JP2000349625A - 位相比較器及び位相同期回路 - Google Patents

位相比較器及び位相同期回路

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JP2000349625A
JP2000349625A JP11153564A JP15356499A JP2000349625A JP 2000349625 A JP2000349625 A JP 2000349625A JP 11153564 A JP11153564 A JP 11153564A JP 15356499 A JP15356499 A JP 15356499A JP 2000349625 A JP2000349625 A JP 2000349625A
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Keisuke Kanayama
啓介 金山
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Fujitsu Telecom Networks Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位相比較器とその位相比較器を用いた位相同
期回路(PLL)とに関し、被比較入力信号の歯抜け時
にも安定な動作を可能とする。 【解決手段】 被比較入力信号Frと比較入力信号Fv
との立上りエッジ又は立下りエッジにより位相比較を行
い、進み位相比較出力信号Pr又は遅れ位相比較出力信
号Pvを出力するナンド回路1〜9等により構成した位
相比較器に於いて、制御信号Crをナンド回路8,9に
入力して、位相比較出力信号Pr,Pvを固定する。又
この位相比較器を用いた位相同期回路に於いて、被比較
入力信号Frの歯抜けを検出して、位相比較器の位相比
較出力信号Pr,Pvを固定し、電圧制御発振器の出力
信号の位相ずれを抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位相比較を行う為
の何れか一方のパルスの歯抜け等によって正常な位相比
較出力が得られないような場合に、位相比較出力を固定
可能とした位相比較器及び該位相比較器を用いた位相同
期回路(PLL;Phase Looked Loop)に関する。
【0002】
【従来の技術】クロック信号等の位相を比較する位相比
較器は、既に各種の構成が知られている。例えば、図1
3はナンド回路201〜209により構成された位相比
較器を示し、立下りのエッジの比較するもので、ナンド
回路202,203によるフリップフロップと、ナンド
回路204,205によりフリップフロップを構成し、
立下りのエッジを記憶する。又被比較入力信号Frをナ
ンド回路201に入力し、比較入力信号Fvをナンド回
路206に入力し、ナンド回路208,209から位相
比較出力信号Pr,Pvを出力する。ナンド回路201
〜209の出力信号をa〜g,Pr,Pvとすると、各
部は、例えば、図14に示す論理レベルで変化する。
【0003】即ち、図14に示す被比較入力信号Frに
対して比較入力信号Fvの位相が遅れている場合、それ
ぞれタイミング1〜15を状態1〜15として、Fr,
Fv,a〜g,Pr,Pv対応に、Hはハイレベル、L
はローレベルとなる場合を示す。例えば、被比較入力信
号Frと比較入力信号Fvとが共にローレベルLのタイ
ミング1に於いては、位相比較出力信号Pr,Pvは、
共にハイレベルHとなる。
【0004】又タイミング2に於いて、被比較入力信号
Frが立上ると、ナンド回路201,202,203の
出力信号a,b,cは、状態2に於けるように反転する
が、位相比較出力信号Pr,Pvは変化しない。又タイ
ミング3に於いて、比較入力信号Fvも立上ると、ナン
ド回路204,205,206の出力信号d,e,f
は、状態3に於けるように反転するが、位相比較出力信
号Pr,Pvは変化しない。次のタイミング4に於い
て、被比較入力信号Frが立下ると、ナンド回路201
の出力信号aが状態4に於けるように反転し、位相比較
出力信号PrはローレベルLに反転する。又次のタイミ
ング5に於いて、比較入力信号Fvも立下ると、状態5
に於けるように、ナンド回路202〜206の出力信号
b〜fが反転し、位相比較出力信号Prは元のハイレベ
ルHとなる。
【0005】又タイミング10以降のように、被比較入
力信号Frに対して比較入力信号Fvの位相が進んでい
る場合、タイミング12からタイミング13の間、位相
比較出力信号PvがローレベルLとなる。即ち、ナンド
回路208からの位相比較出力信号Prは、被比較入力
信号Frが進み位相の場合に、被比較入力信号Frの立
下りから比較入力信号Fvの立下りまで、即ち、進み位
相差に対応した時間幅のローレベルLの信号となり、反
対に被比較入力信号Frが遅れ位相の場合、ナンド回路
209からの位相比較出力信号Pvが、遅れ位相差に対
応した時間幅のローレベルLの信号となる。
【0006】図15は位相同期回路の説明図であり、2
11は図13に示す構成の位相比較器、212はチャー
ジポンプ部、213はローパスフィルタ(LPF)、2
14は電圧制御発振器(VCO)、221はpチャネル
FET(電界効果トランジスタ)、222はnチャネル
FET(電界効果トランジスタ)、223はインバータ
を示す。
【0007】被比較入力信号Frの位相に、電圧制御発
振器214の出力信号PLL−OUT、即ち、比較入力
信号Fvの位相を同期化させる場合を示し、被比較入力
信号Frが進み位相の場合、進み位相差に対応して位相
比較出力信号PrがローレベルLとなり、チャージポン
プ部212のFET221がオンとなるから、電源電圧
VCCレベルの出力信号Poがローパスフィルタ213
に加えられる。反対に、被比較入力信号Frが遅れ位相
の場合、遅れ位相差に対応して位相比較出力信号Pvが
ローレベルLとなり、インバータ223の出力信号がハ
イレベルHとなるから、チャージポンプ部212のFE
T222がオンとなる。それにより、グランドGNDレ
ベルの出力信号Poがローパスフィルタ213に加えら
れる。
【0008】このローパスフィルタ213は、例えば、
コンデンサとインダクタンスとによるCR時定数回路を
含み、チャージポンプ部212のFET221がオンの
時に電源電圧VCCによって充電され、時定数に従って
電圧が上昇する。又チャージポンプ部212のFET2
22がオンの時に、グランドGNDに接続されて、時定
数に従って電圧が低下する。又FET221,222が
共にオフの場合、出力インピーダンスはハイインピーダ
ンスとなる。従って、被比較入力信号Frと比較入力信
号Fvとの位相差に対応した時間幅で、電源電圧VCC
又はグランドGNDのレベルがローパスフィルタ213
に入力されることにより、ローパスフィルタ213の時
定数に従って変化する制御電圧が電圧制御発振器214
に加えられ、出力信号位相が制御される。
【0009】図16は位相比較器の状態遷移説明図であ
り、被比較入力信号Frと比較入力信号Fvと状態番号
とを示し、被比較入力信号FrがローレベルL
(“0”)、比較入力信号FvがローレベルL
(“0”)の状態番号1に於いて、被比較入力信号Fr
がハイレベルH(“1”)となると、状態番号2に遷移
する。この状態で、比較入力信号FvがハイレベルH
(“1”)となると、状態番号3に遷移する。次に、被
比較入力信号Frが“0”となると、状態番号4に遷移
し、次に、比較入力信号Fvが“0”となると、状態番
号1に戻る。この場合、被比較入力信号Frが進み位相
であるから、その位相差に対応した時間幅で位相比較出
力信号Prが“0”となる。
【0010】又状態番号2に於いて、被比較入力信号F
rが“0”となると、状態番号5に遷移する。そして、
比較入力信号Fvが“1”となると、状態番号8に遷移
し、被比較入力信号Frが“1”の場合は、状態番号6
に遷移する。又状態番号6に於いて、被比較入力信号F
rが“0”となると、状態番号9に遷移する。同様に、
それぞれの状態番号1〜12に於いて、被比較入力信号
Frと被入力信号Fvとの変化に対応して次の状態番号
に遷移する。そして、状態番号9〜12に於いては、被
比較入力信号Frが遅れ位相の場合で、位相比較出力信
号Pvが、位相差に対応した時間幅で“0”となる。
【0011】図17はパルス波形の説明図であり、通常
の波形は、所定の周期で所定のデューティを有するもの
であり、何らかの原因により、歯抜け状態として示すよ
うに、ローレベルの状態が継続する期間、即ち、「山」
が抜けた状態、或いは、ハイレベルの状態が継続する期
間、即ち、「谷」が抜けた状態が生じる場合がある。こ
れらの何れもパルス信号の歯抜けと称するものであり、
この歯抜けの状態では、位相比較が正常に動作しないこ
とになる。
【0012】図18及び図19は位相比較器の動作説明
図であり、被比較入力信号Frと比較入力信号Fvと位
相比較出力信号Pr,Pvとチャージポンプ部の出力信
号Poとを示す。図18に於いては、被比較入力信号F
rが進み位相から位相同期状態となり、次に遅れ位相と
なるが、再び位相同期状態となる場合を示す。図15に
於けるチャージポンプ部212の出力信号Poは、FE
T221,222が共にオフの場合、ハイインピーダン
スとなり、又位相比較出力信号Prが“0”となること
により、FET221がオンとなると、電源電圧VCC
によりハイレベルとなる。又位相比較出力信号Pvが
“0”となることにより、FET222がオンとなる
と、グランドGNDのローレベルとなる。
【0013】従って、被比較入力信号Frが進み位相の
場合、FET221オンの期間があるから、電圧制御発
振器214の制御電圧は高くなり、電圧制御発振器21
4の発振周波数は高くなって、比較入力信号Fvの位相
が進み、被比較入力信号Frの位相に近づくことにな
る。そして、位相同期状態となる。この位相同期状態か
ら被比較入力信号Frが遅れ位相となると、FET22
2オンの期間があるから、電圧制御発振器214の制御
電圧は低くなり、それにより、発振周波数が低くなっ
て、被比較入力信号Frの位相に近づき、再び位相同期
状態となる。
【0014】又図19に示す場合は、被比較入力信号F
rに歯抜けが生じた場合を示し、位相同期状態に於い
て、1パルス分のローレベルによる歯抜け(1)によ
り、被比較入力信号Frと比較入力信号Fvとの位相比
較は、点線で示す位相関係で行うことになる。従って、
被比較入力信号Frが遅れ位相であると判定されて、電
圧制御発振器214が制御される。又1パルス分のハイ
レベルによる歯抜け(2)により、前述の場合と同様
に、被比較入力信号Frと比較入力信号Fvとの位相比
較は、点線で示す位相関係で行うことになり、従って、
被比較入力信号Frが遅れ位相であると判定されて、電
圧制御発振器214が制御される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来例の位相比
較器211は、被比較入力信号Frと比較入力信号Fv
とのそれぞれの立下りエッジの位相差に応じた位相比較
出力信号をチャージポンプ部212に出力するもので、
被比較入力信号Frの位相が進みの場合、位相比較出力
信号Prを出力し(ローレベル)、反対に、被比較入力
信号Frの位相が遅れの場合、位相比較出力信号Pvを
出力し(ローレベル)、それぞれ位相差に応じたパルス
幅とする。従って、チャージポンプ部212からローパ
スフィルタ213を介して電圧制御発振器214に入力
される制御電圧は、位相差に対応したものとなり、電圧
制御発振器214の出力信号位相を、被比較入力信号F
rに同期化することができる。
【0016】その場合に、図19に示すような被比較入
力信号Frの歯抜けが生じた場合、次のパルスの位相は
同期しているにも拘らず、通常の比較エッジと異なるエ
ッジについての比較を行うことになり、従って、位相比
較器211は位相遅れの位相比較出力信号Pvを出力す
ることになる。それにより、電圧制御発振器214の出
力信号位相を遅らせるように動作するから、被比較入力
信号Frと比較入力信号Fvとの位相ずれか大きくなる
問題がある。本発明は、位相比較器の位相比較出力信号
を任意に固定可能とし、且つこの位相比較器を用いた位
相同期回路に於ける歯抜け等による位相ずれを防止する
ことを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の位相比較器は、
(1)被比較入力信号Frと比較入力信号Fvとの立上
りエッジ又は立下りエッジにより位相比較を行い、進み
位相比較出力信号Prと遅れ位相比較出力信号Pvとの
何れかを出力する位相比較器であって、進み位相比較出
力信号Prと遅れ位相比較出力信号Pvとの少なくとも
何れか一方を予め設定した出力信号に固定する回路を設
ける。
【0018】又(2)被比較入力信号の歯抜け検出回路
と、この歯抜け検出回路により被比較入力信号Frの歯
抜けを検出して、進み位相比較出力信号Prと遅れ位相
比較出力信号Pvとの少なくとも何れか一方を予め設定
した出力信号に固定する回路を設けることができる。
【0019】又本発明の位相同期回路は、(3)被比較
入力信号Frと比較入力信号Fvとの立上りエッジ又は
立下りエッジにより位相比較を行い、進み位相比較出力
信号Prと遅れ位相比較出力信号Pvとの何れかを出力
する位相比較器と、この位相比較器の進み位相の比較出
力信号Prと遅れ位相の比較出力信号Pvとを入力する
チャージポンプ部と、このチャージポンプ部の出力信号
を入力するローパスフィルタと、このローパスフィルタ
の出力信号を制御電圧として発振周波数を制御し、出力
信号を直接又は分周して前記比較入力信号Fvとする電
圧制御発振器と、被比較入力信号Frの歯抜けを検出し
て、位相比較器の進み位相比較出力信号Prと遅れ位相
比較出力信号Pvとの少なくとも何れか一方を予め設定
した出力信号に固定する回路とを備えている。
【0020】又(4)被比較入力信号の歯抜けを検出す
る回路は、電圧制御発振器の出力信号をクロック信号と
して、被比較入力信号Frのハイレベル期間とローレベ
ル期間とをそれぞれカウントするカウンタと、このカウ
ンタのカウント内容により歯抜けか否かを判定するゲー
ト回路とを有するものである。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
の位相比較器の説明図であり、1〜9はナンド回路であ
り、図13のナンド回路201〜209にそれぞれ対応
し、ナンド回路1に入力する被比較入力信号Frとナン
ド回路6に入力する比較入力信号Fvとの立下りエッジ
による位相差を検出し、その位相差に対応した時間幅の
進み位相比較出力信号Pr又は遅れ位相比較出力信号P
vが、ナンド回路8又は9から“0”(ローレベル)と
して出力される。
【0022】又位相比較出力信号Pr,Pvを出力する
ナンド回路8,9に、それぞれ制御信号Crを入力する
構成としている。この制御信号Crを“0”(ローレベ
ル)とすると、位相比較出力信号Pr,Pvは強制的に
“1”(ハイレベル)に固定される。従って、制御信号
Crを常時“1”(ハイレベル)とし、被比較入力信号
Frの歯抜けを検出した時、この制御信号Crを“0”
(ローレベル)とすることにより、誤った位相比較出力
信号を出力することを防止できる。
【0023】図2は本発明の第2の実施の形態の位相比
較器の説明図であり、図1と同一符号は同一部分を示
し、10,11はナンド回路、12,13はアンド回
路、Cr1〜Cr4は制御信号を示す。これらの制御信
号Cr1〜Cr4を“1”とすることにより、図13に
示す位相比較器と同様に、被比較入力信号Frと比較入
力信号Fvとの位相差に対応した位相比較出力信号P
r,Pvを出力することができる。
【0024】例えば、制御信号Cr1のみを“0”とす
ると、ナンド回路10の出力信号は“1”となり、制御
信号Cr3も“1”であるから、アンド回路12の出力
の進み位相比較出力信号Prは“1”に固定される。又
制御信号Cr2のみを“0”とすると、ナンド回路11
の出力信号は“1”となり、アンド回路13の出力の遅
れ位相比較出力信号Rvは“1”に固定される。又制御
信号Cr3のみを“0”とすると、アンド回路12の出
力の進み位相比較出力信号Prは“0”に固定される。
又制御信号Cr4のみを“0”とすると、アンド回路1
3の出力の遅れ位相比較出力信号Pvは“0”に固定さ
れる。即ち、制御信号Cr1〜Cr4を選択的に“0”
とすることにより、位相比較出力信号Pr,Pvの何れ
か一つ或いは両方を“1”又は“0”に固定することが
できる。
【0025】図3は本発明の第3の実施の形態の位相同
期回路の説明図であり、21は位相比較器、22はチャ
ージポンプ部、23はローパスフィルタ(LPF)、2
4は電圧制御発振器(VCO)、25は分周器、26は
デコーダを示す。又位相比較器21は、図2に示す構成
の位相比較器であり、デコーダ26から制御信号Cr1
〜Cr4が位相比較器21に入力される。
【0026】又位相比較器21には、被比較入力信号F
rと、電圧制御発振器24の出力信号PLL−OUTを
分周器25により分周した信号を比較入力信号Fvとし
て入力され、位相比較出力信号Pr,Pvがチャージポ
ンプ部22に入力される。このチャージポンプ部22
は、図15に示すチャージポンプ部212と同一の構成
を有するものである。又電圧制御発振器24の発振出力
信号が、被比較入力信号Frの周波数より高い場合に於
いて、分周器25により分周して、被比較入力信号Fr
の周波数と同一の比較入力信号Fvとして位相比較器2
1に入力する場合を示す。
【0027】そして、外部出力コントロール信号をデコ
ーダ26によりデコードし、制御信号Cr1〜Cr4の
何れ又は全部を“0”として位相比較器21に入力する
ことにより、進み位相比較出力信号Prと遅れ位相比較
出力信号Pvとの何れか一つ又は両方を“1”に固定す
ることができる。
【0028】図4は本発明の第4の実施の形態の位相同
期回路の説明図であり、図3と同一符号は同一部分を示
し、被比較入力信号Frの歯抜け検出信号を制御信号C
rとして位相比較器21に入力する構成を示す。即ち、
位相比較器21は、図1に示す構成を有し、制御信号C
rを“0”とすることにより、進み位相比較出力信号P
rと遅れ位相比較出力信号Pvとを共に“1”に固定す
ることができる。従って、被比較入力信号Frに歯抜け
が生じても、次のパルスの立下りエッジについて正しく
位相比較を継続することが可能となる。
【0029】図5は歯抜け検出による動作説明図であ
り、被比較入力信号Frと比較入力信号Fvとが、図1
9に示す場合と同様に位相比較器に入力され、被比較入
力信号Frが歯抜け(1)として示すように、1パルス
分ローレベルを継続した場合、これを検出した信号C
r’は“0”となり、被比較入力信号Frの次の立上り
で“1”となる。この信号Cr’の立上りの微分出力に
相当する制御信号Crを位相比較器21に入力する。
【0030】この制御信号Crの“0”の期間、位相比
較出力信号Pr,Pvは“1”に固定される。従って、
チャージポンプ部23の出力信号Poの変動は、図19
に示す場合に比較して少なくなり、位相ずれが大きくな
ることを回避できる。
【0031】同様に、被比較入力信号Frが、歯抜け
(2)として示すように、1パルス分ハイレベルを継続
した場合、これを検出した信号Cr’の立上り微分出力
に相当する制御信号Crを位相比較器21に入力するこ
とにより、遅れ位相比較出力信号Pvを“1”に固定す
ることができるから、チャージポンプブロック図23の
出力信号Poの変動は、図19に示す場合に比較して少
なくなる。従って、位相ずれが大きくなることを回避で
きる。
【0032】図6は本発明の第5の実施の形態の位相同
期回路の説明図であり、図3及び図4と同一符号は同一
部分を示す。この実施の形態は、図3と図4とに示す実
施の形態を組合せた構成に相当する。従って、被比較入
力信号Frの歯抜け検出信号より、前述のように、電圧
制御発振器24の出力信号位相のずれを少なくし、又外
部出力コントロール信号により、電圧制御発振器24の
出力信号位相を固定或いは位相比較結果に対応して進み
位相となる場合のみ制御或いは遅れ位相となる場合のみ
制御する構成とすることができる。
【0033】図7は本発明の第6の実施の形態の位相同
期回路の説明図であり、図4に示す構成の位相同期回路
に、リトリガ構成のモノマルチバイブレータ31と微分
回路32とからなる歯抜け検出回路を設けた構成を示
す。なお、C,Rはモノマルチバイブレータ31の出力
時間を設定するコンデンサと抵抗を示し、通常はモノマ
ルチバイブレータ31は集積回路化されて、コンデンサ
Cと抵抗Rとが外付けの構成のものである。又その時定
数は、例えば、被比較入力信号Frの1パルス分の1〜
1.5程度に設定される。
【0034】モノマルチバイブレータ31は、被比較入
力信号Frの立上りによりトリガされてCR時定数に従
った時間、“1”の信号を出力し、リトリガ構成である
から、被比較入力信号Frの歯抜けがない場合、連続し
て“1”の信号を出力することになる。そして、図5の
歯抜け(1)として示すように、1パルス分ローレベル
を継続すると、モノマルチバイブレータ31の出力信号
は“0”となり、次の被比較入力信号Frの立上りでト
リガされて、出力信号は“1”となる。即ち、Cr’で
示す信号となる。
【0035】微分回路32は、この信号Cr’の立上り
微分により、歯抜け検出信号Crを位相比較器21に入
力し、位相比較出力信号Pr,Pvを“1”に固定す
る。それにより、電圧制御発振器24の出力信号位相の
ずれを回避することができる。又図5の歯抜け(2)と
して示すように、1パルス分ハイレベルを継続した場合
も同様に、モノマルチバイブレータ31の出力信号が
“0”となり、次の被比較入力信号Frの立上りでトリ
ガされるから、出力信号は“1”となる。その立上り微
分出力信号を微分回路32から歯抜け検出信号Crとし
て位相比較器21に入力する。
【0036】図8は本発明の第7の実施の形態の位相同
期回路の説明図であり、図6と図7とに示す実施の形態
を組合せた構成に相当し、同一の符号は同一の部分を示
す。この場合、デコーダ26から外部出力コントロール
信号に従って制御信号Cr1〜Cr4の何れか又は全部
が“0”に制御されるものであり、又微分回路32から
の歯抜け検出信号Crは、制御信号Cr1,Cr2とし
て位相比較器21に入力され、制御信号Cr3,Cr4
が“1”であることにより、位相比較出力信号Pr,P
vは“1”に固定される。
【0037】従って、外部出力コントロール信号により
電圧制御発振器24を所望の出力信号位相に固定した
り、又は被比較入力信号Frの歯抜け検出信号Crによ
って、電圧制御発振器24の位相ずれを回避できるよう
に制御することができる。
【0038】図9は本発明の第8の実施の形態の位相同
期回路の説明図であり、図4と同一符号は同一部分を示
し、41はディジタル処理による歯抜け検出回路であ
る。即ち、被比較入力信号Frを入力し、電圧制御発振
器24の出力信号をクロック信号として被比較入力信号
Frの歯抜けを検出し、その歯抜け検出信号Crを位相
比較器21に入力し、位相比較出力信号Pr,Pvを固
定して、電圧制御発振器24の出力信号位相のずれを抑
制するものである。
【0039】図10は本発明の実施の形態の歯抜け検出
回路の説明図であり、FF1〜FF5はフリップフロッ
プ、51はアンド回路(AND)、52はオア回路(O
R)、53〜55はカウンタ、56はデコーダを示す。
又フリップフロップFF1〜FF4のDはデータ端子、
CKはクロック端子、Rはリセット端子、Q,XQは出
力端子を示す。
【0040】又カウンタ53〜55のENLはローレベ
ル(“0”)でカウントイネーブルとするイネーブル端
子、ENHはハイレベル(“1”)でカウントイネーブ
ルとするイネーブル端子、LDはデコーダ56からのロ
ード値をロードするロード端子、Lはハイレベル
(“1”)でロード端子Lにロード値をロードさせるロ
ード制御端子、CIはハイレベル(“1”)でカウント
アップするカウントアップ端子、COはキャリアウト端
子を示す。
【0041】又フリップフロップFF1のクロック端子
CKに被比較入力信号Frを入力し、他のフリップフロ
ップFF2〜FF5及びカウンタ53〜55のクロック
端子CKには、電圧制御発振器24(図9参照)の出力
信号をクロック信号として入力する。又オア回路52か
ら歯抜け検出信号Crを出力する。
【0042】被比較入力信号Frが正常の場合、一定の
周期でフリップフロップFF1の出力端子Qが被比較入
力信号Frの立上りで“1”となり、次のクロック信号
によりフリップフロップFF2の出力端子Qが“1”、
更に次のクロック信号よりフリップフロップFF3の出
力端子Qが“1”となり、その時、フリップフロップF
F4の出力端子XQは“1”であるから、アンド回路5
1の出力信号は“1”となる。従って、カウンタ55は
リセットされ、オア回路52の出力の歯抜け検出信号C
rは“1”を継続する。
【0043】例えば、電圧制御発振器24の出力信号周
波数を25.92MHzとし、位相比較周波数を8kH
zとすると、カウンタ53を512進、カウンタ54を
16進、カウンタ55を8進のカウンタ構成とする。そ
して、被比較入力信号Frの立上りによりフリップフロ
ップFF1の出力端子Qが“1”となり、フリップフロ
ップFF2〜FF5のクロック端子CKには電圧制御発
振器24の出力信号がクロック信号として入力され、フ
リップフロップFF4の出力端子Qが“1”となること
により、フリップフロップFF1をリセットする。
【0044】又アンド回路51は、前述のように、フリ
ップフロップFF3の出力端子QとフリップフロップF
F4の出力端子XQとの出力信号が入力され、このアン
ド回路51の出力信号をカウンタ53,54のロード制
御端子Lと、カウンタ54のリセット端子Rとに入力す
る。従って、アンド回路51の出力信号が“1”となる
と、カウンタ53,54にデコーダ56からのロード値
がロード端子LDにロードされる。この場合、電圧制御
発振器24の出力信号を分周する分周器25の分周比に
対応して、例えば、デコーダ56のデコード出力信号に
よって、カウンタ53にロード値242をロードし、カ
ウンタ54にロード値4をロードすることにより、2
5.92MHzのクロック信号を3240カウントし
て、8kHzの被比較入力信号Frの1周期のキャリ信
号を出力することができる。
【0045】即ち、カウンタ53のキャリアウト端子C
Oが“0”の時に、カウンタ54はクロック信号のカウ
ントを開始し、カウンタ53はカウンタ54のキャリア
ウト端子COの出力信号をクロック信号のタイミングで
カウントアップする。従って、カウンタ53のキャリア
ウト端子COからは、クロック信号を3240カウント
した時に、キャリ信号が出力される。被比較入力信号F
rの歯抜けがない場合は、その前に、被比較入力信号F
rの立上りによりフリップフロップFF1の出力端子Q
が“1”となることにより、3クロック信号後にアンド
回路51の出力信号が“1”となって、カウンタ53,
54にはロード値がロードされるので、キャリアウト端
子COは“0”を継続することになる。
【0046】又被比較入力信号Frの歯抜けが生じる
と、カウンタ53のキャリアウト端子COが“1”とな
り、カウンタ55はクロック信号のカウントを開始し、
8カウントによりキャリアウト端子COが“1”とな
り、次のクロック信号によってキャリアウト端子COは
“0”となると共に、フリップフロップFF5の出力端
子XQは“0”となるから、オア回路52の出力の歯抜
け検出信号Crは“0”となる。又次のクロック信号に
よって、フリップフロップFF5の出力端子XQは
“1”となり、オア回路52の出力の歯抜け検出信号C
rは“1”となる。即ち、クロック信号の1周期の期
間、“0”の歯抜け検出信号Crが出力される。
【0047】図11は歯抜け検出回路のタイムチャート
を示し、図10の各部の波形の一例を示すもので、CL
Kはクロック信号、Frは被比較入力信号、FF1Q,
FF2Q,FF3Q,FF4QはフリップフロップFF
1〜FF4の出力端子Qの出力信号、ANDはアンド回
路51の出力信号、53Cはカウンタ53のカウント内
容、54Cはカウンタ54のカウント内容、53COは
カウンタ53のキャリアウト端子COの出力信号、55
Cはカウンタ55のカウント内容、55COはカウンタ
55のキャリアウト端子COの出力信号、Crはオア回
路52の出力の歯抜け検出信号を示す。
【0048】前述のように、クロック信号CLKを2
5.92MHz、被比較入力信号Frを8kHzとし、
512進のカウンタ53と、16進のカウンタ54と、
8進のカウンタ55とを有し、カウンタ53のロード値
を242、カウンタ54のロード値を4とすると、被比
較入力信号Frの立上りをクロック信号CLKの立上り
タイミングでフリップフロップFF1にセットするか
ら、3クロック信号後にフリップフロップFF3の出力
端子Qが“1”となる。それによって、アンド回路51
の出力信号ANDが“1”となる。
【0049】それにより、カウンタ54は、ロード値4
からクロック信号CLKのカウントアップを開始し、カ
ウント内容が15となると、次のクロック信号CLKの
タイミングのキャリ信号をカウンタ53がカウントアッ
プする。この場合、ロード値242からカウントアップ
することになる。このカウンタ53のカウント内容が5
11となると、次のカウンタ53のキャリ信号により、
カウンタ53のキャリアウト端子COの出力信号53C
Oが“1”となる。
【0050】それにより、カウンタ55がクロック信号
CLKのカウントアップを開始し、カウント内容が8の
時に、キャリアウト端子COの出力信号55COが
“1”となり、次のクロック信号CLKによりフリップ
フロップFF5の出力端子XQが“0”となると共に、
カウンタ55のキャリアウト端子COの出力信号55C
Oも“0”となり、オア回路52から“0”の歯抜け検
出信号Crが出力される。なお、カウンタ55のキャリ
アウト端子COの出力信号55COが“1”となった時
点で、被比較入力信号Frが立上った場合、既に歯抜け
が発生した場合であるから、歯抜け検出信号Crが出力
される。
【0051】即ち、25.92MHzのクロック信号C
LKの1周期をTとすると、8kHzの被比較出力信号
Frの1周期は3240Tとなる。従って、カウンタ5
3,54,55によりクロック信号CLKを3240カ
ウントした時に、被比較出力信号Frの立上りがない場
合、歯抜け検出信号Crを出力しても良いが、3T+8
Tの余裕期間を設けた場合を示す。従って、この余裕時
間は、システムに対応して任意に選定することができ
る。
【0052】図12は本発明の第9の実施の形態の位相
同期回路の説明図であり、図9と同一符号は同一部分を
示し、26はデコーダである。即ち、歯抜け検出回路4
1は図10に示す構成を有し、又デコーダ26は、外部
出力コントロール信号より、位相比較器21の位相比較
出力信号Pr,Pvの固定を選択制御し、又歯抜け検出
回路41による被比較入力信号Frの歯抜けを検出した
歯抜け検出信号Crにより、位相比較器21の位相比較
出力信号Pr,Pvを一時的に固定して、歯抜け前の位
相比較状態に遷移させて、電圧制御発振器24の出力信
号の位相ずれを回避するものである。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、被比較
入力信号Frと比較入力信号Fvとの立上りエッジ又は
立下りエッジによる位相比較を行う位相比較器の進み位
相比較出力信号Pr又は遅れ位相比較出力信号Pvを、
制御信号Cr(Cr1〜Cr4)により選択して、ハイ
レベル又はローレベルに固定するナンド回路8,9やナ
ンド回路10,11とアンド回路12,13等の回路を
設けたものであり、各種の適用が可能となる利点があ
る。
【0054】又前述の位相比較器21とチャージポンプ
部22とローパスフィルタ23と電圧制御発振器24と
を含む位相同期回路(PLL)に於いて、位相比較器2
1の進み位相比較出力信号Prと遅れ位相比較出力信号
Pvとの何れか一つ又は両方を固定することにより、電
圧制御発振器24の出力信号位相の固定或いは進み側の
み又は遅れ位相側のみ制御が可能となる。
【0055】又被比較入力信号Frの歯抜け検出回路
を、リトリガ型のモノマルチバイブレータ又はカウンタ
等によるディジタル回路により構成し、歯抜け検出によ
り、位相比較器21の進み位相比較出力信号Prと遅れ
位相比較出力信号Pvとを固定することにより、歯抜け
による電圧制御発振器24の出力信号位相のずれを抑制
し、位相同期の動作の安定化を図ることができる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の位相比較器の説明
図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の位相比較器の説明
図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態の位相同期回路の説
明図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態の位相同期回路の説
明図である。
【図5】歯抜け検出による動作説明図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態の位相同期回路の説
明図である。
【図7】本発明の第6の実施の形態の位相同期回路の説
明図である。
【図8】本発明の第7の実施の形態の位相同期回路の説
明図である。
【図9】本発明の第8の実施の形態の位相同期回路の説
明図である。
【図10】本発明の実施の形態の歯抜け検出回路の説明
図である。
【図11】歯抜け検出回路のタイムチャートである。
【図12】本発明の第9の実施の形態の位相同期回路の
説明図である。
【図13】位相比較器の説明図である。
【図14】位相比較器の論理説明図である。
【図15】位相同期回路の説明図である。
【図16】位相比較器の状態遷移説明図である。
【図17】パルス波形の説明図である。
【図18】位相比較器の動作説明図である。
【図19】位相比較器の動作説明図である。
【符号の説明】
1〜9 ナンド回路 Fr 被比較入力信号 Fv 比較入力信号 Cr 制御信号 Pr 進み位相比較出力信号 Pv 遅れ位相比較出力信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被比較入力信号と比較入力信号との立上
    りエッジ又は立下りエッジにより位相比較を行い、進み
    位相比較出力信号と遅れ位相比較出力信号との何れかを
    出力する位相比較器に於いて、 前記進み位相比較出力信号と前記遅れ位相比較出力信号
    との少なくとも何れか一方を予め設定した出力信号に固
    定する回路を設けたことを特徴とする位相比較器。
  2. 【請求項2】 前記被比較入力信号の歯抜け検出回路
    と、該歯抜け検出回路により前記被比較入力信号の歯抜
    けを検出して前記進み位相比較出力信号と前記遅れ位相
    比較出力信号との少なくとも何れか一方を予め設定した
    出力信号に固定する回路を設けたことを特徴とする請求
    項1記載の位相比較器。
  3. 【請求項3】 被比較入力信号と比較入力信号との立上
    りエッジ又は立下りエッジにより位相比較を行い、進み
    位相比較出力信号と遅れ位相比較出力信号との何れかを
    出力する位相比較器と、 該位相比較器の前記進み位相の比較出力信号と前記遅れ
    位相の比較出力信号とを入力するチャージポンプ部と、 該チャージポンプ部の出力信号を入力するローパスフィ
    ルタと、 該ローパスフィルタの出力信号を制御電圧として発振周
    波数を制御し、出力信号を直接又は分周して前記比較入
    力信号とする電圧制御発振器と、 前記被比較入力信号の歯抜けを検出して前記位相比較器
    の進み位相比較出力信号と前記遅れ位相比較出力信号と
    の少なくとも何れか一方を予め設定した出力信号に固定
    する回路とを備えたことを特徴とする位相同期回路。
  4. 【請求項4】 前記被比較入力信号の歯抜けを検出する
    回路は、前記電圧制御発振器の出力信号をクロック信号
    として、前記被比較入力信号のハイレベル期間とローレ
    ベル期間とをそれぞれカウントするカウンタと、該カウ
    ンタのカウント内容により歯抜けか否かを判定するゲー
    ト回路とを有することを特徴とする請求項3記載の位相
    同期回路。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017518685A (ja) * 2014-04-30 2017-07-06 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 低雑音位相ロックループ

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