JP3683011B2 - アクセル制御装置の回転数設定方法 - Google Patents

アクセル制御装置の回転数設定方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バックホウ、ホイールローダ、或いはコンバイン等の作業機に好適なアクセル制御装置に係り、詳しくは、エンジン回転数調節手段を電気アクチュエータで操作する電気連係式のアクセル制御装置において、電気アクチュエータの駆動量に対して現出されるエンジン回転数との相対関係を設定する手段に関する。
【0002】
【従来の技術】
先に出願した特願平6‐204072号において、作業装置が駆動状態のときにはエンジン回転数をアクセルレバーに対応した高速回転にし、作業装置が駆動されていないときには略アイドリング状態に自動的に変更されるように制御して、騒音と燃費の改善を図る技術、所謂、オートアイドル制御が行えるようにしたアクセル装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記アクセル制御装置においては、アクセルレバーの操作量と、その操作量に対して現出されるエンジン回転数との関係、つまり、ガバナレバーがどのくらい操作されたときにどのくらいのエンジン回転数が現出されるかの相対関係を予め設定しておくことが制御作動上必要である。
但し、実機毎の誤差により、電気アクチュエータの駆動量に対するエンジン回転数の関係を一律に規定することは困難であるため、出荷前において機種毎に上記関係を設定する操作が必要である。
本発明の目的は、エンジン回転数調節手段と実エンジン回転数との関係を操作簡単に設定できる方法を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕
上記目的達成のための第1発明は、
〔イ〕エンジン回転数調節手段と、これを駆動操作可能な電動アクチュエータと、人為操作されるアクセル操作具と、このアクセル操作具の操作位置を検出する第1センサと、エンジン回転数調節手段の操作位置を検出する第2センサとを備え、
アクセル操作具の操作位置に対応した位置にエンジン回転数調節手段が操作されるように、第1,第2センサと電動アクチュエータとを連係するアクセル制御手段を設けてあるアクセル制御装置の回転数設定方法において、
〔ロ〕エンジン回転数調節手段をエンジン回転数増大側の限界まで、及びエンジン回転数減少側の限界までの夫々に操作したときにおける該エンジン回転数調節手段の両操作位置と、これら両操作位置の間の操作域を複数分割したときのこれらの分割した各操作位置とを求め、これら求められた複数の操作位置とそれらの各操作位置にエンジン回転数調節手段を操作したときに測定した実エンジン回転数との関係データを求め、その求められた複数のデータから、エンジン回転数調節手段の操作量に対するエンジン回転数の関係を設定するようにしてあることを特徴とするアクセル制御装置の回転数設定方法である。
【0005】
第2発明は、前記〔イ〕の構成を備えたアクセル制御装置の回転数設定方法において、
〔ハ〕前記エンジン回転数調節手段をエンジン回転数増大側の限界まで、及びエンジン回転数減少側の限界までの夫々に操作したときにおける該エンジン回転数調節手段の両操作位置と、これら両操作位置の間の操作域を複数等分したときのこれらの分割した各操作位置とを求め、これら求められた複数の操作位置とそれらの各操作位置にエンジン回転数調節手段を操作したときに測定した実エンジン回転数との関係データを求め、その求められた複数のデータから、前記エンジン回転数調節手段の操作量に対するエンジン回転数の関係を設定するようにしてあるアクセル制御装置の回転数設定方法である。
【0006】
第3発明は、前記〔イ〕の構成を備えたアクセル制御装置の回転数設定方法において、
〔ニ〕エンジン回転数調節手段をエンジン回転数増大側の限界まで操作したときの最高エンジン回転数と、エンジン回転数減少側の限界まで操作したときの最低エンジン回転数と、これら両エンジン回転数の間の回転数域を複数分割したときの各中間エンジン回転数とを求め、
この求められた複数の中間エンジン回転数に合わせた実エンジン回転数と最高及び最低エンジン回転数を現出させるときのエンジン回転数調節手段の被操作量の関係データを求め、その求められた複数のデータから、エンジン回転数調節手段の操作量に対するエンジン回転数の関係を設定することを特徴とするアクセル制御装置の回転数設定方法である。
【0007】
第4発明は、前記〔イ〕の構成を備えたアクセル制御装置の回転数設定方法において、
〔ホ〕前記エンジン回転数調節手段をエンジン回転数増大側の限界まで操作したときの最高エンジン回転数と、エンジン回転数減少側の限界まで操作したときの最低エンジン回転数と、これら両エンジン回転数の間の回転数域を複数等分したときの各中間エンジン回転数とを求め、
この求められた複数の中間エンジン回転数に合わせた実エンジン回転数と前記最高及び 最低エンジン回転数を現出させるときの前記エンジン回転数調節手段の被操作量の関係データを求め、その求められた複数のデータから、前記エンジン回転数調節手段の操作量に対するエンジン回転数の関係を設定することを特徴とするアクセル制御装置の回転数設定方法である。
【0008】
第5発明は、前記〔イ〕の構成を備えたアクセル制御装置の回転数設定方法において、
〔ヘ〕エンジン回転数調節手段をエンジン回転数増大側の限界まで、及びエンジン回転数減少側の限界までの夫々に操作したときにおける該エンジン回転数調節手段の両操作位置と、これら両操作位置の間の操作域を複数分割したときのこれらの分割した各操作位置とを求め、これら求められた複数の操作位置とそれらの各操作位置にエンジン回転数調節手段を操作したときに測定した実エンジン回転数との関係データを求め、その求められた複数のデータから、前記エンジン回転数調節手段の操作量に対するエンジン回転数の関係を設定する調節操作と、
〔ト〕予め決められた所定エンジン回転数と、その所定回転数を現出するときの前記エンジン回転数調節手段の所定操作位置との関係データを求める検査操作とを行い、
〔チ〕前記調節操作によって求められた前記エンジン回転数調節手段の操作量に対するエンジン回転数の関係において、エンジン回転数調節手段を前記所定操作位置に操作したときのエンジン回転数の、前記検査操作を行うための所定エンジン回転数に対する誤差が所定範囲内になるまで、調節操作を繰り返し行うことを特徴とするアクセル制御装置の回転数設定方法である。
【0009】
第6発明は、前記〔イ〕の構成を備えたアクセル制御装置の回転数設定方法において、
〔リ〕前記エンジン回転数調節手段をエンジン回転数増大側の限界まで、及びエンジン回転数減少側の限界までの夫々に操作したときにおける該エンジン回転数調節手段の両操作位置と、これら両操作位置の間の操作域を複数等分したときのこれらの分割した各操作位置とを求め、これら求められた複数の操作位置とそれらの各操作位置にエンジン回転数調節手段を操作したときに測定した実エンジン回転数との関係データを求め、その求められた複数のデータから、前記エンジン回転数調節手段の操作量に対するエンジン回転数の関係を設定する調節操作と、
〔ト〕予め決められた所定エンジン回転数と、その所定回転数を現出するときの前記エンジン回転数調節手段の所定操作位置との関係データを求める検査操作とを行い、
〔チ〕前記調節操作によって求められた前記エンジン回転数調節手段の操作量に対するエンジン回転数の関係において、エンジン回転数調節手段を前記所定操作位置に操作したときのエンジン回転数の、前記検査操作を行うための所定エンジン回転数に対する誤差が所定範囲内になるまで、調節操作を繰り返し行うことを特徴とするアクセル制御装置の回転数設定方法である。
【0010】
〔作用〕
請求項1及び請求項2の構成によれば、エンジン回転数調節手段をエンジン回転数の増大側及び減少側夫々の限度まで操作したときのエンジン回転数調節手段の位置及びエンジン回転数、すなわち最高回転数と最低回転数とを測定する。そして、エンジン回転数調節手段の両限界操作位置の間の操作域を複数分割(複数等分)して得られる分割した各操作位置と、エンジン回転数調節手段をそれらの各操作位置に操作したときの実エンジン回転数とを測定し、それら関係データからエンジン回転数調節手段の操作位置とエンジン回転数との関係(以後、回転数調節位置関係と呼ぶ)を求めるのである。
【0011】
例えば、ガバナレバー23操作用のギヤードモータ24の実駆動回動角度を10分割(10等分)することで、最高及び最低の各限界操作位置と計9箇所の中間操作位置との、合計11箇所のギヤードモータ24の操作位置においてエンジン回転数を測定して、ギヤードモータ操作位置とエンジン回転数との関係データを求める。
そして、図21に示すように、隣合う関係データどうしを直線で結ぶことによって関係グラフを作成し、以後はその関係を基準にして制御を行うのである。
【0012】
請求項3及び請求項4の構成によれば、エンジン回転数調節手段をエンジン回転数の増大側及び減少側夫々の限度まで操作したときのエンジン回転数調節手段の位置及びエンジン回転数、すなわち最高回転数と最低回転数とを測定する。そして、得られた最高及び最低エンジン回転数の間の回転域を複数分割(複数等分)して得られる各中間エンジン回転数に合わせた実エンジン回転数と、そのときのエンジン回転数調節手段の操作位置とを測定し、それら関係データから回転数調節位置関係を求めるのである。
【0013】
請求項5及び請求項6の構成によると、請求項1乃至は請求項2の構成によって設定された回転数調節位置関係が実使用に耐えられる精度を備えているかどうかの検査操作を行い、予め設定された精度が得られるまで回転数調節位置関係を得るための調節操作を繰り返す方法である。
つまり、アイドリング回転数といった制御上で必要となるエンジン回転数値を所定回転数とし、その所定回転数を得るためのエンジン回転数調節手段の操作位置を請求項1乃至は請求項2の方法によって設定された回転数調節位置関係から求め、それによって現出される実エンジン回転数と所定回転数との誤差が予め設定された値(例えば、±3%)を現出するまで、調節操作をやり直すのである。
従って、この検査操作により、回転数調節位置関係の精度を向上させることができるのである。
【0014】
〔効果〕
請求項1乃至請求項4のいずれに記載のアクセル制御装置の回転数設定方法でも、電気連係式のアクセル制御装置を実使用できるようにする調節操作を、比較的簡単で効率的に行えるようにできた。特に請求項2及び請求項4に記載のアクセル制御装置の回転数設定方法では、エンジン回転数とエンジン回転数調節手段の操作位置との関係データを任意に抽出して全体の関係を推し量る手段に比べ、複数等分による関係データで全体の関係を推し量る本願の手段の方が信頼性の点で優れている。
【0015】
請求項5及び請求項6に記載のアクセル制御装置の回転数設定方法では、検査操作によって回転数調節位置関係の確認ができる分、その設定精度が向上し、より細かな操作変動に対しても忠実にエンジン回転数を変動し得るといった具合いに、アクセル制御装置の制御精度を向上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を、バックホウのアクセル制御装置について図面に基づいて説明する。
図1にバックホウが示され、1はクローラ走行装置、2は旋回台、3は掘削作業装置、19はドーザ、20は運転部である。掘削作業装置3は、旋回台2に上下揺動自在に取付けられるブーム4、アーム5、及びバケット6を備えるとともに、ブームシリンダ11、アームシリンダ12、及びバケットシリンダ13を備えて構成されている。ブーム4は、中間ブーム14及びオフセットシリンダ7を備えた平行オフセット構造に構成されている。
運転部20には、操縦席30が配置され、その左右両脇に十字揺動可能な操作レバー9,10が配備されている。
【0017】
図2には油圧回路が示されている。簡単に説明すると、掘削作業装置3やクローラ走行装置1用等のセンターバイパス形式の各制御弁V1 〜V9 のうち、ブームシリンダ11、アームシリンダ12、バケットシリンダ13、及び旋回モータ(図示せず)用の4個の制御弁V2,V5,V6,V7 については、前述した一対の操作レバー9,10によるパイロット圧で切換操作されるようにしてある。
エンジン8で駆動される3個の油圧ポンプ15,16,17は9個の制御弁用であり、18は前述した4個の制御弁V2,V5,V6,V7 を切換操作するパイロット弁31〜34にパイロット圧を供給するパイロットポンプである。
【0018】
このバックホウでは、アクセルレバー21の操作位置に対応したエンジン回転数が現出されるように、第1,第2センサ26,43とギヤードモータ24とを連係する第1アクセル制御手段A1を備えるとともに、
ブームシリンダ11等の油圧アクチュエータが作動しているときには、アクセルレバー21の操作位置に対応したエンジン回転数を現出し、油圧アクチュエータが停止しているときには、アクセルレバー21の操作位置如何に拘らずにエンジン回転数を自動的にアイドリング側に変更操作する第2アクセル制御手段A2を備えている。
【0019】
すなわち、図2に示すように、エンジン8にはガバナー(エンジン回転数調節手段の一例)22が備えられ、そのガバナレバー23を駆動操作するギヤードモータ24、パイロット圧を検出する圧力センサ25、及びハンドアクセルレバー21の操作位置を検出する第1ポテンショメータ26、ギヤードモータ24の回動操作量を検出するフィードバック用の第2ポテンショメータ43を制御装置27に接続して第1及び第2アクセル制御手段A1,A2を構成してある。
【0020】
第1アクセル制御手段A1は、要するに、ギヤードモータ24の駆動力を用いて、アクセルレバー21の操作通りのエンジン回転数を現出させる一般的な電気操作制御のことであり、所謂、オートアイドルと呼ばれる第2アクセル制御手段A2について以下に詳述する。
【0021】
第2アクセル制御手段A2は、アイドリング位置aにあるハンドアクセルレバー21を操作して、作業状態におけるエンジン回転数(通常はフルアクセル位置mにセットする)を設定し、作業状態であればその設定回転数を維持し、非作業時(無負荷時)にはアクセルレバー21が位置mにセットされたままとしながらエンジン回転数をアイドリング状態に落とすのである。
作業状態であるか否かはパイロット圧が立つているか否かで判断される。すなわち、いずれかの操作レバー9又は10が操作されてパイロット圧が立つと制御弁が中立位置以外の位置に切換られている状態であり、パイロット圧が立たないと制御弁は中立位置にあるからである。
【0022】
従って、圧力センサ25の検出情報によって作業状態であるか否かの判断を行い、作業状態であればハンドアクセルレバー21で設定されたエンジン回転数となるように、ギヤードモータ24でガバナレバー23が操作されるとともに、非作業状態であればギヤードモータ24を駆動してアイドリング状態に操作されるのである。
又、左右の走行用制御弁V3,V4 夫々の中立位置を検出する走行検出スイッチ(図示せず)を設け、これら両走行用制御弁V3,V4 が共に中立操作されると自動的にアイドリング状態になるように、両走行検出スイッチが制御装置27に接続されている。従って、作業中だけでなく、移動走行中においても負荷がなくなる(走行停止)と、エンジン回転数を設定回転数からアイドリングに自動的に落とすように作用するのである。
【0023】
次に、ガバナー22を自動操作するアクセル操作装置Bについて説明する。
図3〜図5に示すように、ギヤードモータ(駆動操作用アクチュエータの一例)24の出力アーム28とガバナレバー(被操作レバーの一例)23とをプッシュプル式の操作ワイヤー(連動部材の一例)29で連動連結してある。又、ガバナレバー23は、ガバナー22に内装されたリターンバネ(図示せず)によってアイドリング位置i側に戻し付勢されている。
そして、出力アーム28の単位回動角に対する操作ワイヤー29の移動量が、出力アーム28の回動角が大になるに伴って小さくなるように、ガバナレバー23がアイドリング位置にあるときの出力アーム28と操作ワイヤー29とで形成される挟角を、ガバナレバー23が最大操作位置にあるときの出力アーム28と操作ワイヤー29とで形成される挟角よりも小に設定してある。
【0024】
すなわち、出力アーム28と操作ワイヤー29との挟角αは、ガバナレバー23がアイドリング位置iにあるときでは約75度であり、ガバナレバー23が最大操作位置maxにあるときでは約165度になっている。その最大回動状態は、ギヤードモータ24の取付基板35に取付けられたピン36と出力アーム28との接当によって現出されており、確実に出力アーム28を止める構造である。アイドリング位置においても出力アーム28の位置を規制するピン36aを設けても良い。
【0025】
又、ガバナレバー23と操作ワイヤー29との挟角βは、ガバナレバー23がアイドリング位置iにあるときでは約140度に、かつ、ガバナレバー23が最大操作位置maxにあるときでは約90度になるように設定してある。つまり、ガバナー22側においては、操作ワイヤー29の単位移動量に対するガバナレバー23の揺動角度が、ガバナレバー23の非操作揺動角度が大になるに連れて小さくなるようにしてあり、戻し付勢力の軽いアイドリング位置付近ではガバナレバー23は大きく動くが、最大操作位置付近では動きが鈍くなるようにしてある。
ガバナレバー23は2箇所のストッパー機構37,38によってアイドリング位置iと最大操作位置maxを位置決めするようにしてある。
【0026】
図6,図7に示すように、大型のエンジンにも使用できるよう、外部のギヤ減速機構39でトルクアップさせたギヤードモータ24でも良い。つまり、駆動小ギヤ40に咬合する従動大ギヤ41を取付基板35に支承するとともに、その軸に嵌装された巻バネ42により、エンジン回転数が上がる方向に従動大ギヤ41を戻し付勢してある。そして、従動大ギヤ41に取付けられた出力アーム28と操作ワイヤー29とが連結されている。この場合でも、出力アーム28と操作ワイヤー29との挟角α、及びガバナレバー23と操作ワイヤー29との挟角βの関係は上述した通りである。
【0027】
次に、アクセル操作装置Bの電流制御について説明する。このアクセル操作装置Bでは、アクセルレバー21の操作通りにガバナレバー23を操作するための位置制御手段C、エンジンの最高回転数を必ず現出させるための押付け制御手段D、ギヤードモータ24を操作位置で確実に停止させるための電流漸減制御手段E、ガバナレバー23を操作位置に確実に保持させるための保持電流制御手段(位置保持制御機能に相当)F、不要なハンチングを防止するべく不感帯幅を自動的に調節する不感帯幅調節制御手段G、故障等の異常時におけるギヤードモータ保護のための遮断制御手段Hを制御装置27に備えてある。
図8に示すように、アクセルレバー21の操作位置を検出する第1ポテンショメータ(第1センサの一例)26、出力アーム28の操作位置を検出する第2ポテンショメータ(第2センサの一例)43、不感帯幅の設定器44、ギヤードモータ24、及び電源45等を制御装置27に接続してある。
【0028】
位置制御手段Cは、アクセルレバー21で設定されたエンジン回転数が現出されるように、第1,第2ポテンショメータ26,43、及びギヤードモータ24とを連係して出力アーム28を駆動操作するものである。つまり、アクセルレバー21を揺動操作すると、その操作量を第1ポテンショメータ26が読み取り、その操作量に見合った目標操作位置に出力アーム28を移動させるようにギヤードモータ24を正又は負方向に駆動(以下、正駆動、負駆動と定義する)する。 そして、出力アーム28が目標操作位置になったかどうかを第2ポテンショメータ44が読み取り、異なるときにはその目標操作位置が現出されるまでギヤードモータ24を正又は負駆動するフィードバック制御を行うのである。
【0029】
位置制御手段Cにおいては、図10に示すように、アクセルレバー21の操作による目標停止位置と現在のモータ位置との偏差値に応じてギヤードモータ24の駆動速度を変える制御を行うモータ速度制御手段Mcが制御装置27に備えてある。すなわち、偏差値がある程度小さな値p1 以下であれば、ギヤードモータ24を最低速度で駆動し、そこからある程度大きな値p2 までは、その偏差値の大小に応じて駆動速度を増減する。そして、値p2 を越える偏差値ではギヤードモータ24を最高速度で駆動させるのであり、位置制御を正確、かつ、迅速に行わせることに寄与している。
従って、アクセルレバー21をゆっくり操作すればギヤードモータ24は低速駆動され、アクセルレバー21を素早く操作すればギヤードモータ24は高速駆動されるのである。
【0030】
押付け制御手段Dは、出力アーム28が、これの最大操作位置maxの少し手前に設定された所定操作位置sに到達すると、第1ポテンショメータ26の検出値の如何に拘らずに、出力アーム28が最大操作位置maxへ強制操作されるように、つまり、ギヤードモータ24で常にトルクを発生させて出力アーム28をその操作限界に押付けるように、第2ポテンショメータ43とギヤードモータ24とを連係するものである。
【0031】
すなわち、上述した位置制御状態において、第2ポテンショメータ43の検出値kを読み取ることにより、アクセルレバー21の揺動操作に伴う出力アーム28の操作位置が所定操作位置sに到達したことを検出すると、図11に示すように、ギヤードモータ24の駆動電流を迅速に増大し、ガバナレバー23を限界まで操作するべく出力アーム28を最大操作位置maxへ一気に操作する。それから、電流を徐々に減少させてガバナレバー23の戻し付勢力に対向し得るトルクを発生するに必要なアイドリング電流(後述する保持電流制御状態)まで下げ、その状態を維持するのである。つまり、所定操作位置sを境に位置制御状態と押付け制御状態とが切換わるようになる。
但し、所定操作位置sまでの領域では位置制御状態にあるので、押付け制御開始時点での電流は必ずしも一定ではなく、例として図11において実線、一点破線、二点破線等で示されるように、ケース・バイ・ケースによって異なるものである。
【0032】
電流漸減制御手段Eは、位置制御手段Cによって出力アーム28が目標操作位置に到達すると、ギヤードモータ24の駆動電流を、操作された位置においてガバナレバー23の戻し付勢力に対抗し得るトルクを発生するに必要なアイドリング電流まで徐々に減らす制御を行うものである。すなわち、ギヤードモータ24への電流を急に断つと、あたかも動摩擦状態であるギヤードモータ24に戻し付勢力が作用するような状況となり、目標操作位置から押し戻されてしまい易いのであるが、電流を漸減させるとあたかも静止摩擦状態となったギヤードモータ24に対して戻し付勢力が作用するような状況となり、その付勢力に十分対向して目標操作位置から押し戻されないようにできるのである。
【0033】
つまり、図12に示すように、目標停止位置(目標操作位置)の不感帯(後述)に、エンジン回転数増大方向である正駆動で達した場合には、その時点での正の駆動電流を保持電流(アイドリング電流)まで線型に下げる(実線ライン)のであり、エンジン回転数減少方向である負駆動で不感帯に達した場合には、その時点での負の駆動電流から生の値である保持電流まで漸変(一点破線ライン)させるのである。又、図6に示す外部減速機構付きギヤードモータ24(バネアシスト付き)では、アイドリング位置付近においては負の保持電流に落ち着くようになる(二点破線ライン)。
電流の漸減(又は漸増)形態としては、電流値(アンペア)を次第に(線型に、又は非線型に)減らしていくやり方でも、パルス電流におけるデューティー比を変化させるやり方でも良く。要するに、いきなりアイドリング電流に下げず、穏やかに減じてゆくのである。尚、図12において、実線ラインと一点破線ライン夫々の平行部分は同じ電流値である。
【0034】
保持電流制御手段Fは、出力アーム28が目標操作位置達した後に、ガバナレバー23の戻し付勢力に対向し得るトルクをギヤードモータ24が発生するに必要な保持電流(アイドリング電流)を供給するものであり、前述したように、押付け制御手段D又は電流漸減制御手段Eの後において作動するものである。
ギヤードモータ24は、故障時に人為操作で動かせるように、ウォームギヤではなく平ギヤによる減速機構(図示せず)を内蔵している。そのため、その平ギヤ減速機構の摩擦抵抗、操作ワイヤー29の摺動抵抗、及びモータのブラシ抵抗の合計抵抗では戻し付勢力に対向して出力アーム28を停止させるには不十分であり、その足りない分のトルクをモータで発生させることにより、確実に目標操作位置に保持させるものである。
【0035】
すなわち、出力アーム28の角度(つまりは、ガバナレバー23の角度)に対応した保持電流のマップデータが制御装置27に予め記憶させてあり、出力アーム28が目標操作位置に達した後にその保持電流が持続されるように制御されるのである。
具体的には、図13(ロ)に示すように、出力アーム28にアシストバネが装着されないタイプのギヤードモータ24の場合には、出力アーム28の全回動角の前半分の角度域では、前述した合計抵抗でガバナレバー23の戻し付勢力に対抗できるので保持緒電流は零であり、そこから後半分の回動角域では保持電流は線型に増加されるという保持電流マップ・データが制御装置27にインプットされている。
【0036】
一方、図13(イ)に示すように、出力アーム28にエンジン回転数増大方向に付勢するアシストバネ(巻きバネ)42が装着された外部減速機付きギヤードモータ24(図6、図7参照)の場合には、ガバナレバー23の戻し付勢力とアシストバネ42の付勢力との相殺により、出力アーム28の全回動角の前4等分部分では負の保持電流を供給し、後4等分部分では正の保持電流を供給し、そして、中央2箇所の4等分部分では保持電流が零に設定されているのである。
【0037】
不感帯幅調節制御手段Gは、位置制御におけるギヤードモータ24の素早いハンチングの回数が所定回数よりも多いと自動的に不感帯を拡大するように制御させるものであり、不要なハンチングを防止して、目標操作位置で出力アーム28を良好に停止保持させるものである。
すなわち、位置制御手段Cでは、ギヤードモータ24の通電停止後の微量のオーバーランを許容するとか連続的なハンチングを避けるために、アクセルレバー21の操作位置に対応する出力アーム28の操作位置を一点ではなく、ある幅を持った操作領域として定めている。その操作領域が不感帯に相当し、アクセルレバー21の操作位置に対応した不感帯が重なる部分に出力アーム28が位置しているようなときには、アクセルレバー21を微操作しても出力アーム28は動かないように作用するのである。
【0038】
そこで、例を挙げてハンチング発生時の制御作動を、図14、図15を参照して説明する。ここで、素早いハンチングが2回起きれば不感帯幅を拡大するものと想定する。
先ず、制御開始前に設定器44を操作して不感帯幅を設定し、それから、アクセルレバー21をアイドリング位置aから所定操作位置s以下の範囲におけるエンジン回転数増大方向へ適量操作する。そして、位置制御手段Cによって目標停止位置の不感帯における最小操作位置に到達する〔図14(イ)〕と、漸減制御によってアイドリング電流まで徐々に供給電流を下げるのであるが、その間に出力アーム28が、すなわち、第2ポテンショメータ43の検出値kが不感帯における最大目標操作位置を通り越して反対側に抜け出てしまうとハンチングが生じることになる。
【0039】
この場合、上記抜け出しに要する時間が所定時間(予め、制御装置27に記憶されている)以内であればハンチング回数がカウントされるとともに再び位置制御状態〔図14(ロ)〕になる(但し、所定時間よりも長いとカウントされずに位置制御状態に戻る)。
そして、位置制御によってギヤードモータ24が負駆動され、第2ポテンショメータ43の検出値kが不感帯の最大操作位置に達する〔図14(ハ)〕と、漸減制御によってその位置で必要なアイドリング電流まで徐々に供給電流が下げられるが、その間に動いても検出値kが不感帯内で止まれば保持電流制御に切換わって制御終了〔図14(ニ)〕になるが、不感帯の最小操作位置を通り過ぎれば2回目のハンチングとなる。
【0040】
その場合、不感帯の抜け出しに要する時間が前述した所定時間よりも長いと、ハンチングカウントされずに位置制御状態にに戻り(図15〔ホ〕)、ギヤードモータ24の正駆動によって検出値kが不感帯内で止まれば保持電流制御に切換わって制御終了〔図15(ヘ〕)となる。
しかしながら、再び不感帯抜け出し時間が所定時間以内(図15〔ト〕)であればハンチングカウントされて計2回となり、不感帯幅が拡大され(図15〔チ〕)、位置制御に戻るのである。つまり、不感帯内に検出値kが所定回数以下のハンチングで落ち付くまで、制御作動が繰り返されるのである。
【0041】
つまり、ハンチングの状態により、図14、図15に示す(イ)から(チ)の各作用は、(1)(イ)→(ロ)→(ハ)→(ニ)、(2)(イ)→(ロ)→(ハ)→(ホ)→(ヘ)、及び(3)(イ)→(ロ)→(ハ)→(ト)→(チ)という順で作動する種々の組み合わせがあり、要は、ハンチングの頻度が設定状態よりも多いと不感帯幅を広げるのである。
【0042】
上、一連の動作においては、所定時間以内で不感帯を通り越すハンチングであるかどうかの判断、及び、素早いハンチング回数をカウントすることで、ハンチング回数を検出する頻度検出手段48が構成されている。そして、その素早いハンチング回数が所定回数を上回ると、不感帯幅を最初に設定した状態よりも拡大し、不要なハンチングが生じない状態となるまで不感帯幅が自動調節されるのである。この不感帯幅の調節を電気的に処理して、設定器44の表示部(液晶表示等)44aに、最初の設定値とともに表示すれば、不感帯幅調節制御手段Gによる不感帯の変化状況を把握できて便利である。
【0043】
遮断制御手段Hは、ギヤードモータ24への電流値を検出する電流計46と、第2ポテンショメータ43が目標値に到達するに要する時間を検出する計測手段47とを備えて構成され、計測手段47による検出時間が所定時間よりも長いとギヤードモータ24への通電を断つように作動する。所定時間とは、ギヤードモータ24の最大操作量を移動するに要する時間であり、具体的には、出力アーム28をアイドリング位置iから最大操作位置max迄(又はこの逆)操作するに必要なギヤードモータ24の連続駆動動時間、又はこれに若干の誤差時間を加算した時間として制御装置27において設定されている。
【0044】
つまり、操作ワイヤー29が錆びて摩擦抵抗が増大する等によって出力アーム28の追従速度が遅いとか、或いは異物の噛み込みで揺動不能になるといった不都合が生じると、ギヤードモータ24への電流が通常よりも増大するから、そのことによって制御に異常を来したと判断してギヤードモータ24への通電を断つように、遮断制御手段Hが作用するのである。
【0045】
以上、一連の制御は、図9に示すフローチャートに従って行われる。先ず、設定器44で不感帯幅を設定(#1)し、それから、例えばアイドリング位置にあるアクセルレバー21を作業状態とするべく所定の操作位置に操作(#2)し、エンジン8の回転数を上昇させる。
そして、位置制御(#3)による第2ポテンショメータ43の検出値kが所定値(出力アーム28のs位置)よりも大きいと、位置制御から押付け制御に切換わり(#5)、出力アーム28をエンジン回転数が最大となるように最大操作位置maxへ向けて押付けてから保持電流制御状態(#6)になる。
【0046】
第2ポテンショメータ43の検出値kが所定値よりも小であれば、その目標値の不感帯に到達するに要した時間を検出し(#7)、その時間が所定時間よりも長いと何らかの異常があったとしてギヤードモータ24への通電を断つ遮断制御手段H(#8)が作動し、制御が中断されるのである。
上記到達時間が所定時間内であり、かつ、不感帯内にあれば(#10)、電流漸減制御手段E(#9)が作動してギヤードモータ24への供給電流をフェードアウトして停止させて#6の保持電流制御に切り換わり、出力アーム28をその位置に保持するのである。
【0047】
そして、#10において第2ポテンショメータ43の検出値kが設定された不感帯外にあり、かつ、その不感帯通り越しに要する時間が所定時間よりも長い(#11)と、再度#3の位置制御に戻り、ギヤードモータ24が負駆動される状態からやり直される。つまり、不感帯抜け出し時間が長いと、以後、この状態が繰り返されないので、不感帯を拡大する対象とはしない考えである。
【0048】
不感帯通り越し時間が所定時間より短いと、以後にもハンチングが繰り返されるおそれが高いので、不感帯拡大の対象と見なし、頻度検出手段48の機能によってハンチング回数がカウントされる(#12)。ハンチング回数が1回以下であれば#3の位置制御からやり直し、2回になると不感帯幅を拡大し(#13)、それから#3の位置制御からやり直すのである。
つまり、ハンチングが2回以上になると不感帯が狭いと判断し、不感帯幅調節制御手段Gが作動して不感帯を拡大するのであり、最初に設定された不感帯が非常に狭いと、不感帯拡大調節が2回以上行われることもありうる。尚、このハンチングに伴う詳しい制御作動状態は、図14,15を参照して説明済である。
以上の電流制御作動は、自動アクセリング装置Aによるギヤードモータ24の自動調節作動中においても同様に発揮されるのである。
【0049】
図8に示すように、エンジン8が起動されたか否かを検出する起動検出手段Iと、ガバナー22の操作位置に対応した又ははぼ対応したエンジン回転数が現出されたことを検出する回転検出手段50とを備え、エンジン起動後において回転検出手段50が検出作動するまでは第1アクセル制御手段A1による制御が実行され、かつ、回転検出手段50が検出作動した後は第2アクセル制御手段A2による制御が実行されるように、起動検出手段Iと第1,第2アクセル制御手段A1,A2とを連係する切換制御手段Jを設けてある。
【0050】
次に、ガバナレバー23を所定量操作したときの実エンジン回転数との関係データを複数求め、その求められた複数の関係データから、回転数調節位置関係(ガバナー22の操作量に対するエンジン回転数の関係)を設定する方法について説明する。ガバナレバー23の操作量は、ギヤードモータ24部分に設けられた第2ポテンショメータ43に置き換えているので、実際には、ギヤードモータ24の駆動量とエンジン回転数との関係を設定する調節操作と、それによって定められた関係が正確であるか否かを検査する検査操作とを行うものである。以下、図18、図19に示すフローチャートを参照して説明する。
【0051】
先ず、ギヤードモータ24をエンジン回転数増大側の限界、及びエンジン回転数減少側の限界の夫々に操作したときにおける出力アーム28(即ちガバナレバー23)の両限界操作位置(レバーMAX位置:P1 ,レバーMIN位置:P11)と、これら両限界操作位置の間の操作域を10等分したときの出力アーム28の各中間操作位置(P2 〜P10の9箇所)とを求める(#1〜#3)。
そして、実際に必要となる学習目標回転数である、エコノミー回転数(2100rpm)、AIアイドリング回転数(1400rpm)、アイドリング回転数(1150rpm)のうちの1つをセットし(#4)、そのセットされた学習目標回転数が、ガバナレバー23のどの操作位置領域にあるときに対応するものかをリサーチする(#5)。
【0052】
そのリサーチ(#5)ルーチンのフローチャートが図19に示されている。先ず、ガバナレバー23が最大操作位置P1 にあるときのその操作位置をPuとし、かつ、そのときのエンジン回転数をRuとして記憶し(#51)、それからギヤードモータ24をエンジン回転数の低下方向に駆動しての位置制御(#52)を行う。そして、#3で求められた9箇所の中間操作位置のうちの最初の中間操作位置(すなわち、P2 )に到達し、かつ、ギヤードモータ24が停止したかどうかの判断を行い(#53)、エンジン回転数の安定化のために、モータ停止後所定時間(例えば、1.5秒)経過したら(#54)、その最初の中間操作位置でのガバナレバー23の操作位置Pdと、そのときのエンジン回転数Rdとを記憶する(#55)。
【0053】
そして、学習目標回転数(例えば、エコノミー回転数)が、#5のルーチンで求められたガバナレバー23の隣合う操作位置における高い方Ru及び低い方Rdの回転数の間の値であれば(#6)、次の#9に進む。そうでないとき(すなわち、先に求めた低い方の回転数Rbよりも低い回転数の状態)には、先に求めた低い方の値であるPd,Rdの値を高い方の値であるPu,Ruに置き換え(#7)、かつ、そのときのuが10以下であれば(#8)、#5に戻る。つまり、前回よりも回転数が1段階低い領域を再度設定して#6の判断を行うものであり、該当する領域が見つかるまで#5ルーチンが繰り返される。
【0054】
学習目標回転数を挟む前後のガバナレバー23の操作位置及びエンジン回転数が求まると、その2点(Pu,Ru:Pd,Rd)を直線で結ぶ近似式により、学習目標回転数を現出するガバナレバー23の操作位置を演算して割り出し、記憶する(#9)。これで1個の所定回転数を出すべきギヤードモータ24の駆動量が学習されたことになる。そして、#10において次の学習目標回転数(所定回転数)が有れば#4に戻り、無ければ次に進む。以上の動作が調節操作の部分である。
【0055】
学習目標回転数が無くなれば、検査操作に入る。すなわち、#11において、先ず、学習目標回転数に対応した位置にガバナレバー23を移動する。これは、調節操作で既に求められている。そして、そのガバナレバー23の移動後の操作位置での実エンジン回転数を測定して学習目標回転数との誤差を算出し、かつ、予め設定された誤差である±α以内であるかどうかを判断する(#12)。
例えば、エコノミー回転数(2100rom)を現出すべきガバナレバー23の操作位置における実エンジン回転数が2058rpmであるとすると、その誤差は−2%である。従って、αが3%であればOKである、といった具合になるのである。
【0056】
そして、誤差が範囲外であると#1に戻り、要するにスタートからやり直しとなる。#12がOKであれば、次の検査すべき学習ガバナレバー23位置があるかどうかを判断し(#13)なければ終了であり、有れば検査操作の最初である#11に戻る。
従って、求められたガバナレバー23の操作位置の精度が全て規定内になるまで、以上の制御動作が繰り返されるものである。
【0057】
ここで補足説明をする。ガバナレバー23の10等分とは、例えば、最小操作位置が0度、最大操作位置が120度であれば、9箇所の中間操作位置は、12度、24度、36度、……、108度といった具合いになる。
所定回転数とは、アイドリング回転数(1150rpm)が現出される場合、及びオートアイドル制御の作用によって現出されるアイドリング側の所定回転数であるAI(オートアイドルの略)アイドリング回転数(1400rpm)が現出される場合、及び、ロードセンシングシステムを維持可能な最低回転数であるエコノミー回転数(2100rpm)の3点であり、検査操作ではこれら3点についての精度が検査される。
【0058】
尚、作業装置の負荷との差圧を所定値に維持するロードセンシングについては、特開平7‐103204号公報等において公知の技術であり、ここではその詳細な説明については割愛する。
【0059】
図17には、調節操作、及び検査操作によって求められた4点を結ぶ関係グラフであるラインc、ギヤードモータ24の駆動量とエンジン回転数との真の関係であるラインb、及びラインdが示されている。ラインcはラインbに近似する折れ線の関係であり、ラインdはラインcの約80〜90%の値の回転数を示す関係である。
【0060】
従って、この場合では、図18に示すフローチャートにおけるステップ#10までを3回繰り返すものとなっている。又、ラインdは、アクセルレバー21に対応したエンジン回転数とみなすラインcに対する所定回転数として定義する。 又、所定回転数(学習目標回転数)をリサーチするのに、ギヤードモータ24を一方向に駆動させることにより、例えば、ギヤードモータ24をPI制御によって目標位置に駆動操作する手段では発生するヒステリシスを防止でき、制御精度向上させることができる。
【0061】
ラインdは次の機能に役立つものである。すなわち、アクセルレバー21をある操作位置にセットした状態でエンジン8を始動させると、冷えたエンジンは本来の回転数よりもかなり低い回転数で回るが、暖気されて暖まってくるに従って回転数が上昇し、暖気運転が終了するとラインcを満たす回転数となる。そこで、前述した調節操作完了に伴って制御装置27にはラインc,dが記憶されるようにしてあり、エンジン起動後における回転計(ピックアップ等)50の計測値(回転数)がラインdを越えると、暖気運転がほぼ終了したと見なし、それまでの第1アクセル制御手段A1状態から、第2アクセル制御手段A2、すなわちオートアイドル状態に切換るように切換制御手段Jが機能するのである。
この場合、エンストによる再始動の可能性もあるため、回転計50による計測値が600rpm以上を維持することによってエンジン8が起動されたと判断するものであり、その回転計50で起動検出手段Iが兼用構成されている。
【0062】
図16に切換制御手段Jの作用を示すフローチャートが示され、先ず、回転計50により、エンジンが始動されたかどうかを判断し(#1)、エンジン回転安定化のために始動後1.4秒経過したかどうかを判断し(#2)、経過しておれば回転計50による測定値が図17に示すラインdに到達したかどうかを判断し(#3)、到達しておれば暖気運転終了と見なしてオートアイドル制御状態に切換えるのである。実際には、切換え後4秒経過後に第2アクセル制御手段A2によるアイドリング回転数に落とすように制御される。
【0063】
又、アクセルレバー21の操作に対して現出されるエンジン回転数が、第1ポテンショメータ26等の各センサ類の取付誤差によってばらつくのを補正するために、実機毎にアクセルレバー21とエンジン回転数との関係を学習する補正操作を行うようにしてある。
すなわち、アクセルレバー21を最大及び最小の両限界位置に操作したときのエンジン回転数を求め、その補正操作された後は、アクセルレバー21の操作による最高及び最低エンジン回転数が定まるのである。
【0064】
図20に示すフローチャートを参照して説明すると、最初に、アクセルレバー21の最低及び最大の各操作位置における初期値(コンバータの信号電圧等)を、第1ポテンショメータ26の操作範囲が実際に操作される範囲よりも意図的に広くした状態で仮に決めておく(#1)。
そして、学習開始制御のスイッチをONする等の操作により、レバー学習が開始されたか否かを判断し(#2)、開始されたなら、先ず、現在のレバー位置に対応した値とアクセルレバーmaxの初期値とを比較し(#3)、現在のレバー位置の値の方が大きいとそのレバー位置を最大操作位置と見なし(#4)、次の#5に進むが、現在のレバー位置の値の方が小さい場合でも#5に進む。
【0065】
#5では、現在のレバー位置に対応した値とアクセルレバーminの初期値とを比較し、現在のレバー位置の値の方が小さいとそのレバー位置を最小操作位置と見なし(#6)、次の#7に進むが、現在のレバー位置の値の方が大きい場合でも#7に進む。#7では、最初にONしたスイッチがOFFに操作されたとか、タイマー等によってON後の一定時間の経過、或いは一定の制御作動終了といったことにより、レバー位置学習が終了すると補正操作終了となり、未だ学習が終わっていないときには#3に戻るのである。
【0066】
上記制御が開始されると、アクセルレバー21の操作位置は常時測定されており、アクセルレバー21を最大及び最小操作位置の間で1往復以上移動させることにより、補正操作の目的が達成される。もし、アクセルレバーがその機械的な最大側の限界まで操作されなかった場合があったとすると、その位置で最高エンジン回転数となり、それよりさらに限界側にレバー操作されてもエンジン回転数は変化しないように制御されるのである。
従って、実際にはアクセルレバー21の上記往復移動操作を複数回繰り返すこにより、確実に両限界操作位置を学習できて、レバー操作域を有効に利用できるようになる。
【0067】
〔別実施形態〕
(1) 回転数調節位置関係を以下のようにして求めて良い。
ギヤードモータ24をエンジン回転数増大側の限界まで、及びエンジン回転数減少側の限界までの夫々に操作したときにおける出力アーム28の両操作位置と、これら両操作位置の間の操作域を10等分したときの各中間操作位置とを求め、これら求められた複数の操作位置とそれら各操作位置でのエンジン回転数との関係データを求め、その求められた複数のデータから、回転数調節位置関係を設定するのである。
【0068】
つまり、最小操作位置が0度、最大操作位置が120度であれば、9箇所の中間操作位置は、12度、24度、36度、……、108度といった具合いの合計11点の関係データが求められる。そして、図21に示すグラフのように、上記11点をプロットし、互いに隣合う2点を直線で結ぶ方法により、求められた11点の関係データからギヤードモータ24の駆動量とエンジン回転数との関係であるラインfを設定するのである。この手段では、真のラインcにより近づいたものとなる。
【0069】
又、上記手段は、ガバナレバー23の操作位置を基準としての10等分によって決まる回転数との関係データであるが、ガバナレバー23の最大及び最小操作位置におけるエンジン回転数を、その間の回転域を10等分したエンジン回転数を基準としてガバナレバー23の操作位置を求めた関係データでも良い。
すなわち、例えば最大回転数が2800rpmで、最小回転数が800rpmとすれば、1000rpm、1200rpm、1400rpm、……、2000rpmという回転数に対応したガバナレバー23の各中間操作位置を求める。
そして、上記2種類の調節操作によって求められた回転数調節位置関係の夫々に、検査操作を加えたものして実行させるものでも良い。
【0070】
本実施形態では、ガバナレバー23の操作位置を検出する第2センサ43をギヤードモータ24内に設けて、出力アーム28の角度を計ること間接的にガバナレバー23の角度を検出するように構成してあるが、直接ガバナレバー23の角度を検出するよう、該ガバナレバー23の軸心に第2ポテンショメータ43を設けても良い。
又、エンジン回転数調節手段としては、ディーゼルエンジン8用のガバナーの他、ガソリンエンジン用のスロットルでも良い。
【0071】
図17に示すエンジン回転数とギヤードモータ24との関係グラフにおいて、求めた3点を上膨らみとなる曲線のラインで結ぶものでも良い。これは、ギヤードモータ24の、すなわち、ガバナレバー23の操作量とエンジン回転数の変化との関係が線型ではないということが、予めかなり正確に予測されるような場合に有効である。
【0072】
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 バックホウの側面図
【図2】 油圧回路図
【図3】 アクセル操作装置の実機での配置状態を示す平面図
【図4】 アクセル操作装置のアイドリング状態を示す作用図
【図5】 アクセル操作装置の最大操作状態を示す作用図
【図6】 別構造アクセル操作装置のアイドリング状態を示す作用図
【図7】 別構造アクセル操作装置の最大操作状態を示す作用図
【図8】 アクセル操作装置及びその電流制御装置の制御系統を示すブロック図
【図9】 電流制御のフローチャートを示す図
【図10】 ギヤードモータの作動目標速度グラフを示す図
【図11】 押付け制御による電流の経時変化を示す図
【図12】 電流漸減制御による電流の経時変化を示す図
【図13】 保持電流制御における電流の経時変化を示す図
【図14】 ハンチング及び不感帯幅調節制御の機能を示す概念図その1
【図15】 ハンチング及び不感帯幅調節制御の機能を示す概念図その2
【図16】 切換え制御手段のフローチャートを示す図
【図17】 回転数調節位置関係のグラフを示す図
【図18】 調節操作、及び検査操作のフローチャートを示す図
【図19】 学習目標回転数リサーチのフローチャートを示す図
【図20】 アクセルレバーによる補正操作のフローチャートを示す図
【図21】 別方法による回転数調節位置関係のグラフを示す図
【符号の説明】
21 アクセル操作具
22 エンジン回転数調節手段
24 電動アクチュエータ
26 第1センサ
43 第2センサ
A1 アクセル制御手段

Claims (6)

  1. 〔イ〕エンジン回転数調節手段(22)と、これを駆動操作可能な電動アクチュエータ(24)と、人為操作されるアクセル操作具(21)と、このアクセル操作具(21)の操作位置を検出する第1センサ(26)と、前記エンジン回転数調節手段(22)の操作位置を検出する第2センサ(43)とを備え、
    前記アクセル操作具(21)の操作位置に対応した位置に前記エンジン回転数調節手段(22)が操作されるように、前記第1,第2センサ(26),(43)と前記電動アクチュエータ(24)とを連係するアクセル制御手段(A1)を設けてあるアクセル制御装置の回転数設定方法であって、
    〔ロ〕前記エンジン回転数調節手段(22)をエンジン回転数増大側の限界まで、及びエンジン回転数減少側の限界までの夫々に操作したときにおける該エンジン回転数調節手段(22)の両操作位置と、これら両操作位置の間の操作域を複数分割したときのこれらの分割した各操作位置とを求め、これら求められた複数の操作位置とそれらの各操作位置にエンジン回転数調節手段(22)を操作したときに測定した実エンジン回転数との関係データを求め、その求められた複数のデータから、前記エンジン回転数調節手段(22)の操作量に対するエンジン回転数の関係を設定するようにしてあるアクセル制御装置の回転数設定方法。
  2. 請求項1に記載の前記〔イ〕の構成を有したアクセル制御装置の回転数設定方法であって、
    〔ハ〕前記エンジン回転数調節手段(22)をエンジン回転数増大側の限界まで、及びエンジン回転数減少側の限界までの夫々に操作したときにおける該エンジン回転数調節手段(22)の両操作位置と、これら両操作位置の間の操作域を複数等分したときのこれらの分割した各操作位置とを求め、これら求められた複数の操作位置とそれらの各操作位置にエンジン回転数調節手段(22)を操作したときに測定した実エンジン回転数との関係データを求め、その求められた複数のデータから、前記エンジン回転数調節手段(22)の操作量に対するエンジン回転数の関係を設定するようにしてあるアクセル制御装置の回転数設定方法。
  3. 請求項1に記載の前記〔イ〕の構成を有したアクセル制御装置の回転数設定方法であって、
    〔ニ〕前記エンジン回転数調節手段(22)をエンジン回転数増大側の限界まで操作したときの最高エンジン回転数と、エンジン回転数減少側の限界まで操作したときの最低エンジン回転数と、これら両エンジン回転数の間の回転数域を複数分割したときの各中間エンジン回転数とを求め、
    この求められた複数の中間エンジン回転数に合わせた実エンジン回転数と前記最高及び最低エンジン回転数を現出させるときの前記エンジン回転数調節手段(22)の被操作量の関係データを求め、その求められた複数のデータから、前記エンジン回転数調節手段(22)の操作量に対するエンジン回転数の関係を設定するようにしてあるアクセル制御装置の回転数設定方法。
  4. 請求項1に記載の前記〔イ〕の構成を有したアクセル制御装置の回転数設定方法であって、
    〔ホ〕前記エンジン回転数調節手段(22)をエンジン回転数増大側の限界まで操作したときの最高エンジン回転数と、エンジン回転数減少側の限界まで操作したときの最低エンジン回転数と、これら両エンジン回転数の間の回転数域を複数等分したときの各中間エンジン回転数とを求め、
    この求められた複数の中間エンジン回転数に合わせた実エンジン回転数と前記最高及び最低エンジン回転数を現出させるときの前記エンジン回転数調節手段(22)の被操作量の関係データを求め、その求められた複数のデータから、前記エンジン回転数調節手段(22)の操作量に対するエンジン回転数の関係を設定するようにしてあるアクセル制御装 置の回転数設定方法。
  5. 請求項1に記載の前記〔イ〕の構成を有したアクセル制御装置の回転数設定方法であって、
    〔ヘ〕前記エンジン回転数調節手段(22)をエンジン回転数増大側の限界まで、及びエンジン回転数減少側の限界までの夫々に操作したときにおける該エンジン回転数調節手段(22)の両操作位置と、これら両操作位置の間の操作域を複数分割したときのこれらの分割した各操作位置とを求め、これら求められた複数の操作位置とそれらの各操作位置にエンジン回転数調節手段(22)を操作したときに測定した実エンジン回転数との関係データを求め、その求められた複数のデータから、前記エンジン回転数調節手段(22)の操作量に対するエンジン回転数の関係を設定する調節操作と、
    〔ト〕予め決められた所定エンジン回転数と、その所定回転数を現出するときの前記エンジン回転数調節手段(22)の所定操作位置との関係データを求める検査操作とを行い、〔チ〕前記調節操作によって求められた前記エンジン回転数調節手段(22)の操作量に対するエンジン回転数の関係において、エンジン回転数調節手段(22)を前記所定操作位置に操作したときのエンジン回転数の、前記検査操作を行うための所定エンジン回転数に対する誤差が所定範囲内になるまで、前記調節操作を繰り返し行うようにしてあるアクセル制御装置の回転数設定方法。
  6. 請求項1に記載の前記〔イ〕の構成を有したアクセル制御装置の回転数設定方法であって、
    〔リ〕前記エンジン回転数調節手段(22)をエンジン回転数増大側の限界まで、及びエンジン回転数減少側の限界までの夫々に操作したときにおける該エンジン回転数調節手段(22)の両操作位置と、これら両操作位置の間の操作域を複数等分したときのこれらの分割した各操作位置とを求め、これら求められた複数の操作位置とそれらの各操作位置にエンジン回転数調節手段(22)を操作したときに測定した実エンジン回転数との関係データを求め、その求められた複数のデータから、前記エンジン回転数調節手段(22)の操作量に対するエンジン回転数の関係を設定する調節操作と、
    〔ト〕予め決められた所定エンジン回転数と、その所定回転数を現出するときの前記エンジン回転数調節手段(22)の所定操作位置との関係データを求める検査操作とを行い、〔チ〕前記調節操作によって求められた前記エンジン回転数調節手段(22)の操作量に対するエンジン回転数の関係において、エンジン回転数調節手段(22)を前記所定操作位置に操作したときのエンジン回転数の、前記検査操作を行うための所定エンジン回転数に対する誤差が所定範囲内になるまで、前記調節操作を繰り返し行うようにしてあるアクセル制御装置の回転数設定方法。
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