JPH0133189Y2 - - Google Patents

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JPH0133189Y2
JPH0133189Y2 JP1982101939U JP10193982U JPH0133189Y2 JP H0133189 Y2 JPH0133189 Y2 JP H0133189Y2 JP 1982101939 U JP1982101939 U JP 1982101939U JP 10193982 U JP10193982 U JP 10193982U JP H0133189 Y2 JPH0133189 Y2 JP H0133189Y2
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light
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は米、麦、豆などの穀粒を表面の色調
によつて光学的に選別する装置に関する。
<従来の技術> 穀粒の中に含まれる異常粒をその表面の色彩の
差異によつて選別除却する装置は既に提案されて
いる。例えば、特開昭52−35688には選別せんと
する穀粒を、傾斜状に配した1本のシユートの表
面に沿つて流下させ、シユートの下端から飛び出
した位置で穀粒に光線を照射し、穀粒からの反射
光を調べて、その反射光量に異常がある場合に、
エアガンか空気を噴射して、その異常粒を吹き飛
ばすようにする選別装置が示されている。また、
このような光学的選別方式を茶の葉の選別に利用
したものは、特開昭55−73378に示されている。
<考案が解決しようとする問題点> ところが、前記従来の装置では被選別物を加速
させるのに全てシユートを用いている。このシユ
ートは傾斜状に配設され、その表面上を被選別物
が流下するのであるが、必要とする充分な流速を
得る為には、シユートを長くする必要がある。ま
た、シユート上端に被選別物を供給するのに、量
的調整が必要であり、貯留タンクの排出口からの
直接供給は不可能で、通常は振動コンベアなどに
よつて被選別物を適度に分散させ、供給の調整を
行つている。このように従来のシユートを用いた
ものでは、シユートが長くなる上に、別個に振動
コンベアなどを必要とし、装置全体が大型化する
と共に、高価になる欠点がある。
本考案は以上の欠点に鑑み、シユートを用い
ず、自然落下を利用することにより、装置の小形
化と、製造コストの低下を図つた穀粒の光学的選
別装置を提供せんとするものである。
<問題点を解決するための手段> 本考案の光学的選別装置の技術的手段は、穀粒
を連続的にに落下させる落下装置と、この落下装
置から自然落下して判別位置に達した穀粒に光線
を照射するランプと、判別位置の背面後方に位置
するバツクスクリーンと、穀粒及びバツクスクリ
ーンからの反射光を受ける受光検知装置と、穀粒
落下域の近傍に設置されて受光検知装置からの信
号によつて作動するエアガンとから成り、前記落
下装置は下端に開口を有するホツパー状で、この
開口は幅方向が広くて厚さ方向は狭くなつてい
て、穀粒は厚さが薄く、横幅の広い帯状の区域を
落下するようになし、また受光検知装置及びエア
ガンは複数個並列に設けられていて、横幅方向に
分割した小区域ごとに受光検知し、且つ噴風選別
するようにしたことにある。
<作用> 本考案の光学的選別装置では、選別せんとする
穀粒は落下装置に供給される。この落下装置はホ
ツパー状であるから、落下装置への穀粒の供給は
貯留タンクの排出口から直接行うことができる。
落下装置の下端には開口が設けられているので、
穀粒はこの開口から順次落下する。開口は幅方向
に広く、厚さ方向に狭いので、穀粒は帯状の区域
を落下するようになる。また開口の厚さ方向の寸
法が非常に狭いので、穀粒がこの開口を通過する
場合には、2個の穀粒が厚さ方向に完全に並んだ
状態になることはなく、各穀粒は上下方向に互い
に僅かに位置ずれを起こした状態で通過するよう
になる。開口を出た穀粒は自重によつて自然落下
する。落下速度が増すに従い、粒子相互間の上下
方向の位置ずれは拡大され、粒子は分散した状態
となつて、2個の粒子が厚さ方向に重ならなくな
る。このようにして落下させられた穀粒は判別位
置に達し、ここでランプからの光線照射を受け
る。また、これと同時にバツクスクリーンにも光
線が照射される。穀粒とバツクスクリーンからの
反射光は受光検知装置で比較検査され、両者の光
量に差のある場合には異常粒発見の信号が発せら
れる。バツクスクリーンからの反射光量は正常粒
からの反射光量に符合させてあり、他方、選別粒
子に表面色調の異常がある場合には、その粒子か
らの反射光量に増減変動が生ずるので、両者の光
量を比較することにより、異常粒の発見が可能に
なる。受光検知装置からの異常粒発見の信号はエ
アガンに送られ、異常粒は噴風によつて吹き飛ば
される。なお、この受光検知及び噴風除去は横幅
方向に分割した小区域ごとに行われる。
<実施例> 以下に本考案の選別装置の実施例を図面につい
て説明する。1は落下装置で、穀粒Aの貯留ホツ
パーの下部に連結されている。落下装置1の開口
2の形状は第2図に示される如く、前後方向の幅
Xは狭く、左右方向の幅Yは長くて、細長い形状
である。幅X,Yの実際の寸法は被選別穀粒の形
状、特に粒子の大きさによつて適宜定め、例えば
米の場合には前後の幅Xは10mm以下となし、ま
た、左右の幅Yは20mm以上となすのが好ましい。
なお、前後の幅Xを広げると、判別時に粒子が互
いに重なるようになり、高精度の選別が不可能と
なる。また左右方向の幅Yは検知装置の幅方向の
能力を考慮して定める。3a,3bは光線照射ラ
ンプで、穀粒の落下流層の表裏両側に設ける。ま
たこのランプは左右の幅方向に均等に光線が照射
されるように、複数個並べて取り付けるか、或い
は螢光燈などの長尺のランプを使用する。このラ
ンプ3a,3bによつて判別位置Pに達した粒子
には光線が照射される。なお、落下位置1の下端
開口2から判別位置までの距離は、10cm〜1m程
度がよい。落下距離が短ければ、判別位置での粒
子の落下速度が遅くて、粒子間距離が広がらず、
粒子を充分に分散させることができなくて、高精
度の選別ができず、また、あまりに落下距離が長
すぎると落下流層の乱れが大きくなる。4a,4
bはバツクスクリーンで、同一側にあるランプ3
a,3bからそれぞれ光線の照射を受ける。この
バツクスクリーン4a,4bの表面色調は、バツ
クスクリーンからの反射光量が、正常粒の反射光
量と一致するように設定されている。5a,5b
は受光検知装置、6a,6bはレンズである。表
側の受光検知装置5aはランプ3aから粒子に照
射された反射光と、裏側のバツクスクリーン4b
から判別位置を通過して到来した反射光との両方
を受光し、両反射光の光量に差異のある場合には
異常を検知する。また、裏側の受光検知装置5a
はこれと対称的に反対側の反射光を検知する。受
光検知装置としては通常、フオトダイオードなど
の光電素子が使用される。また、受光検知装置5
a,5bは複数個の検知素子が並列に設けられて
構成されており、各検知素子がそれぞれ独立に作
動する。即ち、各検知素子はそれぞれ判別区域を
幅方向に分割した1つの小区域を担当し、当該小
区域に異常粒が存在するか否かで作動し、その小
区域に異常粒子が存在する場合には、その小区域
担当の検知素子のみが作動する。受光検知装置の
検知素子の数、即ち、判別区域の分割数は、通常
は5〜20程度が好ましく、穀粒の落下流層の幅な
どに応じて適宜定める。7はエアガンで、判別位
置の下方の噴風選別位置Qの側方に設置されてい
る。このエアガン7は複数個、即ち、受光検知装
置の素子の数だけ並列に設けられていて、受光検
知装置5a,5bからの信号によつて、小区域ご
とに異常粒を吹き飛ばす。エアガン7は表裏両方
の受光検知装置5a,5bと電気的に接続されて
いて、表裏いずれかの受光検知装置からの信号に
よつても作動する。8a,8bはランプカバーで
あり、反対側のランプからの光がバツクスクリー
ンや受光検知装置に当たらないようにする役割を
果たす。
次に前記装置の作動について説明する。被選別
穀粒Aは落下装置1の下端開口2から連続的に落
下させられるが、開口2の形状が前後方向に狭
く、左右方向に広い細長い形状になつているの
で、落下する穀粒は帯状になつて滝のように落下
する。また落下装置1の開口2は2方向にのみ絞
られているので、粒子は前後方向(厚さ方向)に
は極力絞られていて、測定し易くなり、且つ、左
右方向には均等に分散するようにする。このよう
にして開口2から落下した粒子は自然落下によつ
て加速しながら降下し、判別位置Pに達する。判
別位置で落下する粒子Aは表裏のランプ3a,3
bからの光線照射を受け、各粒子のそれぞれの表
面色調に応じた量だけの光を反射する。この反射
光はレンズ6a,6bを通つて受光検知装置5
a,5bに達し、バツクスクリーン4a,4bか
らの反射光と比較される。なお、この判別は幅方
向に分割された小区域ごとに行われる。従つて、
小区域内の粒子が全て正常粒の場合には、各粒子
からの反射光がバツクスクリーン4a,4bから
の反射光と等しくなるので、受光検知装置5a,
5bは異常を検知せず、粒子ははそのまま真下に
落下する。他方、小区域内に異常粒が含まれてい
ると、反射光に差が出るので、受光検知装置5
a,5bが異常を検知し、エアガン8に信号が送
られ、当該小区域の穀粒が噴風選別位置Qに到達
した瞬間にエアガン8から高圧空気が噴射され、
その小区域の米穀粒が吹き飛ばされる。なお、穀
粒は連続的に落下させられるので、判別も連続的
に行われ、異常粒が検知された場合にはその小区
域のみが独立的に吹き飛ばされるのである。
以上の如く、本考案の選別装置では、細長い開
口を有する落下装置から被選別穀粒を連続的に自
然落下させて選別するので、落下流層の厚さを薄
く、また横幅を広くして、穀粒が互いに重ならな
いように分散させて選別でき、高精度で且つ能率
のよい選別が可能である。また本考案では落下装
置の開口から穀粒を自然落下によつて降下させ、
従来のようなシユートは使用しないので、装置を
小型化できる上に、振動コンベアなどが不要とな
り、貯留タンクの排出口と落下装置とを直結でき
利点がある。更に本考案では選別を小区域に分
け、各区域毎に行うので、高精度で、かつ効率よ
く選別作業ができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の選別装置の実施例を示し、第1
図は装置の概略を示す側面図、第2図は落下装置
の開口部の斜視図、第3図は選別状態を示す斜視
図である。 1……落下装置、2……開口、3……ランプ、
4……バツクスクリーン、5……受光検知装置、
6……レンズ、7……エアガン、8……ランプカ
バー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 穀粒を連続的に落下させる落下装置と、この落
    下装置から自然落下して判別位置に達した穀粒に
    光線を照射するランプと、判別位置の背面後方に
    位置するバツクスクリーンと、穀粒及びバツクス
    クリーンからの反射光を受ける受光検知装置と、
    穀粒落下域の近傍に設置されて受光検知装置から
    の信号によつて作動するエアガンとから成り、前
    記落下装置は下端に開口を有するホツパー状で、
    この開口は幅方向が広くて厚さ方向は狭くなつて
    いて、穀粒は厚さが薄く、横幅の広い帯状の区域
    を落下するようになし、また受光検知装置及びエ
    アガンは複数個並列に設けられていて、横幅方向
    に分割した小区域ごとに受光検知し、且つ噴風選
    別するようにしたことを特徴とする穀粒の光学的
    選別装置。
JP10193982U 1982-07-05 1982-07-05 粒状物の光学的選別装置 Granted JPS597082U (ja)

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JPS597082U JPS597082U (ja) 1984-01-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2548921B2 (ja) * 1986-11-12 1996-10-30 株式会社佐竹製作所 粒状物色彩選別装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5235688A (en) * 1975-09-16 1977-03-18 Shintou Eng Kk Screening machine by color
JPS5573378A (en) * 1978-11-30 1980-06-03 Yamamasu Seisakusho Yuugen Optical select method of leaf* stalk* etc* of tea and its device

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