JP3698778B2 - クラッチレリーズ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、クラッチレリーズ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に示すクラッチレリーズ軸受装置は特開昭64−40723号公報に開示され公知である。
上記装置は筒状のスリーブ43がトランスミッション装置の入力軸周りに設けられ、スリーブ43に一体にされて半径方向に延びる軸受支持板41の外周部の片面に環状のダンパ44が設けられ、ダンパ44を介して軸受支持板41を押圧するようにアンビル42の片面をダンパ44に当接している。軸受40は、バネ45を介してケース46に支持されるとともに、軸受支持板41に圧接されている。軸受40とケース46間には半径方向隙間が設けられている。このようにして、スリーブ43、軸受支持板41、ケース46、バネ45、軸受40で自動調心軸受を構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術は部品点数が多く組立に手数を要し、高価になるという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記問題点を解決することを目的とし、径方向に延びるフランジを有するスリーブと、このスリーブのフランジに固定したケースと、このケースにて軌道輪を上記フランジに圧接保持されてフランジ上を調心移動可能に取り付けられる軸受とを備えたクラッチレリーズ装置において、上記ケースは、上記フランジを挟持する弾性支持部材であって、上記フランジの反軸受側である外側面に当接する径方向に延びる二又部と、上記フランジの軸受側において軌道輪保持部としての複数の径方向に延びる弾板部とを有し、上記二又部ならびに上記弾板部は、上記スリーブの直径と略同等の径方向長さを有し、上記二又部に、上記フランジの外側面に形成した係止部としての凹段部に係合する、抜け止め部としての突部を形成したことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的形態について図面を参照して説明する。
図1乃至図3は外輪回転形クラッチレリーズ装置の本発明の一実施例で、1は筒状スリーブ、2はスリーブと一体に径方向に延びるフランジ、3はフランジ2に取り付けられる軸受、3aは軸受内輪、3bは軸受外輪である。4はフランジ2と軸受内輪3aの鍔部3a′とを挾持する弾性支持部材で構成されるケースで、スリーブ1外周に嵌合し、フランジ2の反軸受側の外側面2cに当接し、かつスリーブ1の筒部内周面1aより径方向外側に略平行に延びる二又板体4a,4bの連結頂点を直角に折曲してフランジ2の外周面に当接する折曲部4eを形成し、更に直角に折曲してフランジ2の軸受側の内側面2dに圧接する二又の弾板4c,4dを一体に形成している。二又板体4a,4b下端にはフランジ2側に突出する抜け止め部としての係止段部4a′,4b′を形成し、フランジ2の外側面2cには該係止段部4a′,4b′が係止する凹段部2a,2bを形成している。軸受内輪3aの鍔3a′はケース4の弾板4c,4dによりフランジ2の内側面2dに圧接され、軸受内輪3aとスリーブ1間の半径方向隙間を利用して軸受3が径方向に自動調心可能とされている。
又、上記フランジ2の凹段部2a,2bは図2にて判るように、ケース4の二又板体4a,4bに略直交する方向に一体切欠き段部5を形成して設けているが、凹段部2a,2bを一体ではなく、二又板体4a,4bの各抜け止め部4a′,4b′に個別に対応するように形成してもよい。
尚、上記実施形態では、フランジ2側に凹段部2a,2bを、二又板体4a,4bの突部としての抜け止め部4a′,4b′を係合したが、フランジ2側を突部に二又板体4a,4b側を凹部にして係合しても同様の効果が得られる。
組立時はスリーブ1に軸受3を挿入し、軸受内輪3aの鍔部3a′をフランジ2の一側に当接し、ケース4の二又板体4a,4bをスリーブ1外周にかぶせ、弾板4c,4dを弾力に抗して拡開し、フランジ2の内側面2dに軸受3の軸受内輪3aの鍔部3a′を圧接固定するように、該鍔部3a′に嵌める。この時、二又板体4a,4b下端の抜け止め部である係止段部4a′,4b′がフランジ2の凹段部2a,2bに係止されている。
尚、実施の形態では外輪回転形クラッチレリーズ装置について説明したが、内輪回転形クラッチレリーズ装置に本発明を適用できることはもちろんである。
【0006】
次に作用について説明する。
図示しないクラッチフォークが運転者のクラッチペダル操作等による外力を受けて二又板板4a,4bを押圧すると、スリーブ1は前方に押され軸受3も前方に押圧されクラッチ装置のダイヤフラムを押圧しクラッチレリーズ動作を行う。
【0007】
【発明の効果】
本発明は、径方向に延びるフランジを有するスリーブと、このスリーブのフランジに固定したケースと、このケースにて軌道輪を上記フランジに圧接保持されてフランジ上を調心移動可能に取り付けられる軸受とを備えたクラッチレリーズ装置において、上記ケースは、上記フランジを挟持する弾性支持部材であって、上記フランジの反軸受側である外側面に当接する径方向に延びる二又部と、上記フランジの軸受側において軌道輪保持部としての複数の径方向に延びる弾板部とを有し、上記二又部ならびに上記弾板部は、上記スリーブの直径と略同等の径方向長さを有し、上記二又部に、上記フランジの外側面に形成した係止部としての凹段部に係合する、抜け止め部としての突部を形成したので、部品点数が少なく組立が簡単で安価に製作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例正断面図である。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】図1の弾性支持部材外観斜視図である。
【図4】従来のクラッチレリーズ装置の正断面図である。
【符号の説明】
1 スリーブ
2 フランジ
2a,2b 凹段部
3 軸受
3a 軸受内輪
3b 軸受外輪
4 ケース
4a,4b 二又板体
4c,4d 弾板
4a′,4b′ 係止段部(抜け止め部)
Claims (1)
- 径方向に延びるフランジを有するスリーブと、このスリーブのフランジに固定したケースと、このケースにて軌道輪を上記フランジに圧接保持されてフランジ上を調心移動可能に取り付けられる軸受とを備えたクラッチレリーズ装置において、
上記ケースは、上記フランジを挟持する弾性支持部材であって、上記フランジの反軸受側である外側面に当接する径方向に延びる二又部と、上記フランジの軸受側において軌道輪保持部としての複数の径方向に延びる弾板部とを有し、
上記二又部ならびに上記弾板部は、上記スリーブの直径と略同等の径方向長さを有し、
上記二又部に、上記フランジの外側面に形成した係止部としての凹段部に係合する、抜け止め部としての突部を形成した、ことを特徴とするクラッチレリーズ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29915095A JP3698778B2 (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | クラッチレリーズ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29915095A JP3698778B2 (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | クラッチレリーズ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09119452A JPH09119452A (ja) | 1997-05-06 |
JP3698778B2 true JP3698778B2 (ja) | 2005-09-21 |
Family
ID=17868779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29915095A Expired - Fee Related JP3698778B2 (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | クラッチレリーズ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3698778B2 (ja) |
-
1995
- 1995-10-24 JP JP29915095A patent/JP3698778B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09119452A (ja) | 1997-05-06 |
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