JP3096485B2 - 伝送制御方式 - Google Patents
伝送制御方式Info
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- JP3096485B2 JP3096485B2 JP03086786A JP8678691A JP3096485B2 JP 3096485 B2 JP3096485 B2 JP 3096485B2 JP 03086786 A JP03086786 A JP 03086786A JP 8678691 A JP8678691 A JP 8678691A JP 3096485 B2 JP3096485 B2 JP 3096485B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数系統のバス型ネッ
トワーク間の伝送を制御する伝送制御方式に関する。
トワーク間の伝送を制御する伝送制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】バス型ネットワークでは、物理的若しく
は論理的な理由により、該バス型ネットワークに接続さ
れる端末の台数が制限される。例えば、家庭の情報化を
図るために、ホームバスシステムと称すバス型ネットワ
ークが規格化されている。しかし、この規格ではバス型
に接続される端末の台数が64台までと規定されている
(日本電子機械工業会「ホームバスシステム」(198
9年6月発行)参照)。
は論理的な理由により、該バス型ネットワークに接続さ
れる端末の台数が制限される。例えば、家庭の情報化を
図るために、ホームバスシステムと称すバス型ネットワ
ークが規格化されている。しかし、この規格ではバス型
に接続される端末の台数が64台までと規定されている
(日本電子機械工業会「ホームバスシステム」(198
9年6月発行)参照)。
【0003】端末の接続台数を増やすためには、バス型
ネットワークを複数系統用意する必要があり、複数のバ
ス型ネットワーク間の伝送を制御する方法も前記規格の
「ゲートウェイ」に定義されている。この方法は、複数
系統のバス型ネットワークを収容するネットワークコン
トローラを設けることにより、複数のバス型ネットワー
ク間の伝送制御を行うものである。
ネットワークを複数系統用意する必要があり、複数のバ
ス型ネットワーク間の伝送を制御する方法も前記規格の
「ゲートウェイ」に定義されている。この方法は、複数
系統のバス型ネットワークを収容するネットワークコン
トローラを設けることにより、複数のバス型ネットワー
ク間の伝送制御を行うものである。
【0004】従来のバス型ネットワーク間の伝送制御を
行うためのシステム構成を図1に示す。
行うためのシステム構成を図1に示す。
【0005】図1に於て、11−1〜11−nはバス型
ネットワーク、12−1〜12−i、13−1〜13−
j、14−1〜14−kはバス型ネットワーク11−1
〜11−nに接続された端末、15はネットワークコン
トローラである。又、ネットワークコントローラ15
は、バス型ネットワーク11−1〜11−nを収容する
送受信回路16−1〜16−n、送受信データを格納す
るバッファ17、送受信制御を行うプロセッサ18で構
成される。
ネットワーク、12−1〜12−i、13−1〜13−
j、14−1〜14−kはバス型ネットワーク11−1
〜11−nに接続された端末、15はネットワークコン
トローラである。又、ネットワークコントローラ15
は、バス型ネットワーク11−1〜11−nを収容する
送受信回路16−1〜16−n、送受信データを格納す
るバッファ17、送受信制御を行うプロセッサ18で構
成される。
【0006】尚、ネットワークコントローラに収容され
るバス型ネットワークの系統数は任意であり、又、各バ
ス型ネットワークに接続される端末台数は最大接続数を
越えない範囲で任意である。
るバス型ネットワークの系統数は任意であり、又、各バ
ス型ネットワークに接続される端末台数は最大接続数を
越えない範囲で任意である。
【0007】まず、ネットワークコントローラ15は、
プロセッサ18の制御の下で送受信回路16−1を介し
て、バス型ネットワーク11−1に接続されている端末
12−1〜12−iに状態要求信号を同報送信し、同
報送信後の一定時間、端末12−1〜12−iから送信
があるか否かを監視する。つまり、前記一定時間内であ
れば、端末12−1〜12−iの内、送信要求を持つ端
末はCSMA/CDの伝送制御によりネットワークコン
トローラ15の送受信回路16−1に送信可能になる。
送信要求を持つ端末があった場合、CSMA/CDの伝
送制御に於て、ネットワークコントローラ15は端末か
らのデータを受信する。この時、バス型ネットワーク1
1−1に接続されている他の端末が送信要求を持ってい
る場合は、ネットワークコントローラ15が再度状態要
求信号を同報送信した場合にCSMA/CDの伝送制御
の下で処理される。
プロセッサ18の制御の下で送受信回路16−1を介し
て、バス型ネットワーク11−1に接続されている端末
12−1〜12−iに状態要求信号を同報送信し、同
報送信後の一定時間、端末12−1〜12−iから送信
があるか否かを監視する。つまり、前記一定時間内であ
れば、端末12−1〜12−iの内、送信要求を持つ端
末はCSMA/CDの伝送制御によりネットワークコン
トローラ15の送受信回路16−1に送信可能になる。
送信要求を持つ端末があった場合、CSMA/CDの伝
送制御に於て、ネットワークコントローラ15は端末か
らのデータを受信する。この時、バス型ネットワーク1
1−1に接続されている他の端末が送信要求を持ってい
る場合は、ネットワークコントローラ15が再度状態要
求信号を同報送信した場合にCSMA/CDの伝送制御
の下で処理される。
【0008】以後、バス型ネットワーク11−2〜11
−nについては、前述と同様の処理を行う。
−nについては、前述と同様の処理を行う。
【0009】尚、CSAM/CDには、各端末から送信
されるデータの衝突を避けるための伝送制御であり、各
端末にはキャリアセンス(他の端末のキャリアがバス型
ネットワーク上にあるか否かの検出)機能、及び衝突監
視(自己の送信データが衝突したか否かの検出)機能が
備えられている。
されるデータの衝突を避けるための伝送制御であり、各
端末にはキャリアセンス(他の端末のキャリアがバス型
ネットワーク上にあるか否かの検出)機能、及び衝突監
視(自己の送信データが衝突したか否かの検出)機能が
備えられている。
【0010】以上に示すシステムが、特願平2−014
013に開示されている。
013に開示されている。
【0011】尚、ネットワークコントローラ内の送受信
回路16−1〜16−nは、図2に示す構成になってお
り、データを送信するドライバ21、データを受信する
レシーバ22、他の端末のキャリアがバス型ネットワー
ク上にあるか否かの検出を行うキャリアセンス回路2
3、自己の送信データが衝突したか否かの検出を行う衝
突監視回路24から構成されている。又、ネットワーク
コントローラ35内の送受信回路16−1〜16−nと
同様の構成の送受信回路が、端末12−1〜12−i、
13−1〜13−j、14−1〜14−kに備えられて
いる。
回路16−1〜16−nは、図2に示す構成になってお
り、データを送信するドライバ21、データを受信する
レシーバ22、他の端末のキャリアがバス型ネットワー
ク上にあるか否かの検出を行うキャリアセンス回路2
3、自己の送信データが衝突したか否かの検出を行う衝
突監視回路24から構成されている。又、ネットワーク
コントローラ35内の送受信回路16−1〜16−nと
同様の構成の送受信回路が、端末12−1〜12−i、
13−1〜13−j、14−1〜14−kに備えられて
いる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来のシステムでは、
CSMA/CDを用いた伝送制御を行っているため、ネ
ットワークコントローラ15内の送受信回路16−1〜
16−nには、キャリアセンス回路23と衝突監視回路
24とが必要となり、ネットワークコントローラ15の
構成が複雑になるという問題点がある。
CSMA/CDを用いた伝送制御を行っているため、ネ
ットワークコントローラ15内の送受信回路16−1〜
16−nには、キャリアセンス回路23と衝突監視回路
24とが必要となり、ネットワークコントローラ15の
構成が複雑になるという問題点がある。
【0013】又、バス型ネットワーク11−1〜11−
nに接続されている端末12−1〜12−i、13−1
〜13−j、14−1〜14−kにも、CSMA/CD
の伝送制御を行うためのキャリアセンス回路23と衝突
監視回路24とが必要となり、端末の構成が複雑になる
という問題点がある。
nに接続されている端末12−1〜12−i、13−1
〜13−j、14−1〜14−kにも、CSMA/CD
の伝送制御を行うためのキャリアセンス回路23と衝突
監視回路24とが必要となり、端末の構成が複雑になる
という問題点がある。
【0014】本発明は、前記問題点に鑑みてなされたも
のであり、ネットワークコントローラ及び端末の構成を
簡略化することができる伝送制御方式を提供することを
目的とするものである。
のであり、ネットワークコントローラ及び端末の構成を
簡略化することができる伝送制御方式を提供することを
目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数系統のバ
ス型ネットワークと、これらバス型ネットワークを収容
し、バス型ネットワークに接続された端末と通信を行う
ネットワークコントローラとからなる通信システムに於
て、ネットワークコントローラはバス型ネットワーク毎
に同期信号を同報送信し、同報送信された端末の内、送
信要求を持つ端末は、端末の固有の時間をあけて送信
し、送信要求を持つ端末が、バス型ネットワーク上に他
の端末の送信要求を確認すると、次にネットワークコン
トローラから同期信号が同報送信されるまで該送信を保
留する伝送制御方式。
ス型ネットワークと、これらバス型ネットワークを収容
し、バス型ネットワークに接続された端末と通信を行う
ネットワークコントローラとからなる通信システムに於
て、ネットワークコントローラはバス型ネットワーク毎
に同期信号を同報送信し、同報送信された端末の内、送
信要求を持つ端末は、端末の固有の時間をあけて送信
し、送信要求を持つ端末が、バス型ネットワーク上に他
の端末の送信要求を確認すると、次にネットワークコン
トローラから同期信号が同報送信されるまで該送信を保
留する伝送制御方式。
【0016】
【作用】第1の実施例を用いれば、ネットワークコント
ローラはバス型ネットワーク毎に同報送信し、端末は端
末の固有の時間をあけて送信を開始するため、ネットワ
ークコントローラ内の送受信回路にあるバス型ネットワ
ーク毎の衝突監視回路は不要になる。又、端末の衝突監
視回路も不要になる。
ローラはバス型ネットワーク毎に同報送信し、端末は端
末の固有の時間をあけて送信を開始するため、ネットワ
ークコントローラ内の送受信回路にあるバス型ネットワ
ーク毎の衝突監視回路は不要になる。又、端末の衝突監
視回路も不要になる。
【0017】第2の実施例を用いれば、第1の実施例の
作用に加え、状態要求信号内に優先コードを設けること
により、常に同じ端末の送信が優先されることを防ぐこ
とができる。
作用に加え、状態要求信号内に優先コードを設けること
により、常に同じ端末の送信が優先されることを防ぐこ
とができる。
【0018】第3の実施例を用いれば、第1の実施例の
作用に加え、ある特定のバス型ネットワークの系統に対
する状態要求信号の出力優先度を上げることにより、あ
る特定のバス型ネットワークの系統に接続されている端
末の送信待ち時間を、その他のバス型ネットワークの系
統に接続されている端末の送信待ち時間より短くするこ
とができる。
作用に加え、ある特定のバス型ネットワークの系統に対
する状態要求信号の出力優先度を上げることにより、あ
る特定のバス型ネットワークの系統に接続されている端
末の送信待ち時間を、その他のバス型ネットワークの系
統に接続されている端末の送信待ち時間より短くするこ
とができる。
【0019】第4の実施例を用いれば、第1の実施例の
作用に加え、バス型ネットワークの系統内の再送信を優
先的に処理することにより、通信エラーを起こした端末
の再送信までの時間を短縮することができる。
作用に加え、バス型ネットワークの系統内の再送信を優
先的に処理することにより、通信エラーを起こした端末
の再送信までの時間を短縮することができる。
【0020】
【実施例】本発明の伝送制御方式について、図3、図
4、図5、図6、図7、図8、図9、図10、図11を
参照しながら説明を行う。
4、図5、図6、図7、図8、図9、図10、図11を
参照しながら説明を行う。
【0021】図3は本発明の伝送制御を行うためのシス
テム構成の一実施例を示す。図4は本発明のネットワー
クコントローラ内及び端末の送受信回路の構成図であ
る。図5は本発明の第1の実施例の送信タイミング時間
のタイムチャートを示す。図6は本発明の第1の実施例
のタイムチャートを示す。図7は本発明の第2の実施例
の端末33−1内に送信タイミング時間を記憶するタイ
ムテーブルを示す。図8は本発明の第2の実施例の端末
33−2内に送信タイミング時間を記憶するタイムテー
ブルを示す。図9は本発明の第2の実施例の送信タイミ
ング時間のタイムチャートを示す。図10は本発明の第
3の実施例のタイムチャートを示す。図11は本発明の
第4の実施例のタイムチャートを示す。
テム構成の一実施例を示す。図4は本発明のネットワー
クコントローラ内及び端末の送受信回路の構成図であ
る。図5は本発明の第1の実施例の送信タイミング時間
のタイムチャートを示す。図6は本発明の第1の実施例
のタイムチャートを示す。図7は本発明の第2の実施例
の端末33−1内に送信タイミング時間を記憶するタイ
ムテーブルを示す。図8は本発明の第2の実施例の端末
33−2内に送信タイミング時間を記憶するタイムテー
ブルを示す。図9は本発明の第2の実施例の送信タイミ
ング時間のタイムチャートを示す。図10は本発明の第
3の実施例のタイムチャートを示す。図11は本発明の
第4の実施例のタイムチャートを示す。
【0022】図3に於て、31−1〜31−nはバス型
ネットワーク、32−1〜32−i、33−1〜33−
j、34−1〜34−kはバス型ネットワーク31−1
〜31−nに接続された端末、35はネットワークコン
トローラである。又、ネットワークコントローラ35
は、バス型ネットワーク31−1〜31−nを収容する
送受信回路36−1〜36−n、送受信データを格納す
るバッファ37、送受信制御を行うプロセッサ38で構
成される。
ネットワーク、32−1〜32−i、33−1〜33−
j、34−1〜34−kはバス型ネットワーク31−1
〜31−nに接続された端末、35はネットワークコン
トローラである。又、ネットワークコントローラ35
は、バス型ネットワーク31−1〜31−nを収容する
送受信回路36−1〜36−n、送受信データを格納す
るバッファ37、送受信制御を行うプロセッサ38で構
成される。
【0023】尚、ネットワークコントローラに収容され
るバス型ネットワークの系統数は任意であり、又、各バ
ス型ネットワークに接続される端末台数は最大接続数を
越えない範囲で任意である。
るバス型ネットワークの系統数は任意であり、又、各バ
ス型ネットワークに接続される端末台数は最大接続数を
越えない範囲で任意である。
【0024】ここで、前記システムを用いた本発明の伝
送制御方式の第1の実施例について説明する。
送制御方式の第1の実施例について説明する。
【0025】まず、ネットワークコントローラ35は、
プロセッサ38の制御の下で送受信回路36−1を介し
て、バス型ネットワーク31−1に接続されている端末
32−1〜32−iに状態要求信号(同期信号)を同
報送信し、同報送信後の一定時間、端末32−1〜32
−iから送信があるか否かを監視する。つまり、前記一
定時間内であれば、端末32−1〜32−iの内、送信
要求を持つ端末は、ネットワークコントローラ35の送
受信回路36−1に送信可能となる。本実施例では送信
する端末がないものとし、前記一定時間後に次のバス型
ネットワーク31−2を制御する。
プロセッサ38の制御の下で送受信回路36−1を介し
て、バス型ネットワーク31−1に接続されている端末
32−1〜32−iに状態要求信号(同期信号)を同
報送信し、同報送信後の一定時間、端末32−1〜32
−iから送信があるか否かを監視する。つまり、前記一
定時間内であれば、端末32−1〜32−iの内、送信
要求を持つ端末は、ネットワークコントローラ35の送
受信回路36−1に送信可能となる。本実施例では送信
する端末がないものとし、前記一定時間後に次のバス型
ネットワーク31−2を制御する。
【0026】この時、送信要求を持つ端末があった場
合、状態要求信号を受信してから端末の固有の時間を
あけて送信を開始する。本実施例では、端末の固有の時
間は、各端末に固有に割り当てられている端末アドレス
を元に定めることとする。送信タイミング時間(端末の
固有の時間)をy、端末アドレスをx、基準時間である
単位時間をtとすると、y=x×tとなる。例えば、端
末アドレス(x)が129(81hex)、単位時間
(t)が1msとすると、端末の固有の時間(y)は1
29msになる。即ち、送信要求を持つ端末の端末アド
レスが129の場合は、状態要求信号を受信してから
129ms後に送信可能となる。本実施例では単位時間
を1msとしたが、単位時間は本実施例に制限されるも
のではなく、10msであっても、1secであっても
よい。又、本実施例では端末の固有の時間は各端末の端
末アドレスを元に定めたが、端末の固有の時間の元とな
るものは、本実施例に制限されるものではなく、端末名
をコード化したもの等であってもよい。
合、状態要求信号を受信してから端末の固有の時間を
あけて送信を開始する。本実施例では、端末の固有の時
間は、各端末に固有に割り当てられている端末アドレス
を元に定めることとする。送信タイミング時間(端末の
固有の時間)をy、端末アドレスをx、基準時間である
単位時間をtとすると、y=x×tとなる。例えば、端
末アドレス(x)が129(81hex)、単位時間
(t)が1msとすると、端末の固有の時間(y)は1
29msになる。即ち、送信要求を持つ端末の端末アド
レスが129の場合は、状態要求信号を受信してから
129ms後に送信可能となる。本実施例では単位時間
を1msとしたが、単位時間は本実施例に制限されるも
のではなく、10msであっても、1secであっても
よい。又、本実施例では端末の固有の時間は各端末の端
末アドレスを元に定めたが、端末の固有の時間の元とな
るものは、本実施例に制限されるものではなく、端末名
をコード化したもの等であってもよい。
【0027】次に、ネットワークコントローラ35は、
プロセッサ38の制御の下で送受信回路36−2を介し
て、バス型ネットワーク31−2に接続されている端末
33−1〜33−iに状態要求信号を同報送信し、同
報送信後の一定時間、端末33−1〜33−iから送信
があるか否かを監視する。つまり、前記一定時間内であ
れば、端末33−1〜33−iの内、送信要求を持つ端
末は、ネットワークコントローラ35の送受信回路36
−2に送信可能となる。本実施例では、端末33−1と
端末33−2が送信要求を持ち、前述伝送制御に於て送
信することとする。端末33−1のアドレスを65(4
1hex)、端末33−2のアドレスを66(42he
x)とすると、端末の固有の時間は、端末33−1は6
5ms、端末33−2は66msとなる。この送信タイ
ミング時間(端末の固有の時間)を図5に示す。
プロセッサ38の制御の下で送受信回路36−2を介し
て、バス型ネットワーク31−2に接続されている端末
33−1〜33−iに状態要求信号を同報送信し、同
報送信後の一定時間、端末33−1〜33−iから送信
があるか否かを監視する。つまり、前記一定時間内であ
れば、端末33−1〜33−iの内、送信要求を持つ端
末は、ネットワークコントローラ35の送受信回路36
−2に送信可能となる。本実施例では、端末33−1と
端末33−2が送信要求を持ち、前述伝送制御に於て送
信することとする。端末33−1のアドレスを65(4
1hex)、端末33−2のアドレスを66(42he
x)とすると、端末の固有の時間は、端末33−1は6
5ms、端末33−2は66msとなる。この送信タイ
ミング時間(端末の固有の時間)を図5に示す。
【0028】端末33−1は、ネットワークコントロー
ラ35から同報送信された状態要求信号を受信してか
ら65msの間に、バス型ネットワーク上に他の端末の
応答が送信されたか否かの検出をキャリアセンス回路に
より行い、送信されていなかった場合は、自己の応答を
ネットワークコントローラ35に送信する。
ラ35から同報送信された状態要求信号を受信してか
ら65msの間に、バス型ネットワーク上に他の端末の
応答が送信されたか否かの検出をキャリアセンス回路に
より行い、送信されていなかった場合は、自己の応答を
ネットワークコントローラ35に送信する。
【0029】一方、端末33−2は、ネットワークコン
トローラ35から同報送信された状態要求信号を受信
してから66msの間に、バス型ネットワーク上に他の
端末の応答が送信されたか否かの検出をキャリアセンス
回路により行う。本実施例では、端末33−1の方が端
末の固有の時間が1単位時間(1ms)短いため、66
msの間に端末33−1から応答を送信される。端末の
固有の時間の間に異なる端末から応答が送信された場合
は、次の状態要求信号を受信するまで自己の応答の送
信を保留する。
トローラ35から同報送信された状態要求信号を受信
してから66msの間に、バス型ネットワーク上に他の
端末の応答が送信されたか否かの検出をキャリアセンス
回路により行う。本実施例では、端末33−1の方が端
末の固有の時間が1単位時間(1ms)短いため、66
msの間に端末33−1から応答を送信される。端末の
固有の時間の間に異なる端末から応答が送信された場合
は、次の状態要求信号を受信するまで自己の応答の送
信を保留する。
【0030】ネットワークコントローラ35は端末33
−1の応答を受信した後、再度状態要求信号をバス型
ネットワーク31−2に送信する。すると、端末33−
2は、ネットワークコントローラ35から同報送信され
た状態要求信号を受信してから66msの間に、バス
型ネットワーク上に他の端末の応答が送信されたか否か
の検出をキャリアセンス回路により行い、送信されてい
なかった場合は、自己の応答をネットワークコントロー
ラ35に送信する。
−1の応答を受信した後、再度状態要求信号をバス型
ネットワーク31−2に送信する。すると、端末33−
2は、ネットワークコントローラ35から同報送信され
た状態要求信号を受信してから66msの間に、バス
型ネットワーク上に他の端末の応答が送信されたか否か
の検出をキャリアセンス回路により行い、送信されてい
なかった場合は、自己の応答をネットワークコントロー
ラ35に送信する。
【0031】ネットワークコントローラ35は端末33
−2の応答を受信した後、再度状態要求信号をバス型
ネットワーク31−2に送信する。本実施例では送信す
る端末がないものとし、前記一定時間後に次のバス型ネ
ットワークを制御する。本実施例では、バス型ネットワ
ーク31−1、31−2、31−3と順次バス型ネット
ワークを制御するものとする。
−2の応答を受信した後、再度状態要求信号をバス型
ネットワーク31−2に送信する。本実施例では送信す
る端末がないものとし、前記一定時間後に次のバス型ネ
ットワークを制御する。本実施例では、バス型ネットワ
ーク31−1、31−2、31−3と順次バス型ネット
ワークを制御するものとする。
【0032】以後、バス型ネットワーク31−1〜31
−(n−1)については、前述と同様の処理を行う。
−(n−1)については、前述と同様の処理を行う。
【0033】最後に、ネットワークコントローラ35
は、プロセッサ38の制御の下で送受信回路36−nを
介して、バス型ネットワーク31−nに接続されている
端末34−1〜34−iに状態要求信号nを同報送信
し、同報送信後の一定時間、端末34−1〜34−iか
ら送信があるか否かを監視する。つまり、前記一定時間
内であれば、端末34−1〜34−iの内、送信要求を
持つ端末は、ネットワークコントローラ35の送受信回
路36−nに送信可能となる。本実施例では、送信する
端末がないものとする。前記一定時間後、ネットワーク
コントローラ35は一巡目の処理を終了する。一巡目の
タイムチャートを図6に示す。
は、プロセッサ38の制御の下で送受信回路36−nを
介して、バス型ネットワーク31−nに接続されている
端末34−1〜34−iに状態要求信号nを同報送信
し、同報送信後の一定時間、端末34−1〜34−iか
ら送信があるか否かを監視する。つまり、前記一定時間
内であれば、端末34−1〜34−iの内、送信要求を
持つ端末は、ネットワークコントローラ35の送受信回
路36−nに送信可能となる。本実施例では、送信する
端末がないものとする。前記一定時間後、ネットワーク
コントローラ35は一巡目の処理を終了する。一巡目の
タイムチャートを図6に示す。
【0034】又、同一のバス型ネットワーク上の端末同
士の伝送も可能であるものとする。
士の伝送も可能であるものとする。
【0035】以後、ネットワークコントローラ35は、
前記一巡目の処理と同様の処理を順次行う。
前記一巡目の処理と同様の処理を順次行う。
【0036】以上に示した構成により、ネットワークコ
ントローラ35内の送受信回路36−1〜36−nには
衝突監視回路が不要になる。又、端末の衝突監視回路も
不要になる。本発明を用いた場合の送受信回路の構成を
図4に示す。
ントローラ35内の送受信回路36−1〜36−nには
衝突監視回路が不要になる。又、端末の衝突監視回路も
不要になる。本発明を用いた場合の送受信回路の構成を
図4に示す。
【0037】次に、本発明の伝送制御方式の第2の実施
例について説明する。
例について説明する。
【0038】第1の実施例では、バス型ネットワークの
系統に接続されている各端末の送信タイミング時間(端
末の固有の時間)が各端末にユニークに設定され、且
つ、固定されているため、端末の固有の時間が少ない端
末の送信が常に優先されてしまうという問題点がある。
系統に接続されている各端末の送信タイミング時間(端
末の固有の時間)が各端末にユニークに設定され、且
つ、固定されているため、端末の固有の時間が少ない端
末の送信が常に優先されてしまうという問題点がある。
【0039】第2の実施例は、前記問題点を鑑み、第1
の実施例の構成に於て、状態要求信号内に優先コードを
設けることにより、各端末の送信タイミングを変え、常
に同じ端末の送信が優先されることを防ぐものである。
の実施例の構成に於て、状態要求信号内に優先コードを
設けることにより、各端末の送信タイミングを変え、常
に同じ端末の送信が優先されることを防ぐものである。
【0040】本実施例では、優先コードに対し、バス型
ネットワークの系統に接続される各端末の送信タイミン
グ時間(端末の固有の時間)を予め各端末毎に登録して
おくものとする。
ネットワークの系統に接続される各端末の送信タイミン
グ時間(端末の固有の時間)を予め各端末毎に登録して
おくものとする。
【0041】まず、ネットワークコントローラ35は、
プロセッサ38の制御の下で送受信回路36−1を介し
て、バス型ネットワーク31−1に接続されている端末
32−1〜32−iに優先コード0を含む状態要求信号
を同報送信し、同報送信後の一定時間、端末32−1
〜32−iから送信があるか否かを監視する。つまり、
前記一定時間内であれば、端末32−1〜32−iの
内、送信要求を持つ端末は、ネットワークコントローラ
35の送受信回路36−1に送信可能となる。本実施例
では送信する端末がないものとし、前記一定時間後に次
のバス型ネットワーク31−2を制御する。尚、状態要
求信号は、同期信号と優先コードにより構成される。
又、異なるバス型ネットワークに最初に状態要求信号を
送信する時は優先コードは0であり、同一バス型ネット
ワークで再度状態要求信号を送信する時は優先コードは
1、2、3と順次変わっていくこととする。
プロセッサ38の制御の下で送受信回路36−1を介し
て、バス型ネットワーク31−1に接続されている端末
32−1〜32−iに優先コード0を含む状態要求信号
を同報送信し、同報送信後の一定時間、端末32−1
〜32−iから送信があるか否かを監視する。つまり、
前記一定時間内であれば、端末32−1〜32−iの
内、送信要求を持つ端末は、ネットワークコントローラ
35の送受信回路36−1に送信可能となる。本実施例
では送信する端末がないものとし、前記一定時間後に次
のバス型ネットワーク31−2を制御する。尚、状態要
求信号は、同期信号と優先コードにより構成される。
又、異なるバス型ネットワークに最初に状態要求信号を
送信する時は優先コードは0であり、同一バス型ネット
ワークで再度状態要求信号を送信する時は優先コードは
1、2、3と順次変わっていくこととする。
【0042】次に、ネットワークコントローラ35は、
プロセッサ38の制御の下で送受信回路36−2を介し
て、バス型ネットワーク31−2に接続されている端末
33−1〜33−iに状態要求信号内の優先コードを
0にして同報送信し、同報送信後の一定時間、端末33
−1〜33−iから送信があるか否かを監視する。つま
り、前記一定時間内であれば、端末33−1〜33−i
の内、送信要求を持つ端末は、ネットワークコントロー
ラ35の送受信回路36−2に送信可能となる。本実施
例では、端末33−1と端末33−2が送信要求を持つ
こととする。
プロセッサ38の制御の下で送受信回路36−2を介し
て、バス型ネットワーク31−2に接続されている端末
33−1〜33−iに状態要求信号内の優先コードを
0にして同報送信し、同報送信後の一定時間、端末33
−1〜33−iから送信があるか否かを監視する。つま
り、前記一定時間内であれば、端末33−1〜33−i
の内、送信要求を持つ端末は、ネットワークコントロー
ラ35の送受信回路36−2に送信可能となる。本実施
例では、端末33−1と端末33−2が送信要求を持つ
こととする。
【0043】端末33−1は、ネットワークコントロー
ラ35から同報送信された状態要求信号を受信し、状
態要求信号内の優先コードを検出して優先コードに対
応する自端末の送信タイミング時間を図7に示すタイム
テーブルを参照する。本実施例では、優先コード0に対
しては80msであるから、80msの間に、バス型ネ
ットワーク上に他の端末の応答が送信されたか否かの検
出をキャリアセンス回路により行い、送信されていなか
った場合は、自己の応答をネットワークコントローラ3
5に送信する。
ラ35から同報送信された状態要求信号を受信し、状
態要求信号内の優先コードを検出して優先コードに対
応する自端末の送信タイミング時間を図7に示すタイム
テーブルを参照する。本実施例では、優先コード0に対
しては80msであるから、80msの間に、バス型ネ
ットワーク上に他の端末の応答が送信されたか否かの検
出をキャリアセンス回路により行い、送信されていなか
った場合は、自己の応答をネットワークコントローラ3
5に送信する。
【0044】一方、端末33−2は、ネットワークコン
トローラ35から同報送信された状態要求信号を受信
し、状態要求信号内の優先コードを検出して優先コー
ドに対応する自端末の送信タイミング時間を図8に示す
タイムテーブルを参照する。本実施例では、優先コード
0に対しては81msであるから、81msの間に、バ
ス型ネットワーク上に他の端末の応答が送信されたか否
かの検出をキャリアセンス回路により行う。本実施例で
は、優先コード0に対しては端末33−1の方が送信タ
イミング時間が1単位時間(1ms)短いため、81m
sの間に端末33−1から応答を送信される。送信タイ
ミング時間の間に異なる端末から応答が送信された場合
は、次の状態要求信号を受信するまで自己の応答の送
信を保留する。
トローラ35から同報送信された状態要求信号を受信
し、状態要求信号内の優先コードを検出して優先コー
ドに対応する自端末の送信タイミング時間を図8に示す
タイムテーブルを参照する。本実施例では、優先コード
0に対しては81msであるから、81msの間に、バ
ス型ネットワーク上に他の端末の応答が送信されたか否
かの検出をキャリアセンス回路により行う。本実施例で
は、優先コード0に対しては端末33−1の方が送信タ
イミング時間が1単位時間(1ms)短いため、81m
sの間に端末33−1から応答を送信される。送信タイ
ミング時間の間に異なる端末から応答が送信された場合
は、次の状態要求信号を受信するまで自己の応答の送
信を保留する。
【0045】ネットワークコントローラ35は端末33
−1の応答を受信した後、再度状態要求信号をバス型
ネットワーク31−2に送信する。この時、状態要求信
号に含まれる優先コードは1である。
−1の応答を受信した後、再度状態要求信号をバス型
ネットワーク31−2に送信する。この時、状態要求信
号に含まれる優先コードは1である。
【0046】斯かる状態に於て、再度端末33−1に送
信要求が発生したこととする。
信要求が発生したこととする。
【0047】端末33−2は、ネットワークコントロー
ラ35から同報送信された状態要求信号を受信し、状
態要求信号内の優先コードを検出して優先コードに対
応する自端末の送信タイミング時間を図8に示すタイム
テーブルを参照する。本実施例では、優先コード1に対
しては80msであるから、80msの間に、バス型ネ
ットワーク上に他の端末の応答が送信されたか否かの検
出をキャリアセンス回路により行い、送信されていなか
った場合は、自己の応答をネットワークコントローラ3
5に送信する。
ラ35から同報送信された状態要求信号を受信し、状
態要求信号内の優先コードを検出して優先コードに対
応する自端末の送信タイミング時間を図8に示すタイム
テーブルを参照する。本実施例では、優先コード1に対
しては80msであるから、80msの間に、バス型ネ
ットワーク上に他の端末の応答が送信されたか否かの検
出をキャリアセンス回路により行い、送信されていなか
った場合は、自己の応答をネットワークコントローラ3
5に送信する。
【0048】一方、端末33−1は、ネットワークコン
トローラ35から同報送信された状態要求信号を受信
し、状態要求信号内の優先コードを検出して優先コー
ドに対応する自端末の送信タイミング時間を図7に示す
タイムテーブルを参照する。本実施例では、優先コード
1に対しては80+n(ms)であるから、80+n
(ms)の間に、バス型ネットワーク上に他の端末の応
答が送信されたか否かの検出をキャリアセンス回路によ
り行う。本実施例では、優先コード1に対しては端末3
3−2の方が送信タイミング時間がn時間(1単位時間
1ms)短いため、80+n(ms)の間に端末33−
2から応答を送信される。送信タイミング時間の間に異
なる端末から応答が送信された場合は、次の状態要求信
号を受信するまで自己の応答の送信を保留する。
トローラ35から同報送信された状態要求信号を受信
し、状態要求信号内の優先コードを検出して優先コー
ドに対応する自端末の送信タイミング時間を図7に示す
タイムテーブルを参照する。本実施例では、優先コード
1に対しては80+n(ms)であるから、80+n
(ms)の間に、バス型ネットワーク上に他の端末の応
答が送信されたか否かの検出をキャリアセンス回路によ
り行う。本実施例では、優先コード1に対しては端末3
3−2の方が送信タイミング時間がn時間(1単位時間
1ms)短いため、80+n(ms)の間に端末33−
2から応答を送信される。送信タイミング時間の間に異
なる端末から応答が送信された場合は、次の状態要求信
号を受信するまで自己の応答の送信を保留する。
【0049】ネットワークコントローラ35は端末33
−2の応答を受信した後、再度状態要求信号をバス型
ネットワーク31−2に送信する。この時、状態要求信
号に含まれる優先コードは2である。この送信タイミ
ング時間を図9に示す。
−2の応答を受信した後、再度状態要求信号をバス型
ネットワーク31−2に送信する。この時、状態要求信
号に含まれる優先コードは2である。この送信タイミ
ング時間を図9に示す。
【0050】以後、バス型ネットワーク31−1〜31
−(n−1)については、前述と同様の処理を行う。
−(n−1)については、前述と同様の処理を行う。
【0051】最後に、ネットワークコントローラ35
は、プロセッサ38の制御の下で送受信回路36−nを
介して、バス型ネットワーク31−nに接続されている
端末34−1〜34−iに状態要求信号nを同報送信
し、同報送信後の一定時間、端末34−1〜34−iか
ら送信があるか否かを監視する。つまり、前記一定時間
内であれば、端末34−1〜34−iの内、送信要求を
持つ端末は、ネットワークコントローラ35の送受信回
路36−nに送信可能となる。本実施例では、送信する
端末がないものとする。前記一定時間後、ネットワーク
コントローラ35は一巡目の処理を終了する。尚、タイ
ムテーブルは、送信要求を持つ端末だけが参照する。
は、プロセッサ38の制御の下で送受信回路36−nを
介して、バス型ネットワーク31−nに接続されている
端末34−1〜34−iに状態要求信号nを同報送信
し、同報送信後の一定時間、端末34−1〜34−iか
ら送信があるか否かを監視する。つまり、前記一定時間
内であれば、端末34−1〜34−iの内、送信要求を
持つ端末は、ネットワークコントローラ35の送受信回
路36−nに送信可能となる。本実施例では、送信する
端末がないものとする。前記一定時間後、ネットワーク
コントローラ35は一巡目の処理を終了する。尚、タイ
ムテーブルは、送信要求を持つ端末だけが参照する。
【0052】又、同一のバス型ネットワーク上の端末同
士の伝送も可能であるものとする。
士の伝送も可能であるものとする。
【0053】以後、ネットワークコントローラ35は、
前記一巡目の処理と同様の処理を順次行う。
前記一巡目の処理と同様の処理を順次行う。
【0054】次に、本発明の伝送制御方式の第3の実施
例について説明する。
例について説明する。
【0055】第1の実施例及び第2の実施例では、バス
型ネットワークの系統に接続されている端末の優先度を
設定することができるが、バス型ネットワークの系統自
体の優先度が設定できない。そのため、送信要求の発生
頻度の多いバス型ネットワークの系統がある場合でも、
送信要求の発生頻度が少ないバス型ネットワークの系統
に対して状態送信要求を送信しなければならず、送信要
求の発生頻度の多いバス型ネットワークの系統に状態要
求信号を送信する周期が大きくなり、送受信に要する時
間が増加し、処理に要する時間も大きくなるという問題
点がある。
型ネットワークの系統に接続されている端末の優先度を
設定することができるが、バス型ネットワークの系統自
体の優先度が設定できない。そのため、送信要求の発生
頻度の多いバス型ネットワークの系統がある場合でも、
送信要求の発生頻度が少ないバス型ネットワークの系統
に対して状態送信要求を送信しなければならず、送信要
求の発生頻度の多いバス型ネットワークの系統に状態要
求信号を送信する周期が大きくなり、送受信に要する時
間が増加し、処理に要する時間も大きくなるという問題
点がある。
【0056】第3の実施例は、前記問題点に鑑み、第1
の実施例に於て、ある特定のバス型ネットワークの系統
に対する状態要求信号(同期信号)の出力優先度を上げ
ることにより、ある特定のバス型ネットワークの系統に
接続されている端末の送信待ち時間を、その他のバス型
ネットワークの系統に接続されている端末の送信待ち時
間より短くすることができ、端末からの送信要求の発生
頻度に合わせたネットワークを構成するものである。
の実施例に於て、ある特定のバス型ネットワークの系統
に対する状態要求信号(同期信号)の出力優先度を上げ
ることにより、ある特定のバス型ネットワークの系統に
接続されている端末の送信待ち時間を、その他のバス型
ネットワークの系統に接続されている端末の送信待ち時
間より短くすることができ、端末からの送信要求の発生
頻度に合わせたネットワークを構成するものである。
【0057】図3に於て、バス型ネットワーク31−1
に接続されている端末32−1〜32−iは、その他の
バス型ネットワーク31−2、31−nに接続されてい
る端末33−1〜33−j、34−1〜34−kより送
信要求の発生頻度が高いこととする。又、バス型ネット
ワークの優先順位は、予めネットワークコントローラ3
5に設定してあるものとする。
に接続されている端末32−1〜32−iは、その他の
バス型ネットワーク31−2、31−nに接続されてい
る端末33−1〜33−j、34−1〜34−kより送
信要求の発生頻度が高いこととする。又、バス型ネット
ワークの優先順位は、予めネットワークコントローラ3
5に設定してあるものとする。
【0058】まず、ネットワークコントローラ35は、
プロセッサ38の制御の下で送受信回路36−1を介し
て、バス型ネットワーク31−1に接続されている端末
32−1〜32−iに状態要求信号を同報送信し、同
報送信後の一定時間、端末32−1〜32−iから送信
があるか否かを監視する。つまり、前記一定時間内であ
れば、端末32−1〜32−iの内、送信要求を持つ端
末は、ネットワークコントローラ35の送受信回路36
−1に送信可能となる。本実施例では送信する端末がな
いものとし、前記一定時間後に次のバス型ネットワーク
31−2を制御する。
プロセッサ38の制御の下で送受信回路36−1を介し
て、バス型ネットワーク31−1に接続されている端末
32−1〜32−iに状態要求信号を同報送信し、同
報送信後の一定時間、端末32−1〜32−iから送信
があるか否かを監視する。つまり、前記一定時間内であ
れば、端末32−1〜32−iの内、送信要求を持つ端
末は、ネットワークコントローラ35の送受信回路36
−1に送信可能となる。本実施例では送信する端末がな
いものとし、前記一定時間後に次のバス型ネットワーク
31−2を制御する。
【0059】次に、ネットワークコントローラ35は、
プロセッサ38の制御の下で送受信回路36−2を介し
て、バス型ネットワーク31−2に接続されている端末
33−1〜33−iに状態要求信号を同報送信し、同
報送信後の一定時間、端末33−1〜33−iから送信
があるか否かを監視する。つまり、前記一定時間内であ
れば、端末33−1〜33−iの内、送信要求を持つ端
末は、ネットワークコントローラ35の送受信回路36
−2に送信可能となる。本実施例では、端末33−2が
送信要求を持ち、前述伝送制御に於て送信することとす
る。端末33−2のアドレスを66(42hex)とす
ると、端末33−2の固有の時間は66msとなる。
プロセッサ38の制御の下で送受信回路36−2を介し
て、バス型ネットワーク31−2に接続されている端末
33−1〜33−iに状態要求信号を同報送信し、同
報送信後の一定時間、端末33−1〜33−iから送信
があるか否かを監視する。つまり、前記一定時間内であ
れば、端末33−1〜33−iの内、送信要求を持つ端
末は、ネットワークコントローラ35の送受信回路36
−2に送信可能となる。本実施例では、端末33−2が
送信要求を持ち、前述伝送制御に於て送信することとす
る。端末33−2のアドレスを66(42hex)とす
ると、端末33−2の固有の時間は66msとなる。
【0060】端末33−2は、ネットワークコントロー
ラ35から同報送信された状態要求信号を受信してか
ら66msの間に、バス型ネットワーク上に他の端末の
応答が送信されたか否かの検出をキャリアセンス回路に
より行う。応答の送信されていなかった場合は、自己の
応答をネットワークコントローラ35に送信する。ネッ
トワークコントローラ35は端末33−2の応答を受信
した後、再度状態要求信号をバス型ネットワーク31
−2に送信する。本実施例では送信する端末がないもの
とし、前記一定時間後に次のバス型ネットワークを制御
する。
ラ35から同報送信された状態要求信号を受信してか
ら66msの間に、バス型ネットワーク上に他の端末の
応答が送信されたか否かの検出をキャリアセンス回路に
より行う。応答の送信されていなかった場合は、自己の
応答をネットワークコントローラ35に送信する。ネッ
トワークコントローラ35は端末33−2の応答を受信
した後、再度状態要求信号をバス型ネットワーク31
−2に送信する。本実施例では送信する端末がないもの
とし、前記一定時間後に次のバス型ネットワークを制御
する。
【0061】この時、バス型ネットワーク31−nはバ
ス型ネットワーク31−1よりも予め定められた優先順
位が低いため、再度バス型ネットワーク31−1に接続
されている端末32−1〜32−iに送信要求信号を
同報送信し、同報送信後の一定時間、端末32−1〜3
2−iから送信があるか否かを監視する。つまり、前記
一定時間内であれば、端末32−1〜32−iの内、送
信要求を持つ端末は、ネットワークコントローラ35の
送受信回路36−1に送信可能となる。本実施例では、
端末32−2が送信要求を持ち、前述伝送制御に於て送
信することとする。端末32−2のアドレスを50(3
2hex)とすると、端末32−2の固有の時間は50
msとなる。
ス型ネットワーク31−1よりも予め定められた優先順
位が低いため、再度バス型ネットワーク31−1に接続
されている端末32−1〜32−iに送信要求信号を
同報送信し、同報送信後の一定時間、端末32−1〜3
2−iから送信があるか否かを監視する。つまり、前記
一定時間内であれば、端末32−1〜32−iの内、送
信要求を持つ端末は、ネットワークコントローラ35の
送受信回路36−1に送信可能となる。本実施例では、
端末32−2が送信要求を持ち、前述伝送制御に於て送
信することとする。端末32−2のアドレスを50(3
2hex)とすると、端末32−2の固有の時間は50
msとなる。
【0062】端末32−2は、ネットワークコントロー
ラ35から同報送信された状態要求信号を受信してか
ら50msの間に、バス型ネットワーク上に他の端末の
応答が送信されたか否かの検出をキャリアセンス回路に
より行う。応答の送信されていなかった場合は、自己の
応答をネットワークコントローラ35に送信する。ネッ
トワークコントローラ35は端末32−2の応答を受信
した後、再度状態要求信号をバス型ネットワーク31
−2に送信する。本実施例では送信する端末がないもの
とし、前記一定時間後に次のバス型ネットワークを制御
する。
ラ35から同報送信された状態要求信号を受信してか
ら50msの間に、バス型ネットワーク上に他の端末の
応答が送信されたか否かの検出をキャリアセンス回路に
より行う。応答の送信されていなかった場合は、自己の
応答をネットワークコントローラ35に送信する。ネッ
トワークコントローラ35は端末32−2の応答を受信
した後、再度状態要求信号をバス型ネットワーク31
−2に送信する。本実施例では送信する端末がないもの
とし、前記一定時間後に次のバス型ネットワークを制御
する。
【0063】以後、バス型ネットワーク31−1〜31
−(n−1)については、前述と同様に、バス型ネット
ワーク31−1に於ける一連の処理が終了すると、バス
型ネットワーク31−3、31−1、31−4、31−
1、31−5と、優先度の高いバス型ネットワーク31
−1と交互に処理を行う。
−(n−1)については、前述と同様に、バス型ネット
ワーク31−1に於ける一連の処理が終了すると、バス
型ネットワーク31−3、31−1、31−4、31−
1、31−5と、優先度の高いバス型ネットワーク31
−1と交互に処理を行う。
【0064】最後に、ネットワークコントローラ35
は、プロセッサ38の制御の下で送受信回路36−nを
介して、バス型ネットワーク31−nに接続されている
端末34−1〜34−iに状態要求信号nを同報送信
し、同報送信後の一定時間、端末34−1〜34−iか
ら送信があるか否かを監視する。つまり、前記一定時間
内であれば、端末34−1〜34−iの内、送信要求を
持つ端末は、ネットワークコントローラ35の送受信回
路36−nに送信可能となる。本実施例では、送信する
端末がないものとする。前記一定時間後、ネットワーク
コントローラ35は一巡目の処理を終了する。一巡目の
タイムチャートを図10に示す。
は、プロセッサ38の制御の下で送受信回路36−nを
介して、バス型ネットワーク31−nに接続されている
端末34−1〜34−iに状態要求信号nを同報送信
し、同報送信後の一定時間、端末34−1〜34−iか
ら送信があるか否かを監視する。つまり、前記一定時間
内であれば、端末34−1〜34−iの内、送信要求を
持つ端末は、ネットワークコントローラ35の送受信回
路36−nに送信可能となる。本実施例では、送信する
端末がないものとする。前記一定時間後、ネットワーク
コントローラ35は一巡目の処理を終了する。一巡目の
タイムチャートを図10に示す。
【0065】又、同一のバス型ネットワーク上の端末同
士の伝送も可能であるものとする。
士の伝送も可能であるものとする。
【0066】以後、ネットワークコントローラ35は、
前記一巡目の処理と同様の処理を順次行う。
前記一巡目の処理と同様の処理を順次行う。
【0067】本実施例は、バス型ネットワークの系統に
接続されている端末の伝送制御を第1の実施例に基づい
て説明したが、バス型ネットワークの系統に接続されて
いる端末の伝送制御は本実施例に限るものではなく、例
えば、第2の実施例に基づいて行ってもよい。
接続されている端末の伝送制御を第1の実施例に基づい
て説明したが、バス型ネットワークの系統に接続されて
いる端末の伝送制御は本実施例に限るものではなく、例
えば、第2の実施例に基づいて行ってもよい。
【0068】次に、本発明の伝送制御方式の第4の実施
例について説明する。
例について説明する。
【0069】第1の実施例及び第2の実施例では、状態
要求信号を各バス型ネットワークの系統に順次送信する
ため、バス型ネットワークの系統に接続されている端末
から送信されたデータが、何らかの理由により通信エラ
ーを起こし、再送信を行おうとする場合、状態要求信号
の送信がネットワークコントローラに接続される全ての
バス型ネットワークの系統を一巡して再度該バス型ネッ
トワークに状態要求信号を送信しないと、該端末はデー
タを送信することができず、再送信するまでに時間がか
かるという問題がある。
要求信号を各バス型ネットワークの系統に順次送信する
ため、バス型ネットワークの系統に接続されている端末
から送信されたデータが、何らかの理由により通信エラ
ーを起こし、再送信を行おうとする場合、状態要求信号
の送信がネットワークコントローラに接続される全ての
バス型ネットワークの系統を一巡して再度該バス型ネッ
トワークに状態要求信号を送信しないと、該端末はデー
タを送信することができず、再送信するまでに時間がか
かるという問題がある。
【0070】第4の実施例は、前記問題点に鑑み、第1
の実施例に於て、バス型ネットワークの系統内の再送信
を優先的に処理することにより、通信エラーを起こした
端末の再送信までの時間を短縮することができ、リアル
タイムな処理を可能にするものである。
の実施例に於て、バス型ネットワークの系統内の再送信
を優先的に処理することにより、通信エラーを起こした
端末の再送信までの時間を短縮することができ、リアル
タイムな処理を可能にするものである。
【0071】本実施例では、図3に示すバス型ネットワ
ーク31−1に接続されている端末32−iから同一の
バス型ネットワーク31−1に接続されている端末32
−1に情報を送信することとする。
ーク31−1に接続されている端末32−iから同一の
バス型ネットワーク31−1に接続されている端末32
−1に情報を送信することとする。
【0072】まず、ネットワークコントローラ35は、
プロセッサ38の制御の下で送受信回路36−1を介し
て、バス型ネットワーク31−1に接続されている端末
32−1〜32−iに状態要求信号(同期信号)を同
報送信し、同報送信後の一定時間、端末32−1〜32
−iから送信があるか否かを監視する。つまり、前記一
定時間内であれば、端末32−1〜32−iの内、送信
要求を持つ端末は送信可能となる。
プロセッサ38の制御の下で送受信回路36−1を介し
て、バス型ネットワーク31−1に接続されている端末
32−1〜32−iに状態要求信号(同期信号)を同
報送信し、同報送信後の一定時間、端末32−1〜32
−iから送信があるか否かを監視する。つまり、前記一
定時間内であれば、端末32−1〜32−iの内、送信
要求を持つ端末は送信可能となる。
【0073】端末32−iは、ネットワークコントロー
ラ35から同報送信された状態要求信号を受信してか
ら、端末32−iの固有の時間の間に、バス型ネットワ
ーク上に他の端末の応答が送信されたか否かの検出をキ
ャリアセンス回路により行う。応答が送信されていなか
った場合は、端末32−1に送信する情報を端末32−
1に対して送信する。
ラ35から同報送信された状態要求信号を受信してか
ら、端末32−iの固有の時間の間に、バス型ネットワ
ーク上に他の端末の応答が送信されたか否かの検出をキ
ャリアセンス回路により行う。応答が送信されていなか
った場合は、端末32−1に送信する情報を端末32−
1に対して送信する。
【0074】この時、端末32−1は端末32−iから
の情報を受信したが、何らかの理由により受信エラーが
発生したとすると、端末32−iは否定応答信号を返送
する。尚、何も返送しないことで否定応答を示すことも
可能である。又この時、端末32−1は端末32−iか
らの情報を正常に受信すると、肯定応答信号を送信す
る。
の情報を受信したが、何らかの理由により受信エラーが
発生したとすると、端末32−iは否定応答信号を返送
する。尚、何も返送しないことで否定応答を示すことも
可能である。又この時、端末32−1は端末32−iか
らの情報を正常に受信すると、肯定応答信号を送信す
る。
【0075】ネットワークコントローラ35は、状態要
求信号を送信したバス型ネットワーク31−1の通信
状態を監視しており、端末からの肯定応答信号が送信さ
れなかったことを検出すると、ネットワークコントロー
ラ35は、同一のバス型ネットワーク31−1に対し、
状態要求信号を再送信する。
求信号を送信したバス型ネットワーク31−1の通信
状態を監視しており、端末からの肯定応答信号が送信さ
れなかったことを検出すると、ネットワークコントロー
ラ35は、同一のバス型ネットワーク31−1に対し、
状態要求信号を再送信する。
【0076】一方、端末32−iは、情報を受信したは
ずの端末32−1から肯定応答信号が送信されなかった
ことを検出すると、次にネットワークコントローラ35
から状態要求信号が一斉同報された時、同一のバス型
ネットワーク31−1に接続されている全ての端末の送
信タイミング時間(端末の固有の時間)より短い再送信
タイミング時間で、前記情報を端末32−1に対して再
送信する。これにより、例えば、端末32−iよりも送
信タイミング時間が短い端末に送信要求があったとして
も、再送信を優先して送信することができる。
ずの端末32−1から肯定応答信号が送信されなかった
ことを検出すると、次にネットワークコントローラ35
から状態要求信号が一斉同報された時、同一のバス型
ネットワーク31−1に接続されている全ての端末の送
信タイミング時間(端末の固有の時間)より短い再送信
タイミング時間で、前記情報を端末32−1に対して再
送信する。これにより、例えば、端末32−iよりも送
信タイミング時間が短い端末に送信要求があったとして
も、再送信を優先して送信することができる。
【0077】この後、端末32−1が肯定応答信号を返
信すれば、ネットワークコントローラ35は、次のバス
型ネットワーク31−2を制御する。
信すれば、ネットワークコントローラ35は、次のバス
型ネットワーク31−2を制御する。
【0078】以後、バス型ネットワーク31−2〜31
−(n−1)については、前述と同様の処理を行う。
−(n−1)については、前述と同様の処理を行う。
【0079】最後に、ネットワークコントローラ35
は、バス型ネットワーク31−nを制御して一巡目の処
理を終了する。一巡目のタイムチャートを図11に示
す。
は、バス型ネットワーク31−nを制御して一巡目の処
理を終了する。一巡目のタイムチャートを図11に示
す。
【0080】尚、再度バス型ネットワーク31−1に状
態要求信号を送信されても端末32−iは通常の送信
タイミング時間で送信を行う。
態要求信号を送信されても端末32−iは通常の送信
タイミング時間で送信を行う。
【0081】以後、ネットワークコントローラ35は、
前記一巡目の処理と同様の処理を順次行う。
前記一巡目の処理と同様の処理を順次行う。
【0082】本実施例は、バス型ネットワークの系統に
接続されている端末の伝送制御を第1の実施例に基づい
て説明したが、バス型ネットワークの系統に接続されて
いる端末の伝送制御は本実施例に限るものではなく、例
えば、第2の実施例に基づいて行ってもよい。
接続されている端末の伝送制御を第1の実施例に基づい
て説明したが、バス型ネットワークの系統に接続されて
いる端末の伝送制御は本実施例に限るものではなく、例
えば、第2の実施例に基づいて行ってもよい。
【0083】
【発明の効果】本発明を用いれば、ネットワークコント
ローラはバス型ネットワーク毎に同報送信し、端末は端
末固有の時間をあけて送信を開始するため、ネットワー
クコントローラ内の送受信回路にあるバス型ネットワー
ク毎の衝突監視回路は不要になる。又、端末の衝突監視
回路も不要になる。更に、状態要求信号内に優先コード
を設けることにより、各端末の送信タイミングを変え、
常に同じ端末の送信が優先されることを防ぐことができ
る。更に、ある特定のバス型ネットワークの系統に対す
る状態要求信号の出力優先度を上げることにより、ある
特定のバス型ネットワークの系統に接続されている端末
の送信待ち時間を、その他のバス型ネットワークの系統
に接続されている端末の送信待ち時間より短くすること
ができ、端末からの送信要求の発生頻度に合わせたネッ
トワークを構成することができる。更に、バス型ネット
ワークの系統内の再送信を優先的に処理することによ
り、通信エラーを起こした端末の再送信までの時間を短
縮することができ、リアルタイムな処理を可能にする。
ローラはバス型ネットワーク毎に同報送信し、端末は端
末固有の時間をあけて送信を開始するため、ネットワー
クコントローラ内の送受信回路にあるバス型ネットワー
ク毎の衝突監視回路は不要になる。又、端末の衝突監視
回路も不要になる。更に、状態要求信号内に優先コード
を設けることにより、各端末の送信タイミングを変え、
常に同じ端末の送信が優先されることを防ぐことができ
る。更に、ある特定のバス型ネットワークの系統に対す
る状態要求信号の出力優先度を上げることにより、ある
特定のバス型ネットワークの系統に接続されている端末
の送信待ち時間を、その他のバス型ネットワークの系統
に接続されている端末の送信待ち時間より短くすること
ができ、端末からの送信要求の発生頻度に合わせたネッ
トワークを構成することができる。更に、バス型ネット
ワークの系統内の再送信を優先的に処理することによ
り、通信エラーを起こした端末の再送信までの時間を短
縮することができ、リアルタイムな処理を可能にする。
【図1】従来のバス型ネットワーク間の伝送制御を行う
ためのシステム構成図である。
ためのシステム構成図である。
【図2】従来のネットワークコントローラ内及び端末の
送受信回路の構成図である。
送受信回路の構成図である。
【図3】本発明の伝送制御を行うためのシステム構成の
一実施例を示す図である。
一実施例を示す図である。
【図4】本発明のネットワークコントローラ内及び端末
の送受信回路の構成図である。
の送受信回路の構成図である。
【図5】本発明の第1の実施例の送信タイミング時間を
示すタイムチャートである。
示すタイムチャートである。
【図6】本発明の第1の実施例のタイムチャートであ
る。
る。
【図7】本発明の第2の実施例の端末33−1内に送信
タイミング時間を記憶するタイムテーブルを示す模式図
である。
タイミング時間を記憶するタイムテーブルを示す模式図
である。
【図8】本発明の第2の実施例の端末33−2内に送信
タイミング時間を記憶するタイムテーブルを示す模式図
である。
タイミング時間を記憶するタイムテーブルを示す模式図
である。
【図9】本発明の第2の実施例の送信タイミング時間を
示すタイムチャートである。
示すタイムチャートである。
【図10】本発明の第3の実施例のタイムチャートであ
る。
る。
【図11】本発明の第4の実施例のタイムチャートであ
る。
る。
【符号の説明】 11−1〜11−n バス型ネットワーク 12−1〜12−i 端末 13−1〜13−j 端末 14−1〜14−k 端末 15 ネットワークコントローラ 16−1〜16−n 送受信回路 17 バッファ 18 プロセッサ 21 ドライバ 22 レシーバ 23 キャリアセンス回路 24 衝突監視回路 31−1〜31−n バス型ネットワーク 32−1〜32−i 端末 33−1〜33−j 端末 34−1〜34−k 端末 35 ネットワークコントローラ 36−1〜36−n 送受信回路 37 バッファ 38 プロセッサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28
Claims (3)
- 【請求項1】 複数系統のバス型ネットワークと、これ
らバス型ネットワークを収容し、バス型ネットワークに
接続された端末と通信を行うネットワークコントローラ
とからなる通信システムに於て、ネットワークコントローラは、バス型ネットワーク毎に
同期信号を同報送信し、同報送信した同期信号に基づき
同一バス型ネットワーク上に接続された端末間で通信が
行われた場合に、受信側端末から肯定応答信号が返信さ
れなかったことを検出すると、該バス型ネットワークに
同期信号を再送信することを特徴とする伝送制御方式。 - 【請求項2】 同報送信された端末の内、送信要求を持
つ端末が、バス型ネットワーク上に他の端末の送信要求
を確認すると、次にネットワークコントローラから同期
信号が同報送信されるまで該送信を保留することを特徴
とする請求項1記載の伝送制御方式。 - 【請求項3】 再送信要求を持つ端末が、ネットワーク
コントローラからの同期信号の再送信を確認すると、バ
ス型ネットワークに接続される全ての端末より短い時間
をあけて送信することを特徴とする請求項1記載の伝送
制御方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03086786A JP3096485B2 (ja) | 1991-04-18 | 1991-04-18 | 伝送制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03086786A JP3096485B2 (ja) | 1991-04-18 | 1991-04-18 | 伝送制御方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04318724A JPH04318724A (ja) | 1992-11-10 |
JP3096485B2 true JP3096485B2 (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=13896442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03086786A Expired - Fee Related JP3096485B2 (ja) | 1991-04-18 | 1991-04-18 | 伝送制御方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3096485B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008219707A (ja) * | 2007-03-07 | 2008-09-18 | Fujitsu Telecom Networks Ltd | 分岐型シリアル通信システム |
-
1991
- 1991-04-18 JP JP03086786A patent/JP3096485B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04318724A (ja) | 1992-11-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |