JP3695656B2 - ベランダ用パイプ取付金具 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、建築現場においてPCベランダ等の立上がり壁部の開口部に防護用のパイプを設置する場合などに好適なベランダ用パイプ取付金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、建築現場において、PCベランダ等の立上がり壁部に形成された開口部を塞ぐために防護具を付設しようとした場合、PC板側に壁つなぎ用のアンカー等が備えられている場合はともかく、それが備えられていない場合には、適当な取付金具がないため、その作業性及び取付状態に問題が多く不便であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、PCベランダ等のベランダ構成部材に付設される壁つなぎ用のアンカーなどに頼らずに、簡便に必要なパイプを取付けることが可能なベランダ用パイプ取付金具を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上面に下方階のベランダの立上がり壁部の上端部と上方階のベランダの下面との間に設置されるサポート部材の下端部に係合可能な係止部を形成した横部材と、該横部材の一端部に設けられ、ベランダの立上がり壁部の側面に当接可能に構成されるとともに外面に適宜数のクランプを付設した長縦部材と、前記横部材の他端部に設けられ、前記長縦部材の長さ方向の中間位置に対応する前記立上がり壁の反対側面を締付可能な締付手段を付設した短縦部材とからベランダ用パイプ取付金具を構成し、かつ前記長縦部材を角パイプから構成し、その上下の外面にクランプを回動自在に付設するとともに、それらのクランプと対向して前記長縦部材の内側面に形成したクランプ取付用の開孔部にキャップを付設し、該キャップにより前記長縦部材をベランダの立上がり壁部の表面より浮かせることによって、それらの各キャップの部分と前記短縦部材に付設された締付手段とにより前記立上がり壁部の側面を3点で締付ける構造を採用したことを特徴とする。さらに、前記横部材を伸縮調整可能に構成することにより前記長縦部材と短縦部材との間隔を調整可能に構成することができる。
【0005】
本発明によれば、建築現場において、ベランダの立上がり壁部に形成された開口部を塞ぐためなどからパイプを立上がり壁部に取付ける場合には、本パイプ取付金具を立上がり壁の上端部に締付固定し、その取付金具の長縦部材に付設されたクランプを介してパイプを簡便かつ強固に取付けることができる。その場合、特に前記締付手段による締付位置を長縦部材の長さ方向の中間位置に対応する位置としたので安定かつ確実な締付作用が得られる。また、上方階のベランダの下面と下方階のベランダの立上がり壁部の上端部との間にサポート部材を設置する場合には、そのサポート部材の下端部を前記横部材の上面に形成した係止部に係合することにより極めて容易に設置することができる。さらに、立上がり壁部の側面を3点で締付ける構造を採用したので更に安定した締付作用が得られる。また、横部材を伸縮調整可能に構成して前記長縦部材と短縦部材との間隔を調整可能に構成することにより立上がり壁部の厚さに対する適用範囲を拡大できる。
【0006】
【実施例】
以下、図面を用いて本発明の実施例に関して説明する。図面は本発明の一実施例としてベランダの立上がり壁部に形成された開口部を塞ぐための防護用のパイプを取付ける場合の取付状態を示したものであり、図1は縦断面図、図2は正面図である。図中、1,2は適宜階数のPCベランダを例示したもので、3,4はその立上がり壁部である。5,6は立上がり壁部3,4の上端部の手摺り部分に固定したベランダ用パイプ取付金具である。このパイプ取付金具5,6は、図2に示すように、立上がり壁部3,4の途中に形成された開口部7a,7bの両側の上端部に固定され、後述のクランプを介して防護用のパイプ8a,8bが取付けられるように構成されている。また、それぞれの取付金具5,6の上面には、サポート部材9が設置され、端太角材10を介して上方階のベランダの立上がり壁部4の底面を支持している。
【0007】
図3〜図5は本発明の実施例に係るベランダ用パイプ取付金具の部分を拡大して示したものであり、図3はその取付け状態を示した拡大図、図4は平面図、図5は底面図である。図3に示すように、前記パイプ取付金具5,6は、上方に位置する横部材11と、該横部材11の一端部に溶接等により下方に向けて設けられ、ベランダの立上がり壁部3,4の側面に当接可能に構成された長い方の長縦部材12と、前記横部材11の他端部に溶接等により下方に向けて設けられ、前記長縦部材12の長さ方向の略中央部に対応する前記立上がり壁部3,4の反対側面を締付可能な短い方の短縦部材13とから構成される。なお、本実施例においては、前記横部材11及び長縦部材12は、立上がり壁部3,4の上端面あるいは立上がり壁部3,4の側面に対して安定して当接し得るように角パイプから形成し、短縦部材13は丸パイプから形成している。そして、前記横部材11の上面には、各階のベランダの立上がり壁部間に設置される前記サポート部材9の下端部が係合可能な逆U字状の係止部14が形成されている。前記長縦部材12の外面には、2個のクランプ15,16が回動自在に付設されている。前記短縦部材13の下端部には、締付手段17が設けられている。
【0008】
なお、本実施例では、横部材11に対して摺動可能に嵌入された挿入部18の挿入量を調整してその長さを伸縮調整することにより、立上がり壁部3,4の厚さに応じて長縦部材12と短縦部材13との間隔を調整し得るように構成されている。図中、19は調整用の止めピンで、前記挿入部18の所定の数カ所に開孔された係合孔に挿通することにより段階的に位置決めを行う。また、前記長縦部材12の外面に回動自在に付設されたクランプ15,16と対向してその長縦部材12の内側面にクランプ取付用の開孔部を形成し、その開孔部に樹脂製のキャップ20,21を付設して、該キャップ20,21により前記長縦部材12をベランダの立上がり壁部3,4の表面より若干浮かせることによって、それらの各キャップ20,21の当接部分と前記短縦部材13に付設された締付手段17の当接部22とにより立上がり壁部3,4の側面を締付ける3点締付構造として構成されている。なお、本実施例の締付手段17は、図4及び図5に示すように、短縦部材13の内側に回転不能に支持されたナット23と該ナット23に螺合したL字状の締付ボルト24から構成され、その締付ボルト24の先端には樹脂製のキャップ等で被った前記当接部22が形成されている。図中、25は止めピン19の端部に挿通されたリングで、このリング25を介して鎖などにより短縦部材11につないでおくと便利である。
【0009】
なお、以上の実施例の説明においては、ベランダの立上がり壁部に形成された開口部を塞ぐため横方向のパイプを取付ける場合を説明したが、クランプを回動することにより縦方向や斜め方向のパイプを取付ける場合にも対応できる。また、締付手段による締付位置を長縦部材の長さ方向の略中央部に対応する位置に設定したが、その長縦部材の長さ方向の中間位置に対応する位置であれば変更が可能である。
【0010】
【発明の効果】
本発明によれば、ベランダの立上がり壁部を利用することにより必要なパイプを簡便かつ強固に取付けることが可能である。その場合、前記締付手段による締付位置を長縦部材の長さ方向の中間位置に対応する位置としたので安定かつ確実な締付作用が得られる。しかも、前記キャップを介した3点締付構造を採用したので締付作用が更に安定する。また、前記横部材の上面に形成した係止部を利用することにより各階のベランダ間に設置するサポート部材の設置作業が極めて容易になる。さらに、横部材を伸縮調整可能に構成し、前記長縦部材と短縦部材との間隔を調整可能に構成することにより、立上がり壁部の厚さに対する適用範囲を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示した縦断面図である。
【図2】 同実施例の正面図である。
【図3】 同実施例の取付け状態を示した拡大図である。
【図4】 同実施例の平面図である。
【図5】 同実施例の底面図である。
【符号の説明】
1,2…PCベランダ、3,4…立上がり壁部、5,6…パイプ取付金具、7a,7b…開口部、8a,8b…防護用のパイプ、9…サポート部材、10…端太角材、11…横部材、12…長縦部材、13…短縦部材、14…係止部、15,16…クランプ、17…締付手段、18…挿入部、19…止めピン、20,21…キャップ、22…当接部、23…ナット、24…締付ボルト、25…リング
Claims (2)
- 上面に下方階のベランダの立上がり壁部の上端部と上方階のベランダの下面との間に設置されるサポート部材の下端部に係合可能な係止部を形成した横部材と、該横部材の一端部に設けられ、ベランダの立上がり壁部の側面に当接可能に構成されるとともに外面に適宜数のクランプを付設した長縦部材と、前記横部材の他端部に設けられ、前記長縦部材の長さ方向の中間位置に対応する前記立上がり壁の反対側面を締付可能な締付手段を付設した短縦部材とからなるベランダ用パイプ取付金具であって、前記長縦部材を角パイプから構成し、その上下の外面にクランプを回動自在に付設するとともに、それらのクランプと対向して前記長縦部材の内側面に形成したクランプ取付用の開孔部にキャップを付設し、該キャップにより前記長縦部材をベランダの立上がり壁部の表面より浮かせることによって、それらの各キャップの部分と前記短縦部材に付設された締付手段とにより前記立上がり壁部の側面を3点で締付ける構造にしたことを特徴とするベランダ用パイプ取付金具。
- 前記横部材を伸縮調整可能に構成することにより前記長縦部材と短縦部材との間隔を調整可能にしたことを特徴とする請求項1記載のベランダ用パイプ取付金具。
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