JP3685672B2 - 粉粒体検査装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一次選別用の粉粒体群を一次選別案内体に沿って流下移動させながら、正常物と不良物とに選別する一次選別部、及び、その一次選別部にて不良物として選別された二次選別用の粉粒体群を二次選別案内体に沿って流下移動させながら、正常物と不良物とに選別する二次選別部が、共通の機枠内に横方向に並べて装備され、前記一次選別案内体に供給する前記一次選別用の粉粒体群を貯留する一次選別用貯留部、及び、前記二次選別案内体に供給する二次選別用の粉粒体群を投入する二次選別用投入部が、前記機枠に装備されている粉粒体検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記粉粒体検査装置は、一次選別部と二次選別部とを1台の検査装置内に備えさせることにより、粉粒体検査装置について設置の容易化を実現したものであり、例えば穀粒を検査対象の粉粒体群として、不良の穀粒や石、ガラス等の不良物を正常物である正常穀粒と分離して選別する。
ところで、従来の粉粒体検査装置においては、例えば特公昭63−28674号公報に示されるように、一次選別案内体と二次選別案内体とが共に、粉粒体群を一列状態で流下案内する流下樋を横方向に複数個並置させて構成され、一次選別用の粉粒体群を貯留する一次選別用貯留部が、検査対象の粉粒体群を貯留する貯留タンクにて構成されるとともに、二次選別用の粉粒体群を投入する二次選別用投入部が、一次選別部にて不良物として選別された後、バケット式の搬送装置にて揚上搬送された粉粒体群を貯留する貯留タンクにて構成されていた。
さらに、上記一次貯留タンクから落下する一次選別用の粉粒体群を一次選別用の各流下樋に載置搬送するために、各流下樋に対応させて樋状に形成した振動式の一次選別用搬送体、及び、前記二次貯留タンクから落下する二次選別用の粉粒体群を二次選別用の各流下樋に載置搬送するために、各流下樋に対応させて樋状に形成した振動式の二次選別用搬送体が、隣接する2個の樋状の選別用搬送体に対応させて1個づつ設けた多数の振動駆動装置によって駆動されるように構成していた。尚、各振動駆動装置は、いわゆる電磁駆動式等の振動フィーダにて構成されている。
【0003】
又、別の従来の粉粒体検査装置においては、例えば特公平1−46195号公報に示されるように、一次選別案内体と二次選別案内体とが共に、粉粒体群を横方向に広がった状態で流下案内する平坦な案内面を備えて構成され、一次選別用の粉粒体群を貯留する一次選別用貯留部が、検査対象の粉粒体群を貯留する貯留タンクにて構成されるとともに、二次選別用の粉粒体群を投入する二次選別用投入部が、一次選別部にて不良物として選別された後、搬送装置にて揚上搬送された粉粒体群を投入する筒状のホッパーにて構成されていた。
さらに、上記貯留タンクから落下する一次選別用の粉粒体群を一次選別案内体に載置搬送する振動式の一次選別用搬送体、及び、前記ホッパーから落下する二次選別用の粉粒体群を二次選別案内体に載置搬送する振動式の二次選別用搬送体が、夫々平面の搬送体にて構成されるとともに、一次選別用搬送体を駆動する一次用の振動駆動装置と、二次選別用搬送体を駆動する二次用の振動駆動装置とが各別に設けられていた。尚、上記各振動駆動装置は、いわゆる電磁駆動式等の振動フィーダにて構成されている。
【0004】
尚、上記二次選別用の粉粒体群は一次選別部で不良物として選別されたものであり、二次選別用の粉粒体群の量は一次選別用の粉粒体群の量に比べて少ないので、上記従来の粉粒体検査装置の前者において、二次選別案内体に備える流下樋の数は一次選別案内体に備える流下樋の数よりも少なく、又、上記従来の粉粒体検査装置の後者において、二次選別案内体に備える案内面の横幅は一次選別案内体に備える案内面の横幅よりも狭く形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の粉粒体検査装置の前者においては、粉粒体群の投入量を多くして単位時間当たりの処理能力を上げるためには、各選別案内体に備える流下樋の数を増やす必要があるが、多数の流下樋を並置させると、選別部全体の横幅が広くなって検査装置が大型化する不具合があり、又、一次選別用搬送体及び二次選別用搬送体を駆動するために、多数の振動駆動装置を設けているので、装置構成が複雑化して高価なものになる不具合があった。
これに対して、従来の粉粒体検査装置の後者においては、一次選別案内体が粉粒体群を平坦な案内面上を横方向に広がった状態で流下案内させているために、粉粒体群の投入量を多くして単位時間当たりの処理能力を上げることが可能である一方、二次選別案内体も粉粒体群を平坦な案内面上を横方向に広がった状態で流下案内させているために、不良物とその周囲の正常物とが接近した状態で流下される場合には、不良物と正常物とを的確に分離して選別することができず、二次選別部の選別精度が低下するおそれがあった。又、この粉粒体検査装置では、従来の粉粒体検査装置の前者に比べて、設置する振動駆動装置の台数は少なくなるが、一次選別用搬送体及び二次選別搬送体を各別に駆動する2台の振動駆動装置が必要であり、依然として装置構成が複雑化して高価なものになる不具合があった。
【0006】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、上記従来技術の不具合を解消すべく、単位時間当たりの処理能力を上げながらも、二次選別部での選別精度を高い精度に維持し、且つ、検査装置のコンパクト化と、装置構成の簡素化による低廉化とを実現した粉粒体検査装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1によれば、一次選別用の粉粒体群を一次選別案内体に沿って流下移動させながら、正常物と不良物とに選別する一次選別部、及び、その一次選別部にて不良物として選別された二次選別用の粉粒体群を二次選別案内体に沿って流下移動させながら、正常物と不良物とに選別する二次選別部が、共通の機枠内に横方向に並べて装備され、前記一次選別案内体に供給する前記一次選別用の粉粒体群を貯留する一次選別用貯留部、及び、前記二次選別案内体に供給する二次選別用の粉粒体群を投入する二次選別用投入部が、前記機枠に装備されている粉粒体検査装置であって、
前記一次選別案内体が、前記一次選別用の粉粒体群を広幅の一層状態で案内する平坦な案内面を備えるように構成され、前記二次選別案内体が、前記二次選別用の粉粒体群を複数列状に分割した状態で案内する複数の案内溝を幅方向に並べて備えるように構成されて、それらが横方向に並置され、前記一次選別用貯留部からの一次選別用の粉粒体群を前記一次選別案内体に載置搬送する振動式の一次選別用搬送体、及び、前記二次選別用投入部からの二次選別用の粉粒体群を前記二次選別案内体に載置搬送する振動式の二次選別用搬送体が、共通の振動駆動装置にて駆動されるように設けられている。
【0008】
つまり、一次選別用の粉粒体群を貯留する一次選別用貯留部から振動式の一次選別用搬送体上に供給された一次選別用の粉粒体群が、共通の振動駆動装置にて駆動される上記一次選別用搬送体によって載置搬送されて、二次選別案内体に対して横方向に並置された一次選別案内体に供給され、その一次選別案内体に供給された一次選別用の粉粒体群が、一次選別案内体に備えた平坦な案内面によって広幅の一層状態で案内されながら流下移動して正常物と不良部とに選別される。さらに、上記一次選別部にて不良物として選別された二次選別用の粉粒体群を投入する二次選別用投入部から振動式の二次選別用搬送体上に供給された二次選別用の粉粒体群が、共通の振動駆動装置にて駆動される上記二次選別用搬送体によって載置搬送されて、一次選別案内体に対して横方向に並置された二次選別案内体に供給され、その二次選別案内体に供給された二次選別用の粉粒体群が、二次選別案内体に幅方向に並べて備えられた複数の案内溝によって複数列状に分割した状態で案内されながら流下移動して正常物と不良部とに選別される。
【0009】
したがって、一次選別部において、一次選別用の粉粒体群を平坦な案内面上に広がった状態で流下移動させながら正常物と不良物とに選別するので、一次選別用の粉粒体群の投入量を多くして、広幅状の粉粒体群を並列的に処理して単位時間当たりの処理能力を上げることができるとともに、一次選別案内体に多数の流下樋を並置させる場合のように、選別部全体の横幅が広くなって検査装置が大型化する不具合もなく、検査装置をコンパクトに構成することができ、且つ、二次選別部において、二次選別用の粉粒体群を幅方向に複数列状に分割した状態で流下移動させながら正常物と不良部とに選別するので、各列毎に一列状に流下する粉粒体群について正常物と不良部とを確実に分離した状態で選別して、二次選別部の選別精度を高い精度に維持することができる。
【0010】
さらに、一次選別用貯留部から供給される一次選別用の粉粒体群を一次選別案内体に載置搬送する振動式の一次選別用搬送体と、二次選別用投入部から供給される二次選別用の粉粒体群を二次選別案内体に載置搬送する振動式の二次選別用搬送体とが、共通の振動駆動装置にて駆動されるので、上記一次選別用搬送体及び二次選別用搬送体を駆動する振動駆動装置を各別に設けるものに比べて、振動駆動装置の設置台数が少なくなり、装置構成が簡素化される。
もって、一次選別部と二次選別部とを共通の機枠内に横方向に並べて装備させた構成において、単位時間当たりの処理能力を上げながらも、二次選別部の選別精度を高い精度に維持し、且つ、検査装置のコンパクト化と、装置構成の簡素化による低廉化とを実現した粉粒体検査装置が提供される。
【0011】
また、請求項によれば、前記一次選別用搬送体による前記一次選別用の粉粒体群の単位時間当たりの搬送量を変更する搬送量変更手段が設けられている。
すなわち、一次選別用搬送体によって一次選別案内体に搬送される一次選別用の粉粒体群の単位時間当たりの搬送量を変更することができるので、粉粒体群によって一次選別部にて選別される不良物の量が変動するような場合に、その変動に応じて上記一次選別用の粉粒体群の単位時間当たりの搬送量を変更して、二次選別部に供給される二次選別用の粉粒体群の量を適切な二次選別処理ができる量に維持することができる。つまり、請求項の粉粒体検査装置では、二次選別部における選別処理を優先して適切に行うようにするために、一次選別部に供給される一次選別用の粉粒体群の単位時間当たりの搬送量を調整している。
具体的には、一次選別部にて選別される不良物の量が多い場合には、上記一次選別用の粉粒体群の単位時間当たりの搬送量を減少させることにより、二次選別部に供給される二次選別用の粉粒体群の量が過大状態になって詰まり等が生じる不具合を回避させ、一方、一次選別部にて選別される不良物の量が少ない場合には、上記一次選別用の粉粒体群の単位時間当たりの搬送量を増加させることにより、二次選別部に供給される二次選別用の粉粒体群の量が過少状態になって選別効率が低下する不具合を回避させることができる。
【0012】
さらに、上記搬送量変更手段は、例えば一次選別用搬送体上を載置搬送される一次選別用の粉粒体群の断面積を調整する調整板や、一次選別用の粉粒体群の搬送抵抗を調節するために、一次選別用搬送体に搬送方向に傾斜自在に備えた搬送台等により構成され、しかも、これらの調整板や傾斜式の搬送台は、前述の振動駆動装置に比べて安価であるという利点を有するので、かかる調整板や搬送台等からなる搬送量変更手段と前記共通の振動駆動装置を設ける方が、一次選別用搬送体及び二次選別用搬送体の駆動用に2台の振動駆動装置を設けるのに比べて装置構成を低廉化することができる。
したがって、請求項の粉粒体検査装置では、一次選別用搬送体及び二次選別用搬送体を共通の振動駆動装置にて駆動して装置構成を簡素化しながらも、不良物の混入量が異なる等の種々の特性の粉粒体群を検査対象として、一次選別処理及び二次選別処理を適切に実行することができる
【0013】
また、請求項によれば、前記二次選別用搬送体が、前記振動駆動装置の駆動力によって定まる単位時間当たりの搬送量で前記二次選別用の粉粒体群を搬送するように構成され、前記振動駆動装置が、前記一次選別用搬送体による前記一次選別用の粉粒体群及び前記二次選別用搬送体による前記二次選別用の粉粒体群の両搬送量を共に変更できるように、その駆動力を変更自在に構成されている。
すなわち、二次選別用搬送体によって二次選別案内体に搬送される二次選別用の粉粒体群の単位時間当たりの搬送量が、振動駆動装置の駆動力によって定まるので、上記二次選別用の粉粒体群の搬送量が二次選別部において適切な二次選別処理ができる量になるように、振動駆動装置の駆動力を変更調整するとともに、その振動駆動装置の駆動力の状態で、前記搬送量変更手段によって一次選別用の粉粒体群の搬送量を適切な一次選別処理ができる量になるように調整することができる。
【0014】
したがって、例えば検査対象の粉粒体の性状、質量、流れ特性等の相違により、振動駆動装置の駆動力が同じ状態でも搬送力が異なるような場合に、振動駆動装置の駆動力を変更調整して二次選別用の粉粒体群が適切な搬送量の状態で搬送されるように調整しながら、一次選別用の粉粒体群の搬送量は前記搬送量変更手段にて調整することができる。因みに、上記粉粒体の性状、質量、流れ特性等の相違にかかわらず、十分に余裕を持って搬送できるように、振動駆動装置を大きな駆動力の状態に固定して、一次選別用及び二次選別用の各粉粒体群の搬送量を共に前述の搬送量変更手段にて調整する構成が可能であるが、かかる構成では、搬送される粉粒体群の量が少ない場合でも、大きな駆動エネルギーを必要とし、無駄な駆動エネルギーが消費される不利がある。
もって、請求項によれば、無駄な駆動エネルギーが消費される不利を回避しながら、上記搬送量変更手段を一次選別用搬送体についてのみ設けて、二次選別用搬送体には設けないようにして、装置構成を極力簡素化することができる。
【0015】
請求項によれば、請求項1において、前記一次選別部が、前記一次選別案内体の下端部から流下する前記一次選別用の粉粒体群の存在が予定される長尺状の一次側検出箇所を照明する照明手段、その照明手段からの照明光が前記一次側検出箇所を透過した透過光を受光する複数個の受光部を前記一次側検出箇所の長手方向に沿って並置させた透過光用ラインセンサ、及び、前記照明手段からの照明光が前記一次側検出箇所で反射した反射光を受光する複数個の受光部を前記一次側検出箇所の長手方向に沿って並置させた反射光用ラインセンサを備えて、その両ラインセンサの受光情報に基づいて判別した不良物を、正常物と分離して選別するように構成され、前記二次選別部が、前記二次選別案内体の下端部から流下する前記二次選別用の粉粒体群の存在が予定される長尺状の二次側検出箇所を照明する照明手段、その照明手段からの照明光が前記二次側検出箇所を透過した透過光を受光する複数個の受光部を前記二次側検出箇所の長手方向に沿って並置させた透過光用ラインセンサ、及び、前記照明手段からの照明光が前記二次側検出箇所で反射した反射光を受光する複数個の受光部を前記二次側検出箇所の長手方向に沿って並置させた反射光用ラインセンサを備えて、その両ラインセンサの受光情報に基づいて判別した不良物を、正常物と分離して選別するように構成されている。
【0016】
したがって、一次選別部及び二次選別部の夫々において、選別対象の粉粒体群を透過した透過光と粉粒体群にて反射した反射光の両方の光検出情報に基づいて不良物を判別して、不良物と正常物と分離して選別するので、例えば透過光のみによって、もしくは反射光のみによって不良物を判別するのに比べて、粉粒体群における不良物の有無をより的確に判別することができる。
例えば、選別対象の粉粒体群が米粒群である場合に、反射光のみによって不良物を判別すると、光反射率が米粒と同程度の白色の石やプラスチック等については適切に不良物の判別ができず、又、透過のみによって不良物を判別すると、光透過率が米粒と同程度の色ガラス等については適切に不良物の判別ができないという不具合を適切に回避させることができ、請求項1に係る粉粒体群検査装置を実施する際の好適な手段が提供される。
【0017】
請求項によれば、請求項1又は2において、前記一次選別部にて不良物として選別された二次選別用の粉粒体群を前記二次選別用投入部に揚上搬送する二次用搬送装置と、前記二次選別部にて正常物として選別された粉粒体群を前記一次選別用の粉粒体群として還元するために前記一次選別用貯留部に揚上搬送する一次用搬送装置とが、前記機枠の横一側部に設けられている。
したがって、一次選別部にて不良物として選別された二次選別用の粉粒体群が二次用搬送装置によって二次選別用投入部に揚上搬送され、二次選別部にて正常物として選別された粉粒体群が一次用搬送装置によって一次選別用貯留部に揚上搬送されて一次選別用の粉粒体群として還元されるので、かかる一次用及び二次用搬送装置を設けずに手作業で揚上搬送を行うものに比べて、作業員の作業労力を軽減しながら各選別部に対して適切に選別用の粉粒体群を供給することができる。また、上記一次用及び二次用搬送装置が機枠の横一側部に設けられているので、例えば上記一次用及び二次用搬送装置を機枠の横側両側に設けたりする場合に比べて、両搬送装置を集中して配置することにより、検査装置の横幅を小にしてコンパクトにすることができ、また、各搬送装置の点検を行い易くすることができる。
もって、請求項によれば、一次選別部と二次選別部との間で選別対象の粉粒体群を搬送する搬送装置を設けて、粉粒体群検査装置の全自動化を実現しながら、装置のコンパクト化及び点検の容易化を実現することができ、請求項1又は2に係る粉粒体群検査装置を実施する際の好適な手段が提供される。
【0018】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
以下、本発明に係る粉粒体検査装置の第1実施形態を、玄米や精米等の米粒群を検査対象の粉粒体群として一次選別処理及び二次選別処理する場合について図面に基づいて説明する。
図1に、粉粒体検査装置の概略構成が示され、この粉粒体検査装置は、米粒群を流下移動させながら正常物と不良物とに選別する選別装置Aと、選別された米粒群を昇降搬送する昇降搬送装置Bとを備えている。尚、選別装置Aは、その全体がカバーにて覆われる構成となっているが、図1では前部側のカバー全体を外した状態の正面図を示している。
【0019】
前記選別装置Aには、一次選別用の米粒群を一次選別案内体としての一次用シュータ1Aに沿って流下移動させながら、正常物と不良物とに選別する一次選別部S1、及び、その一次選別部S1にて不良物として選別された二次選別用の米粒群を二次選別案内体としての二次用シュータ1Bに沿って流下移動させながら、正常物と不良物とに選別する二次選別部S2とが、共通の機枠F内に横方向に並べて装備されている。図には、一次選別部S1を左側に、二次選別部S2を右側に配置した形態が示されている。
又、前記選別装置Aには、前記一次選別案内体1Aに供給する前記一次選別用の米粒群を貯留する一次選別用貯留部としての貯留タンク7、及び、前記二次選別案内体1Bに供給する二次選別用の米粒群を投入する二次選別用投入部としての角筒状のホッパー20が、前記機枠Fに装備され、さらに、前記貯留タンク7からの一次選別用の米粒群を前記一次用シュータ1Aに載置搬送する振動式の一次選別用搬送体9A、及び、前記ホッパー20からの二次選別用の米粒群を前記二次用シュータ1Bに載置搬送する振動式の二次選別用搬送体9Bが設けられている(図3〜図4、図7〜図9参照)。
【0020】
図2に示すように、前記昇降搬送装置Bには、前記一次選別部S1にて不良物として選別された二次選別用の米粒群を前記ホッパー20に揚上搬送する二次用搬送装置B2と、前記二次選別部S2にて正常物として選別された米粒群を前記一次選別用の米粒群として還元するために前記貯留タンク7に揚上搬送する一次用搬送装置B1とが、前記機枠Fの横一側部(図1において右側)に設けられ、二次用搬送装置B2によって揚上搬送された米粒群は案内筒32によって案内されて前記ホッパー20に投入され、一次用搬送装置B1によって揚上搬送された米粒群は案内筒33によって案内されて前記貯留タンク7に投入されている。
図には、一次用搬送装置B1を前側に、二次用搬送装置B2を後側に配置して、両搬送装置B1,B2を前後方向に並べた形態が示されている。そして、このように、一次用搬送装置B1及び二次用搬送装置B2を機枠Fの横一側部に前後方向に並べているので、例えば上記両搬送装置B1,B2をを機枠の横一側部に横方向に並べる場合に比べて、検査装置の横幅を小にして一層のコンパクト化を実現することができ、且つ、各搬送装置の点検を行い易くすることができる。
尚、詳述はしないが、上記各搬送装置B1,B2は、上下方向に沿って巻回されて回動駆動される無端回動体34と、その無端回動体34と一体移動する複数のバケット35と、上記無端回動体34を回動駆動する一次用搬送モータM1及び二次用搬送モータM2とを備えて、各バケット35に前記米粒群を保持させて揚上搬送するように構成されている。
【0021】
前記選別装置Aの構成について具体的に説明する。
図3〜図6(尚、図3は一次選別部S1の位置における縦断側面図であり、図4は二次選別部S2の位置における縦断側面図であり、図6は一次選別処理及び二次選別処理の動作原理図である)に示すように、前記一次用シュータ1A及び二次用シュータ1Bが、水平面に対して所定角度(例えば60度)に傾斜されて設置されている。一次用シュータ1Aが、前記一次選別用の米粒群kを広幅の一層状態で案内する平坦な案内面haを備えるように構成され、二次用シュータ1Bが、前記二次選別用の米粒群kを複数列状に分割した状態で案内する複数の案内溝amを幅方向に並べて備えるように構成されて、それらが横方向に並置されている。各案内溝amは断面形状が半円状に形成されている。そして、半円状の断面であるために、例えばV字断面の溝に比べて、流下抵抗が小さくなりスムースに流れる効果がある。
【0022】
図10及び図11(尚、図11は図10におけるA−A断面図である)に示すように、上記一次用シュータ1A及び二次用シュータ1Bが、後述の横枠F6に対する取付板1C及び補強部材1Dによって、板状のシュータ1として一体的に組み付けられている。さらに、シュータ1の上部には、前記一次選別用搬送体9A及び二次選別用搬送体9Bから供給される米粒群kを受け入れる各受け部材29A,29Bを取付ける取付板37が固定されている。尚、この受け部材29A,29Bは、図7、図8に示すように、側面視で下方側ほど先細状の角筒体において、後方側を開口した形状に形成されている。
【0023】
前記貯留タンク7が一次用シュータ1Aの上部側に配置され、前記ホッパー20が二次用シュータ1Bの上部側に配置されている。上記貯留タンク7には、外部の精米機等から検査対象の米粒群と、二次選別部S2にて正常物として選別された米粒群が供給されて貯留され、上記ホッパー20には、一次選別部S1にて不良物として選別された米粒群が供給されている。尚、貯留タンク7は下端側ほど先細筒状に形成されている。
【0024】
前記一次選別部S1及び二次選別部S2は、米粒群kに対して光を投射してその反射光や透過光の受光情報に基づいて、米粒群kにおける不良米や米粒群k内に混入した異物等の不良物の存否を判別し、その判別結果に基づいて正常物と不良物とを互いに異なる経路に分離して選別するように構成されている。以下、上記不良物の判別及び分離の構成について説明する。
【0025】
前記一次選別部S1が、前記一次用シュータ1Aの下端部から流下する前記一次選別用の米粒群kの存在が予定される長尺状の一次側検出箇所J1を照明する照明手段4A,4B、その照明手段4A,4Bからの照明光が前記一次側検出箇所J1を透過した透過光を受光する複数個の受光部5aを前記一次側検出箇所J1の長手方向に沿って並置させた透過光用ラインセンサ5A、及び、前記照明手段4A,4Bからの照明光が前記一次側検出箇所J1で反射した反射光を受光する複数個の受光部5aを前記一次側検出箇所J1の長手方向に沿って並置させた反射光用ラインセンサ5Bを備えて、その両ラインセンサ5A,5Bの受光情報に基づいて判別した不良物を、正常物と分離して選別するように構成され、前記二次選別部S2が、前記二次用シュータ1Bの下端部から流下する前記二次選別用の米粒群kの存在が予定される長尺状の二次側検出箇所J2を照明する照明手段4A,4B、その照明手段4A,4Bからの照明光が前記二次側検出箇所J2を透過した透過光を受光する複数個の受光部5aを前記二次側検出箇所J2の長手方向に沿って並置させた透過光用ラインセンサ5A、及び、前記照明手段4A,4Bからの照明光が前記二次側検出箇所J2で反射した反射光を受光する複数個の受光部5aを前記二次側検出箇所J2の長手方向に沿って並置させた反射光用ラインセンサ5Bを備えて、その両ラインセンサ5A,5Bの受光情報に基づいて判別した不良物を、正常物と分離して選別するように構成されている。
【0026】
前記一次側検出箇所J1と前記二次側検出箇所J2は、幅方向に直線状に並ぶように設定されている。そして、前記照明手段4A,4Bが、その一次側検出箇所J1と二次側検出箇所J2の横幅方向の全幅を照明する蛍光灯等からなるライン状光源4A,4Bにて構成され、又、前記透過光用ラインセンサ5A及び前記反射光用ラインセンサ5Bの夫々が、上記一次側検出箇所J1と二次側検出箇所J2の横幅方向の全幅を検出範囲とするように構成されて、上記ライン状光源4A,4B及び両ラインセンサ5A,5Bが、一次選別部S1と二次選別部S2とに共用されている。
【0027】
前記ライン状光源4A,4Bは、各ラインセンサ5A,5Bの受光方向に対して傾いた状態で異なる複数の斜め方向から米粒群kを照明する2つのライン状光源4A,4Bを備えており、上記一次側検出箇所J1及び二次側検出箇所J2に対して、斜め下方から照明する下側光源4Aと斜め上方から照明する上側光源4Bとが備えられ、この両光源4A,4Bは、夫々の照明角度を維持する状態でフレーム22に保持されている。そして、このように照明光の照明角度を変えて、上記一次側検出箇所J1及び二次側検出箇所J2を照明しているので、米粒kが正常な位置から横方向にずれた場合でも、極力均一な状態で良好に照明できるようになっている。
【0028】
前記両ラインセンサ5A,5Bの夫々は、図14に示すように、前記複数個の受光部5aとして、米粒kの大きさよりも小さい範囲p(例えば米粒kの大きさの10分の1程度)を夫々の受光対象範囲とする複数個の受光素子5aが直線状に並置されたモノクロタイプのCCDセンサ50と、上記一次側検出箇所J1及び二次側検出箇所J2での米粒群kの像を上記CCDセンサの各受光素子5a上に結像させる光学系51とから構成されている。そして、両ラインセンサ5A,5Bにおいては、例えば図6において前記一次側検出箇所J1及び二次側検出箇所J2の一端側から他端側に向けて、各受光部5aから各受光情報が順次取り出されるように構成されている。
【0029】
前記一次側検出箇所J1及び二次側検出箇所J2を挟んで、ライン状光源4A,4Bの設置位置とは反対側に、透過光用ラインセンサ5Aと、米粒群kにおける正常物(正常米)からの反射光と同一又は略同一の明るさの光を反射光用ラインセンサ5Bに向けて反射する反射光用反射板8Bが設けられ、透過光用ラインセンサ5Aと反射光用反射板8Bが、格納室13A内に格納されている。一方、前記ライン状光源4A,4Bの設置位置と同じ側に、反射光用ラインセンサ5Bと、米粒群kにおける正常物(正常米)からの透過光と同一又は略同一の明るさの光を前記透過光用ラインセンサ5Aに向けて反射する透過光用反射板8Aが設けられ、反射光用ラインセンサ5Bと透過光用反射板8Aが、格納室13B内に格納されている。尚、前記透過用反射板8Aは、前記光源支持用のフレーム22に連設された板部22aを折り曲げて、その表面を印刷等にて白色に形成した白色板からなる。
【0030】
上記両格納室13A,13Bは側板が共通の一体の箱体に形成され、両格納室13A,13B夫々は、前記一次側検出箇所J1及び二次側検出箇所J2に面する側に板状の透明なガラスからなる窓部材14A,14Bを備えている。ここで、2つの窓部材14A,14Bは、下側ほど互いの間隔が狭くなるV字状に配置されている。尚、図示しないが、両窓部14A,14Bの表面に長手方向(図5の紙面垂直方向)に沿ってエアを吹き付けて、窓表面に付着した塵等を除くための清掃ノズル26が設けられている(図13参照)。
【0031】
前記反射光用反射板8Bは、米粒と同じ反射率の領域h1を上記ライン状光源4A,4Bにて照明された米粒群kの全幅に対応して長手状に形成し、且つその長手状の領域h1の両側に黒色の領域h2を形成するように、前記窓部14Aの内面に印刷等による塗膜として形成されている。尚、この透過光用反射板8Aと前記透過用反射板8Aは、前記ライン状光源4A,4Bにて照明されている。
【0032】
前記一次側検出箇所J1及び二次側検出箇所J2から流下方向下流側に、上記一次側検出箇所J1及び二次側検出箇所J2での受光情報に基づいて不良と判定された着色米や胴割れ米等の不良米及び石やガラス片等の異物(以下、不良物gという)に対してエアーを吹き付けて正常な米粒kの流れ方向から横方向に分離させるためのエアー吹き付け装置6が設けられている。このエアー吹き付け装置6は、不良物にエアーを吹き付けて正常物と異なる経路に分離させるための噴射ノズル6aの複数個を、米粒群kの全幅を所定幅で複数個の区画に分割形成した各区画に対応する状態で並置させている。尚、図6には、一次選別部S1に対応する11個の噴射ノズル6aと、二次選別部S2に対応する8個の噴射ノズル6aとが設けられている形態が示されている。そして、後述の制御装置10によって判別された不良物が存在する区画の噴射ノズル6aが作動されるように構成されている。
【0033】
前記一次選別部S1において、一次選別用の米粒群kのうちで前記噴射ノズル6aからのエアーの吹き付けを受けずにそのまま進行してくる米粒kを回収するとともに、装置前方に向けて流下案内するシュート部分を備えた良米用の受口部2A、前記一次選別用の米粒群kのうちでエアーの吹き付けを受けて正常な米粒kの流れから横方向に分離した不良物gを回収するとともに、二次用搬送装置B1の入口部分に向けて流下案内するシュート部分を備えた不良物用の受口部2Bとが設けられ、良米用の受口部2Aが横幅方向に細長い筒状に形成され、その良米用の受口部2Aの周囲を囲むように、不良物用の受口部2Bが形成されている。尚、良米用の受口部2Aにて回収された米粒kは、装置前面下部に設けた排出口2Cから外部に排出されて回収される。
【0034】
又、二次選別部S2においても、同様に、二次選別用の米粒群kのうちで前記噴射ノズル6aからのエアーの吹き付けを受けずにそのまま進行してくる米粒kを回収するとともに、前記一次用搬送装置B2の入口部分に向けて流下案内するシュート部分を備えた良米用の受口部3A、二次選別用の米粒群kのうちでエアーの吹き付けを受けて正常な米粒kの流れから横方向に分離した不良物gを回収するとともに、外方に向けて流下案内するシュート部分を備えた不良物用の受口部3Bとが設けられ、良米用の受口部3Aが横幅方向に細長い筒状に形成され、その良米用の受口部3Aの周囲を囲むように、不良米用の受口部3Bが形成されている。尚、不良物用の受口部3Bにて回収された米粒kは、装置右側面下部に設けた排出口3C(図2参照)から外部に排出される。
【0035】
次に、前記一次選別用搬送体9A及び二次選別用搬送体9Bの構造及び駆動手段について説明する。
図7〜図9(尚、図7は二次選別用搬送体9Bの位置における縦断側面図であり、図8は一次選別用搬送体9Aの位置における縦断側面図である。)に示すように、前記一次選別用搬送体9A及び前記二次選別用搬送体9Bは夫々、底板91、左右の両側板92及び背面側の側板93を備えた前方及び上方が開放状態の箱状に形成されて、前記貯留タンク7及び前記ホッパー20から落下する米粒群kを載置保持するように構成されている。そして、前後方向に間隔を隔てて配置され側面視U字状の一対の縦板23と、左右方向に間隔を隔てて配置された側面視L字状の一対の縦板24とが平面視で格子状に結合され、この格子状の縦板23,24上に、上記箱状の一次選別用搬送体9A及び二次選別用搬送体9Bが保持されるとともに、この格子状の縦板23,24が振動フィーダ18に備えた振動台18aに固定されている。
【0036】
貯留タンク7の排出口7Aには、左右の側板7Bを連結した形状の部材が連結部7B1にてネジ止めされるとともに、一次選別用搬送体9A上に落下した米粒群kが跳ねて飛散するのを防止するために、背面側を覆うゴム板29aと、前面側を覆うゴム板29bとが付設されている。背面側のゴム板29aは上記連結部7B1にて上部を締め付け固定され、前面側のゴム板29bは後述の調整板25にて上部を締め付け固定されている。尚、前面側のゴム板29bは米粒群kが搬送されるときには、図に示すように米粒群kに押されて前方側に向かって横向き状態になっている。
又、ホッパー20の排出口20Aにも、同様に、左右の側板20Bを連結した形状の部材が連結部20B1にてネジ止めされるとともに、二次選別用搬送体9B上に落下した米粒群kが跳ねて飛散するのを防止するために、背面側を覆うゴム板30aと、前面側を覆うゴム板30bとが付設され、背面側のゴム板30aは上記連結部20B1にて上部を締め付け固定され、前面側のゴム板30bは留板28にて上部を締め付け固定されている。尚、前面側のゴム板30bの下部側部分は米粒群kが搬送されるときには、図に示すように米粒群kに押されて前方側に向かって横向き状態になっている。
【0037】
前記振動フイーダ18には、振動台18aを支持する支持部材18b、この支持部材18bを前後箇所夫々において弾性保持する一対の板バネ18c、この一対の板バネ18cの基端部を支持するベース部18d、及び、上記支持部材18bを斜め上方に向けて前後方向に振動駆動するための電磁駆動コイル18e等が備えられている。尚、振動フイーダ18は、前後左右箇所に設けた4個のコイルバネ27を介して、機枠Fを構成する横枠F5上に設置されている。
従って、一次選別用搬送体9A及び二次選別用搬送体9Bが、共通の振動駆動装置としての振動フィーダ18にて駆動されている。
【0038】
振動フィーダ18の駆動振幅を変えると、上記一次選別用搬送体9A及び二次選別用搬送体9Bの振動振幅が変化して各選別用搬送体9a,9Bにて載置搬送される米粒群kの搬送速度が変化する。そして、その一次選別用搬送体9A及び二次選別用搬送体9Bによって載置搬送される米粒群kの搬送速度に搬送される米粒群kの断面積(層厚と横幅の積)を掛けると、単位時間当たりの搬送量が求められることになる。
【0039】
そこで、一次選別用搬送体9Aによって載置搬送される一次選別用の米粒群kの断面積の設定機構について説明すると、前記貯留タンク7の排出口7Aの前面側は開口されており、その開口の面積を変更して、貯留タンク7から一次選別用搬送体9A上に落下した米粒群kが載置搬送されるときの断面積を変更できるように、貯留タンク7に対する取付位置が長孔25aによって上下方向に調節自在な調整板25が設けられている。従って、一次選別用搬送体9Aによる前記一次選別用の米粒群の単位時間当たりの搬送量を変更する搬送量変更手段HHが、上記調整板25にて構成されている。
一方、前記ホッパー20の排出口20Aの高さは固定されており、前記ホッパー20から二次選別用搬送体9B上に落下した米粒群kが載置搬送されるときの断面積は変更できない。つまり、二次選別用搬送体9Bが、前記振動フィーダ18の駆動力によって定まる単位時間当たりの搬送量で前記二次選別用の米粒群を搬送するように構成されている。
【0040】
上記調整板25の取付位置は、例えば検査対象の米粒群kにおける不良物の混入率によって調節する。つまり、一次選別用の米粒群kに混入している不良物が多いと、二次選別部S1に供給される米粒群kの量が多くなり、二次選別部S2にて適正に選別処理できる適正量を超えるおそれがある一方、一次選別用の米粒群kに混入している不良物が少ないと二次選別部S2に供給される米粒群kの量が少なくなり、二次選別部S2にて選別処理される米粒群kの量が過少状態になって選別効率が低下するおそれがある。そこで、上記混入率が高い米粒群kを検査する場合には調整板25の取付位置を低くし、逆に、上記混入率が低い米粒群kを検査する場合には調整板25の取付位置を高くして、二次選別用の米粒群kの量が適正量になるように調節する。尚、上記二次選別部S2に対して適正量の二次選別用の米粒群kが搬送供給されるように、後述のフィーダ電圧調整ボリューム39(図13参照)により振動フィーダ18の駆動力が調整されている。
【0041】
次に、粉粒体検査装置の装置構成について説明する。
図3に示すように、ジャッキボルト式の脚部F0を備えた底板F1上に立設された縦枠F2,F3,F4が、横枠F5,F6,F7,F8によって連結されて機枠Fが構成されている。表側の縦枠F4の上部斜め部分に、情報の表示及び入力用の操作卓21が設置され、前記振動フィーダ18が横枠F5上に設置され、底板F1上には、電源ボックス17とその上に載置された制御ボックス16とが、図12に示すように図示しない案内レールによって案内支持されて、装置後方側にスライド自在な状態で設置されている。そして、装置後方側に引き出した状態で制御ボックス16の後部を上方に揺動させて、電源ボックス17の点検等ができるようになっている。又、電源ボックス17及び制御ボックス16に備えた送風ファン17a,16aを作動させて、前方側から後方側に送風作動させたときに、前記各選別部S1,S2にて生じた米糠等の塵が電源ボックス17及び制御ボックス16内に入り込むのを防止するために、底板F1上に遮蔽板36が立設されている。
【0042】
前記電源ボックス17及び制御ボックス16の設置箇所よりも装置右横外方に張り出す状態で、エアタンクやレギュレータ等を備えたエア供給装置15が設置されている。尚、このエア供給装置15から、前記エアー吹き付け装置6及び前記清掃ノズル26に対して加圧されたエアが供給されている。又、箱状の前記収納部13A,13Bが前部側で縦枠F4に、後部側で縦枠F8に夫々支持され、前記シュータ1が上部側で横枠F6に下部側で収納部13Bに支持されている。
【0043】
機枠Fには、装置外面を覆うカバーが取り付けられているが、そのカバーのうち、前面上部カバー12Aが上下方向に開閉式に構成され、前面下部カバー12Bが取り外し自在に構成され、背面側カバー12Cが上下一対設けた蝶番38 (図2参照)によって左右方向に開閉式に構成され、それらのカバー12A,12B,12Cを開けた状態又は外した状態で装置内部の点検等を行うようになっている。
【0044】
次に、制御構成について説明する。図13に示すように、マイクロコンピュータ利用の制御装置10が設けられ、この制御装置10に、両ラインセンサ5A,5Bからの各画像信号と、前記操作卓21からの操作情報とが入力されている。一方、制御装置10からは、前記操作卓21に対する表示用の駆動信号と、前記各ライン状光源4A,4Bを点灯させる点灯回路19に対する駆動信号と、各噴射ノズル6aへの各エアー供給をオンオフする複数個の電磁弁11に対する駆動信号と、前記振動フィーダ18に対する駆動信号と、前記清掃ノズル26に対するエアー供給をオンオフする電磁弁26Aに対する駆動信号と、前記一次用搬送モータM1及び二次用搬送モータM2に対する駆動信号とが出力されている。
【0045】
前記振動フィーダ18の駆動電圧を調整するフィーダ電圧調整ボリューム39が設けられ、このフィーダ電圧調整ボリューム39からの調整情報が上記制御装置10に入力されている。従って、このフィーダ電圧調整ボリューム39を操作して振動フィーダ18の駆動振幅を変えることによって、前記一次選別用搬送体9A及び二次選別用搬送体9Bにて載置搬送される米粒群kの搬送速度が変化するので、前記振動フィーダ18が、前記一次選別用搬送体9Aによる一次選別用の米粒群k及び二次選別用搬送体9Bによる二次選別用の米粒群kの両搬送量を共に変更できるように、その駆動力を変更自在に構成されている。
そして、上記調整ボリューム39は、例えば、不良物の混入率が標準的な検査対象の米粒群kについて、二次選別用の米粒群kの搬送量が二次選別部S2において適切な二次選別処理ができる量になるように、振動フィーダ18の駆動力を変更調整するのに用いる。つまり、上記標準的な検査対象の米粒群kを一次選別用の米粒群kとして投入して、そのときの二次選別用の米粒群kの搬送量を確認しながら、上記調整ボリューム39を操作して、前記各案内溝amを適切な間隔で各米粒が連続的に流下する状態に調整するのである。
【0046】
そして、上記制御装置10が、一次選別部S1及び二次選別部S2を構成して、前記透過光用ラインセンサ5A及び反射光用ラインセンサ5Bの受光情報に基づいて不良物の判別し、且つ、判別した不良物を正常物と分離して選別するように構成されている。
つまり、図15及び図16に示すように、制御装置10は、前記一次側検出箇所J1及び二次側検出箇所J2における各米粒群kからの透過光及び透過光用反射板8Aからの反射光を受光する透過光用ラインセンサ5Aの受光情報に基づいて、複数の受光素子5a夫々からの明度情報のいずれかが適正明度範囲ΔEtを外れていると、一次選別用及び二次選別用の各米粒群kにおける不良物gの存在を判別し、又、一次選別用及び二次選別用の各米粒群kからの反射光及び反射光用反射板8Bからの反射光を受光する反射光用ラインセンサ5Bの受光情報に基づいて、複数の受光素子5a夫々からの明度情報のいずれかが適正明度範囲ΔEhを外れていると、一次選別用及び二次選別用の各米粒群kにおける不良物gの存在を判別する。
そして、前記制御装置10は、上記不良の判別情報に基づいて、不良物が前記各検出箇所J1,J2から前記噴射ノズル6aによるエアー噴射位置に移送されるまでの時間が経過するに伴って、流下している不良物に対応する区画の各噴射ノズル6aからエアーを吹き付けて正常な米粒の経路から分離させる。
【0047】
以下、具体的に、前記透過光用及び反射光用の各ラインセンサ5A,5Bの受光情報に基づいて判別される不良物について説明する。
透過光の場合(図15)には、透過光用の適正明度範囲ΔEtは、正常米粒からの標準的な透過光に対する出力電圧レベルe0を挟んで上下所定幅の範囲に設定される。そして、透過光用のラインセンサ5Aの受光量に対応する出力電圧が適正明度範囲ΔEtよりも小さい場合に、正常な米粒よりも透過率が小さい不良の米粒や異物等(例えば、黒色の石粒)の存在を判別し、適正明度範囲ΔEtよりも大きい場合に、正常な米粒kよりも透過率が大きい明側の不良の米粒k又は前記異物の存在を判別する。この明側の異物の例としては、薄い色付の透明なガラス片等である。
図15には、受光部5aの出力電圧(受光量)が、米粒kに一部着色部分が存在する位置や黒色の石等の位置(e1で示す)、及び、胴割れ部分が存在する位置(e2で示す)では、上記適正明度範囲ΔEtよりも下側に位置し、又、正常な米粒よりも透過率が大きい異物等が存在する場合には、位置e3に示すように適正明度範囲ΔEtよりも上側に位置している状態を例示している。
【0048】
一方、反射光の場合(図16)には、反射光用の適正明度範囲ΔEhは、正常米粒からの標準的な反射光に対する出力電圧レベルe0’を挟んで上下所定幅の範囲に設定される。そして、反射光用のラインセンサ5Bの受光量に対応する出力電圧が適正明度範囲ΔEhよりも小さい場合に、正常な米粒よりも反射率が小さい不良の米粒や異物等(例えば、黒色の石粒)の存在を判別し、適正明度範囲ΔEhよりも大きい場合に、正常な米粒kよりも透過率が大きい明側の不良物の存在を判別する。
図16には、米粒kに一部着色部分が存在する位置(e1’で示す)や胴割れ部分が存在する位置(e2’で示す)では、上記適正明度範囲ΔEhから下側に外れている状態を例示し、又、ガラス片等の異物が存在する場合には、異物からの強い直接反射光によって位置e3’に示すように適正明度範囲ΔEhから上側に外れている状態を例示している。又、図示しないが、黒色の石等では、反射率が非常に小さいので、波形において適正光量範囲ΔEhから下側に大きく外れることになる。
【0049】
〔第2実施形態〕
次に、本発明に係る粉粒体検査装置の第2実施形態を図17に基づいて説明する。この第2実施形態では、前記搬送量変更手段HHが上記第1実施形態と異なるが、その他の点については第1実施形態と同様に構成されている。
この第2実施形態では、図に示すように、前記一次選別用搬送体9Aと同様に箱状に形成された一次選別用搬送体9A’の底板前側部分91aが、後端部を支点として上下方向に揺動して前後方向の傾きを調節できるようになっている。尚、この傾き調節した状態で底板前側部分91aは図示しない止め具にて固定される。つまり、この底板前側部分91aを前方ほど高くなるように傾き調節すると、一次選別用搬送体9A’によって米粒群kを載置搬送するときの搬送抵抗が増加するので、一次選別用搬送体9A’による一次選別用の米粒群の単位時間当たりの搬送量が減少し、逆に底板前側部分91aを前方ほど低くなるように傾き調節すると、上記米粒群kの搬送抵抗が減少して、搬送量が増加することになる。従って、上記底板前側部分91aによって前記搬送量変更手段HHが構成されることになる。
【0050】
〔別実施形態〕
上記第1及び第2実施形態では、搬送量変更手段HHを、一次選別用搬送体9Aにて載置搬送される一次選別用の粉粒体群の断面積を調整する調整板25や、一次選別用搬送体9A’にて載置搬送される一次選別用の粉粒体群の搬送抵抗を調整する底板前側部分91aにて構成したが、これ以外の手段でもよい。
【0051】
上記第1及び第2実施形態では、一次選別用搬送体9Aにて載置搬送される一次選別用の粉粒体群の搬送量を変更する搬送量変更手段HHだけを設けたが、この一次用の搬送量変更手段HHと共に、二次選別用搬送体9Bにて載置搬送される二次選別用の粉粒体群の搬送量を変更する搬送量変更手段を設けてもよい。
【0052】
上記第1及び第2実施形態では、二次選別用の粉粒体群を投入する二次選別用投入部を角筒状のホッパー20にて構成したが、これ以外に、一次選別用貯留部(貯留タンク7)と同様に、二次選別用投入部を、例えば下端側ほど先細筒状に形成された小型の貯留タンクからなる貯留部形式に構成してもよい。
【0053】
上記第1及び第2実施形態では、一次選別案内体1A及び二次選別案内体1Bが、一体のシュータ1として組み付けられているように構成したが、かかる一体ではなく、一次選別案内体1A及び二次選別案内体1Bを別体のものに形成して、その両者を並べて設置するようにしてもよい。
又、二次選別案内体1Bに備える複数の案内溝amを半円形状に形成したが、半円形状の外に、例えば、V字状の案内溝に形成してもよい。
【0054】
上記第1及び第2実施形態では、一次選別部S1及び二次選別部S2が、流下移動する粉粒体群を照明して、その照明光が粉粒体群を透過した透過光及び粉粒体群で反射した反射光の受光情報に基づいて不良物の有無を判別するように構成したが、これ以外に、例えば透過光の受光情報のみ、あるいは反射光の受光情報のみに基づいて不良物の有無を判別するように構成してもよい。
【0055】
上記第1及び第2実施形態では、一次選別部S1及び二次選別部S2が、不良物にエアを吹き付けて不良物と正常物とを分離して選別するように構成したが、エア以外に、例えば不良物に板ばねを当てて弾き飛ばして分離させるようにしてもよい。
【0056】
上記第1及び第2実施形態では、二次選別部S2にて正常物と判別された粉粒体群を一次選別用の粉粒体群として、一次選別部S1に還元するように構成したが、一次選別部S1に還元せずに良品として外部に排出させるようしてもよい。
【0057】
上記第1及び第2実施形態では、一次用搬送装置B1及び二次用搬送装置B2を設けたが、かかる一次用搬送装置B1及び二次用搬送装置B2を設けずに、例えば、一次選別部S1にて不良物として選別された二次選別用の粉粒体群を貯める一次不良用容器と、二次選別部S1にて正常物として選別された粉粒体群を貯める二次良品用容器を夫々設けて、作業員が一次不良用容器に貯まった粉粒体群を前記一次選別用貯留部である貯留タンク7に手作業で揚上搬送し、二次良品用容器に貯まった粉粒体群を二次選別用投入部であるホッパー20に手作業で揚上搬送するようにしてもよい。
【0058】
上記第1及び第2実施形態では、粉粒体群が米粒群である場合について例示したが、粉粒体群はこれに限るものではなく、例えば、樹脂ペレットを検査する場合にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】粉粒体検査装置の全体正面図
【図2】粉粒体検査装置の全体側面図
【図3】粉粒体検査装置の全体側面断面図
【図4】粉粒体検査装置の全体側面断面図
【図5】粉粒体検査装置の要部側面図
【図6】粉粒体検査装置の要部斜視図
【図7】粉粒体検査装置の要部側面図
【図8】粉粒体検査装置の要部側面図
【図9】粉粒体検査装置の要部正面図
【図10】一次選別案内体及び二次選別案内体の正面図
【図11】一次選別案内体及び二次選別案内体の断面図
【図12】粉粒体検査装置の要部の動作を説明する側面図
【図13】制御構成のブロック図
【図14】ラインセンサの受光状態を示す図
【図15】透過光ラインセンサの出力波形図
【図16】反射光ラインセンサの出力波形図
【図17】第2実施形態の粉粒体検査装置の要部を示す側面図
【符号の説明】
1A 一次選別案内体
1B 二次選別案内体
4A,4B 照明手段
5A 透過光用ラインセンサ
5B 反射光用ラインセンサ
5a 受光部
7 一次選別用貯留部
9A 一次選別用搬送体
9B 二次選別用搬送体
18 振動駆動装置
20 二次選別用投入部
am 案内溝
B1 一次用搬送装置
B2 二次用搬送装置
F 機枠
ha 案内面
HH 搬送量変更手段
J1 一次側検出箇所
J2 二次側検出箇所
S1 一次選別部
S2 二次選別部

Claims (3)

  1. 一次選別用の粉粒体群を一次選別案内体に沿って流下移動させながら、正常物と不良物とに選別する一次選別部、及び、その一次選別部にて不良物として選別された二次選別用の粉粒体群を二次選別案内体に沿って流下移動させながら、正常物と不良物とに選別する二次選別部が、共通の機枠内に横方向に並べて装備され、
    前記一次選別案内体に供給する前記一次選別用の粉粒体群を貯留する一次選別用貯留部、及び、前記二次選別案内体に供給する二次選別用の粉粒体群を投入する二次選別用投入部が、前記機枠に装備されている粉粒体検査装置であって、
    前記一次選別案内体が、前記一次選別用の粉粒体群を広幅の一層状態で案内する平坦な案内面を備えるように構成され、前記二次選別案内体が、前記二次選別用の粉粒体群を複数列状に分割した状態で案内する複数の案内溝を幅方向に並べて備えるように構成されて、それらが横方向に並置され、
    前記一次選別用貯留部からの一次選別用の粉粒体群を前記一次選別案内体に載置搬送する振動式の一次選別用搬送体、及び、前記二次選別用投入部からの二次選別用の粉粒体群を前記二次選別案内体に載置搬送する振動式の二次選別用搬送体が、共通の振動駆動装置にて駆動されるように設けられ
    前記一次選別用搬送体による前記一次選別用の粉粒体群の単位時間当たりの搬送量を変更する搬送量変更手段が設けられ、
    前記二次選別用搬送体が、前記振動駆動装置の駆動力によって定まる単位時間当たりの搬送量で前記二次選別用の粉粒体群を搬送するように構成され、
    前記振動駆動装置が、前記一次選別用搬送体による前記一次選別用の粉粒体群及び前記二次選別用搬送体による前記二次選別用の粉粒体群の両搬送量を共に変更できるように、その駆動力を変更自在に構成されている粉粒体検査装置。
  2. 前記一次選別部が、前記一次選別案内体の下端部から流下する前記一次選別用の粉粒体群の存在が予定される長尺状の一次側検出箇所を照明する照明手段、その照明手段からの照明光が前記一次側検出箇所を透過した透過光を受光する複数個の受光部を前記一次側検出箇所の長手方向に沿って並置させた透過光用ラインセンサ、及び、前記照明手段からの照明光が前記一次側検出箇所で反射した反射光を受光する複数個の受光部を前記一次側検出箇所の長手方向に沿って並置させた反射光用ラインセンサを備えて、その両ラインセンサの受光情報に基づいて判別した不良物を、正常物と分離して選別するように構成され、
    前記二次選別部が、前記二次選別案内体の下端部から流下する前記二次選別用の粉粒体群の存在が予定される長尺状の二次側検出箇所を照明する照明手段、その照明手段からの照明光が前記二次側検出箇所を透過した透過光を受光する複数個の受光部を前記二次側検出箇所の長手方向に沿って並置させた透過光用ラインセンサ、及び、前記照明手段からの照明光が前記二次側検出箇所で反射した反射光を受光する複数個の受光部を前記二次側検出箇所の長手方向に沿って並置させた反射光用ラインセンサを備えて、その両ラインセンサの受光情報に基づいて判別した不良物を、正常物と分離して選別するように構成されている請求項1記載の粉粒体検査装置。
  3. 前記一次選別部にて不良物として選別された二次選別用の粉粒体群を前記二次選別用投入部に揚上搬送する二次用搬送装置と、前記二次選別部にて正常物として選別された粉粒体群を前記一次選別用の粉粒体群として還元するために前記一次選別用貯留部に揚上搬送する一次用搬送装置とが、前記機枠の横一側部に設けられている請求項1又は2記載の粉粒体検査装置。
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