する球受け皿8の前面板(図示略)とが夫々開閉自在に枢着されている。前枠4の下部には、球受け皿8から溢流し又は抜き取った遊技球を貯留する下皿9と、発射手段10の発射ハンドル11とが設けられている。
【0016】
この発射手段10は、回動操作可能な発射ハンドル11(これがハンドル手段に相当する)と、この発射ハンドル11を回動操作した回動角度に応じた打撃力で打撃槌12により遊技球を発射させる発射モータ13(図5,図6参照)などを備えている。ここで、発射ハンドル11の握り部には、遊技者が発射ハンドル11を握った場合に、人体から発生する静電気を検知するタッチセンサ11aが設けられている。
【0017】
それ故、そのタッチセンサ11aからのセンサ信号(例えば、「H」レベル信号)により、遊技者が遊技を開始したことを確実に検出することができる。球受け皿8の右部には、カード式球貸し機1に対する球貸し操作用の操作パネル14が設けられ、この操作パネル14には、カード残額を3桁の数字で表示するカード残額表示部14aと、所定金額分の遊技球の球貸しを指示する球貸しスイッチ14bと、遊技終了時にカードの返却を指令する返却スイッチ14cとが設けられている。
【0018】
図2に示すように、遊技盤5には、金属製の外レールと内レールとからなるガイドレール15がほぼ環状に設けられ、このガイドレール15の内側の遊技領域5aには、センターケース25と、そのセンターケース25内に設けられたカラーの液晶ディスプレイ16と、左ゲート手段(通過手段又は作動口)17及び右ゲート手段18と、複数の普通入賞手段19(この場合、例えば6つ)と、図柄始動手段(図柄始動兼入賞手段)20と、可変入賞手段(開閉式入賞手段)21等が夫々所定の位置に配設されている。
【0019】
左右のゲート手段17,18には、遊技球の通過を検出する遊技球検出センサ17a,18aが夫々設けられている。更に、普通入賞手段19の各々には、遊技球の通過を検出する遊技球検出センサ19aが設けられている。それ故、遊技球が何れかのゲート手段17,18を通過した場合、通過したゲート手段17,18の遊技球検出センサ17a,18aから出力される通過検出信号を、後述する主制御手段50に供給可能になっている。ここで、これら遊技球検出センサ17a〜19aの各々が球検知手段に相当する。
【0020】
尚、遊技盤5には複数の遊技釘や風車が設けられているが、図示を省略する。液晶ディスプレイ16は、3つの遊技図柄からなる特別遊技図柄を変動表示する特別図柄表示手段23として機能するとともに、2つの遊技図柄からなる普通遊技図柄を変動表示する普通図柄表示手段24として機能する可変表示手段22である。また、可変表示手段22には、各種の背景やキャラクタの動画、吹き出し等の動作を、特別図柄表示手段23及び普通図柄表示手段24を含む液晶ディスプレイ16の画面に背景画像として演出表示する機能も有する。
【0021】
特別図柄表示手段23は、例えば左右方向に並ぶ3個(左、中、右)の図柄表示部23a〜23cを有し、図柄始動手段20に遊技球が入賞することを条件に、図柄表示部23a〜23cに特定遊技図柄が所定時間だけ変動表示(スクロール表示)される。そして、各図柄表示部23a〜23cにおいては、図柄始動手段20への遊技球の入賞タイミングに応じた抽選結果に基づいて決定される図柄態様で停止する。
【0022】
普通図柄表示手段24は、例えば可変表示手段22の右下部に、左右方向に並ぶ2個(左、右)の図柄表示部24a,24bを有し、左ゲート手段17又は右ゲート手段18を通過した遊技球が検出されたとき、各図柄表示部24a,24bに普通遊技図柄を所定時間だけ変動表示し、遊技球が左ゲート手段17又は右ゲート手段18を通過する時点において抽選された制御乱数により決定される図柄態様を表示して停止するようになっている。普通図柄表示手段24の変動後に停止した普通遊技図柄が当たりとなった当たり発生時には、図柄始動手段20の開閉爪20aが所定時間だけ開放されて入賞し易くなる。
【0023】
図柄始動手段20は、開閉自在な左右1対の開閉爪20a及び遊技球の通過を検出する遊技球検出センサ20bを備え、図示外のソレノイドを駆動源とする電動式チューリップと一体的に構成され、遊技球検出手段として機能するものである。可変入賞手段21は前方に開放可能な開閉板21aを備え、通常、開閉板21aは閉じた状態であるが、特別図柄表示手段23の変動後に停止した遊技図柄が「777」、「444」等の特定態様のとき、所謂「大当たり」と称する特別遊技が開始され、開閉板21aが前方開放状に切換えられて遊技者に有利な状態が発生する。
【0024】
この可変入賞手段21の内部に遊技球通過部である特定入賞領域21bと普通入賞領域21cとが設けられ、特定入賞領域21bを遊技球が通過したとき、特別遊技が継続される。遊技球が特定入賞領域21bを通過したことを遊技球検出センサ21dで検出可能であり、また遊技球が普通入賞領域21cを通過したことを遊技球検出センサ21eで検出可能である。ここで、これら遊技球検出センサ20b,21d,21eの各々も球検知手段に相当する。
【0025】
可変入賞手段21の開閉板21aが前方に開放された後、所定時間(例えば、約30秒間)が経過した場合、又は所定数(例えば10個)の遊技球が入賞したときに特別遊技が終了する。しかし、開閉板21aが閉じるときに遊技球が特定入賞領域21bを通過していれば、最大所定ラウンド(例えば16ラウンド)まで特別遊技を継続でき、遊技者に有利な利益状態が付与される。
【0026】
ところで、センターケース25の直ぐ上側の遊技盤5には、1つの回転リール(これが回転部材に相当する)27を有する演出用の回転表示装置26が設けられている。次に、この回転表示装置26について、図3に基づいて説明する。
遊技盤5に矩形状の図柄表示窓5bが形成され、回転表示装置26は、回転リール27の前端部を図柄表示窓5bに臨ませるように遊技盤5に裏側から取り付けられている。遊技盤5の裏側には、側面視略L字状の取付け板28が固定され、この取付け板28の下面側にステッピングモータからなるリール駆動モータ(これがモータ手段に相当する)29が下向きに固定されている。
【0027】
このリール駆動モータ29の駆動軸29aに、回転リール27のリールフレーム27aが固着され、そのリールフレーム27aの外周部には、帯状の図柄シート27bが貼着され、この図柄シート27bには12種類の演出図柄(これが複数の識別情報に相当する)が所定間隔おきに印されている。これら12種類の演出図柄は、図4に示すように、「大当たり」、「プレミアリーチ」、「スーパーリーチ」、「ノーマルリーチ」、「確率変動」・・・等である。ここで、リール駆動モータ29は、2相ステッピングモータであり、96パルスで1回転する。それ故、励磁相を切換えながら8パルス毎に、12種類の演出図柄の各々を順々に切換えて、図柄表示窓5bを介して表示することができる。
【0028】
ところで、図柄シート27bの一端側の一箇所には、所定幅を有する原点設定用の切欠き部27cが形成されている。この切欠き部27cに対応するように、取付け板28には、発光部30aと受光部30bとを有する側面視略コ字状のフォトインタラプタ30が固定されている。即ち、発光部30aと受光部30bとは図柄シート27bを挟んで対向状に位置しているため、受光部30bは、切欠き部27cに対応したときに発光部30aからの光を受けた場合に限って、つまり図柄シート27bが1回転する毎に所定の原点位置で検出信号を出力する。
【0029】
次に、図5、図6に示すように、前枠4の裏側には、遊技盤5を裏側から押さえる裏機構板32が着脱自在に装着され、この裏機構板32には開口部32aが形成され、その上側に球タンク33と、これから延びるタンクレール34とが設けられ、このタンクレール34に接続された払出し手段35が裏機構板32の側部に設けられ、裏機構板32の下側には払出し手段35に接続された払出し球誘導路36が設けられている。払出し手段35から払出された遊技球は払出し球誘導路36を経由して球受け皿8に払出される。
【0030】
裏機構板32の開口部32aには、遊技盤5の裏側に装着された裏カバー37が嵌合されている。この裏カバー37に装着された基板ケース38の内部に主制御基板39が配設され、その前側に図柄制御基板40が配設されている。そして、液晶ディスプレイ16はこの図柄制御基板40に電気的に接続されている。主制御基板39の下側で、裏カバー37に装着された基板ケース41aの内部にランプ制御基板42が設けられ、この基板ケース41aに隣接する基板ケース41bの内部にサウンド制御基板43が設けられている。
【0031】
これら基板ケース41a,41bの下側で裏機構板32に装着された基板ケース44の内部には、電源基板45と払出し制御基板46が夫々設けられている。この電源基板45には、図5に示すように、電源スイッチ77とクリアスイッチ78とが配設されている。但し、基板ケース44のこれら両スイッチ77,78に対応する部分が切り欠かれ、両スイッチ77,78を片手で同時に手動操作可能になっている。
【0032】
更に、発射手段10の後側に装着された基板ケース47の内部には、発射制御基板48が設けられている。これら制御基板39〜40,42〜43,45〜46,48は夫々独立のプリント基板で構成され、電源基板45と発射制御基板48を除くその他の制御基板39,40,42,43,46には、CPUとROMやRAM等を有する1チップ集積回路からなるマイクロコンピュータ(図示略)が夫々設けられている。
【0033】
主制御基板39とその他の制御基板40,42,43,46とは、複数本の信号線でコネクタを介して電気的に接続され、主制御基板39から各制御基板40,42,43,46に、所定の遊技動作を実行させる種々の制御コマンドを一方向通信にて送信可能になっている。制御コマンドの一方向通信を採用することで、普通遊技図柄や特別遊技図柄の図柄停止に関する不正を確実に防止できるとともに、後述する主制御手段50の制御負荷を軽減でき、制御コマンドの送信制御を簡単化することができる。
【0034】
次に、パチンコ機2の制御装置に予め格納した複数の制御プログラムを介して達成される種々の機能について、図7、図8の機能ブロック図により説明する。但し、これら種々の機能は、前述したマイクロコンピュータ及びROMに格納した種々の制御プログラム等により、これらの手段50〜61、65〜69、70、71、73、75で達成される。
【0035】
主制御基板39上に構成された主制御手段50は、遊技盤5に設けられた種々の遊技部品や各種の遊技球検出手段17〜21等に設けられた各種の遊技球検出センサ17a〜19a,20b,21d〜21e等に対する信号の入出力に関わる遊技盤5の遊技制御を主として司るとともに、後述する図柄制御手段65、払出し制御手段70、ランプ制御手段71、サウンド制御手段73等に必要に応じて制御コマンドを送信出力する。即ち、主制御手段50は、遊技機であるパチンコ機2を統括的に制御する。
【0036】
図柄制御基板40上に構成された図柄制御手段65は、主制御手段50から送信されてくる図柄制御コマンドに基づいて、各図柄表示部24a,24bの普通遊技図柄を変動制御するとともに、指示された普通図柄態様を表示するように変動停止を制御する。図柄制御手段65は、更に、受信した図柄制御コマンドに基づいて、各図柄表示部23a〜23cの特別遊技図柄を変動制御し、指示された特別図柄態様を表示するように変動停止を制御したり、液晶ディスプレイ16に演出表示させる演出表示制御を実行する。
【0037】
払出し制御基板46上に構成された払出し制御手段70は、主制御手段50から払出し制御コマンドを受信し、払出し手段35による遊技球の払出し制御を司る。ランプ制御基板42上に構成されたランプ制御手段71は、主制御手段50からランプ制御コマンドを受信し、遊技盤5や外枠3等に設けられた多数の装飾用ランプや演出用ランプ等を含むランプ群72の点灯制御を司る。サウンド制御基板43上に構成されたサウンド制御手段73は、主制御手段50からサウンド制御コマンドを受信し、球受け皿8の裏側に設けられたスピーカ74に対する各種の音響効果音の為のサウンド出力制御を司る。発射制御基板48上に構成された発射制御手段75は、発射モータ13を駆動して遊技球の発射制御を司る。
【0038】
主制御手段50は、複数の制御乱数を発生する乱数発生手段51と、乱数抽出手段52と、乱数判定手段53と、利益状態発生手段54と、遊技図柄決定手段55と、コマンド送信手段56に加えて、演出図柄決定手段57と駆動制御手段58と、リール位置検出手段59と、原点位置判定手段60と、報知制御手段61等を備えている。ここで、抽選手段には、図柄始動手段20に遊技球が入賞したことに基づいて特別遊技図柄に関する抽選を行う特別図柄抽選手段と、左右のゲート17,18を遊技球が通過することに基づいて普通遊技図柄に関する抽選を行う普通図柄抽選手段とが別々に設けられている。
【0039】
そこで、ここでは、普通図柄抽選手段に関する説明を省略し、特別図柄抽選手段について説明する。次に、特別図柄抽選手段の乱数発生手段51と乱数抽出手段52について説明する。この乱数発生手段51は、微小な更新周期(例えば、約2msec)で、例えば「0〜299」までの制御乱数を繰り返し発生する。この乱数発生手段51で発生する複数の制御乱数のうち、1つの制御乱数(例えば、「17」)だけが、予め定められた特定乱数である大当たり用乱数として設定されている。
【0040】
乱数抽出手段52は、特別図柄に関しては図柄始動手段20に遊技球が入賞したときの制御乱数を抽出する。乱数判定手段53は、図柄始動手段20に遊技球が入賞したときに乱数抽出手段52で抽出された制御乱数に基づいて、特別遊技図柄に関して、特定乱数と一致した「大当り」であるのか、又は「外れ(外れリーチを含む)」の何れであるかを判定する。
【0041】
更に、乱数判定手段53は、確率変動型の大当たりに関しても判定を行い、確率変動型であると判定した場合には、当該利益状態の終了後、次回或いは次々回の大当たり迄、或いは所定回数(例えば、100回)だけ特別遊技図柄が変動する迄、大当たりとする特定乱数の数を通常のときよりも多くする。また、乱数判定手段53は、このような確率変動の場合には、後述する利益状態発生手段54に所定の利益を与えるように指示する。
【0042】
利益状態発生手段54は、乱数判定手段53から大当たりの判定結果を受ける、若しくは、特別図柄表示手段23の変動後の停止図柄が大当たり図柄となることを条件に、遊技制御に含まれる所定の利益状態発生ルーチンにより可変入賞手段21の開閉板21aを前述したように開閉作動させる。更に、利益状態発生手段54は、乱数判定手段53から前述した確率変動指示を受けると、普通遊技図柄が「当たり」になることを条件として、図柄始動手段20の開閉爪20aを通常時(例えば、約0.5 秒)よりも長い時間(例えば、約3秒)開状態にする等して、遊技球が入り易くなるといった利益状態を遊技者に与える。
【0043】
遊技図柄決定手段55は、乱数判定手段53からの判定結果に応じて、所定の抽選プログラムにより、普通遊技図柄に関して、「当たり」のときには当たり図柄及び当たり変動パターンを抽選により決定し、「外れ」のときには外れ図柄及び外れ変動パターンを抽選により決定する。遊技図柄決定手段55は、更に、特別遊技図柄に関して、「大当たり」のときには大当たり図柄及び大当たり変動パターンを抽選により決定するとともに、「外れ」のときには外れ図柄及び外れ変動パターンを決定する。ここで、各普通図柄の変動パターン及び各特別図柄の変動パターンには、変動時間が含まれている。
【0044】
コマンド送信手段56は、普通図柄や特別図柄に関する複数種類の変動パターン番号に対応する指定コードを記憶し、遊技図柄決定手段55で決定された変動パターンに基づいて、図柄制御手段65に対して、特別遊技図柄の為の変動パターン番号を指定する変動パターン指定コードと、停止図柄と、変動停止コマンドとを図柄変動毎に制御コマンドとして送信出力するとともに、普通遊技図柄の変動パターンについても、図柄制御手段65に対して、変動パターン指定コードを含む種々の制御コマンドを送信する。
【0045】
コマンド送信手段56は、更に、ランプ制御手段71とサウンド制御手段73等に対して、必要に応じてその図柄変動に伴う種々の制御コマンド(図示略)を送信する。演出図柄決定手段57は、乱数判定手段53から確率変動型の大当たり、確率変動を伴わない大当たり、外れ等の判定結果を受け、利益状態とは直接関連性のない演出用の図柄を回転リール27により演出表示する演出図柄を決定する。
【0046】
演出図柄決定手段57は、図4に示すように、後述するリール位置検出手段59により検出信号(インタラプタ信号)を受ける回転位置における図柄シート27bの原点位置GPから、各演出図柄「大当たり」、「プレミアリーチ」、「スーパーリーチ」、「ノーマルリーチ」、「確率変動」・・・を図柄表示窓5bに表示するための回転角度、つまりリール駆動モータ29を駆動する配列ステップ数を記憶している。
【0047】
ここで、リール駆動モータ29に対して原点設定処理が実行された場合、図柄表示窓5bには、この原点位置GPに対応する「大当たり」の演出図柄(これが所定の識別情報に相当する)が表示されるようになっている。駆動制御手段58は、原点位置GPからのステップ数を計数し、演出図柄決定手段57から次に表示すべき演出図柄の為の配列ステップ数を受け、計数ステップ数がその配列ステップ数に達するまで、リール駆動モータ29を1ステップずつ駆動制御する。リール位置検出手段59は、フォトインタラプタ30の受光部30bから回転リール27の1回転毎に検出信号を受け、その検出信号に対応するインタラプタ信号を駆動制御手段58に供給する。
【0048】
原点位置判定手段60は、原点設定処理の実行後に、回転リール27を1回転させた結果、回転リール27が原点位置GPに正確に位置しているか否かを判定する。その判定の結果、回転リール27が原点位置GPでない場合には、報知制御手段61によりエラー表示ランプ80が点滅表示され、リール駆動モータ29とフォトインタラプタ30の何れかが異常であることが報知される。
【0049】
図柄制御手段65は、普通図柄表示手段24を制御する普通図柄制御手段66と、特別図柄表示手段23を制御する特別図柄制御手段67と、変動パターン記憶手段68と、演出パターン記憶手段69等を有し、コマンド送信手段56から送信される図柄制御コマンドを受信し、受信した図柄制御コマンドを解析する。そして、図柄制御手段65においては、普通図柄制御手段66により各図柄表示部24a,24bにおける普通図柄変動が制御され、特別図柄制御手段67により各図柄表示部23a〜23cにおける特別図柄変動が制御され、更に、可変表示手段22ににより種々の予告演出が表示される。
【0050】
変動パターン記憶手段68には、普通遊技図柄や特別遊技図柄に関して、複数の変動パターン番号の各々に図柄変動情報及び変動内容(変動時間を含む)を対応づけて記憶されている。演出パターン記憶手段69には、特別図柄表示手段23における特別遊技図柄の変動開始に連動して、各種の背景に重ねてキャラクタを登場させて可変表示手段22に演出表示する複数の演出表示用の演出パターンが記憶されている。
【0051】
次に、電源基板45上に構成された電源手段76について説明する。
この電源基板45には、前述したように、電源スイッチ77とクリアスイッチ78等が設けられるとともに、バックアップ用のバックアップ電源79が設けられ、ホール側からAC24Vの低圧交流が供給されている。
【0052】
電源手段76には、図示しないが、電源供給手段や電源監視手段やリセット信号発生手段等が設けられている。電源供給手段は、供給されたAC24Vから、DC32V、音出力やランプ群72の点灯に用いるDC12V、マイクロコンピュータ等の制御部に供給するDC5V等、複数種類の直流を生成する。電源監視手段は、電源スイッチ77を介して供給されるAC24Vを常に監視し、停電が発生したり、電源スイッチ77のオフ操作により主電源が断たれる場合、電圧異常信号を発生して、主制御基板39と図柄制御基板40に有するマイクロコンピュータに最優先割込みとして夫々出力する。
【0053】
その結果、主制御手段50及び図柄制御手段65においては、実質的に遊技制御が中断され、遊技中に発生した大当たりによる特別遊技状態に関する大当たり情報、遊技球の入賞情報、遊技球の払出し情報、遊技球の保留球情報等、主電源の復帰に際して遊技制御の継続が可能なように、主電源が断たれる直前の遊技動作状態を、主電源が断たれた後もRAMに記憶保持させるバックアップ処理が実行されるようになっている。
【0054】
その為に、主制御手段50及び図柄制御手段65のマイクロコンピュータのROMには、停電の発生時や電源スイッチ77のオフ操作に伴って主電源が断たれる際に実行されるバックアップ処理制御プログラム、停電からの復帰時や電源スイッチ77のオン操作に伴って主電源が供給される際に実行される遊技状態復帰制御プログラム等が記憶されている。
【0055】
リセット信号発生手段は、電源監視手段から電圧異常信号が出力されてから、バックアップ処理に要する所定微小時間(例えば、約120msec)だけ遅延させて、リセット信号を各マイクロコンピュータのリセット端子に出力する。その結果、マイクロコンピュータの各々においては、RAMに記憶している諸データをクリア(消去)するとともに、CPUの初期化に伴って制御動作が停止し、その後、電圧供給が停止される。
【0056】
バックアップ電源79は、充電用のコンデンサ等からなり、常に充電されており、主制御手段50及び図柄制御手段65のマイクロコンピュータにDC5Vを供給可能になっている。それ故、不意に停電が発生した場合でも、そのマイクロコンピュータのRAMにDC5Vを供給することで、バックアップ処理により記憶保持すべき遊技動作情報を停電中においてもバックアップ可能になっている。但し、このバックアップ電源79によるバックアップ動作は、停電期間が長時間になった場合でも対応できるように、長時間継続可能である。
【0057】
ところで、停電発生によりバックアップ処理された後、停電から復帰した場合にはクリアスイッチ78操作が行われないため、遊技状態復帰制御プログラムにより、バックアップ処理により記憶保持していた遊技動作情報がRAM上に展開され、その遊技動作情報に基づいて、遊技動作制御が継続して実行される。一方営業開始に際して電源スイッチ77がオン操作される場合には、クリアスイッチ78が同時に操作されるため、遊技状態復帰制御プログラムにより、バックアップ処理により記憶保持していた遊技動作情報は停電からの復帰と同様に、RAM上に一旦展開されるが、その直後に消去され、新規な遊技状態でゲームを開始できる。
【0058】
次に、主制御手段50で行われる演出用の回転リール駆動制御について、図9〜図11のフローチャートに基づいて説明する。但し、図中の符号Si(i=11、12、13・・・・)は各ステップである。
【0059】
営業開始に先立って、パチンコ機2に電源が供給される。最初の遊技者が遊技を開始(これが最初の所定の外的操作に相当する)したことで、先ずタッチセンサ11aからのセンサ信号が読み込まれ、例えば「H」レベルのセンサ信号が入力された場合に(S11:Yes )、回転リール27の原点設定処理(図10参照)が実行される(S12)。
この原点設定制御が開始されると、先ずリール駆動モータ29が1ステップ分駆動される(S31)。
【0060】
この場合、フォトインタラプタ30受光部30bが図柄シート27bに設けた原点設定用の切欠き部27cに対応しないために、リール位置検出手段59からインタラプタ信号が入力されない場合には(S32:No)、S31〜S32が繰り返して実行される。そして、受光部30bが切欠き部27cに対応してリール位置検出手段59からインタラプタ信号が入力された場合で(S32:Yes )、しかもリール駆動モータ29の複数の励磁相のうち、駆動励磁相が原点位置の励磁相の場合には(S33:Yes )、回転リール27の原点設定が完了した状態、つまり回転リール27は、所定の演出図柄である「大当たり」を図柄表示窓5bに表示する原点位置で停止する。
【0061】
次に、ステップ数カウント値SCに「0」がセットされ(S34)、リール駆動モータ29の駆動が停止され(S35)、メインルーチンにリターンする。次に、回転リール駆動制御において、原点位置判定処理(図11参照)が実行される(S13)。
この制御が開始されると、先ずリール駆動モータ29が1ステップ分駆動され(S41)、駆動パルス数カウント値PCとステップ数カウント値SCが夫々1つずつインクリメントされる(S42)。
【0062】
そして、駆動パルス数PCが、回転リール27の1周分に相当するAパルス(例えば、96パルス)に達していない場合には(S43:No)、S41〜S43が繰り返して実行される。そして、リール駆動モータ29がAパルスによるAステップ分駆動されて、1回転した場合に(S43:Yes )、リール位置検出手段59からインタラプタ信号が入力された場合で(S44:Yes )、しかもリール駆動モータ29の駆動励磁相が原点位置の励磁相の場合には(S45:Yes )、ステップ数カウント値SCに「0」がセットされる(S46)。
【0063】
この場合、S12における原点設定処理とこの原点位置判定処理も正確に実行された場合であって、回転リール27が原点位置に位置しているため、ステップ数カウント値SCが「0」の場合には(S47:Yes )、リール駆動モータ29の駆動が停止され(S50)、この制御を終了して回転リール駆動制御のS14にリターンする。しかし、リール駆動モータ29又はフォトインタラプタ30が不良又は故障しているために、回転リール27の原点設定処理や原点位置判定処理が正確に実行されず、ステップ数カウント値SCが「0」でない場合には(S47:No)、リール駆動モータ29の駆動が停止される(S48)。
【0064】
更に、エラー報知が指令され(S49)、前記S14にリターンする。その結果、報知制御手段61によりガラス扉6に設けたエラー表示ランプ80が点滅表示され、エラー発生が報知される。
次に、回転リール駆動制御において、演出表示の為に回転リール27を回転させる場合には(S14:Yes )、図柄表示窓5bに表示すべき演出図柄の配列ステップ数Nが読み込まれる(S15)。次に、リール駆動モータ29が1ステップ分駆動され(S16)、ステップ数カウント値SCが1つインクリメントされる(S17)。
【0065】
次に、リール位置検出手段59からインタラプタ信号が入力されない場合で(S18:No)、ステップ数カウント値SCが配列ステップ数Nに等しくなく、停止表示しない場合には(S20:No)、S16〜S20が繰り返して実行される。また、その制御途中で、インタラプタ信号が入力された場合には(S18:Yes )、ステップ数カウント値SCに「0」に初期化される(S19)。そして、表示すべき演出図柄が図柄表示窓5bに対応して停止表示する場合には(S20:Yes )、リール駆動モータ29の駆動が停止される(S21)。
【0066】
ここで、主制御基板39に設けられたマイクロコンピュータ及びROMの利益状態発生制御プログラム等で利益状態発生手段54が構成され、そのマイクロコンピュータ及びROMの回転リール駆動制御(S11〜S21を含む)等で駆動制御手段58が構成され、そのマイクロコンピュータ及びROMの回転リール原点制御制御(S31〜S35を含む)等で原点位置判定手段60が構成され、報知制御手段61及びエラー表示ランプ80等で報知手段が構成されている。
【0067】
このように、演出用の回転表示装置26に有する回転リール27を原点位置に停止するように原点設定処理をするのは、午前10時の営業開始に際してパチンコ機2に電源が投入された時点ではなく、電源が投入された後の、最初の遊技者が発射ハンドル11を回動操作してゲームを始める時点であるため、その最初の遊技者が遊技を開始しようとする時点においては、回転表示装置26には、前日の最終演出図柄が表示された状態であり、パチンコ機2毎に異なる演出図柄が表示されており、遊技開始後に「777」等を表示することで遊技者の興趣をそそることができる。
【0068】
また、発射ハンドル11を回動操作してゲームを始める時点で回転リール27の原点設定処理が実行された結果、原点設定に伴って表示される所定の演出図柄として、「大当たり」等の大当たり図柄態様又はそれに関連するような演出図柄であるため、恰も大当たりが発生したような気分になり、遊技意欲が増大する。また、ホールにおいては、回転リール27の原点設定処理が、集中することなく、分散して実行されるため、原点設定の為の消費電力の小電力化を計ることができる。更に、リール駆動モータ29をステッピングモータで構成したので、駆動制御を簡単化することができる。
【0069】
前記実施形態の変更形態について説明する。
1〕図9に示す回転リール駆動制御を部分的に変更し、図12に示すように、S11に代えてS11A であってもよい。即ち、営業開始に先立って電源が投入された後、最初の遊技者が発射ハンドル11を回動操作してゲームを始め、しかも発射された遊技球が何れかの入賞手段19〜21に最初に入賞し、遊技球検出手段19a,20b,21d,21eにより遊技球を検出した場合に (S11A :Yes )、S12の回転リール原点設定処理を実行するようにしてもよい。この場合にも、前記実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0070】
2〕図9に示す回転リール駆動制御を部分的に変更し、図13に示すように、S11に代えてS11B であってもよい。即ち、営業開始に先立って、電源スイッチ77のオン操作による主電源が投入された後に、又は停電からの復帰により主電源が投入された後に、遊技状態復帰制御プログラムにより、バックアップにより記憶保持していた遊技動作情報の復帰が実行(これも最初の所定の外的操作である)された場合に (S11B :Yes )、S12の回転リール原点設定処理を実行するようにしてもよい。この場合にも、前記実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0071】
3〕図9に示す回転リール駆動制御を部分的に変更し、図14に示すように、S11に代えてS11C であってもよい。即ち、営業開始に先立って、電源スイッチ77のオン操作による主電源が投入された後に、主制御手段50においては、マイクロコンピュータのROMが不正に交換されたり、遊技用CPUが不正に改造される等の不正状態を検出するセキュリティチェック処理(これも最初の所定の外的操作である)が行われるため、そのセキュリティチェックが実行された場合に (S11C :Yes )、S12の回転リール原点設定処理を実行するようにしてもよい。この場合にも、前記実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0072】
4〕図9に示す回転リール駆動制御を部分的に変更し、S11に代えて、電源投入後に、操作パネル14の球貸しスイッチ14bが最初に操作(これも所定の外的操作に相当する)されるのを検出したときに、回転リール27の原点設定を行うようにしてもよい。
5〕液晶ディスプレイ16の代わりに、図15に示すように、3つの回転リール83〜85を有する回転表示装置81を設けるようにしてもよい。即ち、この回転表示装置81は、前方を開放した収納ボックス82に3つの回転リール83〜85を回転可能に枢支したものであり、これら回転リール83〜85はリール駆動機構86〜88により回転駆動される。
【0073】
各リール駆動機構86〜88は実施形態の図3に示す回転表示装置26と同様であり、回転リール83〜85はリール駆動モータ(図示略)により回転可能で且つ原点設定可能に構成されている。各回転リール83〜85の帯状外周面には、回転リール27と同様に、複数種類の遊技図柄が所定間隔おきに印されている。それ故、図9で説明したように、各回転リール83〜85の駆動制御を実行するに際して、営業を開始してから最初の所定の外的操作の発生時に、回転リール原点設定制御を実行するようにしてもよい。
【0074】
この場合には、前記実施形態と同様の効果を奏するだけでなく、その日の最初の遊技者が遊技を開始しようとする時点においては、回転表示装置81の対応して遊技盤5に形成した図柄表示窓には、前日の最終に停止した3つの特別遊技図柄が表示された状態であり、パチンコ機2毎に異なる特別遊技図柄が表示されており、遊技開始後に「777」等を表示することで遊技者の興趣をそそることができる。但し、遊技球が図柄始動手段20に入賞し、各回転リール83〜85が回転する際に、原点設定制御を行うようにしてもよい。
【0075】
6〕報知制御手段61によりスピーカ74が駆動され、「ピィッピィッピィッピィッ」等の報知音で異常を報知したり、「原点設定異常」等の言葉により異常を報知するようにしてもよい。
7〕図16、図17に示すように、遊技機はスロットマシン100であってもよく、このスロットマシン100に搭載されたリール駆動ユニット81Aに本発明を適用するようにしてもよい。このスロットマシン100は一般的なものなので、簡単に説明するものとする。
【0076】
本体ケース101に設けられた表示パネル102には、1列状に並べた3つの図柄表示窓103が形成され、これらの図柄表示窓103に対応するように、本体ケース101内部には、3つの回転リール83A〜85Aを有するリール駆動ユニット81Aが配設されている。このリール駆動ユニット81Aは、図15に示す回転表示装置81と同様の構造であるため、同様の符号を付しその詳しい説明を省略する。
【0077】
表示パネル102の直ぐ下側の本体ケース101には、メダル投入部104と、ベットボタン105と、クレジット枚数表示器106と、スタートレバー107と、3つのストップボタン108〜110とが設けられている。そして、スタートレバー107を操作して回転した3つの回転リール83A〜85Aを3つのストップボタン108〜110により停止されてゲームを終了する。
【0078】
そのゲーム終了時に、5本の入賞ライン111の何れかに、大当たり態様や小当たり態様、小役態様等が揃った場合、予め設定された枚数のメダル払出しがあり、その払出されたメダルを貯留するメダル貯留皿112が本体ケース101の下側に設けられている。この場合にも、図9で説明したように、各回転リール83A〜85Aの駆動制御を実行するに際して、営業を開始してから最初の遊技者がメダルをメダル投入部104に投入したとき、或いはスタートレバー107を操作する等の外的操作の発生時に、回転リール原点設定制御を実行するようにしてもよい。この場合にも、前記実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0079】
8〕回転リール27,83〜85、83A〜85Aを駆動するリール駆動モータ29は、直流モータ、ブラシレスモータ等、各種のモータ手段であってもよい。9〕遊技者が座る椅子に感圧センサを設け、ゲームを開始するに際して遊技者が椅子に座ったときに、回転リール27,83〜85、83A〜85Aの原点設定処理を実行するようにしてもよい。
10〕本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更を付加し、更に、パチンコ機に限らず、遊技球やコイン等の各種の遊技媒体を用いるアレンジボール機、雀球遊技機、回胴式遊技機等、種々の遊技機に本発明を適用することが可能である。
【0080】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、回転部材を原点位置に停止するように原点設定処理を行う場合、営業開始に際して遊技機に電源が投入された時点ではなく、電源が投入された後に、遊技者がハンドル手段を握ったときにタッチセンサから出力される最初の信号により行うため、その日の最初の遊技者が遊技を開始しようとする時点においては、識別情報表示窓には、前日の最終停止図柄が表示された状態であり、遊技機毎に異なる図柄態様が表示されており、遊技開始後に「777」等を表示することで遊技者の興趣をそそることができる。
また、遊技者がハンドル手段を握ったときに、原点設定処理が実行されて、所定の識別情報が識別情報表示窓に表示されるので、所定の識別情報として、例えば大当たり図柄態様又はそれに関連するような演出図柄に設定するような場合には、恰も大当たりが発生したような気分になり、遊技意欲が増大する。また、ホール側においては、回転部材の原点設定処理が、集中することなく、分散して実行されるため、原点設定の為の消費電力の小電力化を計ることができる。
【0081】
請求項2の発明によれば、回転部材を原点位置に停止するように原点設定処理を行う場合、営業開始に際して遊技機に電源が投入された時点ではなく、電源が投入された後に、最初の遊技者がハンドル手段を回動操作してゲームを始め、しかも発射された遊技球が何れかの入賞手段に最初に入賞し、遊技球検出手段により遊技球を検出した場合に、実行されるので、請求項1とほぼ同様の効果が得られる。
【0082】
請求項3の発明によれば、回転部材を原点位置に停止するように原点設定処理を行う場合、営業開始に際して遊技機に電源が投入された時点ではなく、電源が投入された後に、メダルをメダル投入部に最初に投入したときに実行されるので、請求項1とほぼ同様の効果が得られる。
請求項4の発明によれば、リール駆動モータをステッピングモータで構成したので、駆動制御を簡単化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパチンコ機(弾球遊技機)の斜視図である。
【図2】パチンコ機の遊技盤の正面図である。
【図3】回転表示装置の斜視図である。
【図4】図柄シート27bの平面図である。
【図5】パチンコ機の背面図である。
【図6】パチンコ機の側面図である。
【図7】パチンコ機の制御系の機能ブロック図の一部である。
【図8】パチンコ機の制御系の機能ブロック図の残部である。
【図9】回転リール駆動制御のフローチャートである。
【図10】回転リール原点設定制御のフローチャートである。
【図11】原点位置判定制御のフローチャートである。
【図12】変更形態に係る図9相当図である。
【図13】変更形態に係る図9相当図である。
【図14】変更形態に係る図9相当図である。
【図15】変更形態に係る回転表示装置の斜視図である。
【図16】スロットマシンの斜視図である。
【図17】スロットマシンのリール駆動ユニットの斜視図である。
【符号の説明】
2 パチンコ機(弾球遊技機)
5 遊技盤
5b 図柄表示窓
11 発射ハンドル
19 普通入賞手段
19a 遊技球検出センサ
20 図柄始動手段
20b 遊技球検出センサ
21 可変入賞手段
21d 遊技球検出センサ
21e 遊技球検出センサ
27 回転リール
29 リール駆動モータ
50 主制御手段
54 利益状態発生手段
58 駆動制御手段
60 原点位置判定手段
61 報知制御手段
80 エラー表示ランプ
Claims (4)
- 遊技状態に応じて遊技者に有利となる利益状態を発生させる利益状態発生手段(54)と、複数種の遊技図柄を変動表示させる可変表示手段 (22) と、前記可変表示手段 (22) とは別個に設けられ演出用の複数の識別情報が印された回転部材(27)と、この回転部材(27)を回転させるモータ手段(29)と、このモータ手段(29)を駆動制御する駆動制御手段(58)とを備え遊技球を用いて遊技を行う遊技機において、
遊技球を発射させる為のハンドル手段 (11) と、
前記ハンドル手段 (11) の握り部に設けられ遊技者がハンドル手段 (11) を握ったことを検知するタッチセンサ (11a) とを備え、
前記駆動制御手段(58)は、電源投入後において遊技者がハンドル手段 (11) を握ったときにタッチセンサ (11a) から出力される最初の信号により、前記回転部材(27)が所定の識別情報を識別情報表示窓(5b)に表示する原点位置に停止するように、前記モータ手段(29)を駆動制御することを特徴とする遊技機。 - 遊技盤(5) の盤面の入賞口(19 〜21) に入賞した遊技球を検知する球検知手段(19a,20b,21d,21e) を備え、遊技者により前記ハンドル手段 (11) を操作して、遊技領域に打ち込まれた遊技球が、前記入賞口 (19 〜 21) に最初に入賞し、これを前記球検知手段(19a,20b,21d,21e) が検知することで、前記駆動制御手段(58)が前記モータ手段(29)を駆動制御することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 遊技状態に応じて遊技者に有利となる利益状態を発生させる利益状態発生手段 (54) と、一列状に並べた複数の識別情報表示窓 (5b) に対応するように配設され、且つ複数の識別情報が印された複数の回転部材 ( 83A 〜 85A) と、これらの回転部材 (83A 〜 85A) を夫々回転させるモータ手段 (29) と、これらモータ手段 (29) を駆動制御する駆動制御手段 (58) とを備え、これら回転部材 ( 83A 〜 85A) の回転停止により複数の識別情報表示窓 (5b) に表示される複数の識別情報が特定態様となった場合に、前記利益状態発生手段 (54) が利益状態を発生させる遊技機であってメダルを用いて遊技を行う遊技機において、
前記駆動制御手段 (58) は、電源投入後において遊技者がメダルをメダル投入部 (104) に最初に投入したときに、前記回転部材 (83A 〜 85A) が所定の識別情報を識別情報表示窓 (5b) に表示する原点位置に停止するように、前記モータ手段 (29) を駆動制御することを特徴とする遊技機。 - 前記モータ手段(29)がステッピングモータで構成され、
このステッピングモータを駆動するステップ数を計数することで前記回転部材(27,83A 〜 85A)が原点位置に停止したか否か判定する原点位置判定手段(60)と、この原点位置判定手段(60)が前記回転部材(27,83A 〜 85A)が原点位置に停止していないと判定した場合に異常である旨を報知する報知手段(61,80) とを備えたことを特徴とする請求項1又は3に記載の遊技機。
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