JP3690431B2 - ホタテ貝の内臓分離吸引装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホタテ貝より貝柱を分離するホタテ貝加工機に関し、特に加熱開口装置、上側貝殻取り外し装置を経て、上側貝殻を除去した下側貝殻内の貝柱の周囲に囲繞するウロ(以後肝臓という)、ヒモ等よりなる内臓に対し、貝柱に熱的物理的損傷及び注水等による生食品質の低下を惹起させることなく内臓のみの吸引除去を可能としたホタテ貝の内蔵分離吸引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ホタテ貝からの生食用貝柱の分離は、主として女工さんの手作業で行なわれ、長時間の立作業と多量の水を扱う厳しい作業環境である3K職場であることから女工さんの就業人口の減少、老齢化によって、このようなホタテ水産加工業はますます労働力確保の問題をもちつつある。そこで従来より、熱的機械的またはそれらの併用による貝柱の分離剥き取りが種々提案されてきた。
【0003】
従来のホタテ貝加工機における加熱開口についての種々提案が見られたが、内臓分離吸引除去に関する提案では、最近特開平5−3751号公報に開示されている提案には、加熱についで行なわれる強制開口装置と、ついで行なわれる上側貝殻除去装置と、ついで行なわれる肝臓、ヒモ等の内臓を除去する内臓分離吸引装置と、貝柱分離装置と、移送チエーンコンベヤ等とよりなるホタテ貝加工機を介しての貝柱分離の記載がある。
【0004】
上記肝臓、ヒモ等の内蔵分離吸引装置は、図7に示すように、昇降(矢印A)可能のバキユーム吸い込み55と、貝柱11の押圧部材56と、圧縮空気吹き付けノズル57とよりなる。バキューム吸い込み55の下部には、切り欠き55bを持つ袴状吸い込み口55aを設け、肝臓、ヒモよりなる内臓12、13の吸引時には吹き付けノズル57より圧縮空気を肝臓、ヒモ12、13に吹き付け下側貝殻より剥がれやすくするとともに、バキューム吸い込み55の袴状吸い込み口55aを下側貝殻の貝柱16を中心に覆いかぶさるようにして、偏芯揺動を与えながら肝臓、ヒモのまわりを矢印B方向に回りながら吸引するようにしてある。なお、この際貝柱も一緒に吸引されるのを防ぐため、押さえ部材56で吸引中は貝柱11を押圧するように構成してある。
また、バキューム吸い込み55はホタテ貝の大小に合わせ内径を対応させるため交換使用するようにしてある。
なお、上記肝臓、ヒモ等の内臓分離吸引装置は、加熱開口部の加熱時間に同調して加熱時間だけ移動コンベヤを停止するようにしてある。
【0005】
また、上記提案における肝臓、ヒモ等の内蔵分離吸引装置は、上記説明したように、
a)肝臓及びヒモよりなる内臓の除去に圧搾空気の外側からの吹き付けと上部へのバキュームだけでは完全な除去が不確実となるため、強い吸引力が必要となり貝柱ごと吸引されたり貝柱の一部が剥ぎ取られたりすることになる。また、貝柱ごと吸引されるのを防ぐため貝柱上端を押さえ部材により押さえると表面が傷められ貝柱の品質低下に繋がる問題がある。
b)上記貝柱の押さえ部材があると肝臓及びヒモの引っ掛かりが惹起され、吸引除去の動作に確実性と安定性がなくなる。
【0006】
そこで、本発明者等は上記問題解決のためホタテ貝加工機に関する提案を、非公知の特願平7−264742において、しているが、該提案による肝臓、ヒモ等の内蔵分離吸引に関する技術的構成は下記の通りである。
【0007】
上記提案においては、肝臓、ヒモ除去のための内臓の分離吸引の前段に内臓部位を予め下側貝殻の対応部位より加熱して分離可能の状態にした後負圧により吸引除去するようにしている。
即ち、バキュームにより除去すべき肝臓、ヒモ等の下側貝殻10cの内面より容易に分離させるため、予め図6(A)に示すように固定押え棒123とスプリング124aにより加圧可能の水密性下部パッド124とにより挟持し、冷却水導入部127より冷却水を下側貝殻の略中央下部に導入して貝柱の下端を冷却するとともに、温水照射孔126、126により肝臓、ヒモ等よりなる内臓の対応部位に下側貝殻10cを介して温水照射をして前記内臓を下側貝殻より分離可能の状態にして、略分離状態にある内臓を後記する吸引部で分離するようにしてある。
即ち、図6(B)に示すように、下側貝殻固定用バキュームパッド128と水ノズル129、129と吸引ノズル130とより構成した前記吸引部により、前記温水照射により分離した内臓を水ノズル129、129よりの水を吹き付けウロ、ヒモの下部に水を注入する状態とした上で、吸引ノズル130により除去するようにしてある。
上記提案による肝臓、ヒモ等の内臓の分離吸引は、肝臓、ヒモ等の内臓の下側貝殻より予め分離させるため、下側貝殻下面よりの加熱冷却手段を必要とし、吸引ノズルにより内臓を吸引する。水ノズルによる水噴射は貝柱の生食性の品質低下を防止する役目もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、
内臓と貝柱とを残した下側貝殻より内臓を除去する装置において、ホタテ貝の内臓は、肝臓が吸引されると、それに引き続いてヒモが肝臓にくっついた状態で吸引可能になる特性を利用した事前の加熱冷却手段を必要としない高能率のホタテ貝の内蔵分離吸引装置の提供を目的としたものである。
【0009】
また、請求項1記載の発明は、前記発明の目的に加え、
揺動ノズルの構成について、肝臓についでヒモを逐次揺動吸引できる構成を持つようにしたホタテ貝加工機の内蔵分離吸引装置の提供を目的としたものである。
【0010】
また、請求項2記載の発明は、前記発明の目的に加え、
揺動ノズル先端の設定位置を、吸引開始初期に肝臓部位の吸引可能にした構成を持つようにした、ホタテ貝加工機の内蔵分離吸引装置の提供を目的としたものである。
【0011】
また、請求項3記載の発明は、前記発明の目的に加え、
台座の構成について、肝臓近傍部位に揺動ノズルの位置設定の前提となる、着座した源貝の貝柱中心位置を所定定位置に設定可能にした構成を持つようにした、ホタテ貝の内臓分離吸引装置の提供を目的としたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、ホタテ貝を開口させた後、内臓と貝柱とを残した下側貝殻より内臓を除去するホタテ貝の内臓分離吸引装置において、
ホタテ貝の下側貝殻を裏面側より位置させる着座用台座と、開口した下側貝殻の上方より揺動自在に吊下された吸引ノズルとを具え、
前記吸引ノズルが内臓の肝臓(ウロ)部位を吸引する事により前記吸引ノズルが揺動しながら逐次後続ヒモを吸引可能に構成するとともに、
前記吸引ノズルを、上側貝殻を除去した下側貝殻を台座に固定する下側貝殻押圧部と、上下駆動部と、該駆動部に揺動可能に支持され所定位置まで下降可能にして且つ蛇腹状揺動部を具えた吸引ノズル部とより構成し、前記吸引ノズル部は蛇腹状揺動部下側で支持される揺動ピンにより弧状に揺動可能に構成したことを特徴とするものである。
【0013】
また、請求項2記載の発明は、
ホタテ貝を開口させた後、内臓と貝柱とを残した下側貝殻より内臓を除去するホタテ貝の内臓分離吸引装置において、
ホタテ貝の下側貝殻を裏面側より位置させる着座用台座と、開口した下側貝殻の上方より揺動自在に吊下された吸引ノズルとを具え、
前記吸引ノズルが内臓の肝臓(ウロ)部位を吸引する事により前記吸引ノズルが揺動しながら逐次後続ヒモを吸引可能に構成するとともに、
前記吸引ノズルの吊下位置が、該吊下位置を頂点とし貝柱中心部と肝臓中心部とを一辺とする略鈍角三角形を形成する如く設定されたことを特徴とするものである。この場合略鈍角三角形には、吊下位置における頂角が180°、即ち貝柱中心部と肝臓中心部を結ぶ直線上に吊下位置が位置する場合も含む。
【0014】
また、請求項3記載の発明は、ホタテ貝を開口させた後、内臓と貝柱とを残した下側貝殻より内臓を除去するホタテ貝の内臓分離吸引装置において、
ホタテ貝の下側貝殻を裏面側より位置させる着座用台座と、開口した下側貝殻の上方より揺動自在に吊下された吸引ノズルとを具え、
前記吸引ノズルが内臓の肝臓(ウロ)部位を吸引する事により前記吸引ノズルが揺動しながら逐次後続ヒモを吸引可能に構成するとともに、前記台座は、ホタテ貝下側貝殻の表面形状に相似の傾斜接触凹面を持つ楕円リング状弾性部材よりなる凹形台座で構成させたことを特徴とするものである。
【0015】
また、請求項4記載の発明は、請求項1、2、3記載の発明において、前記内蔵若しくは下側貝殻上に放水される放水ノズルとを具え、
前記放水ノズルにより放水されながら吸引ノズルが内臓の肝臓部位を吸引する事により前記吸引ノズルが揺動しながら逐次後続ヒモを吸引可能に構成するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例の形態を、図示例と共に説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、形状、その相対的位置等は特に特定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は本発明のホタテ貝の内臓分離吸引装置の概略の構成を示す模式図で、図2は図1のII−II視図で、図3は図2のIII−III視図で、図4は図1の凹形台座の正面図及び側面図で、図5は図1の内蔵分離吸引装置の作動状況を段階的に示す図である。
【0017】
図1、図2に示すように、本発明のホタテ貝の内臓分離吸引装置は、原貝のセンタリング装置及び加熱開口装置及び上側貝殻取り外し装置の工程を経由して上側貝殻の取り外しが終了した状態の下側貝殻を着座させる台座35と、貝柱の周囲に囲繞した肝臓及びヒモよりなる内臓を分離吸引する揺動吸引ノズル20と、吸引補助の投射水ノズル19とより構成する。
【0018】
上記揺動吸引ノズル20は、下側貝殻押圧部26と吸引ノズル部15と上下駆動部21とよりなる。
上下駆動部21は、駆動フレーム23とアクチュエータ25とその両者を遊合可能に結合する遊合結合ピン24とよりなり、下側貝殻押圧部26と吸引ノズル部15を適宜上下昇降可能にしてある。
下側貝殻押圧部26は、押圧フレーム28と押圧棒29とよりなり、図2に見るように駆動フレーム23により昇降する吸引ノズル部15の揺動ピン18に長穴27を介して昇降可能に遊合結合するようにし、下部の押圧板29により下側貝殻の両側を図3の仮想線に示すように片側は湾曲させ貝柱に損傷を与えないようにするとともに、自重で押圧可能にしてある。
吸引ノズル部15は、吸引ノズル17と揺動可能の構造にするための蛇腹16と揺動ピン18とよりなり、図2に見るように駆動フレーム23に左右前後に適当の間隙を介して揺動ピン18により揺動可能に係止する構造にしてある。
【0019】
また、下側貝殻着座用の台座35は、楕円リング状の凹形台座37と該凹形台座37の繋止溝33を介してセットする図示してない繋止金具とよりなる。
凹形台座37は図4に示すように、楕円リング状の弾性部材よりなる。また、上側凹面にはホタテ貝の表面形状が大小の区別なく相似する特性を利用して、下側貝殻の表面形状に相似した傾斜接触凹面34を形成するようにしてある。
なお、リング状開口部周辺部位には、スリット32を複数設け、クッション性の向上を図ると共に小さい貝の時に脱落しないようにしてある。
また、台座35の設定方向は、図4に示す矢印X方向と、図1に示す工程進行方向である矢印X方向と一致させるようにし、且つ蝶番10bが前記矢印X方向に対して後位でかつ進行方向に直角になるよう着座させるようにしてある。
上記構成の台座を使用して、ホタテ貝を少なくとも台座ベースに平行に着座させれば、着座されたホタテ貝の貝柱の中心は貝の大小に係わらず常に定位置にセットできる。
【0020】
本発明は、上記構成により、肝臓を先に吸引するとそれに連なるヒモは容易に剥がすことができる特性を利用したもので、使用に際しては、図3に示す2点鎖線の円Oの真上に吸引ノズル17の先端の吸引口17aが位置するようにセットする。なお、上記円Oの中心Oは下側貝殻の蝶番の芯10fを直角に過る中心線Y上に位置し、貝柱の中心Pと肝臓の中心Qとで鈍角三角形OPQを形成する位置に位置させるとともに、吸引口と貝柱上端の距離設定高さZは貝柱上端より9〜12mmにすることが望ましい。
以下に内臓分離吸引装置の作動状況を図5により▲1▼〜▲5▼につき説明する。
▲1▼;上下駆動部21のアクチュエータ25が全ストローク後退した状態で、下側貝殻10cが台座35に着座して所定位置にセットされる。
▲2▼;アクチュエータ25が作動して、下側貝殻押圧部26の押圧板29が下側貝殻10cの両縁を押圧する。なお、この際の押圧力は押圧部の自重による。
▲3▼a;アクチュエータ25が更に下降動作をして駆動フレーム23も下降し、該駆動フレームに遊合する揺動ピン18(吸引ノズル17に設けてある)が下側貝殻押圧部26の押圧フレームの長溝27の最下降位置で停止する。
b;そのため、吸引ノズル17は所定高さに(貝柱11の上端よりZ)に停止して肝臓12の吸引に適当な位置に近付く。なお、上記高さは9〜12mmが望ましい。
また、上記長穴27は上記ノズルと肝臓との間のクリアランスを調節する。
c;蛇腹16が伸びて吸引用ブロワーの吸引力がノズル先端17aの周辺に発生する。
▲4▼a;吸引により最初に肝臓が吸引される。
b;吸引を促進させるため、吸引補助用の投射水ノズル19により、清水を吸引開始より適宜時間放出する。
なお、貝柱は加熱処理してないから分離吸引されない。
▲5▼a;肝臓12が吸引ノズル17により吸引されると、これに引き続いてヒモ(外套膜)13が肝臓にくっついた状態で吸引される。
b;吸引されるに従って吸引ノズル17が揺動ピン18を中心にして弧状に揺動してすべてのヒモを吸引する。(ヒモは肝臓の方から剥がすとこれらを覆っている薄皮と一緒に剥がれる性質を持っている)
ヒモが全部吸引されると吸引ノズル17は自重により揺動は停止し、同時にアクチュエータ25により上昇しホーム位置に復帰する。
【0021】
上記内臓分離吸引は、吸引開始のときの吸引ノズルの先端位置が必ず下側貝殻の所定位置(好ましくは図3の点Oの位置にノズル中心が位置することが望ましい)に源貝の大小に係わらず位置することが必要である。
しかし、本発明では着座用台座35に前記説明した構成としたため、下側貝殻が台座基盤に平行(水平)にセットされるかぎり、上記問題は解決され、高能率の内臓分離吸引が可能である。
【0022】
【発明の効果】
以上記載のごとく、本発明によれば前工程により吸引補助の為に僅かな清水の放水を行うのみで、確実に肝臓とヒモを吸引することが可能である。これによって従来人手によっていた手作業が自動化できることになる。
また、貝柱に対しても熱的汚染、物理的損傷を皆無とし、且つ生食品としての新鮮度の維持を可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホタテ貝の内臓分離吸引装置の概略の構成を示す模式図である。
【図2】図1のII−II視図である。
【図3】図2のIII−III視図である。
【図4】図1の凹形台座の正面図及び側面図である。
【図5】図1の内蔵分離吸引装置の作動状況を段階的に示す図である。
【図6】従来の内臓分離手段の概略の構成を示す図で、
(A);肝臓、ヒモの下側貝殻より分離させるための温水照射と冷却水噴射の状況を示す図で、
(B);図(A)で下側貝殻で分離したウロ、ヒモを吸引する状況を示す図である。
【図7】従来の内臓分離手段の別の実施例の概略の構成を示す図である。
【符号の説明】
10c 下側貝殻
11 貝柱
12 肝臓
13 ヒモ
15 吸引ノズル部
16 蛇腹
17 吸引ノズル
18 揺動ピン
19 投射水ノズル
20 揺動吸引ノズル
21 上下駆動部
23 駆動フレーム
24 遊合結合ピン
25 アクチュエータ
26 下側貝殻押圧部
27 長穴
28 押圧フレーム
29 押圧板
32 スリット
35 台座
37 凹形台座
Claims (4)
- ホタテ貝を開口させた後、内臓と貝柱とを残した下側貝殻より内臓を除去するホタテ貝の内臓分離吸引装置において、
ホタテ貝の下側貝殻を裏面側より位置させる着座用台座と、開口した下側貝殻の上方より揺動自在に吊下された吸引ノズルとを具え、
前記吸引ノズルが内臓の肝臓(ウロ)部位を吸引する事により前記吸引ノズルが揺動しながら逐次後続ヒモを吸引可能に構成するとともに、前記吸引ノズルを、
上側貝殻を除去した下側貝殻を台座に固定する下側貝殻押圧部と、上下駆動部と、該駆動部に揺動可能に支持され所定位置まで下降可能にして且つ蛇腹状揺動部を具えた吸引ノズル部とより構成し、前記吸引ノズル部は蛇腹状揺動部下側で支持される揺動ピンにより弧状に揺動可能に構成したことを特徴とするホタテ貝の内臓分離吸引装置。 - ホタテ貝を開口させた後、内臓と貝柱とを残した下側貝殻より内臓を除去するホタテ貝の内臓分離吸引装置において、
ホタテ貝の下側貝殻を裏面側より位置させる着座用台座と、開口した下側貝殻の上方より揺動自在に吊下された吸引ノズルとを具え、
前記吸引ノズルが内臓の肝臓(ウロ)部位を吸引する事により前記吸引ノズルが揺動しながら逐次後続ヒモを吸引可能に構成するとともに、
前記吸引ノズルの吊下位置が、該吊下位置を頂点とし貝柱中心部と肝臓中心部とを一辺とする略鈍角三角形を形成する如く設定されたことを特徴とするホタテ貝の内臓分離吸引装置。 - ホタテ貝を開口させた後、内臓と貝柱とを残した下側貝殻より内臓を除去するホタテ貝の内臓分離吸引装置において、
ホタテ貝の下側貝殻を裏面側より位置させる着座用台座と、開口した下側貝殻の上方より揺動自在に吊下された吸引ノズルとを具え、
前記吸引ノズルが内臓の肝臓(ウロ)部位を吸引する事により前記吸引ノズルが揺動しながら逐次後続ヒモを吸引可能に構成するとともに、前記台座は、ホタテ貝下側貝殻の表面形状に相似の傾斜接触凹面を持つ楕円リング状弾性部材よりなる凹形台座で構成させたことを特徴とするホタテ貝の内臓分離吸引装置。 - 前記内蔵若しくは下側貝殻上に放水される放水ノズルとを具え、
前記放水ノズルにより放水されながら吸引ノズルが内臓の肝臓部位を吸引する事により前記吸引ノズルが揺動しながら逐次後続ヒモを吸引可能に構成したことを特徴とする請求項1、2若しくは3いずれか1項記載のホタテ貝の内臓分離吸引装置。
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