JP2001170571A - 粉粒体検査装置 - Google Patents

粉粒体検査装置

Info

Publication number
JP2001170571A
JP2001170571A JP36042899A JP36042899A JP2001170571A JP 2001170571 A JP2001170571 A JP 2001170571A JP 36042899 A JP36042899 A JP 36042899A JP 36042899 A JP36042899 A JP 36042899A JP 2001170571 A JP2001170571 A JP 2001170571A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
flow
air
defective
granular material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP36042899A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Yamazaki
祐一 山崎
Shinichi Kitano
紳一 北野
Takahiro Mizoguchi
高宏 溝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP36042899A priority Critical patent/JP2001170571A/ja
Publication of JP2001170571A publication Critical patent/JP2001170571A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sorting Of Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉粒体群を他物との接触による外乱等を受け
ない安定した状態で円滑に流下案内させながら、適切な
検査を行うことができる粉粒体検査装置を提供すること
にある。 【解決手段】 流下案内手段Hが、粉粒体群kをエア浮
上させた状態で流下案内し、エア浮上した状態で流下案
内されている粉粒体群kに対して不良物の有無を検出し
て、不良物と正常物とに分離して選別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉粒体群を流下経
路に沿って流下案内する流下案内手段と、前記流下案内
手段にて流下案内される前記粉粒体群における不良物の
有無を検出して、その不良物と正常物とを分離して選別
する選別手段とが設けられている粉粒体検査装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記粉粒体検査装置では、流下案内手段
としての載置案内式のシュータによって、粉粒体群を載
置しながら、流下案内させるように構成されていた(例
えば特開平11‐90345号公報、特開平2‐219
80号公報参照)。ちなみに、上記シュータは、粉粒体
群を一層状態で且つ横幅方向に広がった状態で流動させ
るように、広幅の板状体を用いて構成される場合や、粉
粒体群を一層状態で且つ一列状態で流動させるように、
樋状体を用いて構成される場合等がある。又、選別手段
としては、例えば上記の如く粉粒体群を一層状態で且つ
横幅方向に広がった状態で流動させる場合には、板状体
の下端部よりも流下方向下手側に、蛍光灯等にて照明さ
れた広幅状態の粉粒体群からの反射光及び透過光を受光
するCCDラインセンサや、そのCCDラインセンサに
て検出された不良物に対してエアーを吹き付けて正常物
と異なる経路に分離させるための複数の噴出ノズル等を
設置して構成され(特開平11‐90345号公報参
照)、一方、例えば粉粒体群を一層状態で且つ一列状態
で流動させる場合には、各樋状体の下端部よりも流下方
向下手側に、蛍光灯等にて照明された各列の粉粒体群か
らの反射光を受光する受光センサと、その受光センサに
て検出された不良物に対してエアーを吹き付けて正常物
と異なる経路に分離させるための噴出ノズル等を設置し
て構成される(特開平2‐21980号公報参照)。
【0003】さらに、検査される粉粒体群としては、玄
米や精米等の米粒群、成形加工用の樹脂ペレット等であ
る。そして、米粒群の場合における不良物は、着色米な
どの不良の米粒や石・ガラス等の異物であり、樹脂ペレ
ットの場合における不良物は、ペレット表面に処理過程
で生じた黒色系の焼けや汚染によるコンタミ等が存在す
る樹脂ペレット、検査対象の樹脂ペレットに混入してい
る他の色の樹脂ペレット等である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の粉粒体検査
装置では、載置案内式のシュータに載置された状態で粉
粒体が流下案内されるので、次のような諸々の不具合を
招く虞がある。すなわち、粉粒体がシュータとの接触に
より跳ね上がることがあり、この跳ね上がりにより粉粒
体群の流れが乱れて、不良物検出や分離作動を適切に行
えないトラブルを発生する虞がある。又、粉粒体とシュ
ータとの接触により、粉粒体自体が摩損する虞がある。
そして、例えば粉粒体として玄米を検査する場合には、
粉粒体が摩耗することにより生じる摩耗粉(糠)がシュ
ータに付着して、その付着のためにシュータの滑りが悪
化することがあり、そのために粉粒体を良好に流下させ
ることができないものとなって、所望通りの検査を長期
間に亘って良好に行えない虞もある。ちなみに、粉粒体
としての玄米を検査する場合には、シュータを加熱する
加熱体を設けて、摩耗粉(糠)がシュータに付着し難い
ようにしながら、その摩耗粉(糠)を粉粒体と共に流下
させるようにすることも行われているが、摩耗粉(糠)
の付着を十分抑制し難いものであった。さらに、粉粒体
とシュータとの接触により、長期の使用のうちには、シ
ュータも摩耗することになり、その摩耗のためにシュー
タの滑りが悪化して、上記摩耗粉の付着の場合と同様
に、粉粒体を良好に流下させることができないものとな
って、所望通りの検査を長期間に亘って良好に行いない
虞もある。
【0005】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、上記従来技術の不具合を解消し
て、長期間に亘って良好に検査することができる粉粒体
検査装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1では、前記流下
案内手段が、前記粉粒体群をエア浮上させた状態で流下
案内するように構成されている。従って、粉粒体群がエ
ア浮上した状態で流下案内されるので、つまり、粉粒体
群が他物と接触しない状態で流下案内されるので、粉粒
体が他物と接触して跳ね上がることがなくなり、粉粒体
が摩耗のために損傷することがなくなり、流下案内手段
が摩耗することがなくなるから、長期間に亘って粉粒体
群を良好に流下案内させながら、長期間に亘り不良物の
検出及び分離動作を適正に行うことができるのであり、
もって、長期間に亘って良好に検査することができる粉
粒体検査装置を提供することができる。
【0007】請求項2では、請求項1において、前記流
下案内手段が、前記粉粒体群を一層状態で且つ横幅方向
に広がった状態で流下案内するように構成されている。
従って、粉粒体の群を横幅方向に広がった状態で流下案
内しながら、不良物と正常物との選別処理を行うので、
例えば粉粒体群を一列状に流下案内するものに比べて、
多数の粉粒体を並列的に流下させて効率良く検査するこ
とができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る粉粒体検査装
置の実施形態を、粉粒体群としての樹脂ペレット群を検
査する場合について説明する。図1に全体構成を示すよ
うに、そして、図3に不良検出及び分離処理の動作を示
すように、ペレット群kをエア浮上させた状態で、且
つ、一層状態で横幅方向に広がった状態で流下案内する
流下案内手段Hが設けられている。この流下案内手段H
は、広幅板状でエア浮上式のシュータ1を、水平面に対
して所定角度(例えば60度)傾斜させて設置して、こ
のシュータ1の上部に設けた貯留タンク7からフィーダ
9によって搬送供給されるペレット群kを、シュータ1
の上面に沿う流下経路に沿って、上述の如くエア浮上状
態で、且つ、一層状態で横幅方向に広がった状態で流下
案内するように構成されている。尚、この場合において
一層状態で流下させることを目的としているので、流れ
状態により部分的に二層状態等になっても、一層状態の
概念に含むものである。
【0009】前記エア浮上式のシュータ1について説明
すると、図4に示すように、金属(例えばステンレス)
製の板状の多孔質部材1Aが設けられ、その多孔質部材
1Aは、裏面側から供給されたエアを通過させてペレッ
ト群kが流下している表面から吹き出すための多数の小
孔ka(気孔という)を有している。多孔質部材1Aの
裏面側には、加圧された空気を多孔質部材1Aの裏面側
に供給するための空気室1Bが付設され、その空気室1
Bに、図外のエア供給装置より圧縮空気が供給されてい
るエアタンク15(図1参照)から加圧されたエアが供
給管1Cによって供給されている。尚、上記多孔質部材
1Aは、図4(ロ)に一部断面を拡大して摸式的に示す
ように、例えば金属粉を焼結成型して作成され、その金
属粉の間の隙間によって上記小孔kaが形成される。
【0010】従って、シュータ1によって流下案内され
るペレット群kは、多孔質部材1Aの表面から吹き出す
エアによって多孔質部材1Aの表面から浮いた状態で流
下案内されている。
【0011】貯溜タンク7には、外部から供給されるペ
レットが貯溜され、又、その外部からの検査対象物を1
次選別処理して得られた正常物又は不良物が再選別のた
めに貯溜される。タンク7は下端側ほど先細筒状に形成
され、タンク7からフィーダ9上に落下したペレット群
kのシュータ1への供給量は、フィーダ9の振動振幅を
変化させてペレット群kの搬送速度を変えることにより
調節される。
【0012】ペレット群kがシュータ1の下端部から移
動落下する移動落下経路IK中に検出箇所Jが設定さ
れ、その検出箇所Jを照明する照明手段4として、移動
落下経路IKの前面側(図2において左側)を照明する
前面側ライン状光源4Bと、移動落下経路IKの後面側
(図2において右側)を照明する後面側ライン状光源4
Aとが、蛍光灯にて構成されて設けられている。
【0013】前面側ライン状光源4Bからの照明光が検
出箇所Jのペレット群kの前面側で反射した反射光を受
光する前面側ラインセンサ5Bと、後面側ライン状光源
4Aからの照明光が検出箇所Jのペレット群kの後面側
で反射した反射光を受光する後面側ラインセンサ5Aと
が設けられている。図6に示すように、上記両ラインセ
ンサ5A,5Bは、ペレット群の各ペレットkの大きさ
よりも小さい範囲p(例えばペレットkの大きさの10
分の1程度)を夫々の受光対象範囲とする複数個の受光
素子5aを、直線状の検出箇所Jに対応させてライン状
に並ぶ状態で備えている。具体的には、各ラインセンサ
5A,5Bは、受光素子5aが直線状に並置されたモノ
クロタイプのCCDセンサ部50と、検出箇所Jでのペ
レット群kの像を上記CCDセンサの各受光素子5a上
に結像させる光学系51とから構成されている。
【0014】前面側ラインセンサ5Bの受光方向であっ
て前記検出箇所Jの背部側箇所に、前面側ライン光源4
Bにて照明されて、前面側ライン光源4Bにて照明され
たペレット群kのうちの正常物からの反射光と同一又は
略同一の明るさの光を前面側ラインセンサ5Bに向けて
投射する長尺帯状の前面側反射面hbを備えた前面側反
射板8Bが設置されている。また、後面側ラインセンサ
5Aの受光方向であって前記検出箇所Jの背部側箇所
に、後面側ライン光源4Aにて照明されて、後面側ライ
ン光源4Aにて照明されたペレット群kのうちの正常物
からの反射光と同一又は略同一の明るさの光を後面側ラ
インセンサ5Aに向けて投射する長尺帯状の後面側反射
面haを備えた後面側反射板8Aが設置されている。
【0015】上記前面側反射板8B及び後面側反射板8
Aは、断面L字型で長尺状に形成され、同様な構造によ
って光源支持用のフレーム22に取付けられている。即
ち、断面コの字状で長尺状に形成されたブラケット22
aが光源支持用のフレーム22にネジ止め固定されると
ともに、そのブラケット22aにおけるフレーム22へ
の固定部とは反対側の角部に上記各反射板8A,8Bの
角部を当て付けた状態で,各反射板8A,8Bがブラケ
ット22aにネジ止めされている。
【0016】前面側ライン状光源4B、前面側ラインセ
ンサ5B及び後面側反射板8Aが一方の収納部13Bに
収納され、後面側ライン状光源4A、後面側ラインセン
サ5A及び前面側反射板8Bが他方の収納部13Aに収
納されている。尚、両収納部13A,13Bは側板が共
通の一体の箱体に形成され、両収納部13A,13B夫
々は、検出箇所Jに面する側に板状の透明なガラスから
なる光透過用の窓部14A,14Bを備えている。そし
て、図示しないが、両窓部14A,14Bの表面に長手
方向(図2の紙面垂直方向)に沿ってエアを吹き付け
て、窓表面に付着した塵等を除くための清掃ノズル26
が設けられている(図5参照)。
【0017】前記検出箇所Jから移動落下経路IKの落
下方向下手側に、検出箇所Jでの受光情報に基づいて検
出された不良物g(例えば前記黒色系の焼けやコンタミ
等が存在する樹脂ペレット)に対してエアーを吹き付け
て正常なペレットkの移動方向から分離させるためのエ
アー吹き付け装置6が設けられ、このエアー吹き付け装
置6は、噴射ノズル6aの複数個を、上記移動落下経路
IKの全幅を所定幅で複数個の区画に分割形成した各区
画に対応する状態で並置させ、不良物gが存在する区画
の噴射ノズル6aが作動されるように構成されている。
つまり、ペレット群kがシュータ1の下端部から移動落
下経路IKに沿って前記検出箇所Jとその経路下手側の
分離箇所とに移送されるとともに、その分離箇所に移送
されたペレット群kのうちの正常物と不良物gとを異な
る経路に分離させるためにエアを噴出する複数のエア噴
射ノズル6aが、前記検出箇所Jの長手方向に並べられ
ている。
【0018】そして、噴射ノズル6aからのエアーの吹
き付けを受けずにそのまま進行してくる正常なペレット
kを回収する良品用の受口部2Bと、エアーの吹き付け
を受けて正常なペレットkの流れから横方向に分離した
不良物gを回収する不良物用の受口部3Bとが設けら
れ、良品用の受口部2Bが横幅方向に細長い筒状に形成
され、その良品の受口部2Bの周囲を囲むように、不良
物用の受口部3Bが形成されている。尚、良品用の受口
部2Bにて回収されたペレットk、及び、不良物用の受
口部3Bにて回収された不良物は、再選別等のために、
本検査装置のタンク7又は他の検査装置に搬送される。
【0019】次に、粉粒体検査装置の装置構成について
説明する。図1に示すように、ジャッキボルト式の脚部
F0を備えた底板F1上に立設された縦枠F2,F3,
F4が、横枠F5,F6,F7によって連結されて機枠
が構成されている。表側の縦枠F4の上部斜め部分に、
情報の表示及び入力用の操作卓21が設置され、前記フ
ィーダ9に対する振動発生器9Aが横枠F5上に設置さ
れ、底板F1上には、電源ボックス17とエアタンク1
5とが設置されている。尚、このエアタンク15から、
前記シュータ1の裏面側の空気室1B、前記エアー吹き
付け装置6及び前記清掃ノズル26に対して加圧された
エアが供給されている。又、箱状の前記収納部13A,
13Bが前部側で縦枠F4に、後部側で縦枠F3に夫々
支持され、シュート1が上部側で横枠F6に下部側で収
納部13Bに支持され、制御ボックス16が、横枠F7
上に設置されている。装置上部には、警報用の回転灯1
8が設置され、機枠には、装置外面を覆うカバー12が
取り付けられている。尚、各ユニットの前面側のカバー
12のカバー上部12Aは、上下方向に開閉式に構成さ
れ、そのカバー上部12Aを持ち上げた状態で装置内部
の点検等を行う。
【0020】制御構成を説明すると、図5に示すよう
に、マイクロコンピュータ利用の制御装置10が設けら
れ、この制御装置10に、両ラインセンサ5A,5Bか
らの各画像信号と、前記操作卓21からの操作情報とが
入力されている。一方、制御装置10からは、前記操作
卓21に対する表示用の駆動信号と、前記各ライン状光
源4A,4Bを点灯させる点灯回路19に対する駆動信
号と、前記回転灯18を作動させる駆動信号と、各噴射
ノズル6aへの各エアー供給をオンオフする複数個の電
磁弁11に対する駆動信号と、前記フィーダ用振動発生
器9Aに対する駆動信号と、前記清掃ノズル26に対す
るエアー供給をオンオフする電磁弁26Aに対する駆動
信号とが出力されている。
【0021】そして、上記制御装置10及び前記エアー
吹き付け装置6を利用して、前記流下案内手段Hにて流
下案内されるペレット群kにおける不良物の有無を検出
して、その不良物と正常物とを分離して選別する選別手
段100が構成されている。つまり、制御装置10は、
ペレット群kの前面側及び後面側からの各反射光、並び
に、前面側及び後面側の各反射面ha,hbからの反射
光を受光する各ラインセンサ5A,5Bの受光情報に基
づいて、複数の受光素子5a夫々からの明度情報のいず
れかが適正明度範囲を外れていると不良物の存在を判別
し、その不良物がエアー吹き付け装置6による分離箇所
に達したときに不良物の位置に対応するノズル6aを作
動させて分離するように構成される。
【0022】上記適正明度範囲は、ペレット群kのうち
の正常物を前面側ライン光源5Bにて照明したときの反
射光に対する適正明度範囲ΔE2と、ペレット群kのう
ちの正常物を後面側ライン光源5Aにて照明したときの
反射光に対する適正明度範囲ΔE1として設定される。
そして、制御装置10は、前面側ラインセンサ5Bの受
光情報に基づいて、前面側受光部5a2からの明度が前
面側の反射光について設定された適正明度範囲ΔE2を
外れたか否かの判別を行うとともに、後面側ラインセン
サ5Aの受光情報に基づいて、後面側受光部5a1から
の明度が後面側の反射光について設定された適正明度範
囲ΔE1を外れたか否かの判別を行い、前面側受光部5
a2からの明度がその適正明度範囲ΔE2を外れている
場合及び後面側受光部5a1からの明度がその適正明度
範囲ΔE1を外れている場合のいずれかの場合に不良と
判別する。
【0023】次に、各ラインセンサ5A,5Bの受光出
力における不良物の判別について、具体的に説明する
と、図7に示すように、各受光素子5aの受光量に対応
する出力電圧がペレット群kに対する適正明度範囲ΔE
1,ΔE2内にある場合に正常なペレットの存在を判別
し、適正明度範囲ΔE1,ΔE2を外れた場合にペレッ
トの不良又は異物の存在を判別する。図中、e0は、正
常ペレット粒からの標準的な反射光に対する出力電圧レ
ベルである。そして、受光素子5aの出力電圧が適正明
度範囲ΔE1,ΔE2よりも小さい場合e1,e2に
は、正常なペレット粒よりも反射率が小さい不良のペレ
ット粒(例えば前記黒色系の焼け部分や汚染によるコン
タミ箇所等が表面にあるペレット)等の存在を判別し、
適正明度範囲ΔE1,ΔE2よりも大きい場合e3に
は、正常なペレット粒kよりも反射率が大きい他の色の
樹脂ペレット(例えば明度が大きい白色の樹脂ペレッ
ト)が混入しているような場合におけるその混入ペレッ
ト等の不良物の存在を判別する。
【0024】そして、制御装置10は、両ラインセンサ
5A,5Bの検出位置Jに移送したペレット群kのうち
で、不良物の存在が判別された場合には、検出位置Jか
ら噴射ノズル6aの噴射位置にペレット群kが移送され
るのに要する時間間隔が経過するに伴って、不良のペレ
ット又は異物に対して、その位置に対応する区画の各噴
射ノズル6aからエアーを吹き付けて正常なペレットの
経路から分離させる。
【0025】〔別実施形態〕上記実施形態では、粉粒体
群をエア浮上させた状態で流下案内する流下案内手段H
を、流下経路に沿って配置されて、裏面側から供給され
たエアを通過させて粉粒体群が流下する表面側から吹き
出す多数の小孔kaを備えた多孔質部材1Aと、その多
孔質部材1Aの裏面側に加圧されたエアを供給する空気
室1Bとにて構成したが、流下案内手段Hの構成はこれ
に限るものではない。多孔質部材1Aの代わりに、例え
ば金属板や樹脂板に微細な多数の孔を機械加工等によっ
て形成して板の表面からエアを吹き出すようにしてもよ
い。又、流下経路に沿って配置される多孔質部材1Aの
表面からエアを吹き出して粉粒体を浮上させるのではな
く、例えば流下経路に沿って配置される板部材の表面に
流下方向上手側から下手側に向けて高速で流れる薄い空
気層を形成し、その空気層の上に粉粒群を載せた状態で
流下案内させるようにしてもよい。
【0026】上記実施形態では、流下案内手段Hが、粉
粒体群を一層状態で且つ横幅方向に広がった状態でエア
浮上させて流下案内するように構成したが、これ以外
に、粉粒体群を例えば樋等によって一列状に流下案内し
ながら、樋等の底部側から吹き出すエアによって各列の
粉粒体群をエア浮上させて流下案内するように構成して
もよい。
【0027】上記実施形態では、選別手段100が、流
下している粉粒体の前面側及び後面側夫々からの反射光
の受光情報に基づいて、粉粒体群における不良物の有無
を検出するように構成したが、これ以外に、粉粒体から
の反射光と粉粒体を透過した透過光の受光情報に基づい
て不良物の有無を検出するものでもよい。又、上記実施
形態では、選別手段100が、不良物にエアを吹き付け
て不良物と正常物とを分離するように構成したが、エア
以外に、例えば不良物に板ばねを当てて弾き飛ばして分
離させる手段でもよい。
【0028】上記実施形態では、粉粒体群が樹脂ペレッ
トである場合について例示したが、粉粒体群はこれに限
るものではなく、例えば、精米や玄米等の米粒を検査す
る場合にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】粉粒体検査装置の全体側面図
【図2】同要部側面図
【図3】同要部斜視図
【図4】同要部側面図
【図5】制御構成のブロック図
【図6】ラインセンサの受光状態を示す図
【図7】ラインセンサの出力波形図
【符号の説明】
100 選別手段 H 流下案内手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 溝口 高宏 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 3F079 AB00 BA05 CA41 CB32 CB33 CB35 CC03 DA06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒体群を流下経路に沿って流下案内す
    る流下案内手段と、前記流下案内手段にて流下案内され
    る前記粉粒体群における不良物の有無を検出して、その
    不良物と正常物とを分離して選別する選別手段とが設け
    られている粉粒体検査装置であって、 前記流下案内手段が、前記粉粒体群をエア浮上させた状
    態で流下案内するように構成されている粉粒体検査装
    置。
  2. 【請求項2】 前記流下案内手段が、前記粉粒体群を一
    層状態で且つ横幅方向に広がった状態で流下案内するよ
    うに構成されている請求項1記載の粉粒体検査装置。
JP36042899A 1999-12-20 1999-12-20 粉粒体検査装置 Pending JP2001170571A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36042899A JP2001170571A (ja) 1999-12-20 1999-12-20 粉粒体検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36042899A JP2001170571A (ja) 1999-12-20 1999-12-20 粉粒体検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001170571A true JP2001170571A (ja) 2001-06-26

Family

ID=18469366

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36042899A Pending JP2001170571A (ja) 1999-12-20 1999-12-20 粉粒体検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001170571A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100293582B1 (ko) 곡립색채선별장치
JP5795498B2 (ja) 粒状体選別装置
JP5676369B2 (ja) 粒状体選別装置
JP2010042326A (ja) 光学式穀粒選別装置
JP2006234744A (ja) 粒状体選別装置
KR101389170B1 (ko) 입상체 선별 장치
JPH11267596A (ja) 粒状体検査装置
JP2000097866A (ja) 不良物検出装置及びそれを用いた分離装置
JP2001264256A (ja) 粉粒体検査装置
JPH1190345A (ja) 粒状体の検査装置
JP3685672B2 (ja) 粉粒体検査装置
JP4338284B2 (ja) 粉粒体検査装置
JP3288613B2 (ja) 不良検出装置及び不良物除去装置
JP2001170571A (ja) 粉粒体検査装置
JP2001212523A (ja) 粉粒体検査装置
JPH09225413A (ja) 不良検出装置及び不良物除去装置
JP5232214B2 (ja) 粒状体選別装置
JPH1190346A (ja) 不良検出装置及び不良物除去装置
JP4454086B2 (ja) 粉粒体検査装置
JP2001212525A (ja) 粉粒体検査装置
JPH1190347A (ja) 不良検出装置及び不良物除去装置
JP2000210626A (ja) 不良物検出装置、並びにその調整治具及び調整方法
JP4318364B2 (ja) 粉粒体検査装置
JP2004160401A (ja) 粒状体検査装置
JP3146149B2 (ja) 不良検出装置及び不良物除去装置