JPH04211346A - 缶詰製品の殺菌法およびシステム - Google Patents

缶詰製品の殺菌法およびシステム

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JPH04211346A
JPH04211346A JP3005807A JP580791A JPH04211346A JP H04211346 A JPH04211346 A JP H04211346A JP 3005807 A JP3005807 A JP 3005807A JP 580791 A JP580791 A JP 580791A JP H04211346 A JPH04211346 A JP H04211346A
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JP
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preheating
package
temperature
container
hydrostatic
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JP3005807A
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English (en)
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Michael S Mignogna
マイケル・エス・ミグノグナ
Steven Santana
スティーヴン・サンタナ
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Original Assignee
Campbell Soup Co
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    • A23L3/00Preservation of foods or foodstuffs, in general, e.g. pasteurising, sterilising, specially adapted for foods or foodstuffs
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は缶詰食品の熱処理のため
の装置および方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】缶詰食品を缶に充填し、閉じたのちに保
存するための通常の方法は、それらを一定期間熱処理す
ることを必要とする。この商業的方法によれば、卓越し
た保存性を備えた殺菌製品が得られ、この製品は自家製
缶詰製品と同等かまたはそれらより良い栄養価および官
能的特性(色、味および芳香)をも備えている。
【0003】処理に要する労働力を少なくし、かつ殺菌
処理を適正に制御するために、多数の缶詰業者が連続殺
菌装置、たとえばFMC製のものを設置した。より迅速
で、より大型でありかつ連続的である方が良いと考えら
れたため、これらの背が高く、連続的な、高容量の殺菌
用調理装置が近年構築されている。他の例は〃ハイドロ
マチック(Hydromatic)〃殺菌装置であり、
これはストークから入手される自動連続殺菌装置である
。これには一般に第1加熱塔、これに続く一対の殺菌塔
、冷却レッグ塔(cooling  leg  tow
er)、一対の噴霧冷却塔、および再汚染を防止するた
めの乾燥セクション塔が含まれる。缶はこれらの塔に自
動供給装置により供給され、缶ホルダーチェーン配列に
よりシステム内を導通され、そして自動排出装置により
システムから排出される。この殺菌装置は現在のほとん
どすべての形状の缶に入れた野菜、肉、ベビーフード、
コーン、果実、スープ、ミルク、クリーム、牛乳飲料お
よび無糖練乳を処理することができる。
【0004】強力な断熱材および全天候型アルミニウム
カバーを用いると、上記ハイドロマチックを戸外に設置
することができる。中枢駆動装置を調理装置の頂部、た
とえば最終乾燥レッグ塔の上方に配置することができ、
そのシャフトおよびホイールによってチェーンの走行方
向を反転させることができる。チェーンは強固でありか
つシステムのスチームおよび水による腐食によって破損
する危険性に耐えるべく構成される。キャリヤーは開放
式であり、バケットエレベーターとして作用するので、
缶を予熱塔の高さ全長のいずれの地点においても供給す
ることができ、また最終冷却塔の頂部と底部の間のいず
れの地点においても排出することができる。従って1個
または数個の供給ラインですら、いずれの高さにおいて
も調理装置に接続することができる。異例な形状および
寸法の缶を処理するためには特殊なキャリヤーを用いる
ことができる。
【0005】この殺菌装置は、殺菌セクションの水蒸気
圧がその両側の水柱によりバランスを保つハイドロスタ
チック(hydrostatic)原理を利用している
。これら水柱の高さは要求水蒸気圧、すなわち温度に依
存する。ハイドロスタチックヘッドは、殺菌温度の変動
が設定範囲内となるようにオーバーフロー弁により調整
しうる。たとえば調理装置または殺菌装置の一般的概念
は、2個のベル型ジャーを用い、一方を他方の内側で逆
転させ、これらに水を充填することにより表される。 次いで内側のものを加圧して、2個のベル型ジャーの間
の空間の両側のレッグ内へ水を押し出す。外側の水柱は
これと反対方向に逆圧を加え、内側ジャーの内側または
スチームドームの圧力においてバランスを保つ。
【0006】上記ハイドロマチックの缶キャリヤーは、
ユニット全体を走行する一対のエンドレスコンベヤーチ
ェーンの間に取り付けられ、缶を予熱塔、スチーム塔お
よび数個の冷却塔に導通する。予熱塔内の平均温度は沸
点付近であり、たとえば71℃(160°F)で充填さ
れた缶は塔内を導通されるのに伴って徐々に加熱される
。殺菌塔は飽和スチームを含み、このスチーム内で多数
回の上下通過が行われる。通過の回数は要求される殺菌
時間に依存する。チェーン速度および水柱は可変である
ので、多種多様な時間−温度の組み合わせが可能である
。水蒸気圧が低下すると水位が上昇し、フロートが自動
的にスチーム供給弁を開いてスチームを導入し、圧力を
回復する。殺菌後に缶は冷却セクション内で向流の冷却
水によって速やかに冷却される。冷却水は缶により加熱
されたのち予熱セクションへ送られ、ここで進入する缶
を加温するために用いられる。ただし第1冷却レッグに
おける圧力および温度の降下は、缶の継ぎ目における漏
れを少なくするために徐々に行われる。
【0007】缶を予熱塔、殺菌塔および冷却塔全体にお
いて、たとえば0−12回/分の速度で回転させること
もできる。開放式キャリヤーが、整列してピックアップ
を待っている缶を自動的にピックアップする。缶は単に
弯曲部内へ案内されるだけであり、これが缶を滑り出さ
せるので、この開放式缶キャリヤーの設計によって容易
にアンローディングが行われる。缶は排出されたのち、
側面をラベル貼り機に乗せた状態で搬送される。
【0008】こうして充填ラインからの缶が処理のため
ハイドロスタチック調理装置/殺菌装置に導入される。 スチームがハイドロスタチック殺菌装置に一定の温度で
導入され、殺菌装置内での製品の滞留時間は製品を殺菌
装置内で搬送するコンベヤーチェーンの調整により調整
される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし製品が異なると
殺菌装置内で必要な処理条件も異なる。従って異なる製
品については、殺菌装置を空にして次の製品のために条
件を調整する必要があり、この処理に1または2時間を
要する。そのため一般的には稼働日の途中で製品を変更
することは行われなかった。これによって過度の停止時
間を生じるからである。その代わり実際にはその稼働日
中は1種類の製品が製造され、このため交代時間当たり
製造される製品の種類が制限され、過剰の在庫品を生じ
た。これら大量の在庫品は主要な食品製造業者にとって
年間数百万ドルに及んでいる。
【0010】
【課題を解決するための手段】パッケージ製品、たとえ
ば缶詰スープを殺菌するための新規なシステムおよび方
法をここに開示する。従来は(前記のように)缶を充填
およびシールしたのち、背の高い(ほぼ6階)ハイドロ
スタチック殺菌装置内を約1時間導通し、ここで製品を
殺菌することによりそれらの保存性を改善していた。し
かし異なる缶詰製品は異なる殺菌条件(温度および/ま
たは滞留時間)を必要とする。従って異なる缶詰製品を
この先行技術の殺菌装置に導通したい場合、殺菌装置を
まず空にして調整しなければならず、その結果不経済な
停止時間および遅れを生じた。本発明のシステムおよび
方法は、すべての缶詰製品につきたとえば50分の滞留
時間を与える線速度およびたとえば121℃(250°
F)の温度で殺菌装置を運転することにより、この停止
時間を排除しないとしても著しく短縮する。異なる製品
についての異なる殺菌要件を扱うためには、異なる製品
のうち少なくとも1種を殺菌装置に入る前に有意に、た
とえば内部温度が39℃(70°F)上昇するように予
熱する。この予熱は、一般に殺菌装置と分離された予熱
容器に製品を導通することにより達成される。異なる製
品を両者とも予熱する場合、それらは別個の容器内で、
または同一容器内でその調整後に、異なる温度に予熱さ
れる。異なる缶詰製品についての予熱容器の温度および
/または滞留時間は、はるかに大型の殺菌装置に関して
要求された1または2時間と比べて10、15または2
0分以内で調整することができる。すなわち分離された
(予熱)ハイドロ−レッグ(hydro−leg)を設
置することにより15−20分間という短期間内に温度
を変更することができ(たとえば104−129℃(2
20−265°F))、これにより異なる製品につき調
理装置全体において標準線速度を維持することができる
【0011】単に水レッグである既知の殺菌装置の〃予
熱〃レッグと対照的に、本発明の好ましい予熱容器は自
身の供給および排出スチームレッグを備えたスチームド
ームを含む。この場合、予熱すべき製品を比較的低い温
度で(周囲温度ですら)充填することができるので、製
品の分解ももはや問題とならない。
【0012】本発明の他の目的および利点は、以上の記
載を添付の図面と関連付けて考慮することにより、当業
者にはいっそう明らかになるであろう。
【0013】図1−8には本発明の多数の変法が示され
る。しかしこれらすべての基礎となる概念は、異なる缶
詰製品の異なる加熱要件に適応し、これにより両者を一
般に20に示す同一のハイドロスタチック殺菌装置に同
一条件下で同一速度において導通しうるために、一方の
缶詰製品を殺菌装置への導通前に有意の程度予熱するこ
とである。両者を予熱する場合、それらは異なる程度に
予熱される。異なる缶詰製品は図1−8に充填装置26
および28で充填されたのちそれぞれ参照番号22およ
び24(かつ文字AおよびB)により示され、そしてハ
イドロスタチック殺菌装置20内での殺菌ののちはダッ
シュ(´)を伴う同一の文字および参照番号により示さ
れる。製品の缶(または他のシールされたパッケージ)
ならびに充填装置26および28は当技術分野で一般的
な既知のものであり、従ってここではそれらについてこ
れ以上記述しない。しかし製品22、24を予熱し、そ
れらをハイドロスタチック殺菌装置内で搬送し、それら
を殺菌後に分別する種々の様式は新規であり、図面に示
され、かつ以下に記述される。
【0014】図2に関しては、製品は一般に予熱器また
は予熱容器30内を一定の速度で移動する。たとえば製
品22が予熱器30へ導入され、124℃(255°F
)の温度に加熱され、4時間後に製品24に切り換える
決定がなされる。次いで製品22の供給が停止されるが
、殺菌装置20は作動し続ける。予熱器30内の温度は
製品24に適した温度、たとえばより低い118℃(2
45°F)に調整される。これが安定な状態に達した時
点で製品24が図2に示すように予熱器30内、次いで
殺菌装置20内へ供給される。従って一定期間後に殺菌
装置20を検査すると、図4に示すように殺菌装置内を
導通される製品22のブロック、約10分間のギャップ
、次いで製品24のブロックを示す。こうして殺菌装置
20を長期間停止することなく、また大量の製品在庫を
生じることなく、目的量の製品22および24を生産す
ることができる。1種類の製品(製品24)のみを予熱
したい場合は、図1のシステムを使用しうる。
【0015】図3に示すように単一システム内に2個の
予熱器32、34を用いる場合、たとえば2種の製品を
同時に(製品22および24の缶が交互に)、または図
8に示すように3種の製品については製品22、24お
よび36(製品C)として供給することができる。他の
場合、図6に模式的に示すように2種の異なる製品22
、24をコンベヤーチェーン36の各側に1個ずつ、連
続的に同時に殺菌装置へ供給することができる。その場
合、チェーン36の各側の缶に1個ずつ、2個の別個の
排出路38、40を採用しうる。事実、適切な(回転式
)予熱器の操作により、図8に参照番号22、24およ
び36により示すように3または4種の製品を一度に殺
菌装置に導通することができる。ただし排出は缶を分別
するための適宜な選択を行わなければならないであろう
。1方法は光電的に読み取り可能なバーコード、および
殺菌装置20の排出端に模式的かつ一般的に42として
示したように製品22、24、36をそれらに付された
バーコードに基づいて分別するのに適した読み取り機(
ソーター)を用いるものである。この様式を用いる場合
、殺菌装置への供給順序は重要でない。従って予熱器の
数および予熱器の種類(撹拌式または非撹拌式)双方の
各種組み合わせを単一のハイドロスタチック殺菌装置2
0と組み合わせて用いることができる。これは殺菌装置
20の効率を大幅に改善し、生じる製品在庫量を減らす
【0016】ある種の製品、たとえば豆およびパスタ製
品は、それらの成分が魅力のないクランプを生じるのを
防ぐために撹拌されなければならない。他方、他のある
種の製品は過度の撹拌により損なわれ;たとえばクリー
ムスープは分離し、デリケートな成分が分解しやすい。 本発明は多数の異なる予熱器を設置することによりこれ
らの難しい撹拌要件を容易に処理する。たとえばある製
品をある温度に設定された撹拌式予熱器に供給し、第2
のものを他の温度に設定された非撹拌式予熱器に供給し
、その処理パラメーターが予熱を必要としない第3のも
のをハイドロスタチック調理装置または殺菌装置へ直接
供給しうる。撹拌式または非撹拌式予熱器の選択は処理
される製品に関連する。対照的に、撹拌に依存する伝統
的な方法は極めて感受性が高く、市販する前に製品の一
部を10日以上インキュベートして損傷を調べる。本発
明は十分な処理のために製品の撹拌に依存するのではな
いので、インキュベーション工程は不必要である。
【0017】大手食品加工業者の多くが異なる加熱要件
をもつ多数の製品を製造しているので、本発明の予熱の
融通性は効果的な加工法にとって有用である。たとえば
図9には第1の回転予熱式ハイドロスタチックシステム
が60に一般的に示され、これは缶を供給部54からハ
イドロスタチック殺菌装置56内へ供給する非撹拌回転
式予熱容器52を含み、次いで缶を排出部58から排出
させる。図10は撹拌回転式予熱容器64、非撹拌回転
式予熱容器66、これら予熱容器からハイドロスタチッ
ク殺菌装置72への一対の供給部68、70、およびこ
れから出る一対の排出部74、76を含む他のシステム
を62に示す。図11のシステム80は2個の非撹拌回
転式予熱容器82、84、撹拌回転式予熱容器86、3
個の供給部88、90、92、ハイドロスタチック殺菌
装置94、および3個の排出部96、97、98を備え
ている。
【0018】先行技術のシステムについては、缶は調理
装置内で104−121℃(220−250°F)にお
いて50、60もしくは80分またはいずれか必要な期
間処理される。116または121℃(240または2
50°F)が一般的である。本発明は缶をたとえば93
℃(200°F)の温度にまで予熱することにより線速
度をたとえば121℃(250°F)で45または50
分に標準化する。シールされた容器がまず予熱容器に導
通され、ここでは上記の特定条件によっては付与し得な
い加熱が施される。異なる製品に適応すべく予熱容器の
操作条件を調整するのに約10分を要するにすぎないの
で、かなりの節約が可能である。
【0019】本発明の好ましいシステムを図12に一般
的に100として示す。システム100の一般的に10
2に示す第1塔は予熱塔への供給部である。予熱レッグ
102は、より高い温度において必要なより高い圧力を
扱うためにわずかに背が高い場合があるという点を除い
て、他のレッグと著しい相異はない。缶はこのハイドロ
スタチックレッグから予熱部、すなわち一般的に106
に示す第2塔内へ移送される。一般的に108に示す第
3塔は移行部である。缶は2個のハイドロスタチックレ
ッグ内を通過し、その一方が予熱塔内の水蒸気圧を維持
し、他方が処理塔の水蒸気圧を維持する。第4および第
5塔110および112がこのシステムの実際の処理部
である。第6塔114はもう1つの移行部である。缶は
もう1つのハイドロスタチックレッグ内を通過して最後
の2個の塔116および118−冷却部−に入る。シス
テム100における製品の殺菌には飽和スチームが用い
られ、予熱にはスチーム(またはスチーム−空気混合物
)が用いられる。殺菌用媒質は金属缶の殺菌に現在用い
られている飽和スチームであるが、過熱された水の使用
も本発明の範囲に含まれる。
【0020】たとえば缶サイズ211×400について
は、システム100の容量は800缶/分、殺菌時間は
50分、殺菌温度は121℃(250°F)、予熱時間
は10分、予熱温度は104−132℃(220−27
0°F)、冷却時間は60分である。一般的な缶詰製品
および10分の滞留時間については、融通性は104−
129℃(220−265°F)であり、これは10お
よび19オンス缶の双方に適応する。
【0021】予熱器102全体が、一般的に120に示
され、塔106、108、110、112、114、1
16および118を含むハイドロスタチック調理装置内
に配置されている場合、予熱器温度の迅速な変更は不可
能であろう。従って122に示すように予熱レッグまた
は塔102と調理装置120との間に空間分離または断
熱帯を設けることにより、予熱レッグ内の温度を104
℃(220°F)から129℃(265°F)に、たと
えば45分以内に変更することが可能となる。これらの
レッグを分離することにより、調理装置120の温度を
129℃(265°F)に高めることができる。現在、
標準的なハイドロスタチック調理装置は129℃(26
5°F)では処理しない。そうするために構築すること
は可能であるが、それらは著しく背の高いものとなるで
あろう。
【0022】製品加熱速度と初期製品温度との差異は、
予熱部102内での処理温度を調節することにより補償
される。スチームまたはスチーム/空気混合物が予熱塔
102における媒質である。132℃(270°F)の
温度は3.0kg/cm2(42psi)の蒸気圧を表
す。全圧は24mの水(49psi)に相当する標準圧
力であり、これは空気について最低0.5kg/cm2
(7psi)の過圧となる。1レッグ内に形成された2
4m水という高い圧力のため、図12のシステム100
は通常の121℃(250°F)処理装置より約7.3
m(24フィート)高い。この付加的高さのため、主チ
ェーンは先行技術のチェーンより強固であり、70×7
0の設計である。キャリヤーの長さは、より幅広いチェ
ーンを収容し、かつ標準的な駆動装置、シャフトその他
の部品を適用しうるために、標準より2cm(8/10
インチ)短い。キャリヤーの割り付けを表1に示す。切
り換えを速やかに行わなければならず、2個の圧力チャ
ンバーを手動で操作することは困難であるので、システ
ム100は好ましくはキャリヤーモニターシステムおよ
び自動始動システムを備えている。
【0023】
【表1】
【0024】本発明の第1形態は、最大容量850缶/
分およびサイクル時間2.4秒、ならびに公称容量80
0缶/分およびサイクル時間2.55秒の単一供給シス
テムを備えている。第2形態は公称サイクル時間の延長
によってより大きなピッチの主チェーンならびに二重供
給および排出を備え、かつ303×500の缶サイズを
も処理しうる。殺菌部および冷却部の高さを低減するこ
となく、120mmの代わりに第1機械に152mmの
チェーンピッチを採用しうる。ただし211×400の
缶についての公称速度は、800缶/分の代わりに63
1缶/分となる。殺菌部および冷却部の高さは段階的に
低減することができ、各段階毎に容量が約50缶/分低
下する。
【0025】従来、製品は調理装置内での滞留時間を短
縮するために一般に高い温度で充填されていた。本発明
においては製品を周囲温度で充填しうるので、製品を高
い初期温度に維持するという問題は除かれる。従って予
熱レッグ102において製品をより低い温度で充填する
ことができ、これによりブレンド設備内、次いで缶自体
の中で製品が分解するという問題が除かれる。デンプン
、調味料および付け合わせをさらにたとえば88℃(1
90°F)に保持する必要がない。
【0026】従来、製品をたとえば66℃(150°F
)で充填したのちライン停止が生じた場合、従来はそれ
と環境との温度差のため温度損失が著しかった。これに
対し製品がたとえばわずか27℃(80°F)である場
合、これはほとんど平衡状態であるので温度損失ははる
かに遅い。従って製品がより低温であるため、より長い
停止時間に耐えられる。従って本発明による製品は容器
に充填する前に加熱される必要がない。予熱器102内
で缶に約10分間、追加熱をパルス付加し、次いで最終
殺菌のために調理装置120の最終部分へ送ることがで
きる。このパルス加熱は調理装置120の温度より高い
温度において行われる。すなわち初期温度は最終殺菌モ
ードに入るために設定される。
【0027】本発明の低温ブレンド法は、さらに利点を
もつ。工業的規模の食品、より詳細にはスープのブレン
ドまたは調理は大規模バッチで行われる。すなわち、多
数の小型釜内でそれをブレンドするのは効果的ではない
ので、大型釜内でブレンドされる。しかし各缶を充填し
、これにより釜を完全に空にするためには、半時間程度
の期間を必要とする。スープが釜内にしばらく滞留する
と、その重い成分、野菜、肉などは底に沈降する。従っ
て各缶はそれらが充填された時点によって肉および液体
の濃度が異なる可能性がある。既知の解決策の1つは、
混合物をより高粘度となし、重い成分が沈降するのを防
ぐために、混合物にデンプンを添加することである。デ
ンプンが選ばれたのはそれがスープの付け合わせその他
の成分を懸濁させうることだけでなく、それが付加する
口当たり、テキスチャー、外観および味にもよる。
【0028】混合物を釜内で加熱する〃高温〃ブレンド
については、釜から排出されるスープの最後のバッチに
関して問題が生じた。それらはその期間高温の釜内に滞
留する間に煮え過ぎて、野菜が柔らかくなる傾向がある
。また余分な熱はデンプンを分解し、従って釜の終末付
近では肉および野菜の分布が不均一になる。従って最初
にデンプンを追加しなければならない。
【0029】しかし低温ブレンド法の場合、これらの問
題はいずれも生じない。混合スープは釜内に半時間程度
滞留するが、これは低温で滞留するので煮え過ぎること
はない。デンプンを分解する熱がないため、より少量の
デンプンを使用しうる。事実、5−25%、または約1
0%少なく用いることができ、これにより缶当たりの成
分の経費が低下する。より少量のデンプンを用いるので
、スープはより曇りまたは混濁の少ない外観を呈するで
あろう。ある種のデンプン、たとえば小麦粉およびバレ
イショデンプンはスープに特定の味を付与するので、味
も変化するであろう。
【0030】本発明の低温ブレンド法によれば過熱が問
題とならないので、スープは充填操作に際しより長時間
釜内に滞留することができ、従ってより大規模なバッチ
をより経済的に調製しうる。充填は従来20または30
分以内に完了しなければならなかったが、本発明によれ
ば2時間も有効であると思われる。従って2268kg
(5,000ポンド)バッチに対し9072kg(20
,000ポンド)も可能である。
【0031】従って本発明方法、すなわち食品が21−
54℃(70−130°F)の温度、好ましくは21−
27℃(70−80°F)、すなわち室温で低温ブレン
ドされ、低温で缶に充填され、有意の予熱が行われる予
熱器に導通され、次いで予熱状態で約121℃(250
°F)のハイドロスタチック調理装置に45分の処理時
間導通される方法は、多数の利点をもつ。しかしスープ
を低温ブレンドし、低温のままハイドロスタチック調理
装置に導通するのは商業上実用的でない。それは、既存
の調理装置ではさらに10−15分間を必要とし、毎分
当たりの缶の処理量が10−20%低下するからである
【0032】豆およびベーコンのスープはマッシュルー
ムのクリームと同じ温度でブレンドされるが、暖まり具
合が異なる。暖まるのが遅い場合、それは予熱レッグ1
02が無い場合には処理を高めなければならないことを
意味する。本発明によれば、製品の初期温度が商業的殺
菌製品に関する50分の最終殺菌時間を得るのに十分と
なるように温度を高めることができる。
【0033】製品にはどの程度の予熱が必要であろうか
。たとえば缶が27℃(80°F)で充填される場合、
処理速度の設計は内部温度66℃(150°F)に基づ
く。製品は予熱器によって一定時間、たとえば10分間
パルス処理される。たとえば豆およびベーコンについて
は、温度は129℃(265°F)に変更され、これに
よって予熱器に進入する缶の中心温度は27℃(80°
F)から66℃(150°F)に上昇し、すなわち(ブ
ラス)39℃(70°F)変化する。
【0034】他方、より速やかに暖まる低濃度の製品は
27℃(80°F)で充填され、予熱器はわずか104
℃(220°F)で運転される。標準的なハイドロスタ
チック調理装置の供給レッグはこのような104℃(2
20°F)の温度ですら運転または維持し得ない。可能
な最高は約96℃(205°F)である。さもなければ
それらは沸騰するであろう。しかし予熱レッグ102は
スチームレッグであるためそこでは沸騰は起こらない;
それは本質的に1回、10分間のスチーム導通を伴うミ
ニハイドロ(mini−hydro)である。それは2
個の別個のレッグ、すなわち供給レッグおよび排出レッ
グを備え、次いで大気圧中へ進入する。それはなおシス
テム100内に設置され、環境に露出されていない。そ
れは水およびスチームの外にあり、大気圧下にある。次
いで缶は調理装置120の主要部分の供給レッグ106
、次いで121℃(250°F)ドーム110、112
へ搬送される。
【0035】本発明のシステムは通常のガラス容器入り
製品の取り扱いには好適でない。ガラスは本発明に伴う
温度の急変に対処し得ないからである。ある種のプラス
チックは予熱器に付加される程度の過圧の変化による変
形に耐えられる。たとえばポリプロピレンは77℃(1
70°F)を越えると流体となり始める。従って構造物
のモジュラスが十分に保持されず、内圧のバランスをと
る必要がある。
【0036】本発明は殺菌装置と共に単一ユニットとし
て(これは新規システムが図12の100により示され
るものとして構築された場合、より可能性がある)、ま
たは殺菌装置ユニットと統合された別個のユニットとし
て(これはより融通性をもたらしうる)組み込むことが
できる。決定因子はどちらがより多量の製品を連続的に
製造しうるかである。2種の既存の装置部分−(撹拌)
回転式調理装置およびハイドロスタチック殺菌装置−を
統合することにより、缶詰熱処理食品工業における問題
を解決することができる。
【0037】撹拌回転式調理装置(それらの多くはアン
ダーソン・アンド・バーハウザー、FMCおよびストー
クにより製造される)を用いて希薄な製品を調製する。 これらは調理装置内でいったん回転させると、自己撹拌
される。これらは水平調理装置であり、その中で缶は螺
旋運動する。缶は螺旋運動するのに伴って底部円弧上へ
降下し、スリーブから落下して調理装置の底にころがり
、従って缶は自己回転する。スリーブはスロットを備え
、これによりそれぞれの缶は調理装置内を移動するのに
伴って通り抜けるための自身のスロットをそれぞれもつ
。調理装置の外殻には旋条が施され、これにより缶は調
理装置内を螺旋運動して他端から排出され、これによっ
て連続調理装置が得られる。頂部すなわち12時の位置
から缶は時計回りに回転し、4時の位置に達した時点で
スリーブから調理装置の壁面すなわち外殻上に落下する
。スリーブはなお缶に接触しているが、壁面すなわち外
殻または底部円弧を横切って4時の位置から8時の位置
へ缶を押しやる。これが缶を押しやる間、缶は回転して
おり、他方側へ達すると缶は再びスリーブによりピック
アップされて回転をやめる。従って缶は円弧の4分の3
においては回転しておらず、単に調理装置内を螺旋運動
する。しかし底では缶は螺旋運動するのみでなく、回転
してもいる。
【0038】たとえばAB調理装置は、6、7階の高さ
をもつ固定型ハイドロスタチック調理装置と比べて極め
て背が低く、経済的な価格である。予熱器の螺旋外殻に
よって、より多数の缶をより狭いスペースで処理するこ
とが可能となる。たとえば554個の10オンス缶を9
m(30フィート)の予熱器に連続的に収容しうる。こ
れに対し、この数量の缶につき直線トラックは244m
(800フィート)の長さになるであろう。温度範囲は
93−約132℃(200−約270°F)であり、こ
れは共通の線速度を満たすのに必要な多量の熱および少
量の熱を製品にパルス付加するために好適な融通性を備
えている。
【0039】回転式調理装置は、移送弁により互いに縦
に連結された調理外殻および冷却外殻の2個の外殻を備
えている。調理外殻は、本発明の二個構成形態について
は切り離して取り外すことができる。缶は予熱器を出る
と缶トラック内を走行し、ハイドロスタチック殺菌装置
の供給部へ進入する。すなわち缶が予熱器を出る位置か
ら第1殺菌装置の供給部まで缶ラインが走行する。
【0040】回転式予熱器においては温度を5分以内に
速やかに変更しうる。予熱器が調理装置内に組み込まれ
ていると、これはハイドロスタチック水柱または水柱に
より生じる静水圧に依存するので、予熱器内の温度の変
更にはより長時間、約25または30分を必要とするで
あろう。従って追加の切り換え時間が必要となる。しか
し保守および機能性の観点からはより操作しやすい。
【0041】回転式予熱器およびハイドロスタチック殺
菌装置の圧力条件は飽和水蒸気圧の状態による;圧力は
制御し得ない。すなわちスチームは運転される温度にお
いて一定の圧力をもち、121℃(250°F)ではこ
れは15.1ポンドのゲージ圧、127℃(260°F
)では一般に20ポンドである。従って一定の圧力を与
えるべく予熱レッグの温度が調節される。ガラスおよび
ある種のプラスチックについては、外圧を容器の内圧よ
り著しく大きくすることができず、容器内の製品が高温
になるほど内圧は大きくなる。従って、容器が損傷また
は破損しないためには容器の外圧と内圧を調和させなけ
ればならない。
【0042】熱処理は缶が一定時間後に達する特定の温
度に基づく。缶が調理装置に進入する際の温度が、その
最終温度に達するまでに缶が調理装置内で費やすべき時
間を決定する。従って缶が進入する際の温度を高めるこ
とによって、缶が殺菌装置内に滞留すべき時間は短縮さ
れ、これによって線速度が高められる。
【0043】以上の詳述から、当業者に自明な本発明の
多数の変更、適応および修正が可能なことは明らかであ
ろう。ただし本発明の精神から逸脱しないこの種の変更
はすべて、特許請求の範囲のみにより限定される本発明
の範囲に包含されるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1システムの略図である。
【図2】図2は本発明の第2システムの略図である。
【図3】図3は本発明の第3システムの略図である。
【図4】図4は本発明の第4システムの略図である。
【図5】図5は本発明の第5システムの略図である。
【図6】図6は本発明の第6システムの略図である。
【図7】図7は本発明の第7システムの略図である。
【図8】図8は本発明の第8システムの略図である。
【図9】図9は本発明の第1装置の模式的側面図である
【図10】図10は本発明の第2装置の模式的側面図で
ある。
【図11】図11は本発明の第3装置の模式的側面図で
ある。
【図12】図12は本発明の第4装置の模式的側面図で
ある。
【符号の説明】
20,56,72,94  殺菌装置 22,24,36  製品 26,28  充填装置 30,32,34,52,64,66,82,84,8
6  予熱容器 38,40  排出路 42  ソーター 60,62,80,100  ハイドロスタチツクシス
テム 54,68,70,88,90,92  供給部58,
74,76,96,97,98  排出部102  予
熱部 108,114  移行部 110,112  処理部 120  調理装置 122  断熱帯

Claims (78)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  パッケージ製品の殺菌法において、少
    なくとも1種の熱処理可能な製品を内包する複数の第1
    パッケージを予熱容器内で予熱し、予熱された第1パッ
    ケージをハイドロスタチック殺菌装置に導通し、これに
    より第1パッケージ内の製品を殺菌し;そして第1パッ
    ケージのものと異なる殺菌処理要件を有する少なくとも
    1種の熱処理可能な製品を内包する複数の第2パッケー
    ジを、予熱された第1パッケージの導通工程の場合と同
    じ処理時間および温度でハイドロスタチック殺菌装置に
    導通し、これにより第2パッケージ内の製品を殺菌する
    工程を含んでなる前記方法。
  2. 【請求項2】  第2パッケージ導通工程の前に、第2
    パッケージを予熱容器内で第1パッケージ予熱の場合と
    異なる温度に予熱することをさらに含む、請求項1に記
    載の方法。
  3. 【請求項3】  さらに、第2パッケージ予熱工程の前
    であって第1パッケージ予熱工程の後に、予熱容器内の
    温度を変更し、第2パッケージ予熱工程をこの変更され
    た温度で行うことを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】  第1および第2パッケージ予熱工程を
    予熱容器内における実質的に等しい第1および第2パッ
    ケージ搬送滞留時間で行う、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】  さらに、ハイドロスタチック殺菌装置
    を第1パッケージ予熱工程と第2パッケージ予熱工程の
    間で連続的に作動させる、請求項3に記載の方法。
  6. 【請求項6】  変更工程が予熱容器内の温度を第1パ
    ッケージ用の124℃(255°F)から第2パッケー
    ジ用の118℃(245°F)に低下させることを含む
    、請求項3に記載の方法。
  7. 【請求項7】  変更工程が15分以内に完了する、請
    求項3に記載の方法。
  8. 【請求項8】  変更工程が10分以内に完了する、請
    求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】  予熱容器が第1予熱容器となり、第1
    予熱容器のものと異なる予熱条件を採用する第2予熱容
    器を設置し、第2パッケージ導通工程の前に第2パッケ
    ージを第2予熱容器内で予熱することをさらに含む、請
    求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】  第1パッケージ予熱工程が第1パッ
    ケージを第1予熱容器内で撹拌することを含む、請求項
    9に記載の方法。
  11. 【請求項11】  第2パッケージ予熱工程が、第2パ
    ッケージを撹拌することなしに第2パッケージを第2予
    熱容器に導通することを含む、請求項10に記載の方法
  12. 【請求項12】  予熱された第1および第2パッケー
    ジの導通工程がハイドロスタチック殺菌装置内において
    共同の導通工程で実質的に同時に行われる、請求項9に
    記載の方法。
  13. 【請求項13】  共同の導通工程が、予熱された第1
    および第2パッケージをハイドロスタチック殺菌装置の
    コンベヤーチェインの対向する各側においてハイドロス
    タチック殺菌装置内を搬送することを含む、請求項12
    に記載の方法。
  14. 【請求項14】  共同の導通工程が、予熱された第1
    および第2パッケージをハイドロスタチック殺菌装置の
    コンベヤーチェインの同一側に交互に配置することを含
    む、請求項12に記載の方法。
  15. 【請求項15】  共同の導通工程の後に、殺菌された
    第1および第2パッケージを互いに分離することをさら
    に含む、請求項12に記載の方法。
  16. 【請求項16】  分離工程は、殺菌された各パッケー
    ジが第1または第2パッケージのいずれであるかを判定
    し、次いで殺菌された第1パッケージを第1通路に沿っ
    て方向づけ、殺菌された第2パッケージを第1通路と異
    なる第2通路に沿って方向づけることを含む、請求項1
    5に記載の方法。
  17. 【請求項17】  判定工程は、第1および第2パッケ
    ージが異なるインジケーターを保有し、これらの異なる
    インジケーターを読み取ることを含む、請求項16に記
    載の方法。
  18. 【請求項18】  判定工程が、光電的に読み取り可能
    なバーコードからなる異なるインジケーターを含む、請
    求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】  方向づけ工程が、ハイドロスタチッ
    ク殺菌装置の排出コンベヤートラックを第1通路との連
    絡および第2通路との連絡の間で制御下に切り換えるこ
    とを含む、請求項16に記載の方法。
  20. 【請求項20】  導通工程が、ハイドロスタチック殺
    菌装置において第1および第2パッケージにつき同じ搬
    送滞留時間ならびに同じハイドロスタチック殺菌装置滞
    留温度および圧力を含む、請求項1に記載の方法。
  21. 【請求項21】  導通工程が、ハイドロスタチック殺
    菌装置において50分の殺菌時間およびハイドロスタチ
    ック殺菌装置において121℃(250°F)の殺菌温
    度を含む、請求項1に記載の方法。
  22. 【請求項22】  予熱工程が、第1パッケージをスチ
    ーム中で予熱することを含む、請求項1に記載の方法。
  23. 【請求項23】  予熱工程が、第1パッケージをスチ
    ーム−空気混合物中で予熱することを含む、請求項1に
    記載の方法。
  24. 【請求項24】  導通工程が、同一の寸法および形状
    の第1および第2パッケージを含む、請求項1に記載の
    方法。
  25. 【請求項25】  予熱工程中の予熱容器内の平均温度
    を内部の水の沸点に維持することをさらに含む、請求項
    1に記載の方法。
  26. 【請求項26】  双方の導通工程につきパッケージの
    標準的な線速度を維持することをさらに含む、請求項1
    に記載の方法。
  27. 【請求項27】  予熱容器内の温度を104−129
    ℃(220−265°F)の範囲で変更することをさら
    に含む、請求項1に記載の方法。
  28. 【請求項28】  予熱工程が、予熱された第1パッケ
    ージの導通工程中にハイドロスタチック殺菌装置の殺菌
    温度より高い温度に第1パッケージを予熱することを含
    む、請求項1に記載の方法。
  29. 【請求項29】  予熱工程の前に第1パッケージに周
    囲温度の製品を充填し、そしてこの充填された第1パッ
    ケージをシールすることをさらに含む、請求項1に記載
    の方法。
  30. 【請求項30】  予熱容器はスチーム予熱容器からな
    り、第1パッケージ予熱工程は第1パッケージをスチー
    ム予熱容器内に搬送することを含み、搬送工程は周囲温
    度の製品を内包する第1パッケージがスチーム予熱容器
    に進入することを含む、請求項1に記載の方法。
  31. 【請求項31】  予熱容器がスチーム予熱容器からな
    り、かつスチーム予熱容器内の温度を129℃(265
    °F)に高めることをさらに含む、請求項1に記載の方
    法。
  32. 【請求項32】  予熱された第1パッケージの導通工
    程の前に、予熱された第1パッケージを一般に大気圧下
    で予熱容器からハイドロスタチック殺菌装置へ搬送する
    ことをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  33. 【請求項33】  第1パッケージ予熱工程が、導通工
    程におけるハイドロスタチック殺菌装置内の殺菌熱より
    高温のスチーム熱により第1パッケージをパルス処理す
    ることを含む、請求項1に記載の方法。
  34. 【請求項34】  パルス処理工程が約10分間行われ
    る、請求項33に記載の方法。
  35. 【請求項35】  第1パッケージが金属容器からなり
    、予熱工程の前に金属容器に製品を充填し、次いでこの
    充填された金属容器をシールすることをさらに含む、請
    求項1に記載の方法。
  36. 【請求項36】  第1パッケージがプラスチック容器
    からなり、予熱工程の前にプラスチック容器に製品を充
    填し、次いでこの充填されたプラスチック容器をシール
    することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  37. 【請求項37】  ハイドロスタチック殺菌装置が飽和
    スチームを殺菌媒質として用いる殺菌塔を含み、導通工
    程がパッケージ製品を飽和スチーム中で殺菌することを
    含む、請求項1に記載の方法。
  38. 【請求項38】  ハイドロスタチック殺菌装置が過熱
    された水を殺菌媒質として用いる過圧殺菌塔を含み、導
    通工程がパッケージ製品を過熱水中で殺菌することを含
    む、請求項1に記載の方法。
  39. 【請求項39】  第1パッケージの製品がスープから
    なり、予熱工程の前にスープを第1パッケージに充填し
    、その際スープが38℃(100°F)以下の温度であ
    ることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  40. 【請求項40】  予熱工程に際して予熱容器に第1ハ
    イドロスタチック回路を循環させ、そして導通工程に際
    してハイドロスタチック殺菌装置に第1ハイドロスタチ
    ック回路と異なりかつ一般にこれと分離された第2ハイ
    ドロスタチック回路を循環させることをさらに含む、請
    求項1に記載の方法。
  41. 【請求項41】  導通工程が互いに実質的に同時に行
    われる、請求項1に記載の方法。
  42. 【請求項42】  異なる殺菌処理要件を有する熱処理
    可能な製品の第1および第2パッケージを殺菌処理する
    ためのシステムにおいて、入口、出口、殺菌帯域、なら
    びに第1および第2パッケージを一般に等しい殺菌装置
    内滞留時間および温度において入口から殺菌帯域を通っ
    て出口へ搬送するためのコンベヤー手段を備えたハイド
    ロスタチック殺菌装置;第1および第2パッケージ内の
    製品の異なる殺菌処理要件に適応すべく、第1および第
    2パッケージの少なくとも一方を該入口に入る前に他方
    と異なる状態に予熱するための予熱手段;ならびに予熱
    手段により予熱されたパッケージをハイドロスタチック
    殺菌装置の入口へ搬送するための搬送手段を含んでなる
    前記システム。
  43. 【請求項43】  予熱手段が、第1パッケージを予熱
    するための第1予熱手段となり、第1予熱手段が第1パ
    ッケージを予熱するのと異なる状態に第2パッケージを
    予熱するための第2予熱手段をさらに含む、請求項42
    に記載のシステム。
  44. 【請求項44】  搬送手段が予熱された第1パッケー
    ジを搬送するための第1搬送手段となり、予熱された第
    2パッケージを第2予熱手段からハイドロスタチック殺
    菌装置へ搬送するための第2搬送手段をさらに含む、請
    求項43に記載のシステム。
  45. 【請求項45】  第1および第2搬送手段が予熱され
    た第1および第2パッケージを実質的に同時に入口へ搬
    送する、請求項44に記載のシステム。
  46. 【請求項46】  殺菌された第1および第2パッケー
    ジを出口から出たのちそれらが第1および第2パッケー
    ジのいずれであるかに従って仕分けするための仕分け手
    段をさらに含む、請求項45に記載のシステム。
  47. 【請求項47】  第1予熱手段が撹拌式予熱装置を含
    み、第2予熱手段が非撹拌式予熱装置を含む、請求項4
    3に記載のシステム。
  48. 【請求項48】  第1予熱手段内の予熱温度が一般に
    104℃(220°F)であり、第2予熱手段内の予熱
    温度が一般に129℃(265°F)であり、ハイドロ
    スタチック殺菌装置内の殺菌温度が一般に121℃(2
    50°F)である、請求項43に記載のシステム。
  49. 【請求項49】  ハイドロスタチック殺菌装置がその
    殺菌温度で作動している状態で予熱手段の予熱温度を5
    0分以内に少なくとも17℃(30°F)変化させるこ
    とを可能となすべく、予熱手段をハイドロスタチック殺
    菌装置から熱的に分離するための分離手段をさらに含む
    、請求項42に記載のシステム。
  50. 【請求項50】  さらに、ハイドロスタチック殺菌装
    置がその殺菌温度で作動している状態で予熱手段の予熱
    温度を約10分以内に約25℃(45°F)変化させる
    ことが可能となるべく、予熱手段をハイドロスタチック
    殺菌装置から熱的に分離するための分離手段を含む、請
    求項42に記載のシステム。
  51. 【請求項51】  予熱手段がそこでパッケージをスチ
    ームにより予熱する、請求項42に記載のシステム。
  52. 【請求項52】  予熱手段がそこでパッケージをスチ
    ーム−空気混合物により予熱する、請求項42に記載の
    システム。
  53. 【請求項53】  搬送手段が予熱されたパッケージを
    一般に大気圧において予熱手段からハイドロスタチック
    殺菌装置へ搬送する、請求項42に記載のシステム。
  54. 【請求項54】  ハイドロスタチック殺菌装置が飽和
    スチームを殺菌媒質として用いる殺菌塔を含む、請求項
    42に記載のシステム。
  55. 【請求項55】  ハイドロスタチック殺菌装置が過熱
    された水を殺菌媒質として用いる殺菌塔を含む、請求項
    42に記載のシステム。
  56. 【請求項56】  予熱手段がハイドロスタチック回路
    を含み、ハイドロスタチック殺菌装置が予熱手段のハイ
    ドロスタチック回路と異なりかつ分離されたハイドロス
    タチック回路を含む、請求項42に記載のシステム。
  57. 【請求項57】  パッケージがハイドロスタチック殺
    菌装置および予熱手段に進入する前にパッケージに製品
    を充填するための充填手段をさらに含む、請求項42に
    記載のシステム。
  58. 【請求項58】  充填手段がパッケージにスープを充
    填する、請求項57に記載のシステム。
  59. 【請求項59】  充填手段がパッケージに38℃(1
    00°F)以下の温度の製品を充填する、請求項57に
    記載のシステム。
  60. 【請求項60】  充填手段がパッケージに一般に周囲
    温度の製品を充填する、請求項57に記載のシステム。
  61. 【請求項61】  殺菌された第1容器と殺菌された第
    2容器をそれらが出口から出たのち分離するための分離
    手段をさらに含む、請求項42に記載のシステム。
  62. 【請求項62】  分離手段が光電的読み取り手段を含
    む、請求項42に記載のシステム。
  63. 【請求項63】  予熱手段が予熱室、ならびにパッケ
    ージを予熱室内で搬送および回転させるための搬送手段
    を含む、請求項42に記載のシステム。
  64. 【請求項64】  予熱手段がパッケージ製品の中心温
    度を67−122℃(120−220°F)高める、請
    求項42に記載のシステム。
  65. 【請求項65】  ハイドロスタチック殺菌装置が予熱
    塔、殺菌塔および冷却塔を含み、殺菌帯域が殺菌塔内に
    配置され、コンベヤー手段が第1パッケージを第2パッ
    ケージと同一速度でこれらの塔内のループ通路を搬送す
    るチェインコンベヤーを含む、請求項42に記載のシス
    テム。
  66. 【請求項66】  パッケージ製品が缶詰食品からなり
    、コンベヤー手段が缶詰食品を一般に800缶/分の速
    度でハイドロスタチック殺菌装置内を搬送する、請求項
    42に記載のシステム。
  67. 【請求項67】  予熱手段がスチームドーム、および
    該スチームドームと流体連絡した水レッグを含む、請求
    項42に記載のシステム。
  68. 【請求項68】  内部に予熱手段、搬送手段およびハ
    イドロスタチック殺菌装置が配置された調理装置ハウジ
    ングをさらに含む、請求項42に記載のシステム。
  69. 【請求項69】  予熱手段が回転式調理装置を含む、
    請求項42に記載のシステム。
  70. 【請求項70】  食品の製法において、食品を大型の
    釜内で54℃(130°F)以下の温度においてブレン
    ドし;該大型釜からのブレンドされた食品を複数の容器
    に充填し、これらの充填された容器をシールし;シール
    された容器およびそれらの食品を予熱容器内で予熱し;
    そして予熱された容器をハイドロスタチック殺菌装置に
    導通し、これにより内部の食品を殺菌する工程を含んで
    なる前記方法。
  71. 【請求項71】  ブレンド工程の温度が21−27℃
    (70−80°F)である、請求項70に記載の方法。
  72. 【請求項72】  充填工程が約30分間行われる、請
    求項70に記載の方法。
  73. 【請求項73】  導通工程が121℃(250°F)
    で50−55分間行われる、請求項70に記載の方法。
  74. 【請求項74】  導通工程の前に、予熱された容器を
    予熱容器からハイドロスタチック殺菌装置へ搬送するこ
    とをさらに、請求項70に記載の方法。
  75. 【請求項75】  食品がスープである、請求項70に
    記載の方法。
  76. 【請求項76】  スープが充填工程に際し大型釜内で
    のその成分の沈降を防止するためにデンプンを含有する
    、請求項75に記載の方法。
  77. 【請求項77】  予熱により食品が約39℃(70°
    F)予熱される、請求項70に記載の方法。
  78. 【請求項78】  請求項76に記載の方法により製造
    されたスープ。
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