JP3698786B2 - 電子メール処理装置 - Google Patents

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Description

【発明の属する技術分野】
本発明は電子メール処理装置に関し、特にネットワークを介してメールホスト間で電子メールを送受信する電子メール処理装置に関するものである。
【0001】
電子メールは、ネットワークにより分散運用されているメールホストとしてのコンピュータ間でやり取りされるものであり、今日のノン・インタラクティブなコミュニケーション手段として全世界規模に至っており、コンピュータ技術者以外の多種多様な人々にも使われており、年々その規模が増大し利用用途の多様化に伴って求められるサービスも多様化して来ている。
【0002】
【従来の技術】
従来より電子メールには、(1)専用のホストコンピュータによる電子メールシステムとその加入者のみで電子メールの交換を行うことによってその加入者のみを対象とした多様なサービスを実現している集中運用方式と、(2)ネットワークにより疎結合されたコンピュータ間で特定のプロトコルにより電子メールの交換を行うことにより多様なサービスは難しいが全世界規模で均質なサービスを提供している分散運用方式と、がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の集中運用方式(1)は専用のホストコンピュータを用いるので全世界規模での電子メールの交換を行うことは非常に困難であるが、上記の分散運用方式(2)においては付加分散が図られ全世界規模での電子メールの交換を実現するためには、この方式(2)の方が有利である。
【0004】
しかしながら、このような分散運用方式(2)においては単純にテキスト情報をコンピュータ間で送り合うというものであり、前者の集中運用方式(1)によるような多様なサービスを実現するためには、該当するサービスの機能を盛り込んだ共通したプログラムを全世界的に配付し、サービスのレベル合わせを維持しなくてはならず新規サービスを実質的に実現できないという問題があった。
【0005】
したがって本発明は、ネットワークを介して電子メールを送受信する送信側メールホストと受信側メールホストを含む電子メール処理装置において、最低限の共通した仕様の実現により多様のサービスを実現するとともに将来の新規なサービスの実現においてもこれを追加することができるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
〔1〕上記の目的を達成するための本発明に係る電子メール処理装置は、メール処理情報データベースを有し、該ネットワークを介して該メールホストに接続されるメール制御ホストを設け、該送信側メールホストが電子メールを送信する時には入力された該電子メールの処理方法を機械翻訳した処理スクリプトをコマンドファイルとして該電子メールに付加して該メール制御ホストに送信し、該メール制御ホストでは、該データベースを参照して該処理スクリプトを解析し該受信側メールホストの内、該電子メールを受信すべきメールホスト毎に該処理スクリプトを分解すると共に各受信側メールホストで実行すべき処理プログラムを該電子メール及び該処理スクリプトに付加して各受信側メールホストに送信し、該電子メールを受信したメールホストが、該処理プログラムを起動し該処理スクリプトに従って該電子メールを処理することを特徴としたものである。
【0007】
すなわち、図1の概念図に示す如く、メールホスト1はネットワークNWに接続されており、このネットワークNWにはさらにメール制御ホスト2が接続され、このメール制御ホスト2にはメール処理情報データベース3が設けられている。
【0008】
なお、この図1においては送信側メールホスト1Sと受信側メールホスト1Rとが示されているが、これらのメールホスト1S,1Rはそれぞれ独立に存在するものではなく個々のメールホストとしてその双方の役割を兼ね備えているものであり、ここでは説明の都合上、総称して示されるメールホスト1をメールホスト1S,1Rに分割して示している。
【0009】
まず、メールホスト1S,1Rは通常の如くエンドユーザEUが利用して電子メールの送受信を行うものであり、まずメールホスト1が送信側のメールホスト1Sとして機能するときには、エンドユーザEUが電子メールとこの電子メールに対する所定の処理方法を入力する(同図▲1▼)。
【0010】
この送信側メールホスト1Sにおいては入力された電子メールに対する処理を図1に示すシステムが解釈できる形に翻訳することによって処理スクリプトSを作成する。
【0011】
そして、送信側メールホスト1Sは電子メールMとともに処理スクリプトSをネットワークNWを介してメール制御ホスト2に転送する(同図▲2▼)。
【0012】
メール制御ホスト2においては送信側メールホスト1Sから送られて来た電子メールMと処理スクリプトSを受信し、メール処理情報データベース3に蓄積されている情報を参照してその処理スクリプトSを解析する(同図▲3▼)。
【0013】
この解析の結果、エンドユーザEUが「同報配布」を希望しているとすると、電子メールMを送信すべき受信側メールホスト1R毎に処理スクリプトSを分解する(同図▲4▼)とともに、各受信側メールホスト1Rで実行すべき処理プログラムPを付加した後、電子メールMと合わせて受信側メールホスト1Rに送信する(同図▲5▼)。
【0014】
受信側メールホスト1Rにおいては、メール制御ホスト2から送られて来た処理プログラムPを起動し、また処理スクリプトSに従って制御を行う(同図▲6▼)。
【0015】
また、メール制御ホスト2から送られて来た電子メールMはそのまま、或いは必要に応じて内容を処理プログラムPにより変換して通常の如くメールボックスBに格納する。
【0016】
これにより、受信側メールホスト1RにおけるエンドユーザEUはメールボックスBに格納されている電子メールMを閲覧することができる(同図▲7▼)。
【0017】
このようにして、本発明では送信側メールホストにおいて入力された電子メールに対する処理を翻訳してより詳細な処理内容を記述した処理スクリプトを作成することにより受信側のシステム構成等の細部に関して意識することなく処理内容を記述することが可能となる。
【0018】
また、電子メールの処理内容の詳細をメール制御ホストによって一元管理することによりネットワーク全体の電子メールに関する制御が可能となる。
【0019】
さらには、電子メールに対する処理内容を電子メールとともに処理スクリプトと処理プログラムを受信側メールホストに送信し、この受信側のメールホスト側で実行することによりネットワークに接続されているホストのプログラム構成に係わらず全てのメールホストに対して等質なサービスを提供することが可能となる。
【0020】
このような本発明に係る電子メール処理装置を前提として下記に示すように種々の態様が得られる。
【0021】
〔2〕該メール制御ホストは、該データベースを参照して該電子メールに付加されている処理スクリプト内に記述された処理内容に対する情報が存在しないことがわかったときには、該処理スクリプトを送信して来たメールホストに対して該電子メールを処理するための情報の転送要求を行うことができる。
【0022】
〔3〕該送信側メールホストは該電子メールの有効期限を該処理スクリプトに指定して送信し、該メール制御ホストは該処理スクリプトを解析して自動消去機能に関する処理プログラムを該データベースから検索して該電子メール及び該処理スクリプトと共に該受信側メールホストへ送信し、該受信側メールホストは該処理プログラムに基づいて受信した電子メールの削除期限が過ぎたときに削除することができる。
【0023】
〔4〕該送信側メールホストは該電子メールに固有の識別情報を付加して該メール制御ホストに送信し、該電子メールを取り消したいときには該処理スクリプトに指定して送信し、該メール制御ホストは該処理スクリプトを解析して該電子メールを削除することができる。
【0024】
〔5〕該送信側メールホストは該処理スクリプトとして未読状況通知機能を含ませて作成し、該メール制御ホストは該処理スクリプトを解析して電子メールに対する受信者リスト・テーブルを作成するとともに未読状況通知機能に係わる処理プログラムを該データベースから検索し、該受信側メールホストは該処理スクリプト及び該処理プログラムを実行して電子メールの未読状況の監視を行い、電子メールを読んだ場合のみ該処理スクリプト及び該処理プログラムにより該当する電子メールの既読情報の電子メールを該メール制御ホストに送信し、該メール制御ホストは該既読情報を該受信者リストと照合して既読情報を付加し、該送信側メールホストから該既読情報が判断できるようにすることができる。
【0025】
〔6〕該送信側メールホストプログラム分配機能にわる処理スクリプトを付与した電子メールを作成し、該メール制御ホストは該処理スクリプトを解析して処理プログラムの対象メールホストを検索するとともに該処理スクリプト及び処理プログラムを含めた電子メールを対象とする受信側のメールホストへ送信し、該受信側のメールホストは該処理スクリプト及び処理プログラムを実行して該処理スクリプトに指定されている所定のプログラムを転送することができる。
【0026】
〔7〕該送信側メールホストにおいてメール承認機能にわる処理スクリプトを付与した電子メールを作成し、該メール制御ホストは該処理スクリプトを解析して該電子メールの承認ルートをテーブル検索し、該メール承認機能に関わる処理プログラムを検索するとともに該電子メールを該承認ルートの受信側メールホストの承認者へ送信し、該受信側メールホストでは該処理スクリプト及び処理プログラムにより受信者がメール読み出しを行う時に承認操作を実行し、その承認結果を含めたメールを該メール制御ホストに送信し、該メール制御ホストは承認状況を該テーブルに記録し、承認された場合は該電子メールを次の承認者の受信側メールホストへ送信する処理を承認完了するまで順次繰り返し、承認完了または承認されなかった場合、該メール制御ホストは該送信側メールホストの発信者に対してメールの承認状況をメール送信することができる。
【0027】
〔8〕該メール制御ホストは、該メールの受信者が、既読後メール削除者名リスト・テーブルに登録されているか照合し、該メールの処理スクリプトを解釈して既読後メール削除処理プログラムを検索して該メールに付加して該受信側メールホストに送信し、該受信側メールホストは既読後メール削除処理を実行することができる。
【0028】
〔9〕該送信側メールホストは内容伝達確認機能に関わる処理スクリプトと質問・回答事項を該メールに付与し、該メール制御ホストは該処理スクリプトを解釈して該内容伝達確認機能に関わる処理プログラムを検索し、該受信側メールホストが、該処理スクリプト及び処理プログラムを実行して該メールの読み出し時に該質問事項を受信者へ与え、その回答事項を予め用意した回答事項と照合し、両者が一致した場合は該メールを削除することができる。
【0029】
〔10〕該送信側メールホストはメール分配機能に関わる処理スクリプトを該メールに付与し、該メール制御ホストは該処理スクリプトを解釈して該メールに対する関係者リスト・テーブルに発信者を記録するとともに該処理スクリプトを解釈して該メール分配機能に関わる処理プログラムを検索し、該受信側メールホストは該メールの往信を行った場合は、該メール制御ホストは該往信メールを該関係者リスト・テーブルに基づいて全送信側メールホストに返送することができる。
【0030】
〔11〕該送信側メールホストはメール修正機能に関わる処理スクリプトを該メールに付与し、該メール制御ホストは該処理スクリプトを解釈して、原本のメールをメール保管情報テーブルに保管して修正期限を設定すると共に該処理プログラムを検索し、該受信側メールホストは該処理スクリプト及び処理プログラムを実行して受信者へ該メールを提供し、該受信者が該メールを修正して作成された修正メールが該メール制御ホストに送られ、該メール制御ホストは該処理スクリプト及び処理プログラムにより該テーブルに保持している該原本のメールへ修正を盛り込むことができる。
【0031】
〔12〕該送信側メールホストはメール本文と概要を作成するとともに概要メール機能に関わる処理スクリプトを該メールに付与し、該メール制御ホストは、該処理スクリプトを解釈して該メール本文をメール保管情報テーブルに保管し、該処理スクリプトを解釈して概要メール機能処理プログラムを該データベースより検索するとともに該処理スクリプト及び処理プログラムを含めた概要のみのメールを該受信側メールホストに送信し、該受信側メールホストは該処理スクリプト及び処理プログラムを実行して該メールの概要部を受信者に提供し、該受信者がメール本文の取り寄せを希望した場合は、該メール制御ホストに本文取り寄せの指示を出し、該メール制御ホストは該メール受信者に対して該メール本文の送信を行うことができる。
【0032】
〔13〕該送信側メールホストは誤送信防止機能に関わる処理スクリプトを該メールに付与し、該メール制御ホストは該処理スクリプトを解釈してメール送信者リスト・テーブルを作成すると共に該誤送信防止機能に関わる処理プログラムを検索して該テーブルと該処理スクリプトと該処理プログラムとを含めたメールを該送信側メールホストへ返信し、該送信側メールホストは該処理スクリプト及び処理プログラムを実行してメール発信者の送信確認を行い、該送信確認を行った結果のメールが該メール制御ホストを介して該テーブルに基づき該受信側メールホストへ送信されるようにすることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
図2は本発明に係る電子メール処理装置における電子メールの送信時に入力される処理内容を処理スクリプトに変換する実施例を示したもので、この実施例では、上述したように、画像データを電子メールMとして社内全体に同報配付しようとするものである。
【0034】
まず、エンドユーザは通常の如くメール送信端末10より電子メールM本体とその処理内容Cとを入力する。
【0035】
メール送信端末10から入力された電子メールMと処理内容CはネットワークNWを介して送信側のメールホスト1Sに与えられる。
【0036】
送信側メールホスト1Sはメール操作部17Sと変換処理部11とメール送信部12と基本ライブラリ13とで構成されており、電子メールMはまずメール操作部17Sを経て変換処理部11において電子メールとして送信できるテキスト化データに変換される。
【0037】
また、メールM及び処理内容Cはメール送信部12に与えられ、このメール送信部12は基本ライブラリ13を参照して処理内容Cを処理スクリプトSに変換する。
【0038】
この処理スクリプトSの内容は具体的に言えば送信方法(同報送信)と受信後の処理(逆変換)をトークンという形に分解して表記したものである。
【0039】
これにより、メール送信部12は変換処理部11に対してメールMの画像データを送信するためのデータ(テキスト化データ)に変換すべき旨の指示を変換処理部11に与えるので、変換処理部11はこの指示に従ってメールMをテキスト化データに変換する。
【0040】
そして、メール送信部12は電子メールMと処理スクリプトSをネットワークNWを介してメール制御ホスト2に送る。
【0041】
図3は図2に示した実施例(1)における送信側メールホスト1Sにおいて作成された処理スクリプトSを分解するための実施例(2)を示したものであり、この処理スクリプトSを基に各受信側メールホストで実行する処理スクリプトに分解する実施例を示している。
【0042】
まず、メール制御ホスト2はメール制御部20を有しており、このメール制御部20は、送信側メールホスト1Sから送られて来た電子メールMに付加されている処理スクリプトSに記述されているトークンをメール処理情報データベース3の情報を基に解析する。
【0043】
この実施例では、処理スクリプトSは「社内全体への同報」であることを示しているため、メール制御部20は電子メールM本体を社員数分だけ複写し、各電子メールに各受信側メールホストで実行する処理スクリプトを付加する。
【0044】
すなわち、データベース3の管理情報Iを参照してメール制御部20は社員数分としてこの実施例では受信側のメールホスト(A)1RA及び(B)1RBの2つのメールホストに同報配付するために2つの同じ内容のメールMAとMBとに分割する。
【0045】
また、受信側メールホスト1RA及び1RBで実行する処理スクリプトSA及びSB並びに処理プログラムPA及びPBを付加してそれぞれのメールホスト1RA及び1RBへ送信する。
【0046】
この場合の処理プログラムは処理スクリプトの内容、すなわち、送信側メールホスト1Sで実行されたメールMからテキスト化データへの変換と逆の変換を行って元のメール(画像データ)を得るための処理プログラムがデータベース3から検索されることとなる。
【0047】
これにより、受信側メールホスト1RAにおいては電子メールMAと処理スクリプトSAと処理プログラムPAとによって図1に示した処理の逆の変換処理が行われ、同様にして受信側メールホスト1RBにおいてもメールMBと処理スクリプトSBと処理プログラムPBとによって同様の逆変換処理が行われる。
【0048】
図4は上記のメール処理情報データベース3に処理プログラムを登録する場合の実施例(3)を示したものであり、この実施例はメール処理情報データベース3に存在しない処理プログラムPが必要なトークンがメール制御ホスト2に送信された処理スクリプトS内に含まれる場合に適用される。
【0049】
例えば、送信側メールホスト1Sから送られて来る「変換処理」というトークンに対する処理プログラムがメール処理情報データベース3に存在しない場合に送信側メールホスト1Sから処理プログラムPを転送して登録する必要がある。
【0050】
このような場合には、まずメール制御部20から送信側メールホスト1Sにおけるメール送信部12に対して処理プログラムPの転送要求▲1▼が発信される。
【0051】
メール送信部12では、この転送要求▲1▼を受け取ると、そのトークンを実行するための処理プログラムPをメール制御ホスト2に対して転送▲2▼を行う。
【0052】
この処理プログラムPを受けたメール制御部20はメール処理情報データベース3に登録▲3▼を行う。
【0053】
図5は電子メールと処理スクリプトと処理プログラムを受信したメールホスト1Rが行う処理の実施例(4)を示したものであり、この実施例は、受信側メールホスト1Rは基本ライブラリ13とメール受信部14と処理スクリプトインタプリタIRPとメールボック15と変換処理部16とメール操作部17Rとで構成されている。
【0054】
まず、この受信側メールホスト1Rにおいては、電子メールMをメールボックス15に格納するとともに、メール受信部14は処理スクリプト・インタプリタIRPを起動▲1▼してメール制御ホスト2から受信した処理スクリプトSを逐次読み込みながら実行する。
【0055】
そして、この処理スクリプトSはメールボックス15からメールMが読み出される状態を常に監視▲2▼している。
【0056】
そして、メール受信端末18から電子メールMの読み出し要求(表示要求)Dがメール操作部17Rに入力されたとき、メール操作部17Rはメールボックス15に対してメールMの読み出しを指示するので、このメール読出を監視している処理スクリプト・インタプリタIRPは変換処理部16を起動▲3▼する。
【0057】
これにより、変換処理部16は処理プログラムPをインタプリタIRPからの起動命令▲3▼に従って起動するので、送信側メールホスト1Sと逆の変換処理、すなわち、テキスト化データから画像データへの変換を行ってメール操作部17Rからメール受信端末18へ返送する。
【0058】
以上の実施例においては同報メールの場合について説明したが、以下の実施例はこのような電子メール処理システムを利用して実現できる色々な変形例を示しており、これらの図においては処理スクリプトと処理プログラムの内容とこれらを実行するメールホストの種類によって以下に示すとおり様々な処理が実現可能となっている。
【0059】
まず図6は本発明に係る電子メール処理装置におけるメール自動消去機能を実行する場合の実施例(5)を示したもので、以下、図中に示した処理手順番号▲1▼〜▲7▼に従って順次説明する。
【0060】
▲1▼エンドユーザEUがメール自動消去機能に関する処理方法を送信側メールホスト1Sのメール操作部17Sに入力すると、メール操作部17Sはこれをメール送信部12に送り、ここでメールM本文を作成し、メール自動消去機能に関わる処理スクリプトSを付与する。
▲2▼そしてメール送信部12から、処理スクリプトS付のメールMをメール制御ホスト2に送信する。
【0061】
▲3▼メール制御ホスト2のメール制御部20では、処理スクリプトSを解釈して、メール自動消去機能を実行するための処理プログラムPをデータベース3から検索する。
▲4▼メール制御部20から、処理スクリプトS及び処理プログラムPを含めたメールMを受信側メールホスト1Rへ送信し、これを受けたメール受信部14はメールMと処理スクリプトSと処理プログラムPとに分離する。
【0062】
▲5▼受信側メールホスト1Rでは、図5で説明したように、処理スクリプトSがメールMの削除期限の監視と未読/既読の状態監視を行う。
▲6▼処理スクリプトSは、メールの削除期限が過ぎたらこれを処理プログラムPに通知することにより処理プログラムPはメールMの削除を行う。
【0063】
▲7▼処理プログラムPからメールMの削除を知らされたメール送信部12は、メールMの削除通知(未読/既読情報を含む)のメールM0を作成し、ネットワークNWを介して送信側メールホスト1S(発信者)へ送信する。送信側メールホスト1Sでは、メール受信部14がこのメールM0を受信して送信側メールホスト1Sにメールの削除が実行されたことを知らせる。
【0064】
図7は本発明に係る電子メール処理装置における発信メール削除機能を実行する場合の実施例(6)を示したもので、以下、図中に示した処理手順番号▲1▼〜▲8▼に従って順次説明する。
【0065】
▲1▼送信側メールホスト1Sにて、上記の実施例(5)▲1▼と同様にメールM1本文を作成し、必要に応じた処理スクリプトS1を付与する。
▲2▼送信側メールホスト1Sから、処理スクリプトS1付のメールを、メール制御ホスト2に送信する。そして、このメール送信時には、メール固有の識別情報〔ID〕を付与する。
【0066】
▲3▼メール制御ホスト2では、メール制御部20がメールM1を送信遅延として許容可能な一定時間(10〜20分)保持し、その時間が経過した後に受信側メールホスト1Rへ送信する。
▲4▼送信側メールホスト1Sから、メールM1を取り消したい場合は、該当メールM1に付与されている識別情報〔ID〕を用いて、発信メール削除機能に関わる処理スクリプトS2を付与したメールM2を作成し、このメールM2には上記の識別情報を付与する。
【0067】
▲5▼送信側メールホスト1Sから、このメールM2を、メール制御ホスト2に送信する。
▲6▼メール制御ホスト2のメール制御部20では、処理スクリプトS2を解釈して、発信メール削除機能に関わる処理プログラムP2をデータベース3から検索する。
【0068】
▲7▼メール制御部20は、処理スクリプトS2及び処理プログラムP2を実行し、保持されているメールM1の削除を行う。
▲8▼そして、メール制御部20は、発信メール削除機能の実行の結果、削除の可否(保持期間経過済の場合は否)の結果を、削除通知メールM3として送信側メールホスト1S(発信者)へ送信する。
【0069】
図8は本発明に係る電子メール処理装置における未読状況通知機能を実行する場合の実施例(7)を示したもので、以下、図中に示した処理手順番号▲1▼〜▲1▼’に従って順次説明する。
【0070】
▲1▼送信側メールホスト1Sにて、メールM1を作成し、未読状況通知機能に関わる処理スクリプトS1を付与する。
▲2▼送信側メールホスト1Sから、スクリプト付メールM1をメール制御ホスト2に送付する。メールの送信時には、メール固有の識別情報〔ID〕を付与する)。
【0071】
▲3▼メール制御ホスト2ではメール制御部20が、処理スクリプトS1を解釈して、メールM1に対する受信者リスト・テーブル31を作成して登録する。
▲4▼メール制御部20は、処理スクリプトS1を解釈して、未読状況通知機能に関わる処理プログラムP1を検索する。
【0072】
▲5▼メール制御部20は、処理スクリプトS1・処理プログラムP1を含めたメールM1を受信側メールホスト1Rへ送信し、受信側メールホスト1Rのメール受信部14ではメールM1と処理スクリプトS1と処理プログラムP1とに分離する。
【0073】
▲6▼メール受信部14では、処理スクリプトS1・処理プログラムP1を実行し、メールM1の未読状況の監視を行う。
▲7▼受信者(エンドユーザEU)がメール操作部17RよりメールM1を読んだ場合、メール送信部12は、処理スクリプトS1・処理プログラムP1により該当メールM1の既読情報のメールM2を上記識別情報とともにメール制御ホスト2に送信する。
【0074】
▲8▼メール制御ホスト2では、メール制御部20が該当メールM1の既読状況に対応する受信者を「受信者リスト・テーブル31」と照合して既読情報を付加する。
▲9▼▲1▼の未読状況通知機能に関わる処理スクリプトS1を付与した際に、一定期限経過後の自動通知を指定した場合は、その指定期間が経過した時に受信者リスト・テーブル31の未読状況を示すメールM3を送信側メールホスト1S(発信者)へ送信し、そのメール受信部14からメールM3を得る。
【0075】
▲1▼’一方、送信側メールホスト1Sでは、メール発信者が未読状況を調べたいと思った場合には、メールM1の送信時に付与されている識別情報〔ID:01〕を用いて未読状況照会機能に関わる処理スクリプトS2を付与したメールM4を作成し送付することにより、▲9▼と同様に未読状況のメールM3を受け取ることができる。
【0076】
図9は本発明に係る電子メール処理装置におけるプログラム分配機能を実行する場合の実施例(8)を示したもので、以下、図中に示した処理手順番号▲1▼〜▲6▼に従って順次説明する。
【0077】
▲1▼送信側メールホスト1Sにて、プログラム分配機能に関わる処理スクリプトSを付与したメールMを作成する。
▲2▼送信側メールホスト1Sのメール送信部12から、スクリプト付メールMをメール制御ホスト2に送付する。
【0078】
▲3▼メール制御ホスト2では、メール制御部20が処理スクリプトSを解釈して処理プログラムの対象ホストをホスト情報リスト・テーブル32より検索する。
▲4▼メール制御部20は、処理スクリプトSを解釈して、プログラム分配機能に関わる処理プログラムPを検索する。
【0079】
▲5▼メール制御部20は、処理スクリプトS・処理プログラムPを含めたメールMを対象ホストである受信側メールホスト1Rへ送信する。
▲6▼受信側メールホスト1Rでは、メール受信部14が処理スクリプトS・処理プログラムPを実行する。
【0080】
▲7▼メール受信部14は、処理スクリプトSに指定されているファイルサーバから指定のプログラムの転送を受ける。
【0081】
図10は本発明に係る電子メール処理装置におけるメール承認機能を実行する場合の実施例(9)を示したもので、以下、図中に示した処理手順番号▲1▼〜▲8▼に従って順次説明する。
【0082】
▲1▼送信側メールホスト1Sにて、メールM1本文を作成し、メール承認機能に関わる処理スクリプトS1を付与する。
▲2▼送信側メールホスト1Sから、処理スクリプト付のメールM1をメール制御ホスト2に送信する。
▲3▼メール制御ホスト2にて、処理スクリプトS1を解釈して、メールM1の承認ルートとなる転送ルート情報を検索し、承認ルート・テーブル33を作成する。
【0083】
▲4▼メール制御ホスト2にて、処理スクリプトS1を解釈して、メール承認機能に関わる処理プログラムP1をデータベース3の処理プログラムPより検索する。
▲5▼メール制御ホスト2から、処理スクリプトS1・処理プログラムPSを含めたメールM1を第一承認者の受信側メールホスト1R(A)へ送信する。
▲6▼受信側メールホスト1R(A)では、処理スクリプトS1・処理プログラムP1を実行し、受信者がメール読み出しを行う時に承認操作を実行する。
【0084】
▲7▼▲6▼の結果、承認OK/NGの情報とNGの場合のコメントを含めたメールM2を処理スクリプト(図示せず)において作成し、メール制御ホスト2に送信する。メール制御ホスト2では、メールM2の承認状況を承認ルート・テーブル33に記録し、承認OKの場合は処理スクリプトS1・処理プログラムP1を含めたメールを第二承認者の受信側メールホスト(図示せず)へ送信する(メール制御ホスト2から原本のメールを承認対象者に送付することでメールの改竄を回避できる)。以降、承認ルートに示された受信側メールホストの受信者において順次承認完了するまで繰り返す。
【0085】
▲8▼承認完了または承認NGの場合、メール制御ホスト20は、送信側メールホスト1Sの発信者に対してメールの承認状況やコメントをメールM3として送信する。
【0086】
図11は本発明に係る電子メール処理装置における受信メール自動削除機能を実行する場合の実施例(10)を示したもので、以下、図中に示した処理手順番号▲1▼〜▲6▼に従って順次説明する。
【0087】
▲1▼送信側メールホスト1Sにて、メールM本文を作成し、発信者の必要に応じた処理スクリプトSを付与する。
▲2▼送信側メールホスト1Sから、処理スクリプト付のメールMを、メール制御ホスト2に送信する。
【0088】
▲3▼メール制御ホスト2にて、メールMの受信者が、「既読後メール削除者名リスト・テーブル34」に登録されているか照合する(メール既読後に自動削除を希望する受信者は予め「既読後メール削除者名リスト・テーブル34」に登録を行わなければならない)。
【0089】
▲4▼メール制御ホスト2にて、処理スクリプトSを解釈して発信者の必要に応じた処理プログラムと、受信者が「既読後メール削除者名リスト・テーブル34」に登録されている場合は、既読後メール削除処理プログラム(処理プログラムPで総称する)を検索する。
【0090】
▲5▼メール制御ホスト2にて、処理スクリプトS・処理プログラムPを含めたメールMを、受信側メールホスト1Rに送信する。
▲6▼受信側メールホスト1Rにて、処理スクリプトS・処理プログラムPを実行し、メールMが読まれた後に既読後メール削除処理を実行し、メールMを削除する。
【0091】
図12は本発明に係る電子メール処理装置における内容伝達確認機能を実行する場合の実施例(11)を示したもので、以下、図中に示した処理手順番号▲1▼〜▲6▼に従って順次説明する。
【0092】
▲1▼送信側メールホスト1Sにて、メールMを作成し、内容伝達確認機能に関わる処理スクリプトSと内容確認用の「Q&A」を付与する。
▲2▼送信側メールホスト1Sから、スクリプト+Q&A付メールMを、メール制御ホスト2に送付する。
【0093】
▲3▼メール制御ホスト2にて、処理スクリプトSを解釈して、内容伝達確認機能に関わる処理プログラムPをデータベース3より検索する。
▲4▼メール制御ホスト2にて、処理スクリプトS・処理プログラムPを含めたメールMを受信側メールホスト1Rへ送信する。
【0094】
▲5▼受信側メールホスト1Rにて、処理スクリプトS・処理プログラムPを実行し、メールMの読み出しにおいて「Q&A」より質問Qを受信者へ与え、その回答を「Q&A」の回答Aと照合する。
▲6▼▲5▼において、受信者の回答と「Q&A」の回答が一致した場合は、メールMを削除する。
【0095】
図13は本発明に係る電子メール処理装置におけるメール分配機能を実行する場合の実施例(12)を示したもので、以下、図中に示した処理手順番号▲1▼〜▲8▼に従って順次説明する。
【0096】
▲1▼送信側メールホスト1Sにて、メールM1を作成し、メール分配機能に関わる処理スクリプトS1を付与する。
▲2▼送信側メールホスト1Sから、スクリプト付メールM1を、メール制御ホスト2に送付する(メールの送信時には、メール固有の識別情報〔ID〕を付与する)。
【0097】
▲3▼メール制御ホスト2にて、処理スクリプトS1を解釈して、メールM1に対する関係者リスト・テーブル35を用意して発信者を記録する。
▲4▼メール制御ホスト2にて、処理スクリプトS1を解釈して、メール分配機能に関わる処理プログラムP1をデータベース3より検索する。
【0098】
▲5▼メール制御ホスト2から、処理スクリプトS1・処理プログラムP1を含めたメールM1を受信側メールホスト1Rへ送信する。
▲6▼受信側メールホスト1Rにて、処理スクリプトS1・処理プログラムP1を実行し、メールM1を受信者に提供する。
【0099】
▲7▼受信側メールホスト1Rにて、受信者がメールM1の往信を行った場合は、メール送信部12を介してメール制御部20が往信メールM2を受け取り、該当メールM1の関係者リスト・テーブル35に往信者が記録されるとともに該往信メールM2が送信側メールホスト1Sに送られる。
▲8▼以降の▲1▼のメールM1に関する発信者及び往信者の間での議論は、メール固有の識別情報を指定し、メール制御ホスト2にメールM3を送信するのみで、発信者及び往信者の全てに同報される。
【0100】
図14は本発明に係る電子メール処理装置におけるメール修正機能を実行する場合の実施例(13)を示したもので、以下、図中に示した処理手順番号▲1▼〜▲9▼に従って順次説明する。
【0101】
▲1▼送信側メールホスト1Sにて、メールM1本文を作成し、メール修正機能に関わる処理スクリプトS1を付与する。
▲2▼送信側メールホスト1Sから、スクリプト付メールM1を、メール制御ホスト2に送付する(メールの送信時には、メール固有の識別情報〔ID〕を付与する)。
【0102】
▲3▼メール制御ホスト2にて、処理スクリプトS1を解釈して、原本のメールM1をメール保管情報テーブル36に保管し、修正期限を設定する。
▲4▼メール制御ホスト2にて、処理スクリプトS1を解釈して、メール修正機能に関わる処理プログラムP1をデータベース3より検索する。
【0103】
▲5▼メール制御ホスト2から、処理スクリプトS1・処理プログラムP1を含めたメールM1を受信側メールホスト1R(原本の修正を許可された受信者宛。発信者を含めても良い)へ送信する。
▲6▼受信側メールホスト1Rにて、処理スクリプトS1・処理プログラムP1を実行し、受信者へメールM1本文を提供する。
【0104】
▲7▼▲6▼の結果、受信者がメールM1の修正を行いたい場合は、修正イメージを指定することによって修正メールM2がメール制御ホスト2に送られる。
▲8▼メール制御ホスト2にて、修正メールM2を修正期限以内に受け取った場合は、処理スクリプトS1・処理プログラムP1によりテーブル36に保持している原本のメールM1へ修正を盛り込む。
【0105】
▲9▼メール制御ホスト2にて、修正期限を経過した場合は、修正履歴を発信者へ、修正完了後の原本をメールM3として受信側メールホスト1R(指定されたメール配付先)へ送信する。
【0106】
図15は本発明に係る電子メール処理装置における概要メール機能を実行する場合の実施例(14)を示したもので、以下、図中に示した処理手順番号▲1▼〜▲8▼に従って順次説明する。
【0107】
▲1▼送信側メールホスト1Sにて、メールM1本文と概要を作成し、概要メール機能処理スクリプトS1を付与する。
▲2▼送信側メールホスト1Sから、スクリプト付メールM1を、メール制御ホスト2に送付する(メールの送信時には、メール固有の識別情報〔ID〕を付与する)。
【0108】
▲3▼メール制御ホスト2にて、処理スクリプトS1を解釈して、メールM1本文をメール保管情報テーブル36に保管する。
▲4▼メール制御ホスト2にて、処理スクリプトS1を解釈して、概要メール機能処理プログラムP1をデータベース3より検索する。
【0109】
▲5▼メール制御ホスト2にて、処理スクリプトS1・処理プログラムP1を含めたメール(概要部のみ)M1を、受信側メールホスト1Rに送信する。
▲6▼受信側メールホスト1Rにて、処理スクリプトS1・処理プログラムP1を実行し、メールM1の概要部を受信者に提供する。
【0110】
▲7▼受信側メールホスト1Rにて、メール概要部の受信者がメールM1本文の取り寄せを希望した場合は、メールM2によりメール制御ホスト2に本文取り寄せの指示を出す。
▲8▼メール制御ホスト2にて、メール受信者に対して、メールM1の本文の送信を行う。
【0111】
図16は本発明に係る電子メール処理装置における誤配信防止機能を実行する場合の実施例(15)を示したもので、以下、図中に示した処理手順番号▲1▼〜▲8▼に従って順次説明する。
【0112】
▲1▼送信側メールホスト1Sにて、メールM1を作成し、誤送信防止機能に関わる処理スクリプトS1を付与する。
▲2▼送信側メールホスト1Sから、スクリプト付メールM1を、メール制御ホスト2に送付する。
【0113】
▲3▼メール制御ホスト2にて、処理スクリプトS1を解釈して、メール送信者リスト・テーブル37を作成する。
▲4▼メール制御ホスト2にて、処理スクリプトS1を解釈して、誤送信防止機能に関わる処理プログラムP1を検索する。
【0114】
▲5▼メール制御ホスト2にて、メール送信者リスト・テーブル37と処理スクリプトS1・処理プログラムP1を含めたメールM1を送信側メールホスト1Sへ返信する。
▲6▼送信側メールホスト1Sにて、処理スクリプトS1・処理プログラムP1を実行し、メール発信者の送信確認を行う。
【0115】
▲7▼▲6▼において、送信確認を行った結果のメールM2が処理スクリプトS2とともにメール制御ホスト2に送られる。
▲8▼メール制御ホスト2にて、送信確認の結果がOKならばメールM1をメール送信者リスト・テーブル37に従って、受信側メールホスト1Rへ送信する。送信確認の結果がNGならば、メールM1を破棄する。
【0116】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る電子メール処理装置によれば、電子メールに対してその電子メールに対する処理内容を記述した処理スクリプトとその処理を行うために必要な処理プログラムを電子メールとともに送信し、受信側でその処理スクリプトと処理プログラムを用いて電子メールに対する処理を行うように構成したので、メール送信側で受信側の構成等を意識することなく概念的な記述ができるようになる。
【0117】
またメール制御ホストにおいて処理スクリプトにしたがって各ホストで行う処理を解析し各メールホストに対して処理フクリプト及び処理プログラムを送り各メールホストにおいて処理を行うことにより電子メールに対する処理の一元管理が可能となり、またその処理全てを各受信側のメールホストに実装する必要がなくなる。
【0118】
また、この機構により新しい処理内容に対する追加も柔軟に行えるので、通常実現困難な機能を容易に実現することが可能となり、送信元から送信先の片方向の情報伝達手段でしかなかった電子メールを組織全体の情報伝達手段としてより広範囲な利用を可能にしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子メール処理装置の構成を原理的に示したブロック図である。
【図2】本発明に係る電子メール処理装置における実施例(1)による処理スクリプトへの変換例を示したブロック図である。
【図3】本発明に係る電子メール処理装置における実施例(2)による処理スクリプトの分解例を示したブロック図である。
【図4】本発明に係る電子メール処理装置における実施例(3)によるメール処理情報データベースへの登録例を示したブロック図である。
【図5】本発明に係る電子メール処理装置における実施例(4)による受信側メールホストでの処理スクリプトの実行例を示したブロック図である。
【図6】本発明に係る電子メール処理装置における実施例(5)によるメール自動消去機能例を示したブロック図である。
【図7】本発明に係る電子メール処理装置における実施例(6)による発信メール削除機能例を示したブロック図である。
【図8】本発明に係る電子メール処理装置における実施例(7)による未読状況通知機能例を示したブロック図である。
【図9】本発明に係る電子メール処理装置における実施例(8)によるプログラム分配機能例を示したブロック図である。
【図10】本発明に係る電子メール処理装置における実施例(9)によるメール承認機能例を示したブロック図である。
【図11】本発明に係る電子メール処理装置における実施例(10)による受信メール自動削除機能例を示したブロック図である。
【図12】本発明に係る電子メール処理装置における実施例(11)による内容伝達確認機能例を示したブロック図である。
【図13】本発明に係る電子メール処理装置における実施例(12)によるメール分配機能例を示したブロック図である。
【図14】本発明に係る電子メール処理装置における実施例(13)によるメール修正機能例を示したブロック図である。
【図15】本発明に係る電子メール処理装置における実施例(14)による概要メール機能例を示したブロック図である。
【図16】本発明に係る電子メール処理装置における実施例(15)による誤送信防止機能例を示したブロック図である。
【符号の説明】
1 メールホスト
1S 送信側メールホスト
1R 受信側メールホスト
2 メール制御ホスト
3 メール処理情報データベース
NW ネットワーク
M 電子メール
S 処理スクリプト
P 処理プログラム
図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (13)

  1. ネットワークを介して電子メールを送受信する送信側メールホストと受信側メールホストを含む電子メール処理装置において、
    メール処理情報データベースを有し、該ネットワークを介して該メールホストに接続されるメール制御ホストを設け、
    送信側メールホストが電子メールを送信する時には入力された該電子メールの処理方法を機械翻訳した処理スクリプトをコマンドファイルとして該電子メールに付加して該メール制御ホストに送信し、
    該メール制御ホストでは、該データベースを参照して該処理スクリプトを解析し該受信側メールホストの内、該電子メールを受信すべきメールホスト毎に該処理スクリプトを分解すると共に各受信側メールホストで実行すべき処理プログラムを該電子メール及び該処理スクリプトに付加して各受信側メールホストに送信し、
    該電子メールを受信したメールホストが、該処理プログラムを起動し該処理スクリプトに従って該電子メールを処理することを特徴とした電子メール処理装置。
  2. 請求項1において、
    該メール制御ホストが、該データベースを参照して該電子メールに付加されている処理スクリプト内に記述された処理内容に対する情報が存在しないことがわかったときには、該処理スクリプトを送信して来たメールホストに対して該電子メールを処理するための情報の転送要求を行うことを特徴とした電子メール処理装置。
  3. 請求項1において、
    該送信側メールホストが、該電子メールの有効期限を該処理スクリプトに指定して送信し、該メール制御ホストが該処理スクリプトを解析して自動消去機能に関する処理プログラムを該データベースから検索して該電子メール及び該処理スクリプトと共に該受信側メールホストへ送信し、該受信側メールホストが該処理プログラムに基づいて受信した電子メールの削除期限が過ぎたときに削除することを特徴とした電子メール処理装置。
  4. 請求項1において、
    該送信側メールホストが、該電子メールに固有の識別情報を付加して該メール制御ホストに送信し、該電子メールを取り消したいときには該処理スクリプトに指定して送信し、該メール制御ホストが該処理スクリプトを解析して該電子メールを削除することを特徴とした電子メール処理装置。
  5. 請求項1において、
    該送信側メールホストが該処理スクリプトとして未読状況通知機能を含ませて作成し、該メール制御ホストは該処理スクリプトを解析して電子メールに対する受信者リスト・テーブルを作成するとともに未読状況通知機能に係わる処理プログラムを該データベースから検索し、該受信側メールホストが該処理スクリプト及び該処理プログラムを実行して電子メールの未読状況の監視を行い、電子メールを読んだ場合のみ該処理スクリプト及び該処理プログラムにより該当する電子メールの既読情報の電子メールを該メール制御ホストに送信し、該メール制御ホストは該既読情報を該受信者リストと照合して既読情報を付加し、該送信側メールホストから該既読情報が判断できるようにしたことを特徴とする電子メール処理装置。
  6. 請求項1において、
    該送信側メールホストプログラム分配機能にわる処理スクリプトを付与した電子メールを作成し、該メール制御ホストが該処理スクリプトを解析して処理プログラムの対象メールホストを検索するとともに該処理スクリプト及び処理プログラムを含めた電子メールを対象とする受信側のメールホストへ送信し、該受信側のメールホストが該処理スクリプト及び処理プログラムを実行して該処理スクリプトに指定されている所定のプログラムを転送することを特徴とした電子メール処理装置。
  7. 請求項1において、
    該送信側メールホストにおいてメール承認機能にわる処理スクリプトを付与した電子メールを作成し、該メール制御ホストが該処理スクリプトを解析して該電子メールの承認ルートをテーブル検索し、該メール承認機能に関わる処理プログラムを検索するとともに該電子メールを該承認ルートの受信側メールホストの承認者へ送信し、該受信側メールホストでは該処理スクリプト及び処理プログラムにより受信者がメール読み出しを行う時に承認操作を実行し、その承認結果を含めたメールを該メール制御ホストに送信し、該メール制御ホストが承認状況を該テーブルに記録し、承認された場合は該電子メールを次の承認者の受信側メールホストへ送信する処理を承認完了するまで順次繰り返し、承認完了または承認されなかった場合、該メール制御ホストが該送信側メールホストの発信者に対してメールの承認状況をメール送信することを特徴とした電子メール処理装置。
  8. 請求項1において、
    該メール制御ホストが、該メールの受信者が、既読後メール削除者名リスト・テーブルに登録されているか照合し、該メールの処理スクリプトを解釈して既読後メール削除処理プログラムを検索して該メールに付加して該受信側メールホストに送信し、該受信側メールホストが既読後メール削除処理を実行することを特徴とした電子メール処理装置。
  9. 請求項1において、
    該送信側メールホストが内容伝達確認機能に関わる処理スクリプトと質問・回答事項を該メールに付与し、該メール制御ホストが該処理スクリプトを解釈して該内容伝達確認機能に関わる処理プログラムを検索し、該受信側メールホストが、該処理スクリプト及び処理プログラムを実行して該メールの読み出し時に該質問事項を受信者へ与え、その回答事項を予め用意した回答事項と照合し、両者が一致した場合は該メールを削除することを特徴とした電子メール処理装置。
  10. 請求項1において、
    該送信側メールホストがメール分配機能に関わる処理スクリプトを該メールに付与し、該メール制御ホストが、該処理スクリプトを解釈して該メールに対する関係者リスト・テーブルに発信者を記録するとともに該処理スクリプトを解釈して該メール分配機能に関わる処理プログラムを検索し、該受信側メールホストが該メールの往信を行った場合は、該メール制御ホストが該往信メールを該関係者リスト・テーブルに基づいて全送信側メールホストに返送することを特徴とした電子メール処理装置。
  11. 請求項1において、
    該送信側メールホストがメール修正機能に関わる処理スクリプトを該メールに付与し、該メール制御ホストが、該処理スクリプトを解釈して、原本のメールをメール保管情報テーブルに保管して修正期限を設定すると共に該処理プログラムを検索し、該受信側メールホストが、該処理スクリプト及び処理プログラムを実行して受信者へ該メールを提供し、該受信者が該メールを修正して作成された修正メールが該メール制御ホストに送られ、該メール制御ホストが該処理スクリプト及び処理プログラムにより該テーブルに保持している該原本のメールへ修正を盛り込むことを特徴とした電子メール処理装置。
  12. 請求項1において、
    該送信側メールホストがメール本文と概要を作成するとともに概要メール機能に関わる処理スクリプトを該メールに付与し、該メール制御ホストが、該処理スクリプトを解釈して該メール本文をメール保管情報テーブルに保管し、該処理スクリプトを解釈して概要メール機能処理プログラムを該データベースより検索するとともに該処理スクリプト及び処理プログラムを含めた概要のみのメールを該受信側メールホストに送信し、該受信側メールホストが該処理スクリプト及び処理プログラムを実行して該メールの概要部を受信者に提供し、該受信者がメール本文の取り寄せを希望した場合は、該メール制御ホストに本文取り寄せの指示を出し、該メール制御ホストが該メール受信者に対して該メール本文の送信を行うことを特徴とした電子メール処理装置。
  13. 請求項1において、
    該送信側メールホストが誤送信防止機能に関わる処理スクリプトを該メールに付与し、該メール制御ホストが該処理スクリプトを解釈してメール送信者リスト・テーブルを作成すると共に該誤送信防止機能に関わる処理プログラムを検索して該テーブルと該処理スクリプトと該処理プログラムとを含めたメールを該送信側メールホストへ返信し、該送信側メールホストが該処理スクリプト及び処理プログラムを実行してメール発信者の送信確認を行い、該送信確認を行った結果のメールが該メール制御ホストを介して該テーブルに基づき該受信側メールホストへ送信されることを特徴とした電子メール処理装置。
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