JP3695833B2 - Pll回路 - Google Patents

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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はPLL回路(位相ロックループ回路)、特に例えばPSK(Phase Shift Keying)変調されたキャリアを入力とし、安定な発振出力を得るPLL回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のPLL回路として、例えば特願平7−244738号に記載されたPSK変調による通信を行う非接触ICカードの受信の際の検波回路で使用されているものがある。図15には、この非接触ICカードのPLL回路を含む受信回路の構成を概略的に示す。なお図15では送信の際の変調のための回路は削除して示されている。
【0003】
図15において、1は非接触ICカード、2はアンテナコイル2aとコンデンサ2bより並列共振回路を構成するアンテナ共振回路、3は整流素子3a〜3dからなる全波整流のブリッジ整流回路、4はNチャネルトランジスタ4a〜4dからなる切換回路、5はインバータ、6は一定の電源電圧を得るためのツェナーダイオード、7は整流された電圧を平滑してエネルギを蓄積するエネルギ蓄積回路、Raは抵抗である。
【0004】
また、8は比較器、9はD型フリップフロップで、これらはアンテナ共振回路2の電圧の低い方の端子を接地する切換回路3への切換信号Cを発生する回路である。また、10はPLL回路、11はEX−OR回路、12a、12bはD型フリップフロップであり、これらは入力信号に位相変調があったことを検出する検波部分を構成する。また、図16には図15の回路の各部分の波形を示す。
【0005】
次に動作を簡単に説明する。Oはアンテナ共振回路2の両端の電圧である。比較器8は入力信号Pが破線で示す接地レベル(図16参照)より低下したことを検出し、これに従ってD型フリップフロップ9は、アンテナ共振回路2の低い方を接地するように切換回路4を動作させるための切換信号Qを反転させる。これにより入力信号Pで示すように、アンテナ共振回路2の低い方を接地し高い方を信号として取り出す。
【0006】
PLL回路10、EX−OR回路11、D型フリップフロップ12a、12bからなる検波部分は、比較器8の信号Rから基準位相信号を発生し、この基準位相信号と受信した信号との位相を比較することにより、位相の変化を検出する。PLL回路10は、入力信号Pが接地レベルより低下したことを示す信号Rを入力とし、これに同調した出力信号R’を発生する。そしてPLL回路10の出力信号R’をD型フリップフロップ12bにより1/2に分周してこれを基準位相信号R”とし、EX−OR11によりこの基準位相信号R”と切換信号QとのEX−ORをとり、D型フリップフロップ12a(信号Sのひげ取り用)でPLL回路10の出力信号R’で半周期毎にサンプリングして検波出力S’を得る。
【0007】
切換信号Qは受信された信号の位相に対応している。これにより、切換信号Qと基準位相信号R”のEX−ORをとり、半周期毎にサンプリングして受信された信号に位相変化があったか否かを検出する。
【0008】
すなわちPLL回路10は、入力に対応した周波数の信号を、例えば図16の信号R、R’に示すように、入力のパルスが一回抜けた場合でもこれを補うようにして出力するものである。
【0009】
図17には従来のPLL回路の一例を示す。図17のPLL回路10において、20は例えばNANDゲート202〜216から構成される位相比較器、30は抵抗R1、R2とコンデンサC1で構成されるループフィルタ、40は電圧制御発振器(以下VCO(Voltage controlled Oscillator)とする)である。なお、これらの回路は例えば型番74HC4046Aのチップで実現される。
【0010】
PLL回路10はこのように位相比較器20、ループフィルタ30およびVCO40で構成される。位相比較器20は、入力信号(例えばR)とVCO40の出力(例えばR’)の信号間の位相差に応じて電圧を発生する。
【0011】
これをもう少し詳しく説明すると、例えば入力信号とVCO40の出力信号が同じ周波数、同じ位相の場合に位相比較器20の出力信号のパルスのデューティ比は50%で、位相の遅れや進みに応じでそのデューティ比が50%を中心にして増減し、例えばデューティ比が50%を越えればループフィルタ30はチャージ状態となりその電圧は上昇し、50%以下になればディスチャージ状態になりその電圧は降下する。
【0012】
このループフィルタ30の出力がVCO40の制御電圧となり、VCO40は入力電圧に従った周波数の出力を発生する。そして入力信号RとVCO40の出力信号R’との周波数および位相の差を無くすように帰還制御が行われる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように構成された従来のPLL回路では、入力信号とVCOの出力信号の周波数と位相がそれぞれ一致するロック状態になるまで、ループフィルタのチャージとディスチャージを繰り返しながら、周波数と位相を同時に合わせていくので、時間がかかる等の問題があった。
【0014】
この発明は上記の課題を解消するためになされたもので、ロック状態になるまでの時間が短いPLL回路等を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記の目的に鑑み、この発明は、位相比較器と、この位相比較器の出力により充放電されるループフィルタと、このループフィルタの電圧に従って発振し、出力を上記位相比較器に帰還させる電圧制御発振器と、からなるPLL回路であって、上記位相比較器が、リセット信号を受けるゲート回路と、上記ゲート回路の出力を受け、その出力が周波数を合わせるモードを示し、上記電圧制御発振器の発振周波数が入力信号の周波数より低いことを検出した場合、発振周波数が高いと検出するまで周波数を上昇させるよう上記ループフィルタを充電し、上記電圧制御発振器の発振周波数が入力信号の周波数より高いことを検出した場合、発振周波数が低いと検出するまで周波数を下降させるよう上記ループフィルタを放電させる周波数合わせ込み手段と、周波数の合わせ込みの後に上記電圧制御発振器の発振周波数と入力信号の位相を合わせる位相合わせ込み手段と、を含むことを特徴とするPLL回路にある。
【0016】
また、上記位相比較器が、上記周波数の合わせ込みの誤ったロックを防止するために、合わせ込みの完了を遅延させる周波数合わせ込み完了遅延手段をさらに含むことを特徴とする。
【0017】
また、上記PLL回路が位相変調された受信信号の検波回路のためのものであって、上記周波数合わせ込み手段が、上記受信信号に変調があったことを示す信号を入力し、変調があった場合には周波数合わせ込みを続行することを特徴とする。
【0018】
また、上記位相比較器が、周波数がロックした後、入力として位相変調された入力が入力されても位相比較器の出力のデューティの変動を抑える信号補償手段をさらに含むことを特徴とする。
【0019】
また、上記リセット信号はパワーオンリセット信号であることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、各実施の形態に従ってこの発明のPLL回路について説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の一実施の形態によるPLL回路の構成を示す図である。PLL回路10aは位相比較器20a、ループフィルタ30およびVCO40で構成される。
【0026】
位相比較器20aにおいて、202〜216、222〜250はNANDゲート、218および220はD型フリップフロップ、252はインバータ、254はNORゲートである。ループフィルタ30およびVCO40は基本的に従来のものと同じである。また図2には、VCO40の出力信号R’の周波数が、入力信号Rの周波数より低いところからこれに一致するまでの図1の各部の波形を示す。
【0027】
ループフィルタ30において、周波数の変化はコンデンサC1の両端の電圧の変化に相当するため、コンデンサC1の充放電動作が伴い動作に時間がかかるが、位相の変化は抵抗R2の電圧の変化に相当するため、素早く変化させることができる。
【0028】
この実施の形態のPLL回路10aでは、最初に周波数が一致するまで、ループフィルタ30の充電および放電のいずれかを行い、周波数が一致した後は、充電、放電を繰り返しながら位相を合わせるように動作させることにより、周波数を合わせる際に、周波数が低い方あるいは高い方のいずれかから所定の周波数に近づく動作だけで、充電と放電を繰り返すことがないので、短時間でロック状態となる。
【0029】
次に、図2に示すVCO40の出力信号R’の周波数を入力信号Rの周波数より低いところからこれに一致するまでの動作を説明する。D型フリップフロップ220の出力信号Cは、VCO40の出力信号R’の立下がりエッジ間に複数の入力信号Rの立下がりエッジがあったときに“L”レベルとなり、D型フリップフロップ218の出力信号Dは、入力信号Rの立下がりエッジ間に複数のVCO40の出力信号R’の立下がりエッジがあったとき“H”レベルとなる。
【0030】
UPXB信号はVCO40の出力信号R’の周波数を上げるために出力信号Eを“H”レベルに維持する信号、DOWNXB信号は下げるために出力信号Eを“L”レベルに維持する信号、RESETB信号は通常のパワーオンリセット信号を表し、電源投入の最初のみ周波数を高速に合わせるモードにするように働く信号で、これらは共に“L”レベルで有意状態にある信号である。UPXB信号は、RESETB信号が“L”レベルで、DOWNXB信号が“H”レベルのときに、信号Cが“H”レベルになると“L”レベルになり、信号Dが“H”レベルになると“H”レベルに戻る。
【0031】
また図2には示されていないが、VCO40の出力信号R’の周波数を入力信号Rの周波数より高いところからこれに一致するまでの動作の場合、DOWNXB信号はRESETB信号が“L”レベルで、UPXB信号が“H”レベルのときに、信号Dが“H”レベルになると“L”レベルになり、信号Cが“H”レベルになると“H”レベルに戻る。
【0032】
UPXB信号が“L”レベルのときには、出力信号Eは“H”レベルとなり、VCO40の出力信号R’の周波数が入力信号Rの周波数より高くなるまで、VCO40の出力信号R’の周波数を上昇させる信号を出し続けるので、周波数を合わせるまでの時間が短くなる。
【0033】
また逆に、入力信号Rの周波数よりVCO40の発振周波数すなわち出力信号R’の周波数が高いところから始まった場合(図2には示されていない)は、DOWNXB信号が“L”レベルになり、その間、出力Eが“L”レベルとなり、VCO40の周波数を低くするように動作するので同様に、周波数を合わせるまでの時間が短くなる。
【0034】
そして、周波数がほぼ一致した状態でRESETB信号、DOWNXB信号およびUPXB信号が共に“H”レベルになると、NANDゲート226の出力信号Fは“L”レベルとなり、これにより以後、D型フリップフロップ218、220、NANDゲート222、224、228〜250、インバータ252およびNORゲート254で構成される周波数を短時間で合わせるための回路は機能を停止し、その後はNANDゲート202〜216からなる従来の回路のみにより、位相を一致させる動作が続けられる。すなわち信号Aが位相比較器20aの出力信号Eとなる。
【0035】
実施の形態2.
上記実施の形態のPLL回路を使用した非接触ICカードの場合、上述の周波数を合わせる動作中に、BPSK変調された波形が入力されてしまった場合、変調のある箇所で、入力信号Rの波形が乱れ、入力パルス数が一個増減される。そのため信号Cあるいは信号Dが誤って発生され、周波数の高速合わせ込みが不正確になることが考えられる。
【0036】
しかし、無変調波の中に変調波が一部に存在するような入力の場合、周波数の合わせ込みが完了した後も所定の期間、合わせ込みを続けるようにすることにより、再度、高速の合わせ込みモードに入ることが可能となる。
【0037】
図3にはこの実施の形態によるPLL回路10bの構成を示す。このPLL回路10bの位相比較器20bでは、NANDゲート226の出力側に遅延用タイマ256を挿入した。この遅延用タイマ256により、周波数がほぼ一致した状態でRESETB信号、DOWNXB信号およびUPXB信号が共に“H”レベルになり、NANDゲート226の出力信号Fが“L”レベルとなっても、タイマ256で設定された所定の時間の間は、NANDゲート222、224への信号を“H”レベルに維持した信号Gを出力する。
【0038】
これにより、信号Fが“L”レベルになってからも信号Gが“L”レベルになるまでの間、再度、信号Cまたは信号Dにより、周波数の合わせ込みに入ることが可能となり、正確な周波数合わせが行える。
【0039】
実施の形態3.
図4にこの実施の形態によるPLL回路10cの構成を示す。PLL回路がロック状態にない時には、通常、カードの変調回路は変調有りと判断する。そこでこの実施の形態では図3の実施の形態2のものにさらに、例えばカードの復調回路DCから、カードへの入力信号に変調があった時、すなわち受信信号があった時に“L”レベルとなる変調検出信号Hを位相比較器20cのNANDゲート226の入力として追加し、ロックしたか否かの判断に加えるようにした。これにより、ロック状態にあるか否かがさらに正確に判断できる。
【0040】
実施の形態4.
この実施の形態では特に、PLL回路がロックした後、変調波を受けた時の、PLL回路の安定度を向上させる位相比較器を提供する。図5にこの実施の形態によるPLL回路10dの構成を示す。また、図6には従来のものとの動作の違いを説明するための波形図を示す。図5の位相比較器20dでは、左側の位相を合わせる回路にNANDゲート258〜264およびORゲート266からなる部分が追加されいる。
【0041】
図6のaで示すように入力信号Rが変調されていて、VCO40の出力信号R’の立下がりの後に、再度、VCO40の出力信号R’の立下がりが入力された場合、図6に示すように従来の信号Aは、次の入力信号Rの立下がりまで“L”レベルのままとなり、これはループフィルタ40を通った後の電圧に与える影響が大きく、VCO40の周波数変動も大きくなり、もとの周波数に戻るのに時間がかかる。
【0042】
そこでこの実施の形態では、入力信号Rが変調されていて、VCO40の出力信号R’の立下がりの後に、再度、VCO40の出力信号R’の立下がりが入力された場合、NANDゲート264の出力信号I(図6参照)により、この時点で信号A’を強制的に“H”レベルに戻すようにした。
【0043】
このため、従来の信号Aに比べ、この実施の形態の信号A’はデューティ比に変化が少ないため、変調波を受けた場合のループフィルタ40を通った後の電圧に与える影響が少なく、VCO40の周波数変動も少なくすることができる。
【0044】
実施の形態5.
PLL回路において、使用分野(アプリケーション)を変える等で発振周波数を大幅に変える場合には、同時にループフィルタの定数も変える必要がある。このため従来、ループフィルタのコンデンサCおよび抵抗RはIC化が困難であり、外付けのものを使用していた。この実施の形態では特に、PLL回路をループフィルタも含めて全てIC化でき、かつループフィルタの定数も、VCOの発振周波数に応じて変わるようにしたループフィルタを提供する。
【0045】
図7にこの実施の形態によるPLL回路10eの構成を示す。位相比較器20Aは従来のものでも上述した実施の形態のものでもよい。ループフィルタ30aは、Pチャネルトランジスタ302、306、308、Nチャネルトランジスタ304、310、312、およびコンデンサ314から構成される。インバータ301は、ループフィルタ30aのコンデンサ314を充放電させるためのUB/D信号を得るために、ループフィルタ30aの回路設計上、位相比較器20Aの出力信号AあるいはEを反転させるためのものである。
【0046】
VCO40aは、Pチャネルトランジスタ402、408、410、414、Nチャネルトランジスタ404、406、412、416、コンデンサ418、420、インバータ422、424およびNANDゲート426、428から構成される。VCO40aはコンデンサ418、420が交互に充電されることにより発振し、その発振周波数はコンデンサ418、420が充電されるPチャネルトランジスタ408に流れる電流値により決まる。
【0047】
従来、ループフィルタの定数を変えるのに抵抗RやコンデンサCの値を変えていたが、この抵抗等の値を変えるということは充放電電流の電流値を変えることである。そこでこの実施の形態では、VCO40aの発振周波数を決める電流の大きさに応じた電流値の電流で、位相比較器20Aの出力AあるいはEに従って、ループフィルタ30aのコンデンサ314を充放電することにより、ループフィルタ30の定数をVCO40aの発振周波数に応じて変わるようにした。
【0048】
図7において、VCO40aのPチャネルトランジスタ408に流れる電流はVCO40aの発振周波数に対応しており、この電流に対応した電流がループフィルタ30aのPチャネルトランジスタ302および306の回路に流れる。コンデンサ314は、電源からPチャネルトランジスタ306、Pチャネルトランジスタ308の経路で充電され、Nチャネルトランジスタ310、Nチャネルトランジスタ312そしてグランドの経路で放電される。そして充電か放電かは位相比較器20AからのUB/D信号の“H”“L”の切り換わりで決まる。
【0049】
そして充電時の充電電流は、上述のPチャネルトランジスタ306によりVCO40aの発振周波数に対応したものとなり、また放電時の放電電流も上述のPチャネルトランジスタ302、およびNチャネルトランジスタ304、312で構成するカレントミラー回路により、VCO40aの発振周波数に対応したものとなる。これにより、ループフィルタ30aの定数は周波数に応じて自動的に変わることになり、周波数が変化しても定数の調整は不要となる。従って、発振周波数の広いPLL回路をループフィルタを含めてIC化できる。
【0050】
実施の形態6.
図7の実施の形態5のものは、図1のループフィルタのコンデンサC1と抵抗R1に相当する定数に関するものであるが、図1の抵抗R1とR2の比に対応するものを次に示す。これは、ダンピングファクタに関するもので、例えば図6の入力信号Rのaの部分で示すように、入力信号Rに変調があった場合に、VCO40bの発振周波数を決める電流を位相比較器の出力AあるいはE(UB/Dに対応)に応じて直接変えることにより、入力信号Rに変調があり、位相が変化した場合にも、安定な動作を行うようにした。
【0051】
図8にこの実施の形態によるPLL回路10fの構成を示す。VCO40bにおいて、発振周波数を決めるPチャネルトランジスタ408に並列に、このPチャネルトランジスタ408に流れる電流の所定の比の電流が流れるPチャネルトランジスタ432を設け、さらにこのPチャネルトランジスタ432の電流を位相比較器20Aの出力信号UB/Dで直接オン/オフさせるPチャネルトランジスタ430を設けた。
【0052】
そして、Pチャネルトランジスタ432の電流をPチャネルトランジスタ430により、位相比較器20Aの出力信号UB/Dに従って直接オン/オフさせて、VCO40bの発振周波数を決定する電流を直接、変えるようにした。このPチャネルトランジスタ408と432の電流の比がダンピングファクタに対応するものとなる。これにより、周波数が変化してもループフィルタの定数の調整は不要で、かつ位相変調された入力信号に対して安定した動作を行う、発振周波数の広いPLL回路を得ることができる。
【0053】
実施の形態7.
この実施の形態では、上記実施の形態5および6に上記実施の形態1ないし3の位相比較器のUPXB信号、DOWNXB信号を組み合わせて、周波数をロック状態にするまでの時間をさらに短くするようにした。
【0054】
図9にこの実施の形態によるPLL回路10gの構成を示す。図9において、位相比較器20Bは実施の形態1ないし3の位相比較器である。また、ループフィルタ30bではさらに、位相比較器20BからのUPXB信号、DOWNXB信号に従ってもコンデンサ314の充放電を行う回路として、Pチャネルトランジスタ316、318、Nチャネルトランジスタ320、322、およびインバータ324からなる回路が追加されている。
【0055】
これにより、ループフィルタ30bのコンデンサ314を充放電する電流を、周波数を合わせるためのUPXB信号およびDOWNXB信号が出ているときに増加させることができる。これにより、周波数が変化してもループフィルタの定数の調整が不要であり、かつロック状態にするまでの時間をより短くできるPLL回路を得ることができる。
【0056】
実施の形態8.
位相比較器の出力信号UB/Dをそのまま使用する場合、UB/D信号によるキャパシタの充放電電流がバランスした位相でUB/D信号が安定する。しかし充電電流と放電電流の誤差や、充放電のスイッチングの遅れ時間等により、位相にズレを生ずる。そこでこの実施の形態では特に、ロック状態での位相のズレを少なくした。
【0057】
図10にこの実施の形態によるPLL回路10hの構成、図11に図10の回路の各部の波形を示す。ループフィルタ30cにおいて、コンデンサ314を充電する側のPチャネルトランジスタ308のゲートには、VCO40bの出力信号R’と位相比較器20Aの出力信号UB/Dとを入力とするORゲート326の出力信号UPBが接続されている。また、コンデンサ314を放電する側のNチャネルトランジスタ310のゲートには、VCO40bの出力信号R’と位相比較器20Aの出力信号UB/Dとを入力とするANDゲート328の出力信号DOWNが接続されている。
【0058】
これにより、VCO40bの出力信号R’と位相比較器20Aの出力信号UB/D間の位相のズレをもとに、VCO40bの周波数を上昇させるためのORゲート326の出力信号UPB、下降させるためのANDゲート328の出力信号DOWNに基づいて充放電を行う。
【0059】
このことにより、VCO40bの出力信号R’の立上がりと位相比較器20Aの出力信号UB/Dの立下がり(入力信号Rの立下がりと同じ)のズレが少なくなるように、PLL回路10hが動作するため、ロックした時の位相のズレを少なくできる。そして位相のズレが小さくなることから、位相検波するときの余裕度が大きくなる。
【0060】
実施の形態9.
1つのIC化されたPLL回路でより広い範囲の周波数に対応できることが望ましい。そのためには、VCOの出力側に分周回路を設けてこの出力を分周することによってより広い入力周波数範囲を得ることは広く知られている。もちろん分周回路の分周比は外部からの設定等により変えることは容易であるから、1つのICで広い周波数範囲に対応することもできる。しかし、入力周波数に従ってループフィルタのC1、R1で決まる定数も変える必要がある。
【0061】
例えば、特に入力周波数が低い場合には、ループフィルタのコンデンサの充放電の周期が長くなり、コンデンサの電圧の変動幅が広くなり安定しなくなる。そこで、1つの方法として、分周回路の入力と出力、分周回路が複数段の場合はその中間段等の信号により、図10の実施の形態8における出力信号UPB、DOWNの信号の幅を短くすることにより、ループフィルタの定数を分周率に合わせて調整する。
【0062】
図12にこの実施の形態によるPLL回路10iの構成を示す。40Aは一例として2分の1分周を行う1つのD型フリップフロップで構成された分周回路で、入力信号Rの周波数に応じて選択的に接続されるものである。図10のORゲート326、ANDゲート328に対応する図12のループフィルタ30dのORゲート326a、ANDゲート328aは、分周回路40Aの入力側と出力側の信号を共に入力している。
【0063】
これにより、入力信号Rの周波数が低く、分周回路40Aが接続された時には、出力信号UPB、DOWNの信号の幅は分周回路40Aの入力側の短い周期の信号で決まるため、コンデンサの充放電の周期が長くなることはない。また、分周回路が複数段のD型フリップフロップで構成されている場合には、例えば中間段のD型フリップフロップの信号をORゲート326a、ANDゲート328aの入力としてもよい。
【0064】
また図13には、図9の実施の形態7において実施した場合のPLL回路10jを示した。このPLL回路10jでは、ループフィルタ30eに、位相比較器20BからのUPXB信号と分周回路40Aの入力側と出力側の信号を入力とするORゲート330と、位相比較器20Bからインバータ324を介して入力されるDOWNXB信号と分周回路40Aの入力側と出力側の信号を入力とするANDゲート332とを設けている。
【0065】
以上のようにして、例えば分周比を調整可能な分周回路を用いて、周波数範囲を広げても安定度を損なわないPLL回路を得ることができる。
【0066】
実施の形態10.
上記実施の形態9では、入力周波数が低く分周回路を使用した場合に、ループフィルタのコンデンサの充放電の周期を短くしたが、この実施の形態では、充放電の電流を小さいものにした。
【0067】
図14にこの実施の形態によるPLL回路10kの構成を示す。このPLL回路10kでは、ループフィルタ30fにおいて、充電側のPチャネルトランジスタ306に並列に、流れる電流の異なる複数のPチャネルトランジスタ306a〜306nを設け、また放電側のNチャネルトランジスタ312に並列に同様に流れる電流の異なる複数のNチャネルトランジスタ312a〜312nを設け、これらを分周率に応じて、スイッチ350、352で切り換えて接続するようにした。
【0068】
これにより、入力信号Rの周波数に従って設定される分周回路40Aの分周率に従ってコンデンサ314の充放電の電流値を変えることができ、周波数範囲を広げても安定度を損なわないPLL回路を得ることができる。
【0069】
なお、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、これらの実施の形態の可能な組み合わせを全て含む。
【0070】
【発明の効果】
上記のようにこの発明では、位相比較器と、この位相比較器の出力により充放電されるループフィルタと、このループフィルタの電圧に従って発振し、出力を上記位相比較器に帰還させる電圧制御発振器と、からなるPLL回路において、上記位相比較器が、上記電圧制御発振器の発振周波数が入力信号の周波数より低いことを検出した場合、発振周波数が高いと検出するまで周波数を上昇させるよう上記ループフィルタを充電し、上記電圧制御発振器の発振周波数が入力信号の周波数より高いことを検出した場合、発振周波数が低いと検出するまで周波数を下降させるよう上記ループフィルタを放電させる周波数合わせ込み手段と、周波数の合わせ込みの後に上記電圧制御発振器の発振周波数と入力信号の位相を合わせる位相合わせ込み手段と、を含むので、周波数の合わせ込みの時間が短くてすみ、ひいては周波数も位相も一致したロック状態になるまでの時間が短いPLL回路を提供できる等の効果が得られる。
【0071】
また、上記位相比較器が、上記周波数の合わせ込みの誤ったロックを防止するために、合わせ込みの完了を遅延させる周波数合わせ込み完了遅延手段をさらに含むので、変調されたに入力による周波数の合わせ込みの誤ったロックを防止でき、より信頼性の高いPLL回路を提供できる等の効果が得られる。
【0072】
また、上記PLL回路が位相変調された受信信号の検波回路のためのものであって、上記周波数合わせ込み手段が、上記受信信号に変調があったことを示す信号を入力し、変調があった場合には周波数合わせ込みを続行するようにしたので、さらに信頼性の高いPLL回路を提供できる等の効果が得られる。
【0073】
また、上記位相比較器が、周波数がロックした後、入力として位相変調された入力が入力されても位相比較器の出力のデューティの変動を抑える信号補償手段をさらに含むので、変調された入力信号の影響を受けにくいより安定したPLL回路を提供できる等の効果が得られる。
【0074】
また、位相比較器と、この位相比較器の出力により充放電されるループフィルタと、このループフィルタの電圧に従って発振し、出力を上記位相比較器に帰還させる電圧制御発振器と、からなるPLL回路において、上記ループフィルタが、これのコンデンサを上記電圧制御発振器の発振周波数を決める電流に応じた電流で充放電する第1の充放電手段を含むので、ループフィルタの定数が電圧制御発振器の周波数に応じて自動的に変わることから、ループフィルタも含めてIC化が可能でかつ周波数範囲が広いPLL回路を提供できる等の効果が得られる。
【0075】
また、上記電圧制御発振器が、上記位相比較器の出力を直接、帰環し、その帰環量で発振周波数を決める電流のうちの所定の割り合い分の電流のデューティを決める補償手段をさらに含み、位相変調された入力が入力されても位相比較器の出力のデューティの変動を抑えるようにしたので、変調された入力信号の影響を受けにくいより安定したPLL回路を提供できる等の効果が得られる。
【0076】
また、上記位相比較器が、上記電圧制御発振器の発振周波数が入力信号の周波数より低いことを検出した場合、発振周波数が高いと検出するまで周波数を上昇させるよう上記ループフィルタを充電し、上記電圧制御発振器の発振周波数が入力信号の周波数より高いことを検出した場合、発振周波数が低いと検出するまで周波数を下降させるよう上記ループフィルタを放電させる周波数合わせ込み手段と、周波数の合わせ込みの後に上記電圧制御発振器の発振周波数と入力信号の位相を合わせる位相合わせ込み手段と、を含み、上記ループフィルタが、上記周波数合わせ込み手段の出力に従ってコンデンサの充放電を行う第2の充放電手段をさらに含み、周波数の合わせ込み時のみ、ループフィルタの充放電電流を多くするようにしたので、ループフィルタの定数が自動的に変化すると共に、ロック状態にするまでの時間をより短くしたPLLを提供できる等の効果が得られる。
【0077】
また、上記ループフィルタが、上記第1の充放電手段を上記位相比較器の出力と上記電圧制御発振器の出力とに基づいて、位相差に応じたデューティ比で充放電させる充放電制御手段を含むので、充電電流と放電電流の誤差や、充放電のスイッチングの遅れ時間等による位相のズレの影響を受けないより正確なPLL回路を提供できる等の効果が得られる。
【0078】
また、上記位相比較器に帰還される上記電圧制御発振器の出力を分周する分周回路をさらに備えたPLL回路において、上記ループフィルタの充放電制御手段が、上記分周回路の分周率に応じて、コンデンサを充放電する電流のデューティ比を制限する制限手段を含むので、周波数範囲を広げても安定を損なわないPLL回路を提供できる等の効果が得られる。
【0079】
また、上記位相比較器に帰還される上記電圧制御発振器の出力を分周する分周回路をさらに備えたPLL回路において、上記ループフィルタが、上記分周回路の分周率に応じて、上記ループフィルタの第1の充放電手段の充放電の電流の上記電圧制御発振器の発振周波数を決める電流に対する比率を切り換える充放電電流切り換え手段をさらに含むので、周波数範囲を広げても安定を損なわないPLL回路を提供できる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態によるPLL回路の構成を示す図である。
【図2】 図1の回路の動作を説明するための波形図である。
【図3】 この発明の別の実施の形態によるPLL回路の構成を示す図である。
【図4】 この発明の別の実施の形態によるPLL回路の構成を示す図である。
【図5】 この発明の別の実施の形態によるPLL回路の構成を示す図である。
【図6】 図5の回路の動作を説明するための波形図である。
【図7】 この発明の別の実施の形態によるPLL回路の構成を示す図である。
【図8】 この発明の別の実施の形態によるPLL回路の構成を示す図である。
【図9】 この発明の別の実施の形態によるPLL回路の構成を示す図である。
【図10】 この発明の別の実施の形態によるPLL回路の構成を示す図である。
【図11】 図10の回路の動作を説明するための波形図である。
【図12】 この発明の別の実施の形態によるPLL回路の構成を示す図である。
【図13】 この発明の別の実施の形態によるPLL回路の構成を示す図である。
【図14】 この発明の別の実施の形態によるPLL回路の構成を示す図である。
【図15】 非接触ICカードのPLL回路を含む受信回路の構成を概略的に示す図である。
【図16】 図15の回路の動作を説明するための波形図である。
【図17】 従来のPLL回路の一例を示す図である。
【符号の説明】
10a〜10k PLL回路、20A,20B,20a〜20d 位相比較器、30,30a〜30f ループフィルタ、40,40a,40b VCO(電圧制御発振器)。

Claims (5)

  1. 位相比較器と、この位相比較器の出力により充放電されるループフィルタと、このループフィルタの電圧に従って発振し、出力を上記位相比較器に帰還させる電圧制御発振器と、からなるPLL回路であって、
    上記位相比較器が
    リセット信号を受けるゲート回路と、
    上記ゲート回路の出力を受け、その出力が周波数を合わせるモードを示し、上記電圧制御発振器の発振周波数が入力信号の周波数より低いことを検出した場合、発振周波数が高いと検出するまで周波数を上昇させるよう上記ループフィルタを充電し、上記電圧制御発振器の発振周波数が入力信号の周波数より高いことを検出した場合、発振周波数が低いと検出するまで周波数を下降させるよう上記ループフィルタを放電させる周波数合わせ込み手段と、
    周波数の合わせ込みの後に上記電圧制御発振器の発振周波数と入力信号の位相を合わせる位相合わせ込み手段と、
    を含むことを特徴とするPLL回路。
  2. 上記位相比較器が、上記周波数の合わせ込みの誤ったロックを防止するために、合わせ込みの完了を遅延させる周波数合わせ込み完了遅延手段をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のPLL回路。
  3. 上記PLL回路が位相変調された受信信号の検波回路のためのものであって、上記周波数合わせ込み手段が、上記受信信号に変調があったことを示す信号を入力し、変調があった場合には周波数合わせ込みを続行することを特徴とする請求項1または2に記載のPLL回路。
  4. 上記位相比較器が、周波数がロックした後、入力として位相変調された入力が入力されても位相比較器の出力のデューティの変動を抑える信号補償手段をさらに含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のPLL回路。
  5. 上記リセット信号はパワーオンリセット信号であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のPLL回路。
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