JP3697878B2 - 連続炊飯システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多数の炊飯釜を、順次輸送しながら、浸漬、炊飯、蒸らし、反転取り出し及び釜洗浄を行うようになした連続炊飯システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に基づき、従来の炊飯システム100について説明する。図4は、従来の炊飯システムのフロー図であり、各工程の具体的装置は省略して示してある。循環する搬送ライン101によって炊飯釜102が搬送される。米投入部103において洗米済みの米と炊飯水とが炊飯釜102に供給される。炊飯釜102は、(ふた)がされて浸漬部104へ送られる。浸漬部104で所定の浸漬時間を経過後、必要に応じて具材や調味液が添加され撹拌されて炊飯部105へ送られる。炊飯後、蒸らし部へ送られ蒸らしが終了すると必要に応じて米飯に食酢が散布される。その後、炊飯釜102は反転冷却部107で反転され炊飯釜102内の米飯は取り出される。反転冷却部107においては、反転、撹拌、ほぐし冷却などが行われ、その後、必要に応じて冷却部108で冷却される。
【0003】
ここで取り出された米飯は、白飯、塩飯、寿司飯あるいは焼飯のアイテムとなっているだけでなく、このまま包装出荷されるもの(白飯、塩飯、寿司飯)、再度他の具材と混ぜ合わせるもの(焼飯)と区分され、再度他の具材を混ぜ合わせるものは比較的高温度の冷却に止める荒熱取りが行われる。
【0004】
さらに、一般的なアイテム間における反転冷却部107の清掃は、白飯の場合は実行されず、塩飯や寿司飯の場合はエアーブローが実行され、焼飯の場合は水洗いが実行される。
【0005】
反転冷却部107おいて米飯取り出された後炊飯釜102は炊飯釜洗浄部109で洗浄され、再び米投入部103に搬送され最初からの工程が繰り返される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、一つの反転冷却部107によって、低温まで冷却するアイテムと比較的高温の荒熱取りでよいアイテムを処理しようとする場合、反転冷却部107後段の冷却部においては、荒熱取りのアイテム冷却しないで素通りさせる一方、低温まで冷却するアイテムは冷却部を作動させるよう使い分けることになる。しかし、荒熱取りのアイテムを流した後、低温まで冷却するアイテムを流すためには、荒熱取りのアイテムによって上昇した冷却部の熱を低下させなくてはならず、予冷を実施しているのが実情であり、そのため、温度が低下するまでの待ち時間を要するものである。逆に、低温まで冷却するアイテムを流した後、荒熱取りのアイテムを流すためには、低温まで冷却するアイテムによって低下した冷却部の熱が上昇するまで待ち時間を要するものである。
【0007】
さらに、一つの反転冷却部107によって、反転処理後の洗浄を要するアイテムと洗浄不要のアイテムを処理しようとした場合、白飯の後の洗浄は実行されないが、塩飯や寿司飯の後の洗浄においてはブローが実行されるため、このブローを実行中は待ち時間となる。同様に、焼飯の後の洗浄においては水洗いが実行されるが、この水洗いを実行する間待ち時間となる。
【0008】
前記各待ち時間は、搬送ラインを一時停止させることを意味するが、この停止時間を発生させないため、異なるアイテム間に水の入った水釜を待ち時間に応じた数だけ介在させて搬送ラインが停止しないようにしてある。
【0009】
【表1】
Figure 0003697878
これを、表1に基づき、洗浄の待ち時間を例に説明すると、表のアイテム欄の左から、搬送される順に白飯(110釜)、塩飯(150釜)、寿司飯(15釜)…となっている。また、それらのアイテムの間に水釜がそれぞれ1釜、5釜、5釜…と挿入されている。この例では、白飯の後は洗浄を要しないのでアイテムの区切りとして水釜が1釜挿入してある。次の塩飯の場合は洗浄してブローを要するので、塩飯の後にはブロー時間に応じて水釜が5釜挿入してある。同様に、寿司釜の後にも水釜が5釜挿入してあり、また、焼飯など水洗い洗浄のものになると8釜の水釜が挿入される。このように、異なるアイテム間に挿入される水釜の分だけ搬送ライン上における実際に米の入った釜が少なくなり、それだけ稼動率が低下することになる
【0010】
つまり、つの搬送ライン上で炊飯釜を搬送する場合、炊飯釜は常に一定速度で搬送されなければならず、前述のように不規則な待ち時間ごとにラインが停止したのでは、安定した米飯は生産できないものである。そこで、常時一定速度で搬送される搬送ラインに応じて待ち時間に相当する水釜を介在させ、この水釜が通過する間が待ち時間となるようにしてある。したがってこの水釜の数が多いほどラインの稼動率は低下することになる。もちろん、水釜は反転冷却部に投入されないまま、次工程に搬送される。
【0011】
本発明は前記問題点にかんがみ、炊飯アイテムの切換に必要な待ち時間に関係なく水釜の使用量を低減させ、もって稼動率を向上させることのできる連続炊飯システムを提供することを技術的課題とする
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記問題点にかんがみ本発明は、炊飯釜洗米済みの米と炊飯水を投入する米投入部と、米粒内に水分を浸透させる浸漬部と、浸漬後の炊飯釜を加熱する炊飯部と、炊飯後の米飯を蒸らす蒸らし部と、蒸らし後に炊飯釜内の米飯を取り出すとともに必要に応じて冷却する反転冷却部と、米飯を取り出した炊飯釜を洗浄する釜洗浄部とを備え、これら各部が同一ライン上に関連的にされ、これら各部を経由して複数の炊飯釜が循環輸送される連続炊飯システムにおいて、
前記反転冷却部を複数設けるとともに、各炊飯釜を、炊飯アイテムごとに前記いずれの反転冷却部で処理するかをあらかじめ区分し、前記炊飯ラインによって炊飯アイテムごとに輸送される炊飯釜群を前記区分ごとに、かつ、交互に所定の反転冷却部へ供給する、という技術的手段を講じたものである。
【0013】
炊飯ラインによって炊飯アイテムごとに輸送される炊飯釜は、あらかじめ、炊飯アイテムごとに区分された所定の反転冷却部へ、区分ごとに、かつ、交互に供給されるので、炊飯釜が供給されない間、反転供給部においては、次の異なるアイテムに対応すべき時間の余裕が生じる。
【0014】
そして、上記炊飯釜の区分は、反転冷却部における米飯の冷却温度に基づいて行うとよい。
【0015】
この場合、比較的低温に冷却する炊飯アイテムと比較的高温の冷却に止める炊飯アイテムとを、あらかじめ区分された所定の反転冷却部にそれぞれ供給するので、アイテムの変更に伴う冷却温度調整に必要な時間が不要となる
【0016】
また、上記炊飯釜の区分は、米飯を反転冷却した後の該反転冷却部の洗浄の程度に応じて行うこともできる。
【0017】
この場合、洗浄を必要としないか又は簡単な洗浄(エアーブロー)でよいアイテムと、比較的長時間を要する洗浄(水洗い)が必要なアイテムとを別の反転冷却部に供給するので、洗浄を必要としないか又は簡単な洗浄のアイテムが一方の反転冷却部に供給されている間、他方の反転供給部において洗浄の時間が確保される。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明好適な一実施形態について、以下に説明する。まず、炊飯システムについて図1及び図2により説明する図1は炊飯システムのフロー図であり、各装置は省略して示してある。炊飯釜3は、米投入部4において洗米済みの米と炊飯水とが供給され、蓋(ふた)をされた後、循環する搬送ライン2によって浸漬部5へ送られる。この浸漬部5はラック式に構成され、炊飯釜3は、浸漬に必要な時間だけこのラック式浸漬部5へ送られる。浸漬部5で所定の浸漬時間を費やした後、炊飯釜3は、必要に応じて具材や調味液が添加撹拌されて炊飯部6へ送られる。炊飯部6で炊飯された後、米飯の蒸らしのための時間を消費するため蒸らし部7へ送られる。この蒸らし部7はラック式に構成され、炊飯釜3は、蒸らしに必要な時間だけこのラック式蒸らし部7に収容される。蒸らしが終了すると必要に応じて米飯に食酢が散布される(符号8)。その後炊飯釜3は反転冷却部9で反転され炊飯釜3内の米飯が取り出される。反転冷却部9では反転、撹拌、ほぐし冷却などが行われ、この後、必要に応じて冷却部10で冷却される。
【0019】
反転冷却部9は、反転冷却部9A及び同9Bの2台設置されており、これらの反転冷却部9においては、白飯、塩飯、寿司飯、焼飯など複数種のアイテム、例えばこのまま包装出荷されるもの(白飯、塩飯、寿司飯)と再度他の具材と混ぜ合わせるものに区分される。
【0020】
前記2台の反転冷却部9A,9Bのうち、一方を比較的低温まで冷却する反転冷却部とし、この反転冷却部においては、冷却後そのまま包装・出荷される白飯、塩飯、寿司飯が供給されて比較的低温まで冷却される。また、他方を比較的高温に冷却を止める荒熱取り用の反転冷却部とし、この反転冷却部においては、荒熱取り後、再度他の具材を混ぜ合わせる焼飯等が供給されて比較的高温に止める荒熱取りが行われる。
【0021】
次に、図2に基づいて反転冷却部9について説明する。反転冷却部9は釜反転機11と、反転・排出された米飯を受けるホッパー12と、塊状の米飯をほぐすほぐし装置13と低温高湿度の冷却空気を発生させる冷却装置14とを主な構成としてある。搬送ライン2によって搬送される炊飯釜3は、制御装置15によって炊飯釜3の側部に設けられたバーコードをセンサー16により検出してあらかじめ定めた区分に応じて炊飯釜3を判別し、搬送ライン2は制御装置15により制御さ、区分に応じた炊飯釜3が反転冷却部9に導入されるよう作動する。
【0022】
反転冷却部9に導入された炊飯釜3は、機枠17を昇降可能にしたアーム18により挟持され上昇する。炊飯釜3は、機枠17の上で反転され炊飯釜3米飯はホッパー12に投入される。ホッパー12に投入された米飯は一対の撹拌具19によってほぐしが行われ排出される。排出された米飯次の次のほぐし装置13に投入され、撹拌具20により更に木目細かくほぐされる。
【0023】
前記撹拌具19及びほぐし装置13部分には、冷却装置14から導入された第1冷却ダクト21と第2冷却ダクト22がそれぞれ接続されている。これら冷却ダクト21,22に対向して排風ダクト23,24が接続され外部に排気されるよう形成される。このようにして冷却された米飯は、ほぼ60℃前後まで冷却され、ほぐし装置13の下方にあるベルトコンベア25の上面のット26に投入されてベルトコンベア25により次工程に搬送される。
【0024】
前記反転冷却部9が比較的低温に冷却する場合には、次工程は、再度冷却するため、例えば、図3に示すような複数段にバットを収納できる真空冷却装置27に搬入される。真空冷却装置27は、耐圧性の容器28に複数段の棚29が設けられ、ドレンセパレータ30と、ドレンを放出する逆止弁31と、真空ポンプ32側への気体吸引を調整する真空弁33と、真空戻り弁34が設けられている。また、反転冷却部9が比較的高温に冷却する場合には、前述の真空冷却装置27を通さないで、具材を投入する撹拌装置(図示せず)に搬送される。
【0025】
なお、前述の制御装置15は、反転冷却部9の個々に設けてもよく、また、反転冷却部9の制御だけではなく、炊飯システム全体を制御するものであってもよい。
【0026】
実施形態ではこのように反転冷却部9を2台設け比較的低温に米飯を冷却する反転冷却部9Aと比較的高温に米飯の冷却を止める反転冷却部9Bとに区分しこの区分に応じて炊飯釜3が炊飯アイテムごとに区分されて所定の反転冷却部9に供給される。この炊飯釜3の区分は、あらかじめ制御装置に反転冷却部9の区分を定めて記憶させ、この区分に応じた炊飯アイテムごとにバーコードを定め、炊飯釜3設けたバーコードを記憶、搬送ラインにより搬送される炊飯釜3のバーコードを検出し反転冷却部9への供給が制御される。
【0027】
このように制御されると、反転冷却部9Aでは比較的低温まで冷却する米飯だけが連続して供給されるので、冷却装置は冷却温度をあらかじめ定めた低温度に冷却すればく、比較的高温に冷却するよう切り換えるために、該装置をあらかじめ温める調整時間を要したり、逆に、比較的低温に冷却するするよう切り換えるために、該装置をあらかじめ冷却する調整時間を要することはなく、そのため、従来、この調製時間のために必要とされた多くの水釜を省略することができる。
【0028】
一方、反転冷却部9Bでは比較的高温に冷却する米飯だけが連続して供給されるので、冷却装置は冷却温度をあらかじめ定めた温度に冷却すればく、比較的低温に冷却するよう切り換えるために装置をあらかじめ冷却する調整時間を要したり逆に、比較的高温に冷却するよう切り換えるために、該装置をあらかじめ加熱する調整時間を要することはなく、そのため、従来、この調整時間のために必要とされた多くの水釜を省略することができる。
【0029】
このように、反転冷却部9に米飯が投入された後の空の炊飯釜3は炊飯釜洗浄部35で洗浄された後、最初の米投入部4に搬送され、再び、最初からの工程が繰り返される。
【0030】
2台に区分された反転冷却部9に応じた炊飯釜3の区分について表2及び表3により説明する。ここでは、炊飯アイテムを、反転冷却部における冷却温度の程度に応じて区分するものを示す。表2は炊飯アイテムの一覧表である。この表には従来洗浄のために必要とされた水釜の数も記載されている。
【0031】
【表2】
Figure 0003697878
【表3】
Figure 0003697878
アイテムNo.▲1▼〜▲4▼は比較的低温に冷却する米飯であり、アイテムNo.▲5▼〜▲8▼は比較的高温に冷却する米飯である。これら炊飯釜の配列方法に当てはめると表3のようになる。搬送する米飯アイテムは、白飯、焼飯、塩飯、具材1ご飯、寿司飯、具材2ご飯、とり飯、具材3ご飯、の順に配列され、その間に基本的に1つずつの水釜が置かれ搬送されるものである。この配列は、比較的低温に冷却するアイテムと比較的高温に止めるアイテムとを交互に配列してある。つまり、反転冷却部9Aと9Bとへ順に交互に米飯が投入されるようになる。このように配列すると、反転冷却部9Aにおいては、白飯が投入された後の次の投入は水釜2釜と焼飯10釜の合計12釜後になるので、余分の水釜を入れなくて洗浄の要否に関わらず十分時間がある。一方、反転冷却部9Bに着目すると、焼飯が投入された後の反転冷却部9Bへの次の投入は水釜2釜と塩釜150釜の合計152釜になるので、余分な水釜を入れなくても洗浄を必要とする焼飯の後の洗浄時間(約8釜)も十分確保することができる。このように、反転冷却部9には同じ温度調整を行う米飯アイテムのみを投入するので、該反転冷却部の温度調整のための時間を要しないだけでなく、炊飯アイテム間多くの水釜を入れくても時間的に十分確保できるものとなる。
ところで、具材2ご飯の後には、ここだけ水釜が2釜入れてあるが、これは、寿司飯ととり飯との間を5釜分確保したいためである。しかしながら従来であれば5釜全部が水釜であったところ本発明により5釜から3釜に減少させることができた。つまり、数の多いアイテムを間に入れることにより、アイテムの区切りとしている水釜2釜だけでよいものとなったのである
【0032】
このように、むだな水釜を必要としないだけでなく、反転冷却部9A及び同9Bは、それぞれ、比較的低温に冷却する作業と比較的高温に止める作業を連続して行っており、低温から高温に切り換えたり高温から低温に切り換えたりする温度調節のために時間を要することはない。
【0033】
次に、前記同様に、反転冷却部9を2台設けた場合における炊飯釜3の別の区分について表2及び表4に基づいて説明する。ここでは、米飯アイテムを、反転冷却後に要する洗浄時間の程度に応じて区分するものを示す。具体的には表2において、水洗いで8釜以上の時間を要するものと、それ以下のものとに区分した場合を例に説明する。
【0034】
【表4】
Figure 0003697878
アイテムNo.1〜3は、比較的洗浄時間を要しない5釜以下のアイテムであり、アイテムNo.4〜8は、比較的洗浄時間を要する8釜以上のアイテムである。これらを本発明の炊飯釜の配列方法に当てはめると表4のようになる。搬送する炊飯アイテムの配列は、とり飯、白飯、焼飯、白飯、具材1ご飯、塩飯、具材2ご飯、寿司飯、具材3ご飯の順であり、それらの間に基本的に1つずつの水釜が置かれて搬送されるものである。この配列は、反転冷却後に、反転冷却部が水洗いを要するアイテムと水洗いを要しないアイテムとを交互にしたものである。つまり、反転冷却部9Aと9Bへ順に交互に米飯が投入されることになる。このように配列した場合、一方の反転冷却部9Aに着目すると、とり飯が投入された後の反転冷却部9Aへの次の投入は水釜が2釜と白飯が50釜の合計52釜になるので、余分の水釜を入れなくても、洗浄の要否に関わらず十分時間を確保できる。
【0035】
なお、とり飯は比較的低温に冷却するにもかかわらず水洗いを要する高温側に区分されているが、とり飯と焼飯との間に大量のアイテムを組み込むことにより、反転冷却部の温度調節は十分可能である。また、この場合、白飯110釜を50釜と60釜とに分離しているが、白飯は弁当に使用されるものであり、後工程の具材詰め込みが手作業であることを考えれば、2回に分けることで詰め込み作業に余裕を持たせることができ
【0036】
また、搬送ラインへ載せる米飯アイテムの順序は、もっとも効率のよい順序となるようにすべきであって本実施形態に限定されないが、反転冷却部を2台とした場合には、異なる区分の米飯アイテムを交互に搬送すること、及び反転冷却部を3台以上設置した場合には、区分ごとに順に搬送することが基本になる。
【0037】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、従来どうしても必要であった、時間調整のための水釜を大幅に省略させることができるので、炊飯システムの搬送ラインの稼動率を大幅に向上させることができる。すなわち、反転冷却部を複数設けるとともに、各炊飯釜を、炊飯アイテムごとに前記いずれの反転冷却部で処理するかをあらかじめ区分し、前記炊飯ラインによって炊飯アイテムごとに輸送される炊飯釜群を前記区分ごとに、かつ、交互に所定の反転冷却部へ供給することにより、炊飯釜が供給されない間、反転供給部においては、次の異なるアイテムに対応すべき時間の余裕が生じ、従来、異なるアイテム間に介在させていた水釜の数を大幅に減少させることができ、本連続炊飯システムの稼動率を向上させることができる
【0038】
炊飯釜の区分反転冷却部における米飯の冷却温度に基づいて行うことにより、比較的低温に冷却するアイテムと荒熱取りのアイテムとを別々の反転冷却部へ供給することができ、アイテムの変更に伴う温度調整は必要なく、そのための水釜も不要となって稼動率が向上できる
【0039】
炊飯釜の区分を、反転冷却後の反転冷却部の洗浄の程度に応じて区分することにより、一方の反転冷却部を洗浄のための仕組みを組み込んで専用の反転冷却部とすることができるとともに、他方の反転冷却部に炊飯釜が供給される間に洗浄を行うことができるので、洗浄のための水釜が減少して稼動率が向上する
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における炊飯システムフローの概略図である。
【図2】反転冷却部の一例を示す側面図である。
【図3】反転冷却部の後工程における冷却部の概略図である。
【図4】従来の炊飯システムフローの概略図である。
【符号の説明】
1 炊飯システム1
2 搬送ライン
3 炊飯釜3
4 米投入部
5 浸漬部
6 炊飯部
7 蒸らし部
8 食酢散布部
9 反転冷却部
10 冷却部
11 釜反転機
12 ホッパー
13 ほぐし装置
14 冷却装置
15 制御装置
16 センサー
17 機枠
18 アーム
19 撹拌具
20 撹拌具
21 第1冷却ダクト
22 第2冷却ダクト
23 排風ダクト
24 排風ダクト
25 ベルトコンベア
26 ット
27 真空冷却装置
28 容器
29 棚
30 ドレンセパレータ
31 逆止弁
32 真空ポンプ
33 真空弁
34 真空戻り弁
35 炊飯釜洗浄部
100 炊飯システム
101 搬送ライン
102 炊飯釜
103 米投入部
104 浸漬部
105 炊飯部
106 蒸らし部
107 反転冷却部
108 冷却部

Claims (3)

  1. 炊飯釜洗米済みの米と炊飯水を投入する米投入部と、米粒内に水分を浸透させる浸漬部と、浸漬後の炊飯釜を加熱する炊飯部と、炊飯後の米飯を蒸らす蒸らし部と、蒸らし後に炊飯釜内の米飯を取り出すとともに必要に応じて冷却する反転冷却部と、米飯を取り出した炊飯釜を洗浄する釜洗浄部とを備え、これら各部が同一ライン上に関連的にされ、これら各部を経由して複数の炊飯釜が循環輸送される連続炊飯システムにおいて、
    前記反転冷却部を複数設けるとともに、各炊飯釜を、炊飯アイテムごとに前記いずれの反転冷却部で処理するかをあらかじめ区分し、前記炊飯ラインによって炊飯アイテムごとに輸送される炊飯釜群を前記区分ごとに、かつ、交互に所定の反転冷却部へ供給することを特徴とする連続炊飯システム。
  2. 上記炊飯釜の区分は、反転冷却部における米飯の冷却温度に基づくものである請求項1の連続炊飯システム。
  3. 上記炊飯釜の区分は、米飯を反転冷却した後の反転冷却部の洗浄の程度に基づくものである請求項1の連続炊飯システム。
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