JP3686694B2 - データ通信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、送信機と受信機とを備え、前記送信機から送出されるメッセージデータの終了を確実にかつ容易に判断することができるデータ通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
送信機と受信機とを備えるデータ通信装置において、前記送信機は、後述するようなメッセージデータを送信し、前記受信機は、当該メッセージデータを受信する。
【0003】
図1は、データ通信装置1の一例を示すブロック図である。データ通信装置1は、いわゆるマスタ・スレーブ方式のデータ通信装置であり、1つのマスタ端末装置2と複数のスレーブ端末装置3,4,…とを備える。マスタ端末装置2とスレーブ端末装置3またはスレーブ端末装置4との間でデータ通信を行うにあたり、マスタ端末装置2はデータ通信のための、たとえば通信ビット数、通信速度などの初期設定条件を示すメッセージデータを送出する。スレーブ端末装置3,4は、前記初期設定条件を示すメッセージデータを受信するとともに、複数のスレーブ端末装置3,4の中から選ばれるスレーブ端末装置は受信したメッセージデータに応答して確認メッセージデータなどを送出する。このような送受信を行った後に所望とするデータの送受信を行う。複数のスレーブ端末装置はマスタ端末装置2からの要求に応じて、予め定められるデータ送信の順序を決定する優先順位にしたがって、前記要求に対する応答を順番に送信する。前記確認メッセージを送出するスレーブ端末装置としては、たとえば前記優先順位が最上位である端末装置が選ばれる。
【0004】
図9は、マスタ端末装置2およびスレーブ端末装置3,4が送受信する従来のメッセージデータ21の構成を示す図である。メッセージデータ21は、先頭データHD、送信データD0〜Dn(n:正の整数)およびチェックサムデータCSから構成される。各データは、それぞれ予め定めるビット数、たとえば8ビットのビットデータで構成されるバイトデータから成る。
【0005】
先頭データHDは、1つのメッセージデータ21のバイト数を示すデータ、送信先のアドレスを示すデータ、および送信元のアドレスを示すデータなどを含んで構成される。送信データD0〜Dnは、たとえば前述したデータ通信のための初期設定条件を示すデータで構成される。
【0006】
チェックサムデータCSは、たとえば送信データD0〜Dnを合計した総和データで実現される。前記送信データD0〜Dnは、ビットデータで構成されるバイトデータから成るので、送信データD0〜Dnの総和が、8ビットを越える場合がある。このような場合には、チェックサムデータCSとしては送信データを合計した総和データの、たとえば下8桁を選んで実現される。このようなチェックサムデータCSは、データ通信時におけるエラー検出に用いられる。すなわち、たとえばメッセージデータ21を受信したスレーブ端末装置3は、受信したチェックサムデータCSと、受信した送信データD0〜Dnを合計した総和データとを比較し、両者が一致しているか否かを判断して、一致していないときには通信エラーであると判断する。
【0007】
図10は、従来の他のメッセージデータ22の構成を示す図である。メッセージデータ22は、前述したのと同様な送信データD0〜DnおよびチェックサムデータCSから構成される。すなわち前記先頭データHDを含まないものである。
【0008】
以上のようなマスタ・スレーブ方式において送受信されるメッセージデータの構成および規格は、国際標準規格ISO9141に定められている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
データ通信時においては、上述したようなメッセージデータ21,22を構成するバイトデータがシリアルに送出され、このバイトデータを受信したスレーブ端末装置3またはスレーブ端末装置4は、受信したバイトデータから1単位のメッセージデータを判断する。
【0010】
図9に示したメッセージデータ21を用いる場合、先頭データHDが有するメッセージデータ21のバイト数を示すデータからメッセージ長を判断することができ、1単位のメッセージデータを区別することができるけれども、前記先頭データHDを解析するための面倒なデータ処理が必要となる。
【0011】
一方、図10に示したメッセージデータ22では、メッセージデータ22を構成するバイトデータの間隔は、予め定める時間T1、たとえば0〜20msecに設定され、連続したメッセージデータ22同士間の間隔は、前記時間T1とは異なる時間T2、たとえば0〜50msecに設定される。ここで、時間T1が0〜20msecに設定されるので、前記時間T2は実質的に20〜50msecに設定される。このようなメッセージデータ22を用いる場合、バイトデータの間隔が時間T1よりも大きいときに1単位のメッセージデータが終了したと判断することができる。しかしながら、この場合、メッセージデータを区切るために比較的長いバイトデータの間隔T2を確保しなけれならない。このため、データの送受信に要する時間が長くなる。
【0012】
本発明の目的は、メッセージデータの終了を確実かつ容易に判断することができるデータ通信装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、予め定める数のビットデータでそれぞれ構成される複数のバイトデータから成る送信データおよび前記送信データの末尾に付加される少なくとも1つのバイトデータから成る終了データから構成されるメッセージデータを送信する送信機と、前記メッセージデータを受信する受信機とを備えるデータ通信装置において、
前記送信機は、前記終了データとして、送信データの総和である第1の終了データと、予め定められる第2の終了データとを付加し、
前記受信機は、受信したバイトデータと、当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを累積した累積データとが等しいときは、その次に受信したバイトデータに基づいてメッセージデータの終了を判断することを特徴とするデータ通信装置である。
また本発明は、前記送信機は、前記第2の終了データとして、予め定められる値を付加し、
前記受信機は、受信したバイトデータと当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを累積した累積データとが等しいときに前記受信したバイトデータを第1の終了データであると認識し、第1の終了データの次に受信したバイトデータが前記予め定められる値と等しいときに当該バイトデータを第2の終了データであると認識して、メッセージデータの終了を判断することを特徴とする。
また本発明は、前記送信機は、前記第2の終了データとして、メッセージデータのバイト数を付加し、
前記受信機は、バイトデータを受信する毎にバイトデータの受信回数をカウントし、受信したバイトデータと当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを累積した累積データとが等しいときに前記受信したバイトデータを第1の終了データであると認識し、第1の終了データの次に受信したバイトデータが当該バイトデータの受信回数であるカウント値と等しいときに当該バイトデータを第2の終了データであると認識して、メッセージデータの終了を判断することを特徴とする。
また本発明は、前記送信機は、前記第2の終了データとして、第1の終了データと同じデータを付加し、
前記受信機は、受信したバイトデータと当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを累積した累積データとが等しいときに前記受信したバイトデータを第1の終了データであると認識し、第1の終了データの次に受信したバイトデータが前記第1の終了データと等しいときに当該バイトデータを第2の終了データであると判断して、メッセージデータの終了を判断することを特徴とする。
また本発明は、前記送信機は、前記第2の終了データとして、第1の終了データをビット反転したデータを付加し、
前記受信機は、受信したバイトデータと当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを累積した累積データとが等しいときに前記受信したバイトデータを第1の終了データであると認識し、第1の終了データの次に受信したバイトデータが前記第1の終了データをビット反転したデータと等しいときに当該バイトデータを第2の終了データであると認識して、メッセージデータの終了を判断することを特徴とする。
また本発明は、前記送信機は、前記第2の終了データとして、第1の終了データに予め定める値を加算した値を付加し、
前記受信機は、受信したバイトデータと当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを累積した累積データとが等しいときに前記受信したバイトデータを第1の終了データであると認識し、第1の終了データの次に受信したバイトデータが前記第1の終了データに前記予め定める値を加算した値と等しいときに当該バイトデータを第2の終了データであると認識して、メッセージデータの終了を判断することを特徴とする。
また本発明は、前記送信機は、前記第2の終了データとして、送信データの総和に第1の終了データを加算した値を付加し、
前記受信機は、受信したバイトデータと当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを累積した累積データとが等しいときに前記受信したバイトデータを第1の終了データであると認識し、第1の終了データの次に受信したバイトデータが当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを累積した累積データと等しいときに当該バイトデータを第2の終了データであると認識して、メッセージデータの終了を判断することを特徴とする。
また本発明は、予め定める数のビットデータでそれぞれ構成される複数のバイトデータから成る送信データおよび前記送信データの末尾に付加される少なくとも1つのバイトデータから成る終了データから構成されるメッセージデータを送信する送信機と、前記メッセージデータを受信する受信機とを備えるデータ通信装置において、
前記送信機は、前記終了データとして、第1および第2の終了データを付加し、前記第2の終了データは予め定める値に選ばれ、前記第1の終了データは送信データの総和と第1の終了データとの和が前記予め定める値である第2の終了データとなるような値に選ばれ、
前記受信機は、受信したバイトデータが当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを累積した累積データと等しく、かつ前記予め定める値と等しいときに当該バイトデータを第2の終了データであると認識して、メッセージデータの終了を判断することを特徴とするデータ通信装置である。
また本発明は、予め定めるビット数のビットデータでそれぞれ構成される複数のバイトデータから成る送信データおよび前記送信データの末尾に付加される少なくとも1つのバイトデータから成る終了データから構成されるメッセージデータを送信する送信機と、前記メッセージデータを受信する受信機とを備えるデータ通信装置において、
前記送信機は、前記終了データとして、送信データの総和である第1の終了データと、前記予め定めるビット数とは異なるビット数のビットデータで構成される第2の終了データとを付加し、
前記受信機は、受信したバイトデータが当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを累積した累積データと等しいときに前記受信したバイトデータを第1の終了データであると認識し、第1の終了データの次に受信したバイトデータを構成するビットデータのビット数が当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを構成するビットデータのビット数と異なるときに当該バイトデータを第2の終了データであると認識して、メッセージデータの終了を判断することを特徴とするデータ通信装置である。
また本発明は、複数のバイトデータから成り、予め定める通信速度で送出される送信データおよび前記送信データの末尾に付加される少なくとも1つのバイトデータから成る終了データから構成されるメッセージデータを送信する送信機と、前記メッセージデータを受信する受信機とを備えるデータ通信装置において、
前記送信機は、前記終了データとして、送信データの総和である第1の終了データと、通信速度が前記予め定める通信速度とは異なる第2の終了データとを付加し、
前記受信機は、受信したバイトデータが当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを累積した累積データと等しいときに前記受信したバイトデータを第1の終了データであると認識し、第1の終了データの次に受信したバイトデータの通信速度が当該バイトデータ以前に受信したバイトデータの通信速度と異なるときに当該バイトデータを第2の終了データであると認識して、メッセージデータの終了を判断することを特徴とするデータ通信装置である。
【0014】
【作用】
本発明に従えば、データ通信装置の送信機は、予め定める数のビットデータでそれぞれ構成される複数のバイトデータから成る送信データと、前記送信データの末尾に付加されるバイトデータから成る前記送信データの総和である第1の終了データおよび予め定められる第2の終了データとから構成されるメッセージデータを送信する。受信機は、前記メッセージデータを構成するバイトデータをシリアルに受信し、受信したバイトデータと、当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを累積した累積データとが等しいときは、その次に受信したバイトデータに基づいてメッセージデータの終了を判断する。
【0015】
また好ましくは、前記送信機は、第2の終了データとして、予め定める値を付加し、受信機は、受信したバイトデータと当該バイトデータ以前に受信したバイトデータの累積データとが等しく、その次に受信したバイトデータが前記予め定める値と等しいときにメッセージデータが終了したと判断する。受信したバイトデータが前記第1の終了データであったときには、当該バイトデータと当該バイトデータ以前に受信したバイトデータの累積データとが等しくなる。この場合、次に受信したバイトデータは第2の終了データであるので、前記予め定める値と等しくなり、メッセージデータが終了したと判断される。一方、受信したバイトデータが前記第1の終了データでない場合、すなわち送信データである場合に、当該バイトデータと当該バイトデータ以前に受信したバイトデータの累積データとが偶然に等しくなったときにも、次に受信したバイトデータに基づいてメッセージデータの終了が判断されるけれども、この場合、次に受信したバイトデータが、前記予め定める値と等しくなる確率は非常に低い。このため、偶然に両者が一致しない限り、メッセージデータが終了したとは判断されない。
【0016】
また好ましくは、前記送信機は第2の終了データとして、メッセージデータのバイト数を付加し、受信機は、バイトデータを受信する毎にバイトデータの受信回数をカウントし、受信したバイトデータと当該バイトデータ以前に受信したバイトデータの累積データとが等しく、その次に受信したバイトデータが当該バイトデータの受信回数であるカウント値と等しいときにメッセージデータの終了を判断する。この場合も上述したのと同様に、第1および第2の終了データを受信したときにメッセージが終了したと判断される。
【0017】
また好ましくは、前記送信機は第2の終了データとして、第1の終了データと同じデータを付加し、受信機は、受信したバイトデータと当該バイトデータ以前に受信したバイトデータの累積データとが等しいときに前記受信したバイトデータを第1の終了データであると認識し、第1の終了データの次に受信したバイトデータが前記第1の終了データと等しいときにメッセージデータの終了を判断する。
【0018】
また好ましくは、前記送信機は第2の終了データとして、第1の終了データをビット反転したデータを付加し、受信機は、受信したバイトデータと当該バイトデータ以前に受信したバイトデータの累積データとが等しいときに前記受信したバイトデータを第1の終了データであると認識し、第1の終了データの次に受信したバイトデータが前記第1の終了データをビット反転したデータと等しいときにメッセージデータの終了を判断する。
【0019】
また好ましくは、前記送信機は第2の終了データとして、第1の終了データに予め定める値を加算した値を付加し、受信機は、受信したバイトデータと当該バイトデータ以前に受信したバイトデータの累積データとが等しいときに前記受信したバイトデータを第1の終了データであると認識し、第1の終了データの次に受信したバイトデータが前記第1の終了データに前記予め定める値を加算した値と等しいときにメッセージデータの終了を判断する。
【0020】
さらに好ましくは、前記送信機は第2の終了データとして、送信データの総和に第1の終了データを加算した値を付加し、受信機は、受信したバイトデータと当該バイトデータ以前に受信したバイトデータの累積データとが等しいときに前記受信したバイトデータを第1の終了データであると認識し、第1の終了データの次に受信したバイトデータが当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを累積した累積データと等しいときにメッセージデータの終了を判断する。これらのいずれの場合も上述したのと同様に、第1および第2の終了データを受信したときにメッセージデータが終了したと判断される。
【0021】
また本発明に従えば、データ通信装置の送信機は、前記送信データと、前記送信データの末尾に付加され、バイトデータから成る第1および第2の終了データとから構成されるメッセージデータを送信する。前記第2の終了データは予め定める値に選ばれ、第1の終了データは送信データの総和と第1の終了データとの和が前記予め定める値である第2の終了データとなるような値に選ばれる。受信機は、メッセージデータを構成するバイトデータをシリアルに受信し、受信したバイトデータが当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを累積した累積データと等しく、かつ前記予め定める値と等しいときにメッセージデータが終了したと判断する。
【0022】
また本発明に従えば、データ通信装置の送信機は、予め定めるビット数のビットデータでそれぞれ構成される複数のバイトデータから成る送信データと、前記送信データの末尾に付加されるバイトデータから成る前記送信データの総和である第1の終了データおよび前記予め定めるビット数とは異なるビット数のビットデータで構成される第2の終了データとから構成されるメッセージデータを送信する。受信機は、受信したバイトデータが当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを累積した累積データと等しいときに前記受信したバイトデータを第1の終了データであると認識し、第1の終了データの次にメッセージデータを構成するバイトデータをシリアルに受信し、受信したバイトデータを構成するビットデータのビット数が、当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを構成するビットデータのビット数と異なるときに当該バイトデータを第2の終了データであると認識して、メッセージデータが終了したと判断する。
【0023】
さらに本発明に従えば、データ通信装置の送信機は、予め定める通信速度で送出される複数のバイトデータから成る送信データと、前記送信データの末尾に付加されるバイトデータから成る前記送信データの総和である第1の終了データおよび通信速度が前記予め定める通信速度とは異なる第2の終了データとから構成されるメッセージデータを送信する。受信機は、メッセージデータを構成するバイトデータをシリアルに受信し、受信したバイトデータが当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを累積した累積データと等しいときに前記受信したバイトデータを第1の終了データであると認識し、第1の終了データの次に受信したバイトデータの通信速度が、当該バイトデータ以前に受信したバイトデータの通信速度と異なるときに当該バイトデータを第2の終了データであると認識して、メッセージが終了したと判断する。
【0024】
したがって、従来技術のように先頭データによってメッセージデータの終了を判断しなくてもよく、先頭データを解析するための面倒なデータ処理が不要となる。また、バイトデータの間隔によって判断しないので、バイトデータの間隔を短くしてデータの送受信に要する時間を短縮することができる。さらに、終了データとして第1および第2の終了データを設けることによって、メッセージデータの終了を確実に判断することができる。
【0025】
【実施例】
図1は、本発明の一実施例であるデータ通信装置1を示すブロック図である。データ通信装置1は、いわゆるマスタ・スレーブ方式のデータ通信装置であり、1つのマスタ端末装置2と複数のスレーブ端末装置3,4,…とを備える。マスタ端末装置2とスレーブ端末装置3またはスレーブ端末装置4との間でデータ通信を行うにあたり、マスタ端末装置2はデータ通信のための、たとえば通信ビット数、通信速度などの初期設定条件を示すメッセージデータを送出する。スレーブ端末装置3,4は、前記初期設定条件を示すメッセージデータを受信するとともに、複数のスレーブ端末装置の中から選ばれるスレーブ端末装置は受信したメッセージデータに応答して確認メッセージデータなどを送出する。このような送受信を行った後に所望とするデータの送受信を行う。このようなデータ通信装置1は、たとえば車両に設けられる複数の電子制御装置(ECU:
Electronic Control Unit)に適用される。複数のスレーブ端末装置はマスタ端末装置2からの要求に応じて、予め定められるデータ送信の順序を決定する優先順位にしたがって、前記要求に対する応答を順番に送信する。前記確認メッセージを送出するスレーブ端末装置としては、たとえば前記優先順位が最上位である端末装置が選ばれる。
【0026】
図2は、前記データ通信装置1を構成するマスタ端末装置2を示すブロック図である。なお、スレーブ端末装置3,4も同様にして構成される。マスタ端末装置2は、演算処理回路5、入力および出力インタフェイス回路6,7、信号出力および信号入力回路8,9を備える。マスタ端末装置2には、車両が有するバッテリ10からの電源電圧Bが供給されている。電源電圧Bは逆流防止用のダイオードDI1および抵抗R6を介して前述したメッセージデータの通信ラインに与えられており、信号出力回路8からの出力信号および信号入力回路9への入力信号が「L」レベルとされる。
【0027】
たとえば、マスタ端末装置2が車両に設けられるエンジン制御装置として用いられる場合、ニュートラルスイッチ、スタートスイッチ、吸気圧検出器およびクランク角検出器などからの出力信号が入力インタフェイス回路6で波形整形またはA/D(アナログ/デジタル)変換されてマイクロコンピュータなどで実現される演算処理回路5に入力される。演算処理回路5は、入力インタフェイス回路6に入力された信号に基づいてマスタ端末装置2に接続される、たとえば内燃機関を制御する制御信号を出力インタフェイス回路7を介して出力するとともに、スレーブ端末装置3またはスレーブ端末装置4に与えるメッセージデータを信号出力回路8を介して出力する。
【0028】
信号出力回路8は、抵抗R1とトランジスタTR1のベースとが接続され、トランジスタTR1のコレクタと抵抗R3とが接続され、前記抵抗R1とトランジスタTR1のベースとの間に一方端子が接地された抵抗R2が接続されて構成される。演算処理回路5からの信号は、前記抵抗R1,R2でレベル調整されてトランジスタTR1のベースに入力される。トランジスタTR1のベースが所定の電位になるまでは信号出力回路8からの出力信号は「H」レベルであり、トランジスタTR1のベースが所定の電位になると、前記出力信号は「L」レベルになる。このようにして「L」および「H」レベルのビットデータが作成されて出力される。前記メッセージデータは、予め定める数のビットデータでそれぞれ構成される複数のバイトデータから成る送信データと、前記送信データの末尾に付加される少なくとも1つのバイトデータから成る終了データとから構成される。
【0029】
一方、スレーブ端末装置3またはスレーブ端末装置4からのメッセージデータは、信号入力回路9を介して演算処理回路5に入力される。信号入力回路9は、抵抗R5とトランジスタTR2とのベースが接続され、前記抵抗R5とトランジスタTR2のベースとの間に一方端子が接地された抵抗R4が接続されて構成される。スレーブ端末装置3またはスレーブ端末装置4からの信号は、抵抗R5,R4でレベル調整されてトランジスタTR2のベースに入力される。トランジスタTR2のベースが所定の電位になるまでは、信号入力回路9からの出力信号は「H」レベルであり、所定の電位になると前記出力信号は「L」レベルになる。このようにして、前述したのと同様なビットデータが演算処理回路5に入力される。
【0030】
図3は、メッセージデータ11の構成を示す図である。メッセージデータ11は、予め定める数のビットデータでそれぞれ構成される複数のバイトデータから成る送信データD0〜Dnと、前記送信データの末尾に付加される第1の終了データCS1と、同じく前記送信データの末尾であって、第1の終了データCS1の後に付加される第2の終了データCS2とから構成される。前記第1の終了データCS1は送信データD0〜Dnの総和で実現され、第2の終了データCS2は後述するような予め定めるデータで実現される。
【0031】
図4は、前記メッセージデータ11を受信した、たとえばマスタ端末装置2の動作を示すフローチャートである。ステップa1では、データDATA、すなわち1バイトデータで実現される送信データを受信する。ステップa2では、カウンタのカウント値mがm=m+1とされる。このカウント値はバイトデータの受信回数を表す。ステップa3では、フラグFがオンであるか否かが判断される。オンである場合には、ステップa8に移り、オンでない場合にはステップa4に移る。このフラグFはデータDATAと後述する累積データCSCHKとが等しいときにオンとされ、次にデータDATAを受信するとオフとされ、フラグFによって送信データの区切りがわかる。ステップa4では、受信したデータDATAが後述する累積データCSCHKと等しいか否かが判断される。等しい場合にはステップa6に移り、等しくない場合にはステップa5に移る。ステップa5では、累積データCSCHKが、CSCHK=CSCHK+DATAとされる。ステップa5の処理が終了すると、前記ステップa1に戻る。
【0032】
前記ステップa4で受信したデータDATAと累積データCSCHKとが等しいと判断されると、ステップa6でフラグFがオンとされる。ステップa7では、このときの累積データCSCHKがデータMCSとして記憶される。ステップa7の処理が終了すると前記ステップa5に移る。
【0033】
前記ステップa3でフラフFがオンであると判断されると、ステップa8で前記フラグFがオフとされる。ステップa9では、1単位のメッセージデータが終了したか否かが、後述するようにして判断される。終了したと判断されるとステップa10に移り、終了していないと判断されるとステップa4に戻る。ステップa10では、前記累積データCSCHKが初期化される。ステップa11では前記カウンタのカウント値mが初期化される。ステップa11の処理が終了すると、前記ステップa1に戻る。
【0034】
好ましくは、前記第2の終了データCS2は、予め定められる値で実現され、このようなメッセージデータ11を受信したマスタ端末装置2は、前記ステップa4で、受信したバイトデータが累積データCSCHKと等しいか否かを判断し、両者が等しかったときには受信したバイトデータを第1の終了データCS1であると認識し、ステップa9で、次に受信したバイトデータが前記予め定められる値と等しかったときに前記次に受信したバイトデータを第2の終了データCS2であると認識して、1単位のメッセージデータが終了したと判断する。
【0035】
また好ましくは、前記第2の終了データCS2は、メッセージデータ11のバイト数で実現され、このようなメッセージデータ11を受信したマスタ端末装置2は、前記ステップa9で、受信したバイトデータがステップa2でカウントしたカウント値mと等しいか否かを判断する。等しい場合には1単位のメッセージデータが終了したと判断する。
【0036】
また好ましくは、前記第2の終了データCS2は、第1の終了データCS1と同じデータで実現され、このようなメッセージデータ11を受信したマスタ端末装置2は、前記ステップa9で、受信したバイトデータが前記ステップa7で記憶したデータMCSと等しいか否かを判断し、等しい場合には1単位のメッセージデータが終了したと判断する。
【0037】
また好ましくは、前記第2の終了データCS2は、第1の終了データCS1をビット反転したデータで実現される。たとえば第1の終了データCS1が「00」である場合には、第2の終了データCS2は「11」となる。このようなメッセージデータ11を受信したマスタ端末装置2は、前記ステップa9で、受信したバイトデータが、ステップa7で記憶したデータMCSをビット反転したデータと等しいか否かを判断する。
【0038】
また好ましくは前記第2の終了データCS2は、第1の終了データCS1に予め定める値を加算した値で実現され、このようなメッセージデータ11を受信したマスタ端末装置2は、前記ステップa9で、受信したバイトデータが、ステップa7で記憶したデータMCSに前記予め定める値を加算した値と等しいか否かを判断し、等しいときには1単位のメッセージデータが終了したと判断する。
【0039】
さらに好ましくは前記第2の終了データCS2は、送信データD0〜Dnの総和に第1の終了データCS1を加算した値で実現され、このようなメッセージデータ11を受信したマスタ端末装置2は、前記ステップa9で、受信したバイトデータが、ステップa5で累積した累積データCSCHKと等しいか否かを判断し、等しいときには1単位のメッセージデータが終了したと判断する。
【0040】
図5は、本発明の他の実施例であるメッセージデータ12の構成を示す図である。メッセージデータ12は、前述したのと同様な送信データD0〜Dnと、第1の終了データCS3および第2の終了データCS4とから構成される。第2の終了データCS4は、予め定める値に固定され、第1の終了データCS3は、送信データD0〜Dnの総和と第1の終了データCS3との和が前記予め定める値である第2の終了データCS4となるような値に選ばれる。
【0041】
図6は、前記メッセージデータ12を受信した、たとえばマスタ端末装置2の動作を示すフローチャートである。ステップb1では、データDATA、すなわち1バイトデータで実現される送信データを受信する。ステップb2では、受信したデータDATAが累積データCSCHKと等しいか否かが判断される。等しい場合にはステップb4に移り、等しくない場合にはステップb3に移る。ステップb3では、累積データCSCHKが、CSCHK=CSCHK+DATAとされる。ステップb3の処理が終了すると、ステップb1に戻る。
【0042】
前記ステップb2で、受信したデータDATAと累積データCSCHKとが等しかったときには、次のステップb4で、前記受信したデータDATAが前記予め定める値と等しいか否かが判断される。等しい場合には、前記受信したデータDATAを第2の終了データであると認識して、メッセージデータの終了を判断し、ステップb5に移り、等しくない場合にはステップb3に戻る。ステップb5では、前記累積データCSCHKが初期化され、処理が終了するとステップb1に戻る。
【0043】
図7は、本発明のさらに他の実施例であるメッセージデータ13の構成を示す図である。メッセージデータ13は、前述したのと同様の送信データD0〜Dnと、第1および第2の終了データCS5,CS6とから構成される。第1および第2の終了データCS5,CS6は前記送信データD0〜Dnの末尾に付加される。第1の終了データCS5は、送信データの総和で実現され、第2の終了データCS6は、前記送信データD0〜Dnおよび第1の終了データCS5のビット数とは異なるビット数のビットデータで構成される。
【0044】
図8は、前記メッセージデータ13を受信した、たとえばマスタ端末装置2の動作を示すフローチャートである。ステップc1ではデータDATAを受信する。ステップc2では、ビット数が異なることによるデータの通信エラーが発生したか否かが判断され、受信エラーであった場合にはステップc3に移り、受信エラーでなかった場合にはステップc1に戻る。ステップc3では、1つ前に受信したデータDATAが当該データDATA以前に受信したバイトデータを累積した累積データCSCHKと等しいか否かが判断される。等しい場合にはステップC4に移り、1単位のメッセージデータが終了したと判断してステップc1に戻る。また等しくなかった場合にはステップc5に移り、メッセージデータがエラーであると判断してステップc1に戻る。
【0045】
またさらに本発明の他の実施例として、メッセージデータ13を構成する第2の終了データCS6として通信速度が送信データD0〜Dnおよび第1の終了データCS5とは異なるデータで実現することができる。この場合、前記ステップc2では、通信速度が異なることによる通信エラーであるか否かが判断される。
【0046】
以上のように本実施例によれば、従来技術のように先頭データによって、メッセージデータの終了を判断しなくてもよく、先頭データを解析するための面倒なデータ処理が不要となる。また、バイトデータの間隔によって判断しないので、バイトデータの間隔を短くしてデータの送受信に要する時間を短縮することができる。さらに、終了データとして第1および第2の終了データを設けることによって、メッセージデータの終了を確実に判断することができる。
【0047】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、送信機は、送信データに当該送信データの末尾に第1および第2の終了データを付加したメッセージデータを送信し、受信機は、受信したバイトデータと累積データとが等しいときに、その次に受信したバイトデータに基づいてメッセージデータの終了を判断する。第2の終了データは、予め定める値、メッセージデータのバイト数、第1の終了データと同じデータ、第1の終了データを反転したデータ、第1の終了データに予め定める値を加算した値、および第1の終了データにさらに第1の終了データを加算した値で実現される。
【0048】
また本発明によれば、前記第1の終了データは送信データの総和と第1の終了データとの和が予め定める値である第2の終了データとなるような値に選ばれ、受信機は、受信したバイトデータが当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを累積した累積データと等しく、かつ前記予め定める値と等しいときにメッセージデータの終了を判断する。
【0049】
また本発明によれば、第2の終了データはビット数の異なるデータまたは通信速度の異なるデータで実現される。受信機は、受信したバイトデータが当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを累積した累積データと等しく、次に受信したバイトデータのビット数が異なる、あるいは通信速度が異なるときにメッセージデータの終了を判断する。
【0050】
したがって、従来技術のように先頭データによって、メッセージデータの終了を判断しなくてもよく、先頭データを解析するための面倒なデータ処理が不要となる。また、バイトデータの間隔によって判断しないので、バイトデータの間隔を短くしてデータの送受信に要する時間を短縮することができる。さらに、終了データとして第1および第2の終了データを設けることによって、メッセージデータの終了を確実に判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるデータ通信装置1を示すブロック図である。
【図2】前記データ通信装置1を構成するマスタ端末装置2を示すブロック図である。
【図3】メッセージデータ11の構成を示す図である。
【図4】前記メッセージデータ11を受信する受信機の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の他の実施例であるメッセージデータ12の構成を示す図である。
【図6】前記メッセージデータ12を受信する受信機の動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明のさらに他の実施例であるメッセージデータ13の構成を示す図である。
【図8】前記メッセージデータ13を受信する受信機の動作を示すフローチャートである。
【図9】従来のメッセージデータ21の構成を示す図である。
【図10】従来の他のメッセージデータ22の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 データ通信装置
2 マスタ端末装置
3,4 スレーブ端末装置
11〜13 メッセージデータ
D0〜Dn 送信データ
CS1,CS3,CS5 第1の終了データ
CS2,CS4,CS6 第2の終了データ

Claims (10)

  1. 予め定める数のビットデータでそれぞれ構成される複数のバイトデータから成る送信データおよび前記送信データの末尾に付加される少なくとも1つのバイトデータから成る終了データから構成されるメッセージデータを送信する送信機と、前記メッセージデータを受信する受信機とを備えるデータ通信装置において、
    前記送信機は、前記終了データとして、送信データの総和である第1の終了データと、予め定められる第2の終了データとを付加し、
    前記受信機は、受信したバイトデータと、当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを累積した累積データとが等しいときは、その次に受信したバイトデータに基づいてメッセージデータの終了を判断することを特徴とするデータ通信装置。
  2. 前記送信機は、前記第2の終了データとして、予め定められる値を付加し、
    前記受信機は、受信したバイトデータと当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを累積した累積データとが等しいときに前記受信したバイトデータを第1の終了データであると認識し、第1の終了データの次に受信したバイトデータが前記予め定められる値と等しいときに当該バイトデータを第2の終了データであると認識して、メッセージデータの終了を判断することを特徴とする請求項1記載のデータ通信装置。
  3. 前記送信機は、前記第2の終了データとして、メッセージデータのバイト数を付加し、
    前記受信機は、バイトデータを受信する毎にバイトデータの受信回数をカウントし、受信したバイトデータと当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを累積した累積データとが等しいときに前記受信したバイトデータを第1の終了データであると認識し、第1の終了データの次に受信したバイトデータが当該バイトデータの受信回数であるカウント値と等しいときに当該バイトデータを第2の終了データであると認識して、メッセージデータの終了を判断することを特徴とする請求項1記載のデータ通信装置。
  4. 前記送信機は、前記第2の終了データとして、第1の終了データと同じデータを付加し、
    前記受信機は、受信したバイトデータと当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを累積した累積データとが等しいときに前記受信したバイトデータを第1の終了データであると認識し、第1の終了データの次に受信したバイトデータが前記第1の終了データと等しいときに当該バイトデータを第2の終了データであると判断して、メッセージデータの終了を判断することを特徴とする請求項1記載のデータ通信装置。
  5. 前記送信機は、前記第2の終了データとして、第1の終了データをビット反転したデータを付加し、
    前記受信機は、受信したバイトデータと当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを累積した累積データとが等しいときに前記受信したバイトデータを第1の終了データであると認識し、第1の終了データの次に受信したバイトデータが前記第1の終了データをビット反転したデータと等しいときに当該バイトデータを第2の終了データであると認識して、メッセージデータの終了を判断することを特徴とする請求項1記載のデータ通信装置。
  6. 前記送信機は、前記第2の終了データとして、第1の終了データに予め定める値を加算した値を付加し、
    前記受信機は、受信したバイトデータと当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを累積した累積データとが等しいときに前記受信したバイトデータを第1の終了データであると認識し、第1の終了データの次に受信したバイトデータが前記第1の終了データに前記予め定める値を加算した値と等しいときに当該バイトデータを第2の終了データであると認識して、メッセージデータの終了を判断することを特徴とする請求項1記載のデータ通信装置。
  7. 前記送信機は、前記第2の終了データとして、送信データの総和に第1の終了データを加算した値を付加し、
    前記受信機は、受信したバイトデータと当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを累積した累積データとが等しいときに前記受信したバイトデータを第1の終了データであると認識し、第1の終了データの次に受信したバイトデータが当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを累積した累積データと等しいときに当該バイトデータを第2の終了データであると認識して、メッセージデータの終了を判断することを特徴とする請求項1記載のデータ通信装置。
  8. 予め定める数のビットデータでそれぞれ構成される複数のバイトデータから成る送信データおよび前記送信データの末尾に付加される少なくとも1つのバイトデータから成る終了データから構成されるメッセージデータを送信する送信機と、前記メッセージデータを受信する受信機とを備えるデータ通信装置において、
    前記送信機は、前記終了データとして、第1および第2の終了データを付加し、前記第2の終了データは予め定める値に選ばれ、前記第1の終了データは送信データの総和と第1の終了データとの和が前記予め定める値である第2の終了データとなるような値に選ばれ、
    前記受信機は、受信したバイトデータが当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを累積した累積データと等しく、かつ前記予め定める値と等しいときに当該バイトデータを第2の終了データであると認識して、メッセージデータの終了を判断することを特徴とするデータ通信装置。
  9. 予め定めるビット数のビットデータでそれぞれ構成される複数のバイトデータから成る送信データおよび前記送信データの末尾に付加される少なくとも1つのバイトデータから成る終了データから構成されるメッセージデータを送信する送信機と、前記メッセージデータを受信する受信機とを備えるデータ通信装置において、
    前記送信機は、前記終了データとして、送信データの総和である第1の終了データと、前記予め定めるビット数とは異なるビット数のビットデータで構成される第2の終了データとを付加し、
    前記受信機は、受信したバイトデータが当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを累積した累積データと等しいときに前記受信したバイトデータを第1の終了データであると認識し、第1の終了データの次に受信したバイトデータを構成するビットデータのビット数が当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを構成するビットデータのビット数と異なるときに当該バイトデータを第2の終了データであると認識して、メッセージデータの終了を判断することを特徴とするデータ通信装置。
  10. 複数のバイトデータから成り、予め定める通信速度で送出される送信データおよび前記送信データの末尾に付加される少なくとも1つのバイトデータから成る終了データから構成されるメッセージデータを送信する送信機と、前記メッセージデータを受信する受信機とを備えるデータ通信装置において、
    前記送信機は、前記終了データとして、送信データの総和である第1の終了データと、通信速度が前記予め定める通信速度とは異なる第2の終了データとを付加し、
    前記受信機は、受信したバイトデータが当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを累積した累積データと等しいときに前記受信したバイトデータを第1の終了データであると認識し、第1の終了データの次に受信したバイトデータの通信速度が当該バイトデータ以前に受信したバイトデータの通信速度と異なるときに当該バイトデータを第2の終了データであると認識して、メッセージデータの終了を判断することを特徴とするデータ通信装置。
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