JP3698482B2 - 軟質プラスチック容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する分野】
本発明は、軟質プラスチック容器に関し、食品、工業用薬品等の液体、粉体などを収容して運搬するところの比較的小容量の軟質プラスチック容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の軟質プラスチック容器は、主としてポリエチレン等の軟質プラスチックを用い、ブロー成形、真空成形等の手段で形成され、折り畳み可能に構成されており、空容器の状態では折り畳んで体積を非常に小さくして重ね合わせて運搬、取り扱いでき、内容物の充填に際しては、個々取り出して、例えば、段ボールケースの中に折り畳み状態のままセットし、充填を利用して容器を折り畳状態から拡張させることができるように構成されており、食品、工業用薬品等の液体、粉体に便利に用いられている。
【0003】
従って、これまでにも、多数の提案がなされているが、例えば、本出願人が先に提案した、実願昭62ー81785号(実開昭63ー190036号)においても、その基本的構造についての提案を行っている。
この軟質プラスチック容器は、2分割構成され、これらを合わせて融着するものであり、基本的には、ブロー成形等の手段により軟質プラスチックを用いて成形される容器本体に、その体積を実質的に二分割する線に沿って外側に向けて補強リブを融着形成し、その一方の基体の上部に開閉部を設け、且つ、他方の折り込み体に、前記補強リブの近傍位置で、該補強リブに沿って折り畳み用の薄肉の突条を外側に向けて形成し、前記他方の折り込み体を開閉部を有する前記基体の内側へ折り込み可能に構成している。
【0004】
上述の軟質プラスチック容器の構造は、主として、次の構造が特徴となっている。
▲1▼ 折り畳み自在の構造として、折り込み体を基体(開閉部がある)の内側に折り込む時、及び内容物の充填に際して、その基体から他方の折り込み体が充填圧力(内容物の重量)によって拡張できるように、折り畳み部に沿って補強リブが形成されている。 この補強リブは、折り込み体の基体への折り込みに際しても、基体の容器外形を保形して、折り込みがスムースに行い得る役割をも果たす。
【0005】
▲2▼ また、突条は、上記折り込み体の折り込みに際して、特定の箇所、即ち補強リブの近傍において容易に行い得るようにするために、局所的に強度を弱めるように薄肉に形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この種の軟質プラスチック容器は、折り畳んで多数を重ね合わせ、段ボール等へ入れて搬送したり、また、個々をケース(段ボール等)に収容して内容物を充填して搬送したりする時に、ケース内壁と擦れたり、取り扱いに際して他物と衝突したりしたときに、その箇所に孔(ピンホール)が開いてしまうことが多々発生した。
【0007】
このピンホール発生は、平坦な容器側面よりも、この平坦側面から突起した突条(折り曲げを容易にするために形成)の頂部がケース内壁と接触し易いので、この部分に発生し易い。 特に、この突条は、折り畳みを確実に行い易くするために薄肉に形成されているので、僅かな強い摺接が数回繰り返される程度で容易に磨滅し、或いは損傷してしまう。
ただ、図12に示すように、容器本体1に内容物を充填しているときには、上述した補強リブ3が突条4と平行して突出しているので、この補強リブ3が先にケース内壁C1に接当することで、前記突条4の頂部4aの接触を回避できるが、搬送に際してのケースCの積み重ね等の外圧によって強い接触が生じると、図13に示す如く、補強リブ3の先端がへたり、突条4が直接にケース内壁C1に接当する事態が発生し、ピンホールが発生し易くなる。
【0008】
また、容器本体1を折り畳んで複数個重ね合わせてケースCに収納して搬送する場合には、容器本体1の各所の成形厚み、特に補強リブ3を形成する合わせ部近辺(パーティングライン付近)の厚みが不均一(板状フィルムを素材とするブロー成形等の手段を用いるのだが、現状では技術的に容器全体の厚みが同じように成形でき難い)となったり、複数個の重ね合わせの位置ズレ、重ね合わせによる荷重等によって、前記補強リブ3を外側(波形)に折り曲げる状態が発生し、この際、図13に示す如く、前記突条4の頂部4a及び側面4bが補強リブ3よりも外側に露出して、ケース内壁C1に直接に摺接する事態が発生し、これによってピンホールが出来てしまう問題がある。
【0009】
こうした現象は、上述した容器本体1に内容物を充填した場合でも発生することがある。 例えば、容器本体に満杯状態に充填しない時に上部に空間が形成される場合や、使用によって上部に空間が形成される場合に、軟質プラスチック容器であるが故に、上記補強リブ3を含む局所に皺が寄ったり、歪に変形したりする状態が生じ、その結果、前述の折り畳み状態の場合と同じような突条4の頂部4aがケース内壁C1等と接触し、ピンホールが発生するのである。
【0010】
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み、内容物の充填時は勿論のこと、折り畳み搬送時においても、軟質プラスチック容器の折り曲げ用の突条の頂部にピンホールが出来ないようにして、充填物の漏れのない搬送、取り扱いが行い得るようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる軟質プラスチック容器は、上記目的を達成するために、
ブロー成形等の手段により軟質プラスチックを用いて成形される容器本体1に、その体積を実質的に二分割(1A,1B)する線に沿って外側に向けて補強リブ3を融着形成し、その一方の基体1Aの上部に開閉部2を設け、且つ、他方の折り込み体1Bに、前記補強リブ3の近傍位置で、該補強リブ3に沿って折り畳み用の薄肉の突条4を外側に向けて形成し、前記他方の折り込み体1Bを前記基体1Aの内側へ折り畳み可能に構成した軟質プラスチック容器に於いて、
前記補強リブ3を、前記折り込み体1Bの充填拡張時には前記突条4の頂部4aを被覆するように変形し、且つ、前記基体1Aへの折り込み時には、前記突条4の側面4bの方に倒伏するように構成すると共に該補強リブ3の先端縁3aがその倒伏時に前記突条4の頂部4aよりも高く位置する長さLに構成してある、という手段を講じた。
【0012】
本発明に於いて、前記補強リブ3が前記突条4の側に傾斜して形成されているのが好ましい。
【0013】
また、本発明に於いては、前記補強リブ3の前記突条4側への傾斜角度αが、前記基体1Aの平面Pに対して85度〜45度であるのが好ましい。
【0014】
更に、本発明に於いて、前記補強リブ3の肉厚が、前記基体1Aの平面Pを基準とする中心線に対して前記突条4の側が薄肉となるか、又は肉厚を有しないように左右非対称に構成されていても良い。
【0015】
また、本発明に於いて、前記容器本体1が充填使用状態において、立方体又は直方体に構成されており、前記開閉部2が、基体1Aの上面1aの一側辺に近接して設けられ、前記補強リブ3が、前記基体1Aの上面1aの開閉部2が近接する一側辺1bと、前記折り込み体1Bの底面1cの前記一側辺の対角線上に位置する一側辺1dとを結ぶように、該容器本体1を三角柱に二分割する線に沿って形成されている、のが好ましい。
【0016】
更に、前記容器本体1が充填使用状態において、繭型乃至フットボール型に構成されており、前記補強リブ3が、その長手方向の中心線Xに実質的に沿って上下に二分割するように形成されていても良い。
【0017】
本発明において使用される軟質プラスチックとしては、ポリエチレンが好適であるが、ポリプロピレン、塩化ビニール等を適宜用いることができる。
また、成形方法としては、ブロー成形が好ましいが、真空成形、圧空成形等の手段を用いることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明によれば、特に、前記補強リブ3を、前記折り込み体1Bの充填拡張時には前記突条4の頂部4aを被覆するように変形し、且つ、前記基体1Aへの折り込み時には、前記突条4の側面4bの方に倒伏するように構成すると共に該補強リブ3の先端縁3aがその倒伏時に前記突条4の頂部よりも高く位置する長さLに構成してあるが故に、次の作用が期待できる。
【0019】
▲1▼ 容器本体1に内容物を充填した状態においては、図4に示す如く、補強リブ3が突条4の頂部4aを被覆することになり、この状態で収容ケース内壁C1と接触する状態が発生しても、前記補強リブ3が収容ケース内壁C1に先に接触することになって、突条4の頂部4aとケース内壁C1との直接接触を避けることが出来る。 その結果、両者の相対移動(搬送時の揺れ等が原因)による摺接が生じても補強リブ3が磨滅しない限り突条4の頂部4aが摩損することがなく、この薄肉の頂部4aにピンホールが開くのを確実に防止できるのである。
【0020】
▲2▼ また、容器本体1が折り畳まれ、多数が重ねられてケースに収容され、搬送される状態において、上述した成形厚みのムラ、局部的な残留応力の存在、積み重ね時のズレ等が原因で折り畳み線となる補強リブ3及び突条4の近辺に波みうち現象(皺)生じても、図5に示す如く、上記補強リブ3が突条4の側面4bの方に倒伏する構成であることと、補強リブ3が前記突条4の高さよりも高い長さLを有することとによって、前記突条4が従来のように補強リブ3から離れて露出する状態になることがなく、この補強リブ3がケース内壁C1と摺接することになり、前記突条4の頂部4a及び側面4bは保護され、その結果、薄肉である突条4の頂部4aが直接にケース内壁C1と接触し、摩損を生じてピンホールを形成するという事態を回避できるのである。
【0021】
▲3▼ この補強リブ3及び突条4の近辺に波みうち現象(皺)は、容器本体1が軟質プラスチックで成形されているが故に、容器本体1に内容物を満杯にしない状態で充填したために上部に空間が出来た場合、或いは使用によって内容物が減り、上部に空間ができた場合にも発生する。
この場合にも、前項▲2▼において詳述した作用によって、突条4の頂部4a及び側面4bの摩損によるピンホール発生を回避できるのである。
【0022】
▲4▼ 本発明に於いて、前記補強リブ3が前記突条4の側に傾斜して形成されている構造を採用した場合には、補強リブ3が予め傾斜する構成である為、外力作用、波みうち現象(皺)に際して、前記突条4に対する被覆作用が確実に行い得るという利点がある。
▲5▼ また、本発明に於いて、前記補強リブ3の前記突条4側への傾斜角度αが、前記基体1Aの平面Pに対して85度〜45度である場合は、成形金型の工作性、成形時の抜きが容易であることと突条4への倒伏作用が高い信頼性を得る利点がある。
【0023】
▲6▼ 本発明に於いて、前記補強リブ3の肉厚が、前記基体1Aの平面Pを基準とする中心線に対して前記突条4の側が薄肉となるか、又は肉厚を有しないように左右非対称に構成されている場合は、突条4への倒伏作用が高い信頼性を持つとは言えないが、補強リブ3を垂直(断面略三角形)に形成できるところから上記傾斜された補強リブ3に較べて成形金型の工作が容易であるという利点がある。
【0024】
▲7▼ 本発明に於いて、前記容器本体1が充填使用状態において、立方体又は直方体に構成されており、前記開閉部2が、基体1Aの上面1aの一側辺に近接して設けられ、前記補強リブ3が、前記基体1Aの上面1aの開閉部2が近接する一側辺1bと、前記折り込み体1Bの底面1cの前記一側辺の対角線上に位置する一側辺1dとを結ぶように、該容器本体1を三角柱に二分割する線に沿って形成されている場合には、この容器本体1を内容物の充填に際して収容するケース(段ボール箱等)を同形(立方体又は直方体)に製作すればよく、また、折り畳んだ状態で積み重ねても同形となるところから、同形のケースに収容して搬送、取り扱いができる。 また、この形状(立方体又は直方体)であれば、搬送ケースに収納すれば、充填使用に於いて充分な強度が得られる利点もある。
【0025】
▲8▼ 更に、前記容器本体1が充填使用状態において、図7及び図8(折り畳み状態)に示す如く、繭型乃至フットボール型に構成されており、前記補強リブ3が、その長手方向の中心線Xに実質的に沿って上下に二分割するように形成されている場合は、特殊形状の容器として、その用途範囲を拡げることが出来る。
【0026】
【実施例】
以下、本発明の軟質プラスチック容器の好適実施例について、図面を参照して詳述する。
第1実施例
ここでは、ブロー成形によりポリエチレンを用いて容器本体1が充填使用状態において、立方体になるように構成されている。
図1及び図2に示すように、容器本体1の体積を実質的に二分割(1A,1B)する線、ここでは、前記基体1Aの上面1aの開閉部2が近接する一側辺1bと、前記折り込み体1Bの底面1cの前記一側辺の対角線上に位置する一側辺1dとを結ぶように、該容器本体1を三角柱に二分割する線に沿って外側に向けて補強リブ3を融着形成する。 この補強リブ3の形成方法は、図6に示す如くである。
【0027】
上記容器本体1の補強リブ3で二分割された一方の基体1Aの上部に開閉部2が設けられている。 この開閉部2は、基体1Aの上面1aの一側辺に近接して設けられており、通常のネジ式のキャップ構造のものである。
そして、他方の折り込み体1Bに、前記補強リブ3の近傍位置で、該補強リブ3に沿って折り畳み用の薄肉の突条4を外側に向けて形成し、以て、図2に示す如く、前記他方の折り込み体1Bを前記基体1Aの内側へ折り畳み可能に構成している。
【0028】
更に、前記補強リブ3を、前記折り込み体1Bの充填拡張時には前記突条4の頂部4aを被覆するように変形し、且つ、前記基体1Aへの折り込み時には、前記突条4の側面4bの方に倒伏するように構成すると共に該補強リブ3の先端縁3aが、図 に示すように、その倒伏時に前記突条4の頂部4aよりも高く位置する長さLに構成してあり、この構造として、前記補強リブ3が前記突条4の側に傾斜角度α、ここでは、67度(補強リブ3の肉厚の中心線と基体1Aの平面Pとなす角度で、補強リブ3の突条4の側の面が72度、反対側の面が68度である)となっている。 この補強リブ3の傾斜角度は、85度乃至45度が適当であるが、本発明の目的を達成できるのであれば、その近辺の角度を利用しても問題ない。 そして、容器本体1の平面部、コーナー部において、折り畳み変位量に最も適した角度αを採用するのが好ましい。
【0029】
第2実施例
図7及び図8は、本発明の別の実施例を示し、ここでは、容器本体1が充填使用状態において、繭型乃至フットボール型に構成されており、前記補強リブ3が、その長手方向の中心線Xに実質的に沿って上下に二分割するように形成されている。
この実施例における容器本体1の素材、成形方法等は上記第1実施例と同じであるので、ここでの重複説明は省略する。
【0030】
そして、前記補強リブ3は、その肉厚が、前記基体1Aの平面Pを基準とする中心線Yに対して前記突条4の側が薄肉となるように左右非対称に構成されて、図10に示す如く、内容物充填時のように、基体1Aの平面Pの方向に引っ張り作用を受けたり、図11に示す如く、これに直交する方向に曲げ作用を受けたとき(折り畳み状態)に、この補強リブ3の左右非対称の中心線に対する張力差による傾きを利用し、以て、突条4の頂部4a及び側面4bを被覆できるように構成されている。 このように、補強リブ3の左右非対称の構造は、上記第1実施例の補強リブ3が角度αをもって形成されるのと同じ作用を奏するものである。
【0031】
しかし乍ら、上記補強リブ3は、前記基体1Aの平面Pを基準とする中心線に対して前記突条4の側が肉厚を持たない、即ち、垂直な面が中心線に一致する構造としても同じ作用を期待できること容易に理解できよう。
尚、この実施例の容器本体1の形状に第1実施例の補強リブ3の構造を採用しても、或いは、この実施例の補強リブ3の構造を第1実施例の形成の容器本体1に適用してもよいことは言うまでもない。
【0032】
【発明の効果】
本発明にかかる軟質プラスチック容器によれば、次の如き優れた効果を奏するものである。
▲1▼ 軟質プラスチックによる折り畳み自在の便利な容器でありながら、その折り畳みに必要とする補強リブを、やはりその折り畳みに必要である薄肉の突条の頂部乃至側面を積極的に被覆するよう構成することによって、容器本体、特に補強リブ近傍に波みうち(皺)が発生する事態(成形に起因する局所的厚みムラ、歪み及び折り畳み状態での積み重ね荷重等による)が生じても、突条の頂部乃至側面が収納ケースの内壁或いは他物に直接摺接或いは衝突するのを回避でき、以て、突条の頂部乃至側面にピンホールが開けられるのを防止し、ピンホールによる漏れを未然に防止できるのである。
【0033】
▲2▼ そして、こうした容器本体の突条の頂部乃至側面の摩損は、上述した容器本体を折り畳んで多数重ね、収容ケースに入れて搬送、取り扱いされる場合は勿論のこと、容器本体を、個々のケース(段ボール箱等)に入れ、内容物を充填(満杯でない場合や使用によって上部に空間ができる場合)して搬送、取り扱いする場合にも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1実施例の軟質プラスチック容器の全体の斜視図である。
【図2】本発明にかかる第1実施例の軟質プラスチック容器の折り畳み状態を示す全体の斜視図である。
【図3】本発明にかかる第1実施例の軟質プラスチック容器の要部の拡大断面図である。
【図4】本発明にかかる第1実施例の軟質プラスチック容器の図1のAーA拡大断面図である。
【図5】本発明にかかる第1実施例の軟質プラスチック容器の図2のBーB拡大断面図である。
【図6】本発明にかかる第1実施例の軟質プラスチック容器の一製造工程を示す要部の断面図である。
【図7】本発明にかかる第2実施例の軟質プラスチック容器の全体の正面図である。
【図8】本発明にかかる第2実施例の軟質プラスチック容器の折り畳み状態を示す全体の正面図である。
【図9】本発明にかかる第2実施例の軟質プラスチック容器の要部の拡大断面図である。
【図10】本発明にかかる第2実施例の軟質プラスチック容器の図7のCーC拡大断面図である。
【図11】本発明にかかる第2実施例の軟質プラスチック容器の図8のDーD拡大断面図である。
【図12】従来技術を示す軟質プラスチック容器の要部の拡大断面図である。
【図13】従来技術を示す軟質プラスチック容器の一作用状態を示す要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 容器本体
1A 基体
1B 折り込み体
1a 上面
1b 一側辺
1c 底面
1d 他の一側辺
2 開閉部
3 補強リブ
3a 先端部
4 突条
4a 頂部
4b 側面
L 補強リブの長さ
P 基体の平面
X 中心線
α 補強リブの傾斜角度

Claims (6)

  1. ブロー成形等の手段により軟質プラスチックを用いて成形される容器本体1に、その体積を実質的に二分割(1A,1B)する線に沿って外側に向けて補強リブ3を融着形成し、その一方の基体1Aの上部に開閉部2を設け、且つ、他方の折り込み体1Bに、前記補強リブ3の近傍位置で、該補強リブ3に沿って折り畳み用の薄肉の突条4を外側に向けて形成し、前記他方の折り込み体1Bを前記基体1Aの内側へ折り畳み可能に構成した軟質プラスチック容器に於いて、
    前記補強リブ3を、前記折り込み体1Bの充填拡張時には前記突条4の頂部4aを被覆するように変形し、且つ、前記基体1Aへの折り込み時には、前記突条4の側面4bの方に倒伏するように構成すると共に該補強リブ3の先端縁3aがその倒伏時に前記突条4の頂部4aよりも高く位置する長さLに構成してある、軟質プラスチック容器。
  2. 前記補強リブ3が前記突条4の側に傾斜して形成されている、請求項1の軟質プラスチック容器。
  3. 前記補強リブ3の前記突条4側への傾斜角度αが、前記基体1Aの平面Pに対して85度〜45度である、
    請求項2の軟質プラスチック容器。
  4. 前記補強リブ3の肉厚が、前記基体1Aの平面Pを基準とする中心線に対して前記突条4の側が薄肉となるか、又は肉厚を有しないように左右非対称に構成されている、
    請求項1の軟質プラスチック容器。
  5. 前記容器本体1が充填使用状態において、立方体又は直方体に構成されており、前記開閉部2が、基体1Aの上面1aの一側辺に近接して設けられ、前記補強リブ3が、前記基体1Aの上面1aの開閉部2が近接する一側辺1bと、前記折り込み体1Bの底面1cの前記一側辺の対角線上に位置する一側辺1dとを結ぶように、該容器本体1を三角柱に二分割する線に沿って形成されている、
    請求項1乃至請求項4のの軟質プラスチック容器。
  6. 前記容器本体1が充填使用状態において、繭型乃至フットボール型に構成されており、前記補強リブ3が、その長手方向の中心線Xに実質的に沿って上下に二分割するように形成されている、
    請求項1乃至請求項4の軟質プラスチック容器。
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