JP3685504B2 - 情報管理装置 - Google Patents

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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、回線を介してセンタに接続してサービスの提供を管理する情報管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、利用者が回線を介してデータベースに接続して検索などしようとする場合、回線種別に係わらず常にパスワードなどを用いて当該利用者の回線接続チェックを行い、OKとなったときに回線接続するようにしていた。
【0003】
また、利用できるサービスが複数ある場合、サービス毎に利用者コードが登録されているか否かをチェックして利用資格を判定し、利用資格ありと判明したときにのみ当該サービスの提供を受けることができるようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来は回線の種別に係わらず常にパスワードなどをチェックしてOKとなったときに回線接続していたため、LAN(構内交換網)や専用回線のように予め定められた利用者のみしか利用できない回線であっても、他の公衆回線からの回線接続要求と同一に常にパスワードなどをチェックする処理を行い、無駄な処理を行ってしまい回線接続が遅くなったり、オーバーヘッドが発生してしまうという問題があった。
【0005】
また、回線接続した後、サービスが複数ある場合、サービス毎に利用できる利用者コードを決めていたため、利用者がサービスを利用しようとすると、そのサービス毎に当該利用者を登録するという面倒な操作が要求されてしまい、簡単な操作では利用できないという問題があった。
【0006】
本発明は、これらの問題を解決するため、回線種別を判別してチェック不要の回線と判明したときに即回線接続し、チェック要の回線と判明したときにチェックを行ってOKのときに回線接続し、サービスが複数あるときに利用者コード毎にサービスの提供可否を設定し、無駄な回線チェック処理を無くすと共に利用者毎に利用できるサービスを簡易に設定・管理可能にすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
図1は、本発明の原理ブロック図を示す。
図1において、センタ1は、データベース6を管理し、端末8からのサービス要求に対応して接続資格チェックおよびサービス利用資格チェックをしてOKのときにデータベース6を検索して該当する情報を返信するものであって、管理装置2、データベース6、およびサービスプロセス7から構成されるものである。
【0008】
管理装置2は、接続資格チェックおよびサービス利用資格チェックをするものであって、接続資格チェック手段3、サービス利用資格チェック手段4および利用者マスタ5から構成されるものである。
【0009】
接続資格チェック手段3は、接続要求のあった回線の種別を判別し、この判別した回線種別が所定の回線種別のときにそのまま回線接続し、一方、それ以外の回線種別のときに、接続要求時に受信したパスワードおよび回線番号をチェックしてOKのときに回線接続し、NGのときに回線接続しないものである。
【0010】
サービス利用資格チェック手段4は、サービス要求のあった利用者コードをもとに利用者マスタ5を検索して利用できるサービスとして設定されていたサービスへの要求と判明した場合にデータベース6を検索して要求のあったサービスの情報を返信し、一方、利用できるサービスとして設定されていなかったサービスへの要求と判明した場合にサービスの提供を拒否するものである。
【0011】
利用者マスタ5は、利用者のサービス利用資格を予め設定するものである。
データベース6は、各種情報を検索し易く登録したものである。
サービスプロセス7は、データベース6を検索して各種情報を利用者に提供するものである。
【0012】
端末8は、回線を介して接続して情報の提供を要求するためのものである。
【0013】
【作用】
本発明は、図1に示すように、端末8から回線を介した接続要求に対応して、接続資格チェック手段3が接続要求のあった回線の種別を判別し、この判別した回線種別が所定の回線種別のときにそのまま回線接続し、一方、それ以外の回線種別のときに、接続要求時に受信したパスワードおよび回線番号をチェックしてOKのときに回線接続し、NGのときに回線接続しないようにしている。
【0014】
また、端末8から回線を介したサービス要求に対応して、サービス利用資格チェック手段4がサービス要求のあった利用者コードをもとに利用者マスタ5を検索して利用できるサービスとして設定されていたサービスへの要求と判明した場合に、サービスプロセス7にデータベース6を検索して要求のあったサービスの情報を返信させ、一方、利用できるサービスとして設定されていなかったサービスへの要求と判明した場合にサービスの提供を拒否するようにしている。
【0015】
従って、回線種別を判別してチェック不要の回線と判明したときに即回線接続し、チェック要の回線と判明したときにチェックを行ってOKのときに回線接続したり、サービスが複数あるときに利用者コード毎にサービスの提供可否を利用者マスタ5に設定してチェックすることにより、無駄な回線チェック処理を無くすと共に利用者毎に利用できるサービスを簡易に設定してチェックすることが可能となる。
【0016】
【実施例】
次に、図2から図5を用いて本発明の実施例の構成および動作を順次詳細に説明する。
【0017】
図2は、本発明の資格チェックフローチャートを示す。
図2において、S1は、接続要求する。これは、ユーザが図1の端末8のキーボードを操作し、センタ1のデータベース6を検索してサービスの提供を要求するために回線の接続要求を行う。
【0018】
S2は、接続資格のチェックを行う。これは、S1で回線を介して接続要求を受けたセンタ1が回線接続の資格をチェックする。この際、ここでは、センタ1に接続した回線の種別が特定の回線であった場合、例えば専用回線やLAN(企業内回線)の場合には、当該専用回線やLANを使っていることから、回線接続の資格があると判明したので、即回線接続する。一方、それ以外の回線、例えば公衆回線の場合には不特定の利用者から回線接続要求がくるので、パスワードなどが予め登録されているものであるかチェックし、OKのときに回線接続し、NGの場合に回線接続を拒否する。
【0019】
S3は、サービス要求する。これは、S2の接続資格のチェックでOKの応答を受けた端末8の利用者が次に、サービス要求を行う。これは、キーワードを指定した特定の情報やプログラムの提供を要求したり、あるいはそのリストを要求して表示されたリストから選択してサービス要求を回線を介してセンタ1に通知したりする。
【0020】
S4は、サービス利用資格のチェックを行う。これは、利用者からサービス要求を受け付けたセンタ1がサービス要求のあったサービスを利用する資格があるか、後述する図5の利用者マスタ5を参照してチェックし、サービス利用資格が有りと判明したときに、データベース6を検索して該当する情報やプログラムを取り出し、回線を介して端末8に返信し、サービスを提供する。一方、利用者マスタ6を参照してチェックし、サービス利用資格が無いと判明したときは、サービスの提供を拒否する。
【0021】
以上によって、利用者が端末8から回線接続要求した場合に、センタ1で回線種別をチェックして予め定めた回線の場合には即回線接続し、それ以外の回線種別の場合にはパスワード、回線番号などをチェックしてOKのときに回線接続し、NGのときに回線接続を拒否する。そして、回線接続した後、利用者が端末8から介してサービス要求をセンタ1に通知した場合、センタ1は利用者マスタ5を参照してサービス要求のあったサービスの利用資格があるかチェックし、OKと判明したときにデータベース6から情報やプログラムを取り出して回線を介して端末8に返信してサービスを提供する。一方、利用資格があるかチェックし、NGと判明したときにサービスの提供を拒否する。これらにより、専用回線やLANなどの予め設定した回線種別のときに即回線接続し、不要な回線接続チェックを無くし、処理量を少なくして回線接続を迅速に行うことを可能にすると共に、複数のサービスがあっても利用者マスタ5に利用者コードに対応づけて各サービスの利用資格の有無を設定するという簡単な操作で任意に極め細かく設定が可能となった。以下図2から図5を用いて順次詳細に説明する。
【0022】
図3は、本発明の接続資格チェックフローチャートを示す。これは、図2のS2の回線接続の詳細な手順を説明したものである。
図3において、S11は、利用者が端末8を操作して接続要求を回線を介してセンタ1に通知する。
【0023】
S12は、回線の種別を判別する。これは、S11で回線を介して通知された接続要求を受信したセンタ1がその回線の種別が特定の回線の種別、例えばLANまたは専用回線の種別と判別した場合、当該特定の回線は企業内や予め契約した特定の利用者しか利用できないので、回線接続する資格があると判定し、回線接続資格チェックすることなく、即S15の回線接続する。一方、LANや専用回線の種別でない他の回線の種別、例えば不特定多数が利用する公衆回線と判明した場合には、S13で端末8から通知されたパスワードチェックを行い、パスしたときにS14で受け付けた回線番号が予め登録されているものかチェックしてOKのときに回線接続資格が有りと判別し、S15に進む。一方、パスワードチェックあるいは回線番号チェックのいずれかでNGとなった場合には、回線接続を拒否する旨を端末8に回線を介して返答し、回線接続しない。
【0024】
S15は、回線種別がLANや専用回線の場合には即、公衆回線の場合にはパスワードチェックおよび回線番号チェックでOKとなったので、回線を接続し、端末8とセンタ1との間で通信できるように回線接続する。
【0025】
S16は、センタ1が回線接続した状態を端末8に応答する。
S17は、S16の応答に対応して、端末8上に使用可となった旨をディスプレイ上に表示する。これに続いて、後述する図4のフローチャートに従って、サービス要求や検索要求を行う。
【0026】
以上によって、端末8から回線を介して接続要求をセンタ1に通知した場合、センタ1は受信した回線種別が予め定めた特定の回線(例えばLANや専用回線)と判明した場合、即回線接続し、一方、特定の回線でない場合(例えば公衆回線)にはパスワードチェック、回線番号チェックをしてOKとなったときに回線接続する。これにより、特定の回線であるLANや専用回線の場合には重複した無駄な回線接続チェックを無くし、オーバーヘッドを削減すると共に迅速に回線接続することが可能となった。
【0027】
図4は、本発明のサービス利用資格チェックフローチャートを示す。これは、図2のS4のサービス利用資格チェックの詳細な手順を説明したものである。
図4において、S21は、利用者が端末8を操作してサービス要求依頼を回線を介してセンタ1に通知する。これは、既述した図3の回線の接続資格チェックでOKとなって回線接続した後、利用者が端末8を操作して、ここでは、データベース検索、および利用者コードを入力して回線を介してセンタ1に通知する。
【0028】
S22は、S21の通知を受け付けたセンタ1が利用者コードによる利用者マスタ5の利用サービスの検索を行う。これは、後述する図5の利用者マスタ5を検索し、利用者コードをもとに利用サービスの欄の設定されているサービスの利用資格を読み出す。
【0029】
S23は、利用資格ありか判別する。これは、S22で利用者マスタ5から読み出した利用者コードの利用サービスに、これから検索しようとするデータベース検索が含まれていて利用資格があるか判別する。YESの場合には、S24からS28でサービスを提供する。一方、NOの場合には、データベース検索しようとする対象について、利用資格が無いと判明したので、S29で警告メッセージを返信し、S30で端末8のディスプレイ上に警告表示して利用者に利用資格が無い旨を表示して知らせる。
【0030】
S24は、S23のYESで利用資格有りと判別されたので、サービス提供可の旨を回線を介して端末8に通知する。
S25は、S24でサービス提供可の通知を受けた端末8がサービス利用可能な状態となる。
【0031】
S26は、利用者が端末8を操作してサービス要求する。
S27は、サービス提供する。これは、S26のサービス要求を回線を介して受け付けたセンタ1がデータベース6を検索して該当する情報やプログラムを取り出し、回線を介して端末8に返信する。
【0032】
S28は、返信を受けたその情報やプログラムを利用してサービスを享受する。
以上によって、端末8とセンタ1とが回線接続状態のもとで、端末8から回線を介してサービス要求をセンタ1に通知し、センタ1が利用者コードをもとに図5の利用者マスタ5を参照してサービス利用資格有りと判明した場合、データベース6から該当する情報やプログラムを検索して取り出し回線を介して端末8に返信し、端末8がこの情報やプログラムを利用してサービスの提供を受けることが可能となる。この際、サービスが複数ある場合に、利用者マスタ5に利用者コードに対応づけてサービスの利用資格の有無を設定しておき、端末8からサービス要求があったときにこの利用者マスタ5を参照して利用資格有りのときにサービス提供し、無のときにサービス提供を拒絶しているため、利用者毎にサービスの利用資格の有無を任意かつ簡易に設定することが可能となった。
【0033】
図5は、本発明の利用者マスタ例を示す。これは、利用者コード(利用者ID)に対応づけて図示の下記の項目を任意に予め設定するものである。
Figure 0003685504
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、回線種別を判別してチェック不要の回線と判明したときに即回線接続し、チェック要の回線と判明したときにチェックを行ってOKのときに回線接続したり、サービスが複数あるときに利用者コード毎にサービスの提供可否を利用者マスタ5に設定してチェックする構成を採用しているため、無駄な回線チェック処理を無くすと共に利用者毎に利用できるサービスを簡易に設定してチェックすることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の資格チェックフローチャートである。
【図3】本発明の接続資格チェックフローチャートである。
【図4】本発明のサービス利用資格チェックフローチャートである。
【図5】本発明の利用者マスタ例である。
【符号の説明】
1:センタ
2:管理装置
3:接続資格チェック手段
4:サービス利用資格チェック手段
5:利用者マスタ
6:データベース
7:サービスプロセス
8:端末

Claims (1)

  1. 端末が回線を介してセンタに接続され、端末からのサービス要求に応じたサービスの提供を行う情報管理装置において、
    利用者コードに対応づけて利用できるサービスを予め登録する利用者マスタと、
    利用者が操作する端末から回線を介した接続要求があったときに、接続要求してきた回線の種別が特定の回線種別であった場合、そのまま回線接続を行い、一方、公衆回線の場合には、電話番号および該端末から通知されたパスワードが予め登録されているものであるかチェックし、予め登録されているものであれば回線接続し、予め登録されているものでなければ回線接続を拒否する接続資格チェック手段と、
    前記接続資格チェック手段により回線接続した前記端末からのサービス要求に応じて、前記端末から通知された利用者コードをもとに前記利用者マスタを検索して利用できるサービスとして設定されていたサービスへの要求と判明した場合にデータベースを検索して要求のあったサービス情報を返信させ、一方、利用できるサービスとして設定されていなかったサービスへの要求と判明した場合にサービスの提供を拒否するサービス利用資格チェック手段と
    を備えたことを特徴とする情報管理装置。
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