JP3695193B2 - 局部洗浄装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、局部洗浄装置に関し、詳しくは配管内に残っている残水を取り除く技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の局部洗浄装置の一例を図2に示す。図2では、湯と水とがミキシングユニット1内で混合されて洗浄を行うのに適した温度に調整されるようになっており、また、ミキシングユニット1内での混合水の温度が低いときは、人が着座すると着座センサーにより冷水除去弁5を開いて残水排水口7から冷水を除去し、ミキシングユニット1内の混合水が適温になると冷水除去弁5を閉め、その状態で洗浄を行う。おしり洗浄の場合は、おしり洗浄弁4aを開き、おしり洗浄ノズル2aから温水洗浄水が吐水する。ビデの場合には、ビデ洗浄弁4bを開き、ビデ洗浄ノズル2bから温水洗浄水が吐水する。
【0003】
【発明が課題しようとする課題】
ところが、従来の局部洗浄装置にあっては、温水洗浄水が流れる配管3内に洗浄終了後に残水が残ってしまい、残水が冷水になると、次の使用者に冷水が当たり、使用時に冷たく感じてしまうという問題があった。
【0004】
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは配管内の残水を効率的に取り除くことができ、使用時に冷たさを感じさせないようにした局部洗浄装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、温水供給装置とノズル部2との間の温水洗浄水が流れる配管3内の上流側に冷水除去弁5、下流側に開閉弁4をそれぞれ設け、使用時には冷水除去弁5を閉じ、開閉弁4を開いて温水洗浄水を配管3内を通してノズル部2に供給し、不使用時には冷水除去弁5を開いて配管3内に残っている残水を除去するようにした局部洗浄装置において、不使用時に配管3内に残っている残水を除去する残水排水口7と該配管3内に空気を取り入れるための空気取入口8とが設けられ、空気取入口8には送風により残水を強制的に排出するための送風手段9と、送風手段9からの空気を加熱するための加熱手段10とが設けられていることを特徴としており、このように構成することで、温水洗浄水が流れる配管3内に残水が残った場合でも、冷水除去弁5を開くと共に残水排水口7から送風手段9により配管3内に空気を送り込むことによって、配管3内に残っている残水を残水排水口7から外部に強制的にほぼ完全に排出できるようになり、残水を短時間で取り除くことができ、次の使用者に冷水が当たらず、使用時に冷たく感じさせないようにすることができる。さらに送風手段9からの空気を加熱手段10によって暖めることで、残水を強制排出した後の配管3自体が加熱されることとなり、ノズル部2の使用初期において温水供給装置から送られる混合水の温度が冷たいときでも配管内を通る際に暖められることとなり冷水を吐出させないようにできる。
【0006】
また本体内の温度を検知する検知手段11と、検知手段11にて検知された温度が一定以下となったときに冷水除去弁5を開くと共に加熱手段10を駆動する制御部12とを備えているのが好ましく、この場合、不使用時において配管3内に残っている残水が暖かいときには残水が除去されなくなり、暖かい残水が外部に排出される無駄を無くすことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の一例として、温水洗浄便座に設置されるおしり洗浄用とビデ用のノズル部2を備えた局部洗浄装置Aを例示する。
【0008】
この局部洗浄装置Aは、図1に示すように、洗浄及び冷水除去を行う際に必要な第1の冷水除去弁6、第2の冷水除去弁5、おしり洗浄弁4a、ビデ洗浄弁4b、及び空気取入弁14を備えている。これら各弁はそれぞれ電磁弁で構成されている。
【0009】
湯と水は、温水供給装置であるミキシングユニット1内で混合されて洗浄を行うのに適した温度に調整された後に、配管3内に供給される。ミキシングユニットの下流側には第1の冷水除去弁6が配設されており、第1の冷水除去弁6の下流側には分岐配管3aを介して第2の冷水除去弁5が設けられ、第2の冷水除去弁5によって配管3内に残っている残水を残水排水口7から外部に排出できるようになっている。
【0010】
上記第1の冷水除去弁6及び第2の冷水除去弁5よりも下流側の配管3には、分岐配管3bを介してビデ洗浄弁4b及びビデ洗浄ノズル2bが接続されており、分岐配管3cを介しておしり洗浄弁4a及びおしり洗浄ノズル2aが接続されている。さらに配管3と分岐配管3cとの分岐部よりも下流側には、空気取入弁14が設けられ、この空気取入弁14によって空気取入口8から配管3内に空気が取り入れ可能となっている。本例では空気取入口8は前記残水排水口7よりも高い位置に配置されており、配管3内に残っている残水が高低差によって残水排水口7にスムーズに排出されるようにしてある。なお空気取入口8の高さは残水排水口7と同じレベルであってもよい。
【0011】
また、本体内には上記空気取入口8から送風により残水を強制的に排出するための送風手段9と、この送風手段9からの空気を加熱するための加熱手段10とが設けられている。送風手段9及び加熱手段10の構造は特に限定されない。
【0012】
さらに本体内には配管3内の温度を検知するための検知手段11を構成する温度センサー11aが設けられている。温度センサー11aからの検出信号が制御部12に入力される。制御部12は温度センサー11aにて検知された温度が一定以下となったときだけ冷水除去弁5を開くと共に加熱手段10を駆動するものであり、冷水のみが除去される構造となっている。
【0013】
次に動作を説明する。洗浄を行う際は、制御部12により4つの電磁弁(第1の冷水除去弁6、第2の冷水除去弁5、おしり洗浄弁4a、ビデ洗浄弁4b)が制御される。先ず、人が着座したことを着座センサー13により検知すると、制御部12は第1の冷水除去弁6と第2の冷水除去弁5とを開いてミキシングユニット1内の冷水を除去する。また、おしり洗浄時には、第2の冷水除去弁5を閉じ、第1の冷水除去弁6とおしり洗浄弁4aを開いてミキシングユニット1からの温水洗浄水をおしり洗浄ノズル2aに流す。また、ビデ洗浄時には、第1の冷水除去弁6とビデ洗浄弁4bを開いてミキシングユニット1からの温水洗浄水をビデ洗浄ノズル2bに流す。
【0014】
おしり洗浄又はビデ洗浄が終了した後には、温水洗浄水が流れる配管3内に残水が残ってしまう。そこで、制御部12からの信号により空気取入弁14が開かれると同時に第2の冷水除去弁5が開かれ、さらに送風手段9と加熱手段10とがそれぞれ駆動される。これにより配管3内に空気が送り込まれて配管3内に残っている残水が、第2の冷水除去弁5で開放された残水排水口7から外部に強制的にほぼ完全に排出されるようになり、残水を短時間で効率的に取り除くことができる。またこのとき空気取入口8は残水排水口7よりも高い位置に配置されているので、残水排水口7との高低差によって配管3内に残水が残り難くなり、従って、次の使用者に冷水が当たらず、使用時に冷たく感じさせないようにすることができる。しかも、送風手段9からの空気が加熱手段10によって暖められるので、残水を強制排出した後の配管3自体が温風で加熱されることとなり、次の使用時に仮りにミキシングユニット1から最初に送られてくる洗浄水が冷えている場合であっても、この冷えた洗浄水が配管3内を通過する間に暖められてノズルから温水として吐出するようになるので、ノズルの使用初期においても冷水を吐出させないようにすることができる。
【0015】
また、不使用時には、本体内の温度を温度センサー11aで検知し、温度センサー11aにて検知された温度が一定以下となったときには、制御部12により空気取入弁14が開かれ空気取入口8が開放されると同時に第2の冷水除去弁5が開かれ、さらに送風手段9及び加熱手段10が駆動されることにより、配管3内に仮りに残水が残っていたとしても、その残水を除去できると共に、加熱手段10によって配管3を加熱できるので、残水を強制排出した後の配管3自体が加熱されることとなり、ノズル部2の使用初期においてミキシングユニット1からから送られる混合水の温度が冷たいときでも配管3内を通る際に暖められることとなり、使用初期でも冷水を吐出させないようにできる。さらに、不使用時において配管3内に残っている残水が暖かいときには残水が除去されないので、暖かい残水が外部に排出されてしまうのを防止でき、この暖かい残水を次の使用にまわすことができるようになる。
【0016】
前記実施形態では残水が残水排水口7から排出される場合を説明したが、必ずしもこれに限定されず、人が着座していないときに冷水を除去する場合には、冷水除去弁5とおしり洗浄弁4aとビデ洗浄弁4bとを同時に開くようにしてもよく、この場合、残水の一部をおしり洗浄ノズル2a及びビデ洗浄ノズル2bから排水できるようになり、残水の排水時間をより短縮できるようになる。しかもこのとき、分岐配管3b,3c内にも残水が残っていても、この残水をノズル部2から排出できるので、冷水の除去効率を高めることができる。
【0017】
前記実施形態では、空気取入口8の開閉を電磁弁(空気取入弁14)で行うようにしたが、例えば電磁弁に代えて、逆止弁を設け、冷水除去弁5を開いたとき(配管3内が負圧になったとき)だけ空気取入口8からの空気を逆止弁を通して配管3内に取り入れるようにしてもよい。
【0018】
なお、他の実施形態として、おしり洗浄又はビデ洗浄が終了した後で直ちに残水の除去を行わず、本体内の温度を温度センサー11aで検知し、温度センサー11aにて検知された温度が一定以下となったときだけ、空気取入弁14及び第2の冷水除去弁5を開くと共に送風手段9及び加熱手段10を駆動して、配管3内の冷水除去を強制的に行うようにしてもよい。さらに、本体内の温度が一定以上となるまで残水が除去された後の配管3自体を温風で加熱するようにしてもよいものである。
【0019】
【発明の効果】
上記のように本発明のうち請求項1記載の発明は、温水供給装置とノズル部との間の温水洗浄水が流れる配管内の上流側に冷水除去弁、下流側に開閉弁をそれぞれ設け、使用時には冷水除去弁を閉じ、開閉弁を開いて温水洗浄水を配管内を通してノズル部に供給し、不使用時には冷水除去弁を開いて配管内に残っている残水を除去するようにした局部洗浄装置において、不使用時に配管内に残っている残水を除去する残水排水口と該配管内に空気を取り入れるための空気取入口とが設けられ、空気取入口には送風により残水を強制的に排出するための送風手段と、送風手段からの空気を加熱するための加熱手段とが設けられているので、温水洗浄水が流れる配管内に残水が残った場合でも、冷水除去弁を開くと共に残水排水口から送風手段により配管内に空気を送り込むことによって、配管内に残っている残水を残水排水口から外部に強制的にほぼ完全に排出できるようになり、残水を短時間で取り除くことができる。従って、次の使用者に冷水が当たらず、使用時に冷たく感じさせないようにすることができる。また送風手段からの空気を加熱手段によって暖めることで、残水を強制排出した後の配管自体が加熱されることとなり、次の使用時に最初に供給される洗浄水が冷えている場合でもこの冷えた洗浄水が配管内を通過する間に暖められてノズル部から温水として吐出するようになるので、ノズル部の使用初期において温水供給装置から送られる混合水の温度が冷たいときでも配管内を通る際に暖められることとなり冷水を吐出させないようにでき、使用の快適性を高めることができる。
【0020】
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、本体内の温度を検知する検知手段と、検知手段にて検知された温度が一定以下となったときに冷水除去弁を開くと共に加熱手段を駆動する制御部とを備えているので、不使用時において配管内に残っている残水が暖かいときには残水が除去しないことで、暖かい残水が外部に排出される無駄を無くすことができ、配管内の残水除去を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示すブロック図である。
【図2】従来の局部洗浄装置の一部破断した斜視図である。
【符号の説明】
A 局部洗浄装置
2 ノズル部
3 配管
4 開閉弁
5 冷水除去弁
7 残水排水口
8 空気取入口
9 送風手段
10 加熱手段
11 検知手段
12 制御部
Claims (2)
- 温水供給装置とノズル部との間の温水洗浄水が流れる配管内の上流側に冷水除去弁、下流側に開閉弁をそれぞれ設け、使用時には冷水除去弁を閉じ、開閉弁を開いて温水洗浄水を配管内を通してノズル部に供給し、不使用時には冷水除去弁を開いて配管内に残っている残水を除去するようにした局部洗浄装置において、不使用時に配管内に残っている残水を除去する残水排水口と該配管内に空気を取り入れるための空気取入口とが設けられ、空気取入口には送風により残水を強制的に排出するための送風手段と、送風手段からの空気を加熱するための加熱手段とが設けられていることを特徴とする局部洗浄装置。
- 本体内の温度を検知する検知手段と、検知手段にて検知された温度が一定以下となったときに冷水除去弁を開くと共に加熱手段を駆動する制御部とを備えていることを特徴とする請求項1記載の局部洗浄装置。
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