JP3692502B2 - 陶器及びその製造方法並びに陶器製造用釉薬 - Google Patents

陶器及びその製造方法並びに陶器製造用釉薬 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、陶器及びその製造方法、陶器製造用釉薬に関するものであり、更に詳細には美的外観に優れ、かつ遠赤外線効果を発揮し得る陶器及びその製造方法に関するものである。また、美的外観に優れ、かつ遠赤外線効果を発揮し得る陶器を製造するための釉薬に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
陶器は粘土や各種の成分を配合調整した原料を用いて、成形、乾燥、焼成して得られた製品であり、食器類、台所用品、日用品、衛生品等に広く用いられている。また、陶器に遠赤外線を放射又は吸収する機能を付与し、硬水を軟水化したり脱臭を行なう試みがなされている。
【0003】
このような遠赤外線を有する陶器としては、例えば特開平6-100383号公報及び特開平10-194870号公報に記載されているものが知られている。
上述した公報に開示された陶器によれば、遠赤外線を放射又は吸収する機能が付与されたものであり、上記公報に開示された陶器に水を入れることにより、遠赤外線効果を得ることができる。
【0004】
しかしながら、上記公報に開示された陶器は、遠赤外線効果を付与することを目的としたものであり、外観に関しては十分に美的なものとは言えず、従って外的な美観を有すると共に遠赤外線効果を発揮し得る陶器が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、美的外観に優れ、かつ遠赤外線効果を発揮し得る陶器及びその製造方法並びに美的外観に優れ、かつ遠赤外線効果を発揮し得る陶器を製造するための陶器製造用釉薬を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する本出願の第1の発明は、陶器素地の表面に釉薬層が形成されている陶器であって、前記釉薬層がヒスイ輝石を含有することを特徴とする陶器である。
かかる構成とすることにより、美的外観に優れ、かつ遠赤外線効果を発揮し得る陶器となる。
【0007】
また、本出願の第2の発明は、陶器素地の表面に釉薬層が形成されている陶器であって、前記釉薬層がNaAlSi2O6を含有することを特徴とする陶器である。
かかる構成とすることにより、美的外観に優れ、かつ遠赤外線効果を発揮し得る陶器となる。
【0008】
また、本出願の第3の発明は、陶器素地の表面にヒスイ輝石を含有する釉薬を塗布し、前記釉薬が塗布された陶器素地を焼成することを特徴とする、陶器の製造方法である。
かかる構成とすることにより、美的外観に優れ、かつ遠赤外線効果を発揮し得る陶器を容易に製造することができる。
【0009】
また、本出願の第4の発明は、陶器素地の表面にNaAlSi2O6を含有する釉薬を塗布し、前記釉薬が塗布された陶器素地を焼成することを特徴とする陶器の製造方法である。
かかる構成とすることにより、美的外観に優れ、かつ遠赤外線効果を発揮し得る陶器を容易に製造することができる。
【0010】
また、本出願の第5の発明は、ヒスイ輝石を含有する、陶器製造用釉薬である。
かかる構成とすることにより、美的外観に優れ、かつ遠赤外線効果を発揮し得る陶器を容易に製造することのできる陶器製造用釉薬となる。
【0011】
また、本出願の第6の発明は、NaAlSi2O6を含有する、陶器製造用釉薬である。
かかる構成とすることにより、美的外観に優れ、かつ遠赤外線効果を発揮し得る陶器を容易に製造することのできる陶器製造用釉薬となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、先ず本発明の陶器について説明する。
本発明の陶器は、陶器素地の表面に釉薬層が形成されており、該釉薬層にヒスイ輝石が含有されている。
図1は、本発明の陶器の実施形態の断面図を示す図である。図1に示されるように、本発明の陶器は、陶器素地1の表面に釉薬層2が形成されており、該釉薬層2にヒスイ輝石が含有されている。
【0013】
本明細書で陶器とは、鉱物粉末の焼結性を利用した焼結製品の総称であり、一般には粘土を主原料としてアルカリ金属、アルカリ土類金属等を含む酸化鉱物を配合した原料による焼結製品のことをいう。このような陶器の原料となる粘土等の成分としては、一般にSiO2、Al2O3、Na2O、K2O、Fe2O3、CaO、及びMgO等が含まれる。
従って、本発明で用いられる陶器素地1としては、上述したような粘土等を主原料とした原料による焼結製品のことをいう。
【0014】
本発明の陶器における陶器素地1の厚みには特に制限はなく、一般に用いられる陶器の厚みと同様でよい。食器に用いる場合、その厚みは、3〜5mm程度であることが好ましい。
また、本発明の陶器における前記釉薬層2の厚みには特に制限はなく、0.2〜0.5mmであることが好ましい。前記釉薬層2の厚みが0.2mm未満であると得られる陶器の美的外観が劣ったり遠赤外線効果が十分でない場合があり、前記釉薬層2の厚みが0.5mmを超えても得られる陶器の美的外観及び遠赤外線効果はそれ以上に上昇しない場合があるので、上記範囲内とすることが好ましい。
【0015】
本発明の陶器における前記釉薬層2にはヒスイ輝石が含有されることを特徴とするが、本発明においてはヒスイ輝石に代えてNaAlSi2O6を含有させてもよい。NaAlSi2O6はヒスイ輝石の主成分であり、NaAlSi2O6を含有させた場合、ヒスイ輝石を含有させた場合と同様の効果を得ることができる。なお、NaAlSi2O6の一部をFeAlSi2O6に置換してもよい。
【0016】
また、本発明の陶器における前記釉薬層2にはコールマン石及びベントナイトが含有されていてもよい。コールマン石とは、ホウ素、カルシウムの水酸化物のことをいい、Ca2B6O11・5H2Oを主成分とする。また、ベントナイトとは、モンモリロン石を主とした粘土のことをいい、SiO2及びAl2O3を主成分とする。
【0017】
ヒスイ輝石を含有する釉薬層を生成するには、ヒスイ輝石を含有する釉薬を陶器素地表面に塗布するが、この場合、ヒスイ輝石の粉末を用いて釉薬を生成するが、ヒスイ輝石の粉末は可塑性がほとんどないため、水に懸濁しても直ぐに沈殿してしまい釉薬を陶器素地表面に塗布するのが困難なため、コールマン石及びベントナイトを釉薬に含有させる。コールマン石及びベントナイトの前記釉薬層2中の含有量は、コールマン石の含有量が2〜3重量%程度であり、ベントナイトの含有量が8〜10重量%程度であることが好ましい。
【0018】
上述した陶器の製造方法に特に制限はないが、例えば後述する本発明の陶器の製造方法により製造することができる。
本発明の陶器は、主に食器、例えば湯飲み茶碗、茶器、急須等に用いられる。本発明の陶器は、美的外観に優れており、遠赤外線効果を発揮し得る。すなわち、熱の伝導性の良好な食器となる。
【0019】
次に、本発明の陶器の製造方法について説明する。本発明の陶器の製造方法は、陶器素地の表面にヒスイ輝石を含有する釉薬を塗布し、前記釉薬が塗布された陶器素地を焼成することからなる。
陶器素地としては、上記本発明の陶器の説明において説明したものを用いることができる。
【0020】
本発明の陶器の製造方法においては、先ずヒスイ輝石を含有する釉薬を前記陶器素地の表面に塗布する。ヒスイ輝石については、上記本発明の陶器の説明において説明した通りであり、ヒスイ輝石成分中のNaAlSi2O6のAlを少量のFe+++に置換するものもある。
【0021】
ヒスイ輝石を含有する釉薬を作製するにはヒスイ輝石の粉末を作製する。ヒスイ輝石の硬度は7−6と硬いため、磨細するために油脂を使用する。磨細した後、油脂を除去するために7%水酸化ナトリウム水溶液に浸漬し攪拌洗浄を繰り返し油脂を除去する。このようにして作製されたヒスイ輝石粉末は、可塑性がほとんどないため、水に懸濁しても直ぐに沈殿してしまい、釉薬を作製して陶器素地に塗布することは非常に困難である。従って、ヒスイ輝石粉末にコールマン石及びベントナイトを添加し攪拌して粘稠度を持たせ、釉薬を作製することが好ましい。この場合、コールマン石及びベントナイトの前記釉薬中の含有量は、コールマン石の含有量が2〜3重量%程度であり、ベントナイトの含有量が8〜10重量%であることが好ましい。
【0022】
また、前記陶器素地に塗布するための釉薬中の固形分含有量は38〜40重量%であることが好ましい。38重量%未満であると得られた陶器の美的外観及び遠赤外線効果の発揮が少なくなる場合があり、40重量%を超えると、釉薬の粘稠度が高くなり、陶器素地に塗布し難くなる場合があるので、上記範囲内とすることが好ましい。
また、前記釉薬中には、陶器を製造する際に用いられる釉薬に通常に含有される他の成分を含有していてもよい。このような成分としては、例えば珪砂、長石、石灰石及び非晶質シリカ等が挙げられる。
【0023】
また、前記釉薬の陶器素地への塗布量は、焼成後の釉薬層の厚みが0.7〜1.2mm、になるような塗布量であることが好ましく、0.9〜1.1mmの厚みになるような塗布量であることが更に好ましい。塗布量が、焼成後の釉薬層の厚みが0.2mm未満となるような量であると、得られる陶器の美的外観が劣ったり遠赤外線効果が十分でない場合があり、塗布量が、焼成後の釉薬層の厚みが0.5mmを超える量であっても、得られる陶器の美的外観及び遠赤外線効果がそれ以上に上昇しない場合があるので、上記範囲内とすることが好ましい。
【0024】
前記釉薬の陶器素地への塗布方法は、従来より陶器を製造する際に釉薬を塗布する方法であれば、いずれでも用いることができる。このような方法としては、例えば、スプレーコーティング法、フローコート法及び印刷等が挙げられる。
【0025】
次いで、本発明の陶器の製造方法においては、前記釉薬が塗布された陶器素地を焼成する。焼成する温度には特に制限はなく、従来より陶器を製造する際に用いられている焼成温度でよく、例えば焼成温度は1000〜1300℃である。
【0026】
上記本発明の陶器の製造方法により得られた陶器は、美的外観に優れ、かつ遠赤外線効果を発揮し得るものとなり、例えば湯飲み茶碗、茶器、急須等の食器として用いられる。
【0027】
次に、本発明の陶器製造用釉薬について説明する。
本発明の陶器製造用釉薬は、ヒスイ輝石を含有することを特徴とする。ヒスイ輝石については、上記本発明の陶器の説明において説明した通りであり、ヒスイ輝石に代えてNaAlSi2O6を用いてもよい。また、この場合も、NaAlSi2O6の一部をFeAlSi2O6に置換してもよい。
【0028】
ヒスイ輝石を含有する釉薬を作製するにはヒスイ輝石の粉末を作製する。ヒスイ輝石の硬度は7−6と硬いため、磨細するために油脂を使用する。磨細した後、油脂を除去するために7%水酸化ナトリウム水溶液に浸漬し攪拌洗浄を繰り返し油脂を除去する。このようにして作製されたヒスイ輝石粉末は、可塑性がほとんどないため、水に懸濁しても直ぐに沈殿してしまい、釉薬を作製して陶器素地に塗布することは非常に困難である。従って、ヒスイ輝石粉末にコールマン石及びベントナイトを添加し攪拌して粘稠度を持たせ、釉薬を作製することが好ましい。この場合、コールマン石及びベントナイトの前記釉薬中の含有量は、コールマン石の含有量が2〜3重量%程度であり、ベントナイトの含有量が8〜10重量%であることが好ましい。
【0029】
また、前記陶器素地に塗布するための釉薬中の固形分含有量は38〜40重量%であることが好ましい。38重量%未満であると得られた陶器の美的外観及び遠赤外線効果の発揮が少なくなる場合があり、40重量%を超えると、釉薬の粘稠度が高くなり、陶器素地に塗布し難くなる場合があるので、上記範囲内とすることが好ましい。
また、前記釉薬中には、陶器を製造する際に用いられる釉薬に通常に含有される他の成分を含有していてもよい。このような成分としては、例えば珪砂、長石、石灰石及び非晶質シリカ等が挙げられる。
【0030】
本発明の釉薬は陶器製造用釉薬として適しており、本発明の釉薬を塗布して製造された陶器は、美的外観に優れ、かつ遠赤外線効果を発揮し得るものとなる。
【0031】
【実施例】
以下、本発明を実施例により詳細に説明する。なお、本発明の範囲は、かかる実施例に限定されないことはいうまでもない。以下の記載において、特に断らない限り部は重量部を表わす。
実施例1
下記表1の組成からなる原料を用い、湯飲み茶碗としての陶器素地を作製した。
【0032】
【表1】
Figure 0003692502
【0033】
次いで、以下の手順により釉薬を作製した。
ヒスイ輝石100部を、油脂20部に懸濁し、磨細した。次いで、磨細したヒスイ輝石を7%水酸化ナトリウム水溶液に浸漬し攪拌洗浄を繰り返して油脂を除去し、ヒスイ輝石粉末を得た。次いで、該ヒスイ輝石粉末100部に対してコールマン石10部及びベントナイト3部を加え、固形分含有量が32重量%になるように水を加え、よく攪拌し、釉薬を得た。
【0034】
次いで、得られた釉薬を上記陶器素地に浸漬法により塗布した。塗布量は陶器素地1mあたり100g/であり、この塗布量は、焼成後の釉薬層の厚みが0.5mmとなる量である。
釉薬を陶器素地に塗布した後、釉薬が塗布された陶器素地を1300℃の温度で10時間焼成し、本発明の陶器としての湯飲み茶碗を得た。
得られた湯飲み茶碗は茶色を呈しており、美的外観の優れたものであった。
【0035】
実施例2
下記表2の組成からなる原料を用いた以外は、実施例1と同様に操作を行い、本発明の湯飲み茶碗を得た。
【0036】
【表2】
Figure 0003692502
【0037】
得られた湯飲み茶碗は緑色を呈しており、美的外観の優れたものであっった。
【0038】
実施例3
既成の配合土に酸化鉄を3重量%添加することにより、茶色の陶体を得た。輝石釉の施釉、焼成と酸化鉄の溶融結晶によって美麗な玉虫色を得た。
実施例4
既成の配合土に酸化クロムを0.5重量%添加することにより、緑色の陶体を得た。輝石釉の施釉薬、焼成でヒスイ輝石の景色を表わすことを得た。
【0039】
実施例1及び2、比較例1で得られた湯飲み茶碗について、下記〔陶器の評価基準〕に従って、それぞれ評価を行った。その結果を表3に示す。
〔陶器の評価基準〕
(1)陶器の遠赤外線効果
湯飲み茶碗にヒスイ輝石粉末を操作、施釉薬、焼成しヒスイ輝石の有する遠赤外線の放射吸収能を如何なく発揮させることができるか否かについて評価を行った。
【0040】
【表3】
Figure 0003692502
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の陶器は美的外観に優れ、遠赤外線効果を発揮し得るものである。
また、本発明の陶器の製造方法によれば、美的外観に優れ、遠赤外線効果を発揮し得る陶器を容易に製造することができる。
また、本発明の陶器製造用釉薬は、陶器製造に適しており、本発明の釉薬を塗布して製造された陶器は美的外観に優れ、かつ遠赤外線効果を発揮し得るものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の陶器の実施形態の断面図を示す図である。
【符号の説明】
1 陶器素地
2 釉薬層

Claims (9)

  1. 陶器素地の表面に釉薬層が形成されている陶器であって、前記釉薬層がヒスイ輝石を含有することを特徴とする陶器。
  2. 陶器素地の表面に釉薬層が形成されている陶器であって、前記釉薬層がNaAlSi2O6を含有することを特徴とする陶器。
  3. 前記釉薬層にコールマン石及びベントナイトを含有する、請求項1又は2に記載の陶器。
  4. 陶器素地の表面にヒスイ輝石を含有する釉薬を塗布し、前記釉薬が塗布された陶器素地を焼成することを特徴とする、陶器の製造方法。
  5. 陶器素地の表面にNaAlSi2O6を含有する釉薬を塗布し、前記釉薬が塗布された陶器素地を焼成することを特徴とする、陶器の製造方法。
  6. 前記釉薬が、コールマン石及びベントナイトを含有する、請求項4又は5に記載の陶器の製造方法。
  7. ヒスイ輝石を含有する、陶器製造用釉薬。
  8. NaAlSi2O6を含有する、陶器製造用釉薬。
  9. コールマン石及びベントナイトを含有する、請求項7又は8に記載の陶器製造用釉薬。
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