JPH0863679A - トイレ室内にいる人の異常を検知するシステム - Google Patents

トイレ室内にいる人の異常を検知するシステム

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Publication number
JPH0863679A
JPH0863679A JP19531494A JP19531494A JPH0863679A JP H0863679 A JPH0863679 A JP H0863679A JP 19531494 A JP19531494 A JP 19531494A JP 19531494 A JP19531494 A JP 19531494A JP H0863679 A JPH0863679 A JP H0863679A
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JP
Japan
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toilet
sensor
pyroelectric sensor
pyroelectric
abnormality
Prior art date
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Pending
Application number
JP19531494A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Toda
晋司 戸田
Masayuki Kumamura
將之 熊村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Tokei Denki Co Ltd
Original Assignee
Aichi Tokei Denki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aichi Tokei Denki Co Ltd filed Critical Aichi Tokei Denki Co Ltd
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  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トイレ室内での人の異常状態を確実に検出す
る。誤動作なく短時間に異常を検出する。熱雑音の悪影
響をなくし、焦電センサの感度調整を無くす。 【構成】 第1の焦電センサ5はトイレの入口から入室
・退室する人の動きを検知する。第2の焦電センサ6は
便器回りの人の動きを検知する。Cdsセンサ7はトイ
レ室内の照明灯の点灯を検知する。演算回路8は第1の
焦電センサ5、第2の焦電センサ6およびCdsセンサ
7の信号の組み合わせと順序のパターンからから在室を
判断する。そして在室時間が一定時間以上になると異常
信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトイレ室内にいる人の異
常を検出するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】住居内の一つの部屋に人がいる(在室)
か、いない(不在室)かを検知して防犯、防災、緊急時
の情報伝達などに利用する在室検知システムとか、高齢
化社会に対応した老人専用住宅で、居住者の健康異変を
自動的に検知して緊急通報を行なう健康異変検知システ
ムが用いられている。
【0003】この種のシステムでは、居住者の在室・不
在室を検知する人体検知センサとして焦電素子を用いた
パッシブセンサ(以下焦電センサと言う)を用いて、人
の動きのみを検出している。
【0004】焦電センサは焦電素子の焦電効果を活用し
ている。焦電効果とは赤外線の入射により、結晶に温度
変化が生じたときに表面電荷が変化する現象である。焦
電素子は微分型検出素子で、安定な赤外線入射に対して
は反応せず、変化する入力に対して反応するため、人の
動きの検知に適しており、“ひと”センサとして市販さ
れている。
【0005】健康異変検知システムとして住戸で使用す
る水を検知する水センサを用い、この水センサからの信
号が一定時間以上にわたって出力されないときに、居住
者の健康に異変が生じたものと判断して緊急通報を行な
うシステムもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一人住まいの老人宅で
は、居住者がトイレ内で健康異常を生じる可能性が高い
ため、トイレ室内にいる人の異常を自動的に検知するシ
ステムが要望されている。
【0007】ところが、前記従来の技術のうち、焦電セ
ンサを用いたものでは、人の動きのみを検出するため、
トイレ在室中に体調が急変するなどして倒れた場合に
は、人が静止状態となるため、異常を検知できないとい
う問題点があった。
【0008】また焦電センサは周囲温度などの熱雑音の
影響を受けやすく、冬季と夏季ではセンサの感度が変わ
るため、誤検出防止のために微妙な感度調整を要するな
どの問題点もあった。
【0009】水センサを用いた前記健康異変検知システ
ムでは、一定時間以上にわたって水が使用されないとき
に、異常が生じたものと判断するため、異常の検知に長
時間を要し、緊急の用に役立ちにくいという問題点があ
った。
【0010】そこで、本発明はトイレ室内にいる人の異
常を検知するシステムで、これらの問題点を解消するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、トイレの入口部を検知範囲とす
る第1の焦電センサ(5)と、トイレの便器回り部を検
知範囲とする第2の焦電センサ(6)と、トイレ内の照
明灯の点灯を検知するCdsセンサ(7)と、第1の焦
電センサ(5)と第2の焦電センサ(6)およびCds
(7)の出力信号を組み合わせて、予め設定されている
入室、在室、退室及び異常の条件により判断して異常信
号を出力する演算回路(8)とを具備したことを特徴と
するものである。 請求項2の発明は、トイレ入口部を
検知範囲とする第1の焦電センサ(5)と、トイレの便
器回り部を検知範囲とする第2の焦電センサ(6)と、
トイレ室内の照明灯の点灯を検知する明暗センサ(7)
と、第1の焦電センサ(5)と第2の焦電センサ(6)
及び明暗センサ(7)の出力信号を組み合わせて、トイ
レ室内での在室を判断するとともに、在室状態が一定時
間以上継続したときに異常信号を出力する演算回路
(8)とを具備したことを特徴とするものである。
【0012】請求項3の発明は、トイレ入口部を検知範
囲とする第1の焦電センサ(5)と、トイレの便器回り
部を検知範囲とする第2の焦電センサ(6)と、トイレ
タンクに取り付けた水センサと、第1の焦電センサ
(5)と、第2の焦電センサ(6)及び水センサの出力
信号を組み合わせてトイレ室内での在室を判断すると共
に、在室状態が一定時間以上継続したときに異常信号を
出力する演算回路(8)とを具備したことを特徴とする
ものである。
【0013】請求項4の発明は、トイレ入口部を検知範
囲とする第1の焦電センサ(5)と、トイレの便器回り
部を検知範囲とする第2の焦電センサ(6)と、トイレ
室内の照明灯の点灯を検知する明暗センサ(7)と、ト
イレタンクに取付けた水センサと、第1の焦電センサ
(5)、第2の焦電センサ(6)、明暗センサ(7)お
よび水センサの出力信号を組み合わせてトイレ室内での
在室を判断すると共に、在室状態が一定時間以上継続し
たときに異常信号を出力する演算回路(8)とを具備し
たことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】第1の焦電センサ(5)はトイレ入口部を通っ
て入室又は退室する人の動きを検出して出力信号を出
す。第2の焦電センサ(6)はトイレ便座上の人の動き
を検出して出力信号を出す。
【0015】また明暗センサとしてのCdsセンサ
(7)はトイレ室内の照明灯の点灯を検出して出力信号
を出す。そして、水センサはトイレタンクの水使用を検
知して出力信号を出す。
【0016】請求項1の発明では、第1の焦電センサ
(5)と第2の焦電センサ(6)及びCdsセンサ
(7)の信号の組み合わせからトイレ室内に人が在室し
ているかどうかを演算回路(8)が判断する。
【0017】そして、演算回路(8)は、在室状態が一
定時間以上継続していると異常と判断して異常信号を出
力する。請求項2の発明では、第1の焦電センサ(5)
と第2の焦電センサ(6)及び明暗センサ(7)の信号
の組み合わせから、トイレ室内に人が在室しているかど
うかを演算回路(8)が判断する。
【0018】そして、演算回路(8)は、在室状態が一
定時間以上継続していると異常と判断して異常信号を出
力する。請求項3の発明では、第1の焦電センサ(5)
と第2の焦電センサ(6)及び水センサの信号の組み合
わせから、トイレ室内に人が在室しているかどうかを演
算回路(8)が判断する。
【0019】そして演算回路(8)は、在室状態が一定
時間以上継続していると異常と判断して異常信号を出力
する。請求項4の発明では、第1の焦電センサ(5)、
第2の焦電センサ(6)、明暗センサ(7)及び水セン
サの信号の組み合わせから、トイレ室内に人が在室して
いるかどうかを演算回路(8)が判断する。
【0020】そして演算回路(8)は、在室状態が一定
以上継続していると異常と判断して異常信号を出力す
る。
【0021】
【実施例】図1において、1は異常検知システムで、ト
イレ室内の天井2に取付けられている。
【0022】3はトイレ入口の扉、4はトイレ室内の便
器、5は第1の焦電センサ、6は第2の焦電センサ、7
はトイレ室内の照明灯の点灯を検知するための明暗セン
サとしてのCdsセンサ、8は演算回路で、第1の焦電
センサ5〜、演算回路8は電子回路基板9へ実装されて
いる。
【0023】第1の焦電センサ5はトイレ入口部を検知
範囲とする、即ち、符号Aで示すように人が入室してく
る扉方向へ比較的広い検知範囲をもたせている。第2の
焦電センサ6は、在室中の人の動きを検知するため、符
号Bで示すように、トイレの便器回り部をスポット的に
検知するようにその検知範囲が定めてある。
【0024】Cdsセンサ7はトイレ室内の照明灯が点
灯すると明るさを検知して出力信号を出す。なお、第1
と第2の焦電センサ5と6は、それぞれ検知範囲A、B
内における人の動きを検知して出力信号を出す。
【0025】演算回路8はマイクロプロセサで構成され
ていて、第1の焦電センサ5、第2の焦電センサ6及び
Cdsセンサ7の出力信号の組み合わせと、これらのセ
ンサからの出力信号の時間的順序に基づいて、人の入室
・在室を判断する。
【0026】そして、在室時間が所定の一定時間以上に
なると、居住者に何らかの健康異常が生じたものと判断
して異常信号を出力する。図2は実施例のブロック図
で、11は第1の焦電センサ5のアナログ出力信号を増
幅する増幅回路、12は増幅回路11の出力をデジタル
信号に変換する波形整形回路、13は第2の焦電センサ
6のアナログ出力信号を増幅する増幅回路、14は、増
幅回路13の出力をデジタル信号に変換する波形整形回
路で、演算回路8は波形整形回路12と14の出力つま
り第1と第2の焦電センサ5、6の出力信号とCdsセ
ンサ7の出力信号とを入力し、これらの信号の組み合わ
せと時間的順序とからトイレ室内に人がいる在室状態を
論理的に判断するとともに、この在室状態が前記所定の
一定時間以上継続したときに、異常信号を出力する。
【0027】8aは演算回路8に内蔵されたタイマー
で、前記所定の一定時間が設定されている。この設定値
は変更可能である。15は出力回路で、演算回路8の異
常信号を受けて、図示されていない警報ブザーを鳴らし
たり、接点出力で離れた地点へ警報信号(電気信号)を
送出する。
【0028】表1に演算回路8による在・不在の判断
や、在室時間の継続の測定動作の有様を示す。表1で各
焦電センサやCdsセンサに関連する“0”、“1”は
各センサが出力していないときが“0”、出力中を
“1”で示す。
【0029】
【表1】
【0030】演算回路8は表1のように複数のセンサの
出力信号の組み合わせと時間的順序に基づいて予め設定
されている入室、在室、退室及び異常の条件により在室
・異常の判断をして異常信号を出力する。
【0031】なお、上記実施例では、明暗センサとして
Cdsセンサを使うことで、異常の検知をより確実に行
なうようにしているが、Cdsセンサなどの明暗センサ
の代わりにトイレタンクに取り付けた水センサを用いる
とか、Cdsセンサなどの明暗センサとトイレタンクに
取り付けた水センサを併用するなどして、これらセンサ
の信号と、第1と第2の焦電センサの信号を組み合わせ
て演算回路で論理処理することで、確実な異常判断を上
記の実施例と同様に達成することができる。
【0032】
【発明の効果】本発明のトイレ室内にいる人の異常を検
知するシステムは、上述のように構成されているので、
第1、第2の焦電センサ、明暗センサとしてのCdsセ
ンサ或いは/及び水センサの出力信号の組み合わせのパ
ターンと在室時間とから演算回路が異常状態かどうかを
論理的に演算処理して判断する。
【0033】そのため、周囲温度の影響を受けにくく、
誤動作の虞れがない。又、トイレ室内で倒れて静止状態
になった人を確実に異常として短時間に検知でき、異常
事態の早期発見、早期警報に役立つ。
【0034】また、このシステム自体が在室時間が長す
ぎる場合に自動的に異常判断・警報するので、住戸盤等
と組み合わせて使うときに住戸盤等の他機器への負荷が
軽減されるばかりでなく、ソフトの変更のみで各種のシ
ステム対応が容易にできる利点もある。
【0035】更にまた演算回路で、複数のセンサの信号
の組み合わせのパターンを判断することで、電気回路、
特に誤動作防止用の回路が簡略化できた。そして、演算
回路で複数のセンサからの信号を総合的に判断できるた
め、センサ感度の微妙な調整が不要となり、センサ感度
は高めに固定したままで有効に活用できるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の正面図。
【図2】 本発明の実施例のブロック図。
【符号の説明】
1 異常検知システム 2 トイレ室内の天井 3 トイレの入口の扉 4 便器 5 第1の焦電センサ 6 第2の焦電センサ 7 明暗センサとしてのCdsセンサ 8 演算回路 A 第1の焦電センサ5の検知範囲 B 第2の焦電センサ6の検知範囲
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01J 5/02 R G01V 8/20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トイレの入口部を検知範囲とする第1の
    焦電センサ(5)と、トイレの便器回り部を検知範囲と
    する第2の焦電センサ(6)と、トイレ内の照明灯の点
    灯を検知するCdsセンサ(7)と、第1の焦電センサ
    (5)と第2の焦電センサ(6)およびCds(7)の
    出力信号を組み合わせて、予め設定されている入室、在
    室、退室及び異常の条件により判断して異常信号を出力
    する演算回路(8)とを具備したことを特徴とするトイ
    レ室内にいる人の異常を検知するシステム。
  2. 【請求項2】 トイレ入口部を検知範囲とする第1の焦
    電センサ(5)と、トイレの便器回り部を検知範囲とす
    る第2の焦電センサ(6)と、トイレ室内の照明灯の点
    灯を検知する明暗センサ(7)と、第1の焦電センサ
    (5)と第2の焦電センサ(6)及び明暗センサ(7)
    の出力信号を組み合わせて、トイレ室内での在室を判断
    するとともに、在室状態が一定時間以上継続したときに
    異常信号を出力する演算回路(8)とを具備したことを
    特徴とするトイレ室内にいる人の異常を検出するシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 トイレ入口部を検知範囲とする第1の焦
    電センサ(5)と、トイレの便器回り部を検知範囲とす
    る第2の焦電センサ(6)と、トイレタンクに取り付け
    た水センサと、第1の焦電センサ(5)と、第2の焦電
    センサ(6)及び水センサの出力信号を組み合わせてト
    イレ室内での在室を判断すると共に、在室状態が一定時
    間以上継続したときに異常信号を出力する演算回路
    (8)とを具備したことを特徴とするトイレ室内にいる
    人の異常を検知するシステム。
  4. 【請求項4】 トイレ入口部を検知範囲とする第1の焦
    電センサ(5)と、トイレの便器回り部を検知範囲とす
    る第2の焦電センサ(6)と、トイレ室内の照明灯の点
    灯を検知する明暗センサ(7)と、トイレタンクに取付
    けた水センサと、第1の焦電センサ(5)、第2の焦電
    センサ(6)、明暗センサ(7)および水センサの出力
    信号を組み合わせてトイレ室内での在室を判断すると共
    に、在室状態が一定時間以上継続したときに異常信号を
    出力する演算回路(8)とを具備したことを特徴とする
    トイレ室内にいる人の異常を検出するシステム。
JP19531494A 1994-08-19 1994-08-19 トイレ室内にいる人の異常を検知するシステム Pending JPH0863679A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10257204A (ja) * 1997-03-07 1998-09-25 Kawasaki Gakuen 生活行動遠隔確認装置および生活行動遠隔確認システム
WO1999028880A3 (en) * 1997-12-03 1999-09-10 Fulvio Walter Di Control device for a toilet
JP2007058406A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Toto Ltd セキュリティシステム
JP2008169623A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Matsushita Electric Works Ltd ドア用把手装置およびそれを用いた誘導システム

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