JP4579278B2 - 電子メールシステムと電子メール送受信制御方法およびプログラム - Google Patents

電子メールシステムと電子メール送受信制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、電子メールの送受信制御技術に係り、特に、電子メールの誤送等による情報漏洩防止を強化するのに好適な技術に関するものである。
一度送信された電子メールは、送信者の意図に関係なく受信側で開封、閲覧することができるため、送信者が誤って関係の無い宛先に送信してしまった場合、誤った宛先の受信者にメールを閲覧されてしまうことを防ぐことができないという課題があった。
このような電子メールの誤送信を防止する従来技術として、例えば、特許文献1に記載のものがある。この特許文献1に記載の技術では、送信メール保留装置によって、メール送受信端末から受け付けた電子メールが一時的に保留されるとともに、保留中の電子メールが送信保留中メールとして送信元のメール送受信端末に送信されるようにすることで、送信者に電子メールの内容の確認を容易に意識させることができる。
しかし、この技術は、電子メール送信後に一時的に電子メールを保留することで相手に電子メールが到着する前に送信者に電子メールの内容を意識させ、修正を促すものである。そのため、毎日のように電子メールの送受信を行う中では、宛先等のチェックを漫然と行うなど、チェック意識が形骸化してしまう場合や、複数宛先へ送信した際の宛先リストでは、意識しているつもりでも誤った宛先を見落としてしまう場合が考えられる。このようなミスで、誤送信先の保留中の電子メール送信を決定してしまえば、誤送信先での当該電子メールの開封を防止することはできない。
特開2005−277976号公報
解決しようとする問題点は、従来の技術では、例えば、毎日のように電子メールの送受信を行う中でチェックが形骸化している場合や、複数宛先へ送信した際の宛先リストでは意識しているつもりでも誤った宛先を見落としてしまう場合等、このようなミスで保留中の電子メール送信を決定してしまい、誤送信先での当該電子メールの開封を防止することができない点である。
本発明の目的は、これら従来技術の課題を解決し、電子メール誤送信による情報の漏洩防止を強化することを可能とすることである。
上記目的を達成するため、本発明では、電子メールには本文を付けずに送信し、このように送信した電子メールの受信側での開封時に、当該受信者の正当性の確認を行い、正当性な受信者であるとの確認後に本文を含む電子メールを再送することを特徴とする。具体的には、誤送信制御対象の送信メールに、受信側での開封時に当該メールに対する開封認証メッセージの返信を要求する開封認証情報を付与し、開封認証情報を付与したメールの送信時には当該メールのメール本文を除いて送信し、受信側からの開封許可メッセージの返信があれば、当該受信者を特定する情報を画面表示し、画面表示の内容により受信者側の正当性を確認した操作者からの許可指示入力があれば、メール本文を含むメールを当該受信者宛に再送する。
本発明によれば、例えば人為的なミスにより電子メールを誤送信してしまい、その電子メールが受信者に届いてしまった後でも、当該電子メールには本文を付けておらず、また電子メール開封時に改めて受信者の認証を行うので、電子メール誤送信による情報の漏洩防止を強化することができる。
以下、図を用いて本発明を実施するための最良の形態例を説明する。図1は、本発明に係る電子メールシステムの構成例を示すブロック図であって、図1における電子メールシステム102は、電子メールの送信者または受信者としてのユーザ101の操作に基づきネットワーク103を介して電子メールの送受信制御を行うものであり、CPU(Central Processing Unit)や主メモリ、表示装置、入力装置、外部記憶装置等を具備したコンピュータ構成からなり、光ディスク駆動装置等を介してCD−ROM等の記憶媒体に記録されたプログラムやデータを外部記憶装置内にインストールした後、この外部記憶装置から主メモリに読み込みCPUで処理することにより、各処理部の機能を実行する。
すなわち、プログラムされたコンピュータ処理を実行する処理部として、メール送受信部104と開封認証機能113を具備し、この開封認証機能113は、開封メール調査部105、認証部106、メール作成部108、送信メール調査部110の各コンピュータ処理部からなり、さらに、メール作成部108には、通常・事前許可・告知機能108A、問合せ機能108B、許可・却下機能108Cが設けられ、また、記憶装置において、却下理由格納手107、認証機能識別テーブル111、メール本体格納テーブル112、認証許可リスト109の各情報を記憶している。
このような構成からなる電子メールシステム102は、メール送受信部104により、ネットワーク103を介して、図示していない他の電子メールシステムと接続して電子メールの送受信を行う際、開封認証機能113により、本発明に係る処理を実行する。
すなわち、本例の電子メールシステムでは、電子メールには本文を付けずに送信し、このように送信した電子メールの受信側での開封時に、当該受信者の正当性の確認を行い、正当性な受信者であるとの確認後に本文を含む電子メールを再送する。
より具体的には、誤送信制御対象の送信メールに、受信側での開封時に当該メールに対する開封認証メッセージの返信を要求する開封認証情報を付与し、開封認証情報を付与したメール(認証告知メール)の送信時には当該メールのメール本文を除いて送信し、受信側からの開封許可メッセージ(認証問合せメール)の返信があれば、当該受信者を特定する情報を画面表示し、画面表示の内容により受信者側の正当性を確認した操作者からの許可指示入力があれば、メール本文を含むメール(認証許可メール)を当該受信者宛に再送する。
さらに、本例の電子メールシステムでは、画面表示の内容により受信者側の非正当性を確認した操作者からの却下指示入力があれば、却下理由を含むメール(認証却下メール)を生成して当該受信者宛に再送すると共に、予め定められた宛先の一覧からなる認証許可リスト情報を記憶装置に記憶し、電子メールを送信する際には、認証許可リスト情報を参照し、この認証許可リスト情報に登録されていない宛先の送信メールを誤送信制御対象の送信メールとして開封認証情報を付与し、本文を除いたメール(認証告知メール)の送信を行い、認証許可リスト情報に登録された宛先の送信メールに対しては開封認証情報を付与せず、通常メールと同様に本文を付与したメール(事前認証許可メール)の送信を行う。
以下、図1における各処理部および各処理機能を用いて本発明に係る電子メール送受信制御動作の説明を行う。
開封認証機能113において、送信メール調査部110は、ユーザ101がメールを送信する際、認証フラグとメール情報を認証機能識別テーブル111に格納すると共に、認証フラグとメール本文をメール本体格納テーブル112に格納し、さらに、認証許可リスト109に登録されている宛先やドメインをメールの宛先と比較し、当該メールを認証機能付きメールとするか否かを調査し、認証機能付きメールとした場合、事前認証許可の対象アドレスを判定する。
開封メール調査部105は、メール送受信部104で受信した電子メールが、「開封認証メール」、「認証問合せメール」、「通常のメール」のいずれであるかを調査する。
認証部106は、「認証問合せメール」の受信時に、問合せ者のメール開封を許可するか却下するかを送信者に確認するための画面を図示していない表示画面上に表示し、却下の場合には、却下理由を記載する画面を表示し、当該却下理由を却下理由格納テーブル107に格納する。
メール作成部108は、送信メール調査部110、開封メール調査部105、認証部106から引き渡される認証IDを参照キーとして、認証機能識別テーブル111、メール本文格納テーブル112、却下理由格納テーブル107を参照し、通常・事前許可・告知機能108Aにより、「通常メール」、「認証メール(認証事前許可)」、「認証告知メール」を作成し、問合せ機能108Bにより、「認証問合せメール」を作成し、許可・却下機能108Cにより、「認証許可メール」、「認証却下メール」を作成する。
以下、このような構成からなる電子メールシステム102の動作を、図2〜図21を用いて説明する。
図2は、図1における電子メールシステムによる通常メール、事前認証許可メール送信時の処理動作例を示す説明図であり、図3は、図1における電子メールシステムによる認証メール(許可)の送受信時の処理動作例を示す説明図、図4は、図1における電子メールシステムによる認証メール(却下)の送受信時の処理動作例を示す説明図である。
また、図5は、図1の電子メールシステムにおける送信メール調査部の処理動作例を示すフローチャートであり、図6は、図1の電子メールシステムにおける開封メール調査部の処理動作例を示すフローチャート、図7は、図1の電子メールシステムにおける認証部の処理動作例を示すフローチャート、図8は、図1の電子メールシステムにおけるメール作成部の処理動作例を示すフローチャート、図9は、図1の電子メールシステムにおけるメール作成部の通常・事前許可・告知機能による処理動作例を示すフローチャート、図10は、図1の電子メールシステムにおけるメール作成部の認証許可・却下機能による処理動作例を示すフローチャート、図11は、図1の電子メールシステムにおけるメール作成部の問合せ機能による処理動作例を示すフローチャートである。
また、図12は、図1の電子メールシステムにおける認証部による認証許可リスト(アドレス)の表示例を示す説明図であり、図13は、図1の電子メールシステムにおける認証部による認証許可リスト(ドメイン)の表示例を示す説明図、図14は、図1の電子メールシステムにおける送信メール調査部が表示する認証機能付与確認画面の表示例を示す説明図、図15は、図1の電子メールシステムにおける認証部が表示する開封認証確認画面の表示例を示す説明図、図16は、図1の電子メールシステムにおける認証部が表示する開封認証却下理由登録画面の表示例を示す説明図、図17は、図1の電子メールシステムにおける認証機能識別テーブルの構成例を示す説明図である。
また、図18は、図1の電子メールシステムにおけるメール本体格納テーブルの構成例を示す説明図であり、図19は、図1の電子メールシステムにおける却下理由格納テーブルの構成例を示す説明図、図20は、図1における電子メールシステムによる送信メールのヘッダに追加するフィールド情報の構成例を示す説明図、図21は、図1における電子メールシステムによる送信メールのヘッダに追加したフィールド情報の具体例を示す説明図である。
図2においては、「通常メール」、「事前認証許可メール」の送信時におけるメール送受信処理の流れを示し、図3および図4においては、認証メール送受信時における許可の場合と却下の場合でのメール送受信処理の流れを示している。
また、図5〜図11においては、電子メールを送受信した場合の各処理部(送信メール調査部110、開封メール調査部105、認証部106、メール作成部108)の処理例を示している。
図12と図13においては、図1における送信メール調査部110が、宛先調査時に参照する認証許可リスト109の内容例を示しており、図14においては、図1におけるユーザ101が、電子メール送信時に認証機能付与を確認する画面の内容例を示している。
図15においては、図1における認証部106が、電子メール送信者に、電子メール受信者の開封認証を確認する際に表示する画面の具体例を示し、図16においては、この認証部106が、電子メール送信者に、電子メール受信者の開封認証確認画面で送信者が却下した際に表示する却下理由記載画面の具体例を示している。
図17においては、図1における認証機能識別テーブル111のフィールド情報を示しており、各フィールド情報は、「認証ID」、「認証フラグ」、「宛先」、「件名」、「処理部識別フラグ」および「削除フラグ」からなる。
図18においては、図1におけるメール本体格納テーブル112のフィールド情報を示しており、各フィールド情報は、「認証ID」および「メール本文」からなる。
図19においては、図1における却下理由格納テーブル107のフィールド情報を示しており、各フィールド情報は、「認証ID」、「件名」、「宛先」および「却下理由」からなる。
図20においては、図1における電子メールシステム102が、電子メールを送信した場合にSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)ヘッダに追加するフィールド情報を示しており、各フィールドは、「メール種別」、「フィールド名」、「用途」および「フィールド内容」からなる。
図21においては、図1における電子メールシステム102が、電子メールを送信した場合にSMTPヘッダに追加するフィールド情報の具体的な内容を示している。
以下、図5〜図18を参照しながら、図1の電子メールシステム102における、通常メール/事前認証許可メールの送信、認証告知メールの送信および認証問合せメールの送信とそれに対する認証許可/却下メールを送信した際の処理を説明する。
図1の送信メール調査部110は、図5のステップS501に示すように、まず認証IDを作成する。認証IDは、本例では6桁の任意の数字と作成時の年月日時分秒を16進数化したものとするがこれに限るものではない。
次に、図5のステップS502に示すように、先の認証IDと、作成された電子メール情報を、認証機能識別テーブル111に、電子メールの宛先毎に1行ずつ格納する。
格納する内容は、図17に示すように、認証ID、処理部識別フラグ、認証フラグ、削除フラグ、宛先、件名であり、処理部識別フラグ、認証フラグ、削除フラグは「0」または「1」であり、送信メール調査部110では、処理部識別フラグと削除フラグに「0」を格納し、認証フラグにはメール送信者が作成したメールから情報を読み取り、宛先毎に「0」または「1」を格納する。また、宛先、件名についてもメール送信者が作成したメールから各情報を読み取り、各宛先毎に格納する。
さらに、送信メール調査部110は、図5のステップS503に示すように、メール本体格納テーブル112に、先に作成した認証IDと、メール送信者が作成したメールから本文情報を読み込み、これを格納する。
また、送信メール調査部110は、図5のステップS504〜S509に示すように、図13に示すような認証許可リスト109に登録されている各ドメイン情報を読み込み、認証機能識別テーブル111を、先に作成した認証IDで検索し、ヒットした行の宛先に対して、読み込んだ文字列をキーにパタンマッチングを行い、ヒットした宛先が格納されている行の認証フラグの内容を「1」に変更する。
その後、送信メール調査部110は、図5のステップS510〜S515に示すように、先に登録した認証機能識別テーブル111を、先に作成した認証IDで検索し、ヒットした行の認証フラグと宛先を読み込み、認証フラグの内容が「1」の場合には、図12に示すような認証許可リスト109に登録されている各アドレス情報を読み込み、先に読み込んだ宛先とパタンマッチングを行い、ヒットした宛先が格納されている行の認証フラグの内容を「0」に変更する。
そして、送信メール調査部110は、送信者に対し、図5のステップS516〜S520に示すように、図14に示すような認証機能付与確認画面にて、最終的な開封認証設定状況を表示し、送信者の確認または認証付与の修正を待ち、送信者の確認終了後、修正されている場合は該当する宛先の認証フラグを修正内容に変更し、続いて各行の処理部識別フラグに「0」を格納し、先に作成した認証IDをメール作成部108へ伝える。
一方、図1の開封メール調査部105は、図6のステップS601〜S606に示すように、受信者が電子メールを開封した際に、当該メールの認証フィールドの内容によって、認証フィールドの認証IDと件名情報を、認証部106またはメール作成部108へ伝える。
尚、当該メールに認証フィールドが存在していない場合は、通常メールと同様、当該電子メールを開き、受信者はメールの内容を閲覧する。認証フィールドは図18に示すようにフィールド名、フィールド値からなり、本例ではSMTPヘッダに追加する。
フィールドの内容は、「Attestation−message」、「Attestation−message−on」、「Attestation−message−ID」、「Attestation−message−Subject」の4種類で、「Attestation−message」の値には「effective」または「inquiry」が記載され、これにより当該メールが認証告知メールか認証問合せメールかを判断する。
「Attestation−message−on」、「Attestation−message−ID」、「Attestation−message−Subject」の値には、それぞれ認証対象の宛先アドレス、認証識別ID、対象メールの件名が記載される。これらの値は、認証告知メール作成時は、認証機能識別テーブル111より設定され、認証問合せメール作成時は、開封メール調査部105より伝えられる認証フィールド情報より設定される。
図1の認証部106は、図7のステップS701〜S704に示すように、開封メール調査部105より受け取った認証フィールド情報の宛先と件名を基に、開封認証確認画面を開き、認証メール送信者の認証許可/却下の介入を待ち、認証メール送信者が却下した場合は、さらに認証却下理由を入力する画面を表示し、送信者の介入を待つ。
認証メール送信者が認証却下理由を登録すると図7のステップS705に示すように、その登録情報と、開封メール調査部105より受け取った認証ID、および、認証フィールド情報の宛先と件名を却下理由格納テーブル107へ格納する。
却下理由格納テーブル107の内容は、図19の項目説明1901に示すように、認証ID、宛先、件名、却下理由からなり、認証ID、宛先、件名には、開封メール調査部105より受け取った認証フィールド情報を格納し、却下理由には、却下理由入力画面より認証メール送信者が入力した内容を格納する。
その後、認証部106は、図7のステップS706〜S707に示すように、認証機能識別テーブル111を、開封メール調査部105より受け取った認証IDで検索し、ヒットした行の処理部識別フラグの内容を「1」に変更し、先の認証IDを図1のメール作成部108へ伝える。
メール作成部108は、図8のステップS801〜S810に示すように、送信メール調査部110、認証部106より受け取った認証ID、または、開封メール調査部105より受け取った認証フィールドの情報を用いて認証機能識別テーブル111を検索し、ヒットした行の処理部識別フラグを読み込み、フラグの内容によって通常メール、事前認証許可メール、認証告知メール、認証問合せメール、認証許可メール、認証却下メールを作成し、作成したメールをメール送受信部104に引き渡した後、送信メール調査部110、開封メール調査部105、認証部106より受け取った認証IDを用いて認証機能識別テーブル111を検索し、ヒットした行の削除フラグを読み込み、読み込んだ全行の削除フラグが「1」の場合のみ、当該認証IDの全行を削除する。
メール作成部108は、通常メールまたは認証事前許可メールの作成では、通常・事前許可・告知機能108Aにおいて、図9のステップS901〜S902に示すように、受け取った認証IDをキーに認証機能識別テーブル111を検索し、ヒットした行の件名、宛先、認証フラグと、同認証IDをキーにメール本文格納テーブル112を検索し、ヒットした行のメール本文を読み込む。
その後、図9のステップS903〜S904に示すように、読み込んだ行の認証フラグを確認後、先に読み込んだ情報を基に通常のメールを作成し、メール送受信部104に引き渡すと共に、同認証IDと宛先をキーに認証機能識別テーブル111を検索し、ヒットした行の削除フラグを「1」に変更する。
また、メール作成部108は、認証告知メールの作成では、通常・事前許可・告知機能108Aにおいて、図9のステップS901〜S902に示すように、受け取った認証IDをキーに認証機能識別テーブル111を検索し、ヒットした行の件名、宛先、認証フラグと、同認証IDをキーにメール本文格納テーブル112を検索し、ヒットした行のメール本文を読み込む。
その後、図9のステップS903〜S904に示すように、読み込んだ行の認証フラグを確認後、図9のステップS905〜S906に示すように、件名の先頭に「告知」という文字列を追加してメールを作成し、作成したメールのSMTPヘッダに認証フィールド(Attestation−message、Attestation−message−on、Attestation−message−ID、Attestation−message−Subject)を追加する。
認証フィールドにおいて、Attestation−messageの値にはeffectiveが、また、Attestation−message−on、Attestation−message−ID、Attestation−message−Subjectの値には、それぞれ認証対象の宛先アドレス、認証識別ID、対象メールの件名(「告知」は付かない)が記載される。その後、作成したメールをメール送受信部104へ引き渡す。
また、メール作成部108は、認証問合せメールの作成では、問合せ機能108Bにおいて、図11のステップS1101〜S1104に示すように、開封メール調査部105より受け取った認証フィールド情報の宛先と件名でメールを作成し、件名の先頭に「問合せ」という文字列を追加し、SMTPヘッダに認証(Attestation−message、Attestation−message−on、Attestation−message−ID、Attestation−message−Subject)を追加する。
認証フィールドにおいて、Attestation−messageの値にはinquiryの値が、Attestation−message−on、Attestation−message−ID、Attestation−message−Subjectの値には、それぞれ認証対象の宛先アドレス、認証識別ID、対象メールの件名(「問合せ」は付かない)が記載される。その後、作成したメールをメール送受信部104へ引き渡す。
また、メール作成部108は、認証許可メール、却下メールの作成では、許可・却下機能108Cにおいて、図10のステップS1001〜S1002に示すように、まず受け取った認証IDをキーに用いて却下理由格納テーブル107を検索する。
検索の結果、ヒットした場合、図10のステップS1103〜S1105に示すように、ヒットした行の件名、宛先、却下理由を読み込み、件名の先頭に「却下」という文字列を追加してメールを作成した後、認証却下理由格納テーブル107の該当行を削除する。
また、検索の結果、ヒットしなかった場合は、図10のステップS1106〜S1110に示すように、同認証IDをキーに用いて認証機能識別テーブル111とメール本文格納テーブル112を検索し、認証機能識別テーブル111の検索でヒットした行の件名と宛先、および、メール本文格納テーブル112の検索でヒットした行のメール本文をそれぞれ読み込み、それらの情報を基に通常のメールを作成する。
その後、図10のステップS1009〜S1010に示すように、同認証IDと宛先をキーに用いて認証機能識別テーブル111を検索し、ヒットした行の削除フラグを「1」に変更した後、作成したメールをメール送受信部104へ引き渡す。
次に、図12〜図21に示す具体例を用いて、図2〜図4における、通常メール、事前認証許可メールの送信、認証告知メールの送信および認証問合せメールの送信と、それに対する認証許可メール、却下メールを送信した際の、認証機能識別テーブル111、メール本体格納テーブル112、却下理由格納テーブル107、SMTPヘッダ内認証フィールドの内容について説明する。
まず、図2に示す通常メール、事前認証許可メールの送信では、送信側メールシステム200において、送信メール調査部202が、認証機能識別テーブル203とメール本体格納テーブル205にメール情報を格納した後、事前認証許可リストを参照し、通常メール、事前認証許可メールを送信している。
送信メール調査部202は、認証機能識別テーブル203に、図17における具体例1702に示すように各宛先毎に3行を格納しており、各項目について、認証IDは「AB54740922D2187A」、宛先は各行毎に「bbb@joho.com」、「ccc@joho.com」、「zzz@aaa.bbb.co.jp」、認証フラグは「1」、件名は「test1」、処理フラグと削除フラグは共に「0」を格納している。
また、メール本文格納テーブル205には、送信メール調査部202は、図18の具体例1802に示すように、認証IDに、認証機能識別テーブル203の認証IDと同様「AB54740922D2187A」を、またメール本文に「q5408aedflkandf8baeoladfivaue….」を格納している。
通常メール、事前認証許可メールの対象は認証フラグが「0」の宛先であるが、この時点で3つの宛先の認証フラグは「1」のため、全てが開封認証対象メールである。
認証許可リスト204を参照すると、図12に示すようにアドレス欄には「bbb@joho.com」が、図13に示すようにドメイン欄には「joho.com」が含まれているため、図17の具体例1703に示すように、ここで「bbb@joho.com」、「ccc@joho.com」の認証フラグが「0」となる。
しかし、この後の認証機能付与画面で、図14に示すように、メール送信者が「ccc@joho.com」に対して認証機能を付与したため、最終的には、図17の具体例1504に示すように「ccc@joho.com」の認証フラグは「1」となり、「ccc@joho.com」、「zzz@aaa.bbb.co.jp」が認証メールの対象となる。
ここで、認証ID「AB54740922D2187A」をメール作成部206へ伝え、各行の処理部識別フラグに「0」を格納する。
メール作成部206では、「bbb@joho.com」を宛先として、認証機能識別テーブル203とメール本文格納テーブル205を、認証ID「AB54740922D2187A」で検索し、ヒットした行の処理部識別フラグと認証フラグの内容を確認する。
この時、処理部識別フラグ、認証フラグの内容は、図17の具体例1704に示すように、共に「0」のため、認証機能識別テーブル203からヒットした行の件名を、また、メール本文格納テーブル205から本文情報を抽出し、通常メール、事前認証許可メールとして作成する。
事前認証許可メールは通常メールとなんら変わらないため、SMTPヘッダには認証フィールドは追加せず、そのまま作成したメールをメール送受信部207へ引き渡し、ここで図17の具体例1705に示すように、認証機能識別テーブル203内の認証IDが「AB54740922D2187A」で宛先が「bbb@joho.com」の行の削除フラグに「1」を格納し、最後に認証機能識別テーブル203を認証ID「AB54740922D2187A」で検索し、ヒットした行の削除フラグを調査するが、全行のフラグが「1」になっていないため、該当行の削除は行わない。
以上の処理では、メール受信者は通常メールとなんら変わらないメールとして開封し閲覧できる。
次に、図3の認証許可メール送信では、格納した宛先の「ccc@joho.com」に対して認証告知メールを送信し、メール受信者からの認証問合せメールに対する認証許可メールを送信している。
図3のメール調査部302の動作は、図2において説明している通りである。
図3のメール作成部306では、「ccc@joho.com」を宛先として、認証機能識別テーブル303を認証ID「AB54740922D2187A」を用いて検索し、ヒットした行の処理部識別フラグと認証フラグの内容を確認する。
この時、図17の具体例1704に示すように、処理部識別フラグの内容は「0」、認証フラグの内容は「1」のため、ヒットした行の件名を読み込んだ後、先頭に「告知」を付け、本文情報は抽出せずにメールを作成する。
この際、SMTPヘッダには、図21の具体例2101に示すように、「認証フィールド」を追加し、作成したメールをメール送受信部307へ引き渡す。
尚、SMTPヘッダに追加する認証フィールドの内容は、図21の具体例2101に示すように、「Attestation−message:effective」、「Attestation−message−on:<ccc@joho.com>」、「Attestation−message−ID:<AB54740922D2187A>」、「Attestation−message−Subject:test1」となる(認証フィールドの「Attestation−message−Subject」に入る件名には「告知」は付かない)。
図3の認証(告知)メールを受信する側の受信側メールシステムでは、開封メール調査部310において、受信者が電子メールを開封した際に当該メールの認証フィールド「Attestation−message」を調査する。
図3の例では、認証告知メールを受信しているので、「Attestation−message」の値は「effective」である。そこで、当該メールの認証フィールドの値をメール作成部311へ伝え、メール作成部311は、返信メール作成時に受け取った情報を基に件名の先頭に「問合せ」を追加する。
この際、SMTPヘッダには、図21の具体例2103に示すように、認証フィールドを追加し、作成したメールをメール送受信部308へ引き渡す。
尚、SMTPヘッダに追加する内容は、図21の具体例2103に示すように、「Attestation−message:inquiry」、「Attestation−message−on:<ccc@joho.com>」、「Attestation−message−ID:<AB54740922D2187A>」、「Attestation−message−Subject:test1」となる(認証フィールドの「Attestation−message−Subject」に入る件名には「問合せ」は付かない)。
認証メール送信者側(送信側メールシステム300)の開封メール調査部313では、受信者側の開封メール調査部310と同様に、開封したメールの認証フィールド「Attestation−message」を調査し、値が「inquiry」であるため、認証フィールドの値を認証部314へ伝える。
認証部314は、図15に示すような開封認証確認画面1501を開き、送信者が開封認証を許可すると、図17の具体例1706に示すように、認証機能識別テーブル203の処理部識別フラグを「1」に変更し、認証ID「AB54740922D2187A」をメール作成部316へ伝える。
メール作成部316では、図2において説明したメール作成部206と同様、「ccc@joho.com」を宛先としてメールを作成し、SMTPヘッダに認証フィールドを追加せず、作成したメールをメール送受信部307へ引き渡し、その後、図17の具体例1707に示すように、認証機能識別テーブル317内の認証IDが「AB54740922D2187A」で、宛先が「ccc@joho.com」の行の削除フラグに「1」を格納し、最後に、認証機能識別テーブル203を認証ID「AB54740922D2187A」をキーに用いて検索し、ヒットした行の削除フラグを調査し、ここでは、全行のフラグが「1」になっていないため、該当行の削除は行わない。
尚、以上の処理では、メール受信者は通常メールとなんら変わらないメールとして開封し閲覧できる。
次の図4に示す認証却下メール送信では、格納した宛先の「zzz@aaa.bbb.co.jp」に対して認証告知メールを送信し、メール受信者からの認証問合せメールに対する認証却下メールを送信している。
送信側メールシステム400におけるメール調査部402の動作は図2で説明したメール調査部202の動作と同じである。
送信側メールシステム400では、メール作成部406において、「zzz@aaa.bbb.co.jp」を宛先として、図3で説明したメール作成部306と同様に、件名の先頭に「問合せ」を追加してメールを作成し、SMTPヘッダに、図21の具体例2102に示すような認証フィールドを追加して作成したメールをメール送受信部407へ引き渡す。
尚、SMTPヘッダに追加する認証フィールドの内容は、図21の具体例2102に示すように、「Attestation−message:effective」、「Attestation−message−on:<zzz@aaa.bbb.co.jp>」、「Attestation−message−ID:<AB54740922D2187A>」、「Attestation−message−Subject:test1」となる(認証フィールドの「Attestation−message−Subject」に入る件名には「告知」は付かない)。
認証(告知)メール受信者側(受信者側メールシステム430)の開封メール調査部410では、図3で説明した開封メール調査部310と同様の処理を行い、件名の先頭に「問合せ」を追加しメールを作成し、SMTPヘッダに図21の具体例2104に示すような認証フィールドを追加して作成したメールをメール送受信部408へ引き渡す。
尚、SMTPヘッダに追加する内容は、図21の具体例2104に示すように、「Attestation−message:inquiry」、「Attestation−message−on:<zzz@aaa.bbb.co.jp>」、「Attestation−message−ID:<AB54740922D2187A>」、「Attestation−message−Subject:test1」となる(認証フィールドの「Attestation−message−Subject」に入る件名には「問合せ」は付かない)。
認証メール送信者側(送信者側メールシステム400)の開封メール調査部413では、受信者側の開封メール調査部410と同様に、開封したメールの認証フィールド「Attestation−message」を調査し、値が「inquiry」であるため、認証フィールドの値を認証部414へ伝える。
認証部414は、図15に示すような開封認証確認画面1501を表示装置の画面上に表示し、送信者が開封認証を却下すると、図16に示すような認証却下理由登録画面1601を画面表示する。
表示した認証却下理由登録画面1601を介して送信者が認証却下理由を登録すると、認証部414は、図19の具体例1902に示すように、却下理由格納テーブル417にSMTPヘッダの認証フィールドの内容を格納する。
各項目については、認証IDは「AB54740922D2187A」、宛先は「zzz@aaa.bbb.co.jp」、件名は「test1」、却下理由は、図16に示すような認証却下理由登録画面1601で送信者が入力した内容を格納している。
認証部414は、続いて、図17の具体例1708に示すように、認証機能識別テーブル419における処理部識別フラグを「1」に変更後、認証ID「AB54740922D2187A」をメール作成部418へ伝える。
メール作成部418では、却下理由識別テーブル417を、認証ID「AB54740922D2187A」をキーにして検索し、ヒットした行の件名、宛先、却下理由メールを読み込み、その情報を基に件名に「却下」を付け、却下理由を本文としたメールを作成する。
この際、SMTPヘッダには、図21の具体例2105に示すように、認証フィールドを追加せず、作成したメールをメール送受信部407へ引き渡す。
メール作成部418は、次に、図17の具体例1709に示すように、認証機能識別テーブル419内の認証IDが「AB54740922D2187A」で宛先が「zzz@aaa.bbb.co.jp」の行の削除フラグに「1」を格納し、最後に、認証機能識別テーブル419を認証ID「AB54740922D2187A」をキーとして検索し、ヒットした行の削除フラグを調査する。
この時、図17の具体例1709に示すように、全行の削除フラグが「1」になっているため、該当行を全て削除すると共に、併せて却下理由格納テーブル417を認証ID「AB54740922D2187A」をキーにして検索し、ヒットした行を削除する。
尚、この処理では、メール受信者へはメール本文が送信されない。そのため、このメール受信者は本来のメールを閲覧することはできない。
以上、図1〜図21を用いて説明したように、本例の電子メールシステムでは、電子メールには本文を付けずに送信し、このように送信した電子メールの受信側での開封時に、当該受信者の正当性の確認を行い、正当性な受信者であるとの確認後に本文を含む電子メールを再送する。
すなわち、誤送信制御対象の送信メールに、受信側での開封時に当該メールに対する開封認証メッセージの返信を要求する開封認証情報を付与し、開封認証情報を付与したメール(認証告知メール)の送信時には当該メールのメール本文を除いて送信し、受信側からの開封許可メッセージ(認証問合せメール)の返信があれば、当該受信者を特定する情報を画面表示し、画面表示の内容により受信者側(認証問合せメールの返信元)の正当性を確認した操作者からの許可指示入力があれば、メール本文を含むメール(認証許可メール)を当該受信者(認証問合せメールの返信元)宛に再送する。
さらに、画面表示の内容により受信者側(認証問合せメールの返信元)の非正当性を確認した操作者からの却下指示入力があれば、却下理由を含むメール(認証却下メール)を生成して当該受信者(認証問合せメールの返信元)宛に再送し、また、予め定められた宛先の一覧からなる認証許可リスト情報を記憶装置に記憶し、電子メールを送信する際には、認証許可リスト情報を参照し、この認証許可リスト情報に登録されていない宛先の送信メールを誤送信制御対象の送信メールとして開封認証情報を付与し、本文を除いたメール(認証告知メール)の送信を行い、認証許可リスト情報に登録された宛先の送信メールに対しては開封認証情報を付与せず、通常メールと同様に本文を付与したメール(事前認証許可メール)の送信を行う。
具体的には、プログラムされたコンピュータ処理を実行する手段として、送信メール調査部110と、開封メール調査部105、認証部106、メール作成部108を備え、電子メールの送信時には、送信メール調査部110により、当該送信メールの本文を一時的に格納し、開封認証メール(認証告知メール)にするか否かを判定し、電子メールの受信時には、開封メール調査部105により、受信したメールの開封時に当該メールが開封認証メール(認証告知メール)、認証問合せメール(当該メールの受信側での開封時に当該メールに対する開封認証メッセージの返信を要求する開封認証情報を付与したメール)、または通常のメールかを判別する。
送信時における送信メール調査部110の判定結果で、開封認証メールにする場合、メール作成部108により、一時的に格納した本文を除いた電子メール(認証告知メール)を作成し、開封認証メールにしない場合には、メール作成部108により、通常の電子メールとして、一時的に格納した本文を含む電子メールを作成する。
また、開封メール調査部105による判別結果が、認証問合せメールの受信であれば、認証部106により、問合せ者のメール開封を許可するか却下するかを送信者に確認する画面を表示し、許可の場合は、メール作成部108により、一時的に格納した本文を含む電子メール(認証許可メール)を作成し、却下の場合には、却下理由を入力する画面を表示し、入力された拒否理由を登録し、メール作成部108により、登録した拒否理由を含む認証却下メールを作成する。
受信し開封したメールに対する開封メール調査部105の判別結果が、通常のメールおよび予め宛先が認証許可リスト109に登録された事前認証許可メールであれば本文を含む当該メールの表示を行うが、開封認証メール(認証告知メール)であれば、メール作成部108により、問合せメールを作成し、メール送受信部104を介して送信側に返信する。
これにより、本例の電子メールシステムでは、送信者が誤って関係無い(認証許可リスト109に登録されていない)宛先に電子メールを送信してしまった場合でも、受信者は電子メール開封時に送信者への認証を行い、送信者が許可しない限り電子メール本文を閲覧することができないため、送信者が誤った宛先の受信者にメールを閲覧されてしまうことを防ぐことができる。
尚、本発明は、図1〜図21を用いて説明した例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、本例では、誤送信制御対象の送信メールに、受信側での開封時に当該メールに対する開封認証メッセージの返信を要求する開封認証情報を付与し、開封認証情報を付与したメールの送信時には当該メールのメール本文を除いた認証告知メールを作成して送信し、受信側からの開封許可メッセージの返信(問合せメール)があり、正当性が確認されればメール本文を含むメール(認証許可メール)を当該受信者宛に再送する第1の機能と共に、画面表示の内容により受信者側の非正当性を確認した操作者からの却下指示入力があれば、却下理由を含むメール(認証却下メール)を生成して当該受信者宛に再送する第2の機能、および、電子メールを送信する際には、認証許可リストを参照し、この認証許可リストに登録されていない宛先の送信メールに対して開封認証情報を付与し、本文を除いたメール(認証告知メール)の送信を行う第3の機能の全てを設けた構成としているが、第1の機能のみを設けた構成としても良い。
また、本例のコンピュータ構成に関しても、キーボードや光ディスクの駆動装置の無いコンピュータ構成としても良い。また、本例では、光ディスクを記録媒体として用いているが、FD(Flexible Disk)等を記録媒体として用いることでも良い。また、プログラムのインストールに関しても、通信装置を介してネットワーク経由でプログラムをダウンロードしてインストールすることでも良い。
本発明に係る電子メールシステムの構成例を示すブロック図である。 図1における電子メールシステムによる通常メール、事前認証許可メール送信時の処理動作例を示す説明図である。 図1における電子メールシステムによる認証メール(許可)の送受信時の処理動作例を示す説明図である。 図1における電子メールシステムによる認証メール(却下)の送受信時の処理動作例を示す説明図である。 図1の電子メールシステムにおける送信メール調査部の処理動作例を示すフローチャートである。 図1の電子メールシステムにおける開封メール調査部の処理動作例を示すフローチャートである。 図1の電子メールシステムにおける認証部の処理動作例を示すフローチャートである。 図1の電子メールシステムにおけるメール作成部の処理動作例を示すフローチャートである。 図1の電子メールシステムにおけるメール作成部の通常・事前許可・告知機能による処理動作例を示すフローチャートである。 図1の電子メールシステムにおけるメール作成部の認証許可・却下機能による処理動作例を示すフローチャートである。 図1の電子メールシステムにおけるメール作成部の問合せ機能による処理動作例を示すフローチャートである。 図1の電子メールシステムにおける認証部による認証許可リスト(アドレス)の表示例を示す説明図である。 図1の電子メールシステムにおける認証部による認証許可リスト(ドメイン)の表示例を示す説明図である。 図1の電子メールシステムにおける送信メール調査部が表示する認証機能付与確認画面の表示例を示す説明図である。 図1の電子メールシステムにおける認証部が表示する開封認証確認画面の表示例を示す説明図である。 図1の電子メールシステムにおける認証部が表示する開封認証却下理由登録画面の表示例を示す説明図である。 図1の電子メールシステムにおける認証機能識別テーブルの構成例を示す説明図である。 図1の電子メールシステムにおけるメール本体格納テーブルの構成例を示す説明図である。 図1の電子メールシステムにおける却下理由格納テーブルの構成例を示す説明図である。 図1における電子メールシステムによる送信メールのヘッダに追加するフィールド情報の構成例を示す説明図である。 図1における電子メールシステムによる送信メールのヘッダに追加したフィールド情報の具体例を示す説明図である。
符号の説明
101:ユーザ、102:電子メールシステム、103:ネットワーク、104:電子メール送受信部、105:開封メール調査部、106:認証部、107:却下理由格納テーブル、108:メール作成部、108A:通常・事前許可・告知機能、108B:問合せ機能、108C:許可・却下機能、109:認証許可リスト、110:送信メール調査部、111:認証機能識別テーブル、112:メール本体格納テーブル、200,300,400:送信側メールシステム、201,301,401:メール作成操作、202,302,402:送信メール調査部、203,303,317,403,419:認証機能識別テーブル、204,305,405:認証許可リスト、205,304,318,404,420:メール本体格納テーブル、206,306,311,316,406,411,418:メール作成部、207,208,307,308,407,408:メール送受信部、209,310,313,320,410,413,422:開封メール調査部、210,319:対象メール開封操作、211,321:対象メール閲覧操作、230,330,430:受信側メールシステム、250,350,450:ネットワーク、309,409:認証告知メール開封操作、312,412:認証問合せメール開封操作、314,414:認証部、315:認証(許可)操作、415:認証(却下)操作、416:認証却下理由記載操作、417:却下理由格納テーブル、421:認証却下メール開封操作、423:認証却下メール閲覧操作、1201:認証許可リスト(アドレス)表示画面、1301:認証許可リスト(ドメイン)表示画面、1401:認証機能付与確認画面、1501:開封認証確認画面、1601:認証却下理由登録画面、1701:認証機能識別テーブル(項目説明)、1702〜1709:具体例(認証機能識別テーブル)、1801:メール本体格納テーブル(項目説明)、1802:具体例(メール本体格納テーブル)、1901:却下理由格納テーブル(項目説明)、1902:具体例(却下理由格納テーブル)、2001:SMTPヘッダ追加用フィールド、2101〜2105:具体例(認証告知メールの認証用SMTPフィールド)。

Claims (7)

  1. プログラムされたコンピュータ処理により電子メールの誤送信制御を行うシステムであって、
    プログラムされたコンピュータ処理を実行する手段として、
    誤送信制御対象の送信メールに、該メールの受信側での開封時に当該メールに対する開封認証メッセージの返信を要求する開封認証情報を付与する第1の手段と、
    上記開封認証情報を付与したメールの送信時には当該メールのメール本文を除いて送信する第2の手段と、
    受信側からの上記開封許可メッセージの返信があれば、当該受信者を特定する情報を画面表示する第3の手段と、
    上記画面表示の内容により受信者側の正当性を確認した操作者からの許可指示入力があれば、上記メール本文を含むメールを当該受信者宛に再送する第4の手段と
    を有することを特徴とする電子メールシステム。
  2. 請求項1に記載の電子メールシステムであって、
    上記画面表示の内容により受信者側の非正当性を確認した操作者からの却下指示入力があれば、却下理由を含むメールを生成して当該受信者宛に再送する第5の手段
    を有することを特徴とする電子メールシステム。
  3. 請求項1もしくは請求項2のいずれかに記載の電子メールシステムであって、
    予め定められた宛先の一覧からなる認証許可リスト情報を記憶する第1の記憶手段を有し、
    上記第1の手段は、上記認証許可リスト情報を参照し、該認証許可リスト情報に登録されていない宛先の送信メールを上記誤送信制御対象の送信メールとして上記開封認証情報を付与する
    ことを特徴とする電子メールシステム。
  4. プログラムされたコンピュータ処理により電子メールの誤送信制御を行う方法であって、
    プログラムされたコンピュータ処理を実行する手段として、第1,第2,第3,第4の手段を具備し、
    第1の手段は、
    誤送信制御対象の送信メールに、該メールの受信側での開封時に当該メールに対する開封認証メッセージの返信を要求する開封認証情報を付与する手順を実行し、
    第2の手段は、
    上記開封認証情報を付与したメールの送信時には当該メールのメール本文を除いて送信する手順を実行し、
    第3の手段は、
    受信側からの上記開封許可メッセージの返信があれば、当該受信者を特定する情報を画面表示する手順を実行し、
    第4の手段は、
    上記画面表示の内容により受信者側の正当性を確認した操作者からの許可指示入力があれば、上記メール本文を含むメールを当該受信者宛に再送する手順を実行する
    ことを特徴とする電子メール送受信制御方法。
  5. 請求項4に記載の電子メール送受信制御方法であって、
    プログラムされたコンピュータ処理を実行する手段として、第5の手段を具備し、
    該第5の手段は、
    上記画面表示の内容により受信者側の非正当性を確認した操作者からの却下指示入力があれば、却下理由を含むメールを生成して当該受信者宛に再送する手順を実行することを特徴とする電子メール送受信制御方法。
  6. 請求項4もしくは請求項5のいずれかに記載の電子メール送受信制御方法あって、
    プログラムされたコンピュータ処理を実行する手段として、第6の手段を具備し、
    該第6の手段は、
    予め定められた宛先の一覧からなる認証許可リスト情報を記憶装置に記憶する手順を実行し、
    上記第1の手段は、上記認証許可リスト情報を参照し、該認証許可リスト情報に登録されていない宛先の送信メールを上記誤送信制御対象の送信メールとして上記開封認証情報を付与する
    ことを特徴とする電子メール送受信制御方法。
  7. コンピュータに、請求項4から請求項6のいずれかに記載の電子メール送受信制御方法における各手順を実行させるためのプログラム。
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