JP3700737B2 - 温水便座装置の温風ユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、温水便座装置の温風ユニットに関するものであり、更に詳しくは、温水便座装置の温風ユニットの安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から温水便座装置においては、局部乾燥装置としてあるいはトイレ空間の暖房装置として、温風ユニットが付設されることがある。この温風ユニットから吹き出される温風は、サーモスタットを主たる構成要素とする安全装置に常時露呈されており、温風の温度が所定値を越えると、この安全装置が作動して、発熱源への通電を停止するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この安全装置は、温風吹き出し口の外側近傍に設置されており、その設置のための部材を温風ユニットから延出させねばならず、装置全体の大型化を免れることができなかった。
【0004】
それ故に、本発明は、かような事情に鑑み、装置の大型化を回避し得る温風ユニットを提供せんことを、その技術的課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決するために請求項1記載の発明において講じた技術的手段は、収納部および前記収納部から延出して終端部に吹き出し口が形成された通路を備えたハウジング、前記収納部に配設されたファン、前記通路内に前記延出方向に沿って延在するように装架され且つ円周方向の一部に穴が形成された断熱筒体、前記断熱筒体内部に装架された発熱体ならびに前記穴に対向して露呈すべく前記通路の壁に設置された安全装置からなる温水便座装置の温風ユニットを、構成したことである。
【0006】
【作用】
上記した請求項1記載の発明の技術的手段においては、安全装置を設置するための部材をユニットから延在させる必要がないので、装置全体として、大型化しない。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
【0008】
図1において、温水便座装置10は、便器(図示略)の後部に載置される本体部11および本体部11に枢支される便座12を備える。本体部11内には、タンク13および洗浄機構14が収容されている。洗浄機構14は、肛門洗浄用ノズル15とビデ洗浄洗浄用ノズル16とを備えており、水圧がタンク13内に供給されると、周知のように、タンク13内に貯溜せられて所定温度に保温された洗浄水が押し出され、この洗浄水が洗浄肛門洗浄用ノズル15(ビデ洗浄洗浄用ノズル16)から便座12に着座する使用者(図示略)の肛門(ビデ部)に向けて噴射されるようになっている。
【0009】
温水便座装置10の本体部11内には、また、温風乾燥装置20が収容されており、この温風乾燥装置20から吐出された温風が洗浄直後の肛門(ビデ部)に付着せる水滴を強制的に蒸発させて当該部位を短時間乾燥せしめるようになっている。図2および図3に詳細に示されるように、温風乾燥装置20はハウジング21を備える。このハウジング21には、モータ駆動ファン22が配設される収納部23が形成されており、この収納部23からは、便座12の方向に延出する通路24が一体的に形成されている。通路24の終端は開口しており、この開口にはルーバー25が設置されている。
【0010】
通路24内には、マイカで形成された断熱性の筒体26が配置されている。この断熱性の筒体26の内部には、断面が十字型をなす断熱性ベース27が一体的に設けられている。しかして、このベース27上にはコイル状のヒータ線28が巻回されて、発熱体29を構成している。
【0011】
断熱性筒体26の下側には穴30が穿設されており、また、この穴30に符号するように、通路24の下側にも穴31が穿設されている。しかして、通路24の下側には、サーモスタット32が装架されており、このサーモスタット32は、穴31・30を介して、発熱体29と近接して対峙している。そして、発熱体29の発熱により周辺の空気が約摂氏80度に暖められ、この空気がモータ駆動ファン22により、ルーバー25を介して、使用者の肛門(ビデ部)に吹き付けられるようになっている。もし、発熱体29の周辺温度が所定値を越えた場合、サーモスタット32が開かれて、電源(図示略)からヒータ線28への通電を遮断するようになっている。
【0012】
また、図1に示されるように、温水便座装置10の本体部11の側部には、トイレ空間を暖房するために、温風を発生する部屋暖房装置40が装架されている。図4に詳細に示されるように、部屋暖房装置40はハウジング41を備える。このハウジング41には、モータ駆動ファン42が配設される収納部43が形成されており、この収納部43からは、便座12の方向に延出する通路44が一体的に形成されている。通路44の終端は開口しており、この開口にはルーバー45が設置されている。
【0013】
通路44内には、マイカで形成された断熱性の筒体46が配置されている。この断熱性の筒体46の内部には、断面が十字型をなす断熱性ベース47が一体的に設けられている。しかして、このベース47上にはコイル状のヒータ線48が巻回されて、発熱体49を構成している。
【0014】
断熱性筒体46の下側には穴50が穿設されており、また、この穴50に符号するように、通路44の下側にも穴51が穿設されている。しかして、通路44の下側には、サーモスタット52が装架されており、このサーモスタット52は、穴51・50を介して、発熱体49と近接して対峙している。そして、発熱体49の発熱により周辺の空気が約摂氏80度に暖められ、この空気がモータ駆動ファン42により、ルーバー45を介して、トイレ空間内の空気を暖めるようになっている。もし、発熱体49の周辺温度が所定値を越えた場合、サーモスタット42が開かれて、電源(図示略)からヒータ線28への通電を遮断するようになっている。
【0015】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、次の効果を奏する。
【0016】
・安全装置たるサーモスタットの設置に必要な部材を別途準備する必要がなく、装置の大型化を阻止できる。
【0017】
・発熱体に最も近い箇所に安全装置たるサーモスタットを配置できるので、応答性が良くなり、異常時に、間髪をいれない処置をとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る温風ユニットが装架される温水便座装置の透視斜視図である。
【図2】温風ユニットたる乾燥装置の断面図である。
【図3】図3の装置における発熱体の断面図である。
【図4】温風ユニットたる部屋暖房装置の断面図である。
【符号の説明】
20 乾燥装置(温風ユニット)
21 ハウジング
22 ファン
23 収納部
24 通路
26 断熱筒体
29 発熱体
30 穴
32 サーモスタット(安全装置)
40 部屋暖房装置(温風ユニット)
41 ハウジング
42 ファン
43 収納部
44 通路
46 断熱筒体
49 発熱体
50 穴
52 サーモスタット(安全装置)
Claims (1)
- 収納部および前記収納部から延出して終端部に吹き出し口が形成された通路を備えたハウジング、前記収納部に配設されたファン、前記通路内に前記延出方向に沿って延在するように装架され且つ円周方向の一部に穴が形成された断熱筒体、前記断熱筒体内部に装架された発熱体ならびに前記穴に対向して露呈すべく前記通路の壁に設置された安全装置からなる温水便座装置の温風ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31967796A JP3700737B2 (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 温水便座装置の温風ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31967796A JP3700737B2 (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 温水便座装置の温風ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10159157A JPH10159157A (ja) | 1998-06-16 |
JP3700737B2 true JP3700737B2 (ja) | 2005-09-28 |
Family
ID=18112964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31967796A Expired - Fee Related JP3700737B2 (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 温水便座装置の温風ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3700737B2 (ja) |
-
1996
- 1996-11-29 JP JP31967796A patent/JP3700737B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10159157A (ja) | 1998-06-16 |
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