JP3691585B2 - コンセント取付部を備える机の配線ダクト装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、机の天板の下方の左右脚間に設けられた配線ダクト装置に係わり、特にコンセント取付部を備える机の配線ダクト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、OA機器等のコードプラグを接続するコンセントを取付けた机として実開昭61−170331号公報、及び実開平7−3365号公報等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前者の考案は、天板の下面に、下面が開口して左右方向を向くチャンネル状のコンセント取付部が設けられ、該コンセント取付部に沿って移動自在にコンセントを設けたものであるが、コンセントに差込むプラグと接続するコードは、支持する部分がないため、天板の下面に垂れ下がってしまい、見苦しく、かつ机の使用者や机の傍らを通る人の邪魔になるという欠点があった。
【0004】
また、後者の考案は、天板の下方に、前面が開口して左右方向を向くコ字状の配線ダクトを設けるとともに、該配線ダクトの垂直面にコンセント取付部を設け、該コンセント取付部にコンセントを取付可能としたものであるが、このコンセント取付部にコンセントを取付けると、コンセントのプラグ差込口が、配線ダクトの前面開口より奥方に位置するため、コンセントへのプラグの差し抜きが煩雑であるばかりか、配線ダクト内にコンセントが設けられると、コンセント自体とそれに差込まれるプラグとが、配線ダクト内の左右方向配線の邪魔になるという欠点があった。
【0005】
本発明はこのような問題点に着目してなされたもので、コンセントへのプラグの差し抜きが行い易く、また、コンセントとそれに差込まれるプラグとが、配線ダクト内の左右方向配線の邪魔になることがなく、かつコード類を体裁よく配線できるコンセント取付部を備える机の配線ダクト装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のコンセント取付部を備える机の配線ダクト装置は、机の天板の下方に左右方向に設けられ、内部にコード類の収納空間を有し、前面が左右方向に略直線状に開口するチャンネル形状の第1ダクトと、該第1ダクトの下部にあって、左右方向に設けられる樋状の第2ダクトとからなり、前記第1ダクトの前面開口には、コンセント、通信コネクター、電話線コネクターのうち少なくとも1個が左右方向に摺動自在に嵌合され、前記樋状の第2ダクトは、前記コンセント、通信コネクター、電話線コネクターよりも下部に、かつ、これらコンセント、通信コネクター、電話線コネクターの前面よりも前方に張り出すように延設され、その底面には各コードが這設されていることを特徴としている。
この特徴によれば、コンセントやコネクターと、それに差し込まれるプラグとが、配線用の第2ダクト内に配線されたコードと干渉しないため、左右方向に多量の配線が可能になるとともに、コンセントやコネクターを適宜左右に自由に移動できるため、配線が密集している部分を避けてコンセントやコネクターを適当な場所に位置決めできる。また、コンセントやコネクターに差込まれたプラグより延出されるコードを見栄えよく収納することができるとともに、これらコードを急角度で折り曲げずに済む。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、まず図1には本発明実施例の机の使用状態を示す斜視図が示されており、図中1は机の天板、2は天板1の両端を支持する脚体、3は天板の1の後方に位置し、前記左右両脚体2間に配設される後面板をそれぞれ示しており、前記天板1上にはパソコン4及び電話機5等が載置されている。これらパソコン4、電話機5より延出される種々のコード4a、5aはそれぞれ天板1上に設けられた配線カバー6の通孔6aを介して天板1の裏面に導かれるようになっている。
【0010】
左右の脚体2は、特に図1〜図3に示されるように、天板1裏面に固設される上部フレーム7と、床面に接地する脚部としての下部フレーム8と、該上・下部フレーム7、8の上・下面にそれぞれ固着される水平部材9、10と、該水平部材9、10間前後端に配設される垂直部材11、12と、脚体2の側面を構成する内側板13、外側板14とから構成され、前記上・下部フレーム7、8は互いに長寸のボルト15及びナット15aを介して連結固定されるようになっている。
【0011】
上・下部フレーム7、8間垂直方向には、前記水平部材9、10と、垂直部材11、12及び内側板13、外側板14により覆われる空間部S(図2、3参照)が形成されるようになっている。そして本実施例において特に図1中左側の脚体2の内側にある内側板13は、特に図3に示されるようにその上下端に形成された案内溝17を介して上下の水平部材9、10の対向面にそれぞれ突設されたガイドレール16に摺動自在に嵌合されているため、内側板13を前方に移動すれば空間部Sの内向き側が開口されるようになっている。さらに前記内側板13の後端上、下部にはそれぞれ切欠き部18が形成されており、この切欠き部18がコード類の通孔として機能するようになっている。
【0012】
また、空間部S内には図2、図3のように、略L字形状のコードフック20が、内側板13を閉塞した際に前記コードフック20の少なくとも下半部が切欠き部18より外部に望むように水平部材9の所定箇所に形成された凹部9a内から吊設されている。
【0013】
このコードフック20は断面略円形状の棒材で形成されているので、コード類を切欠き部18の周縁に引掛けることなく滑らかに移動させることができるようになっている。
【0014】
後面板3の前面上部には、特に図4に示されるように前面が開口するチャンネル形状の第1ダクト21(コンセント取付ダクト)と、該第1ダクト21の下部に設けられるとともに上方が開口する樋状の第2ダクト22(配線ダクト)と、からなる配線ダクト装置23が机の奥の左右方向に架設されており、天板1の裏面に挿通されたコード類を水平方向に配線できるようになっている。
【0015】
前記第1ダクト21の開口縁21aには、コンセント24がその上下面に形成された案内溝25(図4、5参照)を介して左右方向に摺動自在に嵌合されている。そして前記コンセント24の後方より延出する電源コード24aは、第1ダクト21内の収納空間30を通り、切欠き部18を介して空間部S内に収納されている。
【0016】
前記第2ダクト22は、その底面とコンセント24の下面との距離Lが、所定長さを保持するように形成されているので、コンセント24及びその差込口26に差込まれるプラグ27が、第2ダクト22内に配線されるコード4a等の邪魔にならないようになっている。
【0017】
また、上面開口する樋状の第2ダクト22は、コンセント24より下部に、かつ該コンセント24の前面より前方位置に形成されるので、移動するコンセント24の差込口26に差込まれるプラグ27より下方に垂れるコードも体裁よく収納しておくことができるとともに、コードを急角度で折り曲げる必要もない。
【0018】
このように構成された本発明実施例の机における配線方法を図面に基づいて説明していくと、まず図1に示されるように天板1上に載置された電話機5やパソコン4等の種々のコード類は前述したように配線カバー6の通孔6aを介して天板1裏面に挿通できるようになっている。
【0019】
天板1裏面に挿通されたコード類のうち特に図中右側にあるパソコン4のコード4aは、第2ダクト22を介して図中右側から左側に向って水平に配線される。ここで適宜電源用のコードのプラグ27はコンセント24の差込口26に差込まれる。
【0020】
次にコード4aを垂直方向に配線するには、図2中2点鎖線で示されるように内側板13を前方に所定距離移動させ、脚体2の空間部S内側面を開放し、コード4aをコンセント24のコード24aとともにコードフック20に懸吊させる。ここで余剰コードを束ねたりする等の処理を施し、空間部S内に収めておくことが好ましい。そしてこれらコード4a、24aの下端が図示しない切欠き部より外部に挿通するように内側板13を閉塞すればよい。
【0021】
以上説明してきたように本発明実施例の机にあっては、配線ダクト装置23がコンセント24を有する第1ダクト21と、該第1ダクト21下部に所定距離をもって設けられる第2ダクト22とから構成されていることにより、前記第2ダクト22内にコード等を配線する際にコンセント24自体、又はコンセント24に差込まれるプラグ27等が邪魔になることがない。またコンセント24前面近傍が第2ダクト22等により閉塞されることがないので、コンセント24へのプラグ27の抜き差しが行い易くなる。
【0022】
図5には本発明の他の実施例が示され、電源に代えて信号を伝送するためのコネクターを備えたものであり、基本的には第1の実施例と同様である。即ち、前記第1ダクト21の開口縁21aには、プラグ27’の差込口26’を有する通信コネクター28がその上下面に形成された案内溝25を介して左右方向に摺動自在に嵌合されている。そして前記通信コネクター28の後方より延出する通信コード28aは、第1ダクト21内の収納空間30を通り、図2に示されるように切欠き部18を介して空間部S内に収納されている。
【0023】
図6は本発明の更に他の実施例を示したものであり、前記第1ダクト21の開口縁21aには、プラグ27”の差込口26”を有する電話線コネクター29がその上下面に形成された案内溝25を介して左右方向に摺動自在に嵌合されている。そして前記電話線コネクター29の後方より延出する電話コード29aは、第1ダクト21内の収納空間30を通り、図2に示されるように切欠き部18を介して空間部S内に収納されている。
【0024】
また、図7にはこれらコンセント24、通信コネクター28そして電話線コネクター29を、全て一本の第1ダクト21の開口縁21aに摺動自在に組み付けた状態が示されており、このようにすれば机の左右から延びるコードの長さ、または使用機器に応じてコンセントやコネクターを自由に適宜位置に移動できる。また、必要に応じてコンセントやコネクターの増設も可能である。
【0025】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0026】
【発明の効果】
本発明は次の効果を奏する。
【0027】
(a)請求項1の発明によれば、コンセントやコネクターと、それに差し込まれるプラグとが、配線用の第2ダクト内に配線されたコードと干渉しないため、左右方向に多量の配線が可能になるとともに、コンセントやコネクターを適宜左右に自由に移動できるため、配線が密集している部分を避けてコンセントやコネクターを適当な場所に位置決めできる。また、コンセントやコネクターに差込まれたプラグより延出されるコードを見栄えよく収納することができるとともに、これらコードを急角度で折り曲げずに済む。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施例の配線ダクトを備える机の使用状態を表わす一部破断斜視図である。
【図2】 図1のA−A断面図である。
【図3】 図2のB−B断面図である。
【図4】 図1の要部拡大斜視図である。
【図5】 図4に対応する第2実施例の斜視図である。
【図6】 図4に対応する第3実施例の斜視図である。
【図7】 第1、第2、第3実施例を組合わせた使用状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 天板
2 脚体
3 後面板
4 パソコン
5 電話機
4a、5a、24a コード
6 配線カバー
6a 通孔
7 上部フレーム
8 下部フレーム
9、10 水平部材
11、12 垂直部材
13 内側板(カバー体)
14 外側板
15 ボルト
15a ナット
16 ガイドレール(レール部)
17 案内溝
18 切欠き部
20 コードフック
21 第1ダクト
21a 開口縁
22 第2ダクト
23 配線ダクト装置
24 コンセント
25 案内溝
26、26’、26” 差込口
27、27’、27” プラグ
28 通信コネクター
29 電話線コネクター
28a、29a コード
30 収納空間
Claims (1)
- 机の天板の下方に左右方向に設けられ、内部にコード類の収納空間を有し、前面が左右方向に略直線状に開口するチャンネル形状の第1ダクトと、該第1ダクトの下部にあって、左右方向に設けられる樋状の第2ダクトとからなり、前記第1ダクトの前面開口には、コンセント、通信コネクター、電話線コネクターのうち少なくとも1個が左右方向に摺動自在に嵌合され、前記樋状の第2ダクトは、前記コンセント、通信コネクター、電話線コネクターよりも下部に、かつ、これらコンセント、通信コネクター、電話線コネクターの前面よりも前方に張り出すように延設され、その底面には各コードが這設されていることを特徴としてなるコンセント取付部を備える机の配線ダクト装置。
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JP13094096A JP3691585B2 (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | コンセント取付部を備える机の配線ダクト装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP13094096A JP3691585B2 (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | コンセント取付部を備える机の配線ダクト装置 |
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