JPH08115282A - データ通信装置 - Google Patents

データ通信装置

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JPH08115282A
JPH08115282A JP6248174A JP24817494A JPH08115282A JP H08115282 A JPH08115282 A JP H08115282A JP 6248174 A JP6248174 A JP 6248174A JP 24817494 A JP24817494 A JP 24817494A JP H08115282 A JPH08115282 A JP H08115282A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メッセージデータの終了を確実かつ容易に判
断する。 【構成】 データ通信装置1は、送信機または受信機と
して用いられるマスタ端末装置2およびスレーブ端末装
置3,4を備える。送信機として用いられる端末装置
は、送信データD0〜Dnと、前記送信データの末尾に
付加される第1の終了データCS1および第2の終了デ
ータCS2とから構成されるメッセージデータを送信す
る。受信機として用いられる端末装置は、前記メッセー
ジデータを受信する。第1の終了データCS1は送信デ
ータの総和で実現され、第2の終了データCS2は、た
とえば予め定められる値で実現される。受信機は、受信
したバイトデータと、当該バイトデータ以前に受信した
バイトデータを累積した累積データとが等しく、その次
に受信したバイトデータが前記予め定められる値と等し
いときにメッセージデータ11が終了したと判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送信機と受信機とを備
え、前記送信機から送出されるメッセージデータの終了
を確実にかつ容易に判断することができるデータ通信装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】送信機と受信機とを備えるデータ通信装
置において、前記送信機は、後述するようなメッセージ
データを送信し、前記受信機は、当該メッセージデータ
を受信する。
【0003】図1は、データ通信装置1の一例を示すブ
ロック図である。データ通信装置1は、いわゆるマスタ
・スレーブ方式のデータ通信装置であり、1つのマスタ
端末装置2と複数のスレーブ端末装置3,4,…とを備
える。マスタ端末装置2とスレーブ端末装置3またはス
レーブ端末装置4との間でデータ通信を行うにあたり、
マスタ端末装置2はデータ通信のための、たとえば通信
ビット数、通信速度などの初期設定条件を示すメッセー
ジデータを送出する。スレーブ端末装置3,4は、前記
初期設定条件を示すメッセージデータを受信するととも
に、複数のスレーブ端末装置3,4の中から選ばれるス
レーブ端末装置は受信したメッセージデータに応答して
確認メッセージデータなどを送出する。このような送受
信を行った後に所望とするデータの送受信を行う。複数
のスレーブ端末装置はマスタ端末装置2からの要求に応
じて、予め定められるデータ送信の順序を決定する優先
順位にしたがって、前記要求に対する応答を順番に送信
する。前記確認メッセージを送出するスレーブ端末装置
としては、たとえば前記優先順位が最上位である端末装
置が選ばれる。
【0004】図9は、マスタ端末装置2およびスレーブ
端末装置3,4が送受信する従来のメッセージデータ2
1の構成を示す図である。メッセージデータ21は、先
頭データHD、送信データD0〜Dn(n:正の整数)
およびチェックサムデータCSから構成される。各デー
タは、それぞれ予め定めるビット数、たとえば8ビット
のビットデータで構成されるバイトデータから成る。
【0005】先頭データHDは、1つのメッセージデー
タ21のバイト数を示すデータ、送信先のアドレスを示
すデータ、および送信元のアドレスを示すデータなどを
含んで構成される。送信データD0〜Dnは、たとえば
前述したデータ通信のための初期設定条件を示すデータ
で構成される。
【0006】チェックサムデータCSは、たとえば送信
データD0〜Dnを合計した総和データで実現される。
前記送信データD0〜Dnは、ビットデータで構成され
るバイトデータから成るので、送信データD0〜Dnの
総和が、8ビットを越える場合がある。このような場合
には、チェックサムデータCSとしては送信データを合
計した総和データの、たとえば下8桁を選んで実現され
る。このようなチェックサムデータCSは、データ通信
時におけるエラー検出に用いられる。すなわち、たとえ
ばメッセージデータ21を受信したスレーブ端末装置3
は、受信したチェックサムデータCSと、受信した送信
データD0〜Dnを合計した総和データとを比較し、両
者が一致しているか否かを判断して、一致していないと
きには通信エラーであると判断する。
【0007】図10は、従来の他のメッセージデータ2
2の構成を示す図である。メッセージデータ22は、前
述したのと同様な送信データD0〜Dnおよびチェック
サムデータCSから構成される。すなわち前記先頭デー
タHDを含まないものである。
【0008】以上のようなマスタ・スレーブ方式におい
て送受信されるメッセージデータの構成および規格は、
国際標準規格ISO9141に定められている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】データ通信時において
は、上述したようなメッセージデータ21,22を構成
するバイトデータがシリアルに送出され、このバイトデ
ータを受信したスレーブ端末装置3またはスレーブ端末
装置4は、受信したバイトデータから1単位のメッセー
ジデータを判断する。
【0010】図9に示したメッセージデータ21を用い
る場合、先頭データHDが有するメッセージデータ21
のバイト数を示すデータからメッセージ長を判断するこ
とができ、1単位のメッセージデータを区別することが
できるけれども、前記先頭データHDを解析するための
面倒なデータ処理が必要となる。
【0011】一方、図10に示したメッセージデータ2
2では、メッセージデータ22を構成するバイトデータ
の間隔は、予め定める時間T1、たとえば0〜20ms
ecに設定され、連続したメッセージデータ22同士間
の間隔は、前記時間T1とは異なる時間T2、たとえば
0〜50msecに設定される。ここで、時間T1が0
〜20msecに設定されるので、前記時間T2は実質
的に20〜50msecに設定される。このようなメッ
セージデータ22を用いる場合、バイトデータの間隔が
時間T1よりも大きいときに1単位のメッセージデータ
が終了したと判断することができる。しかしながら、こ
の場合、メッセージデータを区切るために比較的長いバ
イトデータの間隔T2を確保しなけれならない。このた
め、データの送受信に要する時間が長くなる。
【0012】本発明の目的は、メッセージデータの終了
を確実かつ容易に判断することができるデータ通信装置
を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、予め定める数
のビットデータでそれぞれ構成される複数のバイトデー
タから成る送信データおよび前記送信データの末尾に付
加される少なくとも1つのバイトデータから成る終了デ
ータから構成されるメッセージデータを送信する送信機
と、前記メッセージデータを受信する受信機とを備える
データ通信装置において、前記送信機は、前記終了デー
タとして、送信データの総和である第1の終了データ
と、予め定められる第2の終了データとを付加し、前記
受信機は、受信したバイトデータと、当該バイトデータ
以前に受信したバイトデータを累積した累積データとが
等しいときは、その次に受信したバイトデータに基づい
てメッセージデータの終了を判断することを特徴とする
データ通信装置である。また本発明の前記送信機は、前
記第2の終了データとして、予め定められる値を付加
し、前記受信機は、受信したバイトデータと当該バイト
データ以前に受信したバイトデータを累積した累積デー
タとが等しいときに前記受信したバイトデータを第1の
終了データであると認識し、第1の終了データの次に受
信したバイトデータが前記予め定められる値と等しいと
きに当該バイトデータを第2の終了データであると認識
して、メッセージデータの終了を判断することを特徴と
する。また本発明の前記送信機は、前記第2の終了デー
タとして、メッセージデータのバイト数を付加し、前記
受信機は、バイトデータを受信する毎にカウントし、受
信したバイトデータと当該バイトデータ以前に受信した
バイトデータを累積した累積データとが等しいときに前
記受信したバイトデータを第1の終了データであると認
識し、第1の終了データの次に受信したバイトデータが
当該バイトデータを受信して得られたカウント値と等し
いときに当該バイトデータを第2の終了データであると
認識して、メッセージデータの終了を判断することを特
徴とする。また本発明の前記送信機は、前記第2の終了
データとして、第1の終了データと同じデータを付加
し、前記受信機は、受信したバイトデータと当該バイト
データ以前に受信したバイトデータを累積した累積デー
タとが等しいときに前記受信したバイトデータを第1の
終了データであると認識し、第1の終了データの次に受
信したバイトデータが前記第1の終了データと等しいと
きに当該バイトデータを第2の終了データであると判断
して、メッセージデータの終了を判断することを特徴と
する。また本発明の前記送信機は、前記第2の終了デー
タとして、第1の終了データをビット反転したデータを
付加し、前記受信機は、受信したバイトデータと当該バ
イトデータ以前に受信したバイトデータを累積した累積
データとが等しいときに前記受信したバイトデータを第
1の終了データであると認識し、第1の終了データの次
に受信したバイトデータが前記第1の終了データをビッ
ト反転したデータと等しいときに当該バイトデータを第
2の終了データであると認識して、メッセージデータの
終了を判断することを特徴とする。また本発明の前記送
信機は、前記第2の終了データとして、第1の終了デー
タに予め定める値を加算した値を付加し、前記受信機
は、受信したバイトデータと当該バイトデータ以前に受
信したバイトデータを累積した累積データとが等しいと
きに前記受信したバイトデータを第1の終了データであ
ると認識し、第1の終了データの次に受信したバイトデ
ータが前記第1の終了データに前記予め定める値を加算
した値と等しいときに当該バイトデータを第2の終了デ
ータであると認識して、メッセージデータの終了を判断
することを特徴とする。また本発明の前記送信機は、前
記第2の終了データとして、送信データの総和に第1の
終了データを加算した値を付加し、前記受信機は、受信
したバイトデータと当該バイトデータ以前に受信したバ
イトデータを累積した累積データとが等しいときに前記
受信したバイトデータを第1の終了データであると認識
し、第1の終了データの次に受信したバイトデータが当
該バイトデータ以前に受信したバイトデータを累積した
累積データと等しいときに当該バイトデータを第2の終
了データであると認識して、メッセージデータの終了を
判断することを特徴とする。また本発明は、予め定める
数のビットデータでそれぞれ構成される複数のバイトデ
ータから成る送信データおよび前記送信データの末尾に
付加される少なくとも1つのバイトデータから成る終了
データから構成されるメッセージデータを送信する送信
機と、前記メッセージデータを受信する受信機とを備え
るデータ通信装置において、前記送信機は、前記終了デ
ータとして、第1および第2の終了データを付加し、前
記第2の終了データは予め定める値に選ばれ、前記第1
の終了データは送信データの総和と第1の終了データと
の和が前記予め定める値となるような値に選ばれ、前記
受信機は、受信したバイトデータが当該バイトデータ以
前に受信したバイトデータを累積した累積データと等し
く、かつ前記予め定める値と等しいときに当該バイトデ
ータを第2の終了データであると認識して、メッセージ
データの終了を判断することを特徴とするデータ通信装
置である。また本発明は、予め定めるビット数のビット
データでそれぞれ構成される複数のバイトデータから成
る送信データおよび前記送信データの末尾に付加される
少なくとも1つのバイトデータから成る終了データから
構成されるメッセージデータを送信する送信機と、前記
メッセージデータを受信する受信機とを備えるデータ通
信装置において、前記送信機は、前記終了データとし
て、送信データの総和である第1の終了データと、前記
予め定めるビット数とは異なるビット数のビットデータ
で構成される第2の終了データとを付加し、前記受信機
は、受信したバイトデータが当該バイトデータ以前に受
信したバイトデータを累積した累積データと等しいとき
に前記受信したバイトデータを第1の終了データである
と認識し、第1の終了データの次に受信したバイトデー
タを構成するビットデータのビット数が当該バイトデー
タ以前に受信したバイトデータを構成するビットデータ
のビット数と異なるときに当該バイトデータを第2の終
了データであると認識して、メッセージデータの終了を
判断することを特徴とするデータ通信装置である。また
本発明は、複数のバイトデータから成り、予め定める通
信速度で送出される送信データおよび前記送信データの
末尾に付加される少なくとも1つのバイトデータから成
る終了データから構成されるメッセージデータを送信す
る送信機と、前記メッセージデータを受信する受信機と
を備えるデータ通信装置において、前記送信機は、前記
終了データとして、送信データの総和である第1の終了
データと、通信速度が前記予め定める通信速度とは異な
る第2の終了データとを付加し、前記受信機は、受信し
たバイトデータが当該バイトデータ以前に受信したバイ
トデータを累積した累積データと等しいときに前記受信
したバイトデータを第1の終了データであると認識し、
第1の終了データの次に受信したバイトデータの通信速
度が当該バイトデータ以前に受信したバイトデータの通
信速度と異なるときに当該バイトデータを第2の終了デ
ータであると認識して、メッセージデータの終了を判断
することを特徴とするデータ通信装置である。
【0014】
【作用】本発明に従えば、データ通信装置の送信機は、
予め定める数のビットデータでそれぞれ構成される複数
のバイトデータから成る送信データと、前記送信データ
の末尾に付加されるバイトデータから成る前記送信デー
タの総和である第1の終了データおよび予め定められる
第2の終了データとから構成されるメッセージデータを
送信する。受信機は、前記メッセージデータを構成する
バイトデータをシリアルに受信し、受信したバイトデー
タと、当該バイトデータ以前に受信したバイトデータを
累積した累積データとが等しいときは、その次に受信し
たバイトデータに基づいてメッセージデータの終了を判
断する。
【0015】また好ましくは、前記送信機は、第2の終
了データとして、予め定める値を付加し、受信機は、受
信したバイトデータと当該バイトデータ以前に受信した
バイトデータの累積データとが等しく、その次に受信し
たバイトデータが前記予め定める値と等しいときにメッ
セージデータが終了したと判断する。受信したバイトデ
ータが前記第1の終了データであったときには、当該バ
イトデータと当該バイトデータ以前に受信したバイトデ
ータの累積データとが等しくなる。この場合、次に受信
したバイトデータは第2の終了データであるので、前記
予め定める値と等しくなり、メッセージデータが終了し
たと判断される。一方、受信したバイトデータが前記第
1の終了データでない場合、すなわち送信データである
場合に、当該バイトデータと当該バイトデータ以前に受
信したバイトデータの累積データとが偶然に等しくなっ
たときにも、次に受信したバイトデータに基づいてメッ
セージデータの終了が判断されるけれども、この場合、
次に受信したバイトデータが、前記予め定める値と等し
くなる確率は非常に低い。このため、偶然に両者が一致
しない限り、メッセージデータが終了したとは判断され
ない。
【0016】また好ましくは、前記送信機は第2の終了
データとして、メッセージデータのバイト数を付加し、
受信機は、バイトデータを受信する毎にカウントし、受
信したバイトデータと当該バイトデータ以前に受信した
バイトデータの累積データとが等しく、その次に受信し
たバイトデータが当該バイトデータを受信して得られた
カウント値と等しいときにメッセージデータの終了を判
断する。この場合も上述したのと同様に、第1および第
2の終了データを受信したときにメッセージが終了した
と判断される。
【0017】また好ましくは、前記送信機は第2の終了
データとして、第1の終了データと同じデータを付加
し、受信機は、受信したバイトデータと当該バイトデー
タ以前に受信したバイトデータの累積データとが等しい
ときに前記受信したバイトデータを第1の終了データで
あると認識し、第1の終了データの次に受信したバイト
データが前記第1の終了データと等しいときにメッセー
ジデータの終了を判断する。
【0018】また好ましくは、前記送信機は第2の終了
データとして、第1の終了データをビット反転したデー
タを付加し、受信機は、受信したバイトデータと当該バ
イトデータ以前に受信したバイトデータの累積データと
が等しいときに前記受信したバイトデータを第1の終了
データであると認識し、第1の終了データの次に受信し
たバイトデータが前記第1の終了データをビット反転し
たデータと等しいときにメッセージデータの終了を判断
する。
【0019】また好ましくは、前記送信機は第2の終了
データとして、第1の終了データに予め定める値を加算
した値を付加し、受信機は、受信したバイトデータと当
該バイトデータ以前に受信したバイトデータの累積デー
タとが等しいときに前記受信したバイトデータを第1の
終了データであると認識し、第1の終了データの次に受
信したバイトデータが前記第1の終了データに前記予め
定める値を加算した値と等しいときにメッセージデータ
の終了を判断する。
【0020】さらに好ましくは、前記送信機は第2の終
了データとして、送信データの総和に第1の終了データ
を加算した値を付加し、受信機は、受信したバイトデー
タと当該バイトデータ以前に受信したバイトデータの累
積データとが等しいときに前記受信したバイトデータを
第1の終了データであると認識し、第1の終了データの
次に受信したバイトデータが当該バイトデータ以前に受
信したバイトデータを累積した累積データと等しいとき
にメッセージデータの終了を判断する。これらのいずれ
の場合も上述したのと同様に、第1および第2の終了デ
ータを受信したときにメッセージデータが終了したと判
断される。
【0021】また本発明に従えば、データ通信装置の送
信機は、前記送信データと、前記送信データの末尾に付
加され、バイトデータから成る第1および第2の終了デ
ータとから構成されるメッセージデータを送信する。前
記第2の終了データは予め定める値に選ばれ、第1の終
了データは送信データの総和と第1の終了データとの和
が前記予め定める値となるような値に選ばれる。受信機
は、メッセージデータを構成するバイトデータをシリア
ルに受信し、受信したバイトデータが当該バイトデータ
以前に受信したバイトデータを累積した累積データと等
しく、かつ前記予め定める値と等しいときにメッセージ
データが終了したと判断する。
【0022】また本発明に従えば、データ通信装置の送
信機は、予め定めるビット数のビットデータでそれぞれ
構成される複数のバイトデータから成る送信データと、
前記送信データの末尾に付加されるバイトデータから成
る前記送信データの総和である第1の終了データおよび
前記予め定めるビット数とは異なるビット数のビットデ
ータで構成される第2の終了データとから構成されるメ
ッセージデータを送信する。受信機は、受信したバイト
データが当該バイトデータ以前に受信したバイトデータ
を累積した累積データと等しいときに前記受信したバイ
トデータを第1の終了データであると認識し、第1の終
了データの次にメッセージデータを構成するバイトデー
タをシリアルに受信し、受信したバイトデータを構成す
るビットデータのビット数が、当該バイトデータ以前に
受信したバイトデータを構成するビットデータのビット
数と異なるときに当該バイトデータを第2の終了データ
であると認識して、メッセージデータが終了したと判断
する。
【0023】さらに本発明に従えば、データ通信装置の
送信機は、予め定める通信速度で送出される複数のバイ
トデータから成る送信データと、前記送信データの末尾
に付加されるバイトデータから成る前記送信データの総
和である第1の終了データおよび通信速度が前記予め定
める通信速度とは異なる第2の終了データとから構成さ
れるメッセージデータを送信する。受信機は、メッセー
ジデータを構成するバイトデータをシリアルに受信し、
受信したバイトデータが当該バイトデータ以前に受信し
たバイトデータを累積した累積データと等しいときに前
記受信したバイトデータを第1の終了データであると認
識し、第1の終了データの次に受信したバイトデータの
通信速度が、当該バイトデータ以前に受信したバイトデ
ータの通信速度と異なるときに当該バイトデータを第2
の終了データであると認識して、メッセージが終了した
と判断する。
【0024】したがって、従来技術のように先頭データ
によってメッセージデータの終了を判断しなくてもよ
く、先頭データを解析するための面倒なデータ処理が不
要となる。また、バイトデータの間隔によって判断しな
いので、バイトデータの間隔を短くしてデータの送受信
に要する時間を短縮することができる。さらに、終了デ
ータとして第1および第2の終了データを設けることに
よって、メッセージデータの終了を確実に判断すること
ができる。
【0025】
【実施例】図1は、本発明の一実施例であるデータ通信
装置1を示すブロック図である。データ通信装置1は、
いわゆるマスタ・スレーブ方式のデータ通信装置であ
り、1つのマスタ端末装置2と複数のスレーブ端末装置
3,4,…とを備える。マスタ端末装置2とスレーブ端
末装置3またはスレーブ端末装置4との間でデータ通信
を行うにあたり、マスタ端末装置2はデータ通信のため
の、たとえば通信ビット数、通信速度などの初期設定条
件を示すメッセージデータを送出する。スレーブ端末装
置3,4は、前記初期設定条件を示すメッセージデータ
を受信するとともに、複数のスレーブ端末装置の中から
選ばれるスレーブ端末装置は受信したメッセージデータ
に応答して確認メッセージデータなどを送出する。この
ような送受信を行った後に所望とするデータの送受信を
行う。このようなデータ通信装置1は、たとえば車両に
設けられる複数の電子制御装置(ECU:Electronic C
ontrol Unit)に適用される。複数のスレーブ端末装置
はマスタ端末装置2からの要求に応じて、予め定められ
るデータ送信の順序を決定する優先順位にしたがって、
前記要求に対する応答を順番に送信する。前記確認メッ
セージを送出するスレーブ端末装置としては、たとえば
前記優先順位が最上位である端末装置が選ばれる。
【0026】図2は、前記データ通信装置1を構成する
マスタ端末装置2を示すブロック図である。なお、スレ
ーブ端末装置3,4も同様にして構成される。マスタ端
末装置2は、演算処理回路5、入力および出力インタフ
ェイス回路6,7、信号出力および信号入力回路8,9
を備える。マスタ端末装置2には、車両が有するバッテ
リ10からの電源電圧Bが供給されている。電源電圧B
は逆流防止用のダイオードDI1および抵抗R6を介し
て前述したメッセージデータの通信ラインに与えられて
おり、信号出力回路8からの出力信号および信号入力回
路9への入力信号が「L」レベルとされる。
【0027】たとえば、マスタ端末装置2が車両に設け
られるエンジン制御装置として用いられる場合、ニュー
トラルスイッチ、スタートスイッチ、吸気圧検出器およ
びクランク角検出器などからの出力信号が入力インタフ
ェイス回路6で波形整形またはA/D(アナログ/デジ
タル)変換されてマイクロコンピュータなどで実現され
る演算処理回路5に入力される。演算処理回路5は、入
力インタフェイス回路6に入力された信号に基づいてマ
スタ端末装置2に接続される、たとえば内燃機関を制御
する制御信号を出力インタフェイス回路7を介して出力
するとともに、スレーブ端末装置3またはスレーブ端末
装置4に与えるメッセージデータを信号出力回路8を介
して出力する。
【0028】信号出力回路8は、抵抗R1とトランジス
タTR1のベースとが接続され、トランジスタTR1の
コレクタと抵抗R3とが接続され、前記抵抗R1とトラ
ンジスタTR1のベースとの間に一方端子が接地された
抵抗R2が接続されて構成される。演算処理回路5から
の信号は、前記抵抗R1,R2でレベル調整されてトラ
ンジスタTR1のベースに入力される。トランジスタT
R1のベースが所定の電位になるまでは信号出力回路8
からの出力信号は「H」レベルであり、トランジスタT
R1のベースが所定の電位になると、前記出力信号は
「L」レベルになる。このようにして「L」および
「H」レベルのビットデータが作成されて出力される。
前記メッセージデータは、予め定める数のビットデータ
でそれぞれ構成される複数のバイトデータから成る送信
データと、前記送信データの末尾に付加される少なくと
も1つのバイトデータから成る終了データとから構成さ
れる。
【0029】一方、スレーブ端末装置3またはスレーブ
端末装置4からのメッセージデータは、信号入力回路9
を介して演算処理回路5に入力される。信号入力回路9
は、抵抗R5とトランジスタTR2とのベースが接続さ
れ、前記抵抗R5とトランジスタTR2のベースとの間
に一方端子が接地された抵抗R4が接続されて構成され
る。スレーブ端末装置3またはスレーブ端末装置4から
の信号は、抵抗R5,R4でレベル調整されてトランジ
スタTR2のベースに入力される。トランジスタTR2
のベースが所定の電位になるまでは、信号入力回路9か
らの出力信号は「H」レベルであり、所定の電位になる
と前記出力信号は「L」レベルになる。このようにし
て、前述したのと同様なビットデータが演算処理回路5
に入力される。
【0030】図3は、メッセージデータ11の構成を示
す図である。メッセージデータ11は、予め定める数の
ビットデータでそれぞれ構成される複数のバイトデータ
から成る送信データD0〜Dnと、前記送信データの末
尾に付加される第1の終了データCS1と、同じく前記
送信データの末尾であって、第1の終了データCS1の
後に付加される第2の終了データCS2とから構成され
る。前記第1の終了データCS1は送信データD0〜D
nの総和で実現され、第2の終了データCS2は後述す
るような予め定めるデータで実現される。
【0031】図4は、前記メッセージデータ11を受信
した、たとえばマスタ端末装置2の動作を示すフローチ
ャートである。ステップa1では、データDATA、す
なわち1バイトデータで実現される送信データを受信す
る。ステップa2では、カウンタのカウント値mがm=
m+1とされる。このカウント値はバイトデータの受信
回数を表す。ステップa3では、フラグFがオンである
か否かが判断される。オンである場合には、ステップa
8に移り、オンでない場合にはステップa4に移る。こ
のフラグFはデータDATAと後述する累積データCS
CHKとが等しいときにオンとされ、次にデータDAT
Aを受信するとオフとされ、フラグFによって送信デー
タの区切りがわかる。ステップa4では、受信したデー
タDATAが後述する累積データCSCHKと等しいか
否かが判断される。等しい場合にはステップa6に移
り、等しくない場合にはステップa5に移る。ステップ
a5では、累積データCSCHKが、CSCHK=CS
CHK+DATAとされる。ステップa5の処理が終了
すると、前記ステップa1に戻る。
【0032】前記ステップa4で受信したデータDAT
Aと累積データCSCHKとが等しいと判断されると、
ステップa6でフラグFがオンとされる。ステップa7
では、このときの累積データCSCHKがデータMCS
として記憶される。ステップa7の処理が終了すると前
記ステップa5に移る。
【0033】前記ステップa3でフラフFがオンである
と判断されると、ステップa8で前記フラグFがオフと
される。ステップa9では、1単位のメッセージデータ
が終了したか否かが、後述するようにして判断される。
終了したと判断されるとステップa10に移り、終了し
ていないと判断されるとステップa4に戻る。ステップ
a10では、前記累積データCSCHKが初期化され
る。ステップa11では前記カウンタのカウント値mが
初期化される。ステップa11の処理が終了すると、前
記ステップa1に戻る。
【0034】好ましくは、前記第2の終了データCS2
は、予め定められる値で実現され、このようなメッセー
ジデータ11を受信したマスタ端末装置2は、前記ステ
ップa4で、受信したバイトデータが累積データCSC
HKと等しいか否かを判断し、両者が等しかったときに
は受信したバイトデータを第1の終了データCS1であ
ると認識し、ステップa9で、次に受信したバイトデー
タが前記予め定められる値と等しかったときに前記次に
受信したバイトデータを第2の終了データCS2である
と認識して、1単位のメッセージデータが終了したと判
断する。
【0035】また好ましくは、前記第2の終了データC
S2は、メッセージデータ11のバイト数で実現され、
このようなメッセージデータ11を受信したマスタ端末
装置2は、前記ステップa9で、受信したバイトデータ
がステップa2でカウントしたカウント値mと等しいか
否かを判断する。等しい場合には1単位のメッセージデ
ータが終了したと判断する。
【0036】また好ましくは、前記第2の終了データC
S2は、第1の終了データCS1と同じデータで実現さ
れ、このようなメッセージデータ11を受信したマスタ
端末装置2は、前記ステップa9で、受信したバイトデ
ータが前記ステップa7で記憶したデータMCSと等し
いか否かを判断し、等しい場合には1単位のメッセージ
データが終了したと判断する。
【0037】また好ましくは、前記第2の終了データC
S2は、第1の終了データCS1をビット反転したデー
タで実現される。たとえば第1の終了データCS1が
「00」である場合には、第2の終了データCS2は
「11」となる。このようなメッセージデータ11を受
信したマスタ端末装置2は、前記ステップa9で、受信
したバイトデータが、ステップa7で記憶したデータM
CSをビット反転したデータと等しいか否かを判断す
る。
【0038】また好ましくは前記第2の終了データCS
2は、第1の終了データCS1に予め定める値を加算し
た値で実現され、このようなメッセージデータ11を受
信したマスタ端末装置2は、前記ステップa9で、受信
したバイトデータが、ステップa7で記憶したデータM
CSに前記予め定める値を加算した値と等しいか否かを
判断し、等しいときには1単位のメッセージデータが終
了したと判断する。
【0039】さらに好ましくは前記第2の終了データC
S2は、送信データD0〜Dnの総和に第1の終了デー
タCS1を加算した値で実現され、このようなメッセー
ジデータ11を受信したマスタ端末装置2は、前記ステ
ップa9で、受信したバイトデータが、ステップa5で
累積した累積データCSCHKと等しいか否かを判断
し、等しいときには1単位のメッセージデータが終了し
たと判断する。
【0040】図5は、本発明の他の実施例であるメッセ
ージデータ12の構成を示す図である。メッセージデー
タ12は、前述したのと同様な送信データD0〜Dn
と、第1の終了データCS3および第2の終了データC
S4とから構成される。第2の終了データCS4は、予
め定める値に固定され、第1の終了データCS3は、送
信データD0〜Dnの総和と第1の終了データCS3と
の和が前記予め定める値となるような値に選ばれる。
【0041】図6は、前記メッセージデータ12を受信
した、たとえばマスタ端末装置2の動作を示すフローチ
ャートである。ステップb1では、データDATA、す
なわち1バイトデータで実現される送信データを受信す
る。ステップb2では、受信したデータDATAが累積
データCSCHKと等しいか否かが判断される。等しい
場合にはステップb4に移り、等しくない場合にはステ
ップb3に移る。ステップb3では、累積データCSC
HKが、CSCHK=CSCHK+DATAとされる。
ステップb3の処理が終了すると、ステップb1に戻
る。
【0042】前記ステップb2で、受信したデータDA
TAと累積データCSCHKとが等しかったときには、
ステップb4で、次に受信したデータDATAが前記予
め定める値と等しいか否かが判断される。等しい場合に
はステップb5に移り、等しくない場合にはステップb
3に戻る。ステップb5では、前記累積データCSCH
Kが初期化され、処理が終了するとステップb1に戻
る。
【0043】図7は、本発明のさらに他の実施例である
メッセージデータ13の構成を示す図である。メッセー
ジデータ13は、前述したのと同様の送信データD0〜
Dnと、第1および第2の終了データCS5,CS6と
から構成される。第1および第2の終了データCS5,
CS6は前記送信データD0〜Dnの末尾に付加され
る。第1の終了データCS5は、送信データの総和で実
現され、第2の終了データCS6は、前記送信データD
0〜Dnおよび第1の終了データCS5のビット数とは
異なるビット数のビットデータで構成される。
【0044】図8は、前記メッセージデータ13を受信
した、たとえばマスタ端末装置2の動作を示すフローチ
ャートである。ステップc1ではデータDATAを受信
する。ステップc2では、ビット数が異なることによる
データの通信エラーが発生したか否かが判断され、受信
エラーであった場合にはステップc3に移り、受信エラ
ーでなかった場合にはステップc1に戻る。ステップc
3では、1つ前に受信したデータDATAが当該データ
DATA以前に受信したバイトデータを累積した累積デ
ータCSCHKと等しいか否かが判断される。等しい場
合にはステップC4に移り、1単位のメッセージデータ
が終了したと判断してステップc1に戻る。また等しく
なかった場合にはステップc5に移り、メッセージデー
タがエラーであると判断してステップc1に戻る。
【0045】またさらに本発明の他の実施例として、メ
ッセージデータ13を構成する第2の終了データCS6
として通信速度が送信データD0〜Dnおよび第1の終
了データCS5とは異なるデータで実現することができ
る。この場合、前記ステップc2では、通信速度が異な
ることによる通信エラーであるか否かが判断される。
【0046】以上のように本実施例によれば、従来技術
のように先頭データによって、メッセージデータの終了
を判断しなくてもよく、先頭データを解析するための面
倒なデータ処理が不要となる。また、バイトデータの間
隔によって判断しないので、バイトデータの間隔を短く
してデータの送受信に要する時間を短縮することができ
る。さらに、終了データとして第1および第2の終了デ
ータを設けることによって、メッセージデータの終了を
確実に判断することができる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、送信機
は、送信データに当該送信データの末尾に第1および第
2の終了データを付加したメッセージデータを送信し、
受信機は、受信したバイトデータと累積データとが等し
いときに、その次に受信したバイトデータに基づいてメ
ッセージデータの終了を判断する。第2の終了データ
は、予め定める値、メッセージデータのバイト数、第1
の終了データと同じデータ、第1の終了データを反転し
たデータ、第1の終了データに予め定める値を加算した
値、および第1の終了データにさらに第1の終了データ
を加算した値で実現される。
【0048】また本発明によれば、前記第1の終了デー
タは送信データの総和と第1の終了データとの和が予め
定める値となるような値に選ばれ、受信機は、受信した
バイトデータが当該バイトデータ以前に受信したバイト
データを累積した累積データと等しく、かつ前記予め定
める値と等しいときにメッセージデータの終了を判断す
る。
【0049】また本発明によれば、第2の終了データは
ビット数の異なるデータまたは通信速度の異なるデータ
で実現される。受信機は、受信したバイトデータが当該
バイトデータ以前に受信したバイトデータを累積した累
積データと等しく、次に受信したバイトデータのビット
数が異なる、あるいは通信速度が異なるときにメッセー
ジデータの終了を判断する。
【0050】したがって、従来技術のように先頭データ
によって、メッセージデータの終了を判断しなくてもよ
く、先頭データを解析するための面倒なデータ処理が不
要となる。また、バイトデータの間隔によって判断しな
いので、バイトデータの間隔を短くしてデータの送受信
に要する時間を短縮することができる。さらに、終了デ
ータとして第1および第2の終了データを設けることに
よって、メッセージデータの終了を確実に判断すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるデータ通信装置1を示
すブロック図である。
【図2】前記データ通信装置1を構成するマスタ端末装
置2を示すブロック図である。
【図3】メッセージデータ11の構成を示す図である。
【図4】前記メッセージデータ11を受信する受信機の
動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の他の実施例であるメッセージデータ1
2の構成を示す図である。
【図6】前記メッセージデータ12を受信する受信機の
動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明のさらに他の実施例であるメッセージデ
ータ13の構成を示す図である。
【図8】前記メッセージデータ13を受信する受信機の
動作を示すフローチャートである。
【図9】従来のメッセージデータ21の構成を示す図で
ある。
【図10】従来の他のメッセージデータ22の構成を示
す図である。
【符号の説明】
1 データ通信装置 2 マスタ端末装置 3,4 スレーブ端末装置 11〜13 メッセージデータ D0〜Dn 送信データ CS1,CS3,CS5 第1の終了データ CS2,CS4,CS6 第2の終了データ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定める数のビットデータでそれぞれ
    構成される複数のバイトデータから成る送信データおよ
    び前記送信データの末尾に付加される少なくとも1つの
    バイトデータから成る終了データから構成されるメッセ
    ージデータを送信する送信機と、前記メッセージデータ
    を受信する受信機とを備えるデータ通信装置において、 前記送信機は、前記終了データとして、送信データの総
    和である第1の終了データと、予め定められる第2の終
    了データとを付加し、 前記受信機は、受信したバイトデータと、当該バイトデ
    ータ以前に受信したバイトデータを累積した累積データ
    とが等しいときは、その次に受信したバイトデータに基
    づいてメッセージデータの終了を判断することを特徴と
    するデータ通信装置。
  2. 【請求項2】 前記送信機は、前記第2の終了データと
    して、予め定められる値を付加し、 前記受信機は、受信したバイトデータと当該バイトデー
    タ以前に受信したバイトデータを累積した累積データと
    が等しいときに前記受信したバイトデータを第1の終了
    データであると認識し、第1の終了データの次に受信し
    たバイトデータが前記予め定められる値と等しいときに
    当該バイトデータを第2の終了データであると認識し
    て、メッセージデータの終了を判断することを特徴とす
    る請求項1記載のデータ通信装置。
  3. 【請求項3】 前記送信機は、前記第2の終了データと
    して、メッセージデータのバイト数を付加し、 前記受信機は、バイトデータを受信する毎にカウント
    し、受信したバイトデータと当該バイトデータ以前に受
    信したバイトデータを累積した累積データとが等しいと
    きに前記受信したバイトデータを第1の終了データであ
    ると認識し、第1の終了データの次に受信したバイトデ
    ータが当該バイトデータを受信して得られたカウント値
    と等しいときに当該バイトデータを第2の終了データで
    あると認識して、メッセージデータの終了を判断するこ
    とを特徴とする請求項1記載のデータ通信装置。
  4. 【請求項4】 前記送信機は、前記第2の終了データと
    して、第1の終了データと同じデータを付加し、 前記受信機は、受信したバイトデータと当該バイトデー
    タ以前に受信したバイトデータを累積した累積データと
    が等しいときに前記受信したバイトデータを第1の終了
    データであると認識し、第1の終了データの次に受信し
    たバイトデータが前記第1の終了データと等しいときに
    当該バイトデータを第2の終了データであると判断し
    て、メッセージデータの終了を判断することを特徴とす
    る請求項1記載のデータ通信装置。
  5. 【請求項5】 前記送信機は、前記第2の終了データと
    して、第1の終了データをビット反転したデータを付加
    し、 前記受信機は、受信したバイトデータと当該バイトデー
    タ以前に受信したバイトデータを累積した累積データと
    が等しいときに前記受信したバイトデータを第1の終了
    データであると認識し、第1の終了データの次に受信し
    たバイトデータが前記第1の終了データをビット反転し
    たデータと等しいときに当該バイトデータを第2の終了
    データであると認識して、メッセージデータの終了を判
    断することを特徴とする請求項1記載のデータ通信装
    置。
  6. 【請求項6】 前記送信機は、前記第2の終了データと
    して、第1の終了データに予め定める値を加算した値を
    付加し、 前記受信機は、受信したバイトデータと当該バイトデー
    タ以前に受信したバイトデータを累積した累積データと
    が等しいときに前記受信したバイトデータを第1の終了
    データであると認識し、第1の終了データの次に受信し
    たバイトデータが前記第1の終了データに前記予め定め
    る値を加算した値と等しいときに当該バイトデータを第
    2の終了データであると認識して、メッセージデータの
    終了を判断することを特徴とする請求項1記載のデータ
    通信装置。
  7. 【請求項7】 前記送信機は、前記第2の終了データと
    して、送信データの総和に第1の終了データを加算した
    値を付加し、 前記受信機は、受信したバイトデータと当該バイトデー
    タ以前に受信したバイトデータを累積した累積データと
    が等しいときに前記受信したバイトデータを第1の終了
    データであると認識し、第1の終了データの次に受信し
    たバイトデータが当該バイトデータ以前に受信したバイ
    トデータを累積した累積データと等しいときに当該バイ
    トデータを第2の終了データであると認識して、メッセ
    ージデータの終了を判断することを特徴とする請求項1
    記載のデータ通信装置。
  8. 【請求項8】 予め定める数のビットデータでそれぞれ
    構成される複数のバイトデータから成る送信データおよ
    び前記送信データの末尾に付加される少なくとも1つの
    バイトデータから成る終了データから構成されるメッセ
    ージデータを送信する送信機と、前記メッセージデータ
    を受信する受信機とを備えるデータ通信装置において、 前記送信機は、前記終了データとして、第1および第2
    の終了データを付加し、前記第2の終了データは予め定
    める値に選ばれ、前記第1の終了データは送信データの
    総和と第1の終了データとの和が前記予め定める値とな
    るような値に選ばれ、 前記受信機は、受信したバイトデータが当該バイトデー
    タ以前に受信したバイトデータを累積した累積データと
    等しく、かつ前記予め定める値と等しいときに当該バイ
    トデータを第2の終了データであると認識して、メッセ
    ージデータの終了を判断することを特徴とするデータ通
    信装置。
  9. 【請求項9】 予め定めるビット数のビットデータでそ
    れぞれ構成される複数のバイトデータから成る送信デー
    タおよび前記送信データの末尾に付加される少なくとも
    1つのバイトデータから成る終了データから構成される
    メッセージデータを送信する送信機と、前記メッセージ
    データを受信する受信機とを備えるデータ通信装置にお
    いて、 前記送信機は、前記終了データとして、送信データの総
    和である第1の終了データと、前記予め定めるビット数
    とは異なるビット数のビットデータで構成される第2の
    終了データとを付加し、 前記受信機は、受信したバイトデータが当該バイトデー
    タ以前に受信したバイトデータを累積した累積データと
    等しいときに前記受信したバイトデータを第1の終了デ
    ータであると認識し、第1の終了データの次に受信した
    バイトデータを構成するビットデータのビット数が当該
    バイトデータ以前に受信したバイトデータを構成するビ
    ットデータのビット数と異なるときに当該バイトデータ
    を第2の終了データであると認識して、メッセージデー
    タの終了を判断することを特徴とするデータ通信装置。
  10. 【請求項10】 複数のバイトデータから成り、予め定
    める通信速度で送出される送信データおよび前記送信デ
    ータの末尾に付加される少なくとも1つのバイトデータ
    から成る終了データから構成されるメッセージデータを
    送信する送信機と、前記メッセージデータを受信する受
    信機とを備えるデータ通信装置において、 前記送信機は、前記終了データとして、送信データの総
    和である第1の終了データと、通信速度が前記予め定め
    る通信速度とは異なる第2の終了データとを付加し、 前記受信機は、受信したバイトデータが当該バイトデー
    タ以前に受信したバイトデータを累積した累積データと
    等しいときに前記受信したバイトデータを第1の終了デ
    ータであると認識し、第1の終了データの次に受信した
    バイトデータの通信速度が当該バイトデータ以前に受信
    したバイトデータの通信速度と異なるときに当該バイト
    データを第2の終了データであると認識して、メッセー
    ジデータの終了を判断することを特徴とするデータ通信
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009071525A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Yazaki Corp 情報収集装置

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