JP3699684B2 - 角穴パンチキャリヤ形テーピングの接続用テープおよび接続用テープを用いた角穴パンチキャリヤ形テーピングの接続方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャリヤ形テーピング、特に角穴パンチキャリヤ形テーピングの接続方法およびその接続用テープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、プリント回路基板に実装される抵抗器、コンデンサなどの電子部品の表面実装部品は、角穴パンチキャリヤ形テーピングを介して自動実装機器に供給されている。すなわち、図10および図11に示すように、角穴パンチキャリヤ形テーピング10は、設定された送り穴ピッチをおいて送り穴11aが形成されるとともに、設定された装着穴ピッチをおいて角穴装着穴11bが形成された紙もしくはプラスチック製の角穴パンチキャリヤテープ11と、この角穴パンチキャリヤテープ11の角穴装着穴11bの上面を覆うために貼着されたトップカバーテープ12と、角穴パンチキャリヤテープ11の角穴装着穴11bの下面を覆うために貼着されたボトムカバーテープ13とから構成され、コンデンサなどの電子部品の表面実装部品は、極性などを考慮して角穴パンチキャリヤテープ11の角穴装着穴11bに収納され、その上下面にトップカバーテープ12およびボトムカバーテープ13がそれぞれ貼着されることにより被覆されている(JISC0806参照)。
【0003】
そして、リール14に巻き取られた角穴パンチキャリヤ形テーピング10は、実装時において引き出されて自動実装機器に供給され、トップカバーテープ12が角穴パンチキャリヤテープ11より徐々に剥離されながら、各角穴装着穴11bに収納されている表面実装部品が吸着などによって取り出され、プリント回路基板に実装されるようになっている。
【0004】
ところで、前述した角穴パンチキャリヤ形テーピング10は、リール14に巻き取られて引き出されることから、設定長さの角穴パンチキャリヤ形テーピング10に収納された設定個数の表面実装部品の実装が終了すれば、新しい角穴パンチキャリヤ形テーピング10に交換する必要がある。この場合、実装機器による実装作業を中断すれば、作業効率が低下するため、実装作業を中断することなく、かつ、角穴パンチキャリヤ形テーピング10の円滑な供給を阻害することなく旧い角穴パンチキャリヤ形テーピング10の終端部と新しい角穴パンチキャリヤ形テーピング10の始端部を接続テープを用いて接続することが知られている(例えば、出願人の出願に係る特開2000−38242号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述した角穴パンチキャリヤ形テーピングの接続テープは、その送り穴に合わせて粘着テープに送り穴を形成する関係上、コストがかさむとともに、角穴パンチキャリヤ形テーピングの送り穴の穴径に一致する外径の複数本のピンを送り穴ピッチで植設した接続用治具を備えていない場合、角穴パンチキャリヤ形テーピングの送り穴を粘着テープの送り穴に合わせて貼着しなければならず、作業が煩雑になるという欠点があった。
【0006】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、角穴パンチキャリヤ形テーピングの円滑な供給を阻害することなく、かつ、コストを削減して角穴パンチキャリヤ形テーピングを簡単確実に接続することのできる角穴パンチキャリヤ形テーピングの接続用テープおよび接続用テープを用いた角穴パンチキャリヤ形テーピングの接続方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の角穴パンチキャリヤ形テーピングの接続用テープは、離型紙と、離型紙の離型面に粘着面を介して貼着された粘着テープと、粘着テープを覆って離型紙および粘着テープにわたって粘着面を介して貼着された保護テープと、から構成され、前記粘着テープは、角穴パンチキャリヤ形テーピングの送り穴と干渉することなくトップカバーテープまたはボトムカバーテープに貼着可能な第1粘着テープと、第1粘着テープから設定間隔をおいて配置され、角穴パンチキャリヤ形テーピングの送り穴と干渉することなくボトムカバーテープまたはトップカバーテープに貼着可能な第2粘着テープとを備え、また、離型紙に一対の折り目が形成され、第1粘着テープを角穴パンチキャリヤ形テーピングのトップカバーテープまたはボトムカバーテープに貼着する際、離型紙を一対の折り目に沿って折り込んで保護テープに対して略直交する支持部を形成し、離型紙の支持部に角穴パンチキャリヤ形テーピングの側端縁を支持することを特徴とするものである。
【0008】
本発明によれば、新旧の角穴パンチキャリヤ形テーピングを第1粘着テープおよび第2粘着テープを介して確実に接続することができるとともに、第1粘着テープおよび第2粘着テープは、角穴パンチキャリヤ形テーピングの送り穴を塞ぐことなくそれらの端縁部のトップカバーテープおよびボトムカバーテープにわたって貼着されるため、角穴パンチキャリヤ形テーピングを供給する際、支障をきたすことがない。また、離型紙を一対の折り目に沿って折り込むことにより、角穴パンチキャリヤ形テーピングの端縁部の支持部を形成することができることから、接続用治具を備えていない場合であっても、コストアップを招くことなく角穴パンチキャリヤ形テーピングを粘着テープに位置決めして簡単に貼着することができる。
【0009】
本発明において、前記粘着テープが角穴パンチキャリヤ形テーピングを構成する角穴パンチキャリヤテープの色と異なる色を有していると、新旧の角穴パンチキャリヤ形テーピングの接続箇所を明瞭に把握することができる。
【0010】
本発明において、前記離型紙には、上下端縁部にそれぞれ切り込みが形成され、折り目に沿って折り返して重ね合わせた離型紙の上下端縁部の切り込み同士を係止させると、離型紙を折り込んで重ね合わせ状態、すなわち、支持部を形成した状態を簡単に保持することができる。
【0011】
本発明の接続用テープを用いた角穴パンチキャリヤ形テーピングの接続方法は、請求項1記載の接続用テープを用いて新しい角穴パンチキャリヤ形テーピングの始端部と、旧い角穴パンチキャリヤ形テーピングの終端部とを接続する接続方法であって、接続用テープの保護テープから離型紙の上下一半部を剥離して一対の折り目に沿って折り込み、支持部を形成した後、新旧一方の角穴パンチキャリヤ形テーピングの端部の側端縁を離型紙の支持部に支持し、新旧一方の角穴パンチキャリヤ形テーピングの端部のトップカバーテープもしくはボトムカバーテープに第1粘着テープの略一半部を貼着し、次いで、新旧他方の角穴パンチキャリヤ形テーピングの端部の側端縁を離型紙の支持部に支持し、新しい角穴パンチキャリヤ形テーピングの始端部の端縁と旧い角穴パンチキャリヤ形テーピングの終端部の端縁を突き合わせて、新旧他方の角穴パンチキャリヤ形テーピングの端部のトップカバーテープもしくはボトムカバーテープに第1粘着テープの残半部を貼着した後、離型紙を保護テープから剥離して保護テープを折り返し、第2粘着テープを新旧の角穴パンチキャリヤ形テーピングの端部のボトムカバーテープもしくはトップカバーテープにわたって貼着することを特徴とするものである。
【0012】
本発明によれば、保護テープから離型紙を剥離し、一対の折り目に沿って折り込んで支持部を形成した後、新旧一方の角穴パンチキャリヤ形テーピングの端部の側端縁を離型紙の支持部に支持し、新旧一方の角穴パンチキャリヤ形テーピングの端部のトップカバーテープもしくはボトムカバーテープに第1粘着テープの略一半部を貼着する。次いで、新旧他方の角穴パンチキャリヤ形テーピングの端部の側端縁を離型紙の支持部に支持し、新しい角穴パンチキャリヤ形テーピングの始端部の端縁と旧い角穴パンチキャリヤ形テーピングの終端部の端縁を突き合わせて、新旧他方の角穴パンチキャリヤ形テーピングの端部のトップカバーテープもしくはボトムカバーテープに第1粘着テープの残半部を貼着する。その後、離型紙を保護テープから剥離して保護テープを折り返し、第2粘着テープを新旧の角穴パンチキャリヤ形テーピングの端部のボトムカバーテープもしくはトップカバーテープにわたって貼着することにより、新旧の角穴パンチキャリヤ形テーピングを確実に接続することができる。この際、第1粘着テープおよび第2粘着テープは、角穴パンチキャリヤ形テーピングの送り穴を塞ぐことなくトップカバーテープおよびボトムカバーテープに貼着されるため、角穴パンチキャリヤ形テーピングの供給に支障をきたすことはない。
【0013】
また、離型紙に形成された一対の折り目に沿って折り込むことにより、第1粘着テープおよび第2粘着テープに合わせて角穴パンチキャリヤ形テーピングの側端縁を支持する支持部を形成することができることから、接続用治具を備えていない場合であっても、コストアップを招くことなく角穴パンチキャリヤ形テーピングを粘着テープに位置決めして簡単に貼着することができる。また、角穴パンチキャリヤ形テーピングの送り穴に対応する送り穴を形成した粘着テープが不要になるため、コストを削減することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
なお、図9および図10に示した角穴パンチキャリヤ形テーピング10の構成については、そのまま同一の符号を用いるものとする。
【0016】
図1乃至図3には、本発明の角穴パンチキャリヤ形テーピング10の接続用テープ1の一実施形態が示されている。
【0017】
この接続用テープ1は、上面が離型処理された離型紙2と、離型紙2の上面に粘着面を介して貼着された粘着テープ3と、粘着テープ3の上面を覆うとともに、離型紙2および粘着テープ3の上面にわたって粘着面を介して貼着された保護テープ4と、から構成されている。
【0018】
離型紙2には、上下方向の略中間部に左端縁から右端縁にかけて一対の折り目2a,2bが角穴パンチキャリヤ形テーピング10の厚みTとほぼ等しい間隔をおいて形成され、また、上下端縁部には、上下方向に向けて一対の切れ目2x,2yがそれぞれ形成されている。このため、離型紙2の上半部を把持し、一対の折り目2a,2bに沿って折り込んで上下端縁部を重ね合わせることにより、一対の折り目2a,2bによって略水平な支持部21を形成することができる(図3参照)。この際、上下端縁部に形成された切れ目2x,2yを互いに差し込んで係止させることにより、離型紙2の上下端縁部の重ね合わせ状態を保持することができる。
【0019】
粘着テープ3は、それぞれ下面に粘着剤が塗布された第1粘着テープ31および第2粘着テープ32からなり、厚みが50〜100μmのポリエステルフィルムによって形成されている。そして、第1粘着テープ31および第2粘着テープ32は、角穴パンチキャリヤ形テーピング10を構成する角穴パンチキャリヤテープ11の色と異なる色を有し、上方から第1粘着テープ31および若干の間隔をおいて第2粘着テープ32の順に離型紙2の上面に貼着されている。このため、後述するように、第1粘着テープ31および第2粘着テープ32によって接続された新旧の角穴パンチキャリヤ形テーピング10,10の接続部分を明瞭に把握することができるとともに、第1粘着テープ31および第2粘着テープ32をそれぞれ各別に剥離することができる。
【0020】
この場合、第1粘着テープ31は、その下端縁が離型紙2に形成された下方の折り目2bにほぼ沿うように、離型紙2に貼着されている。
【0021】
保護テープ4は、上端縁部に粘着テープ3の色と異なる色の離型部41を有する透明なポリエステルフィルムであって、離型部41を除く下面に粘着剤が塗布されている。そして、保護テープ4は、粘着テープ3の第1粘着テープ31および第2粘着テープ32を十分に覆う大きさに形成されて、離型紙2の上面および離型紙2の上面に貼着された粘着テープ3の第1粘着テープ31および第2粘着テープ32の上面に離型部41を除いて貼着されている。
【0022】
ここで、粘着テープ3の第1粘着テープ31のテープ幅w1および第2粘着テープ32のテープ幅w2は、角穴パンチキャリヤ形テーピング10のトップカバーテープ12(ボトムカバーテープ13)のテープ幅W1と等しく設定されている。また、第1粘着テープ31の下端縁から第2粘着テープ32の上端縁間の間隔tは、角穴パンチキャリヤ形テーピング10の厚みTと等しいか、それよりも若干大きく設定されている。具体的には、角穴パンチキャリヤ形テーピング10のテープ幅W=8mm、その厚みT=1.4mm、トップカバーテープ12およびボトムカバーテープ13のテープ幅W1=4.5mmに対し、粘着テープ3の第1粘着テープ31のテープ幅w1=4.5mm、第2粘着テープ32のテープ幅w2=4.5mm、第1粘着テープ31の下側端縁と第2粘着テープ32の上側端縁との間隔t=1.4mmに設定されている。
【0023】
なお、後述するように、第2粘着テープ32によって角穴パンチキャリヤ形テーピング10の引き出し力に抗することになることから、粘着テープ3の強度、すなわち、テープ材質および粘着剤の種類などを引き出し力に十分に抗するように設定する必要がある。
【0024】
次に、このように構成した接続用テープ1を用いて角穴パンチキャリヤ形テーピング10を接続する場合を説明する。
【0025】
まず、保護テープ4の離型部41を把持し、保護テープ4から離型紙2の上半部を剥離して一対の折り目2a,2bに沿って折り込むことにより、保護テープ4に対して略直交する支持部21を形成する(図3参照)。また、離型紙2の上端縁部を下端縁部に重ね合わせ、上下端縁部に形成された切れ目2x,2y同士を差し込んで係止させることにより、離型紙2の上下端縁部の重ね合わせ状態、すなわち、支持部21の形成状態を保持する。
【0026】
次いで、新しい角穴パンチキャリヤ形テーピング10の始端部を把持し、その角穴装着穴11bが形成された側の側端縁を離型紙2に形成された支持部21に支持した後、保護テープ4から離型紙2の上半部を剥離させることによって露出した第1粘着テープ31の粘着面の左右略一半部に押し付け、新しい角穴パンチキャリヤ形テーピング10のトップカバーテープ12を第1粘着テープ31に貼着する(図4参照)。
【0027】
この際、一対の折り目2a,2bのうち、下方の折り目2bに沿って第1粘着テープ31の下端縁が位置して保護テープ4に貼着されていることにより、離型紙2の支持部21に支持された新しい角穴パンチキャリヤ形テーピング10の角穴装着穴11bが形成された側の側端縁は、第1粘着テープ31の下端縁に一致しており、このため、新しい角穴パンチキャリヤ形テーピング10のトップカバーテープ12を第1粘着テープ31に下端縁同士を一致させて貼着することができる。しかも、角穴パンチキャリヤ形テーピング10のトップカバーテープ12の幅W1および第1粘着テープ31の幅w1は、同一であることから、送り穴11aを塞ぐことなく貼着することができる。
【0028】
同様に、旧い角穴パンチキャリヤ形テーピング10の終端部を把持し、その角穴装着穴11bが形成された側の側端縁を離型紙2の支持部21に支持した後、先に貼着された新しい角穴パンチキャリヤ形テーピング10の始端部の端縁に旧い角穴パンチキャリヤ形テーピング10の終端部の端縁を突き合わせるとともに、露出された粘着テープ3の第1粘着テープ31の粘着面の残半部に押し付け、旧い角穴パンチキャリヤ形テーピング10のトップカバーテープ12を第1粘着テープ31に貼着する(図5参照)。
【0029】
旧い角穴パンチキャリヤ形テーピング10の貼着に際しても、先に貼着した新しい角穴パンチキャリヤ形テーピング10の場合と同様に、旧い角穴パンチキャリヤ形テーピング10の角穴装着穴11bが形成された側の側端縁を、第1粘着テープ31の下端縁に一致させて、かつ、送り穴11aを塞ぐことなく、トップカバーテープ12を第1粘着テープ12に貼着することができる。
【0030】
このように、第1粘着テープ31の粘着面に、新しい角穴パンチキャリヤ形テーピング10の始端部側トップカバーテープ12および旧い角穴パンチキャリヤ形テーピング10の終端部側トップカバーテープ12をそれぞれ貼着したならば、折り重ねた離型紙2を保護テープ4から剥離して除去し、粘着テープ3の第2粘着テープ32を露出させた後(図6参照)、保護テープ4を角穴パンチキャリヤ形テーピング10の角穴装着穴11bが形成された側の側端縁を経て折り返し、端縁同士が突き合わされて第1粘着テープ31にトップカバーテープ12同士が貼着されている新しい角穴パンチキャリヤ形テーピング10の始端部側ボトムカバーテープ13および旧い角穴パンチキャリヤ形テーピング10の終端部側ボトムカバーテープ13にわたって第2粘着テープ32の粘着面を押し付けて貼着する(図7参照)。
【0031】
この際、第2粘着テープ32の上端縁は、第1粘着テープ31の下端縁から角穴パンチキャリヤ形テーピング10の厚みTと等しい間隔tをおいて保護テープ4に貼着されていることから、保護テープ4を折り返した際の第2粘着テープ31の上端縁は、新旧の角穴パンチキャリヤ形テーピング10の角穴装着穴11bが形成された側の側端縁、すなわち、ボトムカバーテープ13の下端縁に一致しており、このため、新旧の角穴パンチキャリヤ形テーピング10のボトムカバーテープ13に第2粘着テープ32を端縁同士を一致させて貼着することができる。しかも、角穴パンチキャリヤ形テーピング10のボトムカバーテープ13の幅W1および第2粘着テープ32の幅w2は、同一であることから、送り穴11aを塞ぐことなく貼着することができる。
【0032】
この後、保護テープ4を外方に開き出すことにより、新旧の角穴パンチキャリヤ形テーピング10のトップカバーテープ12にわたって貼着されている第1粘着テープ31およびそれらのボトムカバーテープ13にわたって貼着されている第2粘着テープ32から保護テープ4を剥離させる(図8参照)。
【0033】
この結果、新旧の角穴パンチキャリヤ形テーピング10,10の端部において、それらのトップカバーテープ12にわたって第1粘着テープ31が貼着され、それらのボトムカバーテープ13にわたって第2粘着テープ32が貼着されることから、新旧の角穴パンチキャリヤ形テーピング10,10を接続することができる。しかも、角穴パンチキャリヤ形テーピング10の送り穴11aは、第1粘着テープ31および第2粘着テープ32によって塞がれることがないため、角穴パンチキャリヤ形テーピング10の供給に支障をきたすことがない。
【0034】
ここで、トップカバーテープ12を剥離して実装部品を角穴装着穴11bから取り出す場合を想定すると、図9に示すように、トップカバーテープ12に貼着された第1粘着テープ31も剥離されることになるが、新旧の角穴パンチキャリヤ形テーピング10,10のボトムカバーテープ13には第2粘着テープ32が貼着されていることにより、角穴パンチキャリヤ形テーピング10の引き出し力によって分離することを確実に防止することができる。しかも、従来の接続テープに比較して、角穴パンチキャリヤ形テーピング10の送り穴11aに対応する送り穴を形成した粘着テープが不要になるため、コストを削減することができる。
【0035】
また、離型紙2に形成された一対の折り目2a,2bに沿って折り込むことにより、角穴パンチキャリヤ形テーピング10の支持部21を形成することができることから、接続用治具を備えていない場合であっても、コストアップを招くことなく角穴パンチキャリヤ形テーピング10を粘着テープ3の第1粘着テープ31に位置決めして簡単に貼着することができる。
【0036】
なお、前述した実施形態においては、新しい角穴パンチキャリヤ形テーピング10の始端部を第1粘着テープ31の略一半部に貼着し、その後、旧い角穴パンチキャリヤ形テーピング10の終端部を第1粘着テープ31の残半部に貼着する場合について例示したが、先に旧い角穴パンチキャリヤ形テーピング10を第1粘着テープ31に貼着してもよい。
【0037】
また、第1粘着テープ31にそれぞれ新旧の角穴パンチキャリヤ形テーピング10のトップカバーテープ12を順に貼着し、その後、それらのボトムカバーテープ13にわたって第2粘着テープ32を貼着する場合を説明したが、先に新旧の角穴パンチキャリヤ形テーピング10のボトムカバーテープ13を順に貼着し、その後、それらのトップカバーテープ12にわたって第2粘着テープ32を貼着するようにしてもよい。
【0038】
さらに、離型紙2の支持部21に角穴パンチキャリヤ形テーピング10の角穴装着穴10b側の側端縁を支持して、そのトップカバーテープ12またはボトムカバーテープ13に第1粘着テープ31を貼着する場合を説明したが、角穴パンチキャリヤ形テーピング10の送り穴11aを塞ぐことなくトップカバーテープ12またはボトムカバーテープ13に第1粘着テープ31を貼着すればよいことから、角穴パンチキャリヤ形テーピング10を離型紙2の支持部21に支持する際、離型紙2の折り目2bに対して第1粘着テープ31の上端縁が角穴パンチキャリヤ形テーピング10の角穴装着穴11b側の側端縁に重なるように保護テープ4に貼着することにより、離型紙2の支持部21に角穴パンチキャリヤ形テーピング10の送り穴11a側の側端縁を支持するようにしてもよい。この場合は、角穴パンチキャリヤ形テーピング10の送り穴11a側の側端縁からボトムカバーテープ13またはトップカバーテープ12の上端縁までの距離(W−W1)の2倍に、角穴パンチキャリヤ形テーピング10の厚みTを加えた長さだけ第1粘着テープ31の下端縁から間隔をおいて第2粘着テープ32を保護テープ4に貼着すればよい。
【0039】
【発明の効果】
以上のように発明によれば、角穴パンチキャリヤ形テーピングの円滑な供給を阻害することなく、かつ、コストを削減して角穴パンチキャリヤ形テーピングを簡単確実に接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の角穴パンチキャリヤ形テーピングの接続用テープを示す平面図およびそのX−X線からの模式的な断面図である。
【図2】図1の接続用テープの分解斜視図である。
【図3】離型紙の支持部を形成した接続用テープを示す裏面側斜視図である。
【図4】本発明の角穴パンチキャリヤ形テーピングの接続方法を説明する工程図である。
【図5】本発明の角穴パンチキャリヤ形テーピングの接続方法を説明する工程図である。
【図6】本発明の角穴パンチキャリヤ形テーピングの接続方法を説明する工程図である。
【図7】本発明の角穴パンチキャリヤ形テーピングの接続方法を説明する工程図である。
【図8】本発明の角穴パンチキャリヤ形テーピングの接続方法を説明する工程図である。
【図9】本発明の接続用テープによって接続された新旧の角穴パンチキャリヤ形テーピングの接続部分を示す斜視図である。
【図10】角穴パンチキャリヤ形テーピングを一部省略して示す平面図およびその端面図である。
【図11】角穴パンチキャリヤ形テーピングを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 接続用テープ
2 離型紙
2a,2b 折り目
2x,2y 切れ目
21 支持部
3 粘着テープ
31 第1粘着テープ
32 第2粘着テープ
4 保護テープ
41 離型部
10 角穴パンチキャリヤ形テーピング
11 角穴パンチキャリヤテープ
11a 送り穴
11b 角穴装着穴
12 トップカバーテープ
13 ボトムカバーテープ
Claims (4)
- 離型紙と、離型紙の離型面に粘着面を介して貼着された粘着テープと、粘着テープを覆って離型紙および粘着テープにわたって粘着面を介して貼着された保護テープと、から構成され、前記粘着テープは、角穴パンチキャリヤ形テーピングの送り穴と干渉することなくトップカバーテープまたはボトムカバーテープに貼着可能な第1粘着テープと、第1粘着テープから設定間隔をおいて配置され、角穴パンチキャリヤ形テーピングの送り穴と干渉することなくボトムカバーテープまたはトップカバーテープに貼着可能な第2粘着テープとを備え、また、離型紙に一対の折り目が形成され、第1粘着テープを角穴パンチキャリヤ形テーピングのトップカバーテープまたはボトムカバーテープに貼着する際、離型紙を一対の折り目に沿って折り込んで保護テープに対して略直交する支持部を形成し、離型紙の支持部に角穴パンチキャリヤ形テーピングの側端縁を支持することを特徴とする角穴パンチキャリヤ形テーピングの接続用テープ。
- 前記粘着テープが角穴パンチキャリヤ形テーピングを構成する角穴パンチキャリヤテープの色と異なる色を有していることを特徴とする請求項1記載の角穴パンチキャリヤ形テーピングの接続用テープ。
- 前記離型紙には、上下端縁部にそれぞれ切り込みが形成され、折り目に沿って折り返して重ね合わせた離型紙の上下端縁部の切り込み同士を係止させることを特徴とする請求項1または2記載の角穴パンチキャリヤ形テーピングの接続用テープ。
- 請求項1記載の接続用テープを用いて新しい角穴パンチキャリヤ形テーピングの始端部と、旧い角穴パンチキャリヤ形テーピングの終端部とを接続する接続方法であって、接続用テープの保護テープから離型紙の上下一半部を剥離して一対の折り目に沿って折り込み、支持部を形成した後、新旧一方の角穴パンチキャリヤ形テーピングの端部の側端縁を離型紙の支持部に支持し、新旧一方の角穴パンチキャリヤ形テーピングの端部のトップカバーテープもしくはボトムカバーテープに第1粘着テープの略一半部を貼着し、次いで、新旧他方の角穴パンチキャリヤ形テーピングの端部の側端縁を離型紙の支持部に支持し、新しい角穴パンチキャリヤ形テーピングの始端部の端縁と旧い角穴パンチキャリヤ形テーピングの終端部の端縁を突き合わせて、新旧他方の角穴パンチキャリヤ形テーピングの端部のトップカバーテープもしくはボトムカバーテープに第1粘着テープの残半部を貼着した後、離型紙を保護テープから剥離して保護テープを折り返し、第2粘着テープを新旧の角穴パンチキャリヤ形テーピングの端部のボトムカバーテープもしくはトップカバーテープにわたって貼着することを特徴とする接続用テープを用いた角穴パンチキャリヤ形テーピングの接続方法。
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