JP3686623B2 - セミテンプル眼鏡 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、眼鏡の改良、更に詳しくは、美容院などで頭部にヘアーキャップなどを装着して読書などの作業をする場合でも耳元に干渉せず支障にならず、眼鏡フロント枠を確実に着用対象者の眼前に定置することができるセミテンプル眼鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のとおり、視覚は、人間の外界認知の最も重要な器官であることから、視力の低下などの障害が出た場合には視力を矯正する必要がある。通常、そのためには眼鏡が使用されており、視力を矯正するレンズを眼前に定置することによって、正常な視覚を得るのである。
【0003】
ところで、従来の眼鏡は、眼鏡フロント枠の側方から頭部後方に向かって耳掛式のテンプルが持ち出し配設されており、眼鏡を着用する際には、このテンプルの先端側を耳殻の上部に引っ掛けることによって頭部に固定して眼鏡フロント枠を眼前に定置している。
【0004】
しかしながら、このような耳掛式のテンプルでは、例えば、音楽鑑賞などでヘッドホンを頭部に装着する場合に、耳に引っ掛けた先端部分が耳元で干渉してしまい、支障になってしまうという不満があった。
【0005】
また、美容院などでパーマネントを施す場合においても、頭部にネットを巻いたり、ヘアーキャップを被ったりすると、テンプルが耳元で干渉するために眼鏡を使用することができないので、作業完了までの待ち時間に読書したりテレビを観るにしても裸眼を余儀なくされ、正常な視界環境を得られないことから、眼鏡常用者にとっては非常に不便かつ不快であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来の眼鏡着用時に上記のような問題があったことに鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、美容院などで頭部にヘアーキャップなどを装着して読書などの作業をする場合でも耳元に干渉せず支障にならず、眼鏡フロント枠を確実に着用対象者の眼前に定置することができるセミテンプル眼鏡を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者が上記課題を解決するために採用した手段を添付図面を参照して説明すれば次のとおりである。
【0008】
即ち、本発明は、左右一対のレンズ1・1がブリッジ2によって連結される眼鏡フロント枠Fの両側に配設されたエンドピース3・3の持出端部の各々からは、弾性に富む金属線材で作製された弾性アーム4・4が後方向に延設されて当該着用対象者の頬骨該当付近でΩ形に曲がる折曲部41を形成すると共に、この折曲部41の端部は上方または下方へ延長されて当該折曲部41からの延び出し位置に更にΩ形に曲がる終端部42を形成する一方、
タック性を有するシリコーン系樹脂にて作製され、かつ、一端にはパッド部 50 、他端には掛止突起 51 が形成されて中間部には細径の括れ部 52 を有して成る鼓形のパッド部材5を、Ω形を成せる前記折曲部 41 と終端部 42 との各々の凹入部位に各パッド部材5の括れ部 52 において挟着状態に装着して、
これらパッド部材5・5のタック性と前記両側の弾性アーム4・4の弾力とによって着用対象者の頬骨弓部を柔軟に付勢挟持し眼鏡フロントFを着用対象者の眼前に安定に定置可能にするという技術的手段を採用した点に特徴がある。
【0009】
【0010】
【0011】
また、本発明は、上記課題を一層合目的的に解決するために、必要に応じて上記手段に加え、弾性アーム4を超弾性合金で作製するという技術的手段も案出した。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を具体的に図示した図面に基いて更に詳細に説明すると、次のとおりである。
【0013】
本発明の実施形態を図1から図3に基いて説明する。図中、符号1で指示するものはレンズであり、符号2で指示するものはブリッジである。このブリッジ2は前記左右一対のレンズ1・1を連結してフロント枠Fを形成している。
【0014】
符号3で指示するものはエンドピースであり、前記眼鏡フロント枠Fの両側後部に配設されている。また、符号4で指示するものは弾性アームであり、この弾性アーム4は復元弾力を有する金属線材で作製されて着用対象者の頬骨(きょうこつ)該当付近にてΩ形に曲がる折曲部41が形成され、この折曲部41の端部は上方(または下方)へ延長されて当該折曲部41からの延び出し位置に更にΩ形に曲がる終端部42が形成されている。
【0015】
符号5で指示するものはパッド部材であり、このパッド部材5は着用対象者の顔面にホールド可能な部材であって、タック性を有するシリコーン系樹脂によって作製する。図1および図2に示されるとおり、このパッド部材5は略鼓(つづみ)形を成しており、一端にはパッド部 50 、他端には掛止突起 51 を備え、パッド部 50 と掛止突起 51 を繋ぐ中間部分は細径の括れ部 52 となっている。
【0016】
しかして、本実施形態における眼鏡は、左右一対のレンズ1・1がブリッジ2によって連結される眼鏡フロント枠Fの両側に配設されたエンドピース3・3の持出端部から、弾性アーム4・4をそれぞれ後方向に延成して構成されている(図1参照)。
【0017】
本実施形態では、前記弾性アーム4はβ−チタンなどの超弾性合金の線材で作製されて着用対象者の頬骨該当位置付近においてΩ形に曲がる折曲部41を形成すると共に、この折曲部41の端部が上方に延長されて当該折曲部 41 からの延び出し位置にΩ形に曲がる終端部 42 が更に形成されている。そして、これらΩ形に曲がる折曲部41と終端部42との凹入部に は各々、上記パッド部材5の括れ部 52 が挟着状態に装着されている(図2参照)。
【0018】
この際、パッド部材5の使用材料としてタック性を有するシリコーン系樹脂を採用することにより、肌面にホールドし易く、かつ、接触感が良くてベタ付きが残らない。また、弾性アーム4の折曲部41と終端部42とにおけるパッド部材5を取り付けるところの取付部位はΩ形に折曲成形され、パッド部材5におけるパッド部 50 と掛止突起 51 との間に形成された括れ部 52 を受け入れて挟着状態に装着できるので、構造を簡素にすることができる。
【0019】
そして、本実施形態の眼鏡を着用する際には、両側の弾性アーム4・4を外側に拡開すると共に、顔面の頬骨該当付近にパッド部材5・5のパッド部 50を当接せしめる。これらパッド部材5・5のタック性と前記両側の弾性アーム4・4の弾力とによって着用対象者の頬骨弓部を柔軟に付勢挟持し眼鏡フロント枠Fを着用対象者の眼前に安定に定置することができる。
【0020】
なお、パッド部材5・5は着用対象者の頬骨(zygomatic bone)該当付近に当接するのであるが、顔面の表面においては、頬骨弓(zygomatic arch)と呼ばれる皮膚の盛り上り部分の傾斜部にそれぞれ当接するので、これら2つのパッド部材5・5の当接面は同一平面上でなくて相対的角度が生じることから、ズレ難く安定的にすることができる。
【0021】
また、図3に示すように、例えば、美容院などでヘアーキャップなどを被っていても干渉せずに支障なく着用することができ、パーマネント作業中の待ち時間などに読書したりテレビを見る場合にも、快適な視界環境を得ることができる。
【0022】
本発明は概ね上記のように構成されるが、本発明は図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であり、例えば、弾性アーム4の使用材料はβ−チタンに限らず、他の超弾性合金を使用してもよいし、他の金属や弾性プラスチックなどを採用することができる。また、形状についても、上向きに折曲しているものに限らず、下向きのものであっても良いし、頬骨付近に当接して安定できるものであれば良い。
【0023】
更にまた、パッド部材5のパッド部 50 の形状は図示した円形のものに限られず、星形や多角形状に作製することも可能であり、何れのものも本発明の技術的範囲に属する。
【0024】
【発明の効果】
以上、実施形態をもって説明したとおり、本発明においては、眼鏡フロント枠の両側に弾性アームを設け、その端部に顔面にタック性を有するパッド部材を配設するという構成を採ったので、これらパッド部材のタック性と前記両側の弾性アームの弾力との相互補完作用によって着用対象者の頬骨弓部を柔軟に付勢挟持可能となって眼鏡フロント枠を着用対象者の眼前に確実に定置することができるようになったのである。
【0025】
従って、従来のような耳掛式ではないので、美容院などで頭部にヘアーキャップなどを装着して読書などの作業をする場合でも耳元で干渉しないので支障にならず、快適に着用することができる。また、外観的にも非常にスッキリとしていてデザイン性に優れていることから、眼鏡における実用価値は頗る高いものと云える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の眼鏡を表わす全体斜視図である。
【図2】 本発明の実施形態の眼鏡を表わす側面図である。
【図3】 本発明の実施形態の眼鏡の使用状態を表わす斜視図である。
【符号の説明】
1 レンズ
2 ブリッジ
3 エンドピース
4 弾性アーム
41 折曲部
42 終端部
5 パッド部材
50 パッド部
51 掛止突起
52 括れ部
F 眼鏡フロント枠
Claims (2)
- 左右一対のレンズ1・1がブリッジ2によって連結される眼鏡フロント枠Fの両側に配設されたエンドピース3・3の持出端部の各々からは、弾性に富む金属線材で作製された弾性アーム4・4が後方向に延設されて当該着用対象者の頬骨該当付近でΩ形に曲がる折曲部41を形成すると共に、この折曲部41の端部は上方または下方へ延長されて当該折曲部41からの延び出し位置に更にΩ形に曲がる終端部42を形成する一方、
タック性を有するシリコーン系樹脂にて作製され、かつ、一端にはパッド部 50 、他端には掛止突起 51 が形成されて中間部には細径の括れ部 52 を有して成る鼓形のパッド部材5を、Ω形を成せる前記折曲部 41 と終端部 42 との各々の凹入部位に各パッド部材5の括れ部 52 において挟着状態に装着して、
これらパッド部材5・5のタック性と前記両側の弾性アーム4・4の弾力とによって着用対象者の頬骨弓部を柔軟に付勢挟持し眼鏡フロントFを着用対象者の眼前に安定に定置可能であることを特徴とするセミテンプル眼鏡。 - 弾性アーム4が超弾性合金で作製されていることを特徴とする請求項1記載のセミテンプル眼鏡。
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