JP3684778B2 - 面発光型半導体レーザアレイ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、面発光型半導体レーザアレイの改良に関する。特に、マトリックス駆動方式の面発光型半導体レーザアレイにおいて、電流通路の抵抗を減少して、消費電力を低下する改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
光交換・光情報処理等の分野に使用するために、面発光レーザ(VCSELすなわちVertical Cavity Surface Emitting
Laser)を2次元的にマトリックス状に配列した面発光レーザアレイが必要であり、特に、極めて大量の面発光レーザが配列されている大規模の面発光型半導体レーザアレイが必要である。
【0003】
ところで、大規模の面発光型半導体レーザアレイを使用するには、これを構成する個々の面発光レーザを独立に駆動する必要があり、それぞれの素子はそれぞれ独立の接続配列で接続されねばならず、したがって、この独立駆動方式であると、M行N列の面発光型半導体レーザアレイの場合は、M×N組の接続配線が必要である。
【0004】
しかし、面発光型半導体レーザアレイの表面に、行方向に各面発光レーザを繋ぐ行方向線を複数平行に設け、一方面発光型半導体レーザアレイの裏面に、列方向に各面発光レーザを繋ぐ列方向線を複数列設けておき、行方向線の一つと列方向線の一つとを選択して、その交点の面発光レーザを選択・点灯する、マトリックス方式の駆動方式が開発された。
【0005】
このマトリックス駆動方式においては、M行N列の面発光型半導体レーザアレイの場合、電極はM+N組あればよい。
【0006】
図15・図16・図17参照
マトリックス駆動方式の面発光型半導体レーザアレイの斜視図(図15)と平面図(図16)と側面図(図17)とを参照して、マトリックス駆動方式の面発光型半導体レーザアレイの1列について説明する。
【0007】
図15は斜視図であり、図16は平面図であり、図17は、図15を図において右から見た側面図である。
【0008】
この面発光型半導体レーザアレイを製造するには、分子線エピタキシー法を使用して、半絶縁性GaAs基板51上に、n+ 型のGaAs層からなる下部コンタクト層52を形成し、この下部コンタクト層52上に、それぞれの膜厚が媒質内波長の1/4であるAlAs層とGaAs層とを交互に積層して、総膜厚が数μmであるn側多層反射膜53を形成する。次に、In0.2 Ga0.8 As層を10nm厚のGaAs層で挟んで構成される量子井戸3層をAl0.4 Ga0.6 Asの層で挟んだ構造を有し媒質内波長と同一の膜厚を有するアンドープ活性層54を形成し、その上に、それぞれの膜厚が媒質内波長の1/4であるAlAs層とGaAs層とを交互に積層して、総膜厚が数μmであるp側多層反射膜55を形成する。なお、n型ドーパントにはSiを、p型ドーパントにはBeを、それぞれ、使用する。次に、リアクティブイオンエッチング法を使用して、56をもって示す配線分離用の溝を形成し、縦方向(図16において上下方向)にM本の行を設ける。溝56の深さは下部コンタクト層52を貫通して半絶縁性のGaAs基板51に達している。行の電気的分離を行うためである。溝56はポリイミドを用いて埋められる。次に、真空蒸着法を使用して、p側多層反射膜55の上にAu層を形成し、このAu層を各列の境界領域から除去して列方向(図16において左右方向)に延びるp側電極配線57をN本形成する。各列方向線をなすp側電極配線57相互間の領域には、p側多層反射膜55から少くとも活性領域54に達する深さまでプロトンを注入して、この溝型領域を絶縁して、列間分離をする。各列の端部(図において手前側の端部)のみ、n+ GaAs層よりなる下部コンタクト層52が露出するまでエッチングを実行する。その上面に各行用の電極パッド(n側電極パッド)58を形成する。各列方向線をなすp側電極57の端部(図において右端)上に、各列用の電極パッド(p側電極パッド)59を形成する。
【0009】
任意の1点(i、j)を選択するには、i行とj列とを選択すればよい。
上記した構造の面発光型半導体レーザアレイにおいては、p側電極配線57は金であるから、p側電極配線57の抵抗は数Ωであって小さいので問題はないが、下部コンタクト層52がn側電極への接続線路となっており、n側電極パッド58から離隔した面発光型半導体レーザの線路抵抗は無視できない程度に大きい。したがって、上記構造のマトリックス駆動型の面発光型半導体レーザアレイの消費電力は決して小さくない。
【0010】
ここに、上述した事項について、さらに詳細に説明する。
図15再参照・図18参照
図15に示した面発光型半導体レーザアレイでは、下側の配線にn+ GaAs層よりなる下部コンタクト層52が用いられており、電極と半導体との接触抵抗は大きくても数Ω以下である。ここで、接触抵抗を、Tranmission
Line Model法を用いてなす解析的手段を使用して確認して見る。図15に示した例では、電極と半導体との接触部分は、電極パッド58である。図18に図15の断面図を示し、電極パッド58とn+ 型GaAs層よりなる下部コンタクト層52との実効的接触距離を演算する。接触抵抗は接触比抵抗と電流の流れる接触面積との積で求められる。この場合、電極材料は金属であり、金属の抵抗および接触比抵抗は小さい、しかし、それに比べn+ GaAs層の抵抗は大きいため、電極58とn+ GaAs層よりなる下部コンタクト層との電気的実効接触部分は、図18においてLtで示した位置までとなる。接触比抵抗ρcを10-6cm2 、n+ GaAs層の抵抗率rsを3×10-4Ωcm(キャリア濃度nを1019cm-3、キャリア移動度μを5000cm2 /Vsecとして、l/enμから求めた。また、eを素電荷1.6×10-19 クーロンとした。)、電極パッドの長さd(図18の紙面水平方向)を1mmとして、式ρc=(Lt×√(ρcrs))÷coth(d/Lt)からLtを求めると、10μmとなる。従って、実効的な接触面積は電極パッドの幅を10μmとした場合、10μm×10μmとなる。接触比抵抗を10-6cm2 とした場合、電極と半導体との接触抵抗は1Ωとなり、面発光レーザ本体の抵抗と比べて十分小さい。
【0011】
しかし、図15に示した面発光型半導体レーザアレイにおいては、下側配線にはn+ GaAs層が用いられているため、配線抵抗をn+ GaAsの、抵抗率×配線長×配線の断面積(配線長1mm、幅20μm、厚さ4μmとした)から求めると、50Ωとなり、無視できない値となる。
【0012】
以上に詳述したように、従来技術に係るマトリックス駆動型面発光レーザアレイは、面発光レーザ素子本体以外の抵抗が大きく、消費電力が大きいという欠点が避け難い。この問題は、消費電力が大きいという欠点ばかりでなく、駆動速度を低下するという欠点も惹起する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の目的は、面発光レーザアレイを構成する面発光レーザの素子本体以外の抵抗が低減されたマトリックス駆動型面発光レーザアレイを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係る面発光型半導体レーザアレイにおいて、上側電極配線のみならず、下側電極配線も金属線としたものである。
【0015】
したがって、本発明に係る面発光型半導体レーザアレイは、活性層を挟んで上下のスペーサ層が形成され、このスペーサ層を挟んで上下の多層反射膜が形成されている面発光型半導体レーザ本体がこの本体の平面積より大きな平面積を有し導電性である下側コンタクト層上に形成される面発光型半導体レーザユニットの複数が、絶縁膜をもって相互に絶縁されて、絶縁性基板上にマトリックス状に配列され、前記のマトリックスの一方向に並置される前記のユニットの複数の上に前記のマトリックスの一方向に連続する金属の帯よりなる上側電極の複数が形成され、前記のマトリックスの他方向に並置される前記のユニットの下側のコンタクト層の上面に、前記のマトリックスの他方向に連続して、金属の帯よりなる下側電極の複数が形成されている。
【0016】
従来導電性半導体層であった下側電極配線が金属に変更されたので、抵抗が低下し、しかも、各ユニットは、この金属配線と直接接続されることになったので、抵抗が低下し、ユニット間の抵抗のばらつきもなくなった。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態に係る面発光型半導体レーザアレイについて、さらに説明する。
【0018】
図4参照
有機金属気相成長法(MOCVD法)を使用して、半絶縁性GaAs基板21の(100)面上に、厚さが0.2μm程度でありアンドープのGaAs層よりなるバッファ層22と、キャリア濃度が1×1019cm-3であり、膜厚が3μmであるn型GaAs層よりなるコンタクト層23とを積層し、さらに、その上層に、Al0.9 Ga0.1 As層とGaAs層とをそれぞれの膜厚が媒質内波長の1/4となるように交互に積層して総膜厚が約2μmであり、1×1018cm-3の濃度にn型不純物(シリコン)を含むn型多層反射膜24を積層する。さらに上層に、アンドープのAl 0.4 Ga0.6 As層よりなる下部スペーサ層25と、In0.2 Ga0.8 As層よりなる量子井戸層3層と、障壁層をなすGaAs層4層とを交互に積層した構造を有するアンドープの活性層26と、アンドープのAl0.4 Ga0.6 As層よりなる上部スペーサ層25aとが積層され、上部および下部スペーサ層25、25aと活性層26の総膜厚が、媒質内波長の整数倍とされている。さらに上層には、Al0.9 Ga0.1 As層とGaAs層とをそれぞれの膜厚が媒質内波長の1/4となるように交互に積層して総膜厚が約2μmであり、1×1018cm-3の濃度にp型不純物(マグネシウム)を含むp型多層反射膜27とを、順次積層する。そして、このp型多層反射膜の上には、膜厚が0.1μmであり、1×1019cm-3の濃度にp型不純物を含むp−GaAs層よりなるコンタクト層28を積層する。ここで、原料ガスとしては、トリメチルガリウム、トリメチルアルミニウム、トリメチルインジウムを使用し、ドーパント材料としては、シクロペンタジニウムマグネシウム、シランを使用し、成長時の基板温度は700℃とし、真空を破ることなく、原料ガスを順次切り替え、連続して成膜を行なうことができる。
【0019】
図5・図6参照
続いて、フォトリソグラフィー法を使用して、行方向と列方向とに溝23aを形成する。
【0020】
行方向溝(図5において紙面に垂直な方向の溝)と列方向溝(図5において紙面に平行な方向の溝)とによって区分されて素子形成領域の複数がマトリックス状に配列されているフォトレジストマスク29を、コンタクト層28上に形成し、四塩化炭素をエッチングガスとしてなす反応性イオンエッチング法を使用して、n型GaAsコンタクト層23の表面またはこのn型のGaAsコンタクト層23の途中までエッチングし、幅30μm程度の溝を格子状に形成し、この格子状の溝23aに囲まれ、1辺の長さが20μm程度である正方形の断面を有する半導体柱sを形成する。図5は側面図であり、図6は平面図である。
【0021】
図7・図8参照
硫酸と過酸化水素と水との混合液をエッチャントとして使用して、断面が正方形である半導体柱sの側面をサイドエッチする。次の工程で形成される行方向電極30(ストライプ状のAuGe層よりなる電極)と断面が正方形の半導体柱sとの絶縁を確保するためである。図7は側面図であり、図8は平面図である。
【0022】
図9・図10参照
前工程で使用したレジストマスク29をマスクとして使用して、AuGeをスパッタし、格子状溝23a内のコンタクト層23上と断面が正方形の半導体柱sとの上にAuGe層30を形成する。図9は側面図であり、図10は平面図である。
【0023】
図11・図12参照
使用済みのフォトレジスト膜29を溶解して、断面が正方形の半導体柱sの上からAuGe層30を除去し、続いて、フォーカスドイオンビームエッチング法を使用して、格子状溝23a内に形成されている格子状AuGe層30の行方向(図11において紙面に垂直な方向)の中心線に沿って、幅2μmのストライプ状の溝30aを、バッファ層22の下面に達するまで形成する。
【0024】
このようにして、n側電極30が完成する。なお、このn側電極30は、面発光型半導体レーザの両側に2個1対として設けられる。したがって、ストライプ状の溝30aは、n側電極30を左右の面発光型半導体レーザに振り分けるためのものである。面発光型半導体レーザの両側にあるn側電極30は相互に接続されているが、これらは相互に同電位であるから何ら支障はない。
【0025】
図1・図2・図3参照
格子状の溝23aをポリイミドで充填して、ポリイミド膜33を形成する。図1は平面図であり、図2は図1の平面図を紙面下方から上方に向かって見た側面図であり、図3は図1の平面図を紙面左右方向に見た側面図である。
【0026】
ポリイミドの膜の表面をコンタクト層28の表面と同一平面になるようにポリッシした後、Au層を形成し、このAu膜を、図1・図3に示すように、各列に対応するストライプ状に(AuGe層をもって形成したn側電極30と直交する方向すなわち図1・図2において紙面に平行する方向に)、分離するとともに、光放出口に対応する開口34を形成して、p側電極31を形成する。Lは光放出方向を示す。
【0027】
以上の工程をもって製造したマトリックス駆動方式の面発光型半導体レーザアレイにおいては、上下の電極がともに金属であるので、電流通路の抵抗が低く、消費電力が少なく、動作速度が速いばかりでなく、各素子の抵抗が均一であり、ばらつきがない。
【0028】
図13に、本発明に係る面発光型半導体レーザアレイの特性を示す、効果確認試験の結果を示す。この効果確認試験の結果は、図15・図16に構成を示す従来技術に係る面発光型半導体レーザアレイに対する条件と同一の条件においてなされた試験結果とあわせて示す。図13に、従来例の抵抗を、本発明の抵抗と比較して示した。レーザ素子の抵抗を100Ωとして、50μm間隔で素子を並べた時、1ビットだけを駆動する場合の抵抗を示してあるが、従来例の場合は素子の数が増えるにつれて、すなわちアレイの規模が大きくなるにつれて増加する。一方、本発明では、ビット数(行数と列数との積)を増加しても素子部位外の抵抗は殆んど増加せず、消費電力は明らかに少ない。
【0029】
図14に、本発明に係るマトリックス駆動型面発光レーザアレイを高速動作させた場合の周波数特性を、図15・図16に構成を示した従来技術に係る面発光型半導体レーザアレイに対する結果と併せて示した。本発明のマトリックス駆動型面発光半導体レーザアレイは、抵抗が小さいため、動作速度が明らかに速い。
【0030】
上記の実施の形態においては、レーザ本体の1例として、InGaAs層とGaAs層との組み合わせよりなる活性層とAlGaAs層よりなるスペーサ層との組を示してあるが、この例の他に、GaAs層またはAlGaAs層とAlGaAs層との組み合わせよりなる活性層とAlGaAs層よりなるスペーサ層との組や、InGaP層またはInGaAlP層とInGaAlP層との組み合わせよりなる活性層とInGaAlP層との組も、汎く知られているので、申し添える。
【0031】
また、上記の実施の形態において、電流導通路としても機能する下側コンタクト層の抵抗は低いことが望ましいので、その不純物濃度は1017cm-3以上であることが望ましい。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明に係るマトリックス駆動型の面発光型半導体レーザアレイは、活性層を挟んで上下のスペーサ層が形成され、スペーサ層を挟んで上下の多層反射膜が形成されている面発光型半導体レーザ本体が本体の平面積より大きな平面積を有し導電性の下側コンタクト層上に形成されている面発光型半導体レーザユニットの複数が、絶縁膜をもって相互に絶縁されて、絶縁性基板の上にマトリックス状に配列され、前記のマトリックスの一方向に並置される前記のユニットの複数の上に前記のマトリックスの一方向に連続する金属の帯よりなる上側電極の複数が形成され、前記のマトリックスの他方向に並置される前記のユニットの下側コンタクト層の上面に、前記のマトリックスの他方向に連続して、金属の帯よりなる下側電極の複数が形成されるので、電流通路の抵抗が小さく、消費電力が少なく、動作速度が速い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る面発光型半導体レーザアレイの平面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る面発光型半導体レーザアレイの側面図(図1を紙面の下方から見た場合)である。
【図3】本発明の実施の形態に係る面発光型半導体レーザアレイの側面図(図1を紙面の左右方向に見た場合)である。
【図4】本発明の実施の形態に係る面発光型半導体レーザアレイの製造工程における側面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る面発光型半導体レーザアレイの製造工程における側面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る面発光型半導体レーザアレイの製造工程における平面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る面発光型半導体レーザアレイの製造工程における側面図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る面発光型半導体レーザアレイの製造工程における平面図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る面発光型半導体レーザアレイの製造工程における側面図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る面発光型半導体レーザアレイの製造工程における平面図である。
【図11】本発明の実施の形態に係る面発光型半導体レーザアレイの製造工程における側面図である。
【図12】本発明の実施の形態に係る面発光型半導体レーザアレイの製造工程における平面図である。
【図13】本発明の実施の形態に係る面発光型半導体レーザアレイの効果確認試験の結果である。
【図14】本発明の実施の形態に係る面発光型半導体レーザアレイの効果確認試験の結果である。
【図15】従来技術に係る面発光型半導体レーザアレイの斜視図である。
【図16】従来技術に係る面発光型半導体レーザアレイの側面図である。
【図17】従来技術に係る面発光型半導体レーザアレイの側面図である。
【図18】従来技術に係る面発光型半導体レーザアレイの欠点を分析した図である。
【符号の説明】
21 半絶縁性GaAs基板
22 アンドープのGaAsバッファ層
23 n−GaAsコンタクト層
23a 格子状の溝
24 n−Al0.9 Ga0.1 As/GaAs多層反射膜
25,25a アンドープのAl0.9 Ga0.1 Asスペーサ層
26 In0.2 Ga0.8 As/GaAs量子井戸層よりなる活性層
27 p−Al0.9 Ga0.1 As/GaAs多層反射膜
28 p−GaAsコンタクト層
29 フォトレジスト膜
30 n側電極
30a n側電極を行方向に絶縁分離する溝
31 p側電極
33 ポリイミド膜
34 光放出口
L 光放出方向
s 柱状体
Claims (2)
- 活性層を挟んで上下のスペーサ層が形成され、該スペーサ層を挟んで上下の多層反射膜が形成されてなる面発光型半導体レーザ本体が、該本体の平面積より大きな平面積を有し導電性の下側コンタクト層上に形成されてなる複数の面発光型半導体レーザユニットを、各々絶縁性樹脂が充填された行方向及び列方向の複数の溝を挟んで絶縁性基板上にマトリックス状に絶縁分離して配列した面発光型半導体レーザアレイであって、
前記マトリックスの一方向に並置される前記複数の面発光型半導体レーザユニットの上に、前記マトリックスの一方向に連続する金属の帯よりなる複数の上側電極が形成され、前記マトリックスの他方向に並置される前記面発光型半導体レーザユニットの下側コンタクト層の上面に、前記マトリックスの他方向に連続して、金属の帯よりなる複数の下側電極が前記面発光型半導体レーザ本体と離間して形成されており、
さらに、前記マトリックスの他方向の複数の溝の底部における一部分が、前記絶縁性基板上まで貫通して連続した凹部を形成しており、該連続した凹部を介して隣り合う面発光型半導体レーザユニットが絶縁分離され、該隣り合う面発光型半導体レーザユニットの下側電極が、前記連続した凹部を介して両側に形成されていることを特徴とする面発光型半導体レーザアレイ。 - 少なくとも、絶縁性基板上に下側コンタクト層及び複数の面発光型半導体レーザ本体となる多層膜を形成した後、該多層膜にフォトリソグラフィー法で行方向及び列方向に複数の溝を形成することにより複数の面発光型半導体レーザユニットをマトリックス状に作製し、次いで、前記下側コンタクト層上に下側電極を前記面発光半導体レーザ本体と離間させるように形成した後、前記マトリックスの一方向の複数の溝の底部における一部分に前記絶縁基材上まで貫通して連続した凹部を形成して隣り合う面発光型半導体レーザユニットの下側電極を、前記連続した凹部を介して両側に形成し、さらに前記溝全体に絶縁性樹脂を充填した後、前記マトリックスの他方向に並置された面発光型半導体レーザユニットの上に、金属の帯よりなる複数の上側電極を連続して形成することを特徴とする面発光型半導体レーザアレイの製造方法。
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