JP3692590B2 - 口栓付き液体紙容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体包装用の紙を主体とする合成樹脂フィルムとの複合シートによる液体紙容器に関し、詳しくは該容器のリサイクル性を考慮して、該容器本体に取り付けられたプラスチック製の口栓部を該容器本体から容易に分離可能にした口栓付き液体紙容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の上記口栓付き液体紙容器の容器本体は、紙基材シートの表裏面に合成樹脂フィルムやアルミニウム箔などを貼り合わせた複合シートにより、液体包装用の容器として形成されている。
【0003】
容器本体の形態しては各種形態があるが、一般的に容器本体の上部などには、充填包装された液体内容物を抽出するための抽出用の口栓(抽出口部と、それを施蓋するキャップ部)を備え、該口栓は、一般的に抽出口部とフランジ部とを備え、該容器本体の外面に、若しくは該口栓を容器内側から外面に突出するように装通してその容器内面に、それぞれ前記フランジ部を貼着して取り付けられている。
【0004】
上記口栓は、通常はプラスチックを材料として成形により作成されているために、容器使用後において容器本体を廃棄する際は、容器本体からプラスチック製の口栓だけを分離除去して、紙を主体とする前記容器だけを別途再生処理加工することが必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記再生処理加工のための容器本体からの口栓の分離操作は、そのままの容器の状態から口栓を取り外すそうとした場合は、容易には分離できず、時間と労力を必要としていた。
【0006】
本発明は、上記のような液体包装用の口栓付き液体紙容器を、使用後において再生処理や廃棄処理する場合に、紙基材シートを主体とする複合シートにより形成された容器本体から、プラスチック製の口栓部分を従来よりも容易に分離除去できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、紙基材シート層の表裏面側に少なくとも合成樹脂フィルム層を貼り合わせ、容器の内面側となるその一方面にアルミニウム箔層を介して合成樹脂フィルム層を貼り合わせた複合シートにより形成された液体紙容器本体の最外面側若しくは最内面側より、該容器本体に取り付けられた口栓部のフランジ部周囲にハーフカットが刻切されていることを特徴とする口栓付き液体紙容器である。
【0008】
また本発明は、上記発明の口栓付き液体紙容器において、前記液体紙容器本体の外面側より刻切されている前記ハーフカットが、少なくとも該容器本体の外面側の合成樹脂フィルム層、若しくは該合成樹脂フィルム層と紙基材シート層との貼り合わせ界面、若しくは該紙基材シート層まで到達するように刻切されている口栓付き液体紙容器である。
【0009】
また本発明は、上記発明の口栓付き液体紙容器において、前記液体紙容器本体の内面側より刻切されている前記ハーフカットが、少なくとも該容器本体の内面側の合成樹脂フィルム層若しくは該合成樹脂フィルム層とアルミニウム箔層との貼り合わせ界面まで到達するように刻切されている口栓付き液体紙容器である。
【0010】
【発明の実施の形態】
〔外付け口栓部付き液体紙容器〕
本発明を、外付け口栓部を備えた口栓付き液体紙容器の実施の形態に従って以下に詳細に説明する。
【0011】
図1は、外付け口栓部を備えた本発明の口栓付き液体紙容器の全体外観斜視図であり、液体包装用の紙基材シートを主体とする合成樹脂フィルムなどとの積層による複合シートにより形成された容器本体A(例えばゲーブルトップ型)と、該容器本体Aの上部(トップ部)などの外面に取り付けられたプラスチック製の口栓部Bとにより構成される。なお、口栓部Bは、容器本体Aの外面に取り付けられた外付け口栓部であり、施蓋できるように別体、若しくは一体化されたキャップなど施蓋部Cを備える。
【0012】
図示するように外付け用の口栓部Bは、抽出口部11と、フランジ部12(張出部)を備え、該フランジ部12の下面を容器本体Aの外面板の一部をなす、例えば上部板A1 の外面に接着剤又は融着により一体的に取り外しできないように強固に取り付けられている。
【0013】
抽出口部11には、外側からキャップなど施蓋部Cが螺着若しくは嵌合可能に装着されて施蓋できるようになっている。
【0014】
本発明においては、外付け用の口栓部Bを取り付けた容器本体Aの外面板の一部をなす前記上部板A1 に対して、その外面側からハーフカット21が刻切されている。
【0015】
ハーフカット21は、外付け用の口栓部Bを容器本体Aから取り除くためのものであり、液体包装用として十分に機能する程度にハーフカッティングされ、ハーフカット21は、連続線状、点線状、断続線状、部分線状などのいずれでもよく、その線の長さや形状や太さは、口栓部Bを容器本体Aから取り除くことができる程度の最小限の長さ、形状、太さであれば十分である。
【0016】
〔外付け口栓付き容器本体のハーフカットその1〕
ハーフカット21は、図1に示すように、前記口栓部Bのフランジ部12の外周に沿って容器本体Aの外面板A1 の外面に連続線状に刻切されている。
【0017】
〔外付け口栓付き容器本体のハーフカットその2〕
ハーフカット21は、図3に示すように、前記容器本体Aの外面板A1 の外面に、口栓部Bのフランジ部12外周に沿って若しくは外周より僅か外側に沿って刻切されるが、そのハーフカット21の一部は、フランジ部12の外周より外方に突出するように刻切されてタブ22を備え、該タブ22は、口栓部Bを取り付けた容器本体Aの外面板A1 上に刻切されていてもよいし、あるいは図3に示すように、容器本体Aを構成する外面板の外面板A1 に隣接する他の一部A2 まで延設されていてもよい。
【0018】
〔外付け口栓付き容器本体のハーフカットその3〕
ハーフカット21は、図3に示す前記容器本体Aの外面板A1 若しくはそれに隣接する他の外面板の口栓部B近傍の適宜位置にその外面側より、連続線状又は点線状又は断続線状にタブ22の部分のみの形状にハーフカット21を刻切するようにしてもよい。
【0019】
〔容器本体と外付け用の口栓部について〕
図2(a)は、外付け用の口栓部Bと、該口栓部Bを取り付けた容器本体Aを構成する外面板(例えば外面板A1 )の部分側断面図であり、前記口栓部Bの抽出口部11内に貫設されている液体抽出用の孔設部11aの真下に相当する外面板A1 には孔設部23が貫設され、口栓部Bのフランジ部12は、その孔設部23の周囲外面に重ね合わせ、接着剤又は熱融着により貼着して取り付けられている。
【0020】
図2(b)は、他の外付け用の口栓部Bと、該口栓部Bを取り付けた容器本体Aを構成する外面板(例えば外面板A1 )の部分側断面図であり、該口栓部Bの抽出口部11内に貫設されている液体抽出用の孔設部11aの真下に相当する外面板A1 には孔設部23が貫設され、口栓部Bのフランジ部12は、その孔設部23の周囲外面に、リング状フィルム37(アンカーフィルム)を介して重ね合わせ、接着剤又は熱融着により貼着して取り付けられ、該孔設部23の周囲内面には、内貼りフィルム38(アルミニウム箔、合成樹脂製薄膜)が接着剤又は熱融着により貼着されている。
【0021】
該口栓部Bはその抽出口部11の孔設部11a内周面に連続して設けたリニアガイドに沿って上下方向にスライド移動可能な円筒体14を内部に取り付けたものである。
【0022】
この口栓部Bは、容器本体Aの外面板A1 に予め孔設されている液体抽出用の孔設部23を密閉シールしたシール用の内貼りフィルム38(アルミニウム箔、合成樹脂製薄膜)などを備えた形式の液体紙容器本体Aの口栓として使用する。
【0023】
上記円筒体14は、口栓部Bの抽出口部11外周に施蓋部Cが螺着して施蓋されている時点では上止位置にあり、回転によって施蓋部Cを弛めて口栓部Bより離蓋させる際に、該施蓋部Cの内部に一体に垂直方向に設けたカムシャフト(図示せず)が回転し、円筒体14に設けたカムシャフトの外周に備えるカムと嵌合するカムフォロアにより、該円筒体14を下止位置に下降動作させて、該円筒体14の下端部にある鋸歯状の刃部によって下方にある内貼りフィルム38を破断させて開封するための開封装置を備えた口栓部Bである。
【0024】
図2(c)は、図2(b)に示したものと同様の外付け用の口栓部Bと、該口栓部Bを取り付けた容器本体Aを構成する外面板(例えば外面板A1 )の部分側断面図であり、該口栓部Bの抽出口部11内に貫設されている液体抽出用の孔設部11aの真下に相当する外面板A1 には孔設部23が貫設され、口栓部Bのフランジ部12は、その孔設部23の周囲外面に、リング状フィルム37(アンカーフィルム)を介して重ね合わせ、接着剤又は熱融着により貼着して取り付けられ、該孔設部23の周囲内面には、内貼りフィルム38(アルミニウム箔、合成樹脂製薄膜)が接着剤又は熱融着により貼着され、前記リング状フィルム37の張り出し内周下面と、内貼りフィルム38上面とは互いに接着剤又は熱融着により貼着されている。
【0025】
〔外付け口栓付き容器本体の複合シートについて〕
外付け口栓付き容器本体Aを構成する外面板A1 を形成する複合シート30の積層構造は、少なくとも、紙基材シートと、その両面にラミネートされた1層乃至複数層の合成樹脂フィルム層とにより構成される。
【0026】
図2(a)に示すように、例えば、紙基材シート層31と、その両面にラミネートされたそれぞれポリエチレンフィルム層32、33と、容器本体Aの内面側に相当する一方のポリエチレンフィルム層33に順にラミネートされたアルミニウム箔層34と、ポリエチレンテレフタレートフィルム層35と、ポリエチレン層36となっている。
【0027】
なお、容器本体Aを形成する複合シート30は、この他に各種積層構造のものが使用でき、本発明においては特に限定されるものではない。
【0028】
〔外付け用の口栓部の材料〕
図2(a)に示すように、上記複合シート30により形成された外付け口栓付き容器用の容器本体Aの外面板A1 は、最外面にポリエチレンフィルム層32を備え、口栓部Bは該ポリエチレンフィルム層32上に貼着固定されるため、口栓部Bの材料若しくは少なくともそのフランジ部12の下面を構成する材料には、ポリエチレン樹脂若しくはこの樹脂に対して接着性、融着性のある材料が使用される。
【0029】
なお、複合シート30の最外面に、ポリエチレンフィルム層32に換えて、例えばポリエチレンテレフタレートフィルム層を積層した場合は、口栓部Bの材料若しくは少なくともそのフランジ部12の下面を構成する材料として、ポリエチレンテレフタレート樹脂若しくはこの樹脂に対して接着性、融着性のある材料(ブレンド樹脂など)が使用される。
【0030】
〔外付け口栓部におけるハーフカットの詳細〕
ハーフカット21は、図2(a)に示すように、少なくとも、口栓部Bを取り付けた外面板A1 の最外面の合成樹脂フィルム層であるポリエチレンフィルム層32と紙基材シート層31との貼り合わせ界面、若しくは該紙基材シート層31まで到達するように刻切されている
【0031】
〔外付け口栓部の除去〕
本発明の外付け口栓付き液体紙容器の容器本体Aから、口栓部Bを取り除く際は、図2(a)に示すように、不用となった容器本体Aの外面板A1 における口栓部Bのフランジ部12を僅かに外れた外側領域の一部を、容器本体内方に向かって押さえながら、前記押さえた領域側の突出する口栓部Bの抽出口部11の先端部を、前記押さえた領域側と反対の方向の横方向に押すことにより、口栓部B全体を横に倒すようにして、口栓部Bのフランジ部12を貼着した最外面の合成樹脂フィルム層32を引っ張る。
【0032】
また、上記容器本体Aから口栓部Bを取り除く際は、容器本体Aの外面板A1 における口栓部Bのフランジ部12を僅かに外れた外側領域全体を、容器本体内方に向かって押さえながら、突出する口栓部Bの抽出口部11の先端部を前後左右に揺動し口栓部B全体を横に倒すようにして、口栓部Bのフランジ部12を貼着した最外面の合成樹脂フィルム層32を引っ張る。
【0033】
また、上記容器本体Aから口栓部Bを取り除く際は、容器本体Aの外面板A1 に刻切されたハーフカット21の一部分より、ハーフカット21端部、又はタブ22端部を、爪などにより立ち起こして、口栓部Bのフランジ部12を貼着した最外面の合成樹脂フィルム層32及び紙基材シート層31の端部を引っ張る。
【0034】
これにより、外付け用の口栓部Bのフランジ部12を貼着した最外面の合成樹脂フィルム層32及び紙基材シート層31は引っ張られて、図2(d)に示すように、ハーフカット21部分より紙基材シート層31の層内は凝集破壊を生じて分断して、口栓部Bは、容器本体Aの外面板A1 から取り除かれる。
【0035】
〔内付け口栓付き液体紙容器〕
次に、本発明を、内付け用の口栓部を備えた口栓付き液体紙容器の実施の形態に従って以下に詳細に説明する。
【0036】
図4は、内付け用口栓部を備えた本発明の口栓付き液体紙容器の全体外観斜視図であり、容器本体Aとしては、その容器形成に使用する紙基材シート層を主体とする複合シートとしてアルミニウム箔層を必須要件として備えていること以外は前述の外付け口栓付き液体紙容器とほぼ同様であって特に限定はされない。
【0037】
また、内付け用の口栓部Bとしては、その構造そのものは前述の内付け用の口栓部Bとほぼ同様のものであり特に限定はされない。そして、施蓋部Cも同様である。
【0038】
図示するように、内付け用の口栓部Bは、外付け用と同様に抽出口部11と、フランジ部12(張出部)を備え、該フランジ部12の上面を容器本体Aの外面板の一部をなす、例えば上部板A1 の内面に接着剤又は融着により貼着することにより一体的に取り外しできないように強固に取り付けられている。
【0039】
抽出口部11には、外側からキャップなど施蓋部Cが螺着若しくは嵌合可能に装着されて、施蓋できるようになっている。
【0040】
本発明においては、内付け用の口栓部Bを取り付けた容器本体Aの外面板の一部をなす前記上部板A1 に対して、その内面側からハーフカット21が刻切されている。
【0041】
ハーフカット21は、内付け用の口栓部Bを容器本体Aから取り除くためのものであり、液体包装用として十分に機能する程度にハーフカッティングされ、ハーフカット21は、連続線状、点線状、断続線状、部分線状などのいずれでもよく、その線の長さや形状や太さは、口栓部Bを容器本体Aから取り除くことができる程度の最小限の長さ、形状、太さであれば十分である。
【0042】
〔内付け口栓付き容器本体のハーフカットその1〕
ハーフカット21は、図4に示すように、内付け用の口栓部Bのフランジ部12の外周に沿って、容器本体Aの外面板A1 の最内面より内層に対して連続線状に刻切されている。
【0043】
〔内付け口栓付き容器本体のハーフカットその2〕
ハーフカット21は、図4に示すように、内付け用の口栓部Bのフランジ部12の外周に沿って、容器本体Aの外面板A1 の最内面より内層に対して連続線状に刻切されているが、そのハーフカット21の一部は、容器本体Aの外面板の他の一部A2 まで延設されていてもよい。そして、例えばその延設部分は、内表面を剥離するためのタブとなっていてもよい。
【0044】
〔内付け口栓付き容器本体のハーフカットその3〕
ハーフカット21は、図4に示すように、内付け用の口栓部Bのフランジ部12近傍の適宜位置に、容器本体Aの外面板A1 若しくはそれに隣接する他の外面板に内面側より、連続線状又は点線状又は断続線状に、前記タブ22部分に相当する形状に刻切されている。
【0045】
〔容器本体と内付け用の口栓部について〕
図5(a)は、内付け用の口栓部Bと、該口栓部Bを取り付けた内付け口栓付き容器本体Aを構成する外面板(例えば外面板A1 )の部分側断面図であり、液体抽出用の孔設部11aが貫設された内付け用の口栓部Bの抽出口部11が、外面板A1 に貫設した孔設部23内に差し込み嵌合されている。
【0046】
口栓部Bのフランジ部12は、その上面が、その孔設部23の周囲内面に重ね合わせされ、接着剤又は熱融着により貼着して取り付けられている。
【0047】
〔内付け口栓付き容器本体の複合シートについて〕
容器本体Aを構成する外面板A1 を形成する複合シート30の積層構造は、少なくとも紙基材シートと、その両面にラミネートされた1層乃至複数層の合成樹脂フィルム層と、その紙基材シートの容器内面側にラミネートされた前記合成樹脂フィルム層の内層にラミネートされたアルミニウム箔層とにより構成される。
【0048】
なお、容器本体Aを形成する複合シート30は、この他に各種積層構造のものが使用でき、本発明においては上記以外は特に限定されるものではない。
【0049】
図4(a)に示すように、例えば、紙基材シート層31と、その両面にラミネートされたそれぞれポリエチレンフィルム層32、33と、容器本体Aの内面側に相当する一方のポリエチレンフィルム層33に順にラミネートされたアルミニウム箔層34と、ポリエチレンテレフタレートフィルム層35と、ポリエチレン層36となっている。
【0050】
〔内付け用口栓部の材料〕
図4(a)に示すように、上記複合シート30により形成された容器本体Aの外面板A1 は、最内面にポリエチレンフィルム層36を備え、前記口栓部Bのフランジ21の上面は、該ポリエチレンフィルム層36の面に貼着固定されるために、口栓部Bの材料若しくは少なくともそのフランジ部12の上面を構成する材料には、ポリエチレン樹脂若しくはこの樹脂に対して接着性、融着性のある材料が使用される。
【0051】
なお、複合シート30の最内面に、ポリエチレンフィルム層36に換えて、例えばポリエチレンテレフタレートフィルム層を積層した場合は、口栓部Bの材料若しくは少なくともそのフランジ部12の上面を構成する材料として、ポリエチレンテレフタレート樹脂若しくはこの樹脂に対して接着性、融着性のある材料(ブレンド樹脂など)が使用される。
【0052】
〔内付け用の口栓部におけるハーフカットの詳細〕
ハーフカット21は、図5(a)に示すように、少なくとも、内付け用の口栓部Bを取り付けた外面板A1 のアルミニウム箔層34より内面側の合成樹脂フィルム層であるポリエチレンテレフタレートフィルム層35と最内面のポリエチレンフィルム層36、若しくは該ポリエチレンテレフタレートフィルム層35とアルミニウム箔層34との貼り合わせ界面まで到達するように刻切されている。
【0053】
また、図5(b)に示すように、ハーフカット21を被覆するように、合成樹脂フィルムなどのリング状の被覆フィルム13をハーフカット21部分に、若しくはハーフカット21部分とフランジ部12とに亘って、貼着するようにしてもよい。
【0054】
〔内付け口栓部の除去〕
本発明の内付け口栓付き液体紙容器の容器本体Aから、内付け用の口栓部Bを取り除く際は、図5(a)に示すように、不用となった容器本体Aの外面板A1 における内付け用の口栓部Bのフランジ部12を僅かに外れた外側領域の一部を容器本体内方に向かって押さえながら、前記押さえた領域側の突出する口栓部Bの抽出口部11の先端部を、前記押さえた領域側と反対の方向の横方向に押すことにより、口栓部B全体を横に倒すようにして、アルミニウム箔層34より内面側の合成樹脂フィルム層(図5(a)においてはポリエチレンテレフタレートフィルム層35と口栓部Bのフランジ部12を貼着した最内面のポリエチレンフィルム層36と)を引っ張る。
【0055】
また、不用となった上記容器本体Aから内付け用の口栓部Bを取り除く際は、図5(a)に示すように、容器本体Aの外面板A1 における口栓部Bのフランジ部12を僅かに外れた外側領域全体を、容器本体内方に向かって押さえながら、突出する口栓部Bの抽出口部11の先端部を容器内方に押し込むか、又は前後左右に揺動し口栓部B全体を横に倒すようにして、アルミニウム箔層34より内面側の合成樹脂フィルム層(図5(a)においてはポリエチレンテレフタレートフィルム層35と口栓部Bのフランジ部12を貼着した最内面のポリエチレンフィルム層36と)を引っ張る。
【0056】
また、不用となった上記容器本体Aから口栓部Bを取り除く際は、容器本体Aを、容器形状から平坦なシート状(ブランクシート状)に解体した後、該容器本体Aの外面板A1 の内面側に刻切されているハーフカット21の一部分より、ハーフカット21端部、又はタブ22端部を、爪などにより立ち起こして、アルミニウム箔層34より内面側の合成樹脂フィルム層(図5(a)においてはポリエチレンテレフタレートフィルム層35と口栓部Bのフランジ部12を貼着した最内面のポリエチレンフィルム層36と)を引っ張る。
【0057】
これにより、アルミニウム箔層34より内面側の合成樹脂フィルム層(図5(a)においてはポリエチレンテレフタレートフィルム層35と口栓部Bのフランジ部12を貼着した最内面のポリエチレンフィルム層36と)は引っ張られて、図5(c)に示すように、ハーフカット21部分より口栓部B側にあるフランジ部12を貼着した内面の合成樹脂フィルム層(35、36)がアルミニウム箔層34より剥離するとともに、ハーフカット21を介して内側と外側にあるそれぞれ内面の合成樹脂フィルム層(35、36)は破断して、口栓部Bは、容器本体Aの内面から切り離され自由状態となる。
【0058】
自由状態となった口栓部Bのフランジ部12は、容器本体Aの外面板A1 に孔設された孔設部23よりも径が大きいため、口栓部Bは、容器本体Aを解体して取り出すか、若しくは、容器本体Aを解体せずに、口栓部Bのフランジ部12によって孔設部23を拡げるようにして、容器本体A内より口栓部Bを取り出すものである。
【0059】
〔フランジ部の周縁の各種平面形状について〕
本発明の液体紙容器に取り付ける口栓部Bのフランジ部12の平面形状は、円形状、多角形状など各種の形状のものが使用できる。
【0060】
一例として図6(a)〜(d)の平面図に示すように、例えば、図6(a)のように真円形状フランジ部12、図6(b)のように円形状の周縁の一部に鋭角な突出部12aを有するフランジ部12、図6(c)のように概略五角形状であってその1角に鈍角な角張り部12bを備えたフランジ12、また、図6(d)のように円形状の周縁の一部に鋸歯状部12cを備えたフランジ部12などである。
【0061】
〔ハーフカットの各種平面形状について〕
容器本体Aの口栓部Bを取り付けた外面板の外面又は内面に刻切するハーフカット21は、取り付けられる口栓部Bのフランジ12の形状によっても、各種の形状が実施できる。
【0062】
一例として図7(a)〜(f)の平面図に示すように、例えば、図7(a)のように真円形状フランジ部12の周縁に沿って、点線で示すような形状に、連続線、点線、断続線として刻切されたハーフカット21、図7(b)のように真円形状フランジ部12の周縁に沿い且つその一部の周縁より外側にタブ状に、点線で示すような形状に、連続線、点線、断続線として刻切されたタブ22を備えたハーフカット21、図7(c)のように真円形状フランジ部12の周縁に沿い且つその一部の周縁より外側に放射状のタブ状に、点線で示すような形状に、連続線、点線、断続線として刻切された複数の放射状のタブ22を備えたハーフカット21、図7(d)のように円形状の周縁の一部に鋭角な突出部12aを有するフランジ部12の周縁に沿って、点線で示すような形状に、連続線、点線、断続線として刻切されたハーフカット21、図7(e)のように概略五角形状であってその1角に鈍角な角張り部12bを備えたフランジ12の周縁に沿って点線で示すような形状に、連続線、点線、断続線として刻切されたハーフカット21、また、図7(f)のように円形状の周縁の一部に鋸歯状部12cを備えたフランジ部12の周縁に沿って点線で示すような形状に、連続線、点線、断続線として刻切されたハーフカット21などである。
【0063】
〔フランジ部の形状とハーフカットの形状について〕
上記ハーフカット21のうち、図7(b)〜(c)は、タブ22を備えたものであり、上記タブ22は上記ハーフカット21により形成され、そのタブ22端部を立ち起こして、容器本体Aの口栓部Bを取り付けた外面板の最外面の合成樹脂フィルム層、又は該合成樹脂フィルム層と紙基材シート層とを引っ張って剥離して、口栓部Bを容器本体Aから取り除くためのものである。
【0064】
また、上記タブ22は、その端部を立ち起こして、容器本体Aの口栓部Bを取り付けた外面板の最内面の合成樹脂フィルム層を引っ張って剥離するためのものである。
【0065】
上記ハーフカット21のうち、図7(d)〜(f)は、そのハーフカット21の領域内に取り付けた口栓部Bのフランジ部12に、鋭角部若しくは鈍角部、又は鋸歯状部を備えたものであり、口栓部Bの抽出口部11に対して、それら鋭角部若しくは鈍角部又は鋸歯状部の側に倒すような外力、又はそれとは反対側に倒すような外力を加えることによって、該鋭角部若しくは鈍角部又は鋸歯状部に沿うハーフカット21に局部的に集中応力が掛かり、これによって、口栓部Bを容器本体Aから剥離させるための動機付け、原因を付与させるためのものである。
【0066】
〔タブの形状について〕
図3に示す外付け口栓付き容器本体Aのように、口栓部Bを囲むようにして外面板A1 若しくはそれに隣接する他の外面板に外面側より、連続線状又は点線状又は断続線状に刻切するハーフカット21の一部として形成するタブ22、あるいは口栓部Bの近傍にハーフカット21の全部として形成するタブ22の形状、また図4に示す内付け口栓付き容器本体Aのように、口栓部Bを囲むようにして外面板A1 若しくはそれに隣接する他の外面板に内面側より、連続線状又は点線状又は断続線状に刻切するハーフカット21の一部として形成するタブ22に相当するタブ(図示せず)の形状は、各種の形状が実施できる。
【0067】
あるいは図3に示す外付け口栓付き容器本体Aの口栓部Bの近傍の適宜位置にその外面板A1 若しくはそれに隣接する他の外面板に外面側より、連続線状又は点線状又は断続線状に刻切するハーフカット21の全部として形成するタブ22の形状、また図4に示す内付け口栓付き容器本体Aの口栓部Bの近傍の適宜位置にその外面板A1 若しくはそれに隣接する他の外面板に内面側より、連続線状又は点線状又は断続線状に刻切するハーフカット21の全部として形成するタブ22の形状は、各種の形状が実施できる。
【0068】
一例として、図8(a)〜(c)の部分平面図に示すように、例えば、図8(a)のように部分円形状のタブ22、図8(b)のように逆台形状のタブ22、図8(c)のように1角形状のタブ22などである。
【0069】
【発明の効果】
本発明の口栓付き液体紙容器は、使用後に不用となって再生処理加工する際において、従来のような多大な時間と労力を必要とせずに、紙基材シートを主体とする容器本体からプラスチック製の口栓部を比較的容易な操作によって除去して分離させることができ、使用後において再生処理や廃棄処理する場合の処理操作を容易にすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の口栓付き液体紙容器の外付け口栓による外観斜視図である。
【図2】(a)は本発明の口栓付き液体紙容器の外付け口栓部の部分側断面図、(b)は本発明の口栓付き液体紙容器の他の外付け口栓部の部分側断面図、(c)は本発明の口栓付き液体紙容器の他の外付け口栓部の部分側断面図、(d)は本発明の口栓付き液体紙容器から外付け口栓部を除去する状態を説明する部分側断面図である。
【図3】本発明の口栓付き液体紙容器の他の外付け口栓部の外観斜視図である。
【図4】本発明の口栓付き液体紙容器の内付け口栓による外観斜視図である。
【図5】(a)は本発明の口栓付き液体紙容器の内付け口栓部の部分側断面図、(b)は本発明の口栓付き液体紙容器の内付け口栓部の他の部分側断面図、(c)は本発明の口栓付き液体紙容器から外付け口栓部を除去する状態を説明する部分側断面図である。
【図6】本発明の口栓付き液体紙容器の口栓部におけるフランジ部の平面図である。
【図7】本発明の口栓付き液体紙容器の口栓部におけるフランジ部とハーフカットの平面図である。
【図8】本発明の口栓付き液体紙容器のハーフカットによるタブの平面図である。
【符号の説明】
A…容器本体 A1 、A2 …外面板 B…口栓部 C…施蓋部
11…抽出口部 11a…孔設部 12…フランジ部 12a…鋭角な突出部
12b…鈍角な突出部 12c…鋸歯状部 13…被覆フィルム 14…円筒体
21…ハーフカット 22…タブ 23…孔設部
30…複合シート 31…紙 32…ポリエチレンフィルム層
33…ポリエチレンフィルム層 34…アルミニウム箔層
35…ポリエチレンテレフタレートフィルム層 36…ポリエチレンフィルム層
37…リング状フィルム 38…内貼りフィルム
Claims (3)
- 紙基材シート層の表裏面側に少なくとも合成樹脂フィルム層を貼り合わせ、容器の内面側となるその一方面にアルミニウム箔層を介して合成樹脂フィルム層を貼り合わせた複合シートにより形成された液体紙容器本体の最外面側若しくは最内面側より、該容器本体に取り付けられた口栓部のフランジ部周囲にハーフカットが刻切されていることを特徴とする口栓付き液体紙容器。
- 前記液体紙容器本体の外面側より刻切されている前記ハーフカットが、少なくとも該容器本体の外面側の合成樹脂フィルム層、若しくは該合成樹脂フィルム層と紙基材シート層との貼り合わせ界面、若しくは該紙基材シート層まで到達するように刻切されている請求項1記載の口栓付き液体紙容器。
- 前記液体紙容器本体の内面側より刻切されている前記ハーフカットが、少なくとも該容器本体の内面側の合成樹脂フィルム層、若しくは該合成樹脂フィルム層とアルミニウム箔層との貼り合わせ界面まで到達するように刻切されている請求項1記載の口栓付き液体紙容器。
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