JP3693809B2 - 逆流防止装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、逆流防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、射出成形機は射出装置を有し、該射出装置の加熱シリンダ内にスクリューが回転自在にかつ進退自在に配設され、駆動手段を駆動することによって前記スクリューを回転させたり、進退させたりすることができるようになっている。そして、計量工程時に、前記駆動手段を駆動することによってスクリューを回転させると、ホッパ内から落下した樹脂が溶融させられてスクリューヘッドの前方に蓄えられ、このとき、前記スクリューは樹脂の圧力によって後退させられる。また、射出工程時に、前記駆動手段を駆動することによってスクリューを回転させることなく前進させると、前記スクリューヘッドの前方に蓄えられた樹脂が射出ノズルから射出される。
【0003】
ところで、射出工程時に、前記スクリューヘッドの前方に蓄えられた樹脂が逆流しないように、逆流防止装置が配設される。すなわち、スクリューヘッドの小径部の外周に環状の逆止リングが配設されるとともに、前記スクリューの前端に、前記逆止リングの後端と接離自在にシールリングが配設される。
したがって、前記射出工程時に、スクリューを前進させると、前記スクリューヘッドの前方に蓄えられた樹脂は逆流して後方に移動しようとするが、逆止リングが樹脂の圧力によってスクリューに対して相対的に後方に移動し、シールリングに当接してシールを行うので、前記スクリューヘッドの前方に蓄えられた樹脂が逆流するのを防止することができる。
【0004】
ところが、スクリューが回転するのに伴って逆止リングが回転させられる共廻りタイプの逆流防止装置においては、加熱シリンダの内周面と逆止リングの外周面とが摺(しゅう)動するので、逆止リングの耐久性が低下したり、逆止リングによるかじりが生じたりしてしまう。
そこで、スクリューが回転しても逆止リングが回転することがない非共廻りタイプの逆流防止装置が提供されている。
【0005】
この場合、加熱シリンダの内周面と逆止リングの外周面とが摺動することはないが、計量工程時においてスクリューヘッドと逆止リングとが摺動し、スクリューヘッド及び逆止リングが摩耗してしまう。特に、特殊な樹脂、添加剤としてシリコーンを含有する樹脂等のように、摺動面に樹脂の膜を極めて形成しにくい樹脂を使用して射出成形を行う場合、スクリューヘッド及び逆止リングの摩耗量が多くなってしまう。
【0006】
そこで、耐久性を高くした逆流防止装置が提供されている。
図2は従来の逆流防止装置の第1の例を示す図である。
図において、11は加熱シリンダ、12はスクリュー、14はスクリューヘッド、18はメータリング部、20は超硬質合金製の逆止リング、22はシールリング、35は前記スクリューヘッド14の後端(図2における右端)に形成された雄ねじ、36はスクリュー12の前端(図2における左端)に形成された雌ねじである。
【0007】
また、31は前記スクリューヘッド14におけるシールリング22との対向面に配設されたセラミック製のリングである。この場合、該リング31は脆(もろ)く、破損しやすいので、前記シールリング22をスリーブ状に前方に突出させ、スクリューヘッド14をスクリュー12内に捩(ね)じ込むことによってリング31を挟むようにしている。
【0008】
図3は従来の逆流防止装置の第2の例を示す図である。
図において、11は加熱シリンダ、12はスクリュー、14はスクリューヘッド、32は逆止リング、34はシールリングである。
また、33は前記逆止リング32におけるスクリューヘッド14との対向面に配設されたセラミック製のライナである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の逆流防止装置においては、射出工程時にスクリューヘッド14の前方に蓄えられた樹脂の圧力がリング31(図2)及びライナ33に加わるが、このとき、リング31とスクリューヘッド14及びシールリング22との各合せ面の加工精度、逆止リング32とライナ33との合せ面の加工精度等が低いと、リング31及びライナ33に圧縮応力だけでなく局所的に曲げ応力も発生し、リング31及びライナ33が破断してしまう。その結果、逆流防止装置の耐久性が低下してしまう。
【0010】
本発明は、前記従来の逆流防止装置の問題点を解決して、耐久性を向上させることができる逆流防止装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明の逆流防止装置においては、ヘッド本体部及び小径部を備えたスクリューヘッドと、前記小径部の周囲に、前記スクリューヘッドに対して相対回転自在に配設された逆止リングと、前記小径部の後方において、前記逆止リングと接離自在に配設されたシールリングとを有する。
【0012】
そして、前記ヘッド本体部の後端面及び前記逆止リングの前端面の一方に環状の第1の耐摩耗手段が配設され、他方に前記第1の耐摩耗手段より硬度が高く、靱性の低い複数の第2の耐摩耗手段が埋設される。また、該各第2の耐摩耗手段間に樹脂流路が形成される。そして、前記第1、第2の耐摩耗手段の当接部分において、前記第1の耐摩耗手段の外周縁は第2の耐摩耗手段の外周縁より径方向内方に配設される。
本発明の他の逆流防止装置においては、さらに、前記第1の耐摩耗手段は前記ヘッド本体部の後端面に配設され、前記第2の耐摩耗手段は前記逆止リングの前端面に埋設される。
【0013】
本発明の更に他の逆流防止装置においては、さらに、前記第1の耐摩耗手段は超硬質合金によって形成され、前記第2の耐摩耗手段はセラミックによって形成される。
【0014】
本発明の更に他の逆流防止装置においては、さらに、前記第1の耐摩耗手段の外径は、第2の耐摩耗手段側に近づくほど大きくされる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における逆流防止装置の断面図、図4は本発明の第1の実施の形態における逆止リングの正面図である。
図において、11は加熱シリンダであり、該加熱シリンダ11は、前端(図1における左端)に図示されない射出ノズルを有する。前記加熱シリンダ11内に、スクリュー12が回転自在にかつ進退自在に配設され、図示されない駆動手段を駆動することによって前記スクリュー12を回転させたり、進退させたりすることができるようになっている。
【0016】
前記スクリュー12は、前記加熱シリンダ11内を後方(図1における右方)に延び、後端(図1における右端)において前記駆動手段と連結されるとともに、前端(図1における左端)にスクリューヘッド14を有する。また、前記スクリュー12のメータリング部18の表面には、螺(ら)旋状のフライト15が形成され、該フライト15に沿って溝16が形成される。
【0017】
そして、計量工程時に、前記駆動手段を駆動することによってスクリュー12を回転させると、図示されないホッパから落下させられたペレット状の樹脂が、加熱シリンダ11内に進入し、溝16内を前進(図2における左方に移動)させられ、図示されないヒータによって溶融させられて、スクリューヘッド14の前方(図2における左方)に蓄えられる。このとき、前記スクリュー12は樹脂の圧力を受けて後退(図1における右方に移動)させられる。
【0018】
また、射出工程時に、前記駆動手段を駆動することによってスクリュー12を回転させることなく前進させると、前記スクリューヘッド14の前方に蓄えられた樹脂が射出ノズルから射出され、図示されない金型のキャビティ空間に充填(てん)される。
ところで、射出工程時に、前記スクリューヘッド14の前方に蓄えられた樹脂が逆流しないように、逆流防止装置が配設される。該逆流防止装置は、スクリューヘッド14、鉄鋼系材料から成る逆止リング51及びシールリング52を備え、前記スクリューヘッド14は、前部(図1における左部)に円錐(すい)形のヘッド本体部61を、中央部に小径部62を、後部(図1における右部)にねじ部63を有する。一方、メータリング部18の前部に前記ねじ部63に対応させてねじ穴64が形成される。そして、前記ねじ部63の外周面に形成された雄ねじ65と前記ねじ穴64の内周面に形成された雌ねじ66とを螺合させ、スクリューヘッド14をメータリング部18内に捩じ込むようにしている。
【0019】
また、前記小径部62の外周に環状の逆止リング51が配設され、小径部62と逆止リング51との間に樹脂流路71が形成される。そして、前記メータリング部18の前端に、前記逆止リング51の後端と接離自在にシールリング52が配設される。なお、前記逆止リング51は、スクリュー12を回転させたときに連動して回転することがないように非共廻り構造を有する。
【0020】
したがって、前記射出工程時に、スクリュー12を前進させると、前記スクリューヘッド14の前方に蓄えられた樹脂は逆流して後方に移動しようとするが、逆止リング51が、樹脂の圧力によってスクリュー12に対して相対的に後方に移動し、前記逆止リング51の後端がシールリング52に当接してシールを行うので、前記スクリューヘッド14の前方に蓄えられた樹脂が逆流するのを防止することができる。
【0021】
ところで、この種の非共廻りタイプの逆流防止装置においては、計量工程時において、スクリュー12を回転させながら後退させると、逆止リング51が樹脂の圧力によってスクリュー12に対して相対的に前方に移動し、スクリューヘッド14及び逆止リング51が摺動させられる。
そこで、スクリューヘッド14における逆止リング51との対向面、すなわち、ヘッド本体部61の後端面に環状の第1の耐摩耗手段としての超硬質合金製のリング72が配設される。この場合、該リング72はスクリューヘッド14に対して図示されないねじ等によって機械的に固定される。また、シールリング52をスリーブ状に前方に突出させ、スクリューヘッド14をメータリング18内に捩(ね)じ込むことによってリング72を固定することもできる。
【0022】
一方、前記逆止リング51におけるスクリューヘッド14との対向面、すなわち、逆止リング51の前端面には、複数(本実施の形態においては6個)の扇形の凸部74が所定のピッチで形成され、該各凸部74内に第2の耐摩耗手段としての、セラミック製で、かつ、扇形の摺動部材73が前端を露出させて配設される。そのために、前記各凸部74に溝74aが形成され、該溝74a内に前記各摺動部材73が埋設される。なお、円周方向における前記凸部74間には、樹脂流路78が形成される。
【0023】
この場合、リング72の靱(じん)性は摺動部材73の靱性より大きくされ、摺動部材73の硬度はリング72の硬度より高くされる。
前記摺動部材73は、ろう付け、無機系接着剤、焼き嵌(ば)め等の固着方法によって凸部74と固着されるが、固着方法は、射出成形に使用される樹脂の腐食性等を考慮して選択される。なお、摺動部材73を溝74a内に埋設した後、図示されない平面研削盤等によって逆止リング51の前端面が研削され、平面度が出される。
【0024】
このように、ヘッド本体部61の後端面にリング72を配設し、逆止リング51の前端面に摺動部材73を配設することによって、スクリューヘッド14及び逆止リング51の耐久性を向上させることができる。
また、射出工程時にスクリューヘッド14の前方に蓄えられた樹脂の圧力がスクリューヘッド14に加わっても、各摺動部材73が溝74a内に埋設させられているので、摺動部材73の周囲の部分、すなわち、凸部74によって前記圧力を吸収することができる。したがって、摺動部材73内に発生する圧縮応力を小さくすることができる。また、前記各摺動部材73は凸部74によって包囲されているので、摺動部材73に曲げ応力が発生するのを防止することができる。
【0025】
その結果、摺動部材73が破断するのを防止することができるので、逆流防止装置の耐久性を向上させることができる。
なお、計量工程時に、前記逆止リング51とヘッド本体部61とが当接するが、前記摺動部材73は凸部74によって包囲されるので、樹脂流路71内の樹脂の圧力を直接受けない。したがって、摺動部材73内に発生する圧縮応力を小さくすることができるので、逆流防止装置の耐久性をその分向上させることができる。
【0026】
また、計量工程時に、前記逆止リング51とヘッド本体部61とが当接するが、前記樹脂流路78が形成されているので、溝16内を前進させられた樹脂は、樹脂流路71、78を通ってスクリューヘッド14の前方に蓄えられる。したがって、前記樹脂の移動は妨げられない。
本実施の形態においては、ヘッド本体部61側にリング72が配設され、逆止リング51側に摺動部材73が埋設されるようになっているが、逆止リング51側にリング72を配設し、ヘッド本体部61側に摺動部材73を埋設することもできる。
【0027】
次に、第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。
図5は本発明の第2の実施の形態における逆流防止装置の断面図である。
この場合、逆止リング151の前端面は平坦(たん)にされ、前端面にセラミック製で、かつ、リング状の第2の耐摩耗手段としての摺動部材173が前端を露出させて埋設される。
【0028】
一方、ヘッド本体部161の後端面に第1の耐摩耗手段としての超硬質合金製のリング172が配設され、ヘッド本体部161及びリング172の円周方向における複数箇所に、軸方向に延びる樹脂流路81が形成される。
本実施の形態においては、前記摺動部材173を使用することができるので、加工が容易になり、逆流防止装置のコストを低くすることができる。
【0029】
次に、第3の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。
図6は本発明の第3の実施の形態における逆流防止装置の要部断面図である。この場合、逆止リング51の前端面にセラミック製で、かつ、扇状の第2の耐摩耗手段としての摺動部材73が前端を露出させて埋設される。また、ヘッド本体部61の後端面に第1の耐摩耗手段としての超硬質合金製のリング272が配設される。
【0030】
そして、該リング272の後端における外径が摺動部材73の外径より所定量δ(本実施の形態においては、約1〔mm〕)小さくされる。また、前記リング272の外径は、摺動部材73側に近づくほど大きくされ、外周面がテーパ状にされる。
ところで、リング272の硬度は摺動部材73の硬度より低いので、射出成形を繰り返すと、まず、リング272において主として摩耗が進行し、続いて、摺動部材73において摩耗が進行する。なお、リング272の摩耗限界は2〜3〔mm〕程度、摺動部材73の摩耗限界は0.5〔mm〕程度である。
【0031】
この場合、リング272の後端面が摺動部材73によって摩耗させられても、リング272の後端における外径が摺動部材73の外径より小さいので、リング272の後端面は常に平坦になり、カップ状の凹面が形成されることはない。
したがって、樹脂流路78(図4)における樹脂の流れが乱されることがないだけでなく、カップ状の凹面において樹脂が滞留することがない。そして、カップ状の凹面が深く形成されたときに、樹脂の流れによってリング272の周縁部にカケが生じ、破片が樹脂に混入したり、樹脂の流れ方向における下流側において破片が詰まったりすることがなくなる。
【0032】
また、射出成形を繰り返したときに、摺動部材73の前端面がリング272によってわずかに摩耗させられ、カップ状の凹面が形成されるが、リング272の外周面がテーパ状にされるので、リング272が摺動部材73以上に摩耗し、摺動部材73におけるリング272との摺動部分は徐々に中心方向に移動する。したがって、摺動部材73の周縁部に、カップ状の凹面が形成されても、リング272が当たってカケが生じることはない。
【0033】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0034】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、逆流防止装置においては、ヘッド本体部及び小径部を備えたスクリューヘッドと、前記小径部の周囲に、前記スクリューヘッドに対して相対回転自在に配設された逆止リングと、前記小径部の後方において、前記逆止リングと接離自在に配設されたシールリングとを有する。
【0035】
そして、前記ヘッド本体部の後端面及び前記逆止リングの前端面の一方に環状の第1の耐摩耗手段が配設され、他方に前記第1の耐摩耗手段より硬度が高く、靱性が低い複数の第2の耐摩耗手段が埋設される。また、該各第2の耐摩耗手段間に樹脂流路が形成される。そして、前記第1、第2の耐摩耗手段の当接部分において、前記第1の耐摩耗手段の外周縁は第2の耐摩耗手段の外周縁より径方向内方に配設される。
この場合、前記ヘッド本体部の後端面及び前記逆止リングの前端面の他方に前記第1の耐摩耗手段より硬度が高く、靱性が低い第2の耐摩耗手段が埋設されるので、第2の耐摩耗手段の周囲の部分によって樹脂の圧力が吸収される。したがって、第2の耐摩耗手段に発生する圧縮応力を小さくすることができる。また、各第2の耐摩耗手段は周囲の部分によって包囲されるので、第2の耐摩耗手段に曲げ応力が発生するのを防止することができる。
【0036】
その結果、第2の耐摩耗手段が破断するのを防止することができ、逆流防止装置の耐久性を向上させることができる。
また、第1の耐摩耗手段が第2の耐摩耗手段によって摩耗させられても、第1、第2の耐摩耗手段の当接部分において、第1の耐摩耗手段の外周縁が第2の耐摩耗手段の外周縁より径方向内方に配設されるので、第1の耐摩耗手段の後端面は常に平坦になり、カップ状の凹面が形成されることはない。
【0037】
したがって、樹脂の流れが乱されることがないだけでなく、カップ状の凹面において樹脂が滞留することがない。また、カップ状の凹面が深く形成されたときに、樹脂の流れによって第1の耐摩耗手段の周縁部にカケが生じ、破片が樹脂に混入したり、樹脂の流れ方向における下流側において破片が詰まったりすることがなくなる。
【0038】
本発明の他の逆流防止装置においては、さらに、前記第1の耐摩耗手段の外径は、第2の耐摩耗手段側に近づくほど大きくされる。
この場合、第1の耐摩耗手段が摩耗するので、第2の耐摩耗手段における第1の耐摩耗手段との摺動部分は徐々に中心方向に移動する。したがって、第2の耐摩耗手段の周縁部に、カップ状の凹面が形成されても、第1の耐摩耗手段が当たってカケが生じることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における逆流防止装置の断面図である。
【図2】従来の逆流防止装置の第1の例を示す図である。
【図3】従来の逆流防止装置の第2の例を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における逆止リングの正面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態における逆流防止装置の断面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態における逆流防止装置の要部断面図である。
【符号の説明】
14 スクリューヘッド
51、151 逆止リング
52 シールリング
61、161 ヘッド本体部
62 小径部
72、172、272 リング
73、173 摺動部材
78 樹脂流路

Claims (4)

  1. (a)ヘッド本体部及び小径部を備えたスクリューヘッドと、
    (b)前記小径部の周囲に、前記スクリューヘッドに対して相対回転自在に配設された逆止リングと、
    (c)前記小径部の後方において、前記逆止リングと接離自在に配設されたシールリングとを有するとともに、
    (d)前記ヘッド本体部の後端面及び前記逆止リングの前端面の一方に環状の第1の耐摩耗手段が配設され、他方に前記第1の耐摩耗手段より硬度が高く、靱性が低い複数の第2の耐摩耗手段が埋設され
    (e)各第2の耐摩耗手段間に樹脂流路が形成され
    (f)前記第1、第2の耐摩耗手段の当接部分において、前記第1の耐摩耗手段の外周縁は第2の耐摩耗手段の外周縁より径方向内方に配設されることを特徴とする逆流防止装置。
  2. 前記第1の耐摩耗手段は前記ヘッド本体部の後端面に配設され、前記第2の耐摩耗手段は前記逆止リングの前端面に埋設される請求項1に記載の逆流防止装置。
  3. 前記第1の耐摩耗手段は超硬質合金によって形成され、前記第2の耐摩耗手段はセラミックによって形成される請求項1に記載の逆流防止装置
  4. 記第1の耐摩耗手段の外径は、第2の耐摩耗手段側に近づくほど大きくされる請求項1に記載の逆流防止装置。
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