JP3690025B2 - 複合型火災感知器及びそのシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、煙感知部と熱感知部とを併せ持った複合型火災感知器及びそのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術の複合型火災感知器を図5、図6を用いて説明する。図5は複合型火災感知器の構成を示すブロック図である。図6は複合型火災感知器を含む火災感知システムの構成を示すブロック図である。
【0003】
従来より煙感知部と熱感知部とを合わせ持つ複合型火災感知器が用いられている。このものは、昼間は熱感知部を用いて火災感知を行い、夜間は煙感知部を用いて火災感知を行っていた。昼間は熱感知部を用いているのは、昼間であれば人が大勢いて、タバコの煙なども生じやすいため、僅かな煙をも感知し得る煙感知部は不適切であり、また昼間に煙の発生するような火災であれば人が目視で発見するので煙検知部により火災感知するまでもないからである。また、夜間に煙感知部を用いて火災感知を行うのは、夜間は人がいないのでタバコの煙が発生することはないため、煙が検知されるとほぼ火災と判断できるからである。
【0004】
図5において、複合型火災感知器Aは、煙感知部1と、切替判断部2と、接続部3と、温度感知部4とを備える。
【0005】
煙感知部1は、煙検知素子5、電流電圧変換部6、アナログ/デジタル変換部(以下A/D変換部と記す)7、演算処理部8、煙火災判断部9、タイマ部10を有している。
【0006】
煙検知素子5は、不図示の暗箱内に設けられた発光ダイオード等の投光素子5aと、受光軸を投光素子5aの光軸とずらして設けられたフォトダイオード等の受光素子5bとを有して構成されており、投光素子5aから照射された光が、暗箱内に流入した煙に乱反射して受光素子5bに受光されると、受光素子5bが微少な電流Iを出力するものである。そして、該電流Iが、電流電圧変換部6において電圧V1に変換され、該電圧V1がA/D変換部7によってデジタルデータに変換され、該デジタルデータが演算処理部8において数値煙濃度データDに変換される。
【0007】
煙火災判断部9は、演算処理部8より出力される数値煙濃度データDに基づいて、火災が発生したと判断すると、発報信号S1を接続部3に出力するものである。
【0008】
温度感知部4は、温度検出素子11、A/D変換部12、演算処理部13、温度火災判断部14とを有している。
【0009】
温度検出素子11は周囲温度を検出して該温度に対応する電圧V2を出力するものであり、例えばサーミスタ等で構成されている。そして、該電圧V2がA/D変換部12でデジタルデータに変換され、該デジタルデータが演算処理部13で数値データである数値温度データPに変換されて、温度火災判断部14に出力される。
【0010】
温度火災判断部14は、数値温度データPを予め定めた火災判断レベルであるしきい値TH2とを比較して、数値温度データPがしきい値TH2より大きければ火災発生と判断する。そして、温度火災判断部14は、火災が発生したと判断すると、発報信号S1を接続部3に出力する。
【0011】
接続部3は、煙感知部1の煙火災判断部9と温度感知部4の温度火災判断部14と火災受信機Bとに接続されており、煙火災判断部9又は温度火災判断部14を火災受信機Bに選択接続するものである。そして、接続部3の接続状態は、切替判断部2の指示により切り替えられる。
【0012】
切替判断部2は、時間帯に応じて接続部3における接続状態を切り替えるものであり、具体的には、昼間は温度感知部4の温度火災判断部14と火災受信機Bとを接続するように接続状態を切替え、夜間は煙感知部1の煙火災判断部9と火災受信機Bとを接続するように接続状態を切り替える。
【0013】
以上のようにして構成された複合型火災感知器にあっては、昼間は温度感知部4によって火災感知され、夜間は煙感知部によって火災感知される。従って、昼間はタバコの煙などによって誤発報することなく、夜間は煙感知部1によりより精度よく火災の感知を行う。
【0014】
また、他の火災感知システムにあっては、図6に示すように、切替判断部2、接続部3、タイマ部10、煙火災判断部及び温度火災判断部の働きを合わせ持つ火災判断部16、を火災受信機Bに設けたものもある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の図5、図6に示すような複合型火災感知器及びそのシステムにあっては、煙検知素子5が故障した場合には、夜間の煙感知による火災感知を行うことができず、また温度検出素子11が故障した場合には、昼間の温度感知による火災感知を行うことができず防火上好ましくないという問題点があった。
【0016】
本発明は、上記問題点を改善するために成されたもので、その目的とするところは、煙検知素子と温度検出素子とのいずれか一方が故障した場合であっても、火災の検知を連続的に行うことができ、防火上好ましい複合型火災感知器及びそのシステムを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の問題を解決するために、請求項1記載の発明にあっては、周囲の煙濃度を検知する煙検知素子及び該煙濃度に基づいて火災の発生を判断する煙火災判断部を有する煙感知部と、周囲温度を検出する温度検出素子及び該周囲温度に基づいて火災の発生を判断する温度火災判断部を有する温度感知部と、外部の火災受信機に煙感知部又は温度感知部を選択接続する接続部と、接続部の接続状態を切り替える切替判断部と、を備える複合型火災感知器であって、煙検知素子の故障を検出する煙検知素子故障検出部を有し、前記切替判断部は煙検知素子故障検出部が煙検知素子の故障を検出すると温度感知部と火災受信機とを接続するように接続部の接続を切り替えることを特徴とするものである。
【0018】
請求項2記載の発明にあっては、前記切替判断部は、煙検知素子故障検出部が煙検知素子の故障を検出すると温度感知部と火災受信機とを接続するように接続部の接続を切り替えるとともに、温度感知部の温度火災判断部の火災発生の判断基準を低くして火災発生と判断しやすくすることを特徴とするものである。
【0019】
請求項3記載の発明にあっては、周囲の煙濃度を検知する煙検知素子及び該煙濃度に基づいて火災の発生を判断する煙火災判断部を有する煙感知部と、周囲温度を検出する温度検出素子及び該周囲温度に基づいて火災の発生を判断する温度火災判断部を有する温度感知部と、外部の火災受信機に煙感知部又は温度感知部を選択接続する接続部と、接続部の接続状態を切り替える切替判断部と、を備える複合型火災感知器であって、温度検出素子の故障を検出する温度検出素子故障検出部を有し、前記切替判断部は温度検出素子故障検出部が温度検出素子の故障を検出すると煙感知部と火災受信機とを接続するように接続部の接続を切り替えることを特徴とするものである。
【0020】
請求項4記載の発明にあっては、前記切替判断部は、温度検出素子故障検出部が温度検出素子の故障を検出すると煙感知部と火災受信機とを接続するように接続部の接続を切り替えるとともに、煙感知部の煙火災判断部の火災発生の判断基準を高くして火災発生と判断しにくくすることを特徴とするものである。
【0021】
請求項5記載の発明にあっては、周囲の煙濃度を検知する煙検知素子を有する煙感知部と、周囲温度を検出する温度検出素子とを有する温度感知部と、を備える複合型火災感知器と、煙感知部の感知した煙濃度に基づいて火災の発生を判断し、温度感知部の感知した周囲温度に基づいて火災の発生を判断する火災判断部と、火災判断部に煙感知部又は温度感知部を選択接続する接続部と、接続部の接続状態を切り替える切替判断部と、を有する火災受信機と、を有して成る複合型火災感知システムであって、煙検知素子の故障を検出する煙検知素子故障検出部を有し、前記切替判断部は煙検知素子故障検出部が煙検知素子の故障を検出すると温度感知部と火災受信機とを接続するように接続部の接続を切り替えることを特徴とするものである。
【0022】
請求項6記載の発明にあっては、前記切替判断部は、煙検知素子故障検出部が煙検知素子の故障を検出すると温度感知部と火災判断部とを接続するように接続部の接続を切り替えるとともに、温度感知部の火災判断部の火災発生の判断基準を低くして火災発生と判断しやすくすることを特徴とするものである。
【0023】
請求項7記載の発明にあっては、周囲の煙濃度を検知する煙検知素子を有する煙感知部と、周囲温度を検出する温度検出素子とを有する温度感知部と、を備える複合型火災感知器と、煙感知部の感知した煙濃度に基づいて火災の発生を判断し、温度感知部の感知した周囲温度に基づいて火災の発生を判断する火災判断部と、火災判断部に煙感知部又は温度感知部を選択接続する接続部と、接続部の接続状態を切り替える切替判断部と、を有する火災受信機と、を有して成る複合型火災感知システムであって、温度検出素子の故障を検出する温度検出素子故障検出部を有し、前記切替判断部は温度検出素子故障検出部が温度検出素子の故障を検出すると煙感知部と火災受信機とを接続するように接続部の接続を切り替えることを特徴とするものである。
【0024】
請求項8記載の発明にあっては、前記切替判断部は、温度検出素子故障検出部が温度検出素子の故障を検出すると煙感知部と火災判断部とを接続するように接続部の接続を切り替えるとともに、火災判断部の火災発生の判断基準を高くして火災発生と判断しにくくすることを特徴とするものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる複合型火災感知器の第一実施の形態を図1に基づいて、第二実施の形態を図2、図3に基づいて、第三実施の形態を図4に基づいて説明する。
【0026】
〔第一実施の形態〕
図1は、火災感知器の構成を説明するブロック図である。
【0027】
図1において、複合型火災感知器Aは、煙感知部21と、切替判断部22と、接続部23と、温度感知部24とを備える。
【0028】
煙感知部21は、煙検知素子25、電流電圧変換部26、アナログ/デジタル変換部(以下A/D変換部と記す)27、演算処理部28、煙火災判断部29、タイマ部30、煙検知素子故障検出部36を有している。
【0029】
煙検知素子25は、不図示の暗箱内に設けられた発光ダイオード等の投光素子25aと、受光軸を投光素子25aの光軸とずらして設けられたフォトダイオード等の受光素子25bとを有して構成されており、投光素子25aから照射された光が、暗箱内に流入した煙に乱反射して受光素子25bに受光されると、受光素子25bが微少な電流Iを出力するものである。
【0030】
電流電圧変換部26は、煙検知素子25の出力する電流Iを電圧V1に変換して、A/D変換部27に出力するものである。A/D変換部27は、アナログ値である電圧V1をデジタルデータに変換して演算処理部28に出力するものである。演算処理部28は該デジタルデータを数値データである数値煙濃度データDに変換して、煙火災判断部29に出力するものである。
【0031】
煙火災判断部29は、演算処理部28より出力される数値煙濃度データDと、火災判断レベルであるしきい値TH1とを比較して、数値煙濃度データDがしきい値TH1よりも大きい場合には、タイマ部30において計時する降蓄積時間Tの期間内に演算処理部28より出力される数値煙濃度データDとしきい値TH1とを比較して、数値煙濃度データDがしきい値TH1以下でなければ火災発生と判断する。
【0032】
一方、煙火災判断部29は、演算処理部28より出力される数値煙濃度データDと、火災判断レベルであるしきい値TH1とを比較して、数値煙濃度データDがしきい値TH1よりも大きい場合であっても、その時点以降蓄積時間Tの期間内に演算処理部29より出力される数値煙濃度データDとしきい値TH1とを比較して、数値煙濃度データDがしきい値TH1以下であれば火災発生とは判断しない。煙火災判断部29は、火災が発生したと判断すると、発報信号S1を接続部23に出力する。
【0033】
煙検知素子故障判断部36は、煙検知素子25の故障を検出するものである。具体的には、煙検知素子25が故障した場合には投光素子25aであるLEDのLED駆動回路に電流が流れなくなるので、煙検知素子故障判断部36は、該電流が流れないことを検出することにより故障を検出する。そして、煙検知素子故障判断部36は、煙検知素子25が故障している場合には、故障信号S2を切替判断部22に出力する。
【0034】
温度感知部24は、温度検出素子31、A/D変換部32、演算処理部33、温度火災判断部34とを有している。
【0035】
温度検出素子31は周囲温度を検出して該温度に対応する電圧V2を出力するものであり、例えばサーミスタ等で構成されている。A/D変換部32は電圧V2をデジタルデータに変換して演算処理部33に出力するものである。
【0036】
演算処理部33は該デジタルデータを数値データである数値温度データPに変換し、温度火災判断部34に出力される。
【0037】
温度火災判断部34は、数値温度データPを予め定めた火災判断レベルであるしきい値TH2とを比較して、数値温度データPがしきい値TH2より大きければ火災発生と判断する。そして、温度火災判断部34は、火災が発生したと判断すると、発報信号S1を接続部23に出力する。
【0038】
接続部23は、煙感知部21の煙火災判断部29と温度感知部24の温度火災判断部34と火災受信機Bとに接続されており、煙火災判断部29又は温度火災判断部34を火災受信機Bに選択接続するものである。そして、接続部23の接続状態は、切替判断部22の指示により切り替えられる。
【0039】
切替判断部22は、時間帯に応じて接続部23における接続状態を切り替えるものであり、具体的には、昼間は温度感知部24の温度火災判断部34と火災受信機Bとを接続するように接続状態を切替え、夜間は煙感知部21の煙火災判断部29と火災受信機Bとを接続するように接続状態を切り替える。
【0040】
また、切替判断部22は故障信号S2を煙検知素子故障判断部36から受け取ると、時間帯に関係なく温度火災判断部34を火災受信機Bと接続するように接続部23の状態を切替え、更に、温度火災判断部34のしきい値TH2を低い値に変更する。
【0041】
以上のようにして構成された複合型火災感知器は次のようにして動作する。即ち、切替判断部22が、昼間は温度感知部24の温度火災判断部34と火災受信機Bとを接続するように接続状態を切替え、夜間は煙感知部21の煙火災判断部29と火災受信機Bとを接続するように接続状態を切り替え、昼間は温度感知部24によって火災の検知を行い、夜間は煙感知部21によって火災の検知を行う。
【0042】
そして、煙検出素子25が故障した場合には、煙検知素子故障判断部36が煙検知素子25の故障を検出して故障信号S2を切替判断部22に出力する。
【0043】
切替判断部22は、該故障信号S2を受け取ると時間帯に関係なく温度火災判断部34を火災受信機Bと接続するように接続部23の状態を切替え、更に、温度火災判断部34のしきい値TH2を低い値に変更する。
【0044】
よって、夜間に煙検知素子25が故障した場合であっても、しきい値TH2が下げられて、火災発生と判断しやすくなされた温度感知部24によって、火災の感知が続けられ、火災の感知が途切れることがない。
【0045】
〔第二実施の形態〕
図2は火災感知器の構成を説明するブロック図である。なお、図2においては前述の第一実施の形態で説明したところの複合型火災感知器と同等の箇所には同じ符号を付してあるので、同等の箇所の詳細な説明は省略する。
【0046】
図2に示す本第二実施の形態の複合型火災感知器が、前述の第一実施の形態で説明したところの複合型火災感知器と異なり特徴となるのは次の構成である。
【0047】
即ち、煙検知素子故障判断部36を設けずに、温度検出素子故障判断部37を設け、切替判断部22は、温度検出素子故障判断部37から故障信号S3を受け取ると、時間帯に関係なく煙火災判断部29を火災受信機Bと接続するように接続部23の状態を切替え、更に、煙火災判断部29のしきい値TH1を高い値に変更する。
【0048】
温度検出素子故障判断部37は、温度検出素子31の故障は検出するものである。具体的には、温度検出素子31が故障した場合には温度検出素子31を構成するサーミスタの抵抗値が0[Ω](サーミスタが短絡した場合)又は無限大(サーミスタが断線した場合)となるので、温度検出素子故障判断部37は該抵抗値に0[Ω]または無限大になったことを検出することにより故障を検出する。そして、温度検出素子故障判断部37は、温度検出素子31が故障している場合には、故障信号S3を切替判断部22に出力する。
【0049】
以上のようにして構成された複合型火災感知器次のようにして動作する。即ち、切替判断部22が、昼間は温度感知部24の温度火災判断部34と火災受信機Bとを接続するように接続状態を切替え、夜間は煙感知部21の煙火災判断部29と火災受信機Bとを接続するように接続状態を切り替え、昼間は温度感知部24によって火災の検知を行い、夜間は煙感知部21によって火災の検知を行う。
【0050】
そして、温度検出素子31が故障した場合には、温度検出素子故障判断部37が温度検出素子31の故障を検出して故障信号S3を切替判断部22に出力する。
【0051】
切替判断部22は、該故障信号S3を受け取ると時間帯に関係なく煙火災判断部29を火災受信機Bと接続するように接続部23の状態を切替え、更に、煙火災判断部29のしきい値TH1を高い値に変更する。
【0052】
よって、昼間に温度検出素子31が故障した場合であっても、しきい値TH1が上げられて、火災発生と判断しにくくなされた煙感知部21によって、火災の感知が続けられ、火災の感知が途切れることがない。
【0053】
また、図3に示すように、煙検知素子故障判断部36と温度検出素子故障判断部37とを設けて、煙検知素子25又は温度検出素子31の一方が故障した場合、他方の素子で火災の検知を行うようにしてもよい。この場合、いずれが故障しても他方のもので補うことができるので、より好ましいものとなる。
【0054】
〔第三実施の形態〕
図4は火災感知システムの構成を説明するブロック図である。なお、図4においては前述の第一実施の形態及び第二の実施の形態で説明したところの火災感知器と同等の機能を有する部位には同じ符号を付してあるので、同等の箇所の詳細な説明は省略する。
【0055】
図4に示す本第三実施の形態の火災感知システムが、前述の第一実施の形態及び第二実施の形態で説明したところの火災感知器を含むシステムと異なり特徴となるのは次の構成である。
【0056】
即ち、接続部23、切替判断部22、火災判断部38、タイマ部30を火災受信機Bに設けた構成である。なお、図4においては、火災受信機Bと火災感知器Aとを複数の信号線で接続しているが、このような接続状態に限られるものではなく、一本の信号線で接続して、信号線により数値煙濃度データDと数値温度データPとを送信するようにしてもよい。
【0057】
火災判断部38は、第一実施の形態で説明したところの煙火災判断部29と温度火災判断部34とを併せたものであって、接続部23から数値温度データPが入力されると温度火災判断部34と同じ働きをし、数値煙濃度データDが入力されると煙火災判断部29と同じ働きをするものである。
【0058】
以上のような構成の火災感知システムにあっては、火災発生の判断を火災受信機Bで行うと共に、煙検知素子故障判断部36又は温度検出素子故障判断部37からの故障信号S2,S3が切替判断部22に入力されると、該信号に基づいて切替判断部22が接続部23の接続状態を切り替える。
【0059】
よって、煙検知素子25又は温度検出素子31の一方が故障した場合、他方の素子で火災の検知を行うことができ、火災の感知が続けられて、火災の感知が途切れることがない。
【0060】
【発明の効果】
本発明の複合型火災感知器及びそのシステムは上述のように構成してあるから、請求項1記載の発明にあっては、煙検知素子故障検出部が煙検知素子の故障を検出し、切替判断部は煙検知素子故障検出部が煙検知素子の故障を検出すると温度感知部と火災受信機とを接続するように接続部の接続を切り替えるので、煙検知素子が故障した場合であっても、温度感知部によって火災の感知が続けられ、火災の感知が途切れることがなく、火災の検知を連続的に行うことができ、防火上好ましい複合型火災感知器を提供できるという効果を奏する。
【0061】
請求項2記載の発明にあっては、請求項1記載の発明の効果に加えて、切替判断部は、煙検知素子故障検出部が煙検知素子の故障を検出すると温度感知部と火災受信機とを接続するように接続部の接続を切り替えるとともに、温度感知部の温度火災判断部の火災発生の判断基準を低くして火災発生と判断しやすくするので、温度感知部によって煙感知部と同程度の敏感さでもって火災感知をすることのできる複合型火災感知器を提供できるという効果を奏する。
【0062】
請求項3記載の発明にあっては、温度検出素子故障検出部が温度検出素子の故障を検出し、切替判断部は温度検出素子故障検出部が温度検出素子の故障を検出すると煙感知部と火災受信機とを接続するように接続部の接続を切り替えるので、温度検出素子が故障した場合であっても、煙感知部によって火災の感知が続けられ、火災の感知が途切れることがなく、火災の検知を連続的に行うことができ、防火上好ましい複合型火災感知器を提供できるという効果を奏する。
【0063】
請求項4記載の発明にあっては、請求項3記載の発明の効果に加えて、切替判断部は、温度検出素子故障検出部が温度検出素子の故障を検出すると煙感知部と火災受信機とを接続するように接続部の接続を切り替えるとともに、煙感知部の煙火災判断部の火災発生の判断基準を高くして火災発生と判断しにくくするので、煙感知部によって温度感知部と同程度の敏感さでもって火災感知をすることのできる複合型火災感知器を提供できるという効果を奏する。
【0064】
請求項5記載の発明にあっては、煙検知素子故障検出部が煙検知素子の故障を検出し、火災受信機の切替判断部は煙検知素子故障検出部が煙検知素子の故障を検出すると温度感知部と火災判断部とを接続するように接続部の接続を切り替えるので、煙検知素子が故障した場合であっても、温度感知部によって火災の感知が続けられ、火災の感知が途切れることがなく、火災の検知を連続的に行うことができ、防火上好ましい複合型火災感知システムを提供できるという効果を奏する。
【0065】
請求項6記載の発明にあっては、請求項5記載の発明の効果に加えて、切替判断部は、煙検知素子故障検出部が煙検知素子の故障を検出すると温度感知部と火災判断部とを接続するように接続部の接続を切り替えるとともに、温度感知部の温度火災判断部の火災発生の判断基準を低くして火災発生と判断しやすくするので、温度感知部によって煙感知部と同程度の敏感さででもって火災感知をすることのできる複合型火災感知器を提供できるという効果を奏する。
【0066】
請求項7記載の発明にあっては、温度検出素子故障検出部が温度検出素子の故障を検出し、火災受信機の切替判断部は温度検出素子故障検出部が温度検出素子の故障を検出すると煙感知部と火災判断部とを接続するように接続部の接続を切り替えるので、温度検出素子が故障した場合であっても、煙感知部によって火災の感知が続けられ、火災の感知が途切れることがなく、火災の検知を連続的に行うことができ、防火上好ましい複合型火災感知システムを提供できるという効果を奏する。
【0067】
請求項8記載の発明にあっては、請求項7記載の発明の効果に加えて、切替判断部は、温度検出素子故障検出部が温度検出素子の故障を検出すると煙感知部と火災判断部とを接続するように接続部の接続を切り替えるとともに、煙感知部の煙火災判断部の火災発生の判断基準を高くして火災発生と判断しにくくするので、煙感知部によって温度感知部と同程度の敏感さでもって火災感知をすることのできる複合型火災感知器を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合型火災感知器の第一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の複合型火災感知器の第二実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の複合型火災感知器の第二実施の形態の他の構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明の複合型火災感知器の第三実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図5】従来の技術の複合型火災感知器の構成を示すブロック図である。
【図6】従来の技術の複合型火災感知器を含む火災感知システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
21 煙感知部
22 切替判断部
23 接続部
24 温度感知部
25 煙検知素子
29 煙火災判断部
31 温度検出素子
34 温度火災判断部
36 煙検知素子故障検出部
37 温度検出素子故障検出部
A 複合型火災感知器
B 火災受信機

Claims (8)

  1. 周囲の煙濃度を検知する煙検知素子及び該煙濃度に基づいて火災の発生を判断する煙火災判断部を有する煙感知部と、周囲温度を検出する温度検出素子及び該周囲温度に基づいて火災の発生を判断する温度火災判断部を有する温度感知部と、外部の火災受信機に煙感知部又は温度感知部を選択接続する接続部と、接続部の接続状態を切り替える切替判断部と、を備える複合型火災感知器であって、
    煙検知素子の故障を検出する煙検知素子故障検出部を有し、前記切替判断部は煙検知素子故障検出部が煙検知素子の故障を検出すると温度感知部と火災受信機とを接続するように接続部の接続を切り替えることを特徴とする複合型火災感知器。
  2. 前記切替判断部は、煙検知素子故障検出部が煙検知素子の故障を検出すると温度感知部と火災受信機とを接続するように接続部の接続を切り替えるとともに、温度感知部の温度火災判断部の火災発生の判断基準を低くして火災発生と判断しやすくすることを特徴とする請求項1記載の複合型火災感知器。
  3. 周囲の煙濃度を検知する煙検知素子及び該煙濃度に基づいて火災の発生を判断する煙火災判断部を有する煙感知部と、周囲温度を検出する温度検出素子及び該周囲温度に基づいて火災の発生を判断する温度火災判断部を有する温度感知部と、外部の火災受信機に煙感知部又は温度感知部を選択接続する接続部と、接続部の接続状態を切り替える切替判断部と、を備える複合型火災感知器であって、
    温度検出素子の故障を検出する温度検出素子故障検出部を有し、前記切替判断部は温度検出素子故障検出部が温度検出素子の故障を検出すると煙感知部と火災受信機とを接続するように接続部の接続を切り替えることを特徴とする複合型火災感知器。
  4. 前記切替判断部は、温度検出素子故障検出部が温度検出素子の故障を検出すると煙感知部と火災受信機とを接続するように接続部の接続を切り替えるとともに、煙感知部の煙火災判断部の火災発生の判断基準を高くして火災発生と判断しにくくすることを特徴とする請求項3記載の複合型火災感知器。
  5. 周囲の煙濃度を検知する煙検知素子を有する煙感知部と、周囲温度を検出する温度検出素子とを有する温度感知部と、を備える複合型火災感知器と、
    煙感知部の感知した煙濃度に基づいて火災の発生を判断し、温度感知部の感知した周囲温度に基づいて火災の発生を判断する火災判断部と、火災判断部に煙感知部又は温度感知部を選択接続する接続部と、接続部の接続状態を切り替える切替判断部と、を有する火災受信機と、
    を有して成る複合型火災感知システムであって、
    煙検知素子の故障を検出する煙検知素子故障検出部を有し、前記切替判断部は煙検知素子故障検出部が煙検知素子の故障を検出すると温度感知部と火災受信機とを接続するように接続部の接続を切り替えることを特徴とする複合型火災感知システム。
  6. 前記切替判断部は、煙検知素子故障検出部が煙検知素子の故障を検出すると温度感知部と火災判断部とを接続するように接続部の接続を切り替えるとともに、温度感知部の火災判断部の火災発生の判断基準を低くして火災発生と判断しやすくすることを特徴とする請求項5記載の複合型火災感知システム。
  7. 周囲の煙濃度を検知する煙検知素子を有する煙感知部と、周囲温度を検出する温度検出素子とを有する温度感知部と、を備える複合型火災感知器と、
    煙感知部の感知した煙濃度に基づいて火災の発生を判断し、温度感知部の感知した周囲温度に基づいて火災の発生を判断する火災判断部と、火災判断部に煙感知部又は温度感知部を選択接続する接続部と、接続部の接続状態を切り替える切替判断部と、を有する火災受信機と、
    を有して成る複合型火災感知システムであって、
    温度検出素子の故障を検出する温度検出素子故障検出部を有し、前記切替判断部は温度検出素子故障検出部が温度検出素子の故障を検出すると煙感知部と火災受信機とを接続するように接続部の接続を切り替えることを特徴とする複合型火災感知システム。
  8. 前記切替判断部は、温度検出素子故障検出部が温度検出素子の故障を検出すると煙感知部と火災判断部とを接続するように接続部の接続を切り替えるとともに、火災判断部の火災発生の判断基準を高くして火災発生と判断しにくくすることを特徴とする請求項7記載の複合型火災感知システム。
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