JP4454086B2 - 粉粒体検査装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、粉粒体の存在が予定されている検出箇所を照明する照明手段と、前記照明手段によって照明された前記粉粒体の外周における異なる箇所からの反射光を各別に受光して、その受光可能な波長帯域内の受光量の総和に対応する明度情報を各別に出力する複数の受光部と、前記複数の受光部夫々からの明度情報のいずれかが適正明度範囲を外れていると不良であると判別する判別手段とが設けられている粉粒体検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記粉粒体検査装置では、例えば、検査対象となる粉粒体を広幅状態で移送しながら、検出箇所において粉粒体の前面側と後面側(つまり粉粒体の表側と裏側)を蛍光灯等の照明光源にて照明して粉粒体から反射された反射光を、モノクロ式のCCDラインセンサ等を用いて構成される各受光部にて受光して、その各受光部の受光量の総和に対応する各明度情報のいずれかが粉粒体のうちの適正物に対する明度範囲として設定された適正明度範囲を外れていると不良である、すなわち、異物が存在すると判別するようにしていた(例えば特開平9‐113455号公報参照)。尚、上記存在が判別された異物は、検出箇所よりも移送方向下手側箇所において、例えば板ばねにて弾き飛ばしたり、噴出ノズルからエアーを吹き付ける等して、適正物と異なる経路に分離して排除される。そして、従来では、粉粒体の表側と裏側を同じ波長特性の蛍光灯等で照明すると共に同じ波長特性の各受光部を用いるようにして、粉粒体の表側と裏側からの両反射光について同じ波長条件で粉粒体表面の明度を検出するようにしていた。
因みに、検査対象物が玄米や精米等の米粒である場合には、正常な米粒が適正物であって、表面の一部や表面の全周が正常な米粒とは異なる明度となる不良の米粒や石・ガラス等が異物として判別される。又、検査対象物が成形加工用の樹脂ペレットの場合には、表面の全周がその検査対象物の樹脂の本来の色であるものが適正物であり、ペレット表面に処理過程で生じた黒色系の焼けや汚染によるコンタミ等が存在する樹脂ペレット等が異物として判別される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、例えば前記樹脂ペレットにおいては、その製造箇所において青色や赤色等種々の色のものが製造されることから、適正物と色の異なる樹脂ペレットが適正物群の中に混入する場合があり、このような適正物とは異なる色の樹脂ペレットも異物として判別する必要がある。しかしながら、上記従来の粉粒体検査装置では、粉粒体の前面側及び後面側の夫々について同じ波長条件で明度を検出していたので、上記焼けやコンタミ等の適正物と明度が異なる場合が多い不良箇所については、前面側又は後面側の何れかの反射光において明度の違いにより不良の存否を検査できるものの、表面全周が異なった色の樹脂ペレットについては、明度が異なっていれば不良として判別可能であるが、色は異なるが明度に明らかな差異が無い場合には不良として判別できないという不具合がある。
かかる不具合を解消するために、可視光の広い波長帯域の光を含む照明光によって粉粒体を照明するとともに、受光部にカラー式のCCDイメージセンサ等を用いて得られる色情報を含む画像情報に基づいて粉粒体の明度と色を求めて、適正物と異なる明度や色の不良を判別する構成が考えられるが、この構成ではカラー式のCCDイメージセンサ等を用いて、カラー処理を行う必要があるために、装置構成が複雑高価になるという不利がある。
【0004】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、上記従来技術の不具合を解消させるべく、モノクロ式の受光部を用いて装置構成を極力簡素なものにしながらも、新たに色の違いを見るセンサを追加することなく、粉粒体の表面全周の一部に部分的に存在する明度の違う異物に加えて、粉粒体の表面全周が明度が同じで色の違う異物までを適切に検査することができる粉粒体検査装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、広幅状態で移送される粉粒体の前面側と後面側つまり表側と裏側を検査対象箇所とする形式において、上記目的と同様に、モノクロ式の受光部を用いて装置構成を極力簡素なものにしながらも、新たに色の違いを見るセンサを追加することなく、粉粒体の表側や裏側に部分的に存在する明度の違う異物に加えて、粉粒体の表面全周が明度が同じで色の違う異物までを適切に検査することができる粉粒体検査装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1では、前記複数の受光部からの明度情報が適正な色とそれとは異なる色とに対応するように、前記複数の受光部の受光可能な波長帯域を夫々の一部の波長帯域が重なる状態で異ならせる帯域制限手段が設けられ、前記複数の受光部のうちの適正な色に対応する受光部からの明度情報に対して定める前記適正明度範囲が、前記粉粒体のうちの適正な色でかつ適正な明度の粉粒体の明度範囲に対応させて定められ、且つ、前記複数の受光部のうちの適正な色とは異なる色に対応する受光部からの明度情報に対して定める前記適正明度範囲が、前記粉粒体のうちの適正な色でかつ適正な明度の粉粒体の明度範囲に対応させて定められ、
粉粒体の群を検査対象物として、一層状態で且つ横幅方向に広がった状態で移動落下経路に沿って移送する移送手段が設けられ、前記移動落下経路の経路長手方向の途中が、その横幅方向に直線状に延びる前記検出箇所として設定され、前記検出箇所を照明する照明手段が、前記移動落下経路の前面側を照明する前面側照明部と、前記移動落下経路の後面側を照明する後面側照明部とを備えて構成され、前記複数の受光部が、前記粉粒体の前記移動落下経路の前面側と後面側との夫々に対応する箇所からの反射光を受光するように、前記移動落下経路の前面側と後面側とに振り分け配置され、前記移動落下経路の前面側と後面側とに振り分け配置される前面側受光部及び後面側受光部の夫々が、粉粒体の大きさよりも小さい範囲を受光対象範囲とする状態で、前記移動落下経路の横幅方向に複数存在する粉粒体からの反射光を複数の受光部にて分担して受光するように、且つ、前記移動落下経路の横幅方向に複数並べて設けられている。
つまり、粉粒体の存在が予定されている検出箇所を照明する照明手段にて照明された粉粒体の外周における異なる箇所からの反射光が複数の受光部にて各別に受光されるとともに、その複数の受光部の受光可能な波長帯域が帯域制限手段によって異ならせられて、その複数の受光部の受光可能な波長帯域内の受光量の総和に対応する明度情報が異なる色に対応するものとなり、その複数の受光部夫々から各別に出力され且つ異なる色に対応する各明度情報のいずれかが適正明度範囲を外れていると不良であると判別される。
【0006】
従って、粉粒体の外周における異なる箇所からの反射光を受光する複数の受光部の受光可能な波長帯域を異ならせて、粉粒体の外周における異なる箇所毎に異なる色に対応する明度情報を得て、その各明度情報のいずれか1つでも粉粒体の適正物について複数の受光部毎に設定した適正明度範囲から外れていると不良と判別するようにしたので、例えば、粉粒体の表面全周の一部箇所にだけ粉粒体の適正物と明度が異なる不良箇所があるような場合、樹脂ペレットの例で説明すると、適正物である赤色や青色等のペレットの表面に焼けによる黒色箇所やコンタミによる汚染箇所があるような場合に、上記複数の受光部のうちでその不良箇所からの反射光を受光した受光部の明度情報が上記適正明度範囲から外れて、その不良箇所の存在が判別できることになる。
【0007】
又、検査対象の粉粒体と表面全周において色が異なる他の粉粒体等の異物が混入しているような場合に、その異物の外周の異なる箇所からの反射光を異なる波長帯域の条件で受光する複数の受光部の各明度情報のうちの何れかが各受光部の適正明度範囲を外れて、その異物の存在が判別できることになる。つまり、ある波長帯域の受光部では、明度が同じになって検査できない場合でも、他の波長帯域の受光部では明度が異なり検査できることになる。
【0008】
以下、複数の受光部として、赤色の波長帯域の受光部と青色の波長帯域の受光部を設け、適正物である赤色の樹脂ペレットに青色の樹脂ペレットが異物として混入している場合を例に、不良判別について図7に基づいて説明する。尚、この場合に、赤色の樹脂ペレットに対する青色の波長帯域の受光部での適正明度範囲ΔE1は、赤色の樹脂ペレットに対する赤色の波長帯域の受光部での適正明度範囲ΔE2よりも低い明度レベルに設定されている。
図において、直線1は、赤色の樹脂ペレットを青色の波長帯域の受光部で受光したときの受光出力(明度)を表わし、直線2は、青色の樹脂ペレットを赤色の波長帯域の受光部で受光したときの受光出力(明度)を表わし、直線3は、赤色の樹脂ペレットを赤色の波長帯域の受光部で受光したときの受光出力(明度)を表わし、直線4は、青色の樹脂ペレットを青色の波長帯域の受光部で受光したときの受光出力(明度)を表わす。この場合において、赤色の樹脂ペレットの明度がL2、青色の樹脂ペレットの明度がL1であり、青色の波長帯域の受光部では、赤色の樹脂ペレットに対する受光出力と、青色の樹脂ペレットに対する受光出力とが同一の値a(上記適正明度範囲ΔE1内の値)となって不良の判別ができないとしても、赤色の波長帯域の受光部では、赤色の樹脂ペレットに対する受光出力がb(上記適正明度範囲ΔE2内の値)となるのに対して、青色の樹脂ペレットに対する受光出力がcとなって低下して適正明度範囲ΔE2より外れるので、青色の樹脂ペレットが不良物として判別されることになる。
以上述べた如く、請求項1によれば、明度に明らかな差異がある不良のみならず、明度に明らかな差異が無いものの色が異なる不良をも、明度情報を出力するモノクロ式の受光部を用いた簡素な構成で判別できる粉粒体検査装置を得るに至った。
【0010】
又、請求項1によれば、粉粒体の群が検査対象物として一層状態で且つ横幅方向に広がった状態で移動落下経路に沿って移送され、その移動落下経路の経路長手方向の途中に移動落下経路の横幅方向に直線状に延びるように設定される検出箇所が、移動落下経路の前面側から前面側照明部にて照明されるとともに、移動落下経路の後面側から後面側照明部にて照明される。そして、上記直線状の検出箇所において移動落下経路の横幅方向に複数存在する粉粒体の移動落下経路の前面側に対応する箇所からの反射光が、移動落下経路の横幅方向に複数並べられた前面側受光部にて移動落下経路の前面側から受光されるとともに、上記複数存在する粉粒体の移動落下経路の後面側に対応する箇所からの反射光が、移動落下経路の横幅方向に複数並べられた後面側受光部にて移動落下経路の後面側から受光され、異なる色に対応する複数の前面側受光部及び後面側受光部夫々からの明度情報のいずれかが適正明度範囲を外れていると不良であると判別される。
【0011】
従って、粉粒体の群を横幅方向に広がった移動落下経路に沿って移送させながら、移動落下経路の途中において経路横幅方向に直線状に伸びる検出箇所に複数存在する粉粒体の経路前面側と後面側の夫々の側からの反射光を複数の受光部にて分担して受光しながら、経路前面側と後面側とで得られる異なる色に対応する明度情報に基づいて不良判別を行うので、例えば粉粒体の群を移送させずに不良判別を行うには、照明手段や受光部等の装置を可動式に構成する必要があるために装置構成が複雑化するのに比べて、装置を非可動式にして簡素に構成することができ、しかも、多数の粉粒体を並列的に移送して効率良く処理しながら、移送される粉粒体の前面側と後面側との両側において適正物と異なる色の不良の存否を適切に検査することができる。
【0012】
請求項2では、請求項1において、前記帯域制限手段が、前記異なる色に対応する各波長帯域の帯域幅を広幅に設定するように構成されている。
従って、上記異なる色に対応する各波長帯域の帯域幅を狭幅に設定した場合には、検査する粉粒体の色の波長がその狭幅の波長帯域内にあれば検査可能であるが、粉粒体の色の波長がその狭幅の波長帯域を少しでも外れると、検査不能になるのに対して、上記異なる色に対応する各波長帯域の帯域幅を広幅に設定した場合には、例え検査する粉粒体の色の波長が変化しても検査不能になるというような不具合を適切に回避させることができる。
【0013】
請求項3では、請求項1又は2において、前記帯域制限手段が、前記異なる色に対応する各波長帯域の光によって前記粉粒体の外周における異なる箇所を夫々照明する前記照明手段を利用して構成されている。
従って、例えば前記異なる色に対応する各波長帯域に発光波長を合わせた蛍光灯等によって粉粒体の外周における異なる箇所を夫々照明するように照明手段を構成することにより、極力簡素な装置構成を実現することができる。
【0014】
請求項4では、請求項1〜3のいずれか1項において、前記帯域制限手段が、前記粉粒体の外周における異なる箇所からの各反射光を、前記異なる色に対応する各波長帯域の光のみを透過させて前記各受光部に受光させる複数の色フィルタを利用して構成されている。
従って、例えば前記粉粒体の外周における異なる箇所からの反射光を受光部に導く光路中に上記色フィルタを挿入するようにして、極力簡素な装置構成を実現することができる。
【0015】
請求項5では、請求項1〜4のいずれか1項において、前記帯域制限手段が、前記異なる色として2つの色を設定して、その一方の色に対応する波長帯域を赤色の波長帯域に設定し、且つ、他方の色に対応する波長帯域を青色の波長帯域に設定するように構成されている。
従って、赤色と青色という色度位置が比較的大きく離れている2つの色について、粉粒体の外周における異なる箇所からの各明度情報に基づいて不良の検査をするので、色が大きく変化する検査対象の粉粒体に交換して検査するような場合においても、前記帯域制限手段としては同じ状態としながらも、必要に応じて、適正明度範囲を変更設定することで不良の存在を検出することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
以下、本発明に係る粉粒体検査装置の第1実施形態を、樹脂ペレットを検査対象の粉粒体として、そのペレットの群(以下、ペレット群という)を移送させながら、不良物の検出及び分離処理を行う場合について図面に基づいて説明する。
【0017】
図1〜図3(尚、図3は、不良物検出及び分離処理の動作説明図である。)に示すように、広幅の板状のシュータ1が、水平面に対して所定角度(例えば60度)に傾斜されて設置され、このシュータ1の上部側に設けた貯溜タンク7からフィーダ9によって搬送・供給されたペレット群kが、シュータ1の上面を一層状態で横方向に広がった状態で流下案内されて移送されている。尚、上記シュータ1は、幅方向全幅に亘って平坦な案内面に形成された平面シュータであり、又、一層状態で移送させることを目的としているので、流れ状態により部分的に粒が重なって2層状態等になっても、一層状態の概念に含まれる。
【0018】
貯溜タンク7には、外部から供給されるペレットが貯溜され、又、その外部からの検査対象物を1次選別処理して得られた適正物又は不良物が再選別のために貯溜される。タンク7は下端側ほど先細筒状に形成され、タンク7からフィーダ9上に落下したペレット群kのシュータ1への供給量は、フィーダ9の振動振幅を変化させてペレット群kの搬送速度を変えることにより調節される。
【0019】
ペレット群kがシュータ1の下端部から移動落下する移動落下経路IK中に、ペレット群kの存在が予定されている検出箇所Jが設定されている。つまり、ペレット群kを検査対象物として、一層状態で且つ横幅方向に広がった状態で上記移動落下経路IKに沿って移送する移送手段Hが、上記シュータ1を利用して構成され、さらに、上記移動落下経路IKの経路長手方向の途中が、その横幅方向に延びる前記検出箇所Jとして設定されている。
【0020】
上記検出箇所Jを照明する照明手段4が、移動落下経路IKの前面側(図2において左側)を照明する前面側照明部としての前面側ライン状光源4Bと、移動落下経路IKの後面側(図2において右側)を照明する後面側照明部としての後面側ライン状光源4Aとを備えて構成されている。
各ライン状光源4A,4Bは、異なる色の光を発光するように構成されている。具体的には、前面側ライン状光源4Bが、赤色(電球色ともいう)の光を発光する赤色蛍光灯にて構成され、後面側ライン状光源4Aが、青色の光を発光する青色蛍光灯にて構成されている。尚、図6(イ)に、各ライン状光源4A,4Bの発光波長特性の概略図を示す。
【0021】
上記前面側ライン状光源4Bからの照明光が上記検出箇所Jのペレット群kの前面側で反射した反射光を受光する前面側ラインセンサ5Bと、後面側ライン状光源4Aからの照明光が上記検出箇所Jのペレット群kの後面側で反射した反射光を受光する後面側ラインセンサ5Aとが設けられている。
尚、各ライン状光源4A,4Bは、各ラインセンサ5A,5Bの受光方向に対して傾いた複数の方向からペレット群kを照明するように、検出箇所Jを斜め下方から照明する下側光源と、検出箇所Jを斜め上方から照明する上側光源とを備えている。そして、このように検出箇所Jを照明光の照明角度を変えて異なる方向から照明して、ペレットkが正常な検出箇所Jから横方向にずれた場合でも、極力均一な状態で良好に照明できるようにしている。
【0022】
図5に示すように、上記両ラインセンサ5A,5Bは、ペレット群の各ペレットkの大きさよりも小さい範囲p(例えばペレットkの大きさの10分の1程度)を夫々の受光対象範囲とする複数個の受光素子5aを、直線状の検出箇所Jに対応させてライン状に並ぶ状態で備えている。具体的には、各ラインセンサ5A,5Bは、受光素子5aが直線状に並置されたモノクロタイプのCCDセンサ部50と、検出箇所Jでのペレット群kの像を上記CCDセンサの各受光素子5a上に結像させる光学系51とから構成され、例えば図3において検出箇所Jの右端側から左端側に向けて、各受光素子5aから各受光情報が順次取り出されるように構成されている。
【0023】
そして、前記各ライン状光源4A,4Bによって照明されたペレットkの外周における異なる箇所からの反射光を各別に受光して、その受光可能な波長帯域内の受光量の総和に対応する明度情報を各別に出力する複数の受光部5a1,5a2が、前記各ラインセンサ5A,5Bに備えた受光素子5aにて構成されて、ペレットkの前記移動落下経路IKの前面側と後面側との夫々に対応する箇所からの反射光を受光するように、前記移動落下経路IKの前面側と後面側とに振り分け配置されるとともに、移動落下経路IKの前面側と後面側とに振り分け配置される前面側受光部5a2(前面側ラインセンサ5Bに備えた受光素子5a)及び後面側受光部5a1(後面側ラインセンサ5Aに備えた受光素子5a)の夫々が、前記移動落下経路IKの横幅方向に複数存在するペレットkからの反射光を複数の受光部5a1,5a2にて分担して受光するように、前記移動落下経路IKの横幅方向に複数並べて設けられている。したがって、この実施形態では、ペレットkの移動落下経路IKの前面側箇所及び後面側箇所が、上記ペレットkの外周における異なる箇所に相当する。
【0024】
さらに、前記複数の受光部5a1,5a2からの明度情報が異なる色に対応するように、前記複数の受光部5a1,5a2の受光可能な波長帯域を異ならせる帯域制限手段101が設けられ、この帯域制限手段101が、前記異なる色として2つの色を設定して、その一方の色に対応する波長帯域を赤色の波長帯域に設定し、且つ、他方の色に対応する波長帯域を青色の波長帯域に設定するとともに、前記異なる色に対応する各波長帯域の帯域幅を広幅に設定するように構成されている。
【0025】
具体的には、帯域制限手段101が、前記異なる色(赤色と青色)に対応する各波長帯域の光によって前記ペレットkの外周における異なる箇所(移動落下経路IKの前面側箇所及び後面側箇所)を夫々照明する前面側ライン状光源4B及び後面側ライン状光源4Bを利用して構成されている。そして、この赤色と青色に対応する各波長帯域の帯域幅が広幅に設定されている(図6(イ)参照)。
つまり、図6(ロ)及び(ハ)に示すように、前記各受光部5a1,5a2は、可視光の波長範囲の全域において感度を有しているので、赤色の前面側ライン状光源4Bにて照明されたペレットkの前面側箇所からの反射光について前面側受光部5a2の受光可能な波長帯域K2は、受光部5a2の波長感度特性と赤色ライン状光源4Bの発光波長特性とを合わせた赤色に対応する波長帯域になり、同様に、青色の後面側ライン状光源4Aにて照明されたペレットkの後面側箇所からの反射光について後面側受光部5a1の受光可能な波長帯域K1は、青色に対応する波長帯域になる。
【0026】
前面側ラインセンサ5Bの受光方向であって前記検出箇所Jの背部側箇所に、前面側ライン光源4Bにて照明されたペレット群kのうちの適正物からの反射光と同一又は略同一の明るさの光を前面側ラインセンサ5Bに向けて反射するように、前面側ライン光源4Bにて照明される長尺帯状の前面側反射面hbを備えた前面側反射板8Bが設置され、また、後面側ラインセンサ5Aの受光方向であって前記検出箇所Jの背部側箇所に、後面側ライン光源4Aにて照明されたペレット群kのうちの適正物からの反射光と同一又は略同一の明るさの光を後面側ラインセンサ5Aに向けて反射するように、後面側ライン光源4Aにて照明される長尺帯状の後面側反射面haを備えた後面側反射板8Aが設置されている。
【0027】
上記前面側反射板8B及び後面側反射板8Aは、断面L字型で長尺状に形成され、同様な構造によって光源支持用のフレーム22に取付けられている。即ち、断面コの字状で長尺状に形成されたブラケット22aが光源支持用のフレーム22にネジ止め固定されるとともに、そのブラケット22aにおけるフレーム22への固定部とは反対側の角部に上記各反射板8A,8Bの角部を当て付けた状態で,各反射板8A,8Bがブラケット22aにネジ止めされている。
【0028】
前面側ライン状光源4B、前面側ラインセンサ5B及び後面側反射板8Aが一方の収納部13Bに収納され、後面側ライン状光源4A、後面側ラインセンサ5A及び前面側反射板8Bが他方の収納部13Aに収納されている。尚、両収納部13A,13Bは側板が共通の一体の箱体に形成され、両収納部13A,13B夫々は、検出箇所Jに面する側に板状の透明なガラスからなる光透過用の窓部14A,14Bを備えている。そして、図示しないが、両窓部14A,14Bの表面に長手方向(図2の紙面垂直方向)に沿ってエアを吹き付けて、窓表面に付着した塵等を除くための清掃ノズル26が設けられている(図4参照)。
【0029】
前記検出箇所Jから移動落下経路IKの落下方向下手側に、検出箇所Jでの受光情報に基づいて不良と判定された不良物g(例えば、樹脂処理過程で焼けて着色したペレットや、色の違うペレット等)に対してエアーを吹き付けて正常なペレットkの移動方向から分離させるためのエアー吹き付け装置6が設けられ、このエアー吹き付け装置6は、噴射ノズル6aの複数個を、上記移動落下経路IKの全幅を所定幅で複数個の区画に分割形成した各区画に対応する状態で並置させ、不良物gが存在する区画の噴射ノズル6aが作動されるように構成されている。つまり、ペレット群kがシュータ1の下端部から移動落下経路IKに沿って前記検出箇所Jとその経路下手側の分離箇所とに移送されるとともに、その分離箇所に移送されたペレット群kのうちの適正物と不良物gとを異なる経路に分離させるためにエアを噴出する複数のエア噴射ノズル6aが、前記検出箇所Jの長手方向に並べられている。
【0030】
そして、噴射ノズル6aからのエアーの吹き付けを受けずにそのまま進行してくる正常なペレットkを回収する良品用の受口部2Bと、エアーの吹き付けを受けて正常なペレットkの流れから横方向に分離した不良物gを回収する不良物用の受口部3Bとが設けられ、良品用の受口部2Bが横幅方向に細長い筒状に形成され、その良品の受口部2Bの周囲を囲むように、不良物用の受口部3Bが形成されている。尚、良品用の受口部2Bにて回収されたペレットk、及び、不良物用の受口部3Bにて回収された不良物は、再選別等のために、本検査装置のタンク7又は他の検査装置に搬送される。
【0031】
次に、粉粒体検査装置の装置構成について説明する。
図1に示すように、ジャッキボルト式の脚部F0を備えた底板F1上に立設された縦枠F2,F3,F4が、横枠F5,F6,F7によって連結されて機枠が構成されている。表側の縦枠F4の上部斜め部分に、情報の表示及び入力用の操作卓21が設置され、前記フィーダ9に対する振動発生器9Aが横枠F5上に設置され、底板F1上には、電源ボックス17と、前記エアー吹き付け装置6及び前記清掃ノズル26に対してエアを供給するためのエアタンク15とが設置されている。又、箱状の前記収納部13A,13Bが前部側で縦枠F4に、後部側で縦枠F3に夫々支持され、シュート1が上部側で横枠F6に下部側で収納部13Bに支持され、制御ボックス16が、横枠F7上に設置されている。装置上部には、警報用の回転灯18(「パトライト」という)が設置され、機枠には、装置外面を覆うカバー12が取り付けられている。尚、各ユニットの前面側のカバー12のカバー上部12Aは、上下方向に開閉式に構成され、そのカバー上部12Aを持ち上げた状態で装置内部の点検等を行う。
【0032】
粉粒体検査装置は、実際には、図8に示すように、4台の検査装置(ユニット)SU1,SU2,SU3,SU4を横方向に並べて検査システムに構成され、そのうちの1台SU1に設置した前記操作卓21によって、全ユニットについての運転操作を行うように構成されている。
【0033】
前記表示卓21には、図9に示すように、タッチパネルに構成した表示パネル21aと、装置の電源を入り切りする主電源スイッチ21bと、フィーダスイッチ21cと、排除スイッチ21dとが設けられている。ここで、フィーダスイッチ21cを入り操作すると、全ユニットのフィーダ9が一括して作動し、排除スイッチ21dを入り操作すると、全ユニットのエアー吹き付け装置6が一括して排除作動する。又、各ユニットには、作動中の情報等を表示するためのLEDパネル20と、各エアタンク15から供給されるエアーの圧力を示す圧力計32とが設けられている。
【0034】
制御構成を説明すると、図4に示すように、マイクロコンピュータ利用の制御装置10が設けられ、この制御装置10に、両ラインセンサ5A,5Bからの各画像信号と、前記操作卓21からの操作情報とが入力されている。一方、制御装置10からは、前記操作卓21及び各LEDパネル20に対する表示用の各駆動信号と、前記各ライン状光源4A,4Bを点灯させる点灯回路19に対する駆動信号と、前記回転灯18を作動させる駆動信号と、各噴射ノズル6aへの各エアー供給をオンオフする複数個の電磁弁11に対する駆動信号と、前記フィーダ用振動発生器9Aに対する駆動信号と、前記清掃ノズル26に対するエアー供給をオンオフする電磁弁26Aに対する駆動信号とが出力されている。
【0035】
そして、上記制御装置10を利用して、前記複数の受光部5a1,5a2夫々からの明度情報のいずれかが適正明度範囲を外れていると不良であると判別する判別手段100が構成されている。具体的には、この判別手段100は、前面側ラインセンサ5Bの受光情報に基づいて、前面側受光部5a2からの明度が前面側の反射光について設定された適正明度範囲ΔE2を外れたか否かの判別を行うとともに、後面側ラインセンサ5Aの受光情報に基づいて、後面側受光部5a1からの明度が後面側の反射光について設定された適正明度範囲ΔE1を外れたか否かの判別を行い、前面側受光部5a2からの明度がその適正明度範囲ΔE2を外れている場合及び後面側受光部5a1からの明度がその適正明度範囲ΔE1を外れている場合のいずれかの場合に不良と判別する。
【0036】
上記不良の判別について説明すると、例えば、樹脂ペレットkの外周の一部箇所にだけ適正物と明度が異なる不良箇所があるような場合、具体的には、樹脂ペレットkの表面に樹脂処理の過程において生じた焼けによる黒色箇所やコンタミによる汚染箇所があるような場合に、その不良箇所からの反射光を受光した前面側受光部5a2及び後面側受光部5a1の明度情報が、適正物からの反射光について各受光部5a1,5a2毎に設定した適正明度範囲ΔE1,ΔE2から外れて、その不良箇所の存在が判別できることになる。
【0037】
又、検査対象の樹脂ペレットkと色が異なる他の樹脂ペレットが混入しているような場合に、その異なる色の樹脂ペレットの外周からの反射光を受光する前面側受光部5a2及び後面側受光部5a1の各明度情報のうちの何れかが前記適正明度範囲ΔE1,ΔE2を外れて、その異物の存在が判別できることになる。つまり、前面側受光部5a2及び後面側受光部5a1のうちの一方では、検査対象の樹脂ペレットkと混入した異なる色の樹脂ペレットの明度が同じになって検査できない場合でも、他方の受光部5a1,5a2では、明度が異なり検査できることになる。
【0038】
以下、図7に基づいて、適正物である赤色の樹脂ペレットkに青色の樹脂ペレットが混入している場合を例にして、不良判別について説明する。尚、この場合に、赤色の樹脂ペレットkに対する青色の波長帯域の後面側受光部5a1での適正明度範囲ΔE1は、赤色の樹脂ペレットkに対する赤色の波長帯域の前面側受光部5a2での適正明度範囲ΔE2よりも低い明度レベルに設定されている。
図7において、直線1は、赤色の樹脂ペレットkを青色の波長帯域の後面側受光部5a1で受光したときの受光出力(明度)を表わし、直線2は、青色の樹脂ペレットを赤色の波長帯域の前面側受光部5a2で受光したときの受光出力(明度)を表わし、直線3は、赤色の樹脂ペレットkを赤色の波長帯域の前面側受光部5a2で受光したときの受光出力(明度)を表わし、直線4は、青色の樹脂ペレットを青色の波長帯域の後面側受光部5a1で受光したときの受光出力(明度)を表わす。この場合において、赤色の樹脂ペレットkの明度がL2、青色の樹脂ペレットの明度がL1であって、青色の波長帯域の後面側受光部5a1では、赤色の樹脂ペレットkに対する受光出力と、青色の樹脂ペレットに対する受光出力とが同一の値a(上記適正明度範囲ΔE1内の値)となって不良の判別ができないとしても、赤色の波長帯域の前面側受光部5a2では、赤色の樹脂ペレットkに対する受光出力がb(上記適正明度範囲ΔE2内の値)となるのに対して、青色の樹脂ペレットに対する受光出力がcとなって低下して適正明度範囲ΔE2より外れるので、青色の樹脂ペレットが不良物として判別されることになる。
【0039】
次に、前記適正明度範囲ΔE1,ΔE2を設定するための補正処理について説明する。
照明光源5A,5Bからの照明光量が十分に安定した状態で、検査対象となるペレット群kの適正物と同一の樹脂からなる長尺状の樹脂板を前記検出箇所Jに位置させて(図10参照)、各ラインセンサ5A,5Bが受光する受光量を基準受光量として求める。つまり、図11に示すように、後面側ラインセンサ5Aの各受光素子5a毎に基準受光量Si1(i=0〜〔受光素子の数−1〕)を記憶するとともに、前面側ラインセンサ5Bの各受光素子5a毎に基準受光量Si2(i=0〜〔受光素子の数−1〕)を記憶し、同時に、各基準受光量Si1,Si2についての平均値Sm1,Sm2を求める(この処理を「リファレンスデータ作成」と呼ぶ)。
【0040】
又、各照明光源5A,5Bからの照明光量の変動を検出する。前面側照明光源5Bの場合について具体的に説明すると、照明光量が十分に安定した状態で、図12に示すように、前面側反射面hbからの反射光を受光する前面側ラインセンサ5Bの各受光素子5a毎に、出力電圧r2〔i〕(i=0〜〔受光素子の数−1〕)を基準の照明光量値として計測し、その全受光素子についての平均値rm2を求めておく(この処理を「照明光補正データ作成」と呼ぶ)。一方、実際の検査を行うときの最新の時点で、上記前面側反射面hbからの反射光を受光する前面側ラインセンサ5Bの各受光素子5aの出力電圧r2' 〔i〕を計測し、その全受光素子についての平均値rm2' を求め、最初に求めた基準の照明光量値の平均値rm2と最新の照明光量値の平均値rm2' との比(rm2' /rm2)を照明光量の変化率とする。そして、後面側照明光源5Aについても、上記と同様な方法で照明光量の変化率(rm1' /rm1)を検出する。
【0041】
尚、上記照明光量の安定状態を得るために、出荷調整時等において、点灯後充分な時間が経過してから上記調整や基準光量の測定等を行う。又、実際の検査運転時には、清掃動作を行う時間間隔を設定して(例えば30分)検査を行い、その清掃間隔の時間が経過すると、前記清掃ノズル26にて窓部14A,14Bが清掃されるので、その清掃後に、前記照明光量の測定を行う。
【0042】
そして、各ラインセンサの出力電圧jについて、前記基準受光量の平均値Sm1,Sm2に対する各受光部5aの基準受光量Si1,Si2の偏差を打ち消すために、基準受光量の平均値Sm1,Sm2と各受光素子5aの基準受光量Si1,Si2の比を掛け、さらに、照明光量の変動の影響を打ち消すために、前記照明光量の変化率(rm1' /rm1)(rm2' /rm2)で割るように、下式に基づいて補正処理して、前面側ラインセンサ5Bの補正後の出力電圧j2(センサ補正出力)、及び後面側ラインセンサ5Aの補正後の出力電圧j1(センサ補正出力)を得る。
【0043】
【数1】
前面側センサ補正出力j2=j×(Sm2/Si2)×(rm2/rm2' )
面側センサ補正出力j1=j×(Sm1/Si1)×(rm1/rm1' )
【0044】
次に、上記各センサ補正出力j1,j2についての感度補正処理を行う。因みに、出荷時においては、感度値を標準値(100)に設定する。
実際の検査運転時においては、下式に示すように、感度値を100より大に (例えば、110)に設定すると、基準受光量の平均値Sm1,Sm2からの各センサ補正出力j1,j2の偏差(j1−Sm1),(j2−Sm2)が大きくなるように検出受光量が増加補正され、逆に、感度値を100より小に(例えば、90)に設定すると、上記偏差(j1−Sm1),(j2−Sm2)が小さくなるように検出受光量が減少補正された各感度補正出力jk1,jk2' が得られる。
【0045】
【数2】
前面側センサ感度補正出力jk2=(感度値/100)×(j2−Sm2)+(Sm2)
後面側センサ感度補正出力jk1=(感度値/100)×(j1−Sm1)+(Sm1)
【0046】
つまり、感度値を100より大きくして上記受光量を増加させると、増加補正された受光量に対応する明度が前記適正明度範囲ΔE1,ΔE2から外れ易くなって不良判別の感度が高くなり、一方、感度値を100より小さくして上記受光量を減少させると、減少補正された受光量に対応する明度が前記適正明度範囲ΔE1,ΔE2から外れ難くなって不良判別の感度が低くなるようにして感度が補正される。
【0047】
次に、前記適正明度範囲ΔE1,ΔE2の設定について具体的に説明すると、前記操作卓21に備えた表示パネル21aを用いて、各ユニットSU1〜SU4を順番に選択して上記適正明度範囲ΔE1,ΔE2の設定操作を行う。
先ず、前記主電源スイッチ21bを入り操作すると、操作パネル21aが図13に示す初期画面になり、この初期画面には、4つのユニット番号表示60の下に、各ユニットSU1,2,3,4の処理速度の設定値61、フィーダ9の流量の設定値62、及び前記感度の設定値63についての現在の状態が示されている。ここで、3つのユニットSU1,2,3は、外部からの検査対象物について、高速の処理速度で一次選別を行い、その3つのユニットSU1,2,3による一次選別後の不良物について、良品を2次選別する処理をユニットSU4で低速の処理速度で行うように設定されている。又、画面下部に、光源の使用累積時間の表示箇所65と、現在の運転モードの表示箇所66(図では、「樹脂A」を表示している)が設けられている。尚、排除率の表示箇所64には、実際に排除動作が行われているときに、その頻度がバーグラフ表示される。
【0048】
そして、初期画面の右下の設定変更キー67に指等を触れると、図14に示す設定変更画面に切り換わり、この設定変更画面には、運転モードの切換設定キー70、前記フィーダ9の流量設定用のフィーダキー71、フィーダ/排除のON/OFFキー72、時刻調整用の時計キー73、前記感度の設定キー74、光源安定時間の設定キー75、清掃間隔の設定キー76、及び手動排除キー77が設けられ、画面左下には、元の初期画面に戻すためのモニタ画面キー78が設けられている。ここで、運転モードキー70に触れると、図15に示す運転設定画面に切り換わる。
【0049】
運転モード設定画面には、現在の運転モード(図では、「樹脂A」モードを例示している)を示す現在モード表示部80と、変更する運転モードを示す変更モード表示部81とが設けられ、この変更モード表示部81の左右両側は設けたアップダウンキー式の表示変更81a,81bを操作して、変更モード表示部81を目的の運転モードの表示(図では、「樹脂B」を例示している)を切り換えてから、画面右下の設定キー83に触れると、変更モード表示部81に表示された運転モードに切り換わる。尚、画面左下のメニューキー82に触れると、元の設定変更画面に戻る。
【0050】
又、前記設定変更画面(図14)で、感度の設定キー74に触れると、図16に示す感度値設定画面に切り換わる。図では、4つのユニットの感度値を標準の感度値(100)に設定している。尚、この感度値設定画面には、各ユニットの番号を表示し且つタッチパネルに構成されたユニット表示部34と、各ユニットの感度値を表示する感度表示部35と、その感度値を増減させる感度値増減キー36とが設けられている。そして、ユニット表示部34に指等を触れて感度値設定するユニットを選択すると、表示がポジからネガに反転して選択されたことが示され、その状態で、感度表示部35にて感度値を確認しながら感度値増減キー36を操作して感度値を変更設定する。尚、画面左下には、前記メニューキー82が設けられ、画面右下には、識別レベルキー84が設けられている。
【0051】
そして、上記識別レベルキー84に触れると、図17に示す識別レベル設定画面に切り換わる。この識別レベル設定画面の上側には、ユニット番号を表示し且つタッチパネルに構成されたユニット表示部37と、現在の運転モードの表示部45(図では、「樹脂A」を表示している)と、前面側と後面側とを切り換える選択スイッチ46が設けられている。画面中央には、受光データの度数分布(ヒストグラム)hgや、適正明度範囲の上限値を示す上限値マーク49a及び下限値を示す下限値マーク48aを表示するグラフィック表示部47とが設けられている。画面の下側には、フィーダ用のONキー38aとOFFキー38bと、計測キー44と、設定キー39と、上限値表示部49a及び下限値表示部48aを移動操作する移動キー48,49が設けられている。
【0052】
そして、ユニット表示部37にて1つのユニットを選択し、フィーダ用のONキー38aとOFFキー38bをON/OFF操作して、所定時間に所定量のペレット群kを流下させながら、計測キー44を押して計測状態を選択して、各反射光での受光情報のデータ群を得る。そして、この受光データについて、前述のセンサ補正出力処理と、標準感度値(100)での感度補正出力処理がなされ、その補正後の各反射光での各受光データについて、暗側から明側に亘る各受光量に対する度数分布hgが求められる。
次に、選択スイッチ46にて前面側と後面側とを順次選択して、夫々において、横軸が各受光量で縦軸が各受光量に対する度数を表す上記度数分布hgを、グラフィック表示部47に表示させ、その表示画面上で、前記上限値マーク(縦線)と下限値マーク(縦線)を移動キー48,49にて明側又は暗側に移動させて、度数分布に対する各マークの位置を適切な位置に調整してから、設定キー44を押すと、その各マークの位置に対応して、前記適正明度範囲ΔE1,ΔE2の上限値と下限値とが設定される。つまり、上限値マーク49aと下限値マーク48aとの間の範囲として、前記適正明度範囲ΔE1,ΔE2が夫々定まる。
【0053】
次に、上記設定した適正明度範囲ΔE1,ΔE2に基づいて、図18に示すように、実際の不良検出処理時の判別用データをルックアップテーブルとして記憶するメモリLUT(前面側用及び後面側用のLUT)が、下記のようにして作成される。尚、この各メモリLUTは、運転モードで指定された樹脂Aについて作成されるが、運転モードを樹脂Bに切り換えた場合には、同様に、樹脂Bについて作成される。
(1)位置データi(i=0〜〔受光素子の数−1〕)で表した各受光素子5a毎に、下式のように、各ラインセンサ5A,5Bの出力電圧jを、とり得る全ての値(例えば、8ビットの信号とすると、256レベル)の範囲で変化させながら、各値jに、前述の基準受光量の平均値Sm1,Sm2と各受光素子5aの基準受光量Si1,Si2の比を掛けるとともに、前記照明光量の変化率(rm1' /rm1)(rm2' /rm2)で割って各出力電圧jの補正値を求め、その値が前記適正明度範囲ΔE1,ΔE2内であれば、メモリLUTの該当番地(i,j)に判定出力として「0」を記憶させ、適正明度範囲ΔE1,ΔE2を外れていれば、メモリLUTの該当番地(i,j)に判定出力として「1」を記憶させる。尚、実際の運転時には、照明光量が最初のものと異なるので、各検査運転時毎に、照明光量の変化率(rm1' /rm1)(rm2' /rm2)のデータを求め、それに応じて、上記メモリLUTのデータを書き換えて使用する。
【0054】
【数3】
前面側センサ出力jの補正値=j×(Sm2/Si2)×(rm2/rm2' )
後面側センサ出力jの補正値=j×(Sm1/Si1)×(rm1/rm1' )
【0055】
(2)そして、上記作成したメモリLUTに対して、各ラインセンサ5A,5Bの受光素子5aの位置データi(i=0〜〔受光素子の数−1〕)と、その位置iでの各受光素子5aの出力電圧jとを入力すると、その各受光素子5aについて、正常な米粒のときは判定出力「0」が、不良物のときは判定出力「1」が夫々出力される。
【0056】
次に、各ラインセンサ5A,5Bの受光出力における不良物の判別について、具体的に説明すると、図19及び図20(図19は、前面側ラインセンサ5Bにおける出力であり、図20は、後面側ラインセンサ5Aにおける出力である)に示すように、各受光素子5aの受光量に対応する補正後の出力電圧がペレット群kに対する適正明度範囲ΔE1,ΔE2内にある場合に正常なペレットの存在を判別し、設定明度範囲ΔE1,ΔE2を外れた場合にペレットの不良又は異物の存在を判別する。図中、e0は、正常ペレット粒からの標準的な反射光に対する出力電圧レベルである。
そして、受光素子5aの出力電圧が適正明度範囲ΔE1,ΔE2よりも小さい場合e1,e2には、正常なペレット粒よりも反射率が小さい不良のペレット粒(例えば、焼け部分)や異なる色の樹脂ペレット等の存在を判別し、適正明度範囲ΔE1,ΔE2よりも大きい場合e3には、正常なペレット粒kよりも反射率が大きい異なる色の樹脂ペレット(例えば、明度が大きい白色の樹脂ペレット)等の異物の存在を判別する。
【0057】
そして、前記制御装置10は、前記両ラインセンサ5A,5Bの検出位置Jに移送したペレット群kのうちで、不良物の存在が判別された場合には、前記検出位置Jから前記噴射ノズル6aの噴射位置にペレット群kが移送されるのに要する時間間隔が経過するに伴って、不良のペレット又は異物に対して、その位置に対応する区画の各噴射ノズル6aからエアーを吹き付けて正常なペレットの経路から分離させる。
【0058】
次に、図21及び図22に示すフローチャートに基づいて、不良物の検出及び排除のための分離動作について説明する。
出荷調整時(図21)には、装置の電源をオンした後、照明光量が十分に安定したことを確認してから、各検査対象物(樹脂ペレット)について、以下の各処理を行う。先ず、前記「リファレンスデータ作成」を行い、さらに、最初の「照明光補正データ作成」の各処理を行う。次に、所定量の受光データの収集して、それについてセンサ出力補正と感度補正(但し、標準の感度値)を行い、受光量に対する度数分布を表示する。そして、表示画面上で適正明度範囲ΔE1,ΔE2に対する各上限値及び下限値の設定(「しきい値設定」)を行い、この適正明度範囲ΔE1,ΔE2に基づいてメモリLUTの作成する。最後に、検出箇所Jで不良物が判別された後、エアー吹き付け装置6の各ノズルを作動させるまでの時間間隔の設定・調整を行う。
【0059】
通常の検査運転時(図22)には、先ず、装置の電源をオンしてから、検査対象物に応じて、前記運転モードや、感度値等の各種の設定を行い、そして、設定された時間のウオームアップ運転をしてから、そのときの最新の「照明光補正データ作成」を行って照明光量の変化率のデータを算出し、その照明光量の変化率のデータと、前記適正明度範囲ΔE1,ΔE2とを使って、メモリ内のデータを書き換えてメモリLUTを作成する。
そして、上記修正後のメモリLUTを用いて、シュート1にペレット群kを供給して検査を開始する。そして、設定清掃間隔(例えば30分)経過すると、ペレット群kの供給を止めて検査を停止し、前記窓部14A,14Bの清掃を行うとともに、清掃後の「照明光補正データ作成」を行って照明光量の変化率のデータを算出し、上記と同様に、メモリ内のデータを書き換えて、メモリLUTを作成する。そして、以後は、この修正後のメモリLUTを用いて、再びシュート1にペレット群kを供給して検査を開始する。
【0060】
〔第2実施形態〕
以下、粉粒体検査装置の第2実施形態について説明する。
この第2実施形態では、前記帯域制限手段101の構成が異なる点を除いて、第1実施形態と同様に構成されている。以下、第1実施形態との相違点について図面に基づいて説明する。
図23に示すように、前記照明手段4が、可視光の波長範囲の全域に亘って発光強度を有する前面側及び後面側ライン光源4A’,4B’にて構成されている。具体的には、白色の蛍光灯やハロゲンランプ等が用いられる。そして、前記帯域制限手段101が、前記ペレットの外周における異なる箇所からの各反射光を、前記異なる色(赤色と青色)に対応する各波長帯域の光のみを透過させて前記各受光部5a1,5a2に受光させる複数の色フィルタ51a,51bを利用して構成されている。具体的には、前面側ラインセンサ5Bの光学系51に、赤色のフィルタ51bが内装され、後面側ラインセンサ5Aの光学系51に、青色のフィルタ51aが内装されている。
つまり、図24に示すように、上記各ライン光源4A’,4B’は、可視光の波長範囲の全域において発光強度を有し、又、各受光部5a1,5a2は、可視光の波長範囲の全域に感度を有している(図6(ロ)参照)が、ペレットkの前面側箇所からの反射光は赤色のフィルタ51bを透過して前面側受光部5a2に受光されるので、前面側受光部5a2の受光可能な波長帯域K2’は、赤色に対応する波長帯域になり、同様に、ペレットkの後面側箇所からの反射光は青色のフィルタ51aを透過して後面側受光部5a1に受光されるので、後面側受光部5a1の受光可能な波長帯域K1’は、青色に対応する波長帯域になる。
【0061】
〔別実施形態〕
上記第1、第2実施形態では、複数の受光部5a1,5a2を、モノクロタイプのCCDラインセンサに備えた各受光素子5aを利用して構成したが、CCDラインセンサ以外に、モノクロタイプの撮像管式のテレビカメラの撮像面に形成される各撮像エリアで構成してもよい。
又、複数の受光部5a1,5a2の夫々を、例えば上記CCDラインセンサに備えた各受光素子5aの1個で構成するのではなく、検査対象となる粉粒体や不良箇所の大きさ等により、例えば縦横夫々複数個(2個や3個等)の受光素子5aにて構成される矩形状の領域を各受光部として構成することもできる。
【0063】
第1実施形態では、帯域制限手段101を、前記異なる色に対応する各波長帯域の光によって粉粒体の外周における異なる箇所を夫々照明する照明手段4を利用して構成するために、照明手段4を異なる色(赤色と青色)に対応する各波長帯域の光を発光する蛍光灯にて構成したが、蛍光灯以外のLED光源等で構成したり、あるいは、白色の蛍光灯からの光を色フィルタを通して照明光として用いるようにしてもよい。
【0064】
上記第2実施形態では、帯域制限手段101が、粉粒体の外周における異なる箇所からの各反射光を、異なる色(赤色と青色)に対応する各波長帯域の光のみを透過させて各受光部5a1,5a2に受光させる複数の色フィルタ51a,51bを利用して構成されるとともに、照明手段4を、可視光の波長範囲の全域に亘って発光強度を有するライン光源4A’,4B’にて構成したが、この場合において、照明手段4を第1実施形態と同様に、上記異なる色(赤色と青色)に対応する各波長帯域の光を発光するライン光源4A,4Bにて構成して、各受光可能な波長帯域の波長選択特性を向上させるようにすることもできる。
【0065】
上記第1、第2実施形態では、帯域制限手段101が、前記異なる色として2つの色を設定して、その一方の色に対応する波長帯域を赤色の波長帯域に設定し、且つ、他方の色に対応する波長帯域を青色の波長帯域に設定するように構成したが、前記異なる色として3つ以上の色を設定するようにしてもよく、又、2つの色を設定する場合も赤色と青色に限るものではなく、検査対象の粉粒体の色に応じて適宜設定することができる。
【0066】
上記第1、第2実施形態では、検査対象物としての粉粒体が樹脂ペレットである場合について例示したが、粉粒体はこれに限るものではなく、例えば、精米や玄米等の米粒を検査する場合にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】粉粒体検査装置の全体側面図
【図2】同要部側面図
【図3】同要部斜視図
【図4】制御構成のブロック図
【図5】ラインセンサの受光状態を示す図
【図6】受光可能な波長帯域の特性を示すグラフ
【図7】不良判別についての説明用のグラフ
【図8】検査装置の全体正面図
【図9】操作卓の正面図
【図10】リファレンスデータ作成のための検出配置を示す側面図
【図11】リファレンスデータ作成時のセンサ出力波形図
【図12】照明光量の変化データを示すセンサ出力波形図
【図13】表示パネルの表示例を示す正面図
【図14】表示パネルの表示例を示す正面図
【図15】表示パネルの表示例を示す正面図
【図16】表示パネルの表示例を示す正面図
【図17】表示パネルの表示例を示す正面図
【図18】不良判別用のメモリのブロック図
【図19】ラインセンサの補正後の出力波形図
【図20】ラインセンサの補正後の出力波形図
【図21】制御作動のフローチャート
【図22】制御作動のフローチャート
【図23】第2実施形態における粉粒体検査装置の要部側面図
【図24】第2実施形態における受光可能な波長帯域の特性を示すグラフ
【符号の説明】
4 照明手段
4A 後面側照明部
4B 前面側照明部
5a1,5a2 受光部
5a1 後面側受光部
5a2 前面側受光部
51a 色フィルタ
51b 色フィルタ
100 判別手段
101 帯域制限手段
H 移送手段
IK 移動落下経路
J 検出箇所
Claims (5)
- 粉粒体の存在が予定されている検出箇所を照明する照明手段と、
前記照明手段によって照明された前記粉粒体の外周における異なる箇所からの反射光を各別に受光して、その受光可能な波長帯域内の受光量の総和に対応する明度情報を各別に出力する複数の受光部と、
前記複数の受光部夫々からの明度情報のいずれかが適正明度範囲を外れていると不良であると判別する判別手段とが設けられている粉粒体検査装置であって、
前記複数の受光部からの明度情報が適正な色とそれとは異なる色とに対応するように、前記複数の受光部の受光可能な波長帯域を夫々の一部の波長帯域が重なる状態で異ならせる帯域制限手段が設けられ、
前記複数の受光部のうちの適正な色に対応する受光部からの明度情報に対して定める前記適正明度範囲が、前記粉粒体のうちの適正な色でかつ適正な明度の粉粒体の明度範囲に対応させて定められ、且つ、前記複数の受光部のうちの適正な色とは異なる色に対応する受光部からの明度情報に対して定める前記適正明度範囲が、前記粉粒体のうちの適正な色でかつ適正な明度の粉粒体の明度範囲に対応させて定められ、
粉粒体の群を検査対象物として、一層状態で且つ横幅方向に広がった状態で移動落下経路に沿って移送する移送手段が設けられ、
前記移動落下経路の経路長手方向の途中が、その横幅方向に直線状に延びる前記検出箇所として設定され、
前記検出箇所を照明する照明手段が、前記移動落下経路の前面側を照明する前面側照明部と、前記移動落下経路の後面側を照明する後面側照明部とを備えて構成され、
前記複数の受光部が、前記粉粒体の前記移動落下経路の前面側と後面側との夫々に対応する箇所からの反射光を受光するように、前記移動落下経路の前面側と後面側とに振り分け配置され、
前記移動落下経路の前面側と後面側とに振り分け配置される前面側受光部及び後面側受光部の夫々が、粉粒体の大きさよりも小さい範囲を受光対象範囲とする状態で、前記移動落下経路の横幅方向に複数存在する粉粒体からの反射光を複数の受光部にて分担して受光するように、且つ、前記移動落下経路の横幅方向に複数並べて設けられている粉粒体検査装置。 - 前記帯域制限手段が、前記異なる色に対応する各波長帯域の帯域幅を広幅に設定するように構成されている請求項1記載の粉粒体検査装置。
- 前記帯域制限手段が、前記異なる色に対応する各波長帯域の光によって前記粉粒体の外周における異なる箇所を夫々照明する前記照明手段を利用して構成されている請求項1又は2記載の粉粒体検査装置。
- 前記帯域制限手段が、前記粉粒体の外周における異なる箇所からの各反射光を、前記異なる色に対応する各波長帯域の光のみを透過させて前記各受光部に受光させる複数の色フィルタを利用して構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の粉粒体検査装置。
- 前記帯域制限手段が、前記異なる色として2つの色を設定して、その一方の色に対応する波長帯域を赤色の波長帯域に設定し、且つ、他方の色に対応する波長帯域を青色の波長帯域に設定するように構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の粉粒体検査装置。
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